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精神 障害 者

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(1)

医 科 薬 科 大 学 看 護 学 会 誌 2 19 99

精神 障害 者

家族

心 理

的経 過

関す

研 究

発病ら 入院後 ま

古谷智子1, 神郡 2

1 山 医 科科 大 学 大 学 院 医学 系 研 究 科 看専攻修 士

2 山 医 科科 大 学 医学 部 看学 科 臨 床 看看護学 教 室

本 研 究目 的, 神 分 裂 病 患 者家 族発 病か ら入 院 後 まで の心 理 的 経 過 を 明ら か にす る と で. T 県 内精 神 科で 加療 中精 神 分 裂 病 患 者2 1対 象 と し, 面 接 法実 施 し,

を 質 的分 析 し. 結 果, が 明ら か に な .

1) 発 病 時心 理 的 反 応は 【困 惑】 【】 【漠 然 と し不 安】 な ど8 の カ テ だ さ れ た.

2 ) 受 診 時心 理 的 反 応は 【 ョ ッ 】 【 】 【悲 しみ】 な ど7 が 見 だ さ れ た.

3 ) 入 院 時心 理 的 反 応は 【心】 【負目】 【同 情】 の 3 の カ テ が 見だ さ れ た. 4 ) 入 院 後心 理 的 反 応は 【自気 持 ち】 【覚 悟 開 き 直 り】 【依 存】 な ど7 の カ テ

が 見だ さ れ.

5 ) 各 時 期家 族心 理 的 状 況 をく 見 極 め看 護 介入 が重 要る と考 え.

精 神 障 害, 家 族, 心 理 的反 応

は じ め に

神 障う ち神 分 裂 病 は 慢性 化 しや す , 偏 見 も 強 く 社 会支 援 や 積 極 的理 解 れ な, 家 族負 担 は非 常大 き. , 神 疾 患 を 我 が 子 が 患 た とと は 親 あま りも 衝 撃 的 な事 実あ り. 親 自 身, それ 受 け 入 れ る まで に 葛 藤 が 存 在 す る. それ を乗 り越 え神 疾 患 を抱 え る子 供 と どうき 合 て いは 大 き な問 題あ り 課 題あ る.

神 科 領 域お け る 家 族 研 究, 19 5 0年 代後 脱 入 院 医化 が 進 み 地 域ケ アが 重 要 視 さ れ る , 家 族位 置け が 地 域受 け 皿割 を担 う もと し捉 え られ, 良 否に よ 病 気

予 後影 響 をえ る と た 「 病 理 的 な 家 族」 と 焦 点 を当 て た 研が 主で あ . は 家 族 を 治す る とう 方 向ら家 族 を ど 支 援 する か とと に焦 点 を 当て た研 究 が な さ れ る よな り, 家 族負 担 研 究2), 家族 ズ 研 究3), あ る, 家 族対 処 行 動 究 な ど. ら の研 究 内 容 をる と, 家 族 障 害 者社 会 復 帰担 う 役 割 と そ れ伴 う 負 担 は 計 り知 れ なの であ る.

本 研 究, 家 族 を 「 生 活 者 と して の家族」

と 捉 え, 神 分 裂 病子 供 を も家 族, 共 通 す る 心 理 的過 程 が あるの では ない か, 心 理 的過 程介 入 が 可の では な , 注 目 し, 神 分 裂 病子 供 をも

(2)

精 神 障 害 者家 族の 心理 経 過研 究

家 族発 病か ら入 院 後 まで の 心理 的反 応経 過 と そ心 理 的 反 応影 響及 ぼ す 要 因 を 明 らか に と を目 的 と し. そ し, そ れし て 者 が ど ん な役 割 を と れ ばよ い か討 しみ た

と 考 え た.

研 究 て いる 考 え 方 は 軌 跡 理 4) あ る. 理 論 はC o rb in&Str a u s s,19 8 8; F age rha ngh& Str a u s s,1 9 7 7; G la s e& Str a u s s,

1 9 6 8 ; Str a u s s,F age rha ugh ,Su z e ck, & W ie n e r

1 9 8 5 に よ 開 発 さ れ た 枠 組み で. 枠 組 み の基 本 的 概 念 は 病 気慢 性 的 状 態 は 長時 間 を 多 様化 し 行 路 (c o u r s e) を 示 す とう 考 え 方あ り, 変 化過 程に は ち直時 期, 悪 化 す る 時 期, 安 定 す時 期 な ど が あ , れ ら を方 向け る 要 因 は, 患 者 従 事 者努 力に か か て いる と 考 えて い . 本 研 究, 神 障家 族心 理 過 程 似 た側 面 が あ る と考 え, 理 論 を 進 め るした.

方法

. 対 象

山 県A 病 院, B 病 院入 院 又 は 通 院 中 神 分 裂 病 老2 1. 平 均 年 齢5 2 .4あ り,

う ち 父 親3 人 母 親1 8 . 子 供 は 平 均 年 齢2 6.8, 男 性1 2人 女 性9 . 入 院 経1 9, 通 院 中2 . 発 病 後 過 年 数 は 平 均4 .

. 研 究 期 間

平 成932 5 101 02 4 日.

. 研 究 方 法 1) 面 接方 法

初 回 入 院 時発 病か ら入 院 後家 族の 心理 的 反 応経 過関 す る デ を 収 集 す る 目 的,

あ ら じ め作 成 し た イタ ビ イ ド 半 構 成 的 面 接 を 行 .

2 ) 分 析 方 法

, 理 論 を用 し, 的 な分方 法 づ い て .

手 順(成 的 面 接れ た報 よ 事 例 ごと家 族 が 子 供づ いた時

受 診 時 入 院 時 入 院 後各 時 期家 族心 理

的 反 応 を 表 して いる と 考 え言 葉 を 抽 出 し . 言 葉意 味考 え そ れ を . 各 事 例 ドの共 通 性 相 違 性 続 的比 較討 し 研 究 者概 念づ い て 各 時 期家 族の 心理 的 反 応内容 を意味 す

の カ テ 化 を行 . 家 族 が 子 供 づ い た時期ら入 院 後 まで の カ テ

を 整 理 し造 化 を行 時 間 的念 を組 み 入 家 族 が 子 供時 期ら入 院 後 まで の家 族心 理 的 反 応経 過 を 明 らか に

.

. 発 病 時 発 病 時 に は,

事 例

か の ドが ある 場 合も あ るが, 主 な ドと し, 夜 中排 御, 自 殺 企 図, な ど, 常 見 られ な行 動, 常 軌 をえ た 行 動 を異 行 動 と し, セ ル フケ ア の低 下 な ど生 活 活 動 下 しを 無 為 , 親 な ど を 殴 る を暴 力 と 分 類 した. 奇 異 行 動18, 無 為 2 , 暴 力1 あ り, 比 較 的 奇 異 行 動 が 多 .

. 家 族 が 子 供 て か ら受 診 まで の 理 的反 応

1 . 発 病 時家 族の 心理 的 反 応

【困 惑】

家 族 は も と は 違 う 子 供発 言, 行 動 を理 き ず, どう対 応 しい の から な,

ま た, 子 供何 が起 の か理 解き な

戸 惑い から 生 じ る 心 理 的 反 応.

だ ち】

無 為 な どの よ, セ ル フケ ア の低 下 な どが み られ る 時, 病 気 と は 考 え ずて い , 甘 えて いる と 考 え るら 生 じる 心 理 的 反 応.

【漠 然 と し不 安】

病 気 い て の認識 が嘩味あ り, , ま ま ど う な るう と ら生 じ る 心 理 的反 応.

【冷さ】

病 気あ る とと を 冷受 け止

(3)

山 医科科 大 学看 護学 会 誌 2 19 9 9

か ら生 じる理 的 反 応.

2 . 受 診 さ せう と 考 え る 時 期家 族心 理 的 反

【精 神 科 抵 抗】

受 診 さと 思 て い て, 神 障 害 す る 社 会 的 な偏 見家 族 が 影 響 さ れて い ら生 じ る 心 理 的 反 応.

【あ せ り】

と 気, に かく 治を受 け さな け れ ば とう あら 生 じる 心 理 的 反 応.

【解 放 さ れた い

病 気子 供 対 応家 族身 体 的 神 的 疲 労 を 感 じか ら生 じる 心 理 的 反 応.

【恐 怖】

常 識は 考 えれ な奇 異 行 動, 暴 力対 し , 自 分 自 身 危 険感 じか ら 心 理 的 反 応.

《影響 因 子

子 供ら 受 診至 る まで の家 族心 理 的 反 応の 8 の カ テ , 「 病 気 て の認 識 病 気知 識有 無」 , 「 子 供行 動 予 測 な さ」 , 「 生 活化」 , 「 今 後 予 測 か なさ」 , 「 過 去病 気認 識 す る う な 出 来 事出 会 た 体 験」 , 神 科 社 会 的 偏 見」 , 「 精 神 障 害 者対 す る 社 会 な さ」 , 「 子 供病 識欠 如」 , 「 子供 受 診 拒 否」 , 「 身 体 的 神 的 疲労 ,

「 家 族 関 係歪 み」 , な ど が 影て い.

. 受 診 時 入 院 時家 族心 理 的 反 応 1 . 受 診 時

1) 診 断 名ぐ に 場 合

ョ ッ

子 供発 病突 然 , か ら は 考 え も い こ自 分子 供

と に対 す る 大 き衝 撃対 す る 心 理 的反 応.

家 族子 供発 病対 し何 が 起 た の か,

どう しそ う な た の かな どが 分ら ず な感 情 がみ あ げ, 自 分 自 身考 え が

ま と まい こ対 す る 心 理 的 反 応.

【悲 しみ】

発 病う 事 実受 け 止 め, か ら抜 け き な い, どう しう も 出来悲 嘆か ら生 じ

心 理 的 反 応.

【否 定】

自 分子 供 が 分 裂 病あ る と事 実を 認 め た く なく, ら日 を そ ら し たう 気 持

ら 生 じる 心理 的反 応.

【怒 り】

ど う し自 分子供 だ け がん な病 気に な

しま た の か, 多く病 気な ぜ 分 裂 病 の かう 被 害 者 的 な気 持 ち, 納 得の い か

気 持 ちか ら生 じ心 理 的 反 応.

2 ) 診 断 名 場 合

【落 ち込

程 度予 測 て い たの の, そ う い こす が るう な 思い でた の に, そ れ が 確 実そ う な しま 持 ちら 生 じる 心 理 的 反 応.

た 感 じ】

分 裂 病 た 子 供 を 自分子 供は あ,

病 気人 と を お み よ う とる 気 持 ちら 生 じ る 心 理 的 反 応. 2 . 院 時

心】

子供 が病 気 と 分り 家 族 と し何 と 治 しあ げ た, 今 まで ので の状 態か ら助 け う 子 供 擁護気 持 ち

入 院至 り, が 受 け ら れ た と う 気持 ちら 生 じる 心 理 的 反 応.

, 受 診 まで の経 過 が 長 く, で の子 供 対 応追 わ れ なが ら, 身 体 的も 精 神 的も 疲 労 が て い, ら 解 放 さ れ 持 ち 受 診 た 場 合 は, 入 院 か ら解 放 さ れて ほ と しう 気 持 ちか ら生 じ る 心 理 的 反 応.

【負目】

院 を嫌る 子 供対 し, 家 族 と し子供 が 嫌 が ると は したく は な, 病 気 を治 は 仕 方 が 無 た や り き れ ない の か で入 院 さた とう 気 持 ちか ら生 じ る 心理

(4)

精 神障害者心 理 経関す研究

的 反 応.

【同 情】

神 科入 院 さ せう 不 安 と, 自 分か ら 離 れ生 活 さ対 し子 供苦 労 す の では なう 気 持ち か ら生 じる理 的 反 .

《影響因 子

受 診 時 入 院 時家 族心 理 的反 応の1 0 カ テ , 未 体出 来 事 く る衝 撃」 , 「 精 神病 気対 す る社 会 的 関 心 低 さ」 , 「 問 題 人 で の抱 え込 み」 , 「 冷 な 目 を失 うと」 , 「 子供愛 情」

, 病 気対 す る 社 会 的 偏 見」 ,

病 気 理 由か らい こと」 , な期 待 ( 病 気) 崩 れ」 ,

「 医 信 頼」 , 「 緊 迫 し生 活か ら の 放」 , 「 子 供 と関 係 を 良 好保 ちた い ,

「 子 供 が 病 気あ る と 認 識 し たと」 が 影

.

. 入 院 後家 族心 理 的 反 応

【自 責気 持 ち】

ま ず 病 気 た 原 因 は 何 なの か , 過 去 をり返 考 え, 自 分子 育て の 方 や, 遺 伝 的と が あ た の でと 今 ま で の自 分 を, 苦 しむ対 す心 理 的 反 .

【覚 悟 開 き 直 り】

今 ま子 供 が 病 気 ョ ッ 悲 しみ な ど気 持 ちと らわ れて い たか ら,

病 気あ る 子 供 を受 け 止 め, 家 族 と して でき る

と をら や い こう とう 前 向 き な 気 持 ちか ら生 じ る理 的 反 応.

【依 存】

今 ま子 供 を見, 疲 れ 果, た ち では 手負 え, 専 門 家せ た方 が う 自 分 き た もを 誰 ゆ だ ね た 気 持 ちか ら生 じ心 理 的 FE:I.

対 す る 不

病 気子 供 がま ま 治 ら ない で いた ら

は 生 きて いけ なと を 感 じ, 家 族 と らず と 世 話 を して い かな けれ ば な ら な, 自 分 がい なく な た ら, どう なる う とう 気 持ち か ら生 じる 心理 的 反 応.

【む な しさ】

家 族 が 生 懸 命子 供た め頑 張 ,

子 供化 が 見れ な, 周 り協 力 が 得 る や り き れ ない から生 じ る 心 理 的 反 応.

【社 会 引 け 目】

家 族 は社 会対 し, 自 分子 供 が あ ると を なく 隠 した い とう 気 持 か ら生 じる 心 理 的 反 応.

【消 え な負 担 感】

家 族障害 を抱 え子 供 と 同 じ に か問 題 を抱 えて い る とう 気 持 ちか ら じる 心 理 的 反 応.

影 響 因 子

入 院 後家 族心 理 的 反 応の7の カ テ , 「 親 と して の責 任感」 , 「 外 的 支 ,

「 身 体 的 神 的疲 労 困 債 状 態」 , 「 専 門 家 せ たが よう 気持 ち」 , 「 病 気予 後 が はき り し な , 「 自 分努 力 が報 わ れ な , 「 自 分努 力 を 認 めも ら え な ,

「 精 神病 気対 す る 社 会 的 偏 見」 , 「 症 状 安 定 さ」 , 「 慢 性経 過 す る」 が 影 響 して い .

. れ らと をふ ま え, 面 接過 程 で把 握 き た 家 族 が た どる 心 理 的 反 応経 過は以 下 の よう な特 徴 が み られ た.

1) 発病, 受 診, 入 院 と 比 較 的ス ム 進 む 場

家 族場 合, 発 病 時様 子 が 自 殺 念 慮 , 理 解き な発 言 行 動, 食 事し なく な る, 暴 力 な どの せ ば詰 ま た 出 来 事 た り, 他 人か ら病 院連 れ た 方 が 良と指さ れりとと が あ . 家 族心 理 的反 応 と し, 困 惑, い らだ ち,

さ な どが 強い よ . そ し, う な 気持 ち受 診 さよ う と 考 え る 時,

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