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217 年 8 月 23 日 塗料を供給する中遠海運国際 (517) は収益構成が悪化し 減益に後退した 招商局集団をみると フォワーダー最大手の中国外運 (598) は事業の高付加価値化が増収益に寄与 もっとも 招商局港口 (144) は主力の港湾事業の収益が伸び悩み バルク輸送専門の中外運航運

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(1)

海運関連業界 ~貿易大国を担う重要産業、「一帯一路」構想が中長期追い風に~

◆市場動向 ~貿易縮小で世界 2 位に転落、厳しい環境が続くも 17 年は回復へ~

16 年の業界規模(前年値修正済み):

輸出入総額:3.68 兆米ドル(前年比 7%減)、港湾貨物取扱量:132 億トン(同 4%増)、船舶建造量:

3532 万載貨重量トン(同 16%減)

「世界の工場、市場」である中国の貿易総額は 15 年まで 3 年連続で世界最大だった。だが、15 年にリ

ーマンショック時以来の前年割れに沈むと、16 年も国内外の景気減速、人民元・資源価格の下落などが

重しになり、貿易総額は前年比で 7%減少して 4 年ぶりに米国を下回った。

港湾貨物の取扱量は微増を

確保したが、競争激化で価格が低迷。貨物輸送を担う海運・港湾業界の経営環境は引き続き厳しかった。

関連する造船業も船舶過剰の影響が深刻化し、建造量、新規受注量はいずれも大幅に減少した。

もっとも、17 年に入ると景況感は改善。

世界的な景気回復と人民元・資源価格の反発により、上期の貿

易総額は前年同期比 13%増に持ち直した。さらに運賃・港湾使用料の反発、大規模な再編・統合、燃油

コストの軽減などが奏功し、業績は大手を中心に回復軌道に入ってきた。こうした中、米国で保護主義

的な動きが台頭。欧州でも同様の兆しが出ており、不透明な通商環境がリスク要因だ。

◆業界の特徴 ~外需、内需両方の影響を受けるセクター~

輸出面:

海運関連の業界は外需の影響を強く受けるセクター。

最大の輸出先は欧州で、北米も加えると 4 割近く

を占める。船舶輸送の方法は大きくバルカー、タンカー、コンテナ輸送に分けられるが、需要は海外の

資源価格・需給、輸出先である先進国などの景気動向に大きく左右される。中国では取扱量で世界上位

に入る貿易港が多く、上海、寧波、深センなどの取扱量が多い。また、中国の造船業は建造量、受注残

で世界全体の 4 割前後を占め、多くを海外に納品する外需型産業といえる。

輸入面:

海運・港湾会社は製品・資源の輸入、並びに産地から消費地への国内輸送で中心的な役割を担う。遠洋

輸送に加え、沿海部の港湾を利用した沿海輸送網、長江など複数の大河を利用した河川輸送網が発達。

中国は加工貿易の比率が高いことから、輸入は内需指標に加えて輸出の先行指標にもなる。

政策面:

政府は安定成長に向けて、貿易振興策を重視。自由貿易協定(FTA)の締結に加え、自由貿易区の設立、

税制面での優遇措置など、支援スタンスを鮮明に。

国有企業の再編・統合を進め、世界最大手クラスの

育成を目指す。一方で巨額の貿易黒字を受け、諸外国との通商問題が常に政策課題となる。

◆主要企業、主な取扱銘柄~“官”中心の業界、16 年は業績低調も 17 年は改善~

海運・港湾業界は国有大手が主役。

16 年は大規模な再編が実施され、遠洋輸送の中国遠洋運輸と沿海輸

送の中国海運が統合して「中国遠洋海運」が誕生し、港湾業務を得意とする招商局集団がフォワーダー・

河川輸送大手の中国外運長航を買収した。

これら国有大手傘下の上場企業は需給不安と価格低迷に悩ま

され、引き続き厳しい経営環境に。それでも最悪期はすでに脱し、17 年は回復基調がみられる。

海運最大手「中国遠洋海運」に属する上場企業では、コンテナ輸送を担う中遠海運控股(01919)が 16.12

期で赤字に転落し、傘下の港湾大手「中遠海運港口」(01199)も大幅減益になった。対照的にタンカー

輸送を担う中遠海運能源運輸(01138)は巨額の資産売却益を計上して大幅増益に。関連分野はコンテ

ナリース会社に転身した中遠海運発展(02866)が収益力の改善で黒字に転換した一方、設備・燃料・

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塗料を供給する中遠海運国際(00517)は収益構成が悪化し、減益に後退した。

招商局集団をみると、フォワーダー最大手の中国外運(00598)は事業の高付加価値化が増収益に寄与。

もっとも、招商局港口(00144)は主力の港湾事業の収益が伸び悩み、バルク輸送専門の中外運航運

(00368)は運賃下落で 2 年連続の赤字に沈んだ。

なお、多くの港湾は各地方政府が経営し、上海ポート(600018)、寧波港(601018)、天津港発展(03382)、

大連港(02880)、廈門国際港務(03378)、秦皇島港(03369)、青島港国際(06198)、唐山港(601000)、

北部湾港(000582)など、上場企業も多い。さらに海運・港湾企業を顧客とする周辺産業でも、国有企

業が主役。港湾建設の中国交通建設(01800)とその傘下港湾機械メーカーの上海振華重工(900947)、

コンテナ生産の中国国際コンテナ(02039)などが有名で、いずれも世界最大級の事業規模を誇る。

また、中国船舶工業集団(CSSC)と中国船舶重工集団(CSIC)の国有 2 社が寡占する造船業も厳しい

不況が続いた。CSSC 傘下の中船防務(00317)と中国船舶(600150)は業績が後退。CSIC に属する

船舶重工(601989)は減収に沈んだ。

主な取扱銘柄:

コード 社名 分類 通貨 売上高 増収率 純利益 増益率 時価総額 コメント 00144 招商局港 口 ハンセン 香港ドル 7,976 ▲3.1 5,494 +14.3 75,971 珠江デルタ地区を本拠とする港湾大手。国務院系複合企業の招商局集団に 属し、国内外の主要貿易港でコンテナ・バルクふ頭を運営。深セン赤湾港 航(200022)、大連港(02880)などに大株主として出資。「一帯一 路」の沿線19カ国の港湾に投資し、担当企業のスピンオフ上場を検討。 00317 中船防務 H株 元 23,350 ▲8.5 71 ▲27.6 35,087 国有大型造船2社の一角を占める中国船舶工業集団(CSSC)の傘下企 業。15年の再編を経て事業規模が拡大し、ハンディーサイズのバルカー に加えて、民間船、軍艦、海洋工程設備などを幅広くカバーするように なった。軍需関連株の代表格といえる。 00368 中外運航 運 レッドチップ米ドル 841 ▲15.8 ▲230 赤字 9,860 ドライバルク輸送を主力とする国有海運大手。親会社の中国外運長航が招 商局集団の傘下に入ったことで、今後の再編効果に期待。国内外の景気減 速に伴うバルク輸送需要の低迷、運賃価格の下落、船舶資産価値の減少な どにより、16年は赤字が拡大。17年での黒字転換が求められる。 00517 中遠海運 国際 レッドチップ 香港ドル 7,430 +23.8 237 ▲29.4 4,982 海運最大手の中国遠洋海運の傘下で、船舶関連の各種サービスを担当。国 内外の海運会社を顧客に、船舶設備・部品、燃料、塗料、海上保険などを 提供。塗料では関西ペイントと合弁している。国内の主要港湾都市や米 国、日本、シンガポール、ドイツなどに拠点を設置している。 00598 中国外運 H株 元 46,784 +2.8 1,629 +9.1 20,453 国有系の物流大手。数少ない地場系の総合物流業者であり、主力の貨物 フォワーダーは陸・海・空運に対応。傘下の中外運空運(600270)は 外資と合弁で宅急便事業を展開。3PLを成長分野に据える。親会社が招商 局集団傘下に入ったことで招商局港口(00144)が兄弟会社に。 01138 中遠海運 能源運輸 H株 元 9,658 ▲9.8 1,934 +63.8 27,402 海運最大手「中国遠洋海運」の中核企業。再編を経てグループ内の原油・ LNGのタンカー輸送に特化。LNG輸送を今後の成長分野に位置付ける。 従来の主力だったバルクの沿海輸送事業は親会社に売却済み。17年上期 は売却益の減少、タンカー輸送の収益低下により、大幅減益見通し。 01199 中遠海運 港口 レッドチップ米ドル 556 +1.1 247 ▲42.5 28,067 中遠海運控股(01919)の傘下にある港湾大手。全国の主要港湾などで ふ頭を経営し、青島港国際(06198)に資本参加。スエズ運河やアント ワープ、ギリシャのピレウス港など海外の港湾会社にも出資している。コ ンテナサービス事業に参入した一方、コンテナリース事業を売却した。 01308 海豊国際 香港その他米ドル 1,216 ▲5.6 123 ▲14.3 18,810 中国有数の民営海運会社。日本、韓国、台湾、ベトナム、タイなどの東・ 東南アジア航路を専門に、コンテナ輸送や海運フォワーダーなどを展開。 貿易手続きの代行や倉庫、配送などの港湾物流も手がける。16年には空 運分野に進出。域内貿易の発展により大きな恩恵が見込める。 01800 中国交通 建設 H株 元 429,972 +6.5 17,210 +8.7 265,208 国務院直轄の交通インフラ建設大手。港湾・河川関連のインフラ建設、浚 渫の国内最大手で、道路・橋梁の建設も得意。兄弟会社に港湾クレーン世 界最大手の上海振華重工(900947)を置く。浚渫事業を統括する中交 疏浚の香港スピンオフ上場を目指している。 01919 中遠海運 控股 H株 元 69,833 +26.6 ▲9,906 赤字 84,048 「中国遠洋海運」の中核を担う上場旗艦企業。国有海運2社のコンテナ輸 送事業を統合し、同分野の最大手。傘下の中遠海運港口(01199)は港 湾事業を展開。市況改善により、17年上期は黒字転換見通し。香港海運 最大手の東方海外(00316)を近く買収し、更なる規模拡大を目指す。

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コード 社名 分類 通貨 売上高 増収率 純利益 増益率 時価総額 コメント 02039 中国国際 コンテナ H株 元 51,112 ▲12.9 540 ▲73.4 55,529 世界最大級のコンテナメーカー。B株のH株転換上場を果たした最初の企 業。中国遠洋海運が大株主となっている。買収を通じて多角化を進め、傘 下の中集安瑞科(03899)は天然ガス・化学製品などの輸送・備蓄設 備、買収したオスロ上場企業は海洋エンジニアリング事業などを担当。 02866 中遠海運 発展 H株 元 15,528 ▲52.8 348 黒転 45,227 中国遠洋海運の傘下で、再編によりグループ内の海運金融業を担当。主力 事業は船舶・コンテナを中心とする各種リース。渤海銀行に追加出資し、 総合金融会社を目指す。最大120億元のA株増資を計画中であり、リース 事業会社への追加出資に充てる方針だ。 02880 大連港 H株 元 12,814 +44.2 531 +9.6 34,502 東北部屈指の国際港「大連港」を運営する地元政府系企業。招商局港口 (00144)も2位株主に名を連ねる。港湾事業はコンテナに加え、自動 車、石油などをカバー。兄弟会社の錦州港務(900952)とともに、省 政府主導の再編が進む。また、日中韓FTAの代表的なテーマ株といえる。 03369 秦皇島港 H株 元 4,911 ▲28.7 365 ▲72.9 29,863 河北省秦皇島市の政府系港湾会社。中国最大の石炭積出港である秦皇島港 に加え、唐山市の曹妃甸港など、渤海湾に面した複数の港を経営。石炭貿 易・流通の中核を担う。石炭不況の影響を受けて16年の業績は低迷した が、17年上期は改善見通し。A株IPOが秒読み段階に入っている。 03378 廈門国際 港務 H株 元 8,484 +22.7 319 ▲0.0 4,117 福建省アモイ市の港湾を運営する地元政府系企業。主な業務はコンテナ・ バルクの積卸・保管など。アモイ港は台湾貿易の窓口的役割を担い、福建 自由貿易区の関連銘柄。子会社の廈門港務発展(000905)による親会 社資産の買収完了を受け、グループ内のシナジー効果に期待。 03382 天津港発 展 レッドチップ 香港ドル 16,457 ▲19.9 530 ▲17.0 7,821 首都北京の海の玄関口、中国北部最大の貿易港である天津港を運営。地元 政府系の企業で、天津発展(00882)などが大株主。主力子会社は天津 港(600717)。港湾事業に加え、自社で貿易業務も手がける。京津冀 地区(北京、天津、河北省)の一体的発展や「雄安新区」の関連銘柄。 06198 青島港国 際 H株 元 8,684 +17.8 2,186 +14.3 27,346 山東省の青島港を運営する地方政府系企業。山東半島の尖端にある威海 港、南端にある日照港のコンテナバースも合弁経営。中国屈指の貿易港で ある青島港は環渤海と長江デルタの中間に位置し、日中韓FTAの恩恵に期 待。デンマーク海運大手や中遠海運港口(01199)と幅広く提携する。 000582 北部湾港 深センA株 2,995 ▲2.0 452 +14.6 15,947 広西チワン族自治区政府の傘下にある港湾会社。トンキン湾(北部湾)を 臨む防城、欽州、北海の主要3港の港湾・物流事業を展開している。中国 西南部の海の窓口であり、ベトナムなど東南アジアとの貿易の要衝。「一 帯一路」構想の関連銘柄でもあり、地理的優位性は高い。 600018 上海ポー ト 上海A株 元 31,359 +6.3 6,939 +5.7 166,109 国際貿易港「上海港」の中核を担う国内最大級の株式制港湾会社。地元政 府系の企業で、コンテナ・バルクふ頭の運営や関連物流、不動産開発、海 運など、多角化を進める。中国遠洋海運と共同で東方海外(00316)に 投資する計画。上海自由貿易区の代表的テーマ株といえる。 600150 中国船舶 上海A株 元 21,457 ▲22.9 ▲2,607 赤字 39,344 中国船舶工業集団(CSSC)の中核企業。中船防務(00317)とは兄弟 会社の関係にある。造船はバルク船、コンテナ船、タンカーなどをカバー し、上海の同社造船所の建造量は国内最大級。海洋工程設備、動力設備な ども幅広く生産し、船舶用低速エンジンで世界2位のシェアを持つ。 601000 唐山港 上海A株 元 5,626 +9.1 1,320 +10.0 28,539 河北省唐山市政府系の港湾会社。中国有数の工業都市の貿易港を担い、鉄 鉱石、鋼材、石炭の取扱いで国内港湾の上位に入る。港湾と連結する貨物 鉄道を経営し、内モンゴルの鉱物資源の貿易でも重要な役割を担う。河北 省に建設予定の「雄安新区」の関連銘柄でもある。 601018 寧波港 上海A株 元 16,325 ▲2.0 2,299 ▲13.0 88,964 浙江省寧波市政府系の港湾会社。同省最大の貿易港で、国内有数の深水港 「寧波港」を運営。港湾事業はコンテナに加え、鉄鉱石、原油の比率が高 い。このほか、港湾物流・サービスや貿易事業なども展開。17年に発足 した浙江自由貿易区の関連銘柄。隣接する船山港との一体化を進める。 601989 船舶重工 上海A株 元 52,064 ▲13.2 698 黒転 売停 国務院直轄の中国船舶重工集団(CSIC)の中核企業。造船に加え、船舶 装備の製造、海洋エンジニアリングなども提供。さらに原子力・風力など の発電設備、石油・ガス設備、輸送設備などもカバーする。親会社は中国 の軍艦製造の多くを担う軍需大手。子会社は国産空母の建造を請け負う。 ※時価総額は17年8月22日の終値に基づきブルームバーグから算出、単位は百万HKドル。換算レートは1元=1.12HKドル。 ※売上高・純利益などはすべてブルームバーグ提供の数値であり、当社HPと異なる場合がある。すべて16年12月本決算、単位は百万。

(4)

◆注目されるトピックス ~「一帯一路」に注目、収益強化の取り組みも進む~

「一帯一路」構想が中長期的な追い風に:

国家戦略の「シルクロード経済ベルトと 21 世紀海上シルクロード」(一帯一路)構想が中長期的に、中

国の海運関連業界の発展に寄与する可能性が高い。

すでにある上海、天津、福建、広東に加え、17 年に

は沿海部の遼寧、浙江、そして河川輸送で重要な役割を担う内陸部の河南、湖北、重慶、四川などに自

由貿易区が新設された。こうした国内の貿易都市を拠点に、遠くは欧州に繋がる一帯一路の沿線各国と

の国際貿易は益々活発化する見通し。地理的優位性を持つ港湾大手や、主力航路を担う海運大手には追

い風。同時に東アジア地域包括的経済連携(RCEP)など、中国主導の FTA 構築の動きも進もう。

国有大手の再編効果が表れるか:

海運・造船業は長く船舶過剰という構造問題を抱えるほか、港湾業界も 15 年の天津港付近で発生した倉

庫爆発事故など、経営管理上で課題が多い。こうした問題の解決を目指した国有海運大手 4 社の再編・

統合は 16 年にほぼ完了。造船業界にも国有大手 2 社の統合観測が続く。さらに混合所有制(民間資本の

導入)や経営合理化を含む国有企業改革を進める構えだ。もっとも、規模拡大のみで合理化が進まなけ

れば、却って競争力は低下しよう。

不確定要因がある中、収益力強化への取り組みに注目:

企業業績は先進国・新興国の景気動向に加え、欧米などとの貿易摩擦、日本、フィリピンなど隣国との

外交関係、原油を含むコモディティ価格の変動、バルチック海運指数(BDI)の動き、船舶の供給バラン

スなど、

多くの外的要因から影響を受けやすい。

特にトランプ政権の誕生以来、米中間の通商問題は業

界の主要なリスク要因に。

安定的な貿易環境を保つことは難しく、収益力強化に向けた各社の取り組み

が注目を集めよう。

足元では積極的な M&A、IT 技術の活用、陸運・空運との連携強化、他市場への IPO

による資金力の強化などの動きがみられる。この中で海運最大手の中遠海運控股による東方海外の買収

計画は規模も大きく、その動向が注目される。

(中国部 畦田)

70 80 90 100 110 120 130 140 150 160 14 年 1 月 14 年 3 月 14 年 5 月 14 年 7 月 14 年 9 月 14 年 11 月 15 年 1 月 15 年 3 月 15 年 5 月 15 年 7 月 15 年 9 月 15 年 11 月 16 年 1 月 16 年 3 月 16 年 5 月 16 年 7 月 16 年 9 月 16 年 11 月 17 年 1 月 17 年 3 月 17 年 5 月

中国の貿易指数(前年同月=100)の推移

※毎年1-2月は旧正月の関係で変動が大きい 輸出(金額) 輸出(数量) 輸出(価格) 輸入(金額) 輸入(数量) 輸入(価格) 価格指数は低迷が続く一方、数量の変化は比 較的大きく、全体の輸出入額の増減に直結。 15年は不振だったが、16年に入り輸出量で 改善の兆しも。 出所:CEIC

(5)

-30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 60 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 14 年 1 月 14 年 3 月 14 年 5 月 14 年 7 月 14 年 9 月 14 年 11 月 15 年 1 月 15 年 3 月 15 年 5 月 15 年 7 月 15 年 9 月 15 年 11 月 16 年 1 月 16 年 3 月 16 年 5 月 16 年 7 月 16 年 9 月 16 年 11 月 17 年 1 月 17 年 3 月 17 年 5 月 % 億米ドル

中国の輸出額推移(輸出先別)

オセアニア 北米 南米 欧州 アフリカ アジア 伸び率 出所:CEIC -30 -20 -10 0 10 20 30 40 50 0 200 400 600 800 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000 14 年 1 月 14 年 3 月 14 年 5 月 14 年 7 月 14 年 9 月 14 年 11 月 15 年 1 月 15 年 3 月 15 年 5 月 15 年 7 月 15 年 9 月 15 年 11 月 16 年 1 月 16 年 3 月 16 年 5 月 16 年 7 月 16 年 9 月 16 年 11 月 17 年 1 月 17 年 3 月 17 年 5 月 % 億米ドル

中国の輸入額推移(輸入先別)

オセアニア 北米 南米 欧州 アフリカ アジア 伸び率 出所:CEIC 30 40 50 60 70 80 90 100 0 200 400 600 800 1000 1200 1400 1600 14 年 1 月 14 年 3 月 14 年 5 月 14 年 7 月 14 年 9 月 14 年 11 月 15 年 1 月 15 年 3 月 15 年 5 月 15 年 7 月 15 年 9 月 15 年 11 月 16 年 1 月 16 年 3 月 16 年 5 月 16 年 7 月 16 年 9 月 16 年 11 月 17 年 1 月 17 年 3 月 17 年 5 月 17 年 7 月 米ドル/バレル

バルチック海運指数と原油相場の推移

バルチック海運指数(左軸) WTI原油相場(右軸) 原油相場は14年の後半以降、急ピッチに調整。これにより海運会社の燃費コストは減少した ものの、輸送需要は振るわず、運賃相場も低迷。16年からは運賃相場が回復基調に。 出所:ブルームバーグ

(6)

順位

企業名

所在地

コンテナ輸送

能力(TEU)

世界

シェア

船舶数

世界

シェア

1

A.P. モラー・マースク

デンマーク

3,505,050

16.7%

652

10.9%

2

MSC

スイス

3,059,356

14.5%

508

8.5%

3

CMA CGM

フランス

2,381,516

11.3%

470

7.8%

4

中国遠洋海運集団

中国

1,768,336

8.4%

320

5.3%

5

ハパックロイド

ドイツ

1,498,020

7.1%

217

3.6%

6

長栄海運

台湾

1,046,710

5.0%

195

3.3%

7

東方海外(00316)

香港

661,884

3.1%

102

1.7%

8

陽明海運

台湾

584,523

2.8%

96

1.6%

9

ハンブルク・スド

ドイツ

559,080

2.7%

104

1.7%

10

商船三井

日本

549,250

2.6%

81

1.4%

19

海豊国際(01308)

中国

97,712

0.5%

73

1.2%

21

上海中谷新良海運

中国

94,168

0.4%

81

1.4%

23

中外運航運(00368)

中国

67,013

0.3%

41

0.7%

24

泉州安盛船務

中国

65,891

0.3%

45

0.8%

出所:Alphaliner

世界の海運会社ランキング(17年7月時点)

中国 36% 韓国 36% 日本 22% その他 6%

船舶建造量の

世界シェア

(16年:9997万

載貨重量トン)

出所:中国船舶工業協会 中国 59% 韓国 21% 日本 15% その他 5%

新規受注高の

世界シェア

(16年:2742万

載貨重量トン)

中国 41% 韓国 24% 日本 27% その他 8%

受注残の

世界シェア

(17年6月末:1.86

億載貨重量トン)

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