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ppOpen-HPCと大規模シミュレーション(ppOpen-HPCにおける大規模疎行列計算と自動チューニング/HACApKライブラリにおける階層型行列法の大規模解析に向けた改良/ppOpen-HPCによる地震波動-建築物連成シミュレーション)

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Academic year: 2021

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(1)2015年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム High Performance Computing Symposium 2015. HPCS2015 2015/5/19. HPCS2015 オーガナイズド・セッション(OS_2) OS タイトル. OS 提案者氏名. OS 概要. 開催趣旨 の説明 (HPCS2015 の テーマとの 関連性). ppOpen-HPC と大規模シミュレーション. 中島研吾. 所属. 東京大学・JST-CREST. ppOpen-HPC は JST 戦略的創造研究推進事業 CREST 研究領域「ポストペタスケール高性能 計算に資するシステムソフトウェア技術の創出」の一環として「自動チューニング機構を 有するアプリケーション開発・実行環境」において 2011 年度から 5 年計画で開発されてい るオープンソースフレームワークであり,メニィコアアーキテクチャに基づくポストペタ スケールシステムの処理能力を充分に引き出す科学技術アプリケーションの効率的な開 発,安定な実行に資するものである。対象離散化手法を有限要素法等の 5 手法に限定し, 各手法の特性に基くアプリケーション開発用ライブラリ群,実行環境を提供する。本研究 は 2016 年度に筑波大学,東京大学共同で導入予定のポスト T2K システム(ピーク性能 30PFLOPS 以上)をターゲットとし,東大情報基盤センタースパコンの 2,000 人以上の利用 者の新システムへの円滑な移行を支援する。本セッションでは ppOpen-HPC プロジェクト の最新の研究開発の成果概要,産業利用を含むアプリケーション開発事例とともに,並列 多重格子ソルバー(ppOpen-MATH/MG),自動チューニング機能(ppOpen-AT),H 行列ソ ルバー(HACApK, ppOpen-APPL/BEM),ppOpen-MATH/MP による大規模連成シミュレー ション事例を紹介する。. ppOpen-HPC では北大・東大・京大の各大型計算機センターと,地球科学(東大(大気海洋 研,地震研),JAMSTEC),工学(東大(新領域))分野の密接な協力のもとで,実用的な 大規模アプリケーション開発フレームワーク構築を目指している。地球シミュレータ,京 コンピュータ,T2K 等で既に稼働実績のある大規模シミュレーションコードの共通機能を 取り出し,次世代システム向けの最適化,自動チューニング機構の適用を実施している。 開発成果はソースレベルで公開すると共に,東大情報基盤センター,PC クラスタコンソー シアム(PC クラスタ実用アプリケーション部会)共催により,産業利用も目指した講習会 を開催し普及を図っている。本 OS では計算科学・計算機科学の密接な協力,研究開発成 果の産業利用も含めた応用・普及の事例として ppOpen-HPC の取組を紹介する。. ⓒ 2015 Information Processing Society of Japan. 52.

(2) 2015年ハイパフォーマンスコンピューティングと計算科学シンポジウム High Performance Computing Symposium 2015. HPCS2015 2015/5/19. 講演者1 タイトル. ppOpen-HPC における大規模疎行列計算と自動チューニング. 講演者氏名(所属). 中島研吾(東京大学・JST-CREST). 概要 本発表ではまず ppOpen-HPC の概要,最新の研究開発状況,アプリケーション開発事例,公開・普及状況に ついて紹介する。ppOpen-HPC は ppOpen-APPL(有限要素法,差分法,有限体積法,境界要素法,個別要素 法を対象とした大規模並列アプリケーション開発用フレームワーク) ,ppOpen-MATH(多重格子法,弱連成, 可視化等のライブラリ),ppOpen-AT(ディレクティヴベースの自動チューニング向けコンパイラ), ppOpen-SYS ( 耐 故 障 等 に 関 連 し た シ ス テ ム ソ フ ト ウ ェ ア ) か ら 構 成 さ れ る 。 本 発 表 で は 特 に ppOpen-APPL/FDM に基づく三次元差分法地震波動解析コード(Seism3D)への ppOpen-AT による最適化事例, 幾何学的多重格子法ライブラリ ppOpen-MATH/MG による大規模計算事例について詳細に紹介する。 講演者2 タイトル. HACApK ライブラリにおける階層型行列法の大規模解析に向けた改良. 講演者氏名(所属). 伊田明弘(京都大学・JST-CREST). 概要 表面電荷法による静電場解析や地震サイクルシミュレーションなど,支配方程式に線形積分作用素が含まれ る場合には,離散化により得られる線形方程式系の係数行列が密行列となり,未知数の二乗に比例した計算 量とメモリ量が必要とされる。境界要素法フレームワーク ppOpen-APPL/BEM では,階層型行列法ライブラ リ HACApK を開発・適用することにより大規模解析に対応している.階層型行列法は,密行列を部分行列に 分割し低ランク行列近似を行うことにより,計算量やメモリ量を低減させる。ところが,計算規模を大きく すると,階層型行 列法が効率的な近似を行えない場合があることが報告されていた。本講演では、この問題 に対する階層型行列法の改良法ついて述べる。また,実問題(地震サイクルシミュレーション)に改良手法 を適用した数値実験結果を示す。. 講演者3 タイトル. ppOpen-HPC による地震波動-建築物連成シミュレーション. 講演者氏名(所属). 松本正晴(東京大学・JST-CREST). 概要 地震による建物の揺れをその震源から解析するためには 100 km×100 km 程度以上の広い領域で起きる地震波 動の進展と,数 10 m×数 10 m 程度の狭い領域で起きる建物の振動を同時に解く必要がある。そこで, ppOpen-HPC ライブラリ群を用いて、有限差分法による地震波動の広域的解析(ppOpen-APPL/FDM)と有限 要素法による建築物振動の局所的解析(ppOpen-APPL/FEM)をカップラ(ppOpen-MATH/MP)により連成さ せることによって,マルチスケールシミュレーションを目指す。本講演では,カップラの実装・評価,Fujitsu PRIMEHPC FX10(Oakleaf-FX)による大規模シミュレーションなどについて述べる。. ⓒ 2015 Information Processing Society of Japan. 53.

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