は、結婚・妊娠・出産・子育てにわたる切れ目のない支援事業を行うた め、平成26年度に30億円の少子化対策基金を創設しました。この少子 化対策基金は、少子化対策に有効な事業を行うための財源となっています。 「ふれあい体験 赤ちゃんとあそぼう」は、子どもが自ら成長する「子育 ち」を支援する事業で、中学生・高
校生期の年齢の子どもが赤ちゃんに 触れ合い、赤ちゃんとの関わり方や 育児について学ぶことができます。 この事業を通じて、近年の少子化・ 核家族化により、普段赤ちゃんと触 れ合う機会を得ることが困難で、自 分がゆくゆくは親になるというイメ ージを持ちにくい環境の中で成長し てきた子どもたちが、赤ちゃんとの 関わり方や、命の大切さなどについ て学び、自分の将来の姿を想像でき るよう支援していきます。
人形で
新生児の抱っこ
を疑似体験
フィンランド視察と新たな国際交流の芽生え
KEYWORD
5月23日から29日まで、北欧フ ィンランドを視察してきました。 目的は、フィンランドの子育て支 援、とりわけ同じ保健師が妊娠期か ら出産、さらに小学校入学まで子育 て家庭に寄り添い、少子化対策の決 め手としても効果を挙げている「ネ ウボラ」を中心とした子ども・子育 て関連施設の視察です。
出発直前まで天候不順に振り回さ れ、寒さや雨などの心配をしました が、現地に着いてみると湿気もな く、穏やかな気候で、首都のヘルシ ンキ市および近隣市のいたるところ でタンポポが咲き乱れ、結果的に最 も恵まれた時期の視察となりまし た。
フィンランドは、９月ごろから半 年近く暗い、どんよりとした冬の中 で暮らすためか、アルコール依存症 や薬物依存症、うつ病など深刻な社 会問題がそのまま家庭や子どもたち に影響しているとのことですが、感 銘を受けたのはこれらの諸問題に対
応するシステムやノウハウが見事に 蓄積され、実効を挙げていることで す。
日本でいう児童養護施設や虐待家 庭への更生施設も見てきましたが、 児童虐待の起きた家庭を家族ごと更 生させる施設「ファミリー・リハビ リテーション・センター」では、ノ ウハウが詰まった８週間のカリキュ ラムを受けた家族の更生率が何と 75パーセントと聞き、驚きと共に 感心させられました。
案内をしていただいた施設長に、 日本で普及させる場合の協力要請を したところ快諾をいただくことがで きました。
限られた時間でしたが、フィンラ ンドの現場を数多く見ることがで き、今後、浦安市の子育て施策、少 子化対策を考える上で大いに参考に なり、多くの収穫を得て帰国しまし た。
今回の視察では、フィンランド大 使を始め、大使館の皆さんにも意見 やアドバイスをいただき、感謝して います。
帰国して10日後の６月９日、フ ィンランド大使館のマヌ・ヴィルタ モ大使から昼食のお誘いがあり、お
礼も兼ね、教育長・こども部長・こ ども課長と訪れました。
大使も私たちの視察の感想を聞き たかったようで、あっという間に2 時間が過ぎ、和気藹々のうちに大使 館を後にしました。
同じ日の夕方、舞浜のイクスピア リのステージで合唱の国といわれる ブルガリアの誇るソフィア少年合唱 団のコンサートが開催されました。 このコンサートは東日本大震災の 折、ブルガリア大使館から舞浜三丁 目自治会が飲料水の支援を受け、そ の縁で開催されたものです。 今回、ソフィア少年合唱団が来日 され、30分という短い時間でしたが 忙しいスケジュールの合間を縫って 美しい歌声を響かせてくれました。 そ の ６ 日 後 の ６ 月15日 の 月 曜 日、ブルガリア大使館のゲオルギ・ コンスタンティノフ・ヴァシレフ大 使が市長室に来られ、１時間たっぷ りと歓談させていただきました。 その折、今後これを機にブルガリ アの都市との交流の提案もいただい
たり、ブルガリア・ワインなどを通 じた今後の関わりなど大いに盛り上 がり帰っていかれました。
今回、たまたま1カ月の間にフィ ンランド、ブルガリアと２カ国の大 使とじっくりと話す機会に恵まれま した。５年後には、50年ぶりの東 京オリンピックが開催されます。こ れを機に市民からも「市として何ら かの関わり方を模索したら」との声 もある中で、まもなく9000室にな ろうとしている本市のホテル群や市 内のスポーツ施設、88人が泊まれ るうら・らめ∼る（青少年交流活動 センター）の活用などにより、来日 される選手団と市民の触れ合いを、 私からも二人の大使に提案したとこ ろ大いに関心を示されました。 この１カ月という短い期間に、視 察に始まり２カ国の大使との交流・ 懇親を通じて、新たな国際交流、親 善の芽生えを感じたところです。
人形で
で
人形で
新生児の抱っ
新生児の抱っ
体
を
を
を疑似体
を疑似体験
を疑似体験
未
来
を
見
据
え
た
子
育
ち
を
支
援
し
ま
す
市
るよ
るよう支援していきます
問 東野児童センター
普段触れ合うことのな い赤ちゃんと触れ合うこ とができてとても新鮮で した。本当にかわいくて 将来は自分も子どもを持 ちたいと思いました。
参加者コメント
深川陽吏くん
東海大学付属浦安高等学校２年生 赤ちゃん人形の首が座
っていないので、抱っこ は難しかったです。抱き やすい抱き方を教えても らい、少しお母さんに近 づけたような気がしてう れしかったです。
参加者コメント
田中結菜さん
東野小学校5年生
赤ちゃん
と遊んで
触れ合う
新生児の人 形で、大き さや重さを 体感。
うまく抱っこ できるかな？
発行／浦安市
所在／ 〒279-8501 千葉県浦安市 猫実 一丁目１番１号 編集／市長公室広聴広報課 ☎047・351・1111（代表） http://www.city.urayasu.lg.jp
返還する必要のない給付型の
奨学支援金の受け付けています ほか ８面
主 な 内 容
No.
1029
2015 年
（平成 27 年）
７月１日発行
各記事に掲載している を確認し、市ホームページ上の「広報ページID検索」に入力すると、検索結果が出ます。これにより、記事を探す手間を省けます
赤ちゃんとあそぼう
ふれあい体験
時・対象 ①７月21日㈫・８ 月18日㈫・25日㈫午前10時∼ 正午＝小学校５・６年生、②７ 月28日㈫・８月４日㈫・11日 ㈫午前10時∼正午＝中学生・ 高校生、先着各20人程度 所 東野児童センター
申込 ７月１日㈬午前10時か ら、電話で、東野児童センター ☎355・2736へ
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