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資料 3 東日本大震災からの課題と対応の現状 ( 自治体 ICT の側面から ) 仙台市総務企画局情報政策部部長今井建彦 1

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東日本大震災からの課題と対応の現状

(自治体ICTの側面から)

仙台市総務企画局情報政策部 部長 今井 建彦

(2)

2

東日本大震災からの課題と対応の現状

被災地自治体間で情報共有を行っていくことは、被災地の復興につながる

と考え、宮城県と仙台市が発起人となり被災地自治体のICT担当者間で情報

を共有する場として「東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会」を設置。

①PC等のマッチング

企業から提供を受けたパソコン等を陸前高田市等5市4町に合計約400

台提供し、自治体の機能回復、被災者支援業務の推進をサポート。

②情報発信

公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」を開催し、ISN参加自治体担

当者により、生の声を発信。

③国等との連携

総務省等の震災関連の研究会、調査研究に協力。

大規模災害時におけるインターネットの有効活用事例集及び解説書等

詳細は

別添資料1

2.ISNの活動内容

1.東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会(ISN)について

(3)

3

東日本大震災からの課題と対応の現状

(1)津波情報の伝達が不十分。

内容・広報の仕方→気象庁などにて内容・表現を改善。 ②伝達方式→全国で携帯3社による緊急速報メールが開始された。 →放送装置が稼動しなかった、聞こえ難い点について、研究開発による 改善を期待。既存の放送装置を有効活用するような研究開発を期待。

(2)津波情報の理解が不十分で、避難行動に結びつかなかった。

①避難情報と行動の連動 →防災教育・避難訓練の一層の充実での対処が必要。(自治体ごとの対 応)

3.津波直前に発生した事象、課題、対応

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岩手県山田町

3月11日 津波が防潮堤を越える

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岩手県山田町

3月11日 火災発生 役場より中心部を撮影

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東日本大震災からの課題と対応の現状

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(1)一部で通信インフラが喪失

自治体内部の音声及びデータ通信が不通。地域外の 関係機関とのホームページや電子メールなどによる連絡調整、情報提供・収集に齟 齬。避難所との連絡調整、情報提供・収集に齟齬。 ①庁舎間、庁舎・避難所間の音声・データ通信の確保 ②インターネット網との通信確保 →庁舎間、庁舎・避難所間の通信、インターネット網との接続を早期に復旧する対策が 必要であるが、対応は自治体や事業者に委ねられている。衛星データ通信や携帯 電話網などを駆使した対策が必要。 有効性を担保するためには、国が主導し、事業者・自治体との連携による枠組み作 りが進むことを期待したい。事前に訓練を行う必要がある。

4.津波直後から発生した事象、課題、対応

東日本大震災からの課題と対応の現状

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①衛星データ通信のコスト、通信速度の不足 →国や事業者による一定数の衛星データ通信機器の確保と災害時における速やかな 提供が現実的。 →通信速度の向上が必要。研究開発を期待。

(2)衛星データ通信による地域外とのインターネットによる情報のやり取り、地

域内の自治体庁舎・避難所間のインターネットによる情報のやり取りは有効。

東日本大震災からの課題と対応の現状

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東日本大震災からの課題と対応の現状

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(3)庁舎が破壊され、情報システム・データを喪失した自治体が発生

①既存業務継続と災害時業務の執行に必要なシステムとデータの早期立ち上げ →総務省において、自治体向けのICT-BCPの見直し実施。 →クラウドの活用による情報システム・データの対災害対応力の向上推進(自治体ご との対応) 別添資料3 →自治体機能が著しく失われた場合の対応策については、地方自治体のみによる 対応では限界があるので、国が、自治体や事業者等と連携し枠組み作りを進める ことを期待。別添資料4

(4)長期間停電した地域が発生した。

①非常用電源の確保 →自家発電装置・燃料orソーラ発電・蓄電池の準備(自治体ごとの対応)

東日本大震災からの課題と対応の現状

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(5)公式ホームページの喪失、アクセス集中、更新が不十分

①公式ホームページの早期回復

→他の自治体・ISPなどとの協定締結などによる肩代わり・バックアップの確保及び 事前訓練(自治体ごとの対応)

②アクセスの分散

→ISPなどとのミラーサイト立ち上げ、メール配信に関する協定締結及び事前訓練 (自治体ごとの対応)

③ホームページの更新体制

→地域防災計画、BCPの見直しによる更新体制の構築、訓練(自治体ごとの対応) →他の自治体との相互支援協定の締結及び事前訓練(自治体ごとの対応) →インターネットに不慣れな層に対する配慮

東日本大震災からの課題と対応の現状

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(1)災害対策本部と避難所間の通信手段、情報収集手段の不足

①庁舎間、庁舎・避難所間の音声・データ通信の確保 ②インターネット網との通信確保 ③非常用電源の確保 ④本部・避難所間で流通するデータの定義とツールの確保 防災無線は災害対策本部からの指示伝達には使えたが、日々変る状況の報告と それに伴う本部と避難所との協議、必要な物資、数量などの請求には不向きである →前述 →避難所運営マニュアルに記載するなどして、災害対策本部と避難所間でやり取り する情報の内容、手段の確認することが必要。(自治体ごとの対応) →避難所の既存PCやネットワークを活用した事前訓練が必要。(自治体ごとの対応)

5.避難所開設後からの事象、課題、対応

東日本大震災からの課題と対応の現状

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(2)安否情報の提供

■津波の被害が大きい地域ほど、携帯電話などの通信手段が使えなくなったので、多くの 被災者が避難所などで家族を探し回ったり、張り紙をして連絡を取ろうとした。 ■被災地において、最大の関心時であったが、被害が大きい地域ほど自治体も被害を受 けており、自治体としての組織的な情報の収集発信に時間を要した。 ■避難所に多数の住民が避難し、食料調達など多種多様な業務が同時に発生したため、 当初から組織的に避難者の情報を収集することが難しかった。 ■自治体として死亡を確認するためには、医師の死亡診断書または警察の検案書が必要 であり、大震災規模災害では、短時間で死亡者を確定することは難しい。 ■住民基本台帳をベースに地域住民からの聞き取りや関係機関との情報交換などにより、 震災時の居住者を確認し、行方不明者を割り出していったが、短時間で行方不明者を 確定することは難しい。 ■避難所で住民の申請、公表への同意を得て、避難者情報を収集し、HPで公開した自治 体があった。 ■被災地の状況により、安否情報への自治体の対応には幅があった。

東日本大震災からの課題と対応の現状

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①安否情報の定義を明確にし、どのような内容の情報をどのような方式、システムで収 集提供するのかを明確にする。 →国民保護法では、ガイドラインで安否情報の詳細が定義されている。災害対策基本 法及び規則は改正され、安否情報の提供は盛り込まれたが、技術的な詳細はこれか ら。 →法に基づく安否情報の提供とは別に、避難所に避難した住民(他の市町村からの避 難者を含む)が申請した情報を合意を得て、HP上に公表することが現実的。公表す る内容・申請様式を統一化しておくと運用がスムーズに行くと思われる。 (自治体ごと の対応) →安否情報、避難者情報の収集、入力機器、ネットワークについて具体的な手順を検 討し、地域防災計画や避難所開設のマニュアル等に記載する必要がある。 (自治体 ごとの対応)

東日本大震災からの課題と対応の現状

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(3)避難所での情報提供

■当初、避難所では多数の避難者に対して、声または張り紙での告知が中心。自治体 からの連絡事項がスムーズに伝わらないことがあった。 ■落ち着いてくると、一般住民と同様に、生活関連情報が必要になる。新聞、TVだけ でなくインターネットからの情報収集が求められる。 ■被災者の生活再建は、被災者の状況を踏まえた相談の上で進むものである。単な る情報提供だけでは不十分。 ①避難者が求める情報は、時期ごとに変化するが、紙ベース以外の方法により多くの 避難者に確実に伝達する方法を確保する。 ②今後、スマートフォン、タブレット型端末の普及により、住民側の受信体制が整うので、 WiFi環境の整備などが求められると思われる。 →避難者のインターネット利用を前提にした避難所運営マニュアルの策定(自治体ごと の対応) →避難所の既存PCやネットワークを活用した事前訓練(自治体ごとの対応) →避難所の多数の端末に一斉に情報を送れる、多数の端末がインターネットを利用で きるWiFi環境の整備については研究開発が行われている。早期の実用化が期待さ れる。

東日本大震災からの課題と対応の現状

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震災対応業務の大量発生

■仙台市の罹災証明発行数は約26万通。支援メニューは約40種類あり、申請受 付だけでも大量の業務処理が発生した。 ■罹災証明書発行を始めとする被災者支援に向けた業務が大量に発生したが、こ れを支える情報システムの導入準備が進んでおらず、事務処理のスピードアップ が図れなかった。 ■円滑に業務処理を行うためには、事前にシステムを導入し、訓練を行っておく必 要があるが、このようなシステムを導入するためには、自治体の規模によるが、 ハード整備だけでも数百万から数千万の費用がかかる。いつ発生するか分から ない東日本大震災クラスの災害のため、事前に費用をかけて、システムを導入 する自治体は少ない。 ①これまでの災害を契機に、幾つかこのような業務処理を行う情報システムは存在 するが、費用面などから自治体への導入は進んでいない。 →災害時のみならず、事前の訓練に使えるよう無料または低額で使えるシステムを クラウドとして提供されることが望まれるが、具体的な構築の動きに至っていない。

東日本大震災からの課題と対応の現状

6.一週間後からの事象、課題、対応

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(2)ガソリン・食料品などの販売情報等の生活関連情報の提供

①信頼性のある正確な情報の収集と伝達。 →自治体では集めにくい地域に密着した情報の収集と伝達については、NPO、ボラ ンティアによる期待されるが、日常的なNPO、ボランティアなどとの連携が必要と 思われる。 検索サイトへの情報掲載・統合化も期待される。事前のISPなどとの協定締結な どによる協力関係構築が重要と思われる。

東日本大震災からの課題と対応の現状

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(1)震災から2年8ヶ月経過したが、緊急速報メールが携帯各社で利用可能になった ことが、地域の防災力の向上という面から見ると、目に見える形での最大の改善で ある。 全国どこでも地震や津波の警報、避難情報が配信されるようになり、ICTに 不慣れな層も使い易い。 (2)普段使っていないものは災害時に使えない。また、災害の頻度は高くないので、 災害専用のものは割高になる。冗長性を確保するための予備機として、普段は使 いながら、機器を確保しておくなどの工夫が必要。 (3)ICTという切り口で、 3.11に何があったのかについて、これまで調査が行われ ているが、現地での実感とはズレがある。現地での実際の行動と課題を調査・分析 し、そこからの現実的な解決方策、技術開発の方向性を打ち出すことが、この経験 を後世に活かす道と思う。 (4)震災直後とは、ICTは変化している。例えば、WiFiの研究開発は、避難所にアク セスポイントは1つという前提で始まっているが、今は多くの避難者がアクセスポイ ントを持っている。通信規格そのものに踏み込んで、開発していかないといけなく なっている。 (5)この震災を契機に、ICTを活用した防災に関する世界へ向けた提案・提言が出て くることを期待したい。

7.現状認識

東日本大震災からの課題と対応の現状

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東日本大震災からの課題と対応の現状

(自治体ICTの側面から)

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「東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会(ISN)」について 東日本大震災後、自治体では震災で破損したシステムやコンピュータ機器の調達、新たに多 量に発生した業務へ使用するパソコンなどの調達が求められました。 一方、数多くのICT(情報通信技術)関係の企業・団体から、支援の申し出をいただきま したが、必要とする自治体がそれらの情報を入手していないというアンマッチもありました。 このような状況の中、被災地自治体間で情報共有を行っていくことは、被災地の復興や被災 した住民の方々の支援につながると考え、宮城県と仙台市が発起人となり被災地自治体のIC T担当者間で情報を共有する場として「東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会」を設置 し、以下のとおり活動を行っています。 ※ISN:「東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会」の英語表記の頭文字をとりました。 ICT Section Network for Local Authorities in the Great East Japan Earthquake disaster-stricken area 1.設立時期 平成23年5月19日 2.参加自治体 参加資格は、震災で被災した岩手県、宮城県、福島県の自治体を中心に呼び掛けています。 また、支援したいという申し出をいただいた自治体からも参加していただいています。 ※ 参加自治体数:43 末尾名簿のとおり 3.活動内容 インターネット上に情報共有のための掲示板を開設して、被災者支援業務関係の情報共有などを 行っています。情報共有の結果として、企業から提供を受けたパソコン等を陸前高田市、気仙沼市、 名取市、塩釜市、多賀城市、岩泉町、山田町、松島町、浪江町に合計約400台提供し、自治体の 機能回復、被災者支援業務の推進をサポートしました。 11月24日には、仙台市において公開セミナー「東日本大震災と自治体ICT」を開催し、 ISN参加自治体担当者により、どのような課題が発生し、どのように解決していったのか、生 の声を発信し、今後の被災地を含めた自治体ICTを進めるにあたっての参考になる事例の提供を 行いました。全国から約240名の参加をいただき、多数の方から参考になったとの意見をいただ きました。 今後は、ICTによる被災地の復興を進めるため、自治体間の連携を深めとともに、情報発信を 続け、大震災の経験を生かした災害時のICTのあり方などの提言を行うなどして、全国の自治体、 事業者等によるICTを活用した災害に強い次世代の都市づくりに貢献していきたいと考えてい ます。 4.支援申出企業・団体(五十音順) (株)アイ・オー・データ機器、(株)東芝、日本電気(株)、日本マイクロソフト(株)、東 日本電信電話(株)、富士通(株)、UQコミュニケーションズ(株)など 5.事務局 仙台市情報政策課(担当:原・庄子)メールアドレス [email protected]

別添資料1 ISNについて

No. 区分 自治体名 No. 区分 自治体名 1 宮城県 31 女川町 2 岩手県 32 大郷町 3 福島県 33 郡山市 4 山形県 34 須賀川市 5 青森県 八戸市 35 相馬市 6 宮古市 36 伊達市 7 大船渡市 37 国見町 8 久慈市 38 猪苗代町 9 陸前高田市 39 小野町 10 大槌町 40 浪江町 11 山田町 41 新地町 12 岩泉町 42 愛知県 名古屋市 13 田野畑村 43 福岡県 福岡市 14 仙台市 15 石巻市 16 塩竈市 17 気仙沼市 18 名取市 19 多賀城市 20 岩沼市 21 登米市 22 栗原市 23 東松島市 24 大河原町 25 村田町 26 柴田町 27 川崎町 28 山元町 29 松島町 30 加美町 宮城県 福島県 東日本大震災被災地自治体ICT担当連絡会参加自治体 岩手県 県 宮城県

(21)

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陸前高田市役所仮庁舎に届けたノートパソコン 公開セミナーの様子1 公開セミナーの様子2 仮庁舎内部 活動の様子

別添資料1 ISNについて

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別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 津波直前 津波情報の伝達が不十分 内容・広報の仕方 気象庁などにて内容・表現を改善。 伝達手段 携帯3社による緊急速報メールの開 始(改善) 緊急速報メールが利用できる情報範 囲の拡大、ホームページとの連携な どが今後の課題 放送装置が稼動しなかった、聞こえ 難い点などについて、研究開発によ る改善を期待 津波情報の理解が不十分で、 避難行動に結びつかなかった 避難情報と避難行動の連 動 防災教育・避難訓練の一層の充実で 対処(自治体ごとの対応) 津波直後 通信インフラが喪失した地域が 発生した。 自治体内部の音声及びデータ 通信が不通。 地域内外との、音声やHPや メールを使った情報収集・提供、 連絡調整ができなくなった。 庁舎間、庁舎・避難所間の 音声・データ通信の確保 インターネット網との通信確 保 通信インフラが喪失した場合に備え て、自治体内部、庁舎・避難所間の 音声及びデータ通信、インターネット 網との接続を早期に回復できる対応 策が必要である。 通信事業者や個別自治体に対応が 委ねられているが、有効性を担保す るためには、国が主導し、事業者・自 治体との連携による枠組み作りが進 むことを期待。

(23)

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表2

別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 津波直後 衛星通信による地域外とのイン ターネットによる情報のやり取 り、地域内の自治体庁舎・避難 所間のインターネットによる情 報のやり取りは有効。 衛星通信の有効活用。 準備しておくことはコスト高。 衛星データ通信による通信 速度の向上。 国や事業者による一定数の衛星 データ通信機器の確保と災害時にお ける速やかな提供が現実的と思われ る。 通信速度の向上に向けた研究開発 が必要。 庁舎が破壊され、情報システ ム・データを喪失した自治体が 発生。 既存業務継続と災害時業 務の執行に必要なシステム とデータの早期立ち上げ 総務省「災害に強い電子自治体に関 する研究会」等において、自治体向 けの対応策(ICT-BCP)を検討中。 クラウドの活用による情報システム・ データの対災害対応力の向上推進 (自治体ごとの対応)。 自治体機能が著しく失われた場合の 対応策については、国が、自治体や 事業者等を連携し枠組み作りが進め ることを期待。 長期間停電した地域が発生し た。 非常用電源の確保 自家発電装置・燃料orソーラ発電・蓄 電池の準備(自治体ごとの対応)

(24)

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時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 津波直後 公式HPの喪失 公式HPの早期復旧 他の自治体、ISPなどとの肩代わり やバックアップに関する協定締結及 び事前訓練(自治体ごと) 公式HPへのアクセス集中 公式HPへのアクセス分散 ISPなどとのミラーサイト立ち上げ、 メール配信に関する協定締結及び事 前訓練(自治体ごと) 公式HPの更新が不十分 公式HPの情報更新体制の 構築 地域防災計画、BCPに情報更新体 制の記載 他の自治体との相互支援協定の締 結及び事前訓練(自治体ごと) インターネットに不慣れな 層に対する配慮 Twitterなどの新しいメディアを導入 を促進しようとする動きがあるが、自 治体は、不慣れな層でも利用しやす いものを求めており、ギャップがある。 ISPのダウン ISPの耐災害力の向上 事業者によるデータセンターの耐震 化、回線の多重化・ルート変更、電源 確保

表3

別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

(25)

25

時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 避難所開 設後 災害対策本部と避難所との間 で有効な通信手段が確保でき なかった。 庁舎間、庁舎・避難所間の 音声・データ通信の確保 インターネット網との通信確 保 非常用電源の確保 前述。 通信手段があっても有効に活 用できなかった。 避難所運営に必須の情報 の収集と活用 災害対策本部と避難所間でやり取り する情報の内容、手段の確認が必要。 (自治体ごと) 救援物資の受け入れ、仕分け、配達 の体制作り(事業者との協定の動き) 避難所の既存PCやネットワークを活 用した事前訓練(自治体ごと) 安否情報の収集と提供が進ま なかった。 安否情報の定義を明確に し、どのような内容の情報 をどのようなやり方で収集 提供するのかを明確にする 国民保護法や災害対策基本法に関 連して、定義や実際の運用について 整理が進んでいる。 安否情報、避難者情報の収集、入力 機器、ネットワークについて具体的な 手順を検討し、地域防災計画や避難 所開設のマニュアルに、記載する必 要がある(自治体ごと)

表4

別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

(26)

26

時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 避難所開 設後 避難所での情報提供が不十分 避難者が求める情報は、時 期ごとに変化するが、紙 ベース以外の方法により多 くの避難者に確実に伝達 避難者のインターネット利用を前提に した避難所マニュアルの策定(自治 体ごと) 避難所の既存PCやネットワークを活 用した事前訓練(自治体ごとの対応) 多数の端末がインターネッ トを利用できるWifi環境の 整備 多数の端末に一斉に情報を送れる、 多数の端末がインターネットを利用で きるWifi環境の整備については研究 開発が行われている。早期の実用化 が期待される。

表5

別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

(27)

27

時間軸 発生した事象 解決すべき課題 対応策の進捗状況 一週間後 震災対応業務の大量発生と業 務執行の遅れ 震災関連業務に対応した 情報システムの導入 業務を円滑に行うためには、災害時 のみならず、事前の訓練に使えるシ ステムが、必要。 クラウドで無料または低額で利用で きることが望ましいが、具体的な構築 の動きに至っていない。 ガソリン・食料品などの販売情 報等の生活関連情報の提供が 不足した 信頼性があり正確な生活 関連情報の提供 日常的なNPOやボランティアなどと の連携が必要。 ISPなどとの協定締結などによる協 力関係構築が重要。

表6

別添資料2 事象、課題、対応策まとめ

(28)

28

1.クラウドの最大限の活用

1.既存業務の速やかな再開

→設置スペースやサーバーなどがない中での、既存業務用ソフト

及びデータの速やかな復旧

2.情報受発信機能の維持、コミュニティ・アイデンティ

ティの維持

→WEBサーバー復旧、ミラーサーバーの速やかな立ち上げ

3.急増する震災対応業務への対応

→マニュアル化し易い業務は、SaaS化し、事前に訓練

速や か な 業務再開、 推進に は ク ラ ウ ド の 活 用が 必須

1.2東日本大震災での課題

別添資料3

(29)

29

(1)今回、「陸前高田」など4つの市や町の庁舎及び情報システムが破

壊された。仮庁舎の建設や情報システムの復旧に約4ヶ月要している。

(2)被災後、一刻も早く、復興を進めるためには、予め訓練を積んだ要

員と情報システムを用意しておくことが必要。

(3)要員は、業務全般を支援するもの、庁舎建設を支援するもの、情報

システムを構築するものから構成することが望ましい。

(4)震災の教訓を今後に生かすため、被災地自治体の状況を調査、分

析し、国によりこのような枠組みを検討、整備することを要望したい。

1.自治体機能を緊急に回復させる枠組みの整備

別添資料4

参照

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