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泉の里地・里山・里水
八ヶ岳自然観察の会
自然観察ガイド
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泉の里地里山には、川や堰(農業用排水路)、ため池、水田、湧水といった様々な水辺環境が存在して います。
水量や水質、その変化のパターンといった水環境のあり方は、気候条件や土壌・地質条件とともに地域 の生態系を特徴づける重要な要素であり、その地域の動植物の生活の礎となっています。そのため水環 境の変化は、水中や水辺周辺の生き物だけでなく、下流の水田や水路、その周辺に住む生き物にも影響 を与えています。
ため池や水路・湧水などの水質や水量の変化は、周辺での環境変化を映し出す「鏡」です。道路や住宅 ができたり、水田が畑や耕作放棄地に変わったりというように、集水域の土地利用や植生が変化すると、
水量や水質の変化として表われてきます。
ここに載せた種名は、2002年から2019年までの定例観察会で野帳に記録したものです。現在ほと んど観られなくなったり、レッドリストに加わった種もありますので、ご承知ください
泉の里地・里山・里水定例自然観察会
里山 : 「飛沢溜池」~「井富溜池」周辺
里地 : 「泉ビオトープのふるさと」~「谷戸城」周辺
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「泉ビオトープのふるさと」(昔は谷戸田)と呼ばれる周辺の自然観察です。
泉小学校の南側にある水辺から谷戸城を周遊するコースです。四季折々の水辺や水田などの 里地の自然を観て歩きます。
里地 : 「泉ビオトープのふるさと」~「谷戸城」周辺
偶数月 8時30分 ~ 12時頃
集合場所は 泉小学校南側道路 「泉ビオトープのふるさと」入口
泉小
谷戸城
ビオト ープ水路
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「山梨県野鳥観察指定地」周辺の自然観察です。
レインボーライン(広域農道)の北側にある飛沢ため池から井富ため池を周遊するコースです。
野鳥たちを中心に四季折々の里山の自然を観て歩きます。
植物相
植物は、光合成によって有機物を生産し、生態系の食物連鎖の土台となっています。また、草 原や森林といった特有の構造をもつ群落を形成することで、他の動物に多様な生息空間を提供
里山 : 「飛沢溜池」~「井富溜池」周辺
奇数月 8時30分 ~ 12時頃
集合場所は 飛沢溜池南側道路 「看板」前
井富溜池
飛沢溜池
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草本類 (赤色系)
シモツケソウ、カワラナデシコ、ハクサンフウロ、グンナイフウロ、ホタルブクロ ヤマホタルブクロ、ワレモコウ、ヤナギラン、コオニユリ、タムラソウ、イカリソウ フシグロセンノウ、ヤマアザミ、フジアザミ、アカバナ、アサマフウロ
サクラソウ、ヨツバヒヨドリ、ベニバナイチヤクソウ、ネジバナ ハシリドコロ、ヤマラッキョウ、クリンソウ、ツリフネソウ、
木本類 (赤色系)
サラサドウダン、レンゲツツジ、ヤマツツジ、シモツケ、ヤマハギ、
トウゴクミツバツツジ、クサボケ、ウグイスカグラ、イブキジャコウソウ (白色系)
ノリウツギ、リョウブ、アオダモ、ズミ、ヤマボウシ、ニワトコ、クサギ、ネジキ サワフタギ、ミズキ、コアジサイ、ヤマアジサイ、オオカメノキ、カンボク ミヤマイボタ、ナツツバキ、ホオノキ、カマツカ、ノイバラ、ニガイチゴ、ムシカリ アイズシモツケ、コブシ、クマザサ、ミヤコザサ、コゴメウツギ、カスミザクラ (淡赤系)
ミヤマザクラ、マメザクラ、タマアジサイ (赤黄系)
ニシキウツギ (黄系)
ダンコウバイ、アブラチャン、サルマメ、サルトリイバラ、クロモジ、コクサギ、
ヒロハヘビノボラズ
しています。さらに、特定の動物種の餌や寄主となったり、逆に花粉のやりとりや種子の散布を 動物に依存するなど、他の生物と様々な繋がりを持っています。
また、植物は動物と異なり自ら動くことができないため、それぞれの種が異なる気候や水分・
土壌・光条件、倒木や洪水などの自然のかく乱・人間の伝統的管理などの環境条件に適応して 生育しています。そのため、人為的な開発、伝統的な働きかけの停止(耕作放棄など)、外来種 の侵入、気候の変化などによって引き起こされる環境の微妙な変化に反応して出現・消滅する ため、泉の里の環境変化の指標となっています。
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(白色系)
ウスユキソウ、ヤマハハコ、ノコギリソウ、セイヨウノコギリソウ、カラマツソウ、ナズナ カワラマツバ、オカトラノオ、シラヤマギク、ヤブジラミ、バイケイソウ、ミツバオウレン ウメバチソウ、シシウド、センブリ、ヤマシャクヤク、シロバナエンレイソウ
サラシナショウマ、トリアシショウマ、ユキザサ、チゴユリ、マイズルソウ、
ゴゼンタチバナ、ヤマオダマキ、モウセンゴケ、カニコウモリ、モミジカサ
オオバギボウシ、ヤグルマソウ、モミジハグマ、ダイモンジソウ、ジュウモンジソウ コウモリソウ、オオバショウマ、シロヨメナ、ミヤマネコノメソウ、オオヤマフスマ
シロバナニガナ、アキタブキ、ジュウニヒトエ、レンゲショウマ、ヤブレガサ、
ヨツバヒヨドリ、メドハギ、ワダソウ、ワチガイソウ、シロタマホシクサ (淡赤系)
チダケサシ、レンゲショウマ、ヤブレガサ、ヤマジノホトトギス (黄系)
オミナエシ、キリンソウ、コウリンカ、キオン、ハンゴンソウ、オトギリソウ、
アキノキリンソウ、アレチマツヨイグサ、クサレダマ、ニガナ、ヤマガラシ、
タマガワホトトギス、ヤクシソウ、ゼンテイカ、キツリフネ、ジシバリ、
カントウタンポポ、セイヨウタンポポ、ネコノメソウ、タカトウダイ、
ハナイカリ、ルイヨウボタン、キバナノツキヌキホトトギス、キンポウゲ オオジシバリ、ミヤコグサ、マルバダケブキ、ヒキヨモギ、イヌナズナ (青色系)
キキョウ、ノハナショウブ、ウツボグサ、クガイソウ、サワギキョウ 、カキドウシ マツムシソウ、コバギボウシ、ツリガネニンジン、ソバナ、ヒメトラノオ
リンドウ、ハルリンドウ、フデリンドウ、ヤマトリカブト、オオイヌノフグリ その他の草本類
ミツモトソウ、オヤマボクチ、イヌトウバナ、コアカソ、イワボタン、オシダ、ウバユリ オタカラコウ、シラネセンニュゥ、クリンユキフデ、イワキンバイ、ソバナ 、オキングサ ミズホウズキ、タニソバ、イワギボウシ、ウマノアシガタ、クサソテツ
色分けは、個人的な色彩感覚ですので 参考程度として下さい。
ウ
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その他の木本類
(カバノキ科)ヤエガワカンバ、ダケカンバ、シラカンバ、ツノハシバミ
ヤマハンノキ、サワシバ、ヤシャブシ、ハンノキ、アカシデ、イヌシデ (ブナ科)クリ、ミズナラ、ブナ、クヌギ、コナラ
(ウルシ科)ヤマウルシ、ツタウルシ、ヌルデ (レンプクソウ科)ミヤマガマズミ゙ (ヤナギ科)イヌコリヤナギ、バッコヤナギ、カワヤナギ
(ウコギ科)ハリギリ、コシアブラ、タラノキ、ウコギ
(マツ科)ハリモミ、シラベ、コメツガ、アカマツ、トウヒ、モミ、ヒメコマツ、カラマツ (リョウブ科)リョウブ
(バラ科)アオナシ、アズキナシ、ナナカマド
(カエデ科)ヤマモミジ、ハウチワカエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、ウリカエデ オオモミジ、オオイタヤカエデ
(ハイノキ科)サワフタギ (メギ科)メギ
(マタタビ科)サルナシ (ツツジ科)アブラツツジ (クロウメモドキ科)クマヤナギ、クロツバラ、クロウメモドキ
(モチノキ科)アオハダ (ミズキ科)ハナイカダ (クルミ科)サワクルミ、オニグルミ
(マメ科)ヤマフジ、ハリエンジュ、エニシダ
(ニシキギ科)ニシキギ、ツリバナ、ツルウメモドキ、マユミ、コマユミ、カントウマユミ (ミカン科)サンショウ 、イヌザンショウ 、キハダ
(アケビ科)ミツバアケビ、ゴヨウアケビ
(ブドウ科)ヤマブドウ (スイカズラ科)スイカズラ
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田んぼの畦畔や道沿いの植物
カキドオシ、ナズナ、イヌナズナ、オオイヌノフグリ、ウシハコベ、スギナ、ノカンゾウ、ギシギシ、アレチギシギシ ノミノツヅリ、シロツメクサ、エゾタンポポ、フキ、ヨモギ、オニタビラコ、イタドリ、タネツケバナ、セリ、
マルバマンネングサ、ムラサキケマン、ヒメジョン、スイバ、ノアザミ、ノビル、スズメノテッポウ、レンゲ、
ゲンノショウコ、ヒロハギシギシ、トウダイグサ、アカネ、タカトウダイ、ノジスミレ、タチツボスミレ、
タチイヌノフグリ、ナンテンハギ、アレチマツヨイグサ、イチリンソウ、カラマツソウ、スイカズラ、ウマノアシガタ、
カワラスゲ、スミレ、キケマン、ヤブヘビ゚イチゴ、クレソン、ヨシ、スズメノカタビラ、オオバコ、チカラシバ、
ネズミムギ、カモガヤ、カゼクサ、ススキ、アメリカセンダングサ、チガヤ、メヒシバ、オヒシバ、コウヤワラビ、
ナギナタコウジュ、キツネアザミ、ジシバリ、ヤブラン、クサノオウ、ヤブジラミ、シデシャジン 湿地の植物
キショウブ、アシ、フサモ、セキショウ、セリ、エビモ、クレソン、ドクゼリ、アブノメ、コナギ、カヤツリグサ、
タマガヤツリ、ミヅガヤツリ、、ネコノメソウ、キケンショウマ、エンレイソウ、レンプクソウ、ザゼンソウ、ウバユリ、
ヒトリシズカ、ヤブジラミ、ミゾソバ、ワサビ、ザリコミ、ヤマエンゴサク、アブラチャン、サルナシ、クマシデ、
サクラソウ、ツルネコノメソウ、タチツボスミレ、ハンノキ、オニグルミ、エイザンスミレ、クリンユキフデ、ハシリドコロ、
タネツケバナ、ダイコンソウ、ミヤコザサ、コバギボウシ、フキ、ベンケイソウ、ツルキンバイ、イボタノキ、
ヤマウコギ、タラノキ、チョウジザクラ、ツルキンバイ、ヒロハコンロンソウ、オタカラコウ、マルバダケブキ
鳥類
八ヶ岳南麓では、これまで100種以上の鳥類が確認されています。鳥類は生態系において多 様な役割を果たしています。オオタカやノスリなどの猛禽類は、生態系ピラミッドにおいて高い位 置をしめており、食物連鎖やそれを通じた栄養塩の循環などに大切な役割を果たしています。ま た、果実を食べて種子を遠くへ運ぶ種もあり、植物の分散にも重要な役割を果たし、時には花粉 を運ぶ媒介者ともなっています。鳥類に森林性、草原性、湿地性などの種がいることからもわか るように、地域の鳥類相は周辺の景観や植生の状態を反映しています。ただし、鳥類は他の動 物に比べて移動力が高く、広い行動圏をもっているため、比較的広い空間範囲の環境の条件に 影響されます。また、「渡り」により年間数百キロ、数千キロもの距離を移動して南麓にやってく る種もいますが、これらの種の生息には地球全体の環境条件が影響をしています。
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(留鳥・漂鳥)
(ワシタカ科)トビ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、イヌワシ、ハヤブサ、チョウゲンボウ (キジ科)ヤマドリ、キジ、コジュケイ
(ハト科)キジバト
(フクロウ科)フクロウ、コノハズク、アオバズク (キツツキ科)アオゲラ、アカゲラ、オオアカゲラ、コゲラ (ヒバリ科)ヒバリ
(セキレイ科)キセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ (ヒヨドリ科)ヒヨドリ
(モズ科)モズ
(カワガラス科)カワガラス (ミソサザイ科)ミソサザイ
(イワヒバリ科)イワヒバリ、カヤクグリ (ヒタキ科ツグミ亜科)ルリビタキ、トラツグミ
(ヒタキ科ウグイス亜科)ウグイス、キクイタダキ、ヤブサメ (エナガ科)エナガ
(シジュウカラ科)コガラ、ヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラ (ゴジュウカラ科)ゴジュウカラ (キバシリ科)キバシリ (メジロ科)メジロ (ホオジロ科)ホオジロ、アオジ (アトリ科)カワラヒワ 、ウソ、イカル、マヒワ (ハタオリドリ科)スズメ
(ムクドリ科)ムクドリ
(カラス科)カケス、オナガ、ホシガラス、ハシブトガラス、ハシボソガラス (チメドリ科)ガビチョウ
(夏鳥) (ワシタカ科)ハチクマ、サシバ、ツミ
(ヨタカ科)ヨタカ (アマツバメ科)アマツバメ (ツバメ科)ツバメ、イワツバメ (セキレイ科)ビンズイ (サンショウクイ科)サンショウクイ (モズ科)アカモズ、モズ
(ヒタキ科ツグミ亜科)コマドリ、コルリ、ノビタキ、マミジロ、クロツグミ アカハラ、ルリビタキ、シロハラ
(ハト科)アオバト、キジバト「ヤマバト」
(ホトトギス科)ジュウイチ、カッコウネツツドリ、ホトトギス
(ヒタキ科ウグイス亜科)メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ (ヒタキ科ヒタキ亜科)キビタキ、オオルリ、コサメビタキ (ホオジロ科)ホオアカ、ノジコ (スズメ科)ニュウナイスズメ (ムクドリ科)コムクドリ (カワセミ科)アカショウビン 、「留鳥」カワセミ、ヤマセミ
(冬鳥)
(ガンカモ科)オシドリ、マガモ、オナガガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、アメリカヒドリ、
コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、カワアイサ、ハシビロガモ、カルガモ (カイツブリ科)カイツブリ (クイナ科)バン、オオバン
(ヒタキ科ツグミ亜科)ジョウビタキ、ツグミ
(ホオジロ科)カシラダカ、ミヤマホオジロ、オオジュリン
(アトリ科)アトリ、マヒワ、ハギマシコ、オオマシコ、イスカ、ベニマシコ、シメ (旅鳥)
(サギ科)ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ (ヒタキ科ツグミ亜科)マミチャジナイ、シロハラ
(ホオジロ科)クロジ (ウ科)ウ (シギ科)クサシギ、イソシギ4
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(トガリネズミ科)トガリネズミ、ジネズミ 、カワネズミ (モグラ科)ヒメヒミズ、ヒミズモグラ、アズマモグラ、コモグラ (キクガシラコウモリ科)キクガシラコウモリ
(ヒナコウモリ科)テングコウモリ、コテングコウモリ、ウサギコウモリ
(ウサギ科)トウホクノウサギ (ヤマネ科)ヤマネ
(リス科)ホンドリス、ホンシュウモモンガ、ニッコウムササビ
(ネズミ科)カヤ゙ネズミ、ハタネズミ、アカネズミ、ヒメネズミ、クマネズミ、カゲネズミ ドブネズミ、ヤチネズミ、クマネズミ、ハツカネズミ
(イヌ 科)タヌキ、ホンドキツネ
(イタチ科)ホンドイタチ、ホンドテン、ホンドオコジョ 、ニホンアナグマ
(シカ 科)ホンシュウジカ (ウシ科)ニホンカモシカ
(クマ科)ツキノワグマ (イノシシ科)ニホンイノシシ
哺乳類
中・大型の哺乳類は、他の分類群に比べて体のサイズが大きく、生態系ピラミッドの中でも中 位~上位に位置するものが多いことから、植生の構造や食物連鎖の形を変えることで生態系に 大きな影響を及ぼします。最近では、ハクビシンなどの外来哺乳類が侵入し、在来哺乳類とのエ サをめぐる競争や在来動植物の捕食による生態系への悪影響が懸念されています。また、温暖 化や狩猟圧の低下、里地里山の管理放棄などにより、シカやイノシシなど特定の在来種が過度 に増加することで生態系が大きく変化しています。中・大型哺乳類は、生態系ピラミッドに大きな 影響を与える一方で、他の動物に比べてより豊富なエサ資源・十分な面積の生息場所を必要と するのも特徴です。言い換えれば、大型哺乳類相は、その周辺地域の生態系の豊かさや環境 変化に影響されていると言えます。
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(アゲハチョウ科)ヒメギフチョウ 、キアゲハ、カラスアゲハ、ウスバシロチョウ、ミヤマカラスアゲハ (シジミチョウ科)コツバメ、ツバメシジミ、ミドリシジミ、ベニシジミ、ミヤマカラスシジミ
ゴイシジミ、ヤマトシジミ、ウラゴマダラシジミ、オナガシジミ、クロシジミ (シロチョウ科)スジグロシロチョウ、スジボソヤマキチョウ、ヤマキチョウ、ヒメシロチョウ
モンキチョウ、モンシロチョウ、ミヤマシロチョウ、クモマツマキチョウ、クロスジヤマキチョウ (ジャノメチョウ科)ウラジャノメ、クロヒカゲ、ヒメウラナミジャノメ、オオヒカゲ、ベニヒカゲ サトキマダラヒカゲ、ツマジロウラジャノメ、ヒメキマダラヒカゲ、クモマベニヒカゲ ヤマキマダラヒカゲ、ヒカゲチョウ、キマダラモドキ、ジャノメチョウ
(セセリチョウ科)コチャバネセセリ、キバネセセリ、オオチャバネセセリ、チャマダラセセリ、アカセセリ イチモンジセセリ、ヘリグロチャバネセセリ、ヒメキマダラセセリ、ダイミョウセセリ、アオバセセリ (タテハチョウ科)メスグロヒョウモン、キタテハ、イチモンジチョウ、サカハチチョウ、ナミヒョウモン、コヒョウモン ホシミスジ、ヒョウモンチョウ、コムラサキ、フタスジチョウ、コミスジ、ウラギンスジヒョウモン ギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモン、ミドリヒョウモン、アサマイチモンシ、コヒョウモンモドギ クジャクチョウ、キベリタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、オオムラサキ、ヒョウモンモドキ
エルタテハ、ミスジチョウ、シータテハ (マダラチョウ科)アサギマダラ
チョウ類
日本には200種以上のチョウが生息しています。泉の里には、田畑や畦、茅場、薪炭林、鎮 守の森といった様々なタイプの環境が存在しているので、多様なチョウ類が生息しています。チ ョウ類は多くの種が幼虫期には特定の植物を食草とし、成虫期には花を訪れて花粉を媒介する など、生活史を通じて植物と密接な関係を持っているのが特徴です。そのため、その地域の植 生の状態を評価するのによい指標となります。土地利用の変化や管理放棄により植生の変化 が生じたり、宅地化や道路建設などによって里地の規模が縮小したり近隣の里地から孤立した りすることで、記録されるチョウ類の種構成が変化したり密度の低下が生じています。伝統的な 薪炭林利用や草地管理が行われている場所を主な生息地とするチョウ類も多く、現在急速に衰 退している様々な泉の里の生き物たちの指標種となっています。
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ホタル類
ゲンジボタルとヘイケボタルは、泉の里の身近な水辺に生息する代表的な昆虫で、古く から人々に夏の風物詩として親しまれ来ました。ゲンジボタルは幼虫期を流水環境でカ ワニナを餌として成長し、またヘイケボタルは水田や溜池、その周辺の水路などの止水域 でカワニナ・タニシなどの貝類を餌として成長します。そして両種とも成長を遂げると岸 辺に上がって土の中で蛹となり、成虫になると水辺を発光しながら飛翔して草地や立ち 木に集まって繁殖行動を行い、岸辺のコケに産卵します。
そのためこれらのホタルの生息には、カワニナをはじめとする水生生物が豊富に生息 する水域、安定した水量・水質の水を供給する森林、コンクリート護岸などの影響の少な い岸辺、人工照明の影響が少ない飛翔空間といった条件が満たされていなければなりま せん。このようなことからホタルは、人と自然との長い関わりの中で生み出された里地本 来の水辺の景観や環境条件を指標する生物なのです。
ゲンジボタル ヘイケボタル
ヒメボタル オバボタル
林の中が生息地 林の草むらに生息
オカチョウジガイが餌 成虫は発光しない
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(ヒキガエル科)アズマヒキガエル
(アカガエル科)タゴガエル、ヤマアカガエル
アマガエル、ニホンアカガエル、トノサマガエル
有尾目
(サンショウウオ科)ハコネサンショウウオ (イモリ科)アカハライモリ
(ヘビ科)ヤマカガシ、ジムグリ、アオダイショウ 、シマヘビ、カナヘビ トカゲ、カナヘビ、マムシ、シロマダラ、ヒバカリ
カエル類
早春の溜池に出かけると、黒くぶつぶつとしたアカガエルの卵塊を見かけることがあ ります。水田やため池などの止水域に卵塊を産卵するアカガエルの仲間は、日本ではニホ ンアカガエル、ヤマアカガエル、エゾアカガエルなど、6種類が知られています。カエル というと水辺の生き物のように思いますが、これらアカガエルの仲間は、春先に産卵して オタマジャクシからカエルに変態した後は、森林の林縁部や林内で生活しています。その ためアカガエルの成育には、湧水が流れ込み冬でも水が枯れることのない溜池など、カエ ルの移動を遮ることのない土水路、夏でも気温や湿度が安定した十分な広さの森林など、
水辺と森という対照的な環境が連続して存在している環境が残されている必要がありま す。アカガエル類の卵塊は、1500個ほどの卵が1つの塊になったものです。年1回の 産卵期には、産卵可能なサイズの全てのメスが1匹あたり1つの卵塊を産卵します。その ため、全ての卵塊の数を数えることでその地域に生息するアカガエルの個体数を確実に 把握することが可能なのです。
爬虫類
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人為的インパクト
里地里山には、二次林や水田、ため池、草地といった、さまざまなタイプの景観が含まれてい ます。それぞれの景観を特徴付ける植生(植物のあつまり)は、森林や草原といった立体的な構 造を形作ったり葉や実をエサ資源として直接提供し、さまざまな生物の生存の基盤となることで、
植生ごとに特徴的な生態系を形作っています。泉の里で長年続けてきた水田耕作や薪炭林・カ ヤ原の利用といった伝統的管理、あるいは宅地開発や転作による土地利用の改変や農耕によ る集水域の富栄養化といった「人為的インパクト(人間活動による影響)」は、しばしば広い面積 にわたる景観スケールで地域の植生に大きな影響を与えています。つまり、八ヶ岳南麓の植生 は、その場の気候や水分・地史・地質等の条件とともに、人為的インパクトの質や量も反映してい のです。
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甲虫類
コガネムシ類 カブトムシ、ダイコクコガネ、コカブトムシ、ヒゲコガネ、シロスシコガネ
センチコガネ、マメコガネ、シロテンハナムグリ、カナブン、ドウガネブイブイ、スジコガネ クワガタ類 ノコギリクワガタ、ヒラタクワガタ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ、チビクワガタ カミキリムシ類 ヨコヤマヒメハナカミキリ、オオトラカミキリ、シロスジカミキリ、ミヤマカミキリ、ノコギリカミキリ
ゴマダラカミキリ、ルリボシカミキリ
カメムシ類 クヌギカメムシ、ツノアオカメムシ、マルカメムシ、チャバネアオカメムシ、アカスジキンカメムシ
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川に住む魚
ニッコウイワナ、ヤマメ、アブラハヤ、カジカ、ウナギ、アマゴ、ウグイ シマドショウ 、アジメドジョウ、ニジマス、
溜池等に住む魚
コイ、フナ、ドジョウ、ホトケドジョウ ブルー ギル、オオクチバス、ブラックバス、
(2020.3.29 現在)
問合せ先
伏見 勝
090-5806-8640