Title
がん看護に関わる看護者のアドボカシーの実態調査とカウ
ンセリングシステムの確立( はしがき )
Author(s)
岡本, 恵里
Report No.
平成15年度-平成16年度年度科学研究費補助金 (基盤研究
(C)(2) 課題番号15592228) 研究成果報告書
Issue Date
2004
Type
研究報告書
Version
URL
http://hdl.handle.net/20.500.12099/762
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はしがき
日本医療機能評価機構の評価体系の改定により、「患者の権利と安全性の宥
域が設けられ、「患者の権利・職業倫理に関する方針とその周知、パートナーミ
化体制」および「組織的対応、職員への教育」が評価されることとなった。ま子
は「職場における労働者の心の健康づくりのための指針」が厚生労働省から打撃
り、その基本的な考え方として「職場には労働者の力だけでは取り除くことが「
トレス要因が存在しているため、事業者の行うメンタルヘルスの積極的な推進力
る」と述べられている。
がん看護を実践している看護者は多くのストレスにさらされ、ジレンマを抱
研究代表者らのこれまでの調査研究においても、看護者は患者の死を看取ること
さに加え、特に医師一看護者との伝統的な主従関係からくる多くの問題や、患孝
医師間の治療に関する意見の不一致に看護者が板挟みになるケースも多く、忠孝
ケイトとしての役割が果たせていないことにジレンマしていることが明らかに
る。そのため看護者は「バーンアウト」に陥ったり、愚痴を言うか深く考えなし
「回避的な対処行動」をとっていた。また倫理的問題が解決しない理由を「業務¢
「自分の努力の足りなさ」、「問題解決能力の低さ」を挙げ、自己を責める傾持
とも示された。こうした経験は、看護者のエネルギーを消費させてしまうが、巨
だ看護者の榔申面のニーズに焦点をあてた行動変容を助けるシステムが確立し:
そこで本研究は、ペイシェント・アドポカシー、特にがん患者のアドポカシー
看護者の実態を明らかにし、がん患者のアドポカシーに対する看護者の役割と覇
にしていくことを目指した。その結果、がん患者のアドポカシーにまつわる看讃
を見いだすことができ、さらに自らの問題解決のためには、職場におけるシスラ
実践を改善していくことの必要性を認識している看護者もいるが、行動を起こす
ていない現状も明らかとなった。このことから、臨床現場で悩む看護者をサボー
くことの必要性が示唆されたので、それらについて報告する。
本報告書は、平成15年度∼平成16年度科学研究費補助金基盤研究(C)(
看護に関わる看護者のアドポカシーの実態調査とカウンセリングシステムの確立
1559228)」として行われた研究である。