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リファレンスマニュアル この度は Multi LABELISTOCX ( 以下 MLOCX) をお求めいただきありがとうございます MLOCX は 弊社製汎用ラベル / タグ発行システム MultiLABELIST V4 ( 以下 MLV4) の資産 を利用し よりお客様のカスタマイズを実現するため

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2014年 6 月 10 日

株式会社 サトー

Multi LABELIST OCX

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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この度は、「Multi LABELIST OCX」(以下 MLOCX)をお求めいただきありがとうございます。 MLOCX は、弊社製汎用ラベル/タグ発行システム「Multi LABELIST V4」(以下 MLV4)の資産 を利用し、よりお客様のカスタマイズを実現するため開発いたしました。 MLV4 で登録したレイアウトファイルをもとに自由度の高いラベル/タグ発行システムを構築して いただくために MLV4 の一部の機能は省かせていただきましたが、LAN、シリアルポート、パラ レルポート、および弊社製プリンタドライバと、出力デバイスを問わない設計が可能です。また、標 準のプロトコルとしてステータス監視機能をサポートしており、プリンタがどのような状態になって いるか取得することができます。 MLOCX の優れた機能がプログラマの皆さまのお役に立つことを開発者一同心より願っております。 ・ 本マニュアルの一部または全部を弊社の許可なく複製などすることを禁じます。 ・ 本マニュアルの内容は、訂正・改善のため予告なく変更することがあります。 ・ 本マニュアルを運用した結果の影響については責任を負いかねますのでご了承ください。 ・ 本マニュアルの内容については万全を期しておりますが、万一ご不審な点やお気づきの点がござ いましたら、弊社までご連絡ください。

・ 本マニュアルでは例などの部分において開発言語に Visual Basic 6.0、Visual Basic 2010 を 使って説明しています。

・ SATO、Multi LABELIST は、サトーホールディングス株式会社の登録商標または商標です。 ・ Microsoft、Windows、ActiveX コントロールは、米国マイクロソフト社の登録商標です。 ・ その他記載されている会社名、製品名は各社の登録商標または商標です。

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

2 MLOCX をご使用いただくには、次のハードウェアとソフトウェアが必要です。 ◆ ハードウェア 下記対応 OS が動作する環境 5MB 以上の空き容量を持つハードディスク 弊社ラベルプリンタ ◆ ソフトウェア

対応 OS(32bit)Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista 、Windows XP Widows Server 2008、Windows Server 2003

対応 OS(64bit)Windows 8.1、Windows 8、Windows 7

Widows Server 2012 R2、Widows Server 2012、Widows Server 2008 R2 ※32bit アプリケーションから利用します。詳細は注意事項「64bit 版 OS での 利用に関して」をご確認ください。

稼動確認済 Visual Basic 2012、Visual C# 2012、Visual Basic 2010、Visual C# 2010、 開発ツール Visual Basic 2008、Visual Basic 2005、Visual Basic .NET2003

Visual Basic 6.0、Visual C++ 6.0

Access 2010、Access2002、Access2000 <補足説明>Windows2000 について

Multi LABELIST me 販売終了に伴い、Ver.4.10.0.1 で Windows2000 のサポートを終了しまし た。

<補足説明>プリンタドライバの利用

プリンタドライバの対応 OS をご確認下さい。汎用プリンタドライバは Pr 毎に対応 OS に違いがあ ります。また専用プリンタドライバは MLme の対応 OS に準拠します。

<補足説明>開発ツール

MLOCX は ActiveX コントロール(COM コンポーネント)をサポートする開発言語であれば使用可 能ですが、開発言語によって ActiveX コントロールの利用に制限があるため、注意が必要です。

<注意>マルチスレッドでの利用

MLOCX は.NET 環境で利用できるマルチスレッドには対応しておりません。発行処理を複数同時に 行う場合は、実行プログラムを複数起動するマルチタスクで利用してください。

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◆ レイアウト作成ソフトウェア

MLOCX で利用するレイアウトファイルを新規作成するには、弊社汎用ラベル/タグ発行システム Multi LABELIST V4 が必要です。

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概要・特長 ···

開発環境のセットアップ ··· インストール プロジェクトへ組込む アンインストール

開発アプリケーションの配布 ··· 配布するファイル 配布方法 インストーラの作成 複数バージョンの混在

バージョンアップ方法 ··· 開発環境 配布アプリケーション

プロパティ・メソッド一覧 ··· Multi LABELIST OCX

プロパティ一覧 メソッド一覧 イベント一覧

プロパティウィンドウでの設定 ··· 環境設定 動作設定 通信設定

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Multi LABELIST OCX

5 ◆ 概要・特長 MLOCX は MLV4 のレイアウトファイルを利用してラベル/タグ印字を行うメインモジュールです。 ● カスタマイズできるフォームオーバーレイ機能 「Multi LABELIST V4」の機能のひとつにフォームオーバーレイ機能があります。これは、大 量に発行を行うフォーマットの固定部をプリンタに登録し、後に可変部のみ送信することで印字 パフォーマンスを向上することができる機能です. 「Multi LABELIST V4」では固定部のフォーマットを自動で識別してプリンタに登録していま すが、MLOCX ではプリンタに登録できる固定フォーマットを設計者によってカスタマイズでき ます。 「より効率良く」。現場の声を反映した機能です。 ● 独立した動作設定 印字濃度、印字速度、印字位置の補正といった「Multi LABELIST V4」で設定できる機能を MLOCX でも設定できます。その場に応じて最適な環境で使用することができます。 ● 出力デバイスを問わない設計

MLOCX では標準で COM、LPT および TCP/IP から出力することができます。また、弊社製 プリンタドライバ(汎用・専用)をインストールすることによって、プリンタドライバからの出 力も可能です。業務の規模に応じて多彩なシステム構成が構築できます。 ● ステータス取得機能 MLOCX ではプリンタとの通信プロトコルとしてステータス3、ステータス4、およびラパン用 ステータスを標準でサポートしております。これは弊社独自の通信プロトコルで、現在のプリン タの状態を取得することができます。また発行指示毎にステータスIDやジョブ名を付加するこ とによって、どの発行指示でエラーが発生したか監視することも可能です。 ● 同期モード・非同期モードの切り替え MLOCX では通信方式として同期モードと非同期モードをサポートしています。 通信メソッドを同期モードで使用した場合はそのメソッドの戻り値で、非同期モードで使用した 場合は対応するイベントで正常終了、通信エラーを通知します。 アプリケーションを容易に作成出来るため、通常は同期モードでの使用を推奨します。 非同期モードは発行中に他のオペレーションを行うことが出来るため、運用効率を良くする場合 もありますが、イベント処理に秀でたエキスパートプログラマ向けであり、思わぬバグが発生す る危険性があります。十分注意してご使用下さい。

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Multi LABELIST OCX

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◆ 開発環境での利用方法

Visual Studio など開発ツールがセットアップされた開発環境(PC)に MLOCX をインストールし、 フォームに配置して利用します。MLV4 と共に利用する場合は、バージョンにより対応プリンタや 各種機能に違いがあるため、必ず MLOCX と MLV4 は共通のバージョンにして下さい。 ● インストール セットアップを実行することで、特定のディレクトリに MLmeControl.OCX、MLEdit32.DLL、 MLmeControl.LIC、PrinterFiles フォルダをインストールします。 <ファイル名> <概要> <インストール先> MLmeControl.OCX MLOCX 本体モジュール ① MLmeControl.LIC ライセンスファイル ① MLEdit32.DLL 特殊編集用 DLL ① PrinterFiles(フォルダ) プリンタ情報ファイル ② ① ウィザードで指定したフォルダ(デフォルト「C:\Program Files\MLmeControl」) ② OS により異なります。 <Windows 2000/XP/2003 の場合>

C:\Documents and Settings\All Users\Application Data\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles <Windows Vista 以降の場合>

C:\ProgramData\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles

<注意>プリンタ情報ファイルの格納先

MLOCX Ver.4.2.0.2 で Windows Vista 対応に伴い、MLOCX インストール時のプリンタ情報ファ イル(PrinterFiles フォルダ以下)の格納場所を変更しています。

この変更に併せて、Ver.4.2.0.3 で本プロパティの初期値をプリンタ情報ファイルがインストールさ れるパスに変更しております。

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Multi LABELIST OCX

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● フォームに配置する

プロジェクトで利用するために、フォーム(Windows フォーム)に MLOCX を配置します。

<Visual Basic 6.0 の場合>

① 「プロジェクト(P)」メニューから「コンポーネント(O)…」を選択します。

② 「コントロール」タブから「Multi LABELIST ActiveX Control module」を選択して、<OK> ボタンをクリックします。

③ ツールボックス追加された MLOCX のアイコンを選択しフォームに配置します。

<Visual Basic 2010 の場合>

① プロジェクトのメニューで「ツール」-「ツールボックス アイテムの選択」を選択します。 ② 「COM コンポーネント」タブの「Multi LABELIST ActiveX Control module」を選択

して、「OK」ボタンをクリックします。

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8 ● アンインストール インストール時に指定されたフォルダ(デフォルト「C:\Program Files\MLmeControl」)か ら MLmeControl.OCX、MLEdit32.DLL、MLmeControl.LIC を削除します。MLV4 と共用し ているため、プリンタ情報ファイル(PrinterFiles フォルダ)は削除しません。 <手順> ① コントロールパネルを開き「プログラムの変更と削除」を選択します。 ② 「Multi LABELIST OCX」を選択し、「削除」をクリックします。

③ 「選択したアプリケーション、およびすべてのコンポーネントを完全に削除しますか?」と いうダイアログが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。

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9 ◆ 開発アプリケーションの配布 MLOCX を使用したアプリケーションを配布する場合、アプリケーション(実行ファイル)と共に MLmeControl.ocx、プリンタ情報ファイル、レイアウトファイルを配布する必要があります。これ は、Visual Basic の実行環境をアプリケーションと共に配布するのと同様の考え方です。 また、必要に応じて MLEdit32.DLL も配布してください。 ● 配布するファイルについて <ファイル名> <概要> <配布の可否> MLmeControl.OCX MLOCX 本体モジュール ○ MLmeControl.LIC ライセンスファイル × MLEdit32.DLL 特殊編集用 DLL ○ PrinterFiles(フォルダ) プリンタ情報ファイル ○ *****.mllay レイアウトファイル ○ ○:弊社との特別な契約なしに自由に配布することができます。 ×:アプリケーションといっしょに配布してはいけません。 レイアウトファイルおよびプリンタ情報ファイルの詳細については3章の LayoutFile プロパティ、 PrnPath プロパティおよび6章の注意事項を参照してください。 ● 配布方法 MLmeControl.ocx は、配布先にコピーするだけでは動作しません。レジストリに登録する必要 があります。Windows 付属の regsvr32 を利用する方法もありますが、配布が簡単なインスト ーラを作成する方法をおすすめします。 ● インストーラの作成 Visual Studio 付属のディストリビューションウィザードやセットアッププロジェクトを利用す ることで作成可能です。詳細は「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル」、「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル(VS2005 版)」をご参照ください。

● 複数バージョンの混在

MLOCX のバージョンが開発時と異なる場合に、アプリケーションの実行時に致命的なエラー (実行時エラー)が発生する可能性があります。WindowsXP 以降の場合、旧バージョンの MLOCX が存在する環境にインストールする可能性がある場合は、MicroSoft の「Reg-Free COM サポート機能」を利用することで、問題を回避出来ます。「Reg-Free COM サポート機能」 の詳細は Microsoft や Visual Studio の技術情報をご確認ください。MLOCX での利用方法は 「Multi LABELIST OCX 練習マニュアル(VS2005 版)」をご参照ください。

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10 ◆ バージョンアップ方法 ● 開発環境のバージョンアップ ① 古いバージョンの MLOCX をアンインストールします。 ② 新しいバージョンの MLOCX をインストールします。 ● 開発アプリケーションのバージョンアップ ① アプリケーションの開発環境にて、MLOCX をバージョンアップします。 ② プロジェクトを開き、アプリケーション(実行ファイル)をリビルドします。 ③ 配布するプリンタ情報ファイルを更新します。 ④ インストーラを更新します。 <注意>バージョンアップ時のアンインストール 古いバージョンの MLOCX をアンインストールしないで、新しいバージョンの MLOCX をインスト ールすると、その後アンインストールが正常にできなくなる可能性がありますので注意してください。 <注意>プリンタ情報ファイルの格納先

MLOCX Ver.4.2.0.2 より前のバージョンから MLOCX Ver.4.2.0.2 以降へバージョンアップする場 合、プリンタ情報ファイルの格納先が変更されたため、プリンタ情報ファイルの配布やプリンタ情報 プロパティ(PrnPath プロパティ)の設定を確認してください。 <注意>開発アプリケーション OCX ファイルを置き換えるだけでは不正なプロパティがセットされる、実行時エラーとなるなどが 正常に動作しません。必ずアプリケーションをリビルドしてください。 <注意>プリンタ情報ファイル プリンタ情報ファイルは発行時に、プリンタの情報を読込むための重要なファイルです。更新されな い場合、新しいプリンタが使用出来ないなど正常動作しない恐れがあります。

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◆ プロパティ・メソッド一覧

● Multi LABELIST OCX プロパティ一覧(用途別)

プロパティ名 概要 初期値 ページ 通信設定 Setting 通信パラメータの設定 COM1:9600,n,8,1 17 Protocol 通信プロトコルの設定 0(ステータス 3) 19 Timeout 通信タイムアウト値の設定 3 20 ExOutputAckCheck ACK/NAK確認の設定 True 21 StatusID ステータスIDの設定 0 22 JobName ジョブ名の設定 “”(空文字) 24 OutBufferCount 送信データ数の取得 0 25 基本設定 LayoutFile レイアウトファイルの設定 Default.mllay 26 PrnData 印字データの設定 “”(空文字) 27 PrnPath プリンタ情報ファイルの設定 (OS により異なる) 28 プリンタ動作設定 Darkness 印字濃度の設定 S(レイアウト依存) 29 Speed 印字速度の設定 S(レイアウト依存) 30 Offset 印字補正値の設定 0.0000,0.0000 31 MultiCut カット枚数指定の設定 0 32 OutCut 発行終了時カットの設定 0(カットしない) 33 Siwake 仕分けマーク印字の設定 False 34 特殊設定 Formoverlay フォームオーバーレイの設定 0(使用しない) 35 MemoryCard メモリーカード登録グラフィックの設定 False 36 LayoutNameCaption 「レイアウト名称」の設定 “”(空文字) 37 TotalQtyCaption 「総発行枚数」の設定 0 38 TaxRate 税率の設定 (環境により異なる) 39 互換 COMMode COM動作の設定 0(RS-232C 41

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● Multi LABELIST OCX プロパティ一覧(アルファベット順)

プロパティ名 概要 初期値 ページ COMMode COM動作の設定 0(RS-232C 41 Darkness 印字濃度の設定 S(レイアウト依存) 29 ExOutputAckCheck ACK/NAK確認の設定 True 21 Formoverlay フォームオーバーレイの設定 0(使用しない) 35 JobName ジョブ名の設定 “”(空文字) 24 LayoutFile レイアウトファイルの設定 Default.mllay 26 LayoutNameCaption 「レイアウト名称」の設定 “”(空文字) 37 MemoryCard メモリーカード登録グラフィックの設定 False 36 MultiCut カット枚数指定の設定 0 32 Offset 印字補正値の設定 0.0000,0.0000 31 OutBufferCount 送信データ数の取得 0 25 OutCut 発行終了時カットの設定 0(カットしない) 33 PrnData 印字データの設定 “”(空文字) 27 PrnPath プリンタ情報ファイルの設定 (OS により異なる) 28 Protocol 通信プロトコルの設定 0(ステータス 3) 19 Setting 通信パラメータの設定 COM1:9600,n,8,1 17 Siwake 仕分けマーク印字の設定 False 34 Speed 印字速度の設定 S(レイアウト依存) 30 StatusID ステータスIDの設定 0 22 TaxRate 税率の設定 (環境により異なる) 39 Timeout 通信タイムアウト値の設定 3 20 TotalQtyCaption 「総発行枚数」の設定 0 38

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● Multi LABELIST OCX メソッド一覧

メソッド名 概要 ページ 通信 OpenPort 通信ポートのオープン 43 ClosePort 通信ポートのクローズ 44 発行 Output ラベル発行 45 ExOutput プリンタコマンドの送信 48 ExOutputB プリンタコマンド(バイナリ)の送信 50 ExInput 受信データの取得 53 ExInputCount 返信データバイト数の取得 54 プリンタ制御 GetStatus プリンタの状態確認 55 Cut 発行中のカット 57 SendCancel 発行のキャンセル 59 レイアウト情報取得 GetPrinter プリンタ情報の取得 61 GetHeaderLayoutFile ヘッダ札レイアウトの取得 63 GetTailLayoutFile テール札レイアウトの取得 64 印字データ指定 GetInputFields 入力情報の取得 65 SetPrnDataField 入力項目の印字データ設定 67 バージョン情報 AboutBox バージョン情報の表示 69

● Multi LABELIST OCX イベント一覧(非同期モードのみ)

イベント名 概要 ページ 発行 OutputStatus ラベル発行終了 71 ExOutputStatus プリンタコマンドの送信終了 74 プリンタ制御 RecvStatus プリンタの状態確認終了 76 CutStatus 発行中のカット終了 77 CancelStatus 発行のキャンセル終了 78

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◆ プロパティウィンドウでの設定

Visual Basic ではフォーム上の MLOCX を選択し、右クリックメニューの「プロパティ」からプロ パティウィンドウを利用することでプロパティ値の設定が可能です。

● 動作環境(Environment)

<項目名> <対応するプロパティ>

プリンタ情報パス(Printer Information Directory) PrnPath プロパティ レイアウトファイル(Layout File) LayoutFile プロパティ

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● 動作設定(Control)

<項目名> <対応するプロパティ>

印字濃度(Darkness) Darkness プロパティ

印字速度(Speed) Speed プロパティ

印字補正(Offset Collection Distancd) Offset プロパティ フォームオーバーレイ(Form overlay) Formoverlay プロパティ 排出カット(Ejection cut) OutCut プロパティ 指定カット枚数(Multi cut) MultiCut プロパティ 仕分け(Sort mark) Siwake プロパティ

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● 通信設定(Communication)

<項目名> <対応するプロパティ>

通信設定(COM,LAN,Genaral driver,LPT,ML driver) Setting プロパティ 通信プロトコル(Protocol settings) Protocol プロパティ ステータスID(Status ID) StatusID プロパティ ジョブ名(Job name) JobName プロパティ タイムアウト値(Timeout) Timeout プロパティ

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通信設定 ··· Setting Protocol Timeout ExOutputAckCheck StatusID JobName OutBufferCount

基本設定 ··· LayoutFile PrnData PrnPath

プリンタ動作設定 ··· Darkness Speed Offset MultiCut OutCut Siwake

特殊設定 ··· Formoverlay MemoryCard LayoutNameCaption TotalQtyCaption TaxRate

互換 ··· COMMode

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18 【通信】 ◆ 機能 通信パラメータを設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Setting[=Setting$] ◆ 設定値 Setting (初期値COM1:9600,n,8,1) COMn:bbbbb,p,d,s シリアルポート(COM ポート)を指定します。 n(1∼9) COMポート番号 bbbb(4800∼57600) ボーレート

p(n、e、o のいずれか) パリティビット(「n」なし、「e」偶数、「o」奇数) d(7、8 のいずれか) データビット s(1、1.5、2 のいずれか) ストップビット LAN:aaa.aaa.aaa.aaa,ppppp LAN を指定します。 aaa.aaa.aaa.aaa IPアドレス ppppp ポート番号 DRV:Drivername 汎用プリンタドライバを指定します。 Drivername プリンタドライバ名称 ODV:Drivername MLme 専用プリンタドライバを指定します。 Drivername プリンタドライバ名称 FILE:Filename,m ファイルを指定します。 Filename ファイル名称 m(0、1 のいずれか) 出力モード(「0」上書き、「1」追加 「2」ヘッダ付 ※使用禁止) LPTn: パラレルポートを指定します。(推奨しません。) n(システムに依存) LPTポート番号 ◆ ポイント ● LAN指定のポート番号は Protocol プロパティによって設定してください。 <ステータス3の場合>「1024」を指定します。 <ステータス4の場合>本設定値は使用されません。「1024」など適当な数値を指定します。

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Multi LABELIST OCX

19 ● パラレルポート指定は、汎用・専用プリンタドライバ経由での出力を推奨しております。直接L PT設定で出力した場合、プリンタやPCの機種などハードウェア環境によって、プリンタの状 態取得やラベル発行ができない場合があります。 ● シリアルポート・パラレルポート・LAN指定は、出力メソッド(Output、ExOutput、 ExOutputB)を実行する前に GetStatus メソッドで必ずプリンタの状態をご確認下さい。 GetStatus メソッドでプリンタ状態の確認を行わずに出力メソッドを実行した場合、プリンタ の状態によっては送信した印字データが消失したり、プリンタの印字が停止する恐れがあります。 ● USB 接続のプリンタを利用する場合は、汎用プリンタドライバを指定してください。

● ファイル指定の出力モード「2」は、弊社の「Multi LABELIST i-server」で使用するためのパ ラメータです。MLOCX では使用しないでください。 ● 1台のプリンタに対してインターフェース制御(COM、LPT、LAN)とプリンタドライバ (汎用、専用)を切換えて接続することは行わないでください。2 重接続が発生し、エラーとな る可能性があります。 ● Setting プロパティのサポート情報については、付録の「Setting プロパティ通信パラメーター 機種別一覧」を参照してください。 ◆ エラー処理 ポートオープン中に Setting プロパティを変更することは出来ません。出力先を変更するには 一旦、ポートをクローズしてください。 ◆ 例 COMポート1に通信設定 9600,n,8,1 の場合 IPアドレス 128.12.28.128、ポート番号 1000 の場合 汎用プリンタドライバ名称「SATO TR400e」の場合 ファイル「C:\My Documents\Printout.dat」に上書きモードで出力する場合 ◆ 関連項目 ● プロパティ Protocol、Timeout ● メソッド OpenPort、Output、GetStatus MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1"

The communication parameter cannot be changed when the port is opened.

MLmeControl.Setting = "FILE:C:¥My Documents¥Printout.dat,0" MLmeControl.Setting = "DRV:SATO TR400e"

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【通信】

◆ 機能 通信プロトコルを設定、取得します。

◆ 書式 MLmeControl. Protocol[=Protocol%]

◆ 設定値 Protocol 0 – Status3(初期値) ステータス3プロトコル ステータス L プロトコル(LR 専用) 1 – Status4 ステータス4プロトコル(ドライバ専用プロトコル) 2 – LapinCOM ラパン用 RS-232C プロトコル 3 – LapinIrDA ラパン用 IrDA プロトコル 4 – LapinCOM_CRC ラパン用 Bluetooth プロトコル 5 – ReadyBusy Ready/Busy プロトコル ◆ ポイント ● 通信ポートがCOM、LPT、またはLANの場合に使用します。プリンタドライバ、ファイル では、本プロパティは使用されません。 ● プリンタ本体の通信設定を該当するプロトコルにする必要があります。必ずプリンタ本体の設定 値を確認してください。 ● LPT接続以外の場合は、ステータス3(ステータス L)のご使用を推奨します。 ● 通信ポートのオープン中に Protocol プロパティを変更するとエラーとなります。 ● 通信プロトコルのステータス5には対応しておりません。 ● プリンタ本体の通信プロトコルの設定については、付録の「プリンタ本体の通信プロトコルの設 定方法」を参照してください。 ◆ エラー処理 ポートオープン中に Protocol プロパティを変更することは出来ません。通信プロトコルを変更する には一旦ポートをクローズしてください。 範囲外の設定値です。0∼5の値を設定してください。 ◆ 例 ステータス4プロトコルを設定します。 現在の通信プロトコルを取得します。 MLmeControl.Protocol = Status4

The value of Protocol property is invalid.

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21 ◆ 関連項目 ● プロパティ Setting、Timeout ● メソッド OpenPort、Output、GetStatus、Cut、SendCancel、Exoutput、 ExoutputB Protocol = MLmeControl.Protocol

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22 【通信】 ◆ 機能 通信タイムアウト値を設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Timeout[=Timeout&] ◆ 設定値 Timeout 任意数値 送信・受信時の通信タイムアウトを秒単位(1∼60)で指定します。 (初期値:3) ◆ ポイント ● Setting プロパティがシリアルポート・パラレルポート・LAN指定の場合に使用します。プリ ンタドライバ・ファイル指定では、本設定値は使用されません。 ● OpenPort メソッド成功後(通信ポートがオープンしている状態)で、本設定値を変更するとエ ラーとなります。 ● GetStatus メソッド使用時に適用します。これはプリンタに対してステータスの要求を行った 後に返送されるステータスの受信を監視するためで、一定秒数ステータスの返送がない場合に受 信タイムアウトとなります。 ● Protocol プロパティがステータス3の場合、Output メソッド使用時にも適用されます。一定 秒数 ACK/NAK 返送がない場合に受信タイムアウトとなります。 ◆ エラー処理 ポートオープン中に Timeout プロパティを変更することは出来ません。通信タイムアウトを変更す るには一旦ポートをクローズしてください。 範囲外の設定値です。1∼60 の値を設定してください。 ◆ 例 通信タイムアウトの設定例を示します。 <VB6 の場合>

The value of Timeout property is invalid. This property must be within the range from 1 to 60. The value of Timeout property cannot be changed when the port is opened.

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ‘ 通信設定のイニシャル MLmeControl.Timeout = 5 ‘ タイムアウト値を5秒に設定 Result = MLmeControl.OpenPort(1) ‘ ポートオープン If Result <> 0 Then ‘ エラー処理 End If

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol

● メソッド OpenPort、Output、GetStatus Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル MLmeControl.Timeout = 5 'タイムアウト値を5秒に設定 Result = MLmeControl.OpenPort(1) 'ポートオープン If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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【通信】

◆ 機能 ExOutput、ExOutputB 使用時にプリンタより返信される ACK/NAK を確認するか を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. ExOutputAckCheck[= ExOutputAckCheck]

◆ 設定値

ExOutputAckCheck True(初期値) ACK/NAK を確認する。

False ACK/NAK を確認しない。

◆ ポイント

● Protocol プロパティが「0」(ステータス 3)、「1」(ステータス 4)の場合のみ使用します。そ れ以外の場合は ACK/NAK が返送されないため、「False」に設定してください。

● ACK/NAK が返送されない場合、または ACK/NAK 以外のデータを受信する場合は、「False」 に設定してください。「True」で ACK/NAK が返送されない場合、ExOutput、ExOutputB で戻り値「10」(受信タイムアウト)になります。

◆ 例 ExOutput メソッド、ExInput メソッドを使ってプリンタのステータスを取得します。 <VB6 の場合>

Dim Length As Long Dim Status As String Dim Result As Long

MLmeControl.Protocol = Status3

MLmeControl.ExOutputAckCheck = False ‘ ACK/NAK を確認しない Result = MLmeControl.ExOutput(Chr(5)) ‘ ENQ 送信(ステータス要求) If Result <> 0 Then

‘エラー処理 End If

Length = MLmeControl.ExInputCount ‘ 受信バッファのバイト数取得 If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) ‘ テキストで受信 End If

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol、Timeout ● メソッド ExOutput、ExOutputB Dim Length As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Protocol = MLMECONTROLLib.Protocols.Status3

MLmeControl.ExOutputAckCheck = False 'ACK/NAKを確認しない Result = MLmeControl.ExOutput(Chr(5)) 'ENQ送信Mステータス要求 If Result > 0 Then

'エラー処理 End If

Length = MLmeControl.ExInputCount '受信バッファのバイト数取得 If Length > 0 Then

Status = MLmeControl.ExInput(0, Length) 'テキストで受信 End If

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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【通信】

◆ 機能 ステータス ID を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl.Status[=StatusID&]

◆ 設定値 StatusID 任意数値 ステータス ID に設定する数値(0∼99)を指定します。 空文字(初期値) ◆ ポイント ● Protocol プロパティでステータス3、ステータス4を選択した時に使用します。ラパン用ステ ータス使用時は、本設定値は使用されません。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0∼99 の値を設定してください。 ◆ 例 ステータスIDの運用例を示します。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long Dim Status As String

MLmeControl.StatusID = 36 ‘ ステータスIDに 36 をセット Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理 Result = MLmeControl.GetStatus(Status) ‘ ステータス取得 If Left$(Status, 2) = "36" Then ‘ ステータスIDが 36 の場合 End If End Sub

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Multi LABELIST OCX リファレンスマニュアル

Multi LABELIST OCX

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<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol

● メソッド Output、GetStatus Dim Result As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing

MLmeControl.StatusID = 36 'ステータスIDに36をセット Result = MLmeControl.Output() '発行処理 Result = MLmeControl.GetStatus(Status) 'ステータス取得 If Status.Substring(0, 2) = "36" Then 'ステータスIDが36の場合 End If

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28 【通信】 ◆ 機能 ジョブ名を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.JobName[=JobName$] ◆ 設定値 JobName 任意文字列 ジョブ名に設定する文字列(16 桁以内)を指定します。 空文字(初期値) ◆ ポイント ● Protcol で「1」(ステータス 4)の場合に使用します。「1」以外の場合、本設定は使用されませ ん。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。16 桁以内の値を設定してください。 ◆ 例 ジョブ名の運用例を示します。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long Dim Status As String Dim JobName As String

MLmeControl.JobName = "SATO Print" ‘ ジョブ名をセット Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status) JobName = Mid(Status,8,16)

If rtrim(JobName) = "SATO Print" Then ‘ ジョブ名が SATO Print の場合 End If

(30)

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29

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Protocol、StatuaID ● メソッド Output、GetSatus Dim Result As Long = Nothing

Dim Status As String = Nothing Dim JobName As String = Nothing

MLmeControl.JobName = "SATO Print" 'ジョブ名をセット Result = MLmeControl.Output() '発行処理

Result = MLmeControl.GetStatus(Status) JobName = Status.Substring(8, 16) If RTrim(JobName) = "SATO Print" Then 'ジョブ名がSATO Printの場合 End If

(31)

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30 【通信】 ◆ 機能 送信データ数を取得します。設定はできません。 ◆ 書式 [OutBufferCount&=]MLmeControl.OutBufferCount ◆ 設定値 OutBufferCount 正数値 未完了の出力メソッドの個数です。 0 ポートがオープンされていない ポートを同期モードでオープンしている ◆ ポイント ● OpenPort メソッドの「0」(非同期モード)を利用した場合のみ有効です。 ● 出力メソッドは Output、ExOutput、ExOutputB、GetStatus、Cut の5種類です。 ◆ 例 送信データがなくなるまで待機します。 <VB6 の場合> <VB2010 の場合> ◆ 関連項目 ● プロパティ Setting ● メソッド OpenPort、Output、ExOutput、ExOutputB、GetStatus、Cut Do While MLmeControl.OutBufferCount > 0 Application.DoEvents() Loop Do While MLmeControl.OutBufferCount > 0 DoEvents Loop

(32)

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31 【基本】 ◆ 機能 MLV4 で作成したレイアウトファイルを設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.LayoutFile[=LayoutFile$] ◆ 設定値 LayoutFile レイアウトファイルのローカル ファイル パスを指定します。 ◆ 例 レイアウト情報ファイルパスを設定します。 現在のレイアウト情報ファイルパスを取得します。 ◆ エラー処理 ファイル名が不正です。拡張子 mllay のレイアウトファイルを指定してください。 ◆ 関連項目 ● プロパティ PrnData、PrnPath、Darkness、Speed、Formoverlay、MemoryCard ● メソッド Output、GetInputFields、SetPrnDataField、GetPrinter、 GetHeaderLayoutFile、GetTailLayoutFile MLmeControl.LayoutFile = "C:¥SATO¥ABC.mllay"

The value of LayoutFile property is invalid. LayoutFile = MLmeControl.LayoutFile

(33)

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32 【基本】 ◆ 機能 印字データを設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.PrnData[=PrnData$] ◆ 設定値 PrnData 任意文字列 各項目をタブ(&H9)区切りで指定します。 項目の文字フォーマットは MLV4 準拠で英数字、漢字・かな(シ フト JIS コード)となります。 ◆ ポイント ● バーコードにチェックデジットを含めたデータを指定する際は、チェックデジットが正しいかお 客様のアプリケーションで必ずチェックした上で指定してください。チェックが出来ない場合は、 チェックデジットを含まないデータに変更するか、変数の設定でチェックデジット部分を取り除 くようにレイアウトファイルを変更してください。 ● LayoutFile プロパティにレイアウトファイル名をセットした時点で PrnData プロパティが初期 化されます。 ● SetPrnDataField メソッドは本プロパティの値を変更するメソッドです。混乱を防止するため SetPrnDataField メソッド使用時は本プロパティを使用しないでください。 ● PrnData プロパティの詳細についてはワンポイントテクニックの「印字データを設定する」を 参照してください。 ● タブ(&H9)を印字データとして含めることはできません。 ◆ 例 印字データを設定します。 ◆ 関連項目 ● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output、GetPrnDataField、SetPrnDataField MLmeControl.PrnData = "1000" & Chr$(9) & "2000" & Chr$(9) & "1"

(34)

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33 【基本】 ◆ 機能 プリンタ情報ファイル格納パス(ローカル パス)を設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.PrnPath[=PrnPath$] ◆ 設定値 PrnPath 任意文字列 プリンタ情報ファイルの格納パス(ローカルパス)を指定します。 ◆ ポイント ● プリンタ情報ファイルとは、MLOCX でラベルやタグを発行する際に必要なファイルです。 ● MLOCX をインストールすると、デフォルトの場合、以下のフォルダの下に“PrinterFiles”と いう名称のフォルダが作成され、各プリンタの情報ファイルが格納されます。 <MLOCX Ver.4.2.0.2 より前のバージョン> C:\Program Files\MLmeControl\PrinterFiles <MLOCX Ver.4.2.0.2 以降のバージョン> Windows 2000/XP/2003 の場合

C:\Documents and Settings\All Users\

Application Data\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles Windows Vista の場合 C:\ProgramData\(C)SATO\MLV4\PrinterFiles ● MLOCX を使用する場合、プリンタ情報ファイルを実行ファイルと共に配布し、本プロパティを 必ず設定してください。 以下の2種類のファイルで構成されています。 PrnObject.mlprn プリンタ一覧ファイル PrnCommand*.mlprn プリンタ詳細ファイル(*はプリンタNo) ◆ エラー処理 パス名が不正です。ディレクトリを示す文字列として正しいか確認してください。 ◆ 例 プリンタ情報パスに「C:\SATO\PrinterFiles\」を設定します。 現在のプリンタ情報パスを取得します。 MLmeControl.PrnPath = "C:¥SATO¥PrinterFiles¥" The value of PrnPath property is invalid.

(35)

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34

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output、Cut

(36)

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35 【動作】 ◆ 機能 印字濃度を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Darkness[=Darkness$] ◆ 設定値 Darkness 空文字列 プリンタ本体に登録された設定値が有効になります。 S(初期値) レイアウト情報の印字濃度が有効になります。 任意文字列 本設定値をプリンタに送信します。 1桁目:印字濃度レベル、2 桁目:印字濃度レンジ(省略可) ◆ ポイント ● 「S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。 ● 「任意文字列」の範囲は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。範囲外の値を 設定した場合はエラーとなります。 ● 印字濃度レンジは通常設定する必要はございません。2 色サーマル用紙など特殊な用紙を使用す る際に弊社の担当販売員よりご説明致します。 ● 印字濃度未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。2 桁以内の値を設定してください。 不正な設定値です。任意文字列は半角英数字で指定してください。 ◆ 例 印字濃度に 3 を設定します。 レイアウト情報の印字濃度を使用します。 現在の印字濃度プロパティの設定値を取得します。 Dark = MLmeControl.Darkness MLmeControl.Darkness = "S" MLmeControl.Darkness = "3"

The value of Darkness property is invalid. This property must be alphanumeric.

(37)

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36

◆ 関連項目

● プロパティ Speed、Offset ● メソッド Output

(38)

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37 【動作】 ◆ 機能 印字速度を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Speed[=Speed$] ◆ 設定値 Speed 空文字列 プリンタ本体に登録された設定値が有効になります。 S(初期値) レイアウト情報の印字速度が有効になります。 任意文字列 本設定値をプリンタに送信します。 ◆ ポイント ● 「S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。 ● 「任意文字列」の範囲は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。範囲外の値を 設定した場合はエラーとなります。 ● 印字速度未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。2 桁以内の値を設定してください。 不正な設定値です。任意文字列は半角英数字で指定してください。 ◆ 例 印字速度に 5 を設定します。 レイアウトファイルの印字速度を使用します。 現在の印字速度プロパティの設定値を取得します。 ◆ 関連項目 ● プロパティ Darkness、Offset ● メソッド Output MLmeControl.Speed = "5"

The value of Speed property is invalid. This property must be alphanumeric.

The value of Speed property is invalid. The length of this property must be within 2 bytes.

Speed = MLmeControl.Speed MLmeControl.Speed = "S"

(39)

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38

【動作】

◆ 機能 印字補正を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. Offset[=Offset$]

◆ 設定値 Offset 横補正値,縦補正値 横・縦の補正値をカンマ区切りで指定します。mm 単位で (初期値:0,0 範囲: -99.9∼99.9) 小数点以下4桁まで有効です。 S,S レイアウト情報の印字補正値を使用します。 ◆ ポイント ● 「S,S」でレイアウトに設定がない場合、プリンタに登録された設定値が有効になります。 ● 正常に印字できるレイアウトに対して印字補正を行うと、プリンタの印字領域をオーバーする、 ラベルから文字がはみ出すなどの可能性があります。また Output メソッドでは以下のエラーが 発生する可能性があり注意が必要です。 610 用紙に印字できない項目が存在します。 611 計算できない無効な項目が存在します。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。-99.9∼99.9 の値を設定してください。 ◆ 例 印字位置を横に 3mm、縦に 2mm 補正して発行します。 レイアウト情報の印字補正値を使用します。 ◆ 関連項目 ● プロパティ Darkness、Speed ● メソッド Output MLmeControl.Offset = "3.0,2.0" ‘ 印字補正値セット

The value of Offset property is invalid. This property must be within the range from -99.9 to 99.9.

(40)

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39 【動作】 ◆ 機能 カット単位枚数を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.MultiCut[=MultiCut&] ◆ 設定値 MultiCut 0(初期値) 本設定値は使用されません。 任意数値 発行枚数に対してカットを行う枚数(0∼9999)を指定します。 ◆ ポイント ● カウンタ変数または小ラベルモードを利用している場合は、本プロパティは利用できません。 OutCut プロパティまたは Cut メソッドをご利用ください。 ● 枚数が設定値に満たない場合、発行終了時にカットします。 (例)MultiCut プロパティが「5」、発行枚数が「3」 ⇒ 3 枚目でカット MuitiCut プロパティが「5」、発行枚数が「7」 ⇒ 5 枚目と 7 枚目でカット ● 「1」以上を設定したの場合、OutCut は使用されません。 ● カット動作未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録「サポ ートプリンタについて」をご参照ください。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0∼9999 の値を設定してください。 ◆ 例 発行時に 3 枚単位でカットします。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.MultiCut = 3 ‘ 3 枚単位でカット Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then ‘ エラー処理 End If

(41)

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40

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ OutCut、LayoutFile ● メソッド Output、Cut

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.MultiCut = 3 '3枚単位でカット Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

(42)

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41 【動作】 ◆ 機能 発行終了時のカットを設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.OutCut[=OutCut%] ◆ 設定値 OutCut 0 – ocOff(初期値) 発行終了時のカットは行いません。 1 – ocOn 発行終了時のカットを行います。 2 – ocNone プリンタ本体の動作モードに従います。 ◆ ポイント ● レイアウト情報のカット動作設定は使用されません。 ● MultiCut プロパティで「1」以上を設定した場合、本設定値は使用されません。 ● カット動作未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録「サポ ートプリンタについて」をご参照ください。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0∼2の値を設定してください。 ◆ 例 発行終了時にカットを行います。 <VB6 の場合> <VB2010 の場合>

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.OutCut = MLMECONTROLLib.OutCuts.ocOn '発行終了時のカットをONにします Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

The value of OutCut property is invalid.

Dim Result As Long

MLmeControl.OutCut = ocOn ‘ 発行終了時のカットをONにします Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then ‘ エラー処理 End If

(43)

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42 ◆ 関連項目 ● プロパティ MultiCut ● メソッド Output、Cut 印字方向 OutCut プロパティで「1」を設定すると一発行単位の末尾でカットします。 「0」を設定するとカットされません。

(44)

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43 【動作】 ◆ 機能 仕分けマークの印字を設定、取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Siwake[=Siwake$] ◆ 設定値 Siwake True 仕分けマークを印字します。 False(初期値) 仕分けマークを印字しません。 ◆ ポイント ● レイアウト情報の仕分けマーク印字設定は使用されません。 ● 仕分けマーク印字未サポートのプリンタでは、本設定は使用されません。サポート情報は、付録 「サポートプリンタについて」をご参照ください。 ◆ 例 仕分けマークを印字します。 <VB6 の場合> <VB2010 の場合>

Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.Siwake = True '仕分けマーク ON Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

Dim Result As Long

MLmeControl.Siwake = True ‘ 仕分けマークON Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理 If Result <> 0 Then ‘ エラー処理 End If 印字方向 仕分けマーク 一発行単位の先頭のタグに印をつけます スタッカをセットするとより効果的な運用が可能です。

(45)

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44

◆ 関連項目

● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output

(46)

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45 【特殊】 ◆ 機能 フォームオーバーレイを設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.Formoverlay[=Formoverlay%] ◆ 設定値 Formoverlay 0 – folNone(初期値) フォームオーバーレイを使用しません。 1 – folSave フォームオーバーレイを登録します。 2 – folLoad フォームオーバーレイを使用します。 ◆ ポイント ● 「1」で登録する対象は、Output で出力される全てのデータです。また登録可能数は 1 つです。 2 つ以上登録しても、最後に登録したデータが有効になります。 ● レイアウト情報のフォームオーバーレイは使用されません。 ● フォームオーバーレイ未サポートのプリンタで「0」以外を設定した場合、発行時にエラーとな ります。サポート情報は付録「サポートプリンタについて」を参照してください。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0∼2の値を設定してください。 ◆ 例 フォームオーバーレイ登録後、フォームオーバーレイを呼び出します。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.LayoutFile = "A.mllay" ‘ レイアウト"A.mllay"をセット

MLmeControl.Formoverlay = 1 ‘ フォームオーバーレイを登録します Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理(フォームオーバーレイの登録) MLmeControl.LayoutFile = "B.mllay" ‘ レイアウト"B.mllay"をセット

MLmeControl.PrnData = "1980" & Chr$(9) & "1" ‘ 印字データをセット

MLmeControl.Formoverlay = 2 ‘ フォームオーバーレイを呼び出します Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理(フォームオーバーレイの呼出) The value of Formoverlay property is invalid.

(47)

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46

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● メソッド Output Dim Result As Long = Nothing

MLmeControl.LayoutFile = "A.mllay" 'レイアウト"A.mllay"をセット 'フォームオーバーレイを登録します

MLmeControl.Formoverlay = MLMECONTROLLib.Formoverlays.folSave

Result = MLmeControl.Output() '発行処理(フォームオーバーレイの登録)

MLmeControl.LayoutFile = "B.mllay" 'レイアウト"B.mllay"をセット MLmeControl.PrnData = "1980" & Chr(9) & "1" '印字データをセット 'フォームオーバーレイを呼び出します

MLmeControl.Formoverlay = MLMECONTROLLib.Formoverlays.folLoad

Result = MLmeControl.Output() '発行処理(フォームオーバーレイの呼出) SATO ¥1,980 4901234567894 ¥1,980 4901234567894 SATO レイアウト A.mllay レイアウト B.mllay 合成されたレイアウト (フォームオーバーレイ登録) (フォームオーバーレイ呼出し)

(48)

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47

【特殊】

◆ 機能 MLV4 のメモリカードマネージャで登録したグラフィックの使用を設定・取得します。

◆ 書式 MLmeControl. MemoryCard[= MemoryCard ]

◆ 設定値 MemoryCard True メモリーカード登録グラフィックを使用します。 False(初期値) メモリーカード登録グラフィックを使用しません。 ◆ ポイント ● メモリーカードにグラフィックデータを登録するためには、MLV4 の保守メニューの「メモリ ーカードマネージャー」の機能を使用して登録する必要があります。登録方法の詳細につきまし ては、MLV4 のマニュアルを参照してください。 ● メモリーカードに登録されたフォームオーバーレイデータの利用はできません。 ● メモリーカードのサポート情報は、付録「サポートプリンタについて」をご参照ください。 ◆ 例 メモリーカードに登録されているグラフィック情報を使用して発行します。 <VB6 の場合> <VB2010 の場合> ◆ 関連項目 ● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output Dim Result As Long

MLmeControl.MemoryCard = True 'メモリーカード登録情報を使用 Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

Dim Result As Long

MLmeControl.MemoryCard = True ‘ メモリーカード登録情報を使用 Result = MLmeControl.Output() ‘ 発行処理

If Result <> 0 Then ‘ エラー処理 End If

(49)

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48 【特殊】 ◆ 機能 「レイアウト名称」を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.LayoutNameCaption[=LayoutNameCaption$] ◆ 設定値 LayoutNameCaption レイアウトファイルの「レイアウト名称」に設定する任意文字列かローカル ファイル パスを指定します。 ◆ ポイント ● 「ローカル ファイル パス」指定の場合、ファイル名のみが「レイアウト名称」になります。 ● MLV4 のレイアウト管理画面で「レイアウト名称」を設定してある場合に、本設定値を使用し ます。 ◆ 例 「レイアウト名称」を設定します。 「レイアウト名称」を取得します。 「レイアウト名称」の印字結果は”ABC”となります。 ◆ 関連項目 ● プロパティ TotalQtyCaption ● メソッド Output MLmeControl.LayoutNameCaption = "C:¥SATO¥ABC.mllay" LayoutNameCaption = MLmeControl.LayoutNameCaption

(50)

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49 【特殊】 ◆ 機能 「総発行枚数」を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.TotalQtyCaption[=TotalQtyCaption&] ◆ 設定値 TotalQtyCaption 任意数値(0 以上) レイアウトファイルの「総発行枚数」を指定します。 ◆ ポイント ● MLV4 のレイアウト管理画面で「総発行枚数」を設定してある場合に、本設定値を使用します。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0以上の値を設定してください。 ◆ 例 総発行枚数キャプションを設定します。 現在の総発行枚数キャプションを取得します。 ◆ 関連項目 ● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output MLmeControl.TotalQtyCaption = 13

The value of TotalQtyCaption property is invalid.

(51)

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50 【特殊】 ◆ 機能 税率を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.TaxRate[=TaxRate#] ◆ 設定値 TaxRate 任意数値 税率に本設定値が使用されます。 (初期値:環境により異なる 範囲:0∼99.9) ◆ ポイント ● 本設定値は、レイアウトファイルで変数の編集パラメータで設定した税編集の「税率 1」「税率 2」に使用されます。 ● 初期値はレジストリの「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\(C)SATO\」以下に設定 されているレジストリキーによって異なります。 ①MLV4\Settings\TaxValue1 ⇒②MLV4\Settings\TaxValue2 ⇒③MLme\Settings\TaxValue1 ⇒④MLme\Settings\TaxValue2 ①から④まで順番に、レジストリキーに値があれば初期値に設定し、なければ次のレジストリキ ーを参照します。全てのレジストリキーが設定されていない場合は「8.0」となります。

(52)

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51 ● 本設定値は「条件印字(税率)」の対象として使用されます。 ◆ エラー処理 範囲外の設定値です。0∼99.9の値を設定してください。 ◆ 例 税率を設定します。 現在の税率を取得します。 ◆ 関連項目 ● プロパティ LayoutFile ● メソッド Output MLmeControl.TaxRate = 8.0

The value of TaxRate property is invalid. This property must be within the range from 0 to 99.9.

(53)

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52 【互換】 ◆ 機能 COM 動作を設定・取得します。 ◆ 書式 MLmeControl.COMMode[=ComMode] ◆ ポイント 互換用のプロパティです。 プロパティを設定しても動作に影響はありません。 ◆ エラー処理 ポートオープン中に COMMode プロパティを変更することは出来ません。設定を変更するには 一旦、ポートをクローズしてください。 範囲外の設定値です。

The value of COMMode property is invalid.

(54)

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53

通信 ··· OpenPort ClosePort

発行 ··· Output ExOutput ExOutputB ExInput ExInputCount

プリンタ制御 ··· GetStatus Cut SendCancel

レイアウト情報取得 ··· GetPrinter GetHeaderLayoutFile GetTailLayoutFile

印字データ指定 ··· GetInputFields SetPrnDataField

バージョン情報 ··· AboutBox

(55)

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54

【通信】

◆ 機能 通信ポートをオープンします。

◆ 書式 MLmeControl.OpenPort(ByVal SyncMode As Long) As Long

◆ 引数 SyncMode 0 非同期モード 1 同期モード ◆ 戻り値 0 正常終了。 1 Setting プロパティの値が不正です。 3 既にオープンされています。 4 ポートオープン時にエラーが発生しました。 12 通信設定と通信プロトコルの組み合わせが未サポートです。 ◆ ポイント ● 同期モード・非同期モードについては「MLOCX 概要・特長 同期モード・非同期モードの切り替 え」を参照してください。 ● Setting プロパティで設定されたデバイスをオープンします。 ● 戻り値「4」は、Setting プロパティの存在しないポート番号・IPアドレス・プリンタドライ バ名を指定している場合や、デバイスが他のプログラムで使用されている場合に発生します。 ◆ 例 通信ポートのオープンからクローズまでのプログラム例を示します。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ' 通信設定のイニシャル Result = MLmeControl.OpenPort(1) ' 同期モードでポートオープン If Result = 0 Then ' 一連の出力処理 Result = MLmeControl.ClosePort() ' ポートのクローズ End If

(56)

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55

<VB2010 の場合>

◆ 関連項目

● プロパティ Setting、Protocol、Timeout

● メソッド Output、GetStatus、Cut、SendCancel、ExOutput、ExOutputB Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル Result = MLmeControl.OpenPort(1) '同期モードでポートオープン If Result = 0 Then '一連の出力処理 Result = MLmeControl.ClosePort() 'ポートのクローズ End If

(57)

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56 【通信】 ◆ 機能 通信ポートをクローズします。 ◆ 書式 MLmeControl.ClosePort() As Long ◆ 戻り値 0 正常終了。 5 ポートがオープンされていません。 6 ポートクローズ時にエラーが発生しました。 ◆ 例 通信ポートのオープンからクローズまでのプログラム例を示します。 <VB6 の場合> <VB2010 の場合> Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" '通信設定のイニシャル Result = MLmeControl.OpenPort(1) '同期モードでポートオープン If Result = 0 Then '一連の出力処理 Result = MLmeControl.ClosePort() 'ポートのクローズ End If

Dim Result As Long

MLmeControl.Setting = "COM1:9600,n,8,1" ‘ 通信設定のイニシャル Result = MLmeControl.OpenPort(1) ‘ 同期モードでポートオープン If Result = 0 Then ‘ 一連の出力処理 Result = MLmeControl.ClosePort() ‘ ポートのクローズ End If <注意>ClosePort 実行時の注意

Setting プロパティで LAN を指定している場合に Output メソッド実行直後に ClosePort メソッド を実行すると、OS や Pr など環境によって送信データが途切れる恐れがあります。そのため、 ClosePort メソッドを実行する前に、GetStatus メソッドでプリンタとの通信状態を確認してくださ い。

(58)

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57

◆ 関連項目

● プロパティ Setting ● メソッド OpenPort

(59)

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58 【発行】 ◆ 機能 ラベル・タグを発行します。 ◆ 書式 MLmeControl.Output() As Long ◆ 戻り値 ● 同期モード 0 正常終了。 5 ポートがオープンされていません。 7 コマンド送信中にエラーが発生しました。 8 コマンド送信中にタイムアウトが発生しました。 9 応答受信中にエラーが発生しました。 10 応答受信中にタイムアウトが発生しました。 11 応答受信中に NAK を受信しました。 51 以降は発行エラーです。付録「発行エラーの戻り値と詳細について」をご参照ください。 ● 非同期モード 0 正常終了。発行終了後に OutputStatus イベントが発生します。 5 ポートがオープンされていません。 ◆ ポイント ● 非同期モードの場合は、必ず OutputStatus イベントで正常に発行出来たか確認してください。 ● 戻り値の詳細は付録の「通信エラーの戻り値と詳細について」「発行エラーの戻り値と詳細につ いて」を参照してください。 ◆ 例 連番印字を行います。 <VB6 の場合>

Dim Result As Long Const EndCount = 10

For n = 1 To EndCount ' 連番終了値までループ MLmeControl.PrnData = Format$(n) & vbTab & "1" ' 印字データに連番をセット Result = MLmeControl.Output() ' 発行処理

If Result <> 0 Then ' エラー処理 End If

(60)

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59 <VB2010 の場合> ◆ 関連項目 ● プロパティ Setting、Protocol、Timeout ● メソッド GetStatus、Cut、SendCancel ● イベント OutputStatus

Dim Result As Long Dim n As Integer Const EndCount = 10

For n = 1 To EndCount '連番終了値までループ MLmeControl.PrnData = Format$(n) & vbTab & "1" '印字データに連番をセット Result = MLmeControl.Output() '発行処理

If Result <> 0 Then 'エラー処理 End If

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