平成17年3月
(財)クリーン・ジャパン・センター
リサイクル データブック
2005
Ⅰ.物質フロー ………1
1. 廃棄物、副産物、使用済み製品の概念 ………1
2. 日本のマテリアルバランス ………2
Ⅱ. 廃棄物・副産物の現状 ………3
1. 廃棄物とは ………3
廃棄物の法律の区分 ………3
2. 産業廃棄物・副産物の現状 ………4
2.1 産業廃棄物とは………4
2.2 産業廃棄物の状況 ………5
①産業廃棄物排出・処理状況の調査方法 ………5
②産業廃棄物の排出量、再生利用量等の推移 ………5
③産業廃棄物の業種別排出量 ………6
④産業廃棄物の種類別排出量 ………6
⑤産業廃棄物別の処理状況 ………7
⑥産業廃棄物の処理フロー ………7
⑦最終処分場残存年数の推移 ………8
2.3 主な産業廃棄物の現状 ………9
①建設副産物 ………9
i)建設副産物とは ………9
ii)建設廃棄物 ………10
iii)発生土 ………11
iv)廃石膏ボード ………12
②下水汚泥 ………13
③石炭灰 ………15
④バイオマス系廃棄物・副産物 ………17
i)食品廃棄物 ………18
ii)木質系(木くず、間伐材等)………21
iii)農業系(もみ殻等)………22
iv)動物のふん尿 ………24
2.4 主な有価副産物の現状 ………26
①鉄鋼スラグ ………26
i)高炉スラグ ………26
ii)製鋼スラグ(転炉系スラグ)………27
目 次
iii)製鋼スラグ(電気炉系スラグ)………29
②黒液 ………30
③回収硫黄 ………31
④回収石膏 ………32
3. 一般廃棄物の現状 ………33
3.1 一般廃棄物とは ………33
3.2 一般廃棄物の状況 ………33
①ごみ排出量の推移 ………33
②生活系ごみと事業系ごみの排出割合 ………35
③家庭ごみに占める容器包装廃棄物の割合 ………35
④ごみ処理方法の推移 ………36
⑤最終処分量と1人1日当たり最終処分量の推移 ………37
⑥資源化量の品目別内訳 ………37
⑦再資源化量とリサイクル率の推移 ………38
⑧粗大ごみ(東京都23区) ………39
⑨都市ごみ焼却灰等(東京都23区) ………39
⑩全国のごみ処理のフロー(平成14年度) ………40
⑪一般廃棄物最終処分量の残余容量と残余年数の推移 ………40
Ⅲ. 工業製品の生産、リサイクル、廃棄の現状 ………41
1. 基礎素材の生産・廃棄・再資源化・処分の状況………41
1.1 鉄 ………41
①鉄鋼生産とリサイクル ………41
②スチール缶 ………43
1.2 非鉄金属類 ………45
1.2.1 アルミニウム ………45
①アルミニウム生産とリサイクル ………45
②アルミ缶 ………46
1.2.2 銅 ………47
1.2.3 鉛 ………48
1.2.4 亜鉛 ………49
1.3 ガラス類 ………50
1.4 紙類 ………56
①紙の生産とリサイクル ………56
②紙製容器包装 ………59
1.5 プラスチック類 ………64
①プラスチックの生産とリサイクル ………64
②プラスチック製容器包装 ………68
i)ペットボトル ………68
ii)発泡スチロール ………72
iii)プラスチック製容器包装 ………73
1.6 セメント ………75
2. 製品………77
2.1 自動車 ………77
2.2 家電製品 ………78
2.3 パーソナルコンピュータ ………81
2.4 小形二次電池 ………84
2.5 自動車用バッテリー(鉛蓄電池) ………85
2.6 タイヤ ………86
2.7 自転車 ………88
2.8 潤滑油 ………89
2.9 電線 ………89
参考 ………92
参考1. 日本のマテリアルバランス算出根拠 ………93
参考2. 物質フロー及び物質フロー指標(資源生産性、循環利用率、最終処分量) ………95
参考3. 産業廃棄物排出推計と調査対象の詳細 ………100
参考4. 製造業及び電気業・ガス業における産業廃棄物・副産物の状況 ………112
参考5. 建設副産物実態調査の方法 ………116
Ⅰ. 物質フロー
本書はわが国の、天然資源の投入による生産や工事に伴い生ずる廃棄物や副産物並びに使用済製品 の現状について、できる限り最新のデータを使用し、まとめたものです。
私たちは、多くの天然資源を使用し、生産活動、土木・建設工事を行い製品製造、構造物の建設を 行っています。このような活動に伴い、たくさんの副産物が発生しますが、それらは、価値ある資源
(有価物)として製品製造等に使われるものと、廃棄物として扱われるものに分類できます。わが国 では、廃棄物とは資源価値があったとしても、その処理に費用がかかることから、処理費用が支払わ れる事によってリサイクル(再資源化)または焼却・埋立等の処理がなされるものを指します。また、
製品もやがて使用済みとなることにより、廃棄物となります。こうした使用済み製品も中古製品とし て再び流通する場合、あるいは廃棄物としてリサイクル・処理される場合があります。 (図1)
このような生産(生産に伴う副産物・廃棄物の発生)−消費−廃棄−リサイクル−処分という物質 のフローのうち、本書では、特に生産に伴う副産物・廃棄物並びに使用済製品の発生、リサイクル及 び処分等の状況を示す統計データを紹介しています。
1. 廃棄物、副産物、使用済み製品の概念
製品等を製造する際に副次的に生じる物質を副産物といいます。副産物は有用物として製品製造等 に使われるものと、廃棄物として処理されるものがあります。
資源化
消 費
中古製品等
(商品)
廃棄物
使用済製品
有用*
不要 生 産 ・ 工 事
原材料等
(天然資源)
副産物
不要
有用*
廃棄物
原材料(商品)
処 分
廃棄物
有用*とは、一般的には有価のこと
製品等
図 1 廃棄物、副産物、使用済み製品の概念
2. 日本のマテリアルバランス
図2は、経済産業省、環境省、資源エネルギー庁等の統計資料と業界団体等の統計資料及び(財)
クリーン・ジャパン・センターの調査をもとに、作成したものです。
わが国では総資源投入量は約20.6億tで、12.7億tの生産物のために3.5億tのエネルギーを消費 し、4億tの廃棄物が発生します。国内蓄積の11億tは道路、橋、建築物などがほとんどであり、やが て産業廃棄物となります。他方、循環して使用される再生資源は約2.8億tと総資源投入量の約1割強 にすぎません。
本書では、主に、図2のおおよそ下部3分の1の部分に当たる、副産物・廃棄物の発生状況、使用状 況、リサイクル・処理状況及び使用済み製品のリサイクル、処分等について取り扱っています。
なお、マテリアルバランスの算出根拠については参考1を参照ください。
また、参考2では環境省発表のわが国の物質フローを掲載しています。
財生産 財消費
処理、処分、リサイクル 資源投入
2,059(100.0)
#1 輸入資源 649(31.5)
#4 エネルギー消費 348(16.9)
#5 生産物
1,269(61.6) 国内出荷 1,113(54.1)
#8 輸入製品 142(6.9)
#6 産業廃棄物
400(19.4) 動物のふん尿 90(4.4)
汚 泥 187(9.1)
建 設 廃 材 57(2.8)
その他 66(3.2)
#7 輸出 156(7.6)
石油 215(10.4)
石炭 158(7.7)
鉄鉱石 126(6.1)
その他 150(7.3)
岩石 592(28.8)
砂利 263(12.8)
石灰石 182(8.8)
#3 再生資源 280(13.6)
食料 54(2.6)
その他 38(1.9)
#2 国内資源 1,129(54.8)
※2 国内蓄積 1,099(53.4) [大部分が、道路、橋、
建築物、プラントなど]
※3 消費・廃棄 156(7.6)
※4 リサイクル(使用済有価物) 47(2.3)
※7 有価副産物 42(2.0)
#9 一般廃棄物等 84(4.1) [ごみ 52、し尿 29、集団回収 2.8]
処理減量
175(8.5) #11 処理減量 65(3.2)
処分量計 52(2.5)
※6 リサイクル (一般廃棄物由来)
8(0.4)
※5 リサイクル
(産業廃棄物由来)
183(8.9)
※4 リサイクル
(使用済有価物)
47(2.3)
※7 有価副産物 42(2.0)
リサイクル 280(13.6)
日本のマテリアルバランス(2001) 単位:百万t/年 注:( )内は資源投入量に対する割合 %
処分量 42 産業廃棄物
処分量 42(2.0)
一般廃棄物 処分量 10(0.5)
電気・ガス・熱供給・水道 93(4.5)
建 設 業 76(3.7)
農 業 90(4.4)
鉱 業 14(0.7)
鉄 鋼 業 26(1.3)
パルプ・紙・紙加工 27(1.3)
その他 73(3.5)
※1 消費・蓄積計 1,255(61.0)
(財)クリーン・ジャパン・センター
#10 食料消費 65(3.2)
本 書 の 対 象
(出典:(財)クリーン・ジャパン・センター)
図 2 日本のマテリアルバランス
Ⅱ. 廃棄物・副産物の現状
本章では、Ⅰ章で述べた物質フローのうち、生産活動等に伴い生ずる廃棄物と副産物について、そ の定義と現状をまとめました。廃棄物は人々の日々の生活、産業活動等に伴い発生するものですが、
副産物は産業活動に伴い、副次的に得られるものです。廃棄物には図3に示すような法律上の定義が ありますが、副産物については、それぞれの分野において、名称や定義づけが異なる場合があります。
1. 廃棄物とは 廃棄物の法律の区分
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(以下、廃棄物処理法)では、廃棄物とは、自ら利用したり他 人に有償で譲り渡すことができないために不要になったものであり、ごみ、粗大ごみ、燃えがら、汚 泥、ふん尿などの汚物または不要物を指し、固形状または液状のものをいいます。ただし、放射性物 質及びこれに汚染されたものは別の法律の対象物となっており、ここからは除かれています。
廃棄物は、大きく産業廃棄物(図4参照)と一般廃棄物(図53参照)の2つに区別されています。
これらの廃棄物のなかで、爆発性、毒性、感染性、その他ひとの健康や生活環境に被害を生じるおそ れがあるものを「特別管理産業廃棄物」、「特別管理一般廃棄物」と分類し、収集から処分まで全ての 過程において厳重に管理することとされています。
一般廃棄物 廃棄物
産業廃棄物
特別管理一般廃棄物以外の一般廃棄物 特別管理産業廃棄物以外の産業廃棄物
特別管理産業廃棄物
特別管理一般廃棄物
図 3 廃棄物の処理及び清掃に関する法律における廃棄物の定義
2. 産業廃棄物・副産物の現状 2.1 産業廃棄物とは
産業廃棄物は、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、法律で定められた上記の20種類のものを いいます。
特定の事業活動 に伴うもの あらゆる事業
活動に伴うもの
燃え殻
石炭火力発電所から発生する石炭がらなど
産業廃棄物
汚泥
工場廃水処理やものの製造工程などから 排出される泥状のもの
廃油
潤滑油、洗浄用などの不要になったもの
廃酸
酸性の廃液
廃アルカリ
アルカリ性の廃液
廃プラスチック類
上記の19種類の産業廃棄物を処分するために 処理したもの 例えばコンクリート固形化物
ゴムくず 金属くず
ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず 鉱さい
がれき類
動物のふん尿 家畜の死体 ばいじん
(廃棄物処理法第2条) (廃棄物処理法施行令第2条)
紙くず
木くず
繊維くず 動植物性残渣 動物系固形不要物
製鉄所の炉の残渣など
工作物の除去に伴って生じたコンクリートの破片など
畜産業から排出されるもの
畜産業から排出されるもの
工場の排ガスを処理して得られるばいじん
建設業、紙製造業、製本業などの特定の業種から 排出されるもの
建設業、木材製造業などの特定の業種から排出されるもの
建設業、繊維工業から排出されるもの
原料として使用した動植物に係る不要物
と畜場において処分した獣畜、食鳥処分場において 処分した食鳥
注)輸入された廃棄物は全て産業廃棄物として取り扱う。
図 4 産業廃棄物の分類
2.2 産業廃棄物の状況
①産業廃棄物排出・処理状況の調査方法
産業廃棄物排出・処理状況調査は、47都道府県の「日本標準産業分類」をもとに抽出した 産業廃棄物の排出が想定される大分類16業種を対象として、産業廃棄物19種類について各都 道府県から環境省に報告されたデータをもとに推定したものです。
なお、各都道府県から報告されたデータは調査年度が異なることなどから、調査年度や未調 査業種等について産業活動指標を用いて補正したうえで排出量等が推計されています。
(参考3に13年度データの各県の調査年度、未調査業種等の詳細を掲載。)
②産業廃棄物の排出量、再生利用量等の推移
(平成8年度)はダイオキシン対策基本方針(ダイオキシン対策関係閣僚会議決定)に基づき政府が 平成22年度を目標年度として設定した「廃棄物の減量化の目標量」(平成11年9月28日政府決定)
における平成8年度の数値です。平成9年度以降の排出量は同様の算出方法を用いて算出しています。
図 5 産業廃棄物の排出量、再生利用量等の推移
05,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000
2年度 3年度 4年度 5年度 6年度 7年度 8年度 (平成8年度) 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 産
業 廃 棄 物 の 排 出 量
︵ 万 t
︶
15,100 15,800 16,100 15,60015,600 14,700 15,000 18,100 16,90017,200
17,100 18,400 18,300 18,200 39,300 40,000 40,600 40,000 40,800 41,500 42,600 40,500 39,400 40,500 39,700 40,300 39,800 39,500
15,500 15,300
17,200 17,500 17,700 17,900 17,900 17,900 18,500 18,700 17,800 17,000 15,700 14,900
8,900 9,100 8,900 8,400 8,000 6,900 6,800 6,000 6,700 5,800 5,000 4,500 4,200 4,000 最終処分量 減量化量 再生利用量
(平成)
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」)
注)合計は桁数処理により一致しない場合がある。
なお、鉄鋼業など製造業等については参考4.に、産業廃棄物、副産物(有用物・不要物)の詳細な 調査として「産業廃棄物(鉱業廃棄物) ・有価発生物の動向調査」業種別調査結果(平成14年度実績)
((財) クリーン・ジャパン・センター)の抜粋を掲載しています。
図 6 産業廃棄物の業種別排出量(平成14年度)
総計393,234千t 食料品製造業
10,104(2.6%)
窯業・土石製品 製造業10,862
(2.8%)
飲料・たばこ・飼 料製造業 4,743(1.2%)
鉱業 12,409(3.2%)
化学工業 16,792(4.3%)
鉄鋼業 26,503(6.7%)
パルプ・紙・紙加 工品製造業 30,402(7.7%)
建設業 73,510(18.7%)
電気・ガス・
熱供給・水道業 89,743
(22.8%)
その他の業種 28,019(7.1%)
農業 90,147 (22.9%)
総計393,234千t 動物のふん尿
89,799(22.8%)
汚泥 182,438
(46.4%)
がれき類 55,365(14.1%)
鉱さい 16,249(4.1%)
その他の産業 廃棄物 11,756
(3.0%)
ガラスくず、コンク リートくず及び
陶磁器くず 4,545(1.2%)
動植物性残渣 4,477(1.1%)
金属くず 7,684 (2.0%)
ばいじん 10,406( 2.6%)
木くず 4,963(1.3%)
廃プラスチック 5,552(1.4%)
図 7 産業廃棄物の種類別排出量(平成14年度)
④産業廃棄物の種類別排出量
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」)
③産業廃棄物の業種別排出量
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」)
(単位:千t)
(単位:千t)
46 94
84 83 79 76
57 50 45 44 40
31 31 29 27 26 25
13 11 8 44
4
1 2
2 12
14
41 46
4 22
62 64 65
29
69 70
62
25 84 10
2
14 16 19 12 29
8 10
52 38
7 5 6
44
5 5 25
64 9
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
合計
動物のふん尿
がれき類 金属くず 鉱さい
動物の死体 ばいじん 紙くず 木くず
ガラスくず、コンクリートくず 及び陶磁器くず
燃え殻 動植物残渣
廃油 廃アルカリ
廃プラスチック類 動物系固形不要物 廃酸
繊維くず ゴムくず 汚泥 再生利用率 減量化率 最終処分率
排 出量 に 対 する 割 合
[ ]内は平成13年度の数値
直接再生利用量 再生利用量
8,200万t 18,200万t
排 出 量 (21%) (46%)
39,300万t 18,300万t
(100%) 処理後再生利用量
40,000万t 処理残渣量 10,000万t (46%)
中間処理量 11,900万t (25%)
(100%) 29,100万t (30%)
(74%) 処理後最終処分量
減量化量 1,900万t
17,200万t (5%)
(44%)
17,500万t
(44%)
直接最終処分量 最終処分量
2,000万t 4,000万t
(5%) (10%)
4,200万t
⑤産業廃棄物別の処理状況
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」)
図 8 産業廃棄物別の処理状況(平成14年度)
減量化とは脱水(乾燥等)、焼却、中和などの処理を行うことにより、廃棄物の量を減少させるこ とです。
⑥産業廃棄物の処理フロー
仮に首都圏及び近畿圏で発生した産業廃棄物を、それぞれの圏域内で最終処分するとすれば、残余 年数はそれぞれ1.7年、3.6年となります。
*首都圏とは、茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・山梨県をいう。
*近畿圏とは、三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県をいう。
*首都圏、近畿圏の産業廃棄物の最終処分量は4,000万t×27.6%(首都圏)、13.2%(近畿圏)(平成14 年度排出量 の比率)とした。
3.2 3.3
3.7 3.9
4.3 4.5
0 1 2 3 4 5
平成9 平成10 平成11
(年度末)
平成12 平成13 平成14 残
余 年数
︵ 年
︶
⑦最終処分場の残余年数の推移
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」)
図 10 最終処分場残存年数の推移
※残余年数=残存容量/最終処分量とする。(tとm3の換算比を1とする)
国土交通省による建設副産物実態調査(参考5参照)による建築副産物の定義は図11、図 12に示すものです。図12に示すように、廃棄物処理法上では建設廃棄物という分類はなく、
建設廃棄物の廃棄物処理法上の位置付け
廃棄物処理法施行令で
定められた産業廃棄物 建設工事で発生する廃棄物
建設廃棄物
建設汚泥 アスファルト・コンクリート塊 建設発生木材
コンクリート塊
廃塩ビ管、合成ゴムくず など ガラスくず、瓦、タイルくず など
金属加工くず、保安柵くず など(有償売却不能品)
包装材、段ボール、壁紙くず など(有償売却不能品)
廃ウエス、ロープ類、畳など
防水アスファルト、アスファルト乳剤残さ など 天然ゴムくず
建設混合廃棄物
(廃棄物が分別 されずに混在して いるもの)
※ 赤字は、排出量の多い主たる建設廃棄物
は 建設リサイクル法に基づく 特定建設資材廃棄物
がれき類
廃プラスチック 汚泥 木くず
金属くず 紙くず
ゴムくず 繊維くず
燃えがら 廃油
廃アルカリ 廃酸
動植物性残さ 動物のふん尿 鉱さい
動物の死体 ばいじん ガラス・陶磁器くず
動物系固形不要物
産業廃棄物を処 理するために処 理したもの 産
業 廃 棄 物
建設副産物 廃棄物
有害・危険なもの
再生資源
原材料として の利用が不可 能なもの
原材料としての 利用の可能性が あるもの
そのまま原材 料となるもの
●アスファルト・コンクリート塊
●コンクリート塊
●建設発生木材
○建設汚泥
○建設混合廃棄物
●建設発生土
○金属くず
2.3 主な産業廃棄物の現状
①建設副産物
i )建設副産物とは
(出典:国土交通省「建設廃棄物の定義」
http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/region/recycle/refrm.htm)
図 11 建設副産物の定義
建設副産物の定義:建設副産物とは建設工事に伴い、副次的に得られる物品であり、再生資 源及び廃棄物を含みます。
(出典:国土交通省総合政策局「建設リサイクルの推進について」平成15年7月)
図 12 建設廃棄物の廃棄物処理法上の位置付け
【各建設廃棄物の再資源化率及び再資源化等率の算出方法】
・アスファルト・コンクリート塊、コンクリート塊:
再資源化率= (再使用量+再生利用量) /排出量
・建設汚泥:再資源化等率= (再使用量+再生利用量+縮減量(脱水等の減量化量)) /排出量
・建設混合廃棄物:再資源化等率= (再使用量+再生利用量+縮減量(焼却による減量化量)) /排出量
・建設発生木材(縮減含む) :
再資源化等率=(再使用量+再生利用量+熱回収量+縮減量(焼却による減量化量)) /排出量
・建設発生木材(縮減除く) :
再資源化率= (再使用量+再生利用量+熱回収量) /排出量平成14年度の全国の建設廃棄物の再資源化等率
建設混合廃棄物300(4%)
その他(廃プラスチッ ク・紙くず、金属くず)
100(2%)
建設発生木材 500(6%)
建設汚泥 800
(10%)
コンクリート塊 3,500
(42%)
アスファルト・コンク リート塊 3,000
(36%)
全国計 8,300万t
99 98 45
17
61 87
24 19
28 5
1 2 31 64
11 8
0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 アスファルト・コンクリート塊
コンクリート塊 建設汚泥 建設混合廃棄物
建設発生木材 建設廃棄物全体
再資源化 縮減 最終処分
(%)
ii )建設廃棄物
(出典:国土交通省「平成14年度建設副産物実態調査結果」)
図 13 建設廃棄物の種類別排出量(平成14年度)
国土交通省による建設副産物実態調査では、建設副産物とは建設工事にともなって副次的に得られる 物品であり、建設発生土 (建設工事の際に搬出される土砂) 及び建設廃棄物 (コンクリート塊、建設発生木 材など) の総称であるとしています (参考5参照) 。図13は建設廃棄物についての14年度のデータです。
(出典:国土交通省「平成14年度建設副産物実態調査結果」)
図 14 建設廃棄物の品目別再資源化等の状況(平成14年度)
(単位:万t)
0 20 40 60 80 100 120
建設廃棄物全体 35% 57% 81% 87%
アスファルト塊* 50% 81% 98% 99%
コンクリート塊 48% 65% 96% 98%
建設発生木材 31% 40% 38% 61%
建設汚泥 8% 6% 30% 45%
建設混合廃棄物 14% 6% 7% 17%
平成2年度 平成7年度 平成12年度 平成14年度
建設廃棄物全体 アスファルト塊* コンクリート塊 建設発生木材
建設汚泥 建設混合廃棄物
(%)
*アスファルト・コンクリート塊
⑪現場内利用 2,115
(単位:万m3) 新材
(山砂等)
5.243
②工事間利用
(内陸部工事、海面事業等)
6,443
(うちストックヤード経由 1,186)
③再資源化施設(土質改良プラント)914
① 場外搬出量 24,509
69%
1%
16,966
⑤内陸受入地
(うちストックヤード経由 2,646)
④海面処分場 186
2%
41%
50%
7%
⑧再生砂 312
(コンクリート塊より)
⑩ 土砂利用量 12,911 26%
4%
利用土砂の建設発生土利用率 (②+③+⑧+⑪) =65%
⑩+⑪ 建設発生土の工事間利用率 (②+③) =30%
①
(出典:建設副産物リサイクル広報推進会議 「よくわかる建設リサイクル」平成16年度版)
図 15 建設廃棄物品目別再資源化推移 iii)発生土
(出典:国土交通省「平成14年度建 設副産物実態調査結果」)
(社)石膏ボード工業会によれば、表1の回収石膏ボードの石膏248千t (平成15年度)のうち約 240千tが新築系廃石膏ボードによる石膏です。このことから新築系廃石膏ボードのリサイクル率
(新築系廃石膏ボード回収量/新築系年間排出量)は表2の2003年(暦年)の新築系年間排出量 350千tから、おおよそ、68.6%(240千t÷350千t×100)、解体系廃石膏ボードのリサイク ル率は同様に8.2%(8千t÷980千t×100)となります。
(単位:千t)
年度 副産石膏(国産) 天然石膏(輸入) 回収石膏ボードの石膏 合計
平成14年度 2,596 1,704 226 4,526
平成15年度 2,716 1,765 248 4,729
5%
37%
58%
平成15年度(回収分248千t)
5%
38%
57%
平成14年度(回収分226千t)
副産石膏(国産)
天然石膏(輸入)
回収
(単位:万t)
年間総排出量 新築系年間排出量 解体系年間排出量
1996 96 43 53
1997 105 46 59
1998 112 36 76
1999 108 36 72
2000 114 37 77
2001 122 36 86
2002 126 35 91
2003 133 35 98
iv)廃石膏ボード
表 1 石膏ボードに使用する石膏量
(出典:(社)石膏ボード工業会http://www.gypsumboard-a.or.jp/toukei3.shtml)
(出典:(社)石膏ボード工業会http://www.gypsumboard-a.or.jp/toukei3.shtml)
図 17 石膏ボードの石膏原料割合
表 2 廃石膏ボード排出量の推計
(出典:(社)石膏ボード工業会http://www.gypsumboard-a.or.jp/haishutsuryou̲suikei.shtml)
(社)日本下水道協会では、毎年、下水道事業を実施している都道府県、市町村を対象として下水道 施設に関する実態調査を実施しています。表3の発生汚泥量はその調査による汚泥量を表したものです。
図18の下水道業から排出する汚泥量77,243千tは、汚泥418,101千m
3の沈殿後の重量(含水 率92%〜98%)です。
電気・ガス・熱供給・
水道業
(但し下水道業を除く)
12,500
(3.2%)
下水道業
77,243
(19.6%)
農業 90,147
(22.9%)
建設業 73,510
(18.7%)
パルプ・紙・紙加工品 製造業 30,402
(7.7%)
鉄鋼業 26,503
(6.7%)
化学工業 16,792
(4.3%)
その他の業種 28,019
(7.1%)
飲料・たばこ・
飼料製造業 4,743
(1.2%)
食料品製造業 10,104
(2.6%)
窯業・土石製品製造業 10,862
(2.8%)
鉱業 12,409
(3.2%)
性状名 公共下水道 特定環境保全
公共下水道
特定公共
下水道 流域下水道 計
初沈汚泥 128,170,027 155,363 518,348 64,332,709 193,176,447 終沈汚泥 107,308,798 2,764,255 460,196 51,213,254 161,746,503 混合汚泥 58,412,088 436,999 273,327 4,055,643 63,178,057 計(構成比:%) 293,890,913 3,356,617 1,251,871
(0.3)
119,601,606
(28.6)
418,101,007
(100.0)
(70.3) (0.8)
②下水汚泥
表 3 発生汚泥量(平成14年度 単位:m
3)
(出典:(社)日本下水道協会「汚泥処理の現状」(平成14年度版 下水道統計))
(出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成14年度実績)」、
(社)日本下水道協会「平成14年度版下水道統計」より作成)
図 18 産業廃棄物に占める下水汚泥の割合(平成14年度)
(単位:千t)
図 20 下水汚泥処理フロー(平成13年度)
(百万m3)
136150 166182
194 198212
222237 244
259277289 304
307322 331
350 374
396408 411
413
30 3132 333436 37 39 40
4244 45
4749515455 56
58606263.565.2
1980 200
0 300 400 500
1985 1990
(年度)
1995 2000 2002 汚
泥量
10
0 20 30 40 50 60
普 及率
(%)
普及率 発生汚泥量
排出量 7,786万t
(100%)
中間処理残渣量 232万t
(3%)
中間処理減量化量 7,554万t
(97%)
処理後最終処分量 85万t
(1%)
脱水汚泥 68万t 焼却灰 17万t 処理後再生利用量
147万t
(2%)
脱水汚泥再生利用 131万t 焼却灰・スラグ再生利用 16万t
脱水減量 6,950万t 焼却減量 604万t
(出典:(社)日本下水道協会http://www.jswa.jp/05̲arekore/06̲use/riyou/data.html)
図 19 下水汚泥発生量の推移
(出典:(社)日本下水道協会http://www.jswa.jp/05̲arekore/06̲use/riyou/data.html)
石炭灰の最終処分場は埋立完了後、発電設備の増設用地やその他の工業用地等として、有効に活用
その他 緑農地 建設資材
(セメント化)
建設資材
(セメント化除く)
海洋還元 埋立
リサイクル率
88
15 15 16 17 20
24 24 30
38 45
48 51 52
56 60
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 00 01 02 0 10 20 30 40 50 60 70
(年度)
発生 汚 泥 量︵ 千 D St
︶
リサ イ ク ル率
︵
%
︶
0 100 200 300 400 500 600 700 800
1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003(年度)
(万t)
再資源化量 最終処分量
(出典:(社)日本下水道協会http://www.jswa.jp/05̲arekore/06̲use/riyou/data.html)
図 21 下水汚泥の処理状況とリサイクル率
③石炭灰
(出典:電気事業連合会「電気事業における環境行動計画」2004年9月21日)
図 22 電気事業における石炭灰の最終処分量と再資源化量推移
1990年度 2001年度 2002年度 2003年度
発生量 347 582 605 640
燃え殻 ばいじん
(石炭灰) 再資源化量
(再資源化率)
137
(39%)
(53%)
(93%)
(100%) (100%) (100%) (100%)
(94%) (96%) (97%)
(87%) (94%) (96%)
(77%) (78%) (82%)
446 474 526
発生量 40 39 33 30
がれき類
(建設廃材) 再資源化量
(再資源化率)
21 34 31 29
発生量 14 15 17 16
金属くず 再資源化量
(再資源化率)
13 14 16 15
発生量 85 153 160 161
脱硫石膏
再資源化量
(再資源化率)
85 153 160 161
副 生 品 廃 棄 物
(単位:万t)
種 類
表 4 電気事業における主な廃棄物等の再資源化量推移
表4の副生品(副産物)の脱硫石膏は、図52で説明している回収石膏に含まれます。
*廃棄物には、有価物も含む。
*がれき類(建設廃材)と金属くずについては、1990年度は推計値。
*脱硫石膏は、副生品として全量売却されている。
*再資源化率は実数量により算出(発生量・再資源化量の万t未満の数量は四捨五入による数値処理 実施)。
(出典:電気事業連合会「電気事業における環境行動計画」2004年9月21日)
図 24 生物系廃棄物の発生量
わが国の廃棄物中に占める生物系廃棄物の割合(重量換算)
一般廃棄物 (生ごみ・木竹類)
5%
産業廃棄物(下水汚 泥・家畜糞尿・食品 産業汚泥・建設発生 木材・浄化槽汚泥・
わら類等)
42%
生物系廃棄物以外 43%
生物系廃棄物の発生量
建設発生木材 632
(2.2%)
動植物性残渣・
食品産業汚泥 1,752
(6.2%)
樹皮(バーク)・
おがくず・木くず 547
(1.9%)
わら類・もみがら 1,404
(5.0%)
下水汚泥・し尿・浄化槽 汚泥・農業集落排水汚泥
11,936
(42.4%)
家畜糞尿・畜産物残渣 9,597
(34.1%)
生ごみ(家庭・事業系)
2,028
(7.2%)
木竹類 247
(0.9%)
④バイオマス系廃棄物・副産物
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物の リサイクルの現状と課題」平成11年2月より作成)
図 23 廃棄物中に占める生物系廃棄物の割合
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物の リサイクルの現状と課題」平成11年2月より作成)
(単位:万t)
食品廃棄物等の業種別発生状況(平成14年度)
食品卸売業 746
(7%)
食品小売業 2,602
(23%)
外食産業 3,132
(28%)
食品製造業 4,834
(43%)
食品産業計 11,314千t
食品廃棄物等の業種別種類別発生割合(平成14年度)
動植物性残渣 廃食用油
0%
20%
40%
60%
80%
100%
食品産業計 食品製造業 外食産業 食品小売業 食品卸売業
5 2 9 5 1
95 98 91 95 99
i )食品廃棄物
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利 用等実態調査報告」平成16年11月)
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」平成16年11月)
図 25 食品廃棄物等の業種別発生状況(平成14年度)
図 26 食品廃棄物等の業種別種類別発生割合(平成14年度)
(単位:千t)
3 4 2
3 1
45
73 15
29 46
52
23 83
68 53
0% 20% 40% 60% 80% 100%
食品産業計 食品製造業 外食産業 食品小売業 食品卸売業
食品廃棄物等の処理方法別処理量割合
(平成14年度)
減量化 再生利用 廃棄物としての処分
廃食用油の処理方法別処理量割合
(平成14年度)
70 86 64
73 42
30 14 36
27 58
0% 20% 40% 60% 80% 100%
食品産業計 食品製造業 外食産業 食品小売業 食品卸売業
再生利用 廃棄物としての処分
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」平成16年11月)
図 27 食品廃棄物等の処理方法別処理量割合(平成14年度)
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」平成16年11月)
図 28 廃食用油の処理方法別処理量割合(平成14年度)
注)処理量割合は、廃食用油の年間発生量を100とする構成比である。
動植物性残渣の処理方法別処理量割合
(平成14年度)
3 4 2
3 1
43
72 10
26 46
54
24 88
71 53
20%
0% 40% 60% 80% 100%
食品産業計 食品製造業 外食産業 食品小売業 食品卸売業
減量化 再生利用 廃棄物としての処分
再生利用の用途別仕向量割合
(平成14年度)
37 38 18
42 39
36 41 25
21 31
5 3 13
7 3
22 18 44
30 27
0% 20% 40% 60% 80% 100%
食品産業計 食品製造業 外食産業 食品小売業 食品卸売業
肥料化 飼料化 油脂及び油脂製品化 その他
メタン化0
メタン化0
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」平成16年11月)
図 29 動植物性残渣の処理方法別処理量割合(平成14年度)
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」平成16年11月)
図 30 再生利用の用途別仕向量割合(平成14年度)
注)処理量割合は、動植物性残渣の年間発生量を100とする構成比である。
注)用途別仕向割合は、再生利用への仕向量を100とする構成比である。
食品廃棄物等の種類別再生利用の用途別仕向量割合(食品産業計)
(平成14年度)
飼料化 38%
その他 22%
その他 55%
飼料化 14%
油脂及び 油脂製品化
31%
肥料化 40%
動植物性残渣 100%
廃食用油 100%
残廃材の排出量(平成8年)
木くず 6,013
(53.5%) おがくず
3,165
(28.2%)
樹皮(バーク)
2,059
(18.3%)
合計 11,237m3
(出典:農林水産省「食品循環資源の再生利用等 実態調査報告」平成16年11月)
図 31 食品廃棄物等の再生利用の用途別仕向量割合(平成14年度)
ii )木質系(木くず、間伐材等)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物 のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 32 残廃材の排出量(平成8年)
(単位:m3)
間伐材積、間伐材の利用にかかわる全国データ(1998年度)
利用材積 2,923
(42.4%)
未利用材積 3,967
(57.6%)
材積 6,890千m3
農業系の生物系廃棄物(わら類・もみがら)の発生量
(平成8年産)
稲わら 77.9%
麦わら 5.6%
もみがら(稲)
16.5%
総計 1,404万t
(出典:(財)新エネルギー財団、新エネルギー等導入促進基礎 調査「バイオマスエネルギーの実態等基礎調査」2001)
iii)農業系(もみ殻等)
図 33 間伐材積、間伐材の利用(1998年度)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物 のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 34 農業系の生物系廃棄物の発生量(平成8年産)
(単位:千m3)
稲わらの用途別利用量(平成8年産)
6,727,412 1,274,605
1,101,992 712,691 442,541 145,025 37,162
500,817
0 1,000,000 2,000,000 3,000,000 4,000,000 5,000,000 6,000,000 7,000,000 8,000,000 すき込み
飼料 堆肥 畜舎敷料 マルチ わら工芸 その他 焼却
(t)
もみがら(稲)用途別利用量(平成8年産)
509,789 487,095 230,419
120,457 109,245 47,924 15,435 2,190
159,582
633,632(内焼却497,183 その他136,449)
0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 堆肥
畜舎敷料 暗きょ資材 マルチ くん炭 床土代替資材 燃料 加工 廃棄 その他
(t)
麦わらの用途別利用量(平成8年産)
293,288
270,607
218,206
0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 すき込み
畜舎敷料
焼却等
(t)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 35 稲わらの用途別利用量(平成8年産)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 36 もみがらの用途別利用量(平成8年産)
家畜ふん尿排出量(平成9年)
ブロイラー 5,424
(114,314千羽 5.8%)
採卵鶏 8,525
(193,037千羽)
9.0%
豚 22,771
(9,823千頭)
24.2%
肉用牛 26,415
(2,852千頭)
28.0%
乳用牛 31,140
(1,898千頭)
33.0%
合計 94,275千t
排出量 9,400
(100%)
①直接再生利用量 5,400
(58%)
②中間処理量 3,900
(41%)
⑥再生利用量 8,800
(94%)
⑤直接最終処分量 100
(1%)
④減量化量 500
(5%)
処理残渣量 3,400
(36%)
①中間処理をされず、自ら利用し又は他人に 有償又は無償で譲渡され有効利用された量
②自己又は処理された残渣量のうち再生利用 された量
④中間処理によって減量化された量
⑤処理される事なく最終処分された量
③処理後再生利用量 3,400
(36%)
家畜ふん尿の再生利用・処理状況
iv)動物のふん尿
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 39 家畜ふん尿の再生利用・処理状況 図 38 家畜ふん尿排出量(平成9年)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物 のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
(単位:千t)
(単位:万t)
105,447
253,983 217,474
373,936
557,852
57,656 92,430
脂肪1,995 骨等2,686 9,549
4,681 322,931
67,205
0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000
牛 豚 ブロイラー 成鶏 馬等
脂肪 骨等 脂骨 羽
627,970 650,282 畜
産 物 残 渣排 出 量
︵ t
︶
レンダリング製品 生産量(t)
動物油脂
(牛脂・豚脂・鶏脂等)
ミール 419,076
388,760 畜産物残渣の利用状況(平成7年)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物 のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
図 40 畜産物残渣排出量(平成7年)
レンダリングとは牛脂、豚脂、内臓等を加熱し、油脂分を採取することです。
表 5 畜産物残渣の利用状況(平成7年)
(出典:生物系廃棄物リサイクル研究会「生物系廃棄物 のリサイクルの現状と課題」平成11年2月)
2.4 主な有価副産物の現状
①鉄鋼スラグ
鉄鋼スラグは、鉄鋼製造工程において副産物として発生します。鉄鋼スラグには高炉スラグと 製鋼スラグ(転炉スラグ、電炉スラグ)があります。
なお、鉄鋼スラグのほとんどは有価で取引され社会に役立っていますが、生成量のうち約1%
は廃棄物「鉱さい」として埋立されています。
i )高炉スラグ
セメント 60.3%
土木 7.2%
道路 18.2%
埋立等 0.0%
地盤改良材 0.6%
コンクリート骨材 10.0%
他利用 2.3%
図 42 高炉スラグ使用内訳(平成15年度)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」) 地盤改良材
肥 料 等 他 利 用
建 築 用 そ の 他 1,730
(輸出3,914含む)
港湾工事 土木工事
2,727 セ メ ン ト
コンクリート骨材 粗 骨 材 細 骨 材 土 木
路 盤 材 道 路
4,359 アスコン材 そ の 他
埋 立 等 使 用 量☆
24,005
4,291 58 10 154 283 1,447 14,482
365 2,362 203 329 553
21 0
○
徐 冷 水 砕 24,359
水 砕 率 ス ラ グ 生 成 原 単 位
6,041 18,318 銑 鉄 生 産 量 ( 高 炉 銑 )
75.2%
☆:使用量とは、利用量に埋立等を加 えたもので、いわゆる総出荷量に 相当する。
○
○
○
○
286kg/銑鉄t 82,755 スラグ生産量
(単位:千t)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 41 高炉スラグ平成15年度実績
銑鉄を製造する高炉で溶融された鉄鉱石の鉄以外の成分は、副原料の石灰石やコークス中の
灰分と一緒に高炉スラグとなり分離回収されます。この高炉スラグは天然の岩石に類似した成
分を有し、銑鉄1t当たり約300kg生成します。
ii )製鋼スラグ(転炉系スラグ)
2,271
肥 料 等 他 利 用
地 盤 改 良 材
土 木
アスコン材 そ の 他 路 盤 材
182
再使用 2,167
道 路 2,260
11
加 工 用 原 料
0 337 使 用 量☆
9,707
763
296 3,099
コンクリート骨材 セ メ ン ト
港湾工事 3,862
☆:使用量とは、利用量に埋立等を加 えたもので、いわゆる総出荷量に
相当する。 そ の 他 99
17 419 83
埋 立 等 転炉スラグ生成原単位(注)
156
○
土木工事
○
○
○
8,969
粗 鋼 ( 転 炉 鋼 ) 生 産 量
111kg/転炉鋼t 81,996 転 炉 ス ラ グ 生 成 量
(単位:千t)
地盤改良材
道路:路盤材、アスコン材、その他 セメント:クリンカ原料、高炉セメント 混合材、普通ボルト増量材、
コンクリート混和材 土木:土木、港湾工事用材 埋立等:資源化目的以外の用途 他利用:肥料・土壌改良材、建築用等 コンクリート骨材:細骨材、粗骨材
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000
平成5 平成6 平成7 平成8 平成9 平成10 平成11 平成12 平成13 平成14 平成15
(年度)
(千t)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 43 高炉スラグ使用内訳推移
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 44 転炉系スラグ平成15年度実績
高炉で製造された溶銑やスクラップから、靱性、加工性のある鋼にするのが製鋼工程であり、製鋼
炉には転炉、電気炉があります。 この製鋼工程で生成するのが製鋼スラグ(転炉系スラグ・電気炉系
スラグ)であり、粗鋼1t当たり約100〜200kg生成します。製鋼スラグは高炉徐冷スラグとほぼ
同じ方法で加工され、各種用途に用いられます。
土木 39.8%
地盤改良材 3.5%
道路 23.4%
再使用 22.3%
他利用 1.9%
セメント 3.0%
コンクリート骨材 0.2%
加工用原料 4.3%
埋立等 1.6%
再使用:石灰分等の鉄鋼製造工程で再使用注)
埋立等:資源化目的以外の用途
他利用:肥料・土壌改良材、コンクリート 骨材、建築用等
道路:路盤材、アスコン材、その他 加工用原料
セメント:クリンカ原料 土木:土木、港湾工事用材 地盤改良材
0 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 12,000
平成5 平成6 平成7 平成8 平成9 平成10平成11平成12平成13平成14平成15
(年度)
(千t)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 45 転炉系スラグ使用内訳(平成15年度)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 46 転炉系スラグ使用内訳推移
注)回収鉄分の取扱い変更:従来、磁選工程で回収した粒鉄および 磁選精鉱粉についてはスラグとして扱ってきましたが、平成14 年度より、回収鉄分として扱い、スラグ生成量およびスラグ生 産量、再使用の数量に含めないこととしました。
☆:使用量とは、利用量に埋立等を加 えたもので、いわゆる総出荷量に 相当する。
○
○
○
29,001
港湾工事 115kg/電気炉鋼t
(報告会社の電炉鋼生産量28,883千tで算出)
電気炉スラグ生成原単位 3,333
粗 鋼 ( 電 気 炉 鋼 ) 生 産 量
電気炉スラグ生成量
218
○
土木工事
2 302 42 肥 料 等 他 利 用
114 加 工 用 原 料
51 150 41
71 1,120
コンクリート骨材
そ の 他 72 122
1,044 66
埋 立 等 使 用 量☆
3,301
1,161 セ メ ン ト
アスコン材 そ の 他 路 盤 材
土 木
再使用
道 路
1,161
地 盤 改 良 材
(単位:千t)
埋立等 6.6%
加工用原料 9.1%
コンクリート骨材 0.1%
セメント 2.2%
他利用
3.5% 再使用
4.2%
道路 35.2%
地盤改良材 4.5%
土木 35.2%
iii)製鋼スラグ(電気炉系スラグ)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 47 電気炉系スラグ平成15年度実績
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
図 48 電気炉スラグ使用内訳(平成15年度)
製紙産業における使用エネルギーの構成比(2002年度)
重油 25.5%
石炭 22.2%
資料:日本製紙連合会 575,580×106
MJ 化石 エネルギー 62.6%
再生可能/
廃棄物 エネルギー
37.4%
購入電力 9.4%
その他 5.5%
回収黒液 31.0%
その他 6.5%
黒液とは、パルプ工場でチップからパルプを製造するときに回収される、樹液を含む廃液で、パル プ工場の燃料として使用されており、製紙産業の全エネルギーの1/3をまかなっています。黒液は バイオマスエネルギーの一種です。
埋立等:資源化目的以外の用途 他利用:肥料・土壌改良材、コンクリート 骨材、建築用等
道路:路盤材、アスコン材、その他 再使用:石灰分等の再利用注)
加工用原料
セメント:クリンカ原料 土木:土木、港湾工事用材 地盤改良材
0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000
平成5 平成6 平成7 平成8 平成9 平成10 平成11 平成12 平成13 平成14 平成15
(年度)
(千t)
電気炉スラグについては、平成7年度より調査対象事業所が増加した(28→55事業所)ことに伴 い、スラグ生成量・使用量とも増加しています。
②黒液
表 6 製紙業における黒液回収量
(出典:日本製紙連合会http://www.jpa.gr.jp/ja/chikyu/energy/index.html)
図 50 製紙産業における使用エネルギーの構成比(2002年度)
平成13年 平成14年 平成15年 回収黒液 14,119,334 14,300,472 14,051,328
回収黒液量 (単位:t)
(出典:石油等消費動態統計平成16年11月分「エネルギー消費の推移」)
(出典:鐵鋼スラグ協会「鉄鋼スラグ統計年報(平成15年度実績)」)
注):図46の注)参照
図 49 電気炉スラグ使用内訳推移
日本で産出する硫黄は、現在では100%が回収硫黄であり、輸出もしています。
ナフサ、灯油、軽油、重油などの水素化脱硫装置で発生するガス、天然ガス、油田随伴ガスなどに 含まれる硫化水素(H
2S)を元素硫黄として回収することを硫黄回収といい、硫黄回収装置で回収さ れた硫黄(回収硫黄)は溶融状態(モルテン)のまま、あるいは塊状、粒状、フレーク状に成型して 出荷されます。
このように天然ガスや石油から産出した硫黄を回収硫黄といいますが、わが国で回収硫黄と称する のは石油から回収されたもののみをいいます。
2,093 1,985
1,864 1,961
0 400 800 1,200 1,600 2,000
平成12年度 平成13年度 平成14年度 平成15年度
回 収硫 黄 量
︵千 t
︶
③回収硫黄
(出典:硫酸協会 技術・調査部「硫酸と工業」平成16年度 硫黄および硫酸需給見通し平成17年 1月)
図 51 回収硫黄量の推移
<用語説明>
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構「石油/天然ガス用語辞典」
http://oilresearch.jogmec.go.jp/glossary/framesetj̲i.html
硫酸協会 「硫酸辞典」 http://www.ryusan-kyokai.org/dic/dic.html)
回収石膏は、火力発電所等の排ガス中の硫黄分を石膏として回収したものです(16頁の「表4」に おける「脱硫石膏」を参照) 。用途としては、セメント、ボード、プラスター等に使用されます。
なお、回収石膏は化学工業統計の化学石膏国内生産量から石膏製造に使用される中和石膏(硫酸)
の量を除き回収石膏量を算出しました(中和石膏は副産物ではないため。石膏(2水塩換算値 CaSO
4・2H
2O)として換算)。
4,988 5,104 5,210
0 2,000 4,000 6,000
平成14年 平成15年 平成16年
回 収 石 膏量
︵ 千 t︶
④回収石膏
(出典:化学工業統計16年年計生産・出荷・在庫統計(補正済)、石こう関係 統計指標(16会年上期)及び「硫酸と工業」平成15年3月より作成)
図 52 回収石膏量の推移
一般廃棄物
ごみ
し尿
家庭系ごみ
事業系ごみ
一般ごみ
粗大ごみ し尿
浄化槽汚泥
5,030 5,054 5,069 5,115 5,120 5,160 5,145 5,236 5,210 5,161 1,103 1,106 1,105 1,114 1,112 1,118 1,111 1,132 1,124
1,111
4,000 4,500 5,000 5,500 6,000
5年度 6年度 7年度 8年度 9年度 10年度 11年度 12年度 13年度 14年度 800 900 1,000 1,100 1,200
ごみ総排出量 一人一日当たりごみ排出量
ごみ 総 排 出量
︵ 万 t︶
一 人一 日 当 たり ご み 排出 量
︵ g/ 人
・ 日︶