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数理工学第一 期末試験解答例

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Academic year: 2021

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数理工学第一 期末試験解答例

2007年7月31日

bababababababababababababababababababab

問題1

1. M1={(x, y)∈ <2 | 0<|x| ≤1, 0≤ |y|<1} とする。M1の内部・外部・境界を求 めよ。(答えだけ述べれば良い)

2. M2={(x, y)∈ <2|x+y >1} ∪

½µ2 n,0

∈ <2|n∈ N

¾

とする。M2の全ての集積 点と孤立点を求めよ。(答えだけ述べれば良い)

1. 内部:M1i={(x, y)∈ <2 | 0<|x|<1, |y|<1}

外部:M1e={(x, y)∈ <2 | |x|>1 ∨ |y|>1}

境界:M1b={(x, y)∈ <2 | |x|= 0 or 1, |y| ≤1} ∪ {(x, y)∈ <2 | |x| ≤1, |y|= 1} 2. 集積点の集合:{(x, y)∈ <2 |x+y≥1} ∪ {(0,0)}

孤立点の集合:

½µ2 n,0

∈ <2 |n∈ N, n≥3

¾

bababababababababababababababababababab

問題2

(X, d1)を距離空間とする。任意のx, y∈Xに対し、X2 から<への関数d2

d2(x, y) = d1(x, y) 1 +d1(x, y) と定義する。このとき、次の問いに答えよ。

1. 距離関数d1が満たしている条件を全て挙げよ。

2. (X, d2)が距離空間となることを示せ。

1. 距離関数なので以下の4つの条件を満たす。

a∀x, y∈X, d1(x, y)0

b∀x, y∈X, d1(x, y) = 0 x=y

c∀x, y∈X, d1(x, y) =d1(y, x)

d∀x, y, z∈X, d1(x, z)≤d1(x, y) +d1(y, z)

1

(2)

2.a

∀x, y∈X, d2(x, y) = d1(x, y)

1 +d1(x, y) 0. (∵ d1(x, y)0)

b x=yのとき、d1(x, y) = 0である。よって、d2(x, y) = d1(x, y)

1 +d1(x, y) = 0となる。

d2(x, y) = d1(x, y)

1 +d1(x, y)= 0のとき、d1(x, y) = 0である。よって、x=y が導かれる。

c

∀x, y∈X, d2(x, y) = d1(x, y) 1 +d1(x, y)

= d1(y, x)

1 +d1(y, x) (∵ d1(x, y) =d1(y, x))

=d2(y, x)

d∀x, y, z∈X,

d2(x, y) +d2(y, z)−d2(x, z)

= d1(x, y)

1 +d1(x, y)+ d1(y, z)

1 +d1(y, z) d1(x, z) 1 +d1(x, z)

=2d1(x, y)d1(y, z) +d1(x, y)d1(y, z)d1(x, z) +d1(x, y) +d1(y, z)−d1(x, z) (1 +d1(x, y))(1 +d1(y, z))(1 +d1(x, z))

2d1(x, y)d1(y, z) +d1(x, y)d1(y, z)d1(x, z)

(1 +d1(x, y))(1 +d1(y, z))(1 +d1(x, z)) (∵ d1(x, z)≤d1(x, y) +d1(y, z))

0 (∵ d1(x, y), d1(y, z), d1(x, z)0)

よって、d2(x, y) +d2(y, z)≥d2(x, z)

(a),(b),(c),(d)より、d2は距離関数であることが確認でき、(X, d2)は距離空間といえる。

bababababababababababababababababababab

問題3

(S1,D1)(S2,D2)は共に位相空間である。また、f :S1→S2を連続写像とする。このとき、

以下の問いに答えよ。

1. 次の2つの定義を述べよ。

S1上の点列(xk)k∈N x∈S1に収束する

f :S1→S2が連続写像である

2. S1上の点列(xk)k∈N x∈S1 に収束するならば、S2上の点列³ f(xk

k∈N f(x) S2 に収束することを示せ。

2

(3)

1. S1上の点列(xk)k∈N x∈S1に収束する

∀O∈ D1(x∈O), ∃n0∈ N, n≥n0 xn ∈O

f :S1→S2が連続写像である

∀x∈S1, ∀O2∈ D2(f(x)∈O2), ∃O1∈ D1(x∈O1), f(O1)⊂O2

2. f(x)の任意の開近傍O2(つまり、O2∈ D2, f(x)∈O2)について考える。f は連続写像であるた め、f(O1)⊂O2を満たすようなxの開近傍O1(つまり、O1∈ D1, x∈O1)が存在する。O1 xの開近傍であるため、点列(xk)k∈N x に収束するという前提を用いると、あるn0∈ N が存 在し、n≥n0のときxn∈O1 となる。このxnにおいて、f(xn)∈f(O1)⊂O2 という関係が成 り立っている。

以上の議論をまとめると、f(x)の任意の開近傍O2に対し、あるn0∈ N が存在し、n≥n0のとき f(xn)∈O2が成立することになる。これは、

³ f(xk

k∈N f(x) に収束することを意味する。

bababababababababababababababababababab

問題4

<2上の4点からなる集合 M ={(1,1),(1,5),(2,3),(4,2)} について、以下の問いに答えよ。

1. (2,2)∈ <2M 4つの点の凸結合で表せ。答えの中の一つを挙げればよい。

2. 集合M の凸包を、3つの半空間の共通部分として表現したい。そのような3つの半空間 を述べよ。

1. 凸結合なので、

(2,2) =α1(1,1) +α2(1,5) +α2(2,3) +α4(4,2), α1+α2+α3+α4= 1,

α1, α2, α3, α40

を満たすような係数α1, α2, α3, α4 を見つければ良い。非負条件を無視すれば、これは4つの変数 と3つの等式からなる線形方程式と見なせる。よって、(通常は)変数を1つ固定すれば、残りの3 つの変数が一意に定まる。例えば、α3= 0とすれば、α1 = 12, α2 = 16, α4= 13 である。これら は、結果的に非負条件も満たすので答えの1つになる。

解答例

(2,2) = 1

2(1,1) + 1

6(1,5) + 0(2,3) +1 3(4,2)

(2,2) = 2

5(1,1) + 0(1,5) + 2

5(2,3) +1 5(4,2)

3

(4)

2. 部分集合M の凸包は、(1,1),(1,5),(4,2)の3点を結ぶ三角形(内部を含む)である。x−y座標 とすると、(1,1)(1,5)を通る直線はx= 1(1,5)(4,2)を通る直線はx+y = 6(4,2) (1,1)を通る直線は 13x+23 =y である。ゆえに、題意を満たす3つの半空間とは、

• {(x, y)∈ <2 |x+y≤6}

• {(x, y)∈ <2 |x≥1}

• {(x, y)∈ <2 | 1 3x+2

3 ≤y} となる。

4 2

5

1 1

O 2

3

4

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