• 検索結果がありません。

漏洩同軸ケーブルの布設法と電気特性の関係

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "漏洩同軸ケーブルの布設法と電気特性の関係"

Copied!
6
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

∪.D.C占21.315.212:る21.39る.る77.75〕:占21.39る.る77.3:る21.39る.931

漏洩同軸ケーブルの布設法と電気特性の関係

Performance

of

LeakY

CoaxialCables

under

Somelnstallation

Conditions

i届洩同軸ケーブルの特性は環境によって圭;与う響され,結†ナ損失の少ないケーブルは ど旨‡壬禦を受けやすい。 ケーブルをコンクリ-卜壁に近づけるとイ云送損失はしだいに増加するが,結合損 失は臣巨離によって増子成し,約8dBの範囲で変化する。 鉄道建設公トj▲けこおいて新幹線実験線路のl坊昔壁を用いた布設実験を行ない架空, 蛇管,乍㌍上役び側与ご〔4純特にわたる布設条件と特性の関係を明らかにLた。また雨 や雪による も少ないことを確認した。 日立電線株式会社では,水平指12叶仁を漏洩同軸ケーブルの放射方向に合わせたア ンテナを開発L,結合損失及び受信レベル変動の減少に大きな効采があることを確 認した。 暮】

言 漏洩同軸ケーブルは,最近日本国有鉄道の列車無線に大量 に使用され始めている。これまではトンネル対策が主であっ たが,安定した電界が得られることから電話のみならず高「汀】 閂の仏送特怖が要求されるデータ伝送を行なう目的で,今後 は全線に2条布設されることとなり,列車無線の圭子笠を演ず ることとなった。 漏洩同軸ケーブルを用いてデータ伝送を行なう場合には, 電界の局部的な蒲ち込みは許されず,これに伴い布設位置, ぅも象条件のう形響が新しい問題としてクローズアップされてき た。 本稿はこれらの問題に対処するための実験を中心とした検 討結果及び新しく開発された列車アンテナと†偏洩同軸ケーブ ルの結でトについて述べる。 日

漏洩同軸ケーブルの構造及び基本的特性

漏洩同軸ケーブル(Leaky CoaxialCable:以下,LCX と略す)は同軸ケーブルの外部導体に周期的なスロットを有 するケーブルであり,ケーブル内の伝送エネルギーの一部が スロットから外部に漏れ,適当なアンテナと結合することに より通イ言を行なうことができる■:■1)r2㌧ 図1はその構造を示すも のである。LCXの最も重要な特一性は,伝送損失及び結合損 失であり,杷享準的なi判定方法による特性は表1に示すとおり である。 表l 漏洩同軸ケーブルの特性 で測定される標準値を示す〔. 430MHzにおいて,コンクリ一卜上 形 式(LCX) 結合損失(dB) 伝送損失(dB/km) 4 5 5 0 3 6 4 6 5 5 2 6 4 7 6 5 2 3 4 8 7 5 岡田茂生* sム∼gぞ。0ん(1.∼。 ;度部信昭* 仙ムー`。.た/ⅣαJ耶〟占p 亘理 達* T∂”`Ⅳ。/(lr′ 凶

布設条件によるケーブルの特性の変化

3.1 コンクリート壁の影響 LCXを大地又はコンクーリート壁に近づける と伝送描一矢は 増大する。この原レ(lはLCXの近傍に苔横されているエネル ギーが大地やコンクリ【卜嘩に収収されると考えられ,それ ∴ニニこ㌦ PEコルデルーーーーーー・一一 つり線 図l 漏洩同軸ケーブルの構造 れている′_. アルミパイプ -ブ スロット付アルミ テープ PEシース ′書㌔‥り

‡′毒草き‡き書式

外吾β導体に周期的スロットが設けら *日立電線株式会祉研究所

(2)

40 5 3 0 3 (∈ミm石)媒照瑚世 5 2 20 46形LCX LCX 】

⊥ふ

/と

77∇フ≡7㌃卜

45形LCX 100 200 300 400 500 距 離 ム(mm) 図2

コンクリートからの距離(小こよる伝送損失の変化

LCX,48形LCXは,ほとんど変化Lない(仁430MHz)。 47形 らの湿り具合やスロットの向きによr)伝送損失の大きさは異 なる。また結合‡員失の′トさいケーブルほど影響を受けやすい。 すなわち,前述した4椎類のケーブルのなかでは45形LCX が最も影響を受けやすい。図2はその実i則値を示すものであ る。 「一■方,結合‡員夫の面から見るとコンクリート壁はイメージと して作用し,直ヨ妾波と反射波の干渉により結合手員失はLCXと

コンクリート壁の離隔距離(ん)によって増i成する(図3)(4L

3.2 新主幹線試験線路におけるLCX布設実験 上越線浦佐において,豪雪対策用の実験線路を用いてLCX

の布設実験が行なわれた。実験の目的は,(1)LCXの布設位

置,(2)気象条件によるLCX特性の変化を調べることにあl),

同国条件の景ラ響を ̄最も受けやすい45形LCXがノ使用された。 図4は実験線路の断面及び概観を示すものであり,軌道の両 側には防音壁が設けられている。45形LCXはこの防音壁を 利用して布設されている。 3.2.1 +CX布設条件 (1)低架空布設 防音壁上約200mmの高さにLCXを架設する。LCXの支 持方法は二つ割r)のプラスチックの支持具でLCXをはきみ, それをL鋼にボルトで固定する。支持間隔は6mである。

(2)蛇管内布設

LCXを蛇管(ポリエチレン製,直径約105mⅡl)の中に入

れ,それを防音壁上に固定する。i温度伸縮を考膚.して木片

(枕木)を約6m間隔に置き,上下方向のスネーク布設を行な

っている。

(3)壁上布設

LCXを防音壁上に置き,枕木上のプラスチック支持具で ケーブルを固定している。支持間隔は約6mである。 (4)側壁部布設 防音壁の上面から約100mln下の側壁部にプラスチック支持 具を用いてLCXを固定する。 上述した布設法は表2に示す。 X、 ヽ ヽ 4「 × 2 一 (皿P)嘲慧昧絆斉蟹

\∼×

)へ

\\

′ 値 値 算 測 計 実 ′ ′ ′ × ′ ′ ′ ′ X J=430MHz 100 200 距 離/l(mm) 300 図3

コンクリ一卜からの距離(小二よる電界強度の変化

コンク リ一卜壁からの反射波との干渉により電界強度はムによって変化する。 アンテナ位置 防音壁 / ⊂> の ▼モ N

J

⊂) ⊂) 「-1

 ̄一1「 T T T

l

t

l

t

】 】 】 11000

∃1,000 l (a)

ぷ山√、山〈㌦ヂ卵 て観 湧′〝

′遠ご、

…′ぎ′、盛′′き∼蔓′-

蓮 應 薙ご′J 卿嘗 (b) 図4 実験線路 (a)断面:結合損失測定時のアンテナの標準位置も示 している。 (b)実験線路の概観を示す。

(3)

漏洩同軸ケーブルの布設法と電気特性の関係 281 表2 L C Xの布言芝方;去 防音壁を利用して4寿重類の布設実験を行なった \ \

布設条有、、 ̄\\

長 さ (m) 布設法 125 100 50 側 壁 布 設 160 蛇 管 +鋼 布 設 位 置 支 持 方 法 寸法単位(mm)

か一-LCX

防音壁 50×50 +CX 防音壁 フラスチッ

コア支持具

蛇管【 LCXが 通る = 11 = 1J まくら木 ⊂) ⊂⊃

く〉-一一一LCX

防音壁

CトーLCX

防普壁 プラスチック LCX 支持具

///′//////「

/////// ま〈ら木 ⊂) ⊂) //////// /////// ルソー-180-叩 プラスチック支持具 3.2.2 伝送損失 4純潔頁の布設法に対し,中央の接続∴与をはさんで区間が二 つに分けられる。一つは架空布設と蛇管布設の区間であり, 他は‡琶上布設と側壁布設の区間である。そこで,これらの区 間をまとめた伝送損失の測定値を表3にホした。架空+蛇管 部は才員失が少なくなっているが,これはLCXが防斉喋から 遠ぎかっているためであり,3.1の結果に対応Lている。 気象条什の旨与_三等苧を調べるために暗、雨,雫の条件下で捌石三 を行なった。その結果は図5(b)にホす。雨及び同国(c)に示す ように,新雪が軟らかく桁もった二状態での伝送椙火の差は少 ないことが分かる。 3.2.3 結合ヨ農夫 結でト損失のiRり完はデイポール アンテナを用いてケーーブルに 治って連続的に行なわれたが各布設区間の代表的な部分を取 出して図6に示す。アンテナの位帯は図4に示すとおりであ l),また伝送手貝夫によるレベル低下は補jモしてある。これら のデータより次のことが分かる。 (1)布設場所により結合才貝尖は異なり,側窄が ̄最も少なく, 架空が最も多い。その差は7∼8dBである。 (2)雨,雪の結合子貝共に及ぼす第三響はほとんど見られなし、。 (3)結合‡員実の変動は側壁,蛇管,壁_卜,架空の順に増大す る。 また今回の実験により、電化柱を避けるためにLCXを電 表3 実験線路における伝送損失の測定値 が表われている-「 コンクリート壁の影響 √ 布設条件上下別 410MHz 450MHz 上 り 下 り 上 り 下 り 架空+蛇管 24.5 25 28 27.5 壁上+側壁 29 27 35 33,5 注:単位(dB/km) 10DBTXE 40 LCX LCX LCX LCX 8DBTXE (a)ルート図 迂・・・・・・・・・t-・・・・・・・・暗 -・・・・・X一 雨 …・0・… 積雪

蒜至芸選

T-∈E。の芸-⊥

nU O 3 2 10DBTXE 300

「E∈○芸⊥

低架空布設区間 LCX 350 400 周波数(MHz) (b)伝送損失の周波数特性 ・・一LCX …一新 雪-一一一防音壁 側壁布設区間 ∈∈00壷 450 † (c)雪 積 量 国5 伝送損失三則定植 +CX:900m.10DBTXE:90m,8DBTXE: 6mを含む∵

(4)

10 5 (皿ヱ咄G水翳和紀 ■---■●べ 注 ○---_ --く■・一時 -×■雨 -く>一積雪 架 空 ■()- ■■■■ 蛇 壁上 \ 側 -く) \ 100 図6 布設条件及び天候による結合損失の変化 との差を表わす。 200 300 400 距 離 (m) 縦軸はコンクリート上に布設Lた場合の標準結合損失 化柱の外側にう回すると,局部的な電界の落込みを生ずるこ とが分かった。落込量は10∼20bBであー),う回の条件によっ て異なる。図7はLCXが電化柱をう回している状ラ兄を示す ものである。この対策については現在検討中であるが,急激 な曲がりを避けなるべく莫っすぐに布設するような配慮が必 要である。 【】 列車アンテナ 全線にわたりLCXが布設される場合には,LCXの放射 特性に通した列車アンテナを使用することが適切である。こ の要求に応ずるために新しいアンテナの検討が行なわれた。

LCXからの放射波は,(1)式で表わされる放射方向を有し

図7 電化柱う回状況 側壁布設区間における一例を示すものであ る。 SG ′\.′ 放射方向 ダミーロード LCX 図8 放射方向の定義 よって決ま る、 放射方向は,スロットのピッチ及び周波数に ているく2ヒ 。。S β=J-A …‥….………‖‥ p ここで,β:図8にホすように定義する 亡:LCX内部の等価誘電率 入:自由空間f皮長 p:スロットのピ、ソチ(同図参照)。 ・(1) これと結合するアンテナは,この方向の披を選択的に受信 すればよい。そのためには,アンテナの水一平面内の指向性を 絞る必要がある。そうすることにより利得の向上及び不要散 乱波による影響の除去が期待できる。またダイポール アンテ ナ及び従来の空間披を主体にしたアンテナに比べてより安定 した結合が得られることになる。 このようなアンテナを実現するために,アンテナ アレイの 素子数及び給電条件の検討を行なった。図9はアンテナの長 さが--一定の場合の素子数と,利得の関係を示すものである。 これより長さが2mの場合には,素子数は4個が適当である ことが分かる。 アンテナの水平パターンは,LCXの給電方法に関係して くるょ

すなわち,図10(a)に示すようにLCXの給電方向が常

(5)

ハ肌U (皿ヱ 虻 苗 J=2,250mm 一一--111■l■■t----■--■--■

〆-、・--…盟ユ…-1,250mm エレメント

l

⊂:::::コ E:=::コ ーーー ⊂=:コ

ト・--,十¶Ⅳ---+

4 エレメント数 図9 利得とエレメント数の関係 合の計算値である.、 LCX

///

LCX (a) アンテナの全長を一定にLた場

///

\\\

///

(b) 図10 LCXの給電方法 列車アンテナの水平指向性は,(a)の場合には 単ビーム,(b)の場合にはヌ丈ビームが適する。 10 70 つゃ

少 1 .8 、8 哉) しわ 漏洩同軸ケーブルの布設法と電気特性の関係 283

に--一定の場合には単ビームが適しており,同トぎ1(b)にホすよう

に給電方向が逆になる場合には双ビームが通している。我々 はその両方の検討を行なった。匡I11に双ビーム及び坤ビⅥム のパターンを示す。また垂直面のパタmンはLCXの布設位 置と,アンテナの取付位置の関係より検討されねばならない。 LCXの布設位置は現実的な制約によりいろいろ変わり得る ので,水平±60度の範囲をカバーできるようにした。図12に 垂直面のパターンを示す。 試作したアンテナは厚さ7em,長さ2mでCavity Back Slot Antenna を素子にしたものである。図13はその概観を 小 100 90 飲) 0 / 勿 旬 ち 号 喀 喀 ⊂) £L〕1至ごL O

/′//

≒∴忍.′ 二∴4・∴

ミ ̄一軒ノ

■/・革 1 く⊃ \  ̄-・ご㍗ゴムここ-■ . \ 合 身 ♂ 匡】t2 列車アンテナの垂直パターン LCXの布設位置を考慮L. 垂直面内のカバー睾巨圃は広く Lて右〈必要があるこ 10 70 ?P や 1 .8 .6 勿 tわ (a) 区】ll列車アンテナの水平パターン (a)双ビ▼ム及び(b)単ビームのパターンを示Lている〔 (b)

(6)

ホすものであり,取付時の車体を朽き擬するためアンテナの上 下にアルミ板を取り付けている。 このアンテナを用いてLCXとの結合実験を行なったとこ ろ,単ビ≠ムの場合に結fナ損失は約7dB改善された。図14は 新幹線実験場での測定波形の-一一部を示すものであり,受信レ ベル変動はダイポール アンテナで11dBあるのに対し,列車ア ンテナを用いると4dB となり大幅に改善されることが分かる。 ′泳、j 図13 列車アンテナ であるぐ▲ 50 45 40 (l血三世伊仙†嚇 0 5 5 4 (}品三世絆蛭琳 4個の素子によって構成されて右り,全長は2m B 結 言 漏洩同軸ケーブルの特性は,同国の粂什によって影響を′受 ける。その其礎的な検討がコンクリ-卜床を用いて行なわれ た。その結果,漏洩同軸ケーブルをコンクリ-卜に近づける とイ云送損失が増大するのに対し,結合‡員失はその距離によっ て増減することが分かった。更に布設条件及び気象条件に関 するより実際的な実験を行ない,ケーブル特性との関係を明 らかにした。 またより安定な結合を得るために,漏洩同軸ケーブルの放 射特性に合・わせたアンテナを開発し,結合実験を行なったと ころ,′受信レベルの向上及び変動の盲成少に大きな効果がある ことを確認した。 データ伝送を含めた漏洩同軸ケーブル通信システムを構成 するうえで幾多の問題があることが予想きれるが,本検討結 果がその一助になれば幸いである。 終わりに臨み,実験を行なうにド祭Lて帥々御指噂,御J与力 をいただいた[ゴ本国有鉄道桔術研究巾過イ ̄.i.搬ノ女ひI ̄如j(第∴′i盲 ㍍工三郎J過イ言弧並びに日本紙道建.没公[ナlの関係芥位に対し, 謝意を表わす次第である。 参考文献 (1)御子柴,塗札 岡田:「同車由ケーブルからのふく射とその漏れ 同軸ケーブルへの応用+電子通信学会誌 51-B,10,499 (昭43-10) (2)御子柴,岡田,青木:「漏れ同軸ケーブルの近傍界の分布につ いて+ 信学誌 541B,12,789(昭46-12) (3)大西,高倍,青木,岡田:「漏洩同軸ケーブル各柿応用分野の 開発+ 日立評論 55,497(昭∠は【5) (4)岡田,音便部,梶岡:「漏洩同軸の特性に及ぼすコンクリート韓 の宗き竿+ 昭和49年度電子通信学会全国大会 No.2048 20 30 40 距 離(m) (a) U lO 20 30 距 離(m) (b) 図14 受信レベルの測定例 壁上布設区間,′=4】4MHz(a)ダイポールアンテナと(b例車アンテナを 用いた場合の受信レベル測定波形の比較を示Lたもので,列車アンテナを用いると大幅に改善されたことが分かる.。

参照

関連したドキュメント

を受けている保税蔵置場の名称及び所在地を、同法第 61 条の5第1項の承

この規格は,公称電圧 66kV のワイヤーシールド型 CV ケーブルの拘束支持に用いる CV

いられる。ボディメカニクスとは、人間の骨格や

四税関長は公売処分に当って︑製造者ないし輸入業者と同一

0..

用途 ケーブル本数 建屋 フロア 区分 影響区分.

柏崎刈羽原子力発電所において、原子力規制庁により実施された平成27年度第2回

事象 Why1 Why2 Why3 Why4 Why5. ケーブル敷設において、区分分離に