(12) 特許協力条約に基
づ
て公開され
た国際出
願 (19)世界 知的所有 権機関国際
事務局 (10)国際公開番号 (43)国際公開日 2011 年1 月6 日(06.01.2011)PCT
WO 2011/001841
Al
(51) 国際特 許 分類 〒3510193 埼玉県和 光市 中央一丁目4 番 1 号 F16H 61/00 (2006.01) F16H 61/14 (2006.01) 株 式 会 社木田 技術研究 所内 S劫血ma (JP)・渡逼 ] (WATANABE, Kazuaki) [JP/JP]; 3510193 (21) 国際 出願 番 号 PCT/JP2010/060401 〒 埼 玉県和 光市 中央一丁目4 番 1号 株 式 会 社木 (22) 国際 出願日 2010年 6 月 18日(18.06.2010) 田技術研究 所内 Saitama(JP). (25) 国際 出願の言語 日木語 (74) 代理人:飯 塚 義仁,外(IIZUKA, Yoshihito etal ) ; 〒 1130033 東 京都文京区本郷四丁目1 番 7 号 (26) 国際公開の言語 日木語 第二近江屋ビル 3 階 Tokyo(JP). (30) 優先権データ (81) 指定国 Λ 特願 2009-154302 2009 年 月29日(29.06.2009) JP俵
示のな 限 り、全ての種類の国 内保護が可能) :AE, AG, AL, AM, AO, AT, AU, AZ, BA, (71) 出願人 ( 米国を除 < 全ての指定国につ て) :木 BB,BG, BH, BR, BW, BY, BZ,CA, CH,CL,CN, Cの,
田技 研 エ業株 式 会 (HONDA MOTORCO・,LTD.) CR, CU, CZ, DE, DK, DM, DO,DZ,EC, EE,EG,ES,FI,
[JP/JP]; 〒1078556 東 京都港 区南青 山二丁目1 番 GB, GD,GE,GH, GM, GT, HN, HR, HU,ID, IL, IN, IS, 1号 Tokyo(JP). JP, KE, KG, KM, KN, KP, KR, KZ, LA, LC, LK, LR,
LS, LT, LU, LY, MA, MD, ME, MG, MK, MN, MW,
(72) 発明者 および MX, MY, MZ, NA, NG, NI, NO, NZ,のM, PE, PG,PH,
(75) 発明者/ i願人 (米国につΛ てのみ) : 武井 寛 PL, PT, RO, RS, RU,SC, SD, SE, SG, SK, SL, SM, ST,
(TAKEI, Hiroshi ) [JP/JP] ; 〒3510193 埼玉県和 光市 SV, SY, TH,TJ,TM, TN,TR,TT,TZ,UA, UG, US, UZ,
中央一丁目 4 番 1号 株 式 会 社木田 技術研究 VC, VN, ZA, ZM, ZW. 所 内 S劫血ma (JP)・ 津 幡 義 道 (TSUBATA,
〒 埼玉県和 光市 中央 (84) 指定国
俵
示のなΛYoshimichi) |[JP/JP]; 3510193 限り、全ての種類の広域保 一丁目 4 番 1号 株 式 会 社木田技術研究 所内 護が可能) :ARIPO (BW, GH, GM, KE, L・R,LS, MW,
Saitama(JP). 伏 見 宏一(FUSHIMI, Koichi) [JP/JP]; MZ, NA,SD, SL, SZ, TZ,UG, ZM, ZW), --Lーラシア
備
葉 f ](54) Title:HYDRAULIC CONTROL DEVICE FOR AUTOMATIC TRANSMISSION (54)発明の名 称 :自動変速 機の油圧 lJ P装置
[ of adjusting the
(AM,AZ,BY, KG,KZ,MD,RU,TJ,TM), — P I 添付公開書類 (AL,AT, BE, BG,CH,CY, CZ, DE, DK, EE, ES,FI, FR, 国際調 査報
告 条約第2 1条(3)) GB,GR, HR, HU,IE, IS,IT,LT, LU, LV, MC, MK, MT,
NL,NO, PL, PT, RO,SE, SI, SK,SM, TR),OAPI(BF, BJ, CF, CG,CI, CM, GA, GN,GQ,GW, ML, MR, NE, SN, TD, TG). トルクコンバータの負荷に応じて潤 滑 油 量 を調 整可能 な自動変速 機の油圧制 御 装置を提供する 。メイ ン レギ レータバル ブは、トルクコンバータのステータ反力に基づ て、油圧源からの作動 油 を調圧し て、摩 擦 係 合要素の係 合 作動させる ライ ン圧 を生 成する 。 ライ ン圧 切 替 部は、車 両の運転状 態により高 ライ ン圧 を必 要 としな 領域では、ライ ン圧 を低 圧に切り換え、係 合 作動 油圧の 目標 値が所 定の圧力 を超えるときは、ライ ン圧 を高圧に切り換える 。潤 滑レギ レータバル ブは、メイ ンレギ レータバル ブからつながる潤 滑 油 路内に設げられ、車 両の運転状 態により潤 滑 油 路内の油圧 を所 定の圧力に調圧す る 。 トルコンレギ レータバル ブは トルクコンバータ内部の圧力を制 御する 。潤 滑 シ フ トバル ブは、ト ルクコンバータから排出される作動 油 を潤 滑 油 路内に供給する油 路と、トルコンレギ レータバル ブか ら排出される潤 滑 油を排出する油 路とを切り替え る。
明
細
書
発
明
の
名称
:
自
動
変
速
機
の
油圧
制御
装
置
技
術
分野
000 本発明
は、 自
動変速機の
油圧制御装置
に関
し、
特に、
車両の高
負荷時には トルクコンバー
タか
ら排出
され
る作動 油を潤滑油として利用す
る と ともに、
低負荷時には潤滑油の一
部を排出
させ
ることによ り、
潤滑油量を調整す
るこ とができる自
動変速機の
油圧制御装置
に関
す
る。背
景技
術
000 従 来、 自
動変速機の
油圧制御装置
では、 自
動変速機の
摩擦係 合要素等を潤 滑す
るた
め
に、 自
動変速機の
作動 油とは別に、
摩擦係 合要素の
潤滑必要 部 ( 軸受け等 ) に潤滑油を供給 してい
る。この
潤滑油は、
例えば、
摩擦係 合要素の
係 合 作動 油 圧の
元圧とな る ラ イ ン圧を生成す
るレギュ
レー
タバルブか
ら潤 滑油路内に直接 供給され
る。 0003 また、
トルクコンバー
タ油圧回
路か
ら潤滑必要 部に潤滑油を供給す
る第 「 潤滑油路 と、
トルクコンバー
タ油圧回
路 以 外の
油圧回
路 (例えば、
ライ ン圧回
路、
パ イロッ
ト圧回
路、
ス ロッ
トル圧回
路等 )か
ら潤滑必要 部に潤滑油を 供給す
る第2
潤滑油路 とを備 え る自
動変速機の
潤滑油量 供給 装置
が知られ
てい
る (例えば、
特開平3
9
9 7 7
1 号公報 (以下、
「特許 文献 「」 とい
う) 参照) 。特許 文献 「の 自
動変速機の
潤滑油量 供給 装置
では、
車両の
走行 状 況に応 じて、
低負荷時には第 「潤滑油路を介 して潤滑必要 部に潤滑油を供 給す
る と ともに、高
負荷時には潤滑油量を増加させ
るた
め
に、
第 「潤滑油路 に加 えて、
第2
潤滑油路か
ら も潤滑油を供給 してい
る。 000 この
特許 文献 「に開示され
る自
動変速機の
潤滑油量 供給 装置
では、
第 「潤 滑油路 と第2
潤滑油路 との間
にこれ
らを連 通・
遮 断す
る ソレノイ ドバルブが 設けられ
てい
る。この
ソレノイ ドバルブを開閉制御す
ることによ り、
車両の
高
負荷時には、
トルクコンバー
タ油圧回
路 以 外の
油圧回
路か
ら作動 油また
は ドレイ ン作動 油 が第2
潤滑油路を介 して潤滑必要 部に供給され
てい
る。発
明が解決
しよ
うと
す
る
課
題
000 ところで、
特許 文献 「に開示され
る自
動変速機の
潤滑油量 供給 装置
や
作動 油の
供給も含め
た
油圧制御装置
では、
作動 油や
潤滑油を各油圧回
路に供給す
るた
め
の
油圧ポン プが設けられ
る。通常、
油圧ポン プはエンジ ンの回
転 数に 応じて吐出
量が変化す
るポン プ特性を有す
る。 した
がっ
て、
エンジ ンの
低回
転 領 域では、
油圧ポン プの
吐出
量が少なくな るた
め
、
油圧制御装置
の
耐久 劣 化時等にお
い
ては、
潤滑油量が必要量ょ
りも少なくな ることがある。この
ょ
ぅな状 況が続 くと、
潤滑必要 部 が摩耗 した
り、
焼き付いた
りしてしまぅ可能 性 がある とい
ぅ問題があった
。 000 また、
特許 文献 「に開示され
る自
動変速機の
潤滑油量 供給 装置
では、
必要 に応 じて潤滑油量を増加させ
ることができるが、
所定の
場 合に潤滑油量を低 減す
ることはで きない
。例えば、 自
動変速機への
人カ トルクが低負荷の
状 態 にお
い
て、
作動 油の
油温 が低 温である ときに摩擦係 合要素であるクラッ
チが ニュ
ー
トラル状 態である場 合等の
潤滑 総油量が過多な状 態 となっ
てしまぅ場 合には、
クラッ
チへの
潤滑油量も過多 となっ
てしまぅ。この
場 合、
クラッ
チ が非締 結 (非係 合) 状 態であるにもかかわ
らず、
クラッ
チの引
き摺りにょ
り エンジ ンか
らの
駆動 トルクを駆動輪まで トルク伝達 してしまい、
ニュ
ー
トラ ル状 態にもかかわ
らず
車両が走 (移 動 )す
るお
それ
があった
。 000 本発明
は上述の
点に鑑み
てなされ
た
もの
であり、
その 目的
は、高
負荷時に は トルクコンバー
タか
ら排出
され
る作動 油を潤滑油として利用す
る と ともに、
低負荷時には潤滑油の一
部を排出
させ
ることにょ
り、
潤滑必要 部への
潤滑 油量を調整す
ることができる自
動変速機の
油圧制御装置
を提 供す
ることにあ る。課 題
を解決
す
る
た
め
の
手
段
0008ア
の
課 題を解決す
るた
め
に、
本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
は、
流 体 式 トルクコンバー
タ (3
) と、
複数の
摩擦係 合要素を有 しトルクコンバー
タ (3
) に連結され
た 自
動変速機 (2
) とを備 え る車両におい
て、
複数の
摩擦係 合要素
の
係 合 作動を選択的
に行わせ
て、
複数の
変速 段の
いず
れ
かの
変速 段に設定可能な自
動変速機 (2
)の
油圧制御装置
(6
) で あっ
て、
トルクコ ンバー
タ (3
)の
ステー
タ反 力に基づい
て、
油圧源 (6
0
、
7
「)か
ら供給 され
る作動 油の
基礎 油 圧を調圧 して、
摩擦係 合要素の
係 合 作動 油 圧の
元圧と な る ラ イ ン圧 (P
」
) を生成す
るメイ ンレギュ
レー
タバルブ (6
「) と、
車 両の
運転 状 態によ り係 合 作動 油 圧 が高
い
係 合 作動 油 圧を必要としない
領 域で は、
ライ ン圧 (P
」
) を低 圧 にす
る と ともに、
係 合 作動 油 圧の 目
標 値が所定の
圧力を超 え る ときは、
ライ ン圧 (P
」
) を高
圧にす
る ライ ン王
切 替部 (6
) と、
メイ ンレギュ
レー
タバルブ (6
「)か
らつ
ながる潤滑油路内に 設けられ
、
車両の
運転 状 態によ り潤滑油路内の
油圧を所定の
圧力に調圧す
る 潤滑レギュ
レー
タバルブ (6
3
) と、
トルクコンバー
タ (3
) 内部の
圧力を 制御す
るた
め
の
トルコンレギュ
レー
タバルブ (6 2
) と、
トルクコンバー
タ (3
)か
ら排出
され
る作動 油を潤滑油路内に供給す
る油路 (2
「3
、
2
「6
~
2
「8
、
2
3
0
) と、
トルコンレギュ
レー
タバルブ (6 2
)か
ら排出
され
る潤滑油を排出
す
る油路 (2
「6
) とを切 り替 え るた
め
の
潤滑 シフ トバルブ (6
9
) とを備 え ることを特 徴 とす
る。 000 本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
によれ
ば、
油圧源である油圧ポン プか
らの
吐出
流量が少ない
とき、
例えばエンジ ンが低回
転 領 域におい
ても、 自
動 変速機の
潤滑必要 部への十
分な潤滑油量を トルクコンバー
タか
らの
戻 り油路 よ り確 保す
ることができる。す
なわち、
潤滑 シフ トバルブによっ
て トルクコ ンバー
タか
らの
戻 り油路か
ら潤滑油路に作動 油を供給す
ることによ り、
例え ばエンジ ンの
低回
転 領 域におい
ても潤滑油量を確 保す
ることができる。また
、
車両の
低負荷時には、
トルコンレギュ
レー
タバルブか
ら潤滑 シフ トバルブ を介 して潤滑油を排出
す
ることによ り、
特に、
低 温下にお
ける二ュ一
トラル レンジ時の
クラッ
チの
引
き摺りを効果的
に防止す
ることができる。 00 0 本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
では、
ライ ン王
切 替部 (6
) は、
ライ ン圧 (P
」
) を高
圧か
ら低圧に切 り替 え るた
め
に、
メイ ンレギュ
レー
タバルブ (6
「) に補 助圧を供給す
る ソレノイ ドバルブ (6
) を含め
ばよ00 本発
明の 自
動変速機の
油圧制御装置
では、
潤滑レギュ
レー
タバルブ (6
3
) は、
ライ ン王
切 替部 (6
) がライ ン圧 (P
」
) を低 圧 に切 り替 えた
とき、
潤滑油路内の
油圧を所定の
圧力に低 減すれ
ばよい
。 00 本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
では、
トルクコンバー
タ (3
) は、
ロッ
クアッ
プ制御を行うた
め
の
ロッ
クアッ
プクラッ
チ (3
) を備 え、
潤滑レ ギュ
レー
タバルブ (6
3
) は、
ライ ン王
切 替部 (6
) がライ ン圧 (P
」
) を低 圧 に切 り替 え る と ともに、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ (3
)の
係 合が 解除され
た
とき、
潤滑油路内の
油圧を所定の
圧力に低 減すれ
ばよい
。 003 本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
では、
潤滑 シフ トバルブ (6
9
) は、
ライ ン王
切 替部 (6
) がライ ン圧 (P
」
) を低 圧 に切 り替 えた
とき、
トルクコンバー
タ (3
)か
ら排出
され
る作動曲
が 潤滑油路に流人す
るの
を遮 断す
る と ともに、
潤滑油路内の
油圧を所定の
圧力に低 減すれ
ばよい
。 00 本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
では、
トルクコンバー
タ (3
) は、
ロッ
クアッ
プ制御を行うた
め
の
ロッ
クアッ
プクラッ
チ (3
) を備 え、
潤滑 シ フ トバルブ (6
9
) は、
ライ ン王
切 替部 (6
) がライ ン圧 (P
」
) を 低圧に切 り替 え る と ともに、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ (3
)の
係 合が解除され
た
とき、
トルクコンバー
タ (3
)か
ら排出
され
る作動曲
が 潤滑油路に流人す
るの
を遮 断す
る と ともに、
潤滑油路内の
圧力を所定の
圧力に低 減すれ
ばよ 00 なお、
上記で括弧内に記 した図
面参 照 符号は、
後述す
る実施形態にお
ける 対応す
る構成 要 素を参考のた
め
に例 示す
るもの
である。発
明
の
効
果
00 本発明
によれ
ば、
車両の高
負荷時、
あるい
は、
油圧ポン プか
らの
吐出
流量 が少ない
とき、
例えばエンジ ンの
低回
転 数 領 域におい
ても、 自
動変速機の
潤 滑必要 部への十
分な潤滑油量を トルクコンバー
タか
らの
戻 り油路によ り確 保す
ることができる。また、
車両の
低負荷時には、
トルコンレギュ
レー
タバル ブか
ら潤滑 シフ トバルブを介 して潤滑油を排出
す
ることによ り、
潤滑油量が増大
す
るの
を効果的
に防止す
ることができ、
特に、
低 温下にお
ける二ュ一
ト ラル レンジ時の
クラッ
チの
引
き摺りを効果的
に防止す
ることができる。 00図
本発明の
第 「実施形態にお
ける自
動変速機の
油圧制御装置
が適用され
る 車両の
駆動系の
概略図
である。図
本発明の
第 「実施形態にお
ける自
動変速機の
油圧制御装置の
油圧回
路図
の一
部である。図
3図
2
に示す
自
動変速機の
油圧制御装置の高
負荷時の
各バルブの
状 態を示す
油圧回
路図
である。図
図
2
に示す
自
動変速機の
油圧制御装置の
低負荷時の
各バルブの
状 態を示す
油圧回
路図
である。図
本発明の
第2
実施形態にお
ける自
動変速機の
油圧制御装置の
油圧回
路図
の一
部である。発
明 を
実
施
す
る
た
め
の
形 態
00 以下、
添付図
面を参照 して木発明の 自
動変速機の
油圧制御装置の
好適な実 施形態を詳細に説明
す
る。 00 (第 「実施形態) まず、
本発明の
第 「実施形態にお
ける自
動変速機の
油圧制御装置
が適用され
る車両の
構成を説明
す
る。図
「は、
本発明の
第 「実施形態にお
ける自
動変 速機の
油圧制御装置
が適用され
る車両の
駆動系の
概略図
である。図
「に示す
ように、
本実施形態の
車両は、
エンジ ン 「と、
流体 式の
トルクコンバー
タ3
を介 してエンジ ン 「と連結され
る自
動変速機2
と、
エンジ ン 「を制御す
る「
一三c
と、
トルクコンバー
タ3
を含む 自
動変速機2
を制御す
るA
T
三c
と、
トルクコンバー
タ3
の
回
転 駆動や
ロッ
クアッ
プ制御お
よび自
動 変速機2
の
複数の
摩擦係 合要素の
締 結 (係 合)・
開放を制御す
る油圧制御装置
6
とを備 え る。なお、
本発明の 自
動変速機の
油圧制御装置
は、
油圧制御装置
6
と、
この
油圧制御装置
6
を制御す
るA
T
三c
によ り実現され
る。 00 エンジ ン 「の
回
転出
力は、
クランクシヤフ ト (エンジ ン 「の
出
力軸 ) 「 「に
出
力され
る。この
クランクシヤフト 「 「の回
転は、
トルクコンバー
タ3
を 介 して自
動変速機2
の
メイ ン シヤフト2
「に伝達され
る。 00 トルクコンバー
タ3
は流体(
動 油)
を介 して トルクの
伝達を行うもの
で ある。 トルクコンバー
タ3
は、図
「に示す
ように、
フロントカバ3
「と、
この
フロントカバ3
「と一
体に形成され
た
ポン プ翼車(
ポン プイ ンペ ラ)
3
と、
フロントカバ3
「とポン プ翼車3
との間
でポン プ翼車3
に対向
配置
され
た
ター
ビン翼車(
ター
ビン ラ ンナ)
3 3
と、ポ
ン プ翼車3
とター
ビン翼車3
3
との間
に介設され
、かつ一
方向クラッ
チ3
6
を介 してステー
タ軸(
固定軸)
3 8
ア
に回
転自
在に支持され
た
ステー
タ翼車3
とを有す
る 。図
「に示す
ように、
ウランクシヤフ ト 「 「は、
フロン トカバ3
「を介 し て、
トルクコンバー
タ3
の
ポン プ翼車3
に接続され
、
ター
ビン翼車3
3
は メイ ン シヤフ ト( 自
動変速機2
の
人力軸)
「に接続され
る。 00 また、
ター
ビン翼車3
3
とフロン トカバ3
「との間
には、
ロッ
クアッ
プ クラッ
チ3
が設けられ
てい
る。ロッ
クアッ
プクラッ
チ3
は、
A
T
三C
の
指令に基づ
く油圧制御装置
6
による制御により、
ロッ
クアッ
プ制御を 行うもの
である。この
ロッ
クアッ
プ制御 では、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ3
が フロン トカバ3
「の
内面に向か っ
て押圧され
ることによりフロン トカバー
3
「に係 合 し、
押圧 が解除され
ることによりフロン トカバ3
「との
係 合が 解除され
る。フロン トカバ3
「お
よびポン プ翼車3
により形成され
る容 器内には作動 油(
T
:u
o a
iGrans
n
「
u
)
が封入され
てい
る。 003 ロッ
クアッ
プ制御 がなされ
てい
ない
場 合では、
ポン プ翼車3
とター
ビン 翼車3
3
の
相対回
転が許容され
る。この
状 態にお
い
て、
クランクシヤフ ト 「 「の回
転 トルクが フロン トカバ3
「を介 してポン プ翼車3
に伝達され
る と、
トルクコンバー
タ3
の
容器を満た
してい
る作動 油は、
ポン プ翼車3
の
回
転により、
ポン プ翼車3
か
ら ター
ビン翼車3
3
に、
次い
でステー
タ翼車3
へ
と循環す
る。これ
によ り、ポ
ン プ翼車3
の
回
転 トルクが、
流体 力学的
にター
ビン翼車3
3
に伝達され
、
この間
に トルクの
増幅作用 が行わ
れ
、
メイ ン シ
ャ
フ ト2
「を駆動す
る。この
とき、
ステー
タ翼車3
はその
トルクの
反 力 (以下、
「ステー
タ反 力」 とい
う) を負担す
る。 00 方、
ロッ
クアッ
プ制御中には、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ3
が係 合され
てい
る状 態 とな る。この
場 合、
フロン トカバ3
「か
ら ター
ビン翼車3
3
へ
と 作動 油を介 して回
転させ
るの
ではなく、
フロン トカバ3
「とター
ビン翼車3
3
とが一
体的
に回
転 し、
クランクシャ
フ ト 「 「の
回
転 トルクがメイ ン シャ
フ ト2
「に直接伝達され
る。 00図
「におい
て、
ポン プ翼車3
の
右端には、図
2
に示す
油圧ポン プ6
0
を 駆動す
るポン プ駆動歯車3
7
が設けられ
る。ステー
タ軸3
8
の
右端には、
作 動 油 圧 (ライ ン圧P
」
) が高
ライ ン圧になっ
てい
る とき、図
2
に示す
メイ ン レギュ
レー
タバルブ6
「を制御す
るステー
タアー
ム3
9
が設けられ
る。 00自
動変速機2
は、
本実施形態では、
例えば、前
進6
速 段、
後進 「速 段の
車 両用の 自
動変速機である。自
動変速機2
には、
各ギヤ
段に対応 して複数の
歯 車列と、
複数の
クラッ
チ (摩擦係 合要素 ) とが設けられ
、
各歯車 列 は、一
対の
駆動歯車と従動歯車とか
ら構成され
る。自
動変速機2
の
構成は、
本発明の
特 徴部分 ではないた
め
、
スケル トン図
等を用いた
詳細な説明
を省略す
るが、
当 業者は公知の 自
動変速機の
構成を適 宜 採用す
ることができる。 00 メイ ン シャ
フ ト2
「の
回
転 トルクは、図
示しない
クラッ
チお
よび歯車 列 を 介 してカウ ンタシャ
フ ト2
に伝達され
る。また、
カウ ンタシャ
フ ト2
の
回
転 トルクは、図
示しない
歯車 列、
セカン ダリシャ
フ トや
アイ ドルシャ
フ トお
よびディ
ファ
レンシャ
ル機構を介 して駆動輪に伝達され
る。 008 油圧制御装置
6
は、 自
動変速機2
お
よび トルクコンバー
タ3
に対応 して自
動変速機2
内に設けられ
る。この
油圧制御装置
6
は、
対象とな る摩擦係 合要 素 (クラッ
チ) にライ ン圧P
」
( 動 油 圧 )の
作動 油を供給す
ることによ り、 自
動変速機2
内の図
示しない
複数の
摩擦係 合要素 (クラッ
チ)の
締 結・
開 放 (係 合 作動 ) を選択的
に行わせ
て、
複数の
変速 段の
いず
れ
かの
変速 段に設 定す
るもの
である。 00 また、
油圧制御装置
6
は、
トルクコンバー
タ3
の
ポン プ翼車3
に作動 油圧
の
作動 油を供給す
ることによ り、
クランクシャ
フ ト 「 「の
回
転 駆動をメイ ンシャ
フ ト2
「に どの
程 度伝達させ
るか
を示す
トルコンス リッ
プ率三T
R
を 制御す
るもの
である。さ らに、
油圧制御装置
6
は、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ3
の図
示しない
油事に作動 油 圧の
作動 油を供給す
ることによ り、
車両の
巡航 走行時などの
所定の
条件下、
ロッ
クアッ
プクラッ
チ3
を係 合させ
る ように 制御す
るもの
である。 0030 さらに、
油圧制御装置
6
は、
メインシャ
フ ト2
や
カウ ンタシャ
フ ト2
、図
示しない
セカン ダリシャ
フ トや
アイ ドルシャ
フ トを潤滑させ
るた
め
に潤 滑圧の
潤滑油をメイ ン シャ
フ ト2
「お
よびカウ ンタシャ
フ ト2
等に供給す
る。なお、
セカン ダリシャ
フ トや
アイ ドルシャ
フ トは、 自
動変速機2
の
変速 段 数や
形状に応 じて設けられ
るもの
である。 003 クランクシャ
フ ト 「 「の
近傍には、
クランクシャ
フ ト 「 「の回
転 数 (エン ジ ン「の回
転 数)N e
を検出
す
るクランクシャ
フ ト回
転 数 セ ンサ
「0
「が設 けられ
る。メイ ン シャ
フ ト2
「の
近傍には、
メイ ン シャ
フ ト2
「の回
転 数 (自
動変速機2
の
人力軸回
転 数)N
i
を検出
す
るメイ ン シャ
フ ト回
転 数 セ ンサ
「0
が設けられ
る。 カウ ンタシャ
フ ト2
の
近傍には、
カウ ンタシャ
フ ト2
の回
転 数 (自
動変速機2
の出
力軸回
転 数)N
を検出
す
るカウ ンタシャ
フ ト回
転 数 セ ンサ
「0
3
が設けられ
る。各回
転 数 セ ンサ
「0
「~
「0
3
によ り検出
され
た回
転 数デー
タはA
T
三C
に出
力され
る。また、
クランク ,ンャ
フ ト回
転 数 セ ンサ
「0
「により検出
され
た回
転 数デー
タは 一三 にも出
力され
る。 003 また、
車両の
所定の
位置
には、
車両の
車速N
V を検出
す
る車速 セ ンサ
「0
が設けられ
る。車速 セ ンサ
「0
により検出
され
た
車速デー
タはA
T
三C
に出
力され
る。なお、
車速N
V を専 用に検出
す
る車速 セ ンサ
「0
を 設けることなく、
メイ ン シャ
フ ト2
「の回
転 数N
i
また
はカウ ンタシャ
フ ト2
の回
転 数N
か
ら車速N
V を算出
す
る ようにしてもよい
。例えば、
「N
v
二N
X変 速レシオⅩ タイヤ
周長」あるい
は
「N
V 二N
X タイヤ
周長」の
ような関
係式に基づ
い
て車速N
V を検出
(算出
)す
ることができる。0033 エンジ ン 「