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平成24年度

集合住宅等太陽熱利用促進事業「新規採択システム」

及び「集合住宅等への導入のノウハウ」の紹介

(株)エックス都市研究所

コンサルティング&プランニング事業本部 サステイナブルデザイングループ

温暖化対策事業チーム シニアコンサルタント

関家 一弘

資料6

(2)

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1

目次

Ⅰ 平成24年度集合住宅等太陽熱利用促進事業 「新規採択システム」の紹介

Ⅱ 「集合住宅等への導入のノウハウ」

(「太陽熱導入ガイドブック」の紹介)

(3)

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2

Ⅰ 「新規採択システム」の紹介

24年度(前期)採択システム数

集合住宅用 5システム

戸建住宅用 6システム

合 計 11システム

(4)

<集合住宅用太陽熱利用システムの分類>

液体集熱

集熱器・蓄熱槽集中タイプ

集熱器・補助熱源・蓄熱槽集中タイプ

戸別設置方式集中設置方式

空気集熱

集熱器バルコニー設置タイプ 集熱器集中タイプ

集熱器・補助熱源集中タイプ

空気集熱タイプ[通気孔集熱]

集熱器屋上設置タイプ

集中設置方式

(1)

申請者 ㈱大阪テクノクラート , 三菱樹脂

㈱ , ㈱前川製作所

採択システム名等 高齢者賃貸集合住宅向け ソーラー・

ヒーティング&クーリングシステム システム管理番号 集合-液体-集中-A-02

(2)

申請者 日比谷総合設備㈱

採択システム名等 太陽熱利用冷暖房空調システム システム管理番号 集合-液体-集中-A-03

(3)

申請者 東京ガス㈱

採択システム名等 屋上設置型太陽熱集熱給湯システム システム管理番号 集合-液体-集中-A-04

(4)

申請者 ㈱メックecoライフ

採択システム名等 水道水加温型給湯システム(新 solecoジョーズ)

システム管理番号 集合-液体-集中-C-03

(5)

申請者 日比谷総合設備㈱

採択システム名等 太陽光ハイブリットシステム システム管理番号 集合-液体-集中-C-06

採択システム一覧

1.採択システム(集合住宅)の概要

(5)

(1)高齢者賃貸集合住宅向け ソーラー・ヒーティング&クーリングシステム

【システムの概要】

ソーラーコレクターにて 集熱した太陽熱で、第一 に負荷の大きい給湯水を 昇温(60℃)して住居 部の給湯に利用し、また、

建物の共用部に対して、

冬期は太陽熱で昇温した 温水を供給し、夏期には 低温水でも駆動可能な吸 着式冷凍機で冷水を供給 し冷暖房にも利用するシ ステム。

□低温(55℃~)駆動が可能な新吸着式冷凍機

吸着材にゼオライトを使用した小型吸着式冷凍機[開発品]で低温水域(55℃~70℃)でも冷 凍サイクルが構築でき、温度域が不安定な太陽熱でも駆動する冷凍機である。

□夏期の余剰集熱分を冷房に利用する設計

夏季に余剰となる太陽熱を冷房利用することで太陽熱依存率を大幅に高める設計工夫がされ ている。

新吸着冷凍機[10kw]

(低温駆動タイプ)

「ソーラー・クーリング&ヒーティングシステム」システムフロー 給湯 冷暖房

ソーラコレクター(集熱器)

吸着冷凍機 蓄熱槽

従来の給湯・暖房機能に加え、太陽熱を利用した冷房を可能とするシ

ステム。給湯と冷暖房需要の大きい高齢者賃貸住宅などに適性

(6)

【システムの概要】

太陽熱集熱器により温水 を蓄え、温水焚吸収式冷温 水機へ熱媒として投入し、

夏期は冷熱、冬期は温熱を 取り出し、共用部にあるチル ドビーム、輻射パネル、ファンコ イルユニットなどへ供給する太陽 熱利用冷暖房システム。外 気処理はデシカント式外調機な どで行う。

□潜熱顕熱分離型空調方式による太陽熱空調

二次側の空調は潜熱顕熱分離型空調方式を採用するため、冷水温度は高め(17℃)で、温水温度 は低め(45℃)でよいので機器を高効率で運転できる。

□太陽熱の優先利用制御

太陽熱利用の冷温水機は、太陽熱が蓄積されているときに優先的に稼働させ太陽熱利用効果向上 を図っている。

(2)太陽熱利用冷暖房空調システム

システムフロー

従来の暖房機能に加え、太陽熱を利用した冷房を可能とするシステム

(7)

【システムの概要】

太陽熱集熱パネルで集熱した太陽熱を蓄熱 槽に蓄熱し、蓄熱槽から出湯される太陽熱温 水を、セントラル給湯用貯湯槽(もしくは住 棟給湯配管直接)に供給し、各住戸の給湯に 利用するシステム。対象としてはファミリー マンションだけではなく、社員寮、ワンルー ムマンション、などにも導入しやすいシステ ムとして構築している。

(給湯)

(3)屋上設置型太陽熱集熱給湯システム

□各住戸の給湯器の削減

補助熱源で約60℃に温度調整された太陽熱を住戸に供給し、各 住戸には 給湯器は設置しないので、その分初期投資を削減す ることができる。

□料金算定負担の軽減

太陽熱利用分の料金算定のためのメーターは、カロリーメーター ではなく安価な給湯メーターを使用する。(流量×{60℃昇温

分熱料金+水道料金他}で課金)

システムフロー

(給湯)

(給湯)

(給湯)

屋上に設置する補助熱源で温度調整することで各住戸での給湯器設置を

不要にし、コストを削減

(8)

システムの屋上設置イメージ 太陽熱温水器

【システムの概要】

屋根等に集中設置した太陽熱 温水器で集熱と蓄熱を行い、

その太陽熱温水を各住戸に設 けた給湯器[潜熱回収型]に供 給するシステム。

□真空管方式の太陽熱温水器の採用

集熱と蓄熱には、太陽熱集熱器(真空管方式)を採用し、集熱した熱の放熱ロスを軽減して いる。また、集熱器と貯湯槽が一体構造でメンテナンスが少なく維持管理がしやすいことも 利点となっている。

□太陽光発電併用一括受電システムを活用した検針体制

共同住宅(総戸数40戸以上)は太陽光発電併用一括受電システムを採用し、水道メーターの検 針は電気メーター検針と同時に行われ、検針業務の合理化(管理費低減)を行なっている。

屋上に太陽熱温水器を集中的に設置することで貯湯槽設置を不要にし、

省スペース・コスト削減を実現

(4)水道水加温型給湯システム(新solecoジョーズ)

(9)

ハイブリットパネル構造図 太陽光発電 モジュール [単結晶]

バックボード

マイクロヒートパイプ [フラット型]

太陽熱集熱管

ハイブリットパネル(外観)

【システムの概要】

太陽光・太陽熱ハイブ リッドパネル(太陽光 モジュールと太陽集熱 器とを一体的に成形し た開発パネル)を使用 して、太陽光発電で発 電した後の熱(太陽 熱)を、各住戸の給湯 器の給水として供給す るシステム。

□太陽光ハイブリッドパネル

太陽光発電で発電した後の排熱は、太陽光モジュール裏面のバックボードに取付けたフラット 型のマイクロヒートパイプで太陽熱集熱管内を通る給水に熱が伝えられる仕組みになっている。

□ハイブリッドパネルの使用による施工費の削減

ハイブリッドパネルの使用で太陽光発電と太陽集熱器を別々に設置する必要がなくなるため、

パネル設置・架台・架台基礎の施工費の削減に繋がる。

高効率な液体循環式太陽集熱器と太陽光パネルを初めて一体化し、給 湯と発電を同時に実現

(5)太陽光ハイブリットシステム

(10)

<戸建住宅用太陽熱利用システムの分類>

液体集熱(強制循環)

強制循環・間接集熱タイプ

(補助熱源[ヒートポンプ給湯器]一体型)

強制循環・間接集熱タイプ

(補助熱源分離型)

空気集熱

強制循環・間接集熱タイプ

[蓄熱コンクリート]

強制循環・間接集熱タイプ

(補助熱源[ガス給湯器]一体型)

空気集熱タイプ[蓄熱コンクリート]

(給湯・暖房利用)

空気集熱タイプ[通気孔集熱]

空気集熱タイプ[蓄熱コンクリート]

(暖房利用)

強制循環・直接集熱タイプ

[放熱タンク]

(1)

申請者 ㈱サンジュニア

採択システム名等 屋根直付け設置を想定した高効率太陽集熱器 システム管理番号 戸建-強制-A-01

(2)

申請者 ㈱ノーリツ

採択システム名等 太陽光発電一体型太陽熱利用ガスふろ給湯シ ステム(ダブルソーラー)

システム管理番号 戸建-強制-B-01

(3)

申請者 特定非営利活動法人グリーンネックレス 採択システム名等 エクセルギーハウス暖房システム(太陽熱と

雨水を利用した放射暖房)

システム管理番号 戸建-強制-AA-01

(4) 申請者 環境創機㈱

採択システム名等 ソーラーシステム《そよ風2》 お湯採り有り システム管理番号 戸建-空気-A-03

(5)

申請者 環境創機㈱

採択システム名等 ソーラーシステム《そよ風2》 お湯採り無し システム管理番号 戸建-空気-B-02

(6)

申請者 Conserval Engineering Inc. コンサーバル エンジニアリングインク

採択システム名等 ソーラーウォールレジデンシャルユニット システム管理番号 戸建-空気-C-01

2.採択システム(戸建住宅)の概要

採択システム一覧

(11)

従来の透過体を使用したもの(1㎡) エンボス型板ガラスを使用したもの(2㎡) システム(概念図)

DCポンプ[26w]、集熱回路は半密閉

【システムの概要】

太陽集熱器に熱媒(不凍液)を循環し、集められた熱を地上もしくは屋内に設置さ れた蓄熱槽内で熱交換し、その温水を給湯に利用するシステム。

□DC集熱ポンプによる補助動力の削減

集熱回路は半密閉方式とし、集熱に最適な循環量となるようにDCポンプを制御することで補 助動力を大幅に削減している。

□エンボス型板ガラス採用で設置傾斜角による集熱効率低下の軽減

屋根直付設置を行った際に傾斜角が浅くなる場合でも集熱効率の低下を軽減するため、光線を 屈折させるエンボス加工を表面に施した透過体を使用している。また、反射が抑えられること による意匠上の利点もある。

(1)屋根直付け設置を想定した高効率太陽集熱器

P

集熱パネル表面に凹凸を付けたエンボス型板ガラスを採用することで、

幅広い角度の日射を集め、集熱効率を向上

(12)

集熱器設置状況

【システムの概要】

集熱器で集熱した熱を給湯と暖 房に利用するシステム。太陽光発 電部と太陽熱温水器部の意匠に一 体感をもたせたデザインとし、地 上部分に高効率補助熱源機(エコ ジョーズ)と90リットルの貯湯 タンクを内蔵した貯湯ユニットで 構成されている。

□DC集熱ポンプによる補助動力の削減

集熱器の高温サーミスタと貯湯サーミスタの温度差で集熱ポンプ(DCポンプ)を制御し省 エネ性に配慮している。また、集熱回路は半密閉方式としている。

□施工性の向上

・奥行き寸法を小さくし(300mm)狭小地設置の可能性を拡大している。

・熱源機一体にしたことで、補助熱源が別体の熱源に比べて、設置面積が小さくなっている。

(2)太陽光発電一体型太陽熱利用ガスふろ給湯システム(ダブルソーラー)

集熱器

太陽光発電と太陽熱利用システムの一体的なデザインに配慮した、後付け可

能なダブルソーラーシステム

(13)

【システムの概要】

屋根等に設置した太陽熱 集熱器で温めた雨水(又 は水道水)を、床下放熱 タンクに蓄熱し、この熱 を夜間から朝までゆっく り放熱させることで室内 環境を快適にする放射暖 房システム。

□床や壁などの周壁温度を高めに保つエクセルギーハウスの暖房設計

断熱性能の強化など建物側での工夫も図りつつ、一般の住宅と違って室温より、床や壁温度な どの周壁温度を3℃程度高くすることで、室内環境が穏やかに維持される設計となっている。

□床下放熱タンクを活用した太陽熱の低温集熱制御等による集熱量の向上

大容量(約3t)の床下放熱タンク[材質ポリエチレン]を活用し、暖房温度にあわせた低温集 熱制御を行なっている。

(3)エクセルギーハウス暖房システム(太陽熱と雨水を利用した放射暖房)

システム(概念図)

太陽熱で温め、床下の蓄熱槽に貯めた雨水を循環し、放射する暖房システム

(14)

【システムの概要】

屋根の集熱部(ガラス有・ガラス無し集熱面)で太陽熱に よって温められた外気を床下に送り蓄熱コンクリートに蓄熱 させると同時に換気するシステム

そよ風2 ファンユニット

冬期(昼間)の集熱運転 夏期(昼間)の排気運転 及びお湯採り運転

夏期(夜間)涼風取入運転

□施工性・メンテナンス性の向上

排気ファンユニットの背面を閉じて横から出すことができるので雨仕舞いが簡単に済み、施工 性・メンテナンス性が向上している。

□換気装置との連動による補助動力の削減

運転停止時など外気を入れていないときのみ換気することで、不必要な換気運転の重複を防ぐ ことができる。

お 湯 採 り コ イ ル

(内蔵)

(4)ソーラーシステム《そよ風2》 お湯採り有り

従来の太陽熱で温めた外気を蓄熱して冬季の暖房に利用する機能に加え、夏

季の室内換気機能を追加し、給湯機能も具備。

(15)

【システムの概要】

屋根の集熱部(ガラス有集熱面、ガラス無し集熱面)で太陽熱によって温められ た外気を床下に送り蓄熱コンクリートに蓄熱させると同時に換気するシステム

冬期(昼間)の集熱運転 夏期(昼間)の排気運転 夏期(夜間)涼風取入運転

そよ風2 ファンユニット

そよ風2ファンユニット

□ファンユニット(そよ風2)

室内の棟頂部付近の熱気溜まりの空気を取り入れ、軒先に排気することで小屋裏を涼しく保ち、

室内の空調環境の改善も同時に図っている。高温になりやすい屋根の過熱も防ぐことができる。

□換気装置との連動による補助動力の削減

運転停止時など外気を入れていないときのみ換気することで、不必要な換気運転の重複を防ぐ ことができる。

(5)ソーラーシステム《そよ風2》 お湯採り無し

従来の太陽熱で温めた外気を蓄熱して冬季の暖房に利用する機能に加

え、夏季の室内換気機能を追加

(16)

ソーラーウォールレジデンシャルユニット

強化ガラス(内 部に2段目ソーラー ウォール集熱版)

1段目

ソーラーウォール集熱版

(幅1096×高さ2260×厚さ97)

【システムの概要】

壁面に設置した集熱 板(ソーラーウォー ル)で暖めた空気を 室内に取込み暖房

(換気含む)するシ ステム

□デザイン性に配慮した薄型のフラット集熱版

新たに開発されたフラットパネル集熱板で製品の厚みを大幅(97mm)に縮小し、建物壁面に 設置の際製品の突出感を緩和している。(従来は150-250mm)。

□施工性の向上とメンテナンスフリー

モジュールユニットシステムのため施工が極めて簡単になっている。また、送風機以外はメンテ ナンスフリーとなっている。(集熱板耐用年数は20~40年)

(6)ソーラーウォールレジデンシャルユニット

強化ガラスとの組み合わせによりエネルギー効率を従来比で14%向上させ

た、スリムな壁設置型太陽熱利用システム

(17)

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16

Ⅱ 集合住宅等への導入のノウハウ

(18)

建物の負荷低減方策による冷暖房負荷の削減

太陽熱利用システムの活用 連携 住戸内の利用機器の効率的な活用

1.太陽熱導入の前提条件

建物における冷暖房負荷のイメージ MJ

MJ MJ

MJ

次世代省エネ基準の確保など建 物側での対策による冷暖房負荷 の削減余地

太陽熱利用システムの導入にあたっては、次世代省エネル ギー基準の確保などにより冷暖房負荷を削減しておくことや 住戸内の利用機器の効率的な活用が重要になる。

(ガイドブック4ページ参照)

(19)

2. 太陽熱の導入効果

(1)集合住宅モデル・シミュレーション

住宅形態 ファミリータイプ50戸 [給湯負荷17.5GJ/年]

システム 集熱器・蓄熱槽集中タイプ方式

集熱器設置条件 集熱面積:

175

㎡[

3.5

/

世帯]、設置方位:南面・傾斜角度:

30

度 補助熱源 ガス給湯器

1)モデルケースの設定

2)導入により期待できる太陽熱利用量・利用率

0 20 40 60 80 100 120 140

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

GJ 太陽熱利用分 補助熱源分 傾斜面日射量

太陽熱利用率46%[年平均]

太陽熱の給湯利用における太陽熱利用量・利用率の推移(集合住宅50世帯分)

(ガイドブック9ページ参照)

(20)

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19

3)費用対効果(世帯当たりの年間コスト)

0 20 40 60 80 100 120

導入前

(個別給湯システム)

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助なし,都市ガス]

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助1/2,都市ガス]

千円/年 太陽熱利用システムの設備工事費[年間分]

維持管理費(ガス代等)

年間コスト 72 千円/年

年間コスト 77 千円/年

年間コスト 63 千円/年 28 千円/年

14 千円/年

49 千円/年 49 千円/年 72 千円/年

太陽熱利用によるガス代 等の維持管理費削減分

23 千円/年

個別給湯システムに比 べてコストの削減が期 待できる。

区分 導入前 導入後(補助なし) 導入後(補助あり)

太陽熱利用システム設備工事費[年間分] - 28千円 14千円 維持

管理費

ガス代 72千円 45千円

メンテ補修・料金徴収他 0 4千円

合計 72千円 77千円 63千円

太陽熱利用システムの給湯に要する世帯当たりの年間コスト(集合住宅)

参考)設備工事[年間分]:550千円÷20年=28千円[新築設置・補助熱源除く]

(ガイドブック11ページ参照)

(21)

(2)戸建住宅モデル・シミュレーション

住宅形態 戸建住宅(延床面積約150㎡) [給湯負荷21.85GJ/年]

システム 強制循環型

集熱器設置条件 集熱面積:4㎡、設置方位:南面、傾斜角度20度(4寸勾配相当)

補助熱源 ガス給湯器 1)モデルケースの設定

2)導入により期待できる太陽熱利用量・利用率

0 500 1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 MJ 太陽熱利用分 補助熱源分 傾斜面日射量

太陽熱利用率36%[年平均]

太陽熱の給湯利用における太陽熱利用量・利用率の推移(戸建住宅)

(ガイドブック12ページ参照)

(22)

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21

3)

費用対効果(世帯当たりの年間コスト)

区分 都市ガスの場合 都市ガスの場合

導入前 導入後 導入後 導入前 導入後 導入後 太陽熱利用システム

設備工事費[年間分] - 28千円 14千円 - 25千円 13千円 維持

管理費

ガス代 72千円 45千円 114千円 80千円

メンテ補修・料金徴収他 0 4千円 0 4千円

合計 72千円 77千円 63千円 114千円 109千円 97千円

0 20 40 60 80 100 120 140 160

導入前

(個別給湯システム)

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助なし]

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助あり]

千円/年 太陽熱利用システムの設備工事費[年間分]

維持管理費(ガス代等)

0 20 40 60 80 100 120 140 160

導入前

(個別給湯システム)

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助なし]

導入後

(太陽熱利用システム)

[補助1/2]

千円/年 太陽熱利用システムの設備工事費[年間分]

維持管理費(ガス代等)

[都市ガスの場合] [LP ガスの場合]

年間コスト 86 千円/年

年間コスト

89 千円/年 年間負担額 77 千円/年 25 千円/年 13 千円/年

64 千円/年 64 千円/年 86 千円/年

年間コスト

114 千円/年 年間コスト

109 千円/年 年間コスト 97 千円/年 25 千円/年

13 千円/年

84 千円/年 84 千円/年 114 千円/年

太陽熱の利用による ガス代等の維持管理 費削減分

22 千円/年

太陽熱の利用による ガス代等の維持管理 費削減分

30 千円/年

個別給湯システムに 比べてコストの削減 が期待できる 個別給湯システムに

比べてコストの削減 が期待できる

太陽熱利用システムの給湯に要する世帯当たりの年間コスト(戸建住宅)

参考)設備工事[年間分]:500千円÷20年=25千円[新築設置・補助熱源除く]

(ガイドブック14ページ参照)

(23)

3.導入ノウハウ

(1)集合住宅における導入検討手順と留意点

用地取得

基本設計 実施設計

建築確認申請 着工

竣工

本体建築工事 検討手順

関係主体

建築工事業者決定 事業企画

住宅供給事業者

太陽熱利用設備の施工メーカー

①太陽熱利用システムの導入検討に係 る社内の合意形成

②システムの選定(住戸数、集合住宅 の規模模、ガスや電化住宅の区別、利 用用途等を踏まえ選定)

④-3 保守管理方法の検討

(更新時の対応含む) ④-4 料金徴収方法の検討

[集中設置方式の場合]

導入基本方針の決定

③システムフロー図の作成

(事業区分・工事区分の明確化)

⑤事業計画書の作成

⑧実績報告書の作成

⑥補助金交付申請書の作成

⑦譲渡承認申請書の作成

協議

調整

工事着工2ヶ月前 までに提出(任意)

確認済証の交付から 3ヶ月以内に申請

④-1 太陽熱利用量や利用率の把

④-5 事業費の算出(設備費、工事費)

④-2 設備図面の作成

設計事務所 水道事業者

協議

建物管理会社等

事前協議 協力(③④)

依頼 連携

協議

保守管理会社

連携

協議

建築工事業者

検査済証の交付から 3ヶ月以内に提出

(公財)東京都環境公社クール・ネット東京

導入検討

相談・情報収集 約 2 ヶ月

2~3 ヶ月

所有権移転の概ね 2週間前に提出

導入検討手順(例)

①太陽熱利用システムの導入にかかる社内合意形成

②システムの選定

③システムフロー図の作成

④-1 太陽熱利用・利用率の把握

④-2 設備図面の作成

④-3 保守管理方法の検討

④-4 料金徴収方法の検討(集中設置方式の場合)

④-5 事業費の算出

-導入基本方針の決定-

⑤事業計画の作成

⑥補助金交付申請書の作成

⑦譲渡承認申請書の作成

⑧実績報告書の作成

(ガイドブック16ページ参照)

(24)

■補助対象範囲の基本的な考え方

①集熱器(架台含む)

⑤供給配管 避雷針

③蓄熱槽

②集熱配管

現地盤

(電源)

配電盤

電力

水道

給水

給湯等

排水 給湯等

補助熱源(その1)

補助熱源(その2)

住戸内

住戸内 ソーラー接続器

⑥電気工事 補給水等

区分 補助対象 留意事項等

①集熱器 太陽熱利用システムの基本構成となる「集熱器、集熱配管、蓄熱槽、及び制 御盤」は補助対象とする。蓄熱槽に補助熱源など太陽熱以外のものが混ざる 場合は、主な熱源が太陽熱であるものを補助対象とする。

②集熱配管

③蓄熱槽

④制御盤

⑤供給配管 太陽熱のみが供給される場合は補助対象とする。補助熱源や排熱など太陽熱 以外のものが混ざる場合は、主な熱源が太陽熱であるものを補助対象とする。

⑥電気工事(2次側) ×

○給水・排水工事 ×

○避雷針工事 ×

○補助熱源機 ×

(ガイドブック19ページ参照)

(25)

■太陽熱利用システムにおける「共同住宅扱い」について

【共同住宅扱いの適用条件】

・.水道の使用目的は家事専用であること

・集合住宅の屋内に水栓(水道の蛇口)があること

・各室ごとに水道メーターが設置されていないもの

【共用住宅扱いの適用後の扱い】

○料金の計算:共同住宅内の各室に、13ミリのメーターが設置されているものと同様に扱い、総水量を世 帯数で除して、それぞれの水量に13ミリの料金を適用して計算される。

○料金の請求:上記により算定した合計金額を一括して、料金とりまとめ者(管理組合等)に請求される。

○管理人の対応:管理人、料金とりまとめ者及び各室の入居が変わる場合は事前に水道局に届けるなど

○共同住宅扱いを申請しない場合 一般的な各戸単位での水道料金に

比べて約

1.5

倍以上になる。

○共同住宅扱いを申請した場合 一般的な各戸単位での料金と同程度

となる。(但し、集合住宅内での水道 料金を徴収する仕組みが必要)

集熱器 蓄熱槽

M

共用部の使用水 量を一括して計 量する水道局の メータ-

集熱器 蓄熱槽

M 総使用量を一括 して計量する水 道局メータ-

(各住戸に水道 局の子メータは つかない)

M M M M

共用住宅扱いしない場合 共用住宅扱いの場合 □水道料金試算(例)

[100世帯、平均24㎥/月を使用した場合例)]

蓄熱槽を集中化される以下のタイプで は共同住宅扱いの申請が必要

・集熱器・蓄熱槽集中タイプ

・集熱器・補助熱源・蓄熱槽集中タイプ

(ガイドブック20ページ参照)

(26)

■保守管理体制(例)

施工メーカー

(サービス責任業者)

施工メーカー コールセンター 管理組合 入居者

マンション管理会社 コール受付

(契約)

・コールバック

・点検実施等

(契約)

施工メーカー

(サービス責任業者)

施工メーカー コールセンター 管理組合 入居者

マンション管理会社 コール受付

(契約)

・コールバック

・点検実施等

(契約)

管理組合と契約したマンション管理会社が、太陽熱利用システムの施工メーカー等と保 守管理契約を結ぶなどして保守管理の体制を構築しておく必要がある。定期点検の内容 や頻度、故障時などの連絡窓口、不具合箇所の特定方法、責任の区分や範囲なども明確 にしておくことが重要になる。

(ガイドブック20ページ参照)

(27)

集 熱 器 集 中 タ イ プ

集熱器集中タイプでは、蓄熱槽が住戸内にあり、給湯用の給水は住戸内から供給され るため、他の水道代と共に水道局から請求される。また、補助熱源機も住戸内にあり、

その熱源は各住戸から供給され、ガスなどと共に支払われる。そのため料金徴収が必 要になるのは維持管理費だけとなり、これを「定額」で徴収する。

水道代 各住戸が水道局に直接支払い 補助熱源代 各住戸がガス会社等に支払い 維持管理費 管理組合が定額で徴収

給湯用

M

水道局の 子メーター 集中化された集熱器か

ら熱だけを供給

住戸(専有部)

給水

蓄熱槽

その他水道水 熱交換器

M

水道局の

親メーター 他の住戸へ 集熱器

補助熱源

水道メーター

維持管理費を 定額で徴収

■集中設置方式の料金徴収の方法(例) (ガイドブック21ページ参照)

(28)

一括して徴収

集 熱 器

・ 蓄 熱 槽 集 中 タ イ プ

集熱器・蓄熱槽集中タイプは、補助熱源は住戸内にあるため、その熱源は各住戸から供給され、

ガス代等と共に支払われる。そのため料金徴収が必要になるのは水道代と維持管理費となり、水道 代は「温水メーターを設置して料金徴収」し、維持管理費は「定額」とする。

このタイプでは蓄熱槽を集中化させているので、水道料金が高くならないようにするため「共同 住宅扱い」の申請を前提としている。そのため、住戸内のもう1つの給水配管にも水道メーターを 設置し、料金徴収する。

○徴収料金=(温水流量+水道水流量)×料金単価

水道代 管理組合がメーターで徴収

補助熱源代 各住戸がガス会社等に直接支払い 維持管理費 管理組合が定額で徴収

温水・水道メーターで料 金徴収

給湯用

集合住宅の 私設メーター 集中化された集熱

器・蓄熱槽から太陽 熱で加温した給水を 供給

住戸(専有部)

M1

M2 その他水道水 M

給水

他の住戸へ 水道局の

親メーター

蓄熱槽

集熱器

共同住宅扱いを 申請

補助熱源

水道メーター 温水メーター 維持管理費を

定額で徴収

(ガイドブック22ページ参照)

(29)

集 熱 器

・ 補 助 熱 源

・ 蓄 熱 槽 集 中 タ イ プ

集熱器・補助熱源・蓄熱槽集中タイプは、すべてを集中化した太陽熱利用設備から太陽熱の給湯 が供給される。そのため水道代、補助熱源代、維持管理費の料金徴収が必要になり、管理組合が

「温水メーターを設置して料金徴収」することになる。維持管理費だけを定額にし、ここから切り 離しても、給湯料金の単価に補助熱源代が入ってくるため、維持管理費を含め住民に理解しやすい 料金設定にしておく必要がある。

このタイプでは蓄熱槽も集中化しているので、水道料金が高くならないようにするため「共同住 宅扱い」の申請を前提としている。そのために住戸内のもう1つの給水配管に水道メーターを設置 して料金徴収する。一括して徴収

○温水料金=温水流量×(補助熱源代・水道代・維持管理費の料金単価)

○水道料金=水道水流量×料金単価

給湯用

集合住宅の 私設メーター 集中化された集熱

器・蓄熱槽から太 陽熱で加温した給 水を供給

住戸(専有部)

M1

M2

その他水道水 M

給水

他の住戸へ 水道局の

親メーター

蓄熱槽

集熱器

共同住宅扱い を申請

補助熱源

水道メーター 温水メーター

温水・水道メーターで料 金徴収

管理組合が メーターで一 括して徴収

水道代

管理組合がメーターで一括して徴収 補助熱源代

維持管理費

(ガイドブック22ページ参照)

(30)

検針方法 管理人が温水メーターの計測値を直読又はハンディターミナルで検針

請求方法 マンション管理会社の支店等が、管理人から電子メールで送られた計測データを 管理会計ソフト等に取込み、通常のマンション管理業務の管理費や修繕積立金な どの請求と合わせて請求書を発行

支払い方法 各入居者が口座自動引落により管理組合の会計に収納

未入金管理 マンション管理会社が管理会計ソフト等で管理。督促はマンション管理業務と合 わせて規約に沿って実施

会計報告 マンション管理会社が毎月末に報告、期末には収支報告書を提出

管理組合 各入居者

(委託契約)

会計

管理人 検針、請求、督促等 支店等

マンション管理会社

計測データ

請求書

(太陽熱の料金含む)

■マンション管理会社による料金徴収(例) (ガイドブック23ページ参照)

(31)

(2)戸建住宅における導入検討手順と留意点

太陽熱メーカー

①太陽熱利用システムの導入検討に 係る社内の合意形成

②基本システムの選定(ガス・電化住 宅の区別、利用用途等を踏まえ選定)

③-3 保守管理方法の検討

導入基本方針の決定

⑤事業計画書の作成

⑧実績報告書の作成

⑥補助金交付申請書の作成

協議

最も早い建築工事着工 2ヶ月前まで提出(任意)

最も早い確認済証 の交付から3ヶ月 以内に申請

建築工事 検討手順

関係主体

③-4 戸当り事業費の算出(設備費、工事費)

保守管理会社

連携

協議

1年未満で最も遅い 検査済証の交付から 3ヶ月以内に提出

(公財)東京都環境公社クール・ネット東京

④導入計画の作成

③-1 屋根への集熱器の設置 方法の検討

・屋根一体型

・屋根直付け

③-2 配管の処理方法の検討

・建物内への格納

・配管・化粧カバー

協議

事業企画建築工事設計 設計

設計 建築工事

建築工事事業企画 事業企画

建築確認申請

③導入検討

相談・情報収集 住宅供給事業者

2ヶ月

2ヶ月

(屋根一体型を新 規に検討する場合 は半年以上)

所有権移転の概ね 2週間前に提出

⑦譲渡承認申請書の作成

①太陽熱利用システムの導入にかかる社内合意形成

②基本システムの選定

③-1 屋根への集熱器の設置方法の検討

③-2 配管の処理方法の検討

-3

保守管理方法の検討

③-4 戸当たり事業費の算出

-導入基本方針の決定-

④ 導入計画の作成

⑤事業計画の作成

⑥補助金交付申請書の作成

⑦譲渡承認申請書の作成

⑧実績報告書の作成

導入検討手順(例)

(ガイドブック24ページ参照)

(32)

■集熱器の屋根への設置パターンとデザイン性への配慮

区分 集熱器:屋根一体型 配管 :建物内への格納

集熱器:直付

配管 :建物内への格納

集熱器:直付

配管 :配管化粧カバー 設置パターンデザイン性への配慮(例) 屋根一体型・配管格納

直付・配管格納

直付・配管化粧カバー

直付・配管化粧カバー 屋根一体型・配管格納[PV 併設]

(ガイドブック27ページ参照)

(33)

■直付けによる屋根取り付け工法

区分 種類

屋根取付け方法

(ワイヤー 工法除く)

スレート系 スレート

スレート金具 瓦系 和瓦

(J瓦)

支持金具、支持瓦

S瓦

支持瓦 F型瓦

支持金具 支持瓦 金属系 瓦 棒 葺 き 、

横葺き、

段葺き、

平葺き等

スレート金具

(ガイドブック28ページ参照)

(34)

ご清聴ありがとうございました。

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参照

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