糞便潜血反応の実験的研究(人血経口投与による実験)
4
0
0
全文
(2) 2134. 中川. 昌壮 ・平 野. 寛 ・山本. 裕 士 ・後 藤 昭一 郎. 第2表. 投 与 血 液 量 との 関 係. 第3表. 投与 方 法 との関 係. 表 れを 服 用量 よ り 見 る と第2表 に示 す如 く2cc以 1. で は陽性, 1.5cc以. 上. 下 で は陽性 陰 性 不定 で あ る.更. に その 陽性 の持続 日数 も血 液 量 が 多い 場 合 に長 い が, 必 ず し も比 例 関 係 は ない.又 胃液 酸 度 と の関係 を見. 第. た のが 第4表 で あ る. な お,結 果 判定 はPyramidon法 にBenzidin法(Adler氏 上 杉 氏Benzidin潜. を 主 と し,こ れ. 法)Guajak法. 及 び参 木,. 血 反応 紙 法を 対 照 と して適 宜 用. い た. 総 括 及 び 考 按 塩 酸Limonadeに Sonde又. よ り前 処 置 し た 人 血 を,胃. は十 二 指 腸Sondeを. 通 して 投 与 し,そ の. 糞 便 の 潜血 反応 の腸 性 度 と持 続 日数等 とを観 察 した の で あ るが,反 応 が 陽 性を 呈 す る に到 る血 液 量を 求 め るた めに,血 液 の 一定 量 を 飲 用せ しめ て行 なつ た 実験 の う ちPyramidon法 Forshaw 16)の5cc及 比 して 吾 々は2ccと 人血 の塩 酸Limonadeに. に 関 す る黒川15)の5cc,,. び 福 島12)の7cc等. の結果 に. い う低 値 を得 た.こ の差異 を, よ る前 処 置 に帰 すべ きか,. 或 い は十 二 指腸 へ のSondeに. よ る 直 接注 入 に帰 す. べ きか とい う点 につ い て検 討 を加 えて い ない が,第 3表 に示 す 如 く胃に投 与 す る場合 で も同様 の結 果 を 得 てい るの で,後 者 に は大 した根 拠 はな さ そ うで あ る,又 塩 酸Limonadeに. よ る前処 置の 場合 第4表 に.
(3) 糞便 潜 血 反応 の実験 的 研究 第4表. 胃. 液. 酸. 度. と. の. 関. 2135 係. 見 る如 く投 与血 液 量 の多 寡 に も よる が 諸家 の 報告 す. 結. る所 と同 様 胃液 酸 度 に よ る影 響 が見 られ る点 か ら, 血 液の 胃,腸 に於 け る処 理 は単 な る胃 酸 に よ る もの で ないか,或. い は 塩 酸Limonadeと. 胃 液 との 血液. 胃Sonde及 Limonadeで. 語. び 十 二 指 腸Sondeを. 通 して 塩 酸. 前 以 て処 置 した血液 の一 定 量を投 与 し,. に対す る態 度 が異 な るの で は な いか と い う事 を想 像. そ の糞便 の潜 血反 応 検 査 を行 な つた 結 果 次の事 実 を. せ しめ るが,こ れ につ い て は今 後検 討 を加 え た い.. 認 め た. 1). 持 続 日数 は第2表 に示 す如 く,少 量 の 間 は血液 量. 2cc以 上 の投 与 で は全 例 にお い て潜血 反 応 は. に比例 す るが, 5cc以 上 にな る と この 比例 関 係 は な. 陽性 とな る.. くな り, 4日 目以 後 は総 て に お いて 陰 性 と なつ た.. 2)胃,十. この結 果 よ り患者 の潜 血 反応 検査 を 行 な う場 合 に は,. 二指 腸 の 何 れ に注入 して も結 果 に大 し. た差 異 は認 め られ ない.. 約4日 間 前 もつ て潜 血 反 応 陽性 物 質 の 制 限を 行 な う. 3)胃. 液 酸 度 が高 い 程,潜 血反 応 陽 性度 は低 い.. 事 の必 要 性 が 認 め られ,こ の結 果 は坂 本 の報 告 とよ. 4)血. 液 投 与 量 が 大 な る程持 続 日数 は長 いが,. 3cc以 上 で は必 ず しも平 行せ ず,又 全 例 にお いて4. く一致 す る. な お,十 二 指腸 液検 査 所 見 及 び肝 機 能 検査 成 績 と. 日以 後 は総 て 陰 性で あ る.. の間 に は,何 等 一定 の 関 係 は見 られ な い.. 参 1). 池 谷:日. 2) 海 老 名:医. 本 消 化 器 病 学 会 雑 誌22(大12), 事 新 報1225(昭2),. 考. 本 内 科 学 会 雑 誌43(昭29),. 4) 飯 野:病. 人 栄 養5(昭30),. 9) Rossel: Dtsch. Arch. f. klin. Med. 76(1903), 505.. 564.. 111.. 10) Katoch: Handbuch d. inn Med. n. Bergmann & Staehelin III/I. 5) Boas: Berl. klin. Wschr. 40 (1919), 939. 6) Boas: Grenzgebieten d. inn. Med. u. Chir. 341 (1921), 138. 7) Adler: Arch.. 11) Fortwaengler:. Berlin (1938). Zit. n. Zbl. f. inn. Med. u.. Chir. 33 (1921), 197. f. Verdauungskrh. 27 (1921),. 154. 8) Konicykowsky:. 献 1198.. 67.. 1509.. 3) 北 林:日. 文. ptach. med. Wgchr. 33 (1904),. 12). 福 島 ・梅 田:医. 学8(昭25),. 13). 渡 辺 ・杉 山:臨. 床 栄 養9(昭31),. 14) Landa:. Grundriss. d. klin.. 161. 128.. Stuhluntersuchung.
(4) 2136. 中川. Wien 15). 昌壮 ・平 野. 寛 ・山本. (1928).. 黒 川:医. 学 シ ン ポジ ウ ム. 第二輯. 鑑 別 診断 に. An Experimental (Experiment. 16). 裕 士 ・後 藤 昭一 郎. 必 要 な る臨 床 検査. 第 二 版(昭30).. Forshaw:. 2.. Lancet.. 10. (1954).. Study on Occult Blood in Feces. by Oral Administration. of Human Blood). By Shoso. NAKAGAWA. Yutaka. HIRANO. Yuushi. YAMAMOTO and. Shoichiro Department. of Internal. Medicine, (Director:. GOTO. Okayama Prof.. University. Keyowo. Medical. School,. Okayama. KOSAKA). Examinations of occult blood in feces were performed after a certain amount of blood treated previously with hydrochloric acid limonnde was given into the stomach or duodenum through a Levin tube. The follwing results were obtained. 1. All the cases were positive in the reaction after the administration of more than 2ml. of the blood. 2. No significant difference in the reaction between intragastric and intraduodenal administ ration. 3. The intensity of the positive reaction became weak as the acidity in gastric juice became high. 4. The longevity of the positive reaction was prolonged with larger amount of the blood given but they were not proportional when the amount of more than administrated. After 4days all the cases showed negative reaction.. 3ml.. of the blood was.
(5)
関連したドキュメント
[r]
[r]
toes thus obtained were used to measure their body weight and the length of wing: in
4),内皮細胞,平滑筋層およびその周囲に少量の結合
Also, by adding high protein and high fat materials to steamed rice to the meal, the gastric emptying time may be prolonged more than by only steamed rice; it may be possible
Ebisu・Yoshikawa・Yokota・Sasaki・Yanagimoto:Influences of a Lack of Chronic Exercise on the Condition of Peripheral Blood Circulation in Women 1
【結果】RDW は CVP との間に有意な正相関を示し、また SVO2 と有意な逆相関を示した。RDW 上昇群においては、RDW 正常群と比較し有意に CVP が高く、また
【背景】赤血球分布幅(Red Blood Cell Distribution Width;