1 農 林 水 産 省 補 助 事 業 ６ 次 産 業 総 合 推 進 事 業 ・ ６ 次 産 業 化 構 造 調 査 の 実 施 第 ２ 回「 東 日 本 大 震 災 に よ る 食 品 産 業 構 造 へ の 影 響 等 に つ い て 」の 調 査 結 果 調 査 概 要 １ ． 調 査 結 果 の 概 要 我 が 国 の 食 品 製 造 企 業 は 、国 際 的 な 穀 物 等 需 給 の 構 造 的 変 化 の 中 で 食 料 自 給 率 の 停 滞 、少 子 高 齢 化 の 進 行 に よ る 国 内 市 場 の 縮 小 、企 業 の 社 会 的 責 任（ Ｃ Ｓ Ｒ ）の 増 大 、企 業 の 統 合・再 編 の 進 展 の 下 で 、安 全 な 食 品 の 安 定 的 な 供 給 、環 境 負 荷 の 低 減 へ の 対 応 等 、様 々 な 課 題 に 直 面 し て い る 。 こ う し た 中 で 、平 成 ２ ３ 年 ３ 月 に 発 生 し た 東 日 本 大 震 災 及 び 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 は 、食 品 製 造 事 業 者 に よ る 農 山 漁 村・農 林 水 産 業 の ６ 次 産 業 化 へ の 取 組 に も 様 々 な 影 響 を 及 ぼ し て い る と 思 わ れ る 。こ の よ う な 状 況 を 踏 ま え 、今 回 、「 ６ 次 産 業 化 構 造 調 査 」の 一 環 と し て 、「 東 日 本 大 震 災 に よ る 食 品 産 業 構 造 へ の 影 響 等 」 に つ い て 調 査 す る こ と と し た 。 調 査 結 果 に つ い て は 、６ 次 産 業 化 の 推 進 等 に 資 す る 食 品 産 業 施 策 を 検 討 し て い く 上 で の 基 礎 的 資 料 と し 、も っ て 我 が 国 食 品 産 業 の 健 全 な 発 展 に 資 す る 。 調 査 内 容 の 分 析 に あ た っ て は 、 １ ．設 問 ご と に ① 全 体（ 226 社 ）、② 大 手 企 業（ 40 社 ）、③ 中 小 企 業（ 186 社 ） に 分 類 の 上 、 グ ラ フ を 作 成 し た 。 ２ ． 一 部 の 問 に つ い て は 、 今 回 の 東 日 本 大 震 災 の 事 情 に 鑑 み 、「 東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が あ る か 、 な い か 」 に よ り 企 業 を 分 類 の 上 、 グ ラ フ を 作 成 し た 。 ま た 、自 由 回 答 に よ る 記 述 に つ い て は 、極 力 、回 答 文 を そ の ま ま 記 述 す る こ と と し た が 、 一 部 、 同 じ 内 容 の 記 述 は 一 つ に ま と め て 記 載 し た 。 各 問 に 対 す る 概 要 は 、 以 下 の 通 り 。 （ １ ） 東 日 本 大 震 災 に よ る ビ ジ ネ ス へ の 影 響 に つ い て （ 1-1 ） 食 品 製 造 企 業 に 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む 。 ） が 、 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 （ 青 森 県 、 岩 手 県 、 宮 城 県 、 福 島 県 、 茨 城 県 、 埼 玉 県 、 栃 木 県 、 千 葉 県 、 新 潟 県 、 長 野 県 の 指 定 さ れ た ２ ２ １ 市 町 村 ） に １ つ 以 上 あ る か ど う か を 聞 い た と こ ろ （ 問 ３ ） 、 全 体 の 42％ （ 94 社 ） 、 大 手 企 業 の 93％ （ 37
2 社 ） 、 中 小 企 業 の 3 1％ （ 57 社 ） が 「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が あ る 」 と 回 答 し た 。 （ 1-2） 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。 ） に よ る 貴 社 へ の 影 響 に つ い て 、現 在 の 状 況 を 聞 い た と こ ろ（ 問 ４ ）、 全 体 で は 72％ （ 163 社 ） が 「 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。 ） に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り 」 と 回 答 し 、 現 在 の 状 況 に つ い て は 、 「 震 災 に よ り 原 料 、 包 装 資 材 、 燃 料 の 調 達 に 支 障 が あ っ た が 、 解 消 し て い る 」 が 55％ （ 89 社 ） 、 次 い で 「 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」 41％ （ 66 社 ） 、 と 回 復 を 示 す 回 答 が 上 位 を 占 め て い る 。 一 方 、 「 原 発 事 故 に よ り 風 評 被 害 を 受 け 、 販 売 が 低 迷 し て い る 」 16％ （ 26 社 ） 、 「 原 発 事 故 に よ り 海 外 へ の 輸 出 が 減 少 ま た は で き な く な っ て い る 」 12％ （ 20 社 ） と 影 響 が 続 い て い る 。 ・大 手 企 業 、中 小 企 業 の 別 で は 、大 手 企 業 は 100％（ 40 社 ）が「 東 日 本 大 震 災（ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。）に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」と 回 答 し た の に 対 し 、中 小 企 業 で は「 東 日 本 大 震 災 の 影 響 は 特 に な か っ た 」と 回 答 し た 企 業 が 34％（ 63 社 ）あ っ た 。現 在 の 状 況 に つ い て は 、 「 震 災 に よ る 建 物 、設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」 と 回 答 し た 大 手 企 業 が 80％ （ 32 社 ） で あ っ た の に 対 し 、 中 小 企 業 で は 28％ （ 34 社 ） と 低 か っ た 。 ま た 、 「 原 発 事 故 に よ り 風 評 被 害 を 受 け 、販 売 が 低 迷 し て い る 」と 回 答 し た 中 小 企 業 が 20％ （ 25 社 ） あ っ た 。 ・ 東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が あ る か 、な い か の 別（ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 と い う 。）に 見 る と 、問 ３ で「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所（ 本 社 、 工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が あ る 」と 回 答 し た 企 業 （ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、 「 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む ） が 「 あ る 」 企 業 」 と い う 。 ） で は 96％ (90 社 )が 「 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。）に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」 と 回 答 し た 。一 方 、 問 ３ で「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 は な い 」と 回 答 し た 企 業（ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、「 東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が「 な い 」 企 業 」 と い う 。 ） で も 、 55％ （ 73 社 ） が 「 影 響 あ り 」 と 回 答 し て い る 。
3 （ 1-3）（ 問 ４ で「 東 日 本 大 震 災（ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り 」 と 回 答 し た 企 業 １ ６ ３ 社 に 対 し ） 、 東 日 本 大 震 災 か ら の 復 旧 、 復 興 に 向 け た 現 時 点 に お け る 問 題 点 の 有 無 に つ い て 聞 い た と こ ろ（ 問 ５ ）、42％（ 69 社 ）が「 問 題 点 が あ る 」と 回 答 し た 。 ・ 大 手 企 業 、 中 小 企 業 の 別 で は 、 「 問 題 点 が あ る 」 と の 回 答 は 、 大 手 企 業 の 33％ （ 13 社 ） に 対 し 、 中 小 企 業 で は 46％ （ 56 社 ） と や や 高 く な っ て い る 。 ・「 現 時 点 に お け る 問 題 点 」の 具 体 的 回 答 と し て 、「 震 災 前 の 借 入 と リ ー ス 残 金 が あ り 、二 重 ロ ー ン と な り 、資 金 繰 り の 逼 迫 で 、 機 械 等 の 設 備 、備 え を 思 う よ う に そ ろ え ら れ な い 」 、「 製 品 ・ 原 材 料・製 造 施 設 等 に つ い て 、放 射 性 物 質 検 査 費 用 が 発 生 し て い る 。一 部 販 売 先 で 、放 射 性 物 質 検 査 し た も の で な い と 受 け 入 れ な い 等 の 動 き が あ る 」 、「 海 外 （ 韓 国 、 中 国 ） 向 け の 輸 出 が 風 評 被 害 に よ り 減 少 し て い る が 、有 効 な 解 決 策 が な い 」、「 資 材 調 達 が 完 全 回 復 し て い な い 。原 料 産 地 の 確 認 の 問 い 合 せ が 多 発 し 通 常 業 務 に 支 障 あ り 」 等 、 多 数 の 問 題 点 が 出 さ れ た 。 （ 1-4） 東 京 電 力 ま た は 東 北 電 力 の 供 給 区 域 内 に あ っ て 、か つ 契 約 電 力 500kW 以 上 の 需 給 契 約 を 締 結 し て い る 事 業 所 の 有 無 を 聞 い た と こ ろ （ 問 ６ ） 、 全 体 で は 27％ （ 60 社 ） が 「 あ る 」 と 回 答 し た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 別 で は 、 「 あ る 」 と 回 答 し た 大 手 企 業 が 93 ％ （ 37 社 ） で あ っ た の に 対 し 、 中 小 企 業 は 12％ （ 23 社 ） で あ っ た 。 （ 1-5-1）（ 問 ６ で「 東 京 電 力 ま た は 東 北 電 力 の 供 給 区 域 内 に あ っ て 、 か つ 契 約 電 力 500kW 以 上 の 需 給 契 約 を 締 結 し て い る 事 業 所 が あ る 」 と 回 答 し た 企 業 ６ ０ 社 に 対 し 、 ） 平 成 ２ ３ 年 夏 に 実 施 し た ピ ー ク 電 力 削 減 の 取 組 を 聞 い た と こ ろ（ 複 数 回 答 ）(問 ７ )、 全 体 で は 「 照 明 ・ 空 調 ・ エ レ ベ ー タ ー の 間 引 き 、 消 灯 ・ 停 止 等 」 90％ （ 54 社 ） 、 「 夜 間 ・ 早 朝 操 業 等 の 勤 務 時 間 シ フ ト 」 67％（ 40 社 ）、「 自 家 発 電 、蓄 電 池 等 の 導 入 ・ 活 用 」53％（ 32 社 ） 、 「 輪 番 休 業 、 土 日 の 活 用 、 夏 季 休 暇 の 大 型 化 、 分 散 化 等 の 休 日 、 休 暇 の シ フ ト 」 53％ （ 32 社 ） が 上 位 を 占 め た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 別 で は 、 大 手 企 業 で は 、 70％ （ 26 社 ） が 「 自 家 発 電 、蓄 電 池 等 の 導 入 ・ 活 用 」と 回 答 し て い る の に 対 し 、中
4 小 企 業 で は 、 26％ （ 6 社 ） と 低 か っ た 。 （ 1-5-2）（ 問 ６ で「 東 京 電 力 ま た は 東 北 電 力 の 供 給 区 域 内 に あ っ て 、 か つ 契 約 電 力 500kW 以 上 の 需 給 契 約 を 締 結 し て い る 事 業 所 が あ る 」 と 回 答 し た 企 業 60 社 に 対 し 、 ） 今 後 、 平 成 23 年 夏 と 同 程 度 の ピ ー ク 電 力 削 減 が 義 務 付 け ら れ た 場 合 に 想 定 さ れ る 取 組 を 聞 い た と こ ろ （ 複 数 回 答 ） 、 全 体 で は 75％ （ 45 社 ） が 「 照 明 ・ 空 調 ・ エ レ ベ ー タ ー の 間 引 き 、 消 灯 ・ 停 止 等 」 と 回 答 し 、 次 い で 58％ （ 35 社 ） が 「 夜 間 ・ 早 朝 操 業 等 の 勤 務 時 間 シ フ ト 」 、 47％ （ 28 社 ） が 「 省 エ ネ 機 器 等 （ Ｌ Ｅ Ｄ 、 高 効 率 空 調 等 ） の 導 入 」 、 45％ （ 27 社 ） が 「 自 家 発 電 、 蓄 電 池 等 の 導 入 ・ 活 用 」 、 42％ （ 25 社 ） が 「 輪 番 休 業 、 土 日 の 活 用 、 夏 季 休 暇 の 大 型 化 、 分 散 化 等 の 休 日 、 休 暇 の シ フ ト 」 と し て い る 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 別 で は 、 大 手 企 業 の 68％ （ 25 社 ） が 「 自 家 発 電 、蓄 電 池 等 の 導 入 ・ 活 用 」と 回 答 し て い る の に 対 し て 、中 小 企 業 で は 9％ （ 2 社 ） の 回 答 に と ど ま っ て い る の を 始 め 、 各 取 組 と も 、中 小 企 業 で は 大 手 企 業 に 比 べ 、回 答 割 合 が 低 く な っ て い る 。 （ 1-6）本 年 夏 の ピ ー ク 電 力 削 減 で 困 っ た こ と や 問 題 点 に つ い て 自 由 回 答 で 聞 い た と こ ろ （ 問 ８ ） 、 「 生 産 シ フ ト に 対 応 す る た め の 人 件 費 、発 電 設 備 の 設 置 費 用 な ど の コ ス ト 増 に つ な が っ た 」、 「 夜 間 、 早 朝 操 業 を 実 施 し た の で 深 夜 残 業 等 の 人 件 費 の ア ッ プ と 共 に 担 当 従 業 員 の 健 康 管 理 を 含 め た 労 務 管 理 に お け る 対 応 面 に 課 題 が あ っ た 」 等 、 経 費 増 ・ 生 産 効 率 減 、 休 日 ・ 勤 務 時 間 の 変 更 、 暑 さ 対 策 等 に つ い て 、 多 数 の 意 見 が 出 さ れ た 。 （ 1-7 ） 計 画 停 電 や ピ ー ク 電 力 削 減 に つ い て の 国 や 電 力 会 社 へ の 意 見 ・ 要 望 を 自 由 回 答 で 聞 い た と こ ろ （ 問 ９ ） 、 「 計 画 停 電 実 施 に あ た っ て は 前 も っ て 計 画 を 通 知 頂 き 、 確 実 に 実 施 願 い た い 。 前 日 に 停 電 計 画 発 表 、 発 表 の 通 り 実 施 で き て い な い 状 況 で は 生 産 計 画 が 立 た な い 」 、 「 計 画 停 電 を す る と そ の 時 間 だ け で な く ラ イ ン が 止 ま る た め 、 大 い に 問 題 で あ る 」 、 「 自 家 発 電 の で き る 工 場 は 運 転 を 行 っ て 協 力 し て き た 。 燃 料 代 な ど が 負 担 と な ら な い よ う に 、 常 用 運 転 に 利 用 す る 間 は 補 助 金 な ど の 継 続 配 慮 を お 願 い し た い 」 、 「 早 期 の 電 力 供 給 回 復 を 図 っ て 欲 し い 」 等 、 情 報 提 供 、 補 償 ・ 助 成 ・ 資 金 援 助 等 に つ い て 、 多 数 の 意 見 が 出 さ れ た 。
5 （ ２ ） 貴 社 に お け る 農 山 漁 村 ・ 農 林 水 産 業 の ６ 次 産 業 化 の 取 組 に 対 す る 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。 ） の 影 響 に つ い て （ 2-1） ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 っ て い る か ど う か 、 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ０ ） 、 全 体 で は 1 4％ （ 32 社 ） が 「 ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 っ て い る （ 最 近 ま で 行 っ て い た ） 」 と 回 答 し た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 の 別 で は 、 大 手 企 業 の 18％ （ 7 社 ） 、 中 小 企 業 の 13％ （ 25 社 ） が 、 「 ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 っ て い る （ 最 近 ま で 行 っ て い た ） 」 と 回 答 し た 。 （ 2-2）（ 問 １ ０ で 「 ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 っ て い る （ 最 近 ま で 行 っ て い た ） 」 と 回 答 し た 企 業 32 社 に 対 し 、 ） 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。 ） に よ る ６ 次 産 業 化 の 取 組 へ の 影 響 に つ い て 聞 い た と こ ろ（ 問 １ １ ）、全 体 で は 53％（ 17 社 ）が「 ６ 次 産 業 化 の 取 組 に 対 し て 影 響 が あ っ た 」と 回 答 し 、 そ の 71％ （ 12 社 ） が 「 ６ 次 産 業 化 の 取 組 に 対 し て 影 響 が あ っ た が 、 取 組 は 継 続 で き た 」 と 回 答 し て い る 。 （ 2-3） 「 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 区 域 」 が 設 定 さ れ た 場 合 、 「 特 別 区 域 」 内 で ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 う か ど う か を 、 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ２ ） 、 全 体 で は 9％ （ 20 社 ） が 「 「 特 別 区 域 」 内 で ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 う か ど う か 検 討 す る 」、2％（ 5 社 ）が「「 特 別 区 域 」 内 で ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 い た い 」 と 回 答 し た 。 （ 2-4）（ 問 １ ２ で「「 特 別 区 域 」内 で ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 い た い 」 と 回 答 し た ５ 社 と 「 「 特 別 区 域 」 内 で ６ 次 産 業 化 の 取 組 を 行 う か ど う か 検 討 す る 」 と 回 答 し た ２ ０ 社 の 計 ２ ５ 社 に 対 し て 、 ） 「 特 別 区 域 」 内 で 行 い た い 、 あ る い は 検 討 す る ６ 次 産 業 化 の 取 組 は ど の よ う な 取 組 か を 聞 い た と こ ろ （ 複 数 回 答 ） （ 問 １ ３ ）、母 数（ 全 25 社 ）が 少 な い も の の 、全 体 で は 72％ （ 18 社 ） が 「 国 産 農 産 品 を 原 材 料 と す る 加 工 食 品 の 製 造 ・ 販 売 の 取 組 」 と 回 答 し た 。 （ 2-5） 東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 区 域 で の 事 業 展 開 の た め に 、新 た な 補 助 事 業 や 法 の 特 例 等 に つ い て の 要 望 を 自 由 回 答 で 聞 い た と こ ろ（ 問 １ ４ ）、12％（ 26 社 ）が 、「 要 望 が あ る 」と 回 答 し た 。 具 体 的 に は 、 「 フ ァ ン ド に よ る 支 援 を お 願 い し た い 」 、 「 加 工 原 料 に な る 輸 入 水 産 物 の 関 税 の 撤 廃 」 、 「 （ 有 為 な ） 人 材
6 紹 介 、ア ド バ イ ス ・ サ ポ ー ト 。新 事 業 へ の 補 助 金 支 援 」、「 行 政 に よ る 協 力 （ 食 堂 で の 使 用 や 学 校 給 食 で の 使 用 等 ） 」 等 の 要 望 が 出 さ れ て い る 。 （ ３ ） 東 日 本 大 震 災 及 び 原 発 事 故 の 発 生 を 受 け た こ と に よ る 貴 社 及 び 業 界 の 変 化 ・ 変 革 等 に つ い て （ 3-1 ） 食 品 製 造 事 業 者 に 東 日 本 大 震 災 及 び 原 発 事 故 の 発 生 に よ り 、 貴 社 及 び 業 界 に 変 化 ・ 変 革 等 が 起 き て い る か 、 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ５ ） 、 全 体 で は 46％ （ 104 社 ） が 「 貴 社 及 び 業 界 に 変 化 ・ 変 革 等 が 起 き て い る 」 と 回 答 し た 。 ・ 大 手 、中 小 企 業 の 別 で は 、「 貴 社 及 び 業 界 に 変 化 ・ 変 革 が 起 き て い る 」 と の 回 答 は 大 手 企 業 が 78％ （ 31 社 ） で あ っ た の に 対 し 、 中 小 企 業 で は 39％ （ 73 社 ） と 、 低 か っ た 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 で は 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が「 あ る 」 企 業 で は 、 60 ％ （ 56 社 ） が 「 貴 社 及 び 業 界 に 変 化 ・ 変 革 が 起 き て い る 」」と し て い る の に 対 し 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 で は 、 36 ％ （ 48 社 ） と 低 か っ た 。 （ 3-2-1）（ 問 １ ５ で 「 東 日 本 大 震 災 及 び 原 発 事 故 の 発 生 に よ り 、 貴 社 及 び 業 界 に 変 化 ・ 変 革 が 起 き て い る 」 と 回 答 し た 企 業 104 社 に 対 し 、 ） 製 造 に 関 連 し て 「 貴 社 及 び 貴 社 が 属 す る 業 界 に 起 き て い る 変 化 ・ 変 革 等 」 の 内 容 に つ い て 聞 い た と こ ろ （ 複 数 回 答 ） （ 問 １ ６ ） 、 「 貴 社 に 起 き て い る 変 化 ・ 変 革 等 」 の 内 容 に つ い て は 、 全 体 で は 「 工 場 等 に お け る 節 電 、 省 エ ネ 推 進 」 61％ （ 63 社 ） 、 「 工 場 等 の 耐 震 性 強 化 」 23％ （ 24 社 ） 、 「 製 品 の 保 管 、 貯 蔵 施 設 の 見 直 し （ 国 内 移 転 を 含 む ） 」 22 ％ （ 23 社 ） が 上 位 を 占 め た 。 ・ 大 手 企 業 、中 小 企 業 の 別 で は 、「 工 場 等 に お け る 節 電 、省 エ ネ 推 進 」が 大 手 企 業 9 4％（ 29 社 ）、中 小 企 業 47％（ 34 社 ）、「 工 場 等 の 耐 震 性 強 化 」 が 大 手 企 業 36％ （ 11 社 ） 、 中 小 企 業 18％ （ 13 社 ） ） 等 、 と な っ て い る 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 で は 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が「 あ る 」 企 業 で は 、 70 ％ （ 39 社 ） が 「 工 場 等 に お け る 節 電 、 省 エ ネ 推
7 進 」 、 29 ％ （ 16 社 ） が 「 工 場 等 の 耐 震 性 強 化 」 と 回 答 し て い る の に 対 し 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が「 な い 」 企 業 で は 、 そ れ ぞ れ 50％ （ 24 社 ） ） 、 17％ （ 8 社 ） と 低 か っ た 。 （ 3-2-2）「 貴 社 が 属 す る 業 界 に 起 き て い る 変 化 ・ 変 革 等 」 の 内 容 に つ い て は 、 34％ （ 35 社 ） が 「 工 場 等 に お け る 節 電 、 省 エ ネ 推 進 」 と 回 答 し 、 「 国 内 工 場 の 再 編 （ 集 約 、 国 内 移 転 ） 」 23 ％ （ 24 社 ） 、 「 製 品 の 保 管 、 貯 蔵 施 設 の 見 直 し （ 国 内 移 転 を 含 む ）」21％（ 22 社 ）が 上 位 を 占 め 、「 そ の 他 」が 26％（ 27 社 ） あ っ た 。 ・大 手 、中 小 企 業 の 別 で は 、大 手 企 業 で は 52％（ 16 社 ）が「 ３ ． 工 場 等 に お け る 節 電 、 省 エ ネ 推 進 」 、 36 ％ （ 11 社 ） が 「 １ ． 国 内 工 場 の 再 編（ 集 約 、国 内 移 転 ）」と 回 答 し て い る の に 対 し 、 中 小 企 業 で は そ れ ぞ れ 26％ （ 19 社 ） 、 18％ （ 13 社 ） と 低 か っ た 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 で は 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 で は 、 39 ％ （ 22 社 ） が 「 工 場 等 に お け る 節 電 、 省 エ ネ 推 進 」 、 30％ （ 17 社 ） が 「 国 内 工 場 の 再 編 （ 集 約 、 国 内 移 転 ） 」 と 回 答 し て い る の に 対 し 、 東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が「 な い 」企 業 で は 、 そ れ ぞ れ 27％ （ 13 社 ） 、 15％ （ 7） 社 ） と 低 か っ た 。 （ 3-3-1） Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） の 有 無 に つ い て 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ７ ） 、 全 体 で は 29％ （ 65 社 ） が 「 Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） が 既 に あ る 」 と 回 答 し た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 の 別 で は 、 大 手 企 業 で は 88％ （ 35 社 ） が 「 Ｂ Ｃ Ｐ（ 事 業 継 続 計 画 ）が 既 に あ る 」と 回 答 し た の に 対 し 、中 小 企 業 で は 16％ （ 30 社 ） と 低 か っ た 。 （ 3-3-2） （ 問 １ ７ で 「 Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） が 既 に あ る 」 と 回 答 し た 企 業 ６ ５ 社 に 対 し て 、 ） 地 震 ・ 津 波 対 策 に つ い て の 取 組 を 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ７ 更 問 １ ） 、 全 体 で は 45％ （ 29 社 ） が 「 既 存 の Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） に 地 震 ・ 津 波 対 策 を 追 加 す る 」 と し 、 「 既 存 の Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） で 対 応 で き る 」 も 43％ （ 28 社 ） あ っ た 。 ・大 手・中 小 企 業 別 に 見 る と 、大 手 企 業 で は 34％（ 12 社 ）が「 既
8 存 の Ｂ Ｃ Ｐ（ 事 業 継 続 計 画 ）で 対 応 で き る 」と 回 答 し た の に 対 し て 、 中 小 企 業 で は 53％ （ 16 社 ） と 高 か っ た 。 （ 3-3-3） （ 問 １ ７ で 「 Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ） が な い 」 と 回 答 し た 企 業 １ ５ ７ 社 に 対 し て 、 ） 地 震 ・ 津 波 対 策 の 取 組 を 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ７ 更 問 ２ ） 、 全 体 で は 「 新 た に Ｂ Ｃ Ｐ （ 事 業 継 続 計 画 ）を 作 成 し 、地 震・津 波 対 策 も 盛 り 込 む 」が 36％（ 56 社 ） で あ っ た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 の 別 で は 、 大 手 企 業 で は 80％ （ 4 社 ） が 「 新 た に Ｂ Ｃ Ｐ（ 事 業 継 続 計 画 ）を 作 成 し 、地 震 ・ 津 波 対 策 も 盛 り 込 む 」 と 回 答 し た 。 一 方 、 中 小 企 業 で は 34％ （ 52 社 ） と 低 か っ た 。 （ 3-4）原 発 事 故 に よ る 放 射 性 物 質 の 影 響 や 風 評 被 害 対 策 等 に つ い て の 対 応 を 聞 い た と こ ろ（ 複 数 回 答 ）（ 問 １ ８ ）、全 体 で は 55％ （ 124 社 ）が「 国 内 で 流 通 し て い る 原 材 料（ 安 全 な も の ）を 調 達 し て い る の で 、 特 別 な 対 応 は 行 っ て い な い 」 と 回 答 し て い る 一 方 、 「 流 通 等 か ら 今 後 、 特 別 な 対 応 を 求 め ら れ る こ と を 懸 念 し て い る 」 が 25％ （ 56 社 ） 、 「 流 通 等 か ら 厳 し い 対 応 を 求 め ら れ た た め 、 特 別 な 対 応 を 行 っ て い る 」 が 17％ （ 39 社 ） あ っ た 。 ・ 大 手 、 中 小 企 業 の 別 で は 、 大 手 企 業 の 28％ （ 11 社 ） が 「 ３ ． 流 通 等 か ら 厳 し い 対 応 を 求 め ら れ た た め 、特 別 な 対 応 を 行 っ て い る 」 と 回 答 し た の に 対 し て 、 中 小 企 業 で は 15％ （ 28 社 ） と 低 か っ た 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」に 見 る と 、東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が「 あ る 」 企 業 で は 、 47％ （ 44 社 ） が 「 国 内 で 流 通 し て い る 原 材 料 （ 安 全 な も の ）を 調 達 し て い る の で 、特 別 な 対 応 は 行 っ て い な い 」と 回 答 し た の に 対 し 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 で は 、 61％ (80 社 )と 高 か っ た 。 （ 3-5-1）原 発 事 故 に 関 連 し た 諸 外 国 の 輸 入 規 制 措 置 に よ り 加 工 食 品 の 海 外 へ の 販 売 に つ い て 、 支 障 が 生 じ て い る か ど う か 、 聞 い た と こ ろ （ 問 １ ９ ） 、 全 体 で は 「 従 来 か ら 海 外 へ の 販 売 は 行 っ て い な い 」と の 回 答 が 66％（ 149 社 ）を 占 め て い る が 、18％ （ 41 社 ） が 「 海 外 へ の 加 工 食 品 の 販 売 に 支 障 が 生 じ て い る 」 と 回 答 し た 。
9 ・ 大 手 企 業 、中 小 企 業 の 別 で は 、「 海 外 へ の 加 工 食 品 の 販 売 に 支 障 が 生 じ て い る 」と の 回 答 が 大 手 企 業 40 社 で 48％（ 19 社 ）で あ っ た の に 対 し 、中 小 企 業 186 社 で は 12％（ 22 社 ）で あ っ た 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 で は 、東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が「 あ る 」 企 業 で は 、 27 ％ （ 25 社 ） が 「 海 外 へ の 加 工 食 品 の 販 売 に 支 障 が 生 じ て い る 」と 回 答 し た の に 対 し 、東 日 本 大 震 災 の「 定 被 災 区 域 」 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 で は 、 12 ％ （ 16 社 ） と 少 な か っ た 。 （ 3-5-2）（ 問 １ ９ で「 海 外 へ の 加 工 食 品 の 販 売 に 支 障 が 生 じ て い る 」 と 回 答 し た 企 業 ４ １ 社 に 対 し て 、 ） 海 外 へ の 加 工 食 品 の 販 売 に つ い て の 支 障 に 対 し て 、 ど の よ う な 対 応 を 行 っ て い る か 聞 い た と こ ろ（ 複 数 回 答 ）（ 問 １ ９ 更 問 ）、39％（ 16 社 ）が「 海 外 へ の 販 売 の 減 少 分 を 国 内 へ の 販 売 に 注 力 し て い る 」 と 回 答 し 、20％（ 8 社 ）が「 規 制 の 対 象 外 の 地 域 に あ る 国 内 の 工 場 に 生 産 を シ フ ト し て 輸 出 対 応 し て い る 」 と 回 答 し た 。 ・ 大 手 、中 小 企 業 別 で は 、大 手 企 業 で は「 規 制 の 対 象 外 の 地 域 に あ る 国 内 の 工 場 に 生 産 を シ フ ト し て 輸 出 対 応 し て い る 」32％（ 6 社 ）、「 海 外 の 工 場 に 生 産 を シ フ ト し て 対 応 し て い る 」1 6％（ 3 社 ） と 、 製 造 工 場 を シ フ ト し て い る の に 対 し 、 中 小 企 業 で は 、 「 海 外 へ の 販 売 の 減 少 分 を 国 内 へ の 販 売 に 注 力 し て い る 」46％ （ 10 社 ） 、 「 新 た な 国 ・ 地 域 へ 販 売 を シ フ ト し て い る 」 18％ （ 4 社 ） と 販 売 に 関 す る 対 応 を 行 っ て い る 企 業 が 多 い 。 ・「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」に 見 る と 、東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所（ 本 社 、工 場 、倉 庫 等 を 含 む ）が「 あ る 」 企 業 で は 、 32％ （ 8 社 ） が 「 海 外 へ の 販 売 の 減 少 分 を 国 内 へ の 販 売 に 注 力 し て い る 」と 回 答 し た の に 対 し 、東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 で は 50％ （ 8 社 ） と 高 か っ た 。 （ 3-6） 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。 ） に よ る 貴 社 あ る い は 貴 業 界 な い し 日 本 の 食 品 産 業 全 体 へ の 影 響 に つ い て 、 自 由 回 答 で 聞 い た と こ ろ （ 問 ２ ０ ） 、 「 風 評 被 害 が 現 在 で も 強 く あ り ま す 。 早 期 の 払 拭 を 望 み ま す 。 」 、 「 放 射 性 物 質 に つ い て 、 消 費 者 の 不 安 が 大 き く な っ て い ま す 。 不 安 が 解 消 す る よ う な 、 行 政 に よ る 継 続 し た 情 報 発 信 を お 願 い し た
10 い と 思 い ま す 。 」 、 「 原 発 事 故 に よ る 電 力 供 給 制 約 の 影 響 は 大 き か っ た 。 生 産 体 制 の 見 直 し に よ っ て 生 産 計 画 に 支 障 が 生 じ た 。 節 電 は 積 極 的 に 実 行 し た が 、 や は り 限 界 が あ る 。 自 家 発 電 等 の 設 備 投 資 に は 資 金 の 問 題 が あ り 、 取 り 組 め な い 。 金 融 ・ 雇 用 ・ 経 営 の 各 支 援 策 の 充 実 を 望 む 。 」 、 「 日 本 の 食 の 安 全 性 の 信 頼 や ブ ラ ン ド 価 値 の 大 幅 な 低 下 を ま ね い た 。 長 い 時 間 を か け て 国 全 体 の 問 題 と し て 信 頼 回 復 に 努 め て 頂 き た い 。 」 等 、 原 発 事 故 に よ る 影 響 に つ い て 、 多 く の 意 見 が 出 さ れ た 。 ２ ． 調 査 方 法 ● 調 査 対 象 ： ① 食 品 産 業 セ ン タ ー 会 員 企 業 （ 120 社 ） 及 び ② 「 食 品 工 業 総 合 名 鑑 2010」（ 光 琳 ） か ら 無 作 為 に 抽 出 し た 食 品 製 造 企 業 928 社 の 計 1048 社 ● 調 査 期 間 ： 平 成 23 年 12 月 ● 調 査 方 法 ： 郵 送 に よ る ア ン ケ ー ト 調 査 ● 回 答 数 ： 226 社 （ う ち 、 食 品 産 業 セ ン タ ー 会 員 企 業 49 社 ） ● 回 答 率 ： 22％
12 調 査 結 果 【 Ⅰ ． 貴 社 の 概 要 に つ い て 】 問 １ 回 答 企 業 の 概 要 資 本 金 （ 円 ） １ ． 5000 万 以 下 ２ ． ～ 1 億 以 下 ３ ． ～ 3 億 以 下 ４ ． ～ 10 億 以 下 ５ ． 10 億 超 資 本 金（ 円 ）に つ い て は 、全 体 を 見 る と「 ５ ０ ０ ０ 万 円 以 下 」が 61％（ 137 社 ）と 最 も 多 く 、資 本 金「 ３ 億 以 下 」の 企 業 は 、80％（ 180 社 ）で あ っ た 。 一 方 、 資 本 金 「 １ ０ 億 超 」 は 17％ （ 39 社 ） で あ っ た 。
13 74 19 4 3 1 0 20 40 60 80 100 ５０００万以下(137社) ～１億以下 (35社) ～３億以下 (8社) ～１０億以下 (5社) １０億超 (1社) 【中小企業】問１（１） 資本金（円）（中小全186社） (%) 0 0 0 5 95 0 20 40 60 80 100 ５０００万以下(0社) ～１億以下 (0社) ～３億以下 (0社) ～１０億以下 (2社) １０億超 (38社) 【大手企業】問１（１） 資本金（円）（大手全40社） (%) 61 16 4 3 17 0 20 40 60 80 100 ５０００万以下(137社) ～１億以下 (35社) ～３億以下 (8社) ～１０億以下 (7社) １０億超 (39社) 【全 体】問１（１） 資本金（円）（全226社） (%)
14 （ ２ ） 売 上 高 （ 円 ） １ ． 1 億 以 下 ２ ． ～ 5 億 以 下 ３ ． ～ 10 億 以 下 ４ ． ～ 100 億 以 下 ５ ． 100 億 超 売 上 高 （ 円 ） に つ い て は 、 全 体 を 見 る と 「 100 億 超 」 が 23％ （ 51 社 ）、 一 方 、「 １ 億 以 下 」 は 7％ （ 16 社 ） で あ っ た 。
15 9 35 17 31 6 3 0 20 40 60 80 100 １億以下 (16社) ～５億以下 (65社) ～１０億以下 (32社) ～１００億以下(57社) １００億超 (11社) 無回答 (5社) 【中小企業】問１（２） 売上高（円）（中小全186社） (%) 0 0 0 0 100 0 0 20 40 60 80 100 １億以下 (0社) ～５億以下 (0社) ～１０億以下 (0社) ～１００億以下(0社) １００億超 (40社) 無回答 (0社) 【大手企業】問１（２） 売上高（円）（大手全40社） (%) 7 29 14 25 23 2 0 20 40 60 80 100 １億以下 (16社) ～５億以下 (65社) ～１０億以下 (32社) ～１００億以下(57社) １００億超 (51社) 無回答 (5社) 【全 体】問１（２） 売上高（円）（全226社） (%)
16 （ ３ ） 従 業 員 （ 人 ）： 恒 常 的 に 従 事 し て い る も の １ ． 50 以 下 ２ ． ～ 100 以 下 ３ ． ～ 300 以 下 ４ ． 300 超 従 業 員（ 人 ）に つ い て は 、全 体 を 見 る と「 50 以 下 」が 52％（ 118 社 ）と 最 も 多 か っ た 。 今 回 の 調 査 回 答 企 業 に 関 し て は 、（ １ ） の 資 本 金 と （ ３ ） の 従 業 員 の 回 答 結 果 よ り 、中 小 企 業 の 定 義 と さ れ る「 従 業 員 ３ ０ ０ 人 以 下 ま た は 資 本 金 ３ 億 円 以 下 の い ず れ か に 該 当 す る 企 業 」に 該 当 す る 中 小 企 業 は 82％ （ 186 社 ） で あ っ た 。（ 大 手 企 業 は 18％ （ 40 社 ））
17 63 22 13 2 0 20 40 60 80 100 ５０以下 (118社) ～１００以下(40社) ～３００以下(24社) ３００超 (4社) 【中小企業】問１（３） 従業員（人）（恒常的に従事し ている人数）（中小全186社） (%) 0 0 0 100 0 20 40 60 80 100 ５０以下 (0社) ～１００以下(0社) ～３００以下(0社) ３００超 (40社) 【大手企業】問１（３） 従業員（人）（恒常的に従事し ている人数）（大手全40社） (%) 52 18 11 20 0 20 40 60 80 100 ５０以下 (118社) ～１００以下(40社) ～３００以下(24社) ３００超 (44社) 【全 体】問１（３） 従業員（人）（恒常的に従事して いる人数）（全226社） (%)
18 （ 問 ２ ） 回 答 企 業 の 業 種 回 答 企 業 の 主 な 業 種 分 類 （ 複 数 回 答 ） は 、 以 下 の 通 り 。 （ 単 位 ： 社 ） 合計 大手 中小 合計 大手 中小 企業数 226 40 186 企業数 226 40 186 27 3 24 13 4 9 11 1 10 25 5 20 12 1 11 9 1 8 3 0 3 13 1 12 14 0 14 9 0 9 9 3 6 4 2 2 4 3 1 2 1 1 4 2 2 7 3 4 19 6 13 3 2 1 5 1 4 2 1 1 2 1 1 11 2 9 15 1 14 12 4 8 2 1 1 13 3 10 12 5 7 12 5 7 3 3 0 3 3 0 3 1 2 1 1 0 19 5 14 19 5 14 11 3 8 11 3 8 20 10 10 20 10 10 7 1 6 10 4 6 32 6 26 366 90 276 366 90 276 43 肉製品 乳製品 その他の畜産食料品 49 7 畜産食品製造業 51 8 野菜缶詰・果実缶詰・ 農産保存食料品製造業 27 1 26 野菜缶詰・果実缶詰・ 農産保存食料品（野菜 漬物を除く） カレー・シチュー スープ 野 菜 漬 物 （ 缶 詰 、 瓶 詰、つぼ詰を除く） 42 水産加工品 海藻加工品 冷凍水産物 その他の水産食料品 めんつゆ その他の調味料 精穀・製粉業 8 3 5 小麦粉 その他の精穀・製粉 調味料製造業 58 20 38 みそ 醤油・食用アミノ酸 ソース マヨネーズ・ドレッシ ング 糖類製造業 糖類 パン・菓子製造業 53 11 42 パン 生菓子（和・洋） ビスケット類・干菓子 米菓 弁当・惣菜 冷凍調理食品製造業 冷凍調理食品 その他の菓子 清涼飲料製造業 清 涼 飲 料 （ 茶 飲 料 、 コーヒー飲料を含む） 動植物油脂製造業 動植物油脂 茶・コーヒー製造業 4 2 2 茶（飲料は除く） 【 中分類合計 】 【 小分類合計 】 業種（中分類） 業種（小分類） 水産食料品製造業 その他の食料品製造業 49 11 38 豆腐・油揚 レトルト食品 他に分類されない食品 製造業 コ ー ヒ ー （ 飲 料 は 除 く） めん類製造業 めん類 弁当・惣菜製造業
20 【 Ⅱ ． 東 日 本 大 震 災 に よ る ビ ジ ネ ス へ の 影 響 に つ い て 】 （ 問 ３ ） 貴 社 の 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む 。） の 所 在 地 に つ い て お 聞 き し ま す 。 ＜ 該 当 す る も の 一 つ に ○ を 記 入 し て く だ さ い 。 ＞ １ ． 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が あ る （ １ つ 以 上 ） （ 注 ）特 定 被 災 区 域（ 別 紙 ２ 参 照：青 森 県 、岩 手 県 、宮 城 県 、福 島 県 、 茨 城 県 、 埼 玉 県 、 栃 木 県 、 千 葉 県 、 新 潟 県 、 長 野 県 の 指 定 さ れ た ２ ２ １ 市 町 村 ） ２ ． 上 記 １ の 区 域 に 事 業 所 は な い 食 品 製 造 企 業 に 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む 。） が 、 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 （ 青 森 県 、 岩 手 県 、 宮 城 県 、 福 島 県 、 茨 城 県 、 埼 玉 県 、 栃 木 県 、千 葉 県 、新 潟 県 、長 野 県 の 指 定 さ れ た ２ ２ １ 市 町 村 ）に １ つ 以 上 あ る か ど う か を 聞 い た と こ ろ 、 全 体 で は 42％ （ 94 社 ） が 「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が あ る 」 と 回 答 し た 。 大 手 、 中 小 企 業 別 で は 、「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が あ る 」 と 回 答 し た 企 業 は 、大 手 企 業 が 93％（ 37 社 ）で あ る の に 対 し 、中 小 企 業 で は 31％ （ 57 社 ） と 低 か っ た 。
21 42 58 0 0 20 40 60 80 100 1.特定被災区域に事業所がある (94社) 2.特定被災区域に事業所はない(132社) 無回答 (0社) 【全 体】問３ 事業所の所在地（全226社） (%) 93 8 0 31 69 0 0 20 40 60 80 100 1.特定被災区域に事業所がある(大手37社) (中小57社) 2.特定被災区域に事業所はない (大手3社) (中小129社) 無回答 (大手0社) (中小0社) 【大手・中小別】問３ 事業所の所在地（大手 40社・中小 186社） 【大手企業】 【中小企業】 (%)
22 （ 問 ４ ） 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 貴 社 へ の 影 響 に つ い て 、現 在 の 状 況 を お 聞 き し ま す 。＜ 該 当 す る も の 一 つ に ○ を 記 入 し て く だ さ い ＞ １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り ２ ． 影 響 は 特 に な か っ た １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 の 有 無 に つ い て 聞 い た と こ ろ 、全 体 で は 72％（ 163 社 ）が「 １ ．東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り 」 と 回 答 し た 。 ２ ．大 手 、中 小 企 業 別 で は 、大 手 企 業 は 100％（ 40 社 ）が「 １ ．東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」と 回 答 し た の に 対 し 、中 小 企 業 で は 「 ２ ．東 日 本 大 震 災 の 影 響 は 特 に な か っ た 」と 回 答 し た 企 業 が 34％（ 63 社 ） あ っ た 。
23 72 28 0 0 20 40 60 80 100 1.影響あり (163社) 2.影響は特になかった(63社) 無回答 (0社) 【全 体】問４ 東日本大震災による貴社への影響の有無（全 226社） (%) 100 0 0 66 34 0 0 20 40 60 80 100 1.影響あり (大手40社) (中小123社) 2.影響は特になかった(大手0社) (中小63社) 無回答 (大手0社) (中小0社) 【大手・中小別】問４ 東日本大震災による貴社への影響の有無 （大手 40社・中小 186社） 【大手企業】 【中小企業】 (%)
24 ３ ．東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が あ る か 、な い か の 別（ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 と い う 。） に 見 る と 、 以 下 の 通 り 。 問 ３ で 「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む ）が あ る 」と 回 答 し た 企 業（ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、「 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 （ 本 社 、 工 場 、 倉 庫 等 を 含 む ） が 「 あ る 」 企 業 」 と い う 。） で は 96％ (90 社 )が 「 １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。）に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り 」 と 回 答 し た 。 一 方 、 問 ３ で 「 東 日 本 大 震 災 の 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 は な い 」と 回 答 し た 企 業（ 問 ４ 更 問 以 降 に お い て 、 「 東 日 本 大 震 災 の「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が「 な い 」企 業 」と い う 。） で も 、 55％ （ 73 社 ） が 「 １ ． 影 響 あ り 」 と 回 答 し て い る 。 96 4 0 55 45 0 0 20 40 60 80 100 1.影響あり (①90社) (②73社) 2.影響は特になかった(①4社) (②59社) 無回答 (①0社) (②0社) 【特定被災区域に事業所の有無別】問４ 東日本大震災による貴社へ の影響の有無（特定被災区域に事業所がある 94社・ない 132社） ①特定被災区域に事業所がある ②特定被災区域に事業所はない (%)
26 問 ４ 更 問 「 １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」と 回 答 し た 企 業 の 現 在 の 状 況 ＜ 該 当 す る 全 て の 番 号 に ○ を 記 入 し て く だ さ い ＞ ａ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る ｂ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ り 、 ま だ 一 部 復 旧 し て い な い が 、 復 旧 の 見 通 し が あ る ｃ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ り 、 復 旧 の 見 通 し が 立 た な い ｄ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ り 、 復 旧 を 断 念 し た ｅ ． 震 災 に よ り 製 造 能 力 等 が 減 り 、 震 災 前 に 比 べ 生 産 量 が 減 少 し た が 、 既 に 回 復 し て い る ｆ ． 震 災 に よ り 製 造 能 力 等 が 減 り 、 震 災 前 に 比 べ 生 産 量 が 減 少 し 、 今 で も 減 少 し て い る ｇ ． 震 災 に よ る 人 的 被 害 が あ っ た が 、 対 応 で き て い る ｈ ． 震 災 に よ る 人 的 被 害 が あ り 、 十 分 な 人 員 の 確 保 が で き て い な い ｉ ． 震 災 に よ り 原 料 、 包 装 資 材 、 燃 料 の 調 達 に 支 障 が あ っ た が 、 解 消 し て い る ｊ ． 震 災 に よ る 原 料 、 包 装 資 材 、 燃 料 の 調 達 の 困 難 が 解 消 し て い な い ｋ ． 原 発 事 故 の 警 戒 区 域 、 計 画 的 避 難 地 域 の た め 事 業 所 を 閉 鎖 あ る い は 移 転 せ ざ る を え な く な っ た ｌ ． 原 発 事 故 に よ り 風 評 被 害 を 受 け 、 販 売 が 低 迷 し て い る ｍ ． 原 発 事 故 に よ り 海 外 へ の 輸 出 が 減 少 ま た は で き な く な っ て い る ｎ ． そ の 他 （ 具 体 的 に ） １ ．（ 問 ４ で「 １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」と 回 答 し た 企 業 １ ６ ３ 社 に 対 し 、） 現 在 の 状 況（ 複 数 回 答 ） を 聞 い た と こ ろ 、全 体 で は 、 「 ｉ ．震 災 に よ り 原 料 、包 装 資 材 、燃 料 の 調 達 に 支 障 が あ っ た が 、解 消 し て い る 」 が 55％ （ 89 社 ）、次 い で「 ａ ．震 災 に よ る 建 物 、設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」 41％ （ 66 社 ）、 と 回 復 を 示 す 回 答 が 上 位 を 占 め て い る 。 一 方 、「 ｌ ． 原 発 事 故 に よ り 風 評 被 害 を 受 け 、 販 売 が 低 迷 し て い る 」 16％（ 26 社 ）、「 ｍ ．原 発 事 故 に よ り 海 外 へ の 輸 出 が 減 少 ま た は で き な く な っ て い る 」 12％ （ 20 社 ） と 影 響 が 続 い て い る 。 ２ ． 大 手 企 業 、 中 小 企 業 の 別 で は 、「 ａ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」 と 回 答 し た 大 手 企 業 が 80％ （ 32 社 ） で あ っ た の に 対 し 、中 小 企 業 で は 28％（ 34 社 ）と 低 か っ た 。ま た 、「 ｌ ． 原 発 事 故 に よ り 風 評 被 害 を 受 け 、販 売 が 低 迷 し て い る 」と 回 答 し た 中 小
27 企 業 が 20％ （ 25 社 ） あ っ た 。 41 10 1 1 9 5 1 0 55 6 1 16 12 7 0 0 20 40 60 80 100 a.損害があったが既に全て復旧 (66社) b.一部復旧していないが復旧見通し(17社) c.損害があり復旧見通しが立たない (2社) d.損害があり復旧を断念した (1社) e.生産量が減少したが既に回復 (14社) f.生産量が減少し今でも減少 (8社) g.人的被害があったが対応できてる (2社) h.十分な人員が確保できていない (0社) i.調達に支障があったが解消 (89社) j.調達の困難が解消していない (10社) k.事業所を閉鎖あるいは移転 (2社) l.風評被害を受け販売が低迷 (26社) m.輸出減少又はできなくなっている(20社) n.その他 (11社) 無回答 (0社) 【全 体】問４更問 東日本大震災による貴社の現在の状況（問４ で「１．影響あり」と回答した企業）（複数回答）（全163社） (%)
28 80 5 3 3 18 3 5 0 45 5 0 3 15 3 0 28 12 1 0 6 6 0 0 58 7 2 20 11 8 0 0 20 40 60 80 100 a.損害があったが既に全て復旧 (大手32社) (中小34社) b.一部復旧していないが復旧見通し(大手2社) (中小15社) c.損害があり復旧見通しが立たない(大手1社) (中小1社) d.損害があり復旧を断念した (大手1社) (中小0社) e.生産量が減少したが既に回復 (大手7社) (中小7社) f.生産量が減少し今でも減少 (大手1社) (中小7社) g.人的被害があったが対応できてる(大手2社) (中小0社) h.十分な人員が確保できていない (大手0社) (中小0社) i.調達に支障があったが解消 (大手18社) (中小71社) j.調達の困難が解消していない (大手2社) (中小8社) k.事業所を閉鎖あるいは移転 (大手0社) (中小2社) l.風評被害を受け販売が低迷 (大手1社) (中小25社) m.輸出減少又はできなくなっている(大手6社) (中小14社) n.その他 (大手1社) (中小10社) 無回答 (大手0社) (中小0社) 【大手・中小別】問４更問 東日本大震災による貴社の現在の状況 （問４で「１．影響あり」と回答した企業）（複数回答）（大手 40 社・中小 123社） 【大手企業】 【中小企業】 (%)
29 ３ ．「 特 定 被 災 区 域 」 の 事 業 所 の 有 無 別 に 見 る と 、 以 下 の 通 り 。 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 （ 本 社 、工 場 、 倉 庫 等 を 含 む ） が 「 あ る 」 企 業 で は 61％ （ 55 社 ） が 「 ａ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」、 と 回 答 し て い る 。 ま た 、「 ｉ ． 震 災 に よ り 原 料 、 包 装 資 材 、 燃 料 の 調 達 に 支 障 が あ っ た が 、 解 消 し て い る 」 と の 回 答 は 。 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 で は 50％ 、「 な い 」 企 業 で 60％ と ほ ぼ 同 じ よ う な 状 況 に あ る 。 61 14 2 1 13 6 2 0 50 2 2 16 10 2 0 15 6 0 0 3 4 0 0 60 11 0 16 15 12 0 0 20 40 60 80 100 a.損害があったが既に全て復旧 (①55社) (②11社) b.一部復旧していないが復旧見通し(①13社) (②4社) c.損害があり復旧見通しが立たない (①2社) (②0社) d.損害があり復旧を断念した (①1社) (②0社) e.生産量が減少したが既に回復 (①12社) (②2社) f.生産量が減少し今でも減少 (①5社) (②3社) g.人的被害があったが対応できてる (①2社) (②0社) h.十分な人員が確保できていない (①0社) (②0社) i.調達に支障があったが解消 (①45社) (②44社) j.調達の困難が解消していない (①2社) (②8社) k.事業所を閉鎖あるいは移転 (①2社) (②0社) l.風評被害を受け販売が低迷 (①14社) (②12社) m.輸出減少又はできなくなっている (①9社) (②11社) n.その他 (①2社) (②9社) 無回答 (①0社) (②0社) 【特定被災区域の事業所の有無別】問４更問 東日本大震災による 貴社の現在の状況（問４で「１．影響あり」と回答した企業）（複 数回答）（特定被災区域に事業所がある 90社・ない 73社） ①特定被災区域に事業所がある ②特定被災区域に事業所はない (%)
30 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 を 、 大 手 企 業 （ 37 社 ）、 中 小 企 業 （ 53 社 ） 別 に 見 る と 、「 ａ ． 震 災 に よ る 建 物 、 設 備 の 損 害 が あ っ た が 既 に 全 て 復 旧 し て い る 」 と の 回 答 は 、 大 手 企 業 で は 81％ （ 31 社 ） と な っ て い る が 、 中 小 企 業 で は 45％ （ 24 社 ） に と ど ま っ て い る 。 一 方 、「 ｉ ．震 災 に よ り 原 料 、包 装 資 材 、燃 料 の 調 達 に 支 障 が あ っ た が 、 解 消 し て い る 」と の 回 答 は 大 手 企 業 49％（ 18 社 ）、中 小 企 業 51％（ 27 社 ） と 差 が な か っ た 。 （ 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 、 複 数 回 答 ） ａ．震災による建物、 設備の損害があったが 既にすべて復旧してい る ｂ．震災による建物、 設備の損害があり、ま だ一部復旧していない が、復旧の見通しがあ る ｅ．震災により製造能 力等が減り、震災前に 比べ生産量が減少した が、既に回復している 84% 5% 19% (31社) (2社) (7社) 45% 21% 9% (24社) (11社) (5社) 61% 14% 13% (55社) (13社) (12社) ｉ．震災により原料、 包装資材、燃料の調達 に支障があったが、解 消している ｌ．原発事故により風 評被害を受け、販売が 低迷している ｍ．原発事故により海 外への輸出が減少また はできなくなっている 49% 0% 14% (18社) (0社) (5社) 51% 26% 8% (27社) (14社) (4社) 50% 16% 10% (45社) (14社) (9社) 合計 （90社） 大手企業 (37社) 中小企業 (53社) 合計 （90社） 大手企業 (37社) 中小企業 (53社)
31 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 に つ い て 、 現 在 の 状 況 の 「 ｎ ． そ の 他 」 の 具 体 的 回 答 は 以 下 の 通 り 。 [東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 の 事 業 所 の 有 無 別 ] Ⅰ ． 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 ① 大 手 企 業 ・ 原 発 事 故 に よ る 、 原 料 汚 染 、 商 品 回 収 、 自 主 検 査 、 国 内 間 相 場 急 落 等 に よ り 利 益 減 。 ② 中 小 企 業 な し Ⅱ ． 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 ① 大 手 企 業 な し ② 中 小 企 業 ・ 原 発 事 故 の 影 響 で ＜ 放 射 能 ＞ に 関 す る 品 質 規 格 書 、 品 質 保 証 書 の 提 出 依 頼 が 殺 到 し 業 務 に 支 障 を き た し た 。 ・ 原 発 事 故 に よ り 輸 出 向 け の 生 産 工 場 を 変 更 し た 。 長 野 → 岐 阜 。 ・ 売 上 が 激 減 し た 。 計 画 停 電 で 製 造 で き な く な っ た 。 ・ 得 意 先 が 影 響 大 の た め 売 上 減 少 。 ・ 販 売 先 が 被 災 や 風 評 被 害 を 受 け 売 上 が 低 下 し て い る 。 ・ 需 要 が 減 少 し 、 販 売 が 低 迷 し て い る 。 ・当 社 主 要 顧 客 で あ る ブ ラ ジ ル 人 や 外 国 人 人 口 が 大 幅 に 減 少（ 帰 国 他 ）。 売 上 、 利 益 に 直 接 的 影 響 が 生 じ た 。 ・ 北 海 道 か ら 生 乳 が 来 な か っ た 。 ・ 震 災 に よ り 調 達 す べ き 原 料 が な く な っ た 。 ま た 代 替 品 を 調 達 し た た め 価 格 が 上 昇 し た 。
32 （ 問 ５ ） 問 ４ で 「 １ ． 東 日 本 大 震 災 （ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。） に よ る 影 響 が あ り 、現 在 の 状 況 は 以 下（ ａ ～ ｎ ）の 通 り 」と お 答 え の 方 に お 聞 き し ま す 。 貴 社 に お い て 、東 日 本 大 震 災 か ら の 復 旧 、復 興 に 向 け 、現 時 点 に お け る 問 題 点 が あ り ま し た ら 、 具 体 的 に ご 記 入 く だ さ い 。 例 ． 資 金 繰 り の 逼 迫 、 従 業 員 の 確 保 、 風 評 被 害 等 １ ． 問 題 点 が あ る （ 具 体 的 に ） ２ ． 特 に 問 題 点 は な い １ ．（ 問 ４ で「 １ ．東 日 本 大 震 災（ 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 事 故 を 含 む 。）に よ る 影 響 が あ り 、 現 在 の 状 況 は 以 下 （ ａ ～ ｎ ） の 通 り 」 と 回 答 し た 企 業 １ ６ ３ 社 に 対 し ）、東 日 本 大 震 災 か ら の 復 旧 、復 興 に 向 け た 現 時 点 に お け る 問 題 点 の 有 無 に つ い て 聞 い た と こ ろ 、 42％（ 69 社 ）が「 １ ．問 題 点 が あ る 」 と 回 答 し た 。 ２ ． 大 手 企 業 、 中 小 企 業 の 別 で は 、「 １ ． 問 題 点 が あ る 」 と の 回 答 は 、 大 手 企 業 の 33％（ 13 社 ）に 対 し 、中 小 企 業 で は 46％（ 56 社 ）と や や 高 く な っ て い る 。
33 42 55 3 0 20 40 60 80 100 1.問題点がある (69社) 2.特に問題点はない(89社) 無回答 (5社) 【全 体】問５ 東日本大震災からの復旧、復興に向け、現時点における問題点の有 無（問４で「１．影響あり」と回答した企業）（全163社） (%) 33 65 3 46 51 3 0 20 40 60 80 100 1.問題点がある (大手13社) (中小56社) 2.特に問題点はない(大手26社) (中小63社) 無回答 (大手1社) (中小4社) 【大手・中小別】問５ 東日本大震災からの復旧、復興に向 け、現時点における問題点の有無（問４で「１．影響あり （あった）」と回答した企業）（大手 40社・中小 123社） 【大手企業】 【中小企業】 (%)
34 ３ ．「 特 定 被 災 区 域 の 事 業 所 の 有 無 別 」 に よ る 差 は な か っ た が 、 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 を 、 大 手 、 中 小 企 業 別 に 見 る と 、 大 手 企 業 37 社 で は 30％ （ 11 社 ） が 「 １ ． 問 題 点 が あ る 」 と 回 答 し て い る の に 対 し て 、 中 小 企 業 53 社 で は 51％ （ 27 社 ） と 高 か っ た 。 特 定 被 災 区 域 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 の 問 題 点 の 有 無 42 54 3 43 55 3 0 20 40 60 80 100 1.問題点がある (①38社) (②31社) 2.特に問題点はない(①49社) (②40社) 無回答 (①3社) (②2社) 【特定被災区域の事業所の有無別】問５ 東日本大震災からの復旧、 復興に向け、現時点における問題点の有無（問４で「１．影響あり （あった）」と回答した企業）（特定被災区域に事業所がある 90 社・ない 73社） ①特定被災区域に事業所がある ②特定被災区域に事業所はない (%) 全体 問題点が ある 特に問題点 はない 無回答 100% 30% 68% 3% (37社) (11社) (25社) (1社) 100% 51% 45% 4% (53社) (27社) (24社) (2社) 100% 42% 54% 3% (90社) (38社) (49社) (3社) 大手企業 中小企業 合計
35 東 日 本 大 震 災 か ら の 復 旧 、復 興 に 向 け て の「 現 時 点 に お け る 問 題 点 」の 具 体 的 回 答 は 以 下 の 通 り 。 [東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 の 事 業 所 の 有 無 別 ] Ⅰ ． 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 あ る 」 企 業 ① 大 手 企 業 （ 風 評 被 害 （ 放 射 性 物 質 の 検 査 ）） ・ 製 品 ・ 原 材 料 ・ 製 造 施 設 等 に つ い て 、 放 射 性 物 質 検 査 費 用 が 発 生 し て い る 。 一 部 販 売 先 で 、 放 射 性 物 質 検 査 し た も の で な い と 受 け 入 れ な い 等 の 動 き が あ る 。 ・ 原 発 事 故 の 影 響 が あ る 地 域 で 収 穫 さ れ る 原 料 の 分 析 等 に 人 員 、 金 銭 に 関 す る 負 担 が 発 生 し て い る 。 ・ 製 品 や 原 料 に 含 ま れ る 放 射 性 物 質 が 基 準 内 で あ る こ と を 検 値 す る た め の 試 験 設 備 や 検 査 員 に 経 費 が か か る 。 OEM 製 品 で は 受 託 先 が 茨 城 県 常 陸 太 田 市 の 事 業 所 に 警 戒 感 を 示 し 製 造 物 量 が 激 減 し て い る 。 ・ 原 発 事 故 に よ る 原 料 汚 染 に よ る 製 品 回 収 。 原 料 等 検 査 （ 自 主 ） に 伴 う 人 員 確 保 、 検 査 費 用 負 担 。 国 内 原 料 の 相 場 急 落 売 上 減 に よ る 多 大 な 損 失 。 お 客 様 、 販 売 先 へ の 安 心 の 確 保 が 困 難 。 （ 風 評 被 害 （ 輸 出 関 連 ）） ・ 中 国 へ の 輸 出 が で き な い 。 直 接 で は な く 当 社 の 顧 客 が で き な い 。 ・海 外（ 韓 国 、中 国 ）向 け の 輸 出 が 風 評 被 害 に よ り 減 少 し て い る が 、 有 効 な 解 決 策 が な い 。 ・中 国 へ の 輸 出 が で き な い 状 況 が 継 続 。食 品 中 放 射 線 へ の 各 種 対 応 。 ・ 放 射 能 （ 原 発 ） に よ る 輸 出 先 制 限 。 検 査 、 対 応 費 用 の 増 加 。 （ そ の 他 ） ・ イ ン フ ラ 復 旧 の 遅 滞 、 国 、 自 治 体 の 復 興 計 画 の 不 明 確 さ （ 土 地 利 用 の 制 限 の 解 除 等 ）。 ・ 建 物 が 老 朽 化 し て い た た め 復 旧 に 時 間 が か か っ た 。 ② 中 小 企 業 （ 資 金 繰 り ） ・ 資 金 不 足 、 融 資 が 受 け ら れ な い 。 ・ 一 部 復 旧 し て い な い 箇 所 の 復 旧 に 伴 う 資 金 繰 り 。 ・ 資 金 繰 り の 問 題 で 二 重 ロ ー ン の 対 処 方 法 が き び し い 。 以 前 の 借 入 が 大 き い の で 新 た な 資 金 は 出 せ な い と 金 融 機 関（ 国 ）で は 言 っ た 。 ・ 資 金 繰 り 逼 迫 、 福 島 県 を 中 心 に （ 隣 県 含 む ） 原 木 の 供 給 が 動 か な い 。 風 評 に よ る 原 木 椎 茸 生 産 者 減 少 が 当 社 の 販 売 商 品 の 受 注 減 と
36 な っ て い る 事 。 ・ ① 震 災 前 の 借 入 と リ ー ス 残 金 が あ り 、 二 重 ロ ー ン と な り 、 資 金 繰 り の 逼 迫 で 、 機 械 等 の 設 備 、 備 え を 思 う よ う に そ ろ え ら れ な い 。 ② 震 災 前 と 同 じ 場 所 （ 被 災 地 ） で や む を 得 ず 仮 復 旧 は し て い る も の の 働 く 人 々 が 不 安 を も っ て い る 。 代 替 用 地 が 国 、 県 、 市 の 規 制 制 約 が あ っ て 思 う よ う に 進 ま ず そ の 間 の 時 間 的 資 金 的 ロ ス が 大 き い 。 ・ 資 金 繰 り を 含 め 、 生 産 を 開 始 し て も 福 島 県 外 の 風 評 被 害 が あ る 。 （ 原 材 料 の 確 保 ） ・ 三 陸 沖 、 福 島 沖 に 主 原 料 を 依 存 し て い る 為 、 福 島 の 原 料 が 入 ら な い 。 三 陸 沖 も 風 評 被 害 が あ る 為 、 販 売 も 減 少 し て い る 。 製 品 の 流 失 等 ４ ０ ０ ０ 万 位 あ り ま す が 、 国 、 県 の 援 助 に は 当 た ら な い 為 、 苦 労 し て い る 。 ・ 地 場 産 の 原 料 仕 入 が 出 来 ず 、 売 上 減 少 。 福 島 産 の 風 評 被 害 。 ・ 包 材 等 の 調 達 が 安 定 し て い な い 。 値 上 げ を さ れ て い る 。 栃 木 県 産 の 大 豆 、 原 料 を 使 用 し て い る た め 、 売 上 が 減 っ て い る 。 名 水 で す が 、 水 の 放 射 能 検 査 を し て い る の で 経 費 も か か る 。 水 の 心 配 を す る お 客 様 も 多 い 。 （ 風 評 被 害 （ 売 上 の 減 少 ）） ・ 地 場 産 品 の 製 造 販 売 を し て い ま す が 風 評 被 害 等 に よ り 売 上 の 減 、 特 に 地 名 ブ ラ ン ド で す の で 困 っ て い ま す 。 資 金 繰 り の 逼 迫 。 ・ 売 上 減 少 。 ・ 風 評 被 害 に よ り 牛 肉 の 売 り 上 げ が 大 き く 落 ち た 。 牛 乳 に つ い て は 大 き な 影 響 は 現 在 な い 。 ・ 風 評 被 害 に 依 る 売 上 高 減 少 。 ・ 売 上 が 減 少 し て お り 回 復 し て い な い 。 ・ 売 上 の 減 少 。 ・ 顧 客 の 減 少 → 売 上 減 少 （ 価 格 競 争 の 激 化 ） → 利 益 圧 縮 ・ 他 社 、 他 エ リ ア へ の 仕 事 、 顧 客 の 流 出 。 前 浜 原 料 使 用 リ ス ク 、 風 評 リ ス ク （ 放 射 能 ）。 （ 風 評 被 害 （ 放 射 性 物 質 の 検 査 ）） ・ 放 射 能 汚 染 、 風 評 対 応 に よ る 放 射 能 検 査 の 実 施 が 必 要 。 ・ 今 後 、 放 射 能 検 査 等 の 問 題 が あ る と 思 わ れ ま す 。 野 菜 、 肉 に つ い て 。 ・ 風 評 被 害 。 検 出 限 界 値 ぎ り ぎ り の 値 で も 検 出 さ れ て い る と 理 解 さ れ 、 購 入 拒 否 が 発 生 し て い ま す 。 （ 風 評 被 害 （ 原 産 地 ・ 製 造 地 ））
37 ・ 健 康 食 品 の 原 料 が 千 葉 な の で 風 評 に よ り 避 け て い る 。 25％ の 売 上 減 少 が 続 い て い る 。 （ 風 評 被 害 （ 輸 出 関 連 ）） ・ 風 評 被 害 、 放 射 能 核 種 検 査 の 要 求 。 輸 出 キ ャ ン セ ル 、 製 造 地 に よ る 輸 入 禁 止 。 （ 風 評 被 害 （ そ の 他 ）） ・ 海 産 物 を 取 扱 う 問 屋 で あ り 放 射 能 の 風 評 に 曝 さ れ て い る 。 ・ 風 評 被 害 に よ る 補 償 金 請 求 の 東 電 フ ォ ー ム で の 証 明 で は 説 得 出 来 る こ と が 不 十 分 。 ま た 、 内 容 が 判 り に く く 複 雑 で あ る た め 、 未 だ 未 提 出 。 （ そ の 他 ） ・ 取 引 先 が 津 波 に あ い 、 工 場 設 備 の 破 壊 ・ 製 造 困 難 と な り 、 商 品 代 金 の 支 払 に 問 題 発 生 、 不 良 債 権 と な っ て い る 。 ・ 従 業 員 の 確 保 。 各 方 面 に 求 人 の 募 集 は 行 っ て い る が 全 く 集 ま ら な い 。 Ⅱ ． 東 日 本 大 震 災 の 「 特 定 被 災 区 域 」 に 事 業 所 が 「 な い 」 企 業 ① 大 手 企 業 （ 原 材 料 の 確 保 ） ・ 資 材 調 達 が 完 全 回 復 し て い な い 。 原 料 産 地 の 確 認 の 問 い 合 せ が 多 発 し 通 常 業 務 に 支 障 あ り 。 （ 風 評 被 害 （ 輸 出 関 連 ）） ・ 製 品 の 中 国 へ の 輸 出 を 検 討 し て い た が 無 理 。 中 国 で 日 本 の 原 材 料 を 使 用 し 加 工 し 輸 入 し て き た が 日 本 か ら の 原 材 料 の 輸 出 が 出 来 ず 国 内 加 工 へ 切 替 え た 。 ② 中 小 企 業 （ 資 金 繰 り ） ・ 売 上 減 少 に よ り 利 益 が 上 が ら ず 、 ま た 、 食 材 等 の 価 格 上 昇 の た め 資 金 繰 り が き び し い 。 ・ 資 金 繰 り の 逼 迫 、 販 売 先 の 確 保 。 ・ 資 金 繰 り の 逼 迫 ・ 資 金 繰 り 、 風 評 被 害 。 （ 原 材 料 の 確 保 ） ・ 原 発 事 故 に よ る 野 菜 原 料 に 制 限 が あ り 以 前 の よ う な 調 達 が 出 来 ず
38 困 っ て い る 。 ・ 一 部 の 原 料 （ ワ カ メ ） が 調 達 で き な い 。 ・ 原 料 が な く な り 売 上 が 減 っ た 。 ・ 仕 入 計 画 の 見 直 し を 行 う 。 （ 風 評 被 害 （ 売 上 の 減 少 ）） ・ 風 評 に よ り 売 上 が 大 き く 減 少 し て い る 。 ・ 風 評 被 害 に よ る 売 上 の 減 。 ・風 評 被 害 が 、23 年 4 月 頃 か ら 8 月 頃 に か け て 牛 上 場 単 価 が 15％ 程 度 減 少 し た 。 （ 風 評 被 害 （ 放 射 性 物 質 の 検 査 ）） ・ 福 島 第 一 原 発 事 故 に よ る 放 射 能 汚 染 対 策 の た め 、 原 材 料 の 検 査 や 仕 入 先 の 変 更 等 影 響 が 出 て い る 。 ・ 食 肉 牛 へ の 放 射 線 問 題 で 、 検 査 料 で 経 費 増 や 風 評 被 害 に よ る 売 上 減 少 で 業 績 が 大 き く 落 ち 込 ん だ 。 現 在 は 少 し 上 向 き に な り つ つ 有 り ま す 。 ・ 前 述 し た よ う に ＜ 放 射 能 ＞ に 関 し て あ ら た な 事 が 発 生 す る と 、 そ の た び に 品 質 に 関 す る 問 合 せ 及 び 書 類 提 出 を 依 頼 さ れ 業 務 に 支 障 が あ る 。 ・ 原 発 事 故 に よ り 、 牛 の 放 射 能 検 査 が あ り 、 手 間 が か か る 。 今 年 の 夏 の お 中 元 シ ー ズ ン に お い て は 、 牛 肉 の 贈 答 が 激 減 し 、 売 上 が 減 少 し た 。 ・ 風 評 被 害 。 放 射 能 の 検 査 依 頼 。 （ 風 評 被 害 （ 原 産 地 ・ 製 造 地 ）） ・ 風 評 被 害 、 原 料 原 産 地 が 群 馬 県 で あ る こ と 。 ・ 原 発 事 故 以 降 、 原 料 の 安 全 性 の 証 明 依 頼 が 増 加 。 一 部 の 産 地 （ 北 関 東 以 北 ） の 原 料 が 敬 遠 さ れ 困 っ て ま す 。 ・原 料 産 地 の 放 射 線 に よ る 風 評 被 害 。客 先 よ り 産 地 の 指 定 等 が あ る 。 ・ 放 射 能 の 影 響 で 茶 業 界 全 体 に 風 評 被 害 が 出 て 消 費 が 落 ち 込 ん で い る 。 緑 茶 ド リ ン ク メ ー カ ー の 静 岡 茶 離 れ が 起 き て い る 。 （ 風 評 被 害 （ 輸 出 関 連 ）） ・ ヨ ー ロ ッ パ へ の 輸 出 が 減 少 、 原 因 は 特 に 放 射 能 に 対 す る 問 題 が 多 大 で あ る 。 ・ 輸 出 が 減 少 し て い る と 同 時 に 、 輸 出 の 際 の 検 査 費 用 や 手 間 に 問 題 が あ る 。 ・ 海 外 へ の 輸 出 の 規 制 に よ り 生 産 工 場 を 変 更 せ ざ る を 得 な か っ た 。 人 員 、 生 産 計 画 、 コ ス ト に 影 響 あ り 。 ・ 中 国 へ の 輸 出 停 止 。
39 ・ 中 国 向 け 「 も み じ 」（ 鶏 の 足 ）、 中 国 が 輸 入 禁 止 。 （ 風 評 被 害 （ そ の 他 ）） ・ 消 費 者 、 小 売 、 卸 売 、 み な 神 経 質 に な っ て お り マ ス コ ミ の 報 道 に 左 右 さ れ 良 も 悪 に な る 可 能 性 が あ る 。 ・ 風 評 被 害 に よ り 、 問 合 せ 多 数 。 対 応 に 追 わ れ て い る 。 （ そ の 他 ） ・ 計 画 停 電 の 不 安 で 製 造 が 再 開 で き な い 。 ・ 風 評 被 害 、 放 射 性 物 質 の 汚 染 に 対 す る 補 償 が も ら え な い 。
40 （ 問 ６ ） 東 京 電 力 ま た は 東 北 電 力 の 供 給 区 域 内 に あ っ て 、か つ 契 約 電 力 500kW 以 上 の 需 給 契 約 を 締 結 し て い る 事 業 所 が あ り ま す か 。＜ 該 当 す る も の 一 つ に ○ を 記 入 し て く だ さ い 。 ＞ １ ． あ る ２ ． な い １ ． 東 京 電 力 ま た は 東 北 電 力 の 供 給 区 域 内 に あ っ て 、 か つ 契 約 電 力 500kW 以 上 の 需 給 契 約 を 締 結 し て い る 事 業 所 の 有 無 を 聞 い た と こ ろ 、全 体 で は 27％ （ 60 社 ） が 「 １ ． あ る 」 と 回 答 し た 。 ２ ． 大 手 、 中 小 企 業 別 で は 、「 １ ． あ る 」 と 回 答 し た 大 手 企 業 が 93％ （ 37 社 ） で あ っ た の に 対 し 、 中 小 企 業 は 12％ （ 23 社 ） で あ っ た 。
41 27 74 0 0 20 40 60 80 100 1.ある (60社) 2.ない(166社) 無回答 (0社) 【全 体】問６ 東京電力または東北電力の供給区域内に あって、かつ契約電力500kw以上の需給契約を締結している 事業所の有無（全226社） (%) 93 8 0 12 88 0 0 20 40 60 80 100 1.ある(大手37社) (中小23社) 2.ない (大手3社) (中小163社) 無回答 (大手0社) (中小0社) 【大手・中小別】問６ 東京電力または東北電力の供給区域内 にあって、かつ契約電力500kw以上の需給契約を締結している 事業所の有無（大手 40社・中小 186社） 【大手企業】 【中小企業】 (%)
