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リ ポ ア ス レ ヂ ン 軟 膏 の 治 験

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Academic year: 2022

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(1)616.5‑002.828:615.372.6:616‑001.26/27. リ. ポ. ア. ス. レ. ヂ. ン. 軟. 膏. の. 治. 験. 岡 山大学 医学部皮膚科教室 (主任:谷 奥喜平教授). 大. 森. 三. 純. 好. 信. 〔 昭 和40年9月13日. 1.. 郎. 受稿〕. 方 法 は,す べ て本 剤 単 独 療 法 と し, 1日2〜3回. は じめ に. 患. 部 に 塗 布 を 指 示 した.効 果 の判 定 は〓 ‥ 自,他 覚 所 リポ ア ス レヂ ン軟 膏 は,一 定 量 のX線 の照 射 を 受. 見 と も著 明 な 改 善 を 見,治 癒 ま た は それ に近 い もの,. けた家 兎 の 臓 器 か ら抽 出 され た リン脂 質 を 加 水 分 解. 〓:自,他. して得 られ た,不 飽 和 脂 肪 酸 の混 合物 を 主成 分 と し. あ るい は他 覚 所 見 に改 善 を認 め る もの,‑:無. て い る.こ の 脂 肪 酸 群 は 山本 がX線 の 生 体 に及 ぼ す. した.. 作 用 の研 究 中,X線. 照 射 に よ り,生 体 内 に 出現 す る. 物質 と して 抽 出 され,抗 腫 瘍 性 に関 して 興 味 を 持 た れ,す で に 多 くの基 礎 的,臨 床 的 実 験 結 果1)2)3)が報 告 され て い る.そ の 作 用 につ い て は,こ の 物 質 が 細 胞 の分 裂 増殖 を 阻止 し,同 時 にDNA,. RNA,蛋. 質合 成 を 阻害 す る とい わ れ て い る.一 方,プ ン酸,カ プ リル 酸,ウ. 白. ロピオ. ンデ シ レ ン酸 等 の脂 肪 酸 類 が,. 第2次 大戦 後 抗 白癬 菌 剤 と して 登 場 し,そ の 作 用 は, 皮表 のpHに. 関 係 し,細 菌 や 真 菌 の発 育 を 抑 制 す る. とい わ れ 使用 さ れ有 効 で あ り,さ ら に この方 面 の研 究 も期 待 され て い る所 で あ る.わ れ わ れ は,こ. 10例,. 11例 とな り,+以. 上を併. な り,単 な る脂 肪 酸 を混 じ. た 軟 膏 と し た劾 果 に止 ら ず,従 来 の有 力 な抗 白癬 菌 剤 と比較 して,ほ ぼ 同 じ効 果 が 得 られ た.な お2〜 3の 例 で は 他 の 抗 白癬 菌 剤 が 無 劾 の場 合 で も本 剤 が 著 効 〜有 劾 を 示 した もの もあ る.な お増 悪 例2例. が. あ るが,こ れ は 直 ち に本 剤 に よ る副 作 用,あ る い は 刺 戟症 状 とは 認 め られ な い. 3.. お わ りに. 臨 床 治験 を 簡 単 に 総 括 す れ ば 次 の 如 くに な る.. 追究 した.使 用 した薬 剤 は,前 述 の不 飽 和 脂 肪 酸 混. 1). リポ アス レヂ ン軟 膏 は,臨 床 的 に 明 らか な 抗. 白癬 菌 作 用 が あ る.. 吸水 軟 膏 に混 合 した もの で あ る. 2.. 28例,‑:. せ る と有 効 率 は83.6%と. の新. わ り に局 方. 効 と. 臨 床 成 績 は別 表 に一 括 す る.す なわ ち,〓: 〓: 18例,+:. し く抽 出 され た脂 肪 酸 群 の 抗 白 癬 菌 作 用 を 臨 床 面 で. 合物(商 品 名 リポ ア ス レヂ ン)を2%の. 覚 所 見 と も に改 善 を 認 め る も の,+:自,. 2). 有 劾 率 は 他 の 抗 白癬 剤 と比 較 し遜 色 は認 め ら. れ な い.. 臨床成績. 3). 著 明 な副 作 用 は 認 め な か つ た.. 被験対象は岡 山大学皮膚 科を訪れ た皮膚 白癬症患 者で, 67名で本剤を使 用 し経過を観察 し得 た.使 用. 参 1) Yamamoto,. M.:. Symposia. Cell.. Chem.. 考. 文. 9, 141,. 1959.. 島 邦 雄,桑 3). 2) 山 本 道 夫,内. 海 耕 造,篠. 崎 侑 一,大. 原 幸 子,陣. 内 伝 之 助,田. 中 早 苗,清. 水 準 也,小. 野 正 員,岡. 献. 山 本 道 夫,塩 躬,羽. 原 良 知:外 飽 健,青. 田 良 洋:岡. 科 の 領 域, 野 要,田. 山 医 学 雑 誌,. 9, 630,. 辺 忠 正,勝 75,. 695,. 1961. 俣 直 1963..

(2) 1196. 大. 森. 純. 郎 ・三. 好. 信.

(3) リ. ポ. ア. ス. レ. ヂ. ン. 軟. 膏. の. 治. 験. 1197.

(4) 1198. 大. 汗疱状 白癬. 森. 純. 郎 ・三. 好. 信.

(5) リ. 汗疱状 白癬. ポ. ア. ス. レ. ヂ. ン. 軟. 膏. の. 治験. 1199. 続き. Clinical Evaluation. of Lipoathledin Fungal Sumio Makoto. From. the. Department Medical. Ointment. the Superficial. Infections Oomori Miyoshi. of Dermatology School,. On. Okayama,. (Director: Prof. K.. of Okayama. University. Japan. Tanioku). Lipoathledin is the fattyacidfractions extractedfrom x‑rayirradiated rabitorgans. We applicated 2% Lipoathledinabsorptionointment to the superficial fungalinfections clinically and followingresultswere obtained. 1) Lipoathledin has obviousantifungaleffect. 2) 56 in 67 patientsof superficial fungalinfections (83.6%) were improvedclinically. 3) No significant sideeffectswere observed..

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