2006年 出上の木簡
大 阪
・ 花 屋 敷 遺 跡
1 所在 地 大 阪府 東大 阪市 吉 田 一丁 目 2 調査 期間 〇 六十
一調 査 一一〇
〇六 年 18︵平
︶四 月
〜七 月 3 発掘 機 関 の大 阪府 文 化財 セ タン ー 4 調査 担当 者 岡本 圭 司
︒湯 本 整
︒影 美山 智与 5 遺 跡 種の 類 集落 跡
・耕 地 跡 6 遺 跡 の年 代 一 一世 紀後 半
〜 一人 世紀 7 遺 跡 及び 木簡 出 土遺 構 の概 要 花 屋敷 遺 跡 は︑ 近鉄 河内 花園 駅 の北 側 に所 在 す る︒ 河内 花 園駅 前 の再 開発 及︑ び 近鉄 奈 線良 連続 立体 交 差化 伴に
てっ 調査 行が なわ れ︑ 中世
︵一 三世 紀後 半〜 一五 世 紀︶ の集 落 が検 出 さ れた
︒ 調査 地 の西 側 は︑ 旧大 和 川 の分 流 であ る玉 串 川が 菱 江 川 吉と 川田 と に分 岐 す る地 点 にあ た てっ いた と考 え ら るれ
︒ また 遺︑ 跡 の南 西約 一
・六 hに は︑ 河内 国守 護 畠 山氏 の居 城 であ
った 若 江
城跡 あが る︒ 集落 は︑ 周 辺 の条 里 地割 に規 制 さ れ て正 方 位を と る溝 で囲 わ れた 屋敷 地 よに
てっ 形 成 され て いた と考 え ら れる 木︒ 簡 は︑ これ ら 屋敷 地を 区画 し たと 考 え られ る東 西溝
︵〇六 十 一調 査八
〇溝
︶か ら 二点 出 土 たし 木︒ 簡 出 土地 点 近 辺 の溝 の土 層は 上︑
︒中
︒下
・最 下層 の四 層 に分 け られ るが 木︑ 簡 は最 下層 の上 方 な いし 層下 の下 方 あ たり で 出土 し た︒ 同溝 か らは 土師 器 皿︑ 瓦 椀器 瓦︑ 質 羽釜
・火 鉢 備︑ 前 焼 悟 鉢︑ 常 滑 焼 奏
︑ 須恵 器東 播 系 練 鉢
︑ 中 国 製青 磁 椀 など 多 く の土 器
・陶 磁 器 の他 曲︑ 物
・織 機 部材
・草 履
︒下 駄
・漆 器椀
・毬 杖 の毬 な ど の木 品製 も出 土 し て いる ︒ 三二 世紀 後 半 か ら 一四 世 紀後 半 にか け て の遺 構と 考 え ら るれ
︒ ま た︑ こ の溝 が埋 没 たし 後 に作 ら たれ 導︑ 水 用 の竹 管 伴を う結 桶 を使 用 たし 貯 水施 設を 検 出 たし 同︒ 面じ おに いて 土︑ 師 器 皿が 集積 す る方 形 の土 坑も 検 出 たし ︒ 一五 紀世
の遺 構 面 と考 え ら るれ
︒ さら に上 位 の中 世末 から 近 世 にか け て の三 面 の遺 構面 では 耕︑ 作 地 及び そ れ 伴に う 濯漑 用 の構 を検 出 した
︒ 8 木簡 の釈 文
︒内 容
︹と ロカ
︺
︹差 す力
︺
﹁ □ 田 八 郎 小 麦 十 九 把 又 ハ ロ カ ラ 六 把
﹁ 西 方 源 三 上
﹂
︵﹈
〇〇
︶
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〇伽 P
(大 阪東北部 。大阪東南部
)ω は ヒノ キ の板 目材 上︒ 端 は切 り折 り︒ 下端 は欠 損 す るが 文︑ 章 は完 結す ると 思わ れ る︒ 表 面 は平 滑 整に え るた め 削に ら れ て いる
︒ 上 部 は縦 方 向 裂に け てお り ︑ 一文 字 目が
﹁吉
﹂ であ る なら ば︑ 軍口 田人 郎﹂ と いう とこ なに り 当︑ 地 の地 名 とも 符合 興し 味 深 い︒ なお
︑ 一文 字 日は
﹁吾
﹂
﹁悟
﹂ の可 能性 あも る︒
﹂﹁手 の読 みも 不明 確 では あ るが
︑ 共伴 す る木 品製 に織 機 部材 が あ る こと か ら︑ 織物
原の 材料 と な る手 と の関 係を 示唆 す る︒ 小麦
︑ も くし はキ の売 買 か︑ 借 用 関に す る木 簡 と考 え られ る︒
② は スギ の板 目材 上︒ 端 は粗 く面 取 りを 施 し︑ 端下 は尖 ら せ て い る︒ 表 面 平は 滑 削に られ て るい 付︒ 札 であ ろう
︒
西方 氏 は河 内畠 山氏 の 一族 で︑ 一時 河︑ 内 守護 代 の地 位 を得 るが
︑ 活 躍す る時 期 嘉は 吉 の変
盆希 士口元 年
︿一 四四 5
︶以 降 であ り︑ 溝 の 埋没 期時 とは
一世 紀程 度 の開 き があ ると 思 わ れる 当︒ 木簡 と同 氏 と の関 係 の是 非 は今 後 の課 題 であ る︒ なお 木︑ 簡 の釈 読 にあ た てっ は︑ 関西 大 学 の原 田正 俊氏
︑ 八尾 市 立歴 民史 俗資 館料
小の 利谷 氏明 側︑ 大 府阪 文 化 財 セ タン ー の水 野正 好氏 のご 教示 得を た︒ 9 係関 文献
⑪ 大 阪 府 文 化 財 セ ン ータ
﹃花 屋敷 遺 跡﹄ I
︵帥大 阪府 文化 財 セン ター 調査 報告 書 一六 一︑ 二〇
〇七 年︶ 同
﹃花 屋敷 遺 跡﹄
Ⅱ
︵同 全工 一︑
二〇
〇七 年︶
︵岡本 圭司
︶