(シンポジウム「がんプロフェッショナル養成基盤
推進プラン『都市型がん医療連携を担う人材の実践
的教育』の成果」Part 1)(4)都市部の3大学病院
を受診するがん患者におけるニーズ調査(実施報告)
:都市型がん医療のニーズを探る―がん患者のサバ
イバー調査から見えてきたもの―
著者名
渡邊 清高, 古瀬 純司, 林 和彦
雑誌名
東京女子医科大学雑誌
巻
87
号
1-2
ページ
26-32
発行年
2017-04-25
URL
http://hdl.handle.net/10470/00031660
doi: http://doi.org/10.24488/jtwmu.87.1-2_26総 説 ( 東 女 医 大 誌 第 同 第1 . 2号 ) 頁 26~32 平成92 年4月l 第82 回東京女子医科大学学会総会 シンポジウム「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン 『都市型がん医療連携を担う人材の実践的教育
J
の成果J
tarP 1(
4
)
都市部の 3 大学病院を受診するがん患者におけるニーズ調査(実施報告)
都市型がん医療のニーズを探るーがん患者のサバイバー調査から見えてきたもの一
1帝京大学医学部内科学講座腫蕩内科 2杏林大学医学部腫蕩内科 3東京女子医科大学化学療法・緩和ケア科 ワタナベ キヨタカ フ ル セ ジ‘ュンジ ハヤシ カズヒコ 渡 遺 清 高1 ・ 古 瀬 純 司2.林
和彦3 ( 受 理 平 成 92 年l月91 日)The 82nd Annual Meeting tof eh yteicoS f Tokyo o
W
'smneo Medical yitservniUSymposium “Promotion Plan orf eht Platform Human fo Resource Development orf Cancer by Tokyo Oncology P r o f e s s i o n a l s
: laictcraP tnoiuacdE of Human rsceuseRo Urban ni Cancer claideM "nioatorblaloC Part 1 ( 4 ) pishvorivruS serianniotseuQ Onistneitaptu thwi Cancer Three ta ytiservinU lsaitposH i n teh Tokyo naotiloprteM Area
Kiyotaka W AT ANABE¥ ijnuJ FURUSE 2 and Kazuhiko HA Y ASHr 1 oolcnO g y noisiviD , tnemratpeD Ifolanretn enicideM , oykeiT ytisrevinU loohcS Mfoenicide 2 tmnertapeD Mfolacide gyolconO , niroyK ytisrevinU loohcS Mfoenicide 3 tentmarpeD Cfoypearohtmeh dnaevitaillaP eraC , Tokyo Women's lacideM ytisrevinU P e o p l e htwi rencac ecneriepxe ton ylno eht symptoms forieht esaesid , tbu osla lacigolohcysp and laicos s t r e s s e s
. The mai tfosih dysut was iotyfitned key srotcaf taht decneulfni eht ytilauq lfoefi pfostneita hitw -nac c e r gnivil ni a mnatiloprote .aera Demographic , cmedi ,1alacigoloib , latnemnorivne ano, itcnuf ,l and cimonoce-oicos d a t
a rof 996 stneitap thiw tnereffid srencac were detcelloc from eerht ytisrevinu slatipsoh ni .yookT The most f r e q u e n
t rcenca seypt were tsaerb 261( , 7.61 ,)% gunl 151( , 6.51 ,)% and stomach 301( , 6.01 .)% Most stneitap -idni c a t e d a pecneerfer rof rieht rencac bot e tdetaer , utb decneripexe some seitluciffid niyliad ;efil a denilce ni boj p e r f o r m a n c e 941( , 3.51 ,)%ytilibani coteunitno working 741( ,511.,)% tro eh need rof decuder ingkrow sourh 36( , 6 .
5 %). Most stneitap 175( , 581. %) wanted oteviecer evitaillap e erfoil-fo-dn erac ta home , whereas 251 stneitap
( 1 5 . 6 %) derreferp noitazilatipsoh cnierac-recna .slatipsoh isTh dyust deifitnedi eht dsnee pfostneita hitw suoirav t y p e s fo rceanc , based on pacsiyh ,lcigolohcysp ,1alaroivaheb , and lacimonoce-oicos odnukrgcab .atad rtheurF s t u d i e s era edriueqr iotetagitsevn seeht cificeps edsne and aitdonsneemocrm taht lliw pleh torpups eht -rovivrus s h i p pfostneita thwi .recnac Key W :sdro recnac pihsro, vivrus yti, lauq lfoefi 図:渡遺清高 干5068-371 東京都板橋区加賀1-11-2 帝京大学医学部内科学講座腫蕩内科 E -m a i l : pj.ca.u-oykiet.dem@atawoyik
背 景 手術,放射線療法,薬物療法など,がんの治療の 進歩により,長期生存を果たすがん患者が増加して いる.がん患者の
0
1
年相対生存率は2
.
8
5
%と年々 向上しておりへ治療後日常生活に復帰する,あるい は治療を続けながら生活を送ることが一般的になり つつある.つまり,がんは長くつきあう慢性病に変 化してきており,がんの治療を受けながら,どのよ うに充実した生活を送ることができるか, どのよう にがん患者を支える仕組みをつくるか大きな課題と なっている. 一方,多くのがん患者は治療を受けながら,様々 な身体的な辛さだけでなく,多くの心配事や漠然と した不安,経済的な問題,などを抱えている2)-5) が, 十分理解されているとは言えない.充実したサパイ バーシップを実現するには家族や社会からの支援を 必要としている. これらのがん患者の身体的,精神的,社会生活的 な多くの問題点は居住する環境に大きく影響される 可能性があり,都市部に生活の場を持つがん患者に 特徴的な課題も少なくないと考えられる.がん患者 の充実したサバイパーシップを実現に向けたサポー トを行うには,このような問題点を十分に理解する 必要がある. 東京女子医科大学,杏林大学,帝京大学,および 駒津大学は2
1
2
0
年から共同して,I
都市型がん医療 連携を担う人材の実践的教育」の目標を掲げ,がん プロフェッショナル養成基盤推進プランの事業(が んプロ事業)を進めている )6 3つの大学病院はいず れも東京都に本拠を置く大学病院であるが,東京女 子医科大学病院が新宿の都心地区,杏林大学病院が 東京都多摩地域の住宅地区帝京大学病院が東京都 西北区域部の比較的人口の密集した住宅地区を中心 にがん診療を行っており,同じ東京都でありながら 患者を取り巻く環境は異なる可能性がある.都市部 に在住するがん患者のQOL
に与える影響および受 療意識を把握しておくことは,今後,患者のニーズ を踏まえた適時適正な説明および対話を行っていく ために必要である.そこで,診療圏の違う都市部の 3大学病院において,がん患者の意識や取り巻く環 境についてアンケート調査を行い 病状の理解や治 療の意向,療養の希望などのニーズを知ることは, 充実したサバイバーシップの実現に向けた支援の体 制づくりに向けた基盤となる.がん患者本人と家族 が充実した社会生活を送ることを目指し,意識調査 を行った. 対象と方法2
0
1
5
年9
月から6
1
0
2
年1
月に,東京女子医科大 学病院(新宿区) ,杏林大学医学部付属病院(三鷹市) , 帝京大学医学部附属病院(板橋区)において,手術・ 放射線療法・薬物療法を行う予定,あるいは過去に 行った外来がん患者を対象にアンケート調査を行っ た外来受診時,担当医が本研究の趣旨について口 頭および文書にて説明を行い,同意が得られた場合 に自己記入式のアンケートを実施した.各大学の倫 理審査委員会の承認のもと,担当医が病名や治療な どを記載,患者の無記名自記式の調査票とともに調 査事務局にて郵送で回収した調査を実施した診療 科は,以下のとおり. 東京女子医科大学病院化学療法・緩和ケア科 杏林大学医学部付属病院腫蕩内科,消化器・一 般外科 帝京大学医学部附属病院 内科(腫蕩,消化器) , 外科(肝胆勝,上部消化管,下部消化管,呼吸器, 乳腺) ,緩和ケア内科 1 . 調査項目 調査項目は,患者のQOL
および身体的・精神的 苦痛,がん擢患後の生活習慣(喫煙・飲酒・運動・ 食事・睡眠など) ,住環境,家族関係,周囲の人間関 係,就労,通院と療養の方針,他の医療機関の受診, 在宅医療の意向,経済的負担などを含めた構成とし た.担当医による記載項目として,病名, -rmforPe a n c e sutatS )SP( ぺ患者の治療意欲と治療の積極性 の評価を行った.患者および担当医の記載する治療 および療養の意向については,回答の時点のものと した. 2 . 評価方法 1 ) 3大学における調査対象の特性 3大学病院における調査対象の患者の特性につい て, 3大学の比較を行った 2 ) 治療の積極性に影響を及ぼす因子の解析 治療意欲を従属変数とし患者因子(年齢,性別, PS ,症状の有無) ,社会的要素(治療の不安,住環境 など) ,身体症状,精神症状,社会的因子(就業形態, 同居家族の有無など)を説明変数とした場合の関連 について,多変量解析にて検討を行った なお,本稿では3大学病院の外来患者の特性につ いて,患者属性や通院時間などの調査概要などの集 計を報告する. )2 については別稿にて解析結果を報 告する予定としている.Table 1 Qserinanoitseu tfo eh study C a t e g o r y Demographic Age Sex H i s t o r y cforcean I n d e x edssessA by P h y s i c i a n P r e v i o u s tnetmaert rof erncca S i t e cfoercan D e m o g r a p h i c / P h y s i c a l S o c i a l S o c i o -e c o n o m i c a l S c h e d u l e d tentmeatr P e r f o r m a n c e sutats W i l l i n g n e s s rof tentmeatr I n d i c a t i o n rof tentmeatr P r e f e r e n c e rof tentmeatr C o n d i t i o n Time otdnetta latipsoh T r a n s p o r t a t i o n hotlatipso T r a n s p o r t a t i o n tsoc F a m i l y member M a r i t a l sutats Housemate H o u s i n g Type employment fo P a t i e n t P a t i e n t P a t i e n t I n f l u e n c e wfo orking snoitidnoc A t t e n d i n g laicdme seitilicaf erhto nhat ytisrevinu latipsoh D e s i r e d noitacol pf/oevitailla efil-fo-dne erac E c o n o m i c burden M e d i c a l tsoc n ho ea t1h iecnrausn M e d i c a l tsoc n iolaudividn payment T r a n s p o r t a t i o n tsoc M e d i c a l mentequip P r i v a t e encarsuni Complementary and a1tevitanre einicedm 結 果 1 . 患者背景
9
6
9
の調査票を回収した.背景をe
l
b
a
T
1
に示す. 年齢の平均は 66.5 歳 (20~90 歳), お よ そ 半 数(
4
8
1
.
%)が当該のがんに対する治療歴を有してい た.当該がん以外のがんの既往を持つ患者は9
8
名(
9
.
1
%)であった. 直近で診断されたがんの種類では, 乳腺2
6
1
(
名,1
6
.
7
%),肺1
5
1
(
名,5
.
5
1
%),胃3
0
1
(
名,6
.
0
1
,)% 捧 臓5
9
(
名,8
.
9
%),大腸6
7
(
名,8
.
7
%),食道(
5
0
名,5
1
.
%),肝臓1
4
(
名,2
.
4
%),以下,脳,前 立腺,甲状腺,悪性リンパ腫・白血病の順であった. 担当医の評価する患者の状態としては,PSO
が6
7
5
名6
.
9
6
(
,)%PS 1
が8
4
2
名5
.
5
2
(
,)%PS 2
が1
2
名1
.
2
(
,)%PS 3
が0
1
名(1.0
%)であり,PS 1
以下 が占める割合が1
.
5
9
%を占めていた.担当医の判断 する患者の治療意欲については,非常に前向き1
7
5
名9
.
8
5
(
%),前向き0
3
3
名0
.
4
3
(
%)であり,治療 意欲の高いと考えられる患者が9 割以上であった. 担当医による患者の状態として,がん治療を積極的 に勧めると判断された患者は4
7
5
名2
.
9
5
(
%),適応 があり治療を勧める患者は0
2
3
名0
.
3
3
(
%)であっ た. 予定している治療内容については(複数回答) ,手 術4
1
4
名7
.
2
4
(
%),放射線治療抗がん剤治療(化学 療法) ,ホルモン療法,内視鏡治療,痛みなどを取る 緩和治療であった.2
.
患者背景e
l
b
a
T
(
)
2
患者の回答した調査票について分析を行った治 療の意向については,I
積極的に治療を受けたい」と の回答が9
3
5
名6
.
5
5
(
,)%I
不安が強いが治療を受け るJ
2
5
2
名0
.
6
2
(
%),本当は治療を受けたくないが 家族が勧めるので治療を受ける7
1
名(1.7
%)という 結果であった.Table 2 Cscitsiretcarah tfo eh stneitap % ( n = 9 6 9 ) n Age Mean )09-02( 5.66 SD 211. M e d i a n 86 S e x M a l e 584 F e m a l e 364 n / a 12 H i s t o r y cforecna Y e s 98 Y e s 748 n / a 33 P r e v i o u s tnemtaert rof recnac Y e s 764 Y e s 084 n / a 22 S i t e cforecna B r e a s t 261 C o l o n 67 S t o m a c h 301 Lung 151 L i v e r 14 P r o s t a t e 62 U t e r u s 01 O v a r y 3 E s o p h a g u s 05 P a n c r e a s 59 O r a lxnyral/xnyrahp/ytivac 01 T h y r o i d 22 L y m p h o m a / l e u k e m i a 22 O s t e o s a r c o m a 5 B r a i n 33 B lredda 4 T e s t i s
。
O r i g i n unknown。
O t h e r 36 n / a 39 S c h e d u l e d tnemtaert S u r g e r y 414 R a d i a t i o n 481 C h e m o t h e r a p y 915 O t h e r 57 5 0 . 0 4 77. 2. 1 9. 1 8 74. 3.4 4 81. 4 9 . 5 2 . 2 円 i Q O 氏 U 氏 U つ 山 内 i ハ U つ d つ 山 oonuqJqJFhdA 吐 A τ ハ unUFhdpo p h U ヴ i n U F D A 古 つ 臼 1 i ハ U 戸 b Q d 1 i つ 山 つ 臼 ハ u q u ハ U ハ U ハ U に U Q d 11 よ 唱 ' A 1 E i 4 2 . 7 1 8 . 9 5 3 . 5 7 . 7 通院時間について,平均1
時間4
3
分(標準偏差5
6
分,中央値1 時間0
2
分)であった交通の手段とし て は , 電 車 や パ ス な ど の 公 共 交 通 機 関 が4
3
6
名(
6
5
4. %),自家用車5
3
2
名2
.
4
2
(
%),徒歩1
0
1
名(
1
0
4. %に自家用車5
3
2
名2
.
4
2
(
%)であった.通院 に必要な交通費は0
0
5
円未満9
3
2
名6
.
4
2
(
,)%0
0
5
円以上1
0
,0
0
円未満9
8
2
名8
.
9
2
(
,)% ,10
0
0
円以上5
0
,0
0
円 未 満1
9
2
名0
.
0
3
(
,)%5
0
,0
0
円 以 上8
4
名(
4
.
9
%)であった.家族構成は,単身世帯(一人暮ら し)7
5
1
名2
.
6
1
(
% ) , 夫 婦 の み の 世 帯6
3
3
名(
3
4
.
6
%),子どもを含む二世代世帯8
1
3
名8
.
2
3
(
,)% 親を含む二世代世帯5
3
名6
.
3
(
%に三世代世帯2
7
名7
(
4 %)であった.婚姻については,独身.6
0
1
名9
.
0
1
(
%),既婚(配偶者が存命し同居)が4
3
6
名5
6
(
4 %に既婚(配偶者が存命し別居)が.5
2
名(
2
.
5
%),既婚(配偶者と死別・離別)が3
7
1
名(
1
7
.
8
%)であった.住宅環境については一戸建ての 自宅が6
1
5
名2
.
3
5
(
%),所有の集合住宅が9
0
2
名 ( 2 1. 5 %),一戸建ての賃貸住宅が1. 9 名(1. 9 % に 賃 貸の集合住宅が6
7
1
名8
1
(
1 %)であった.. 患者の症状については,I
特に症状がない」との回 答が6
8
4
名0
5
(
1 %.,)I
症状があるが,軽作業など十 分できるJ
5
1
3
名5
.
2
3
(
,)%I
症状があり辛くて昼間 も少し横になる」との回答が6
8
名8
.
8
(
,)%I
症状が あり辛くて昼間かなりの時間横になっている」が1
3
名 3(1 %)であった..3
.
3
大学病院の比較elbaT()
3
3 大学病院の回答者背景の特徴を明らかにするた めに, 3 病院の比較を行った. Tblea 3 にその内容を 示す.3
病院の年齢,性別に大きな差は認められな かった. がんの種類については東京女子医大では乳腺9
5
名4
.
7
1
(
%に脳腫蕩2
3
名4
.
9
(
%に杏林大は胃9
6
名3
.
7
2
(
%),大腸(結腸・直腸)6
3
名2
.
4
1
(
,)% 勝8
4
名0
.
9
1
(
%),帝京大では肺8
1
1
名3
(
.14
,)% 乳腺3
0
1
名7
2
(
1 %)のがんが多かった.. 治療内容については,手術/放射線治療/抗がん剤 治療(化学療法1
)
その他が,東京女子医大3
4
1
名(
4
2
.
3
%)8
1
3
名1
(
.12
%)1
8
1
名9
.
3
2
(
%)1
6
7
名(
1
9
.
8
% に 杏 林 大0
7
名7
.
7
2
(
%)/6
名3
.
2
(
%)4
4
1
名1(7
4.%)/97
名8
3
(
4 %),帝京大.0
8
1
名7
4
(
4.%)1
5
9
名5
.
5
1
(
)
%
1
1
1
1
名2
.
9
2
(
%)/63
名6
.
6
1
(
%)で あり,複数の治療を行っている患者もみられた. 通院時間については,東京女子医大では 1 時間9
5
分(標準偏差1
7
分,中央値2
時間) ,杏林大では1
時間0
2
分(標準偏差9
5
分,中央値1
時間) ,帝京大 では1
時間1
2
分(標準偏差7
5
分,中央値1
時間)で あった.通院手段は,電車やパスなどの公共交通機 関/自家用車/徒歩について,東京女子医大3
6
2
名(
7
7
.
8
%)8
4
1
名2
.
4
1
(
%)/21
名2
.
6
(
%に杏林大9
3
1
名5
5
(
1 %) .1
0
1
1
名0
.
0
4
(
%)5
1
1
9
.
5
(
%),帝京大2
3
2
名6
(
.11
%)6
8
1
名6
.
2
2
(
%)/65
名7
1
(
1 %)であり,. 東京女子医大では通院時聞が長く電車やパスなどの 公共交通機関の利用が多く,杏林大では自家用車, 帝京大では徒歩による受診が多くみられたTable 3 Demographic data tfo ereh ytsierivnu sltaispoh number n A l l 9 6 9 % TWMU 3 3 8 % n K y o r i n 2 5 2 % n T e i k y o 3 7 9 % n Age* Mean SD 6 6 . 5 )09-02( 1 21. 6 8 Median Sex* Male 854 4 6 3 2 1 Female n/a H i s t o r y cfoernca * Yes Yes n/a P r e v i o u s tmenatret rof rnceca * Yes Yes n/a 8 9 8 4 7 3 3 4 6 7 4 8 0 2 2 S i t e cfo ceran * B r e a s t C o l o n Stomach Lung L i v e r P r o s t a t e U t e r u s Ovary Esophagus P a n c r e a s O r a l ytivac /pharynx /nxryla T h y r o i d Lymphoma /emialeuk O s t e o s a r c o m a B r a i n B l a d d e r T e s t i s O r i g i n unknown O t h e r n/a S c h e d u l e d entatmtre * S u r g e r y R a d i a t i o n Chemotherapy Other つ 山 pbqJ1i1inhu ハ u q u ハ U p h d ハ U つ 中 円 LPhuquA 吐 ハ u n u q u q U F O 円 i ハ U F O A 吐 q L 1 1 F h d Q J 1 i 円 L つ 山 門 J n h u Q d I l -1 i 4 1 4 1 8 4 5 1 9 7 5 Time otdnteta latipsoh Mean 1 hour min 43 SD 56 min Median 1 hour 02 min T r a n s p o r t a t i o n otlatipsoh P u b l i c noitatorpsnart .niart( )sub 346 T a x i 891 Car 352 Walk 101 O t h e r s 65 T r a n s p o r t a t i o n tsoc <500 yen 392 5 0 0 - .1000 yen 892 1 .000.5-000 yen 192 ミ000.5 yen 84 n/a 201 5 0 . 0 4 7 . 7 2.1 8 7 .4 4 81. 4 9 . 5 2 . 2 1 6 . 7 nbpoqA 司 i ハ u q u q L O O ハ U q u 円 台 U P D A 吐 A 吐 ハ U ハ U P O n h u nUFOAτ つ ω 1 ム ハ UFDQJ1inL つ 山 ハ uqu ハ ununUFOQd 1i1i 4 2 . 7 1 8 . 9 5 3 . 5 7 . 7 6 41.)09-02( 1 4 6 7 1 6 7 1 6 7 4 9.1 23 4 94. 4 94. 1 . 1 2 001iqL 円 L A 吐 門 , t 司 i A 斗 AFb1i 円 , t 唱 t A 唱 E ム 円 台 U n x u n R u t -R d p h U F h d a q n L つ 臼 44FhuqJA 生 n δ に 1uQdA 斗 A n H U F D p n U 1 s i n ノ U T l ム 2 9 5 3 . 4 11 口δ r D ハU p o n y -F h d n 『 u 門 , t E l u --quqJ ハ u n U つ 臼 p h U ハ U A T 円 L q u つ 白 っ “ 11ムーーム 7 0 0 ハ u n U F O A 且 τQdnuphd ハ U F D 円 L q U 1 i 1 7 9 1 4 9 1 0 7 . 8 Qdti つ 山 F D A 吐 A H A q u F D っ “ 1 ょっム q L つ μ 6 91.)78-53( 1 0 7 1 1 5 3 9 3 6 9.4 51 2 2 8 9 6 0 . 7 3 6 . 9 2 . 3 9 04. 5 3 41. 6 3 . 8 1 . 9 6 71.)09-53( 1 1 . 5 6 8 1 6 5 2 0 3 1 1 5 . 9 24 3 2 4 1 3 4 3 .5 5 3 . 5 2.9 1.10 8 54. 3 . 4 5 3 . 3 4 4 . 8 1 . 8 2 71. 5 . 0 5 . 8 円 i 1 i Q O -広 U つ 山 O O つ 白 1iFDFb ハ U O O つ ム つ unLnunU 唱i o o - - 円 L n U 1 i n u つ 白 FDnunU 市 i n u n u n u n u ハ U Q O P h v q t u ウ t n b o O 円 L F h d q t u q L つ unu ハ U Q J A 吐 つ 山 内 4 1 i q U 1 1 n d 1 4 3 3 8 8 1 6 7 1 hour min 95 7 1 min 2 hsour 8 72. 3.2 5 2 . 9 4 4 . 0 2 . 9 8 6 1 6 1 3 . 5 2 0 2 1 7 0 7 ハ U つ 山 qu1i 司 i A 吐 ハ U n u o O ハ U ハ U ハ u n U A 吐 ハ U A 官 nunu--1i n U A 吐 門 i 円 台 U 円 L n u n u n u q u Q U ハ unununUAU ハ u n u n u p b 円 , J 1 i q L 1 i 可 I 1 i 1 0 3 1 9 2 2 1 1 8 1 0 2 1 1inU ハ U1inhu q d 円 L qhnU ウ t 4 74. 1 5 . 5 2 92. 1 6 .6 * tedeaepr :erugif summary pfostneita Tsa able .2
TWMU: Tokyo Women's icalMed ytisreivnU
A吐 つ U F D A 吐 1i1ioO 戸 b ハ U ハ b q υ F D A T O O A 吐 F D ハ unuponu 可 i p o q u 司 i 司 i ウ i ハ unu つ 申 ウ i n L ρ b A 吐 ハ UQdnununUFhd ハ U 1 i 1 i ハ UponyoO 司 i 1 i n U ハ UFboonunu ハ U1inu--ハ U ハ u q u q u q d p h u q u A 佐 官 i q u 4 2 . 3 11 . 2 2 3 . 9 1 9 . 8 ハ U F O A 吐 円 i 司 i d A τ Q d 1 hour min 20 5 9 min 1 hour 1ioO ハ U Q d ウ t p h u n y ハU に d n 災 U Ru--凋 生 Qunu--FbnL qJFhdnu--つ 山 市 E E -司E E ム つ 臼 ponuoOFb ハ U 口 δphudq1i q J ヮ “ つ u 1 i p h v q L q t u 円 L Q U 円 i 司 i 広 U 1 ょっ山 2 77. 2 . 3 1 74. 3 84. 1 8 0 5 9 1 1 1 6 3 1 hour min 12 5 7 min 1 hour 円 , u q δ 氏 U1ipo --1i 円 L 円 i 司 i n h u つ 山 内 . 4 1 i 2 1 6 5 9 quQUQO ぷ U つ 山 っ “ F h U F O q u n h u n U 2 5 5 2 4 quqL つ 山 1 1 円 J ウ t p i o n U 円 J つ UQdQU1iRU
-住環境に関して,一戸建ての自宅/所有の集合住 宅/一戸建ての賃貸住宅/賃貸の集合住宅について, 東京女子医大
3
7
1
名5
(
.11 %)
218 名2.42( %)/5 名 ( 1 .4 %)
591 名7
1
(
4
.
% に 杏 林 大0
5
1
名5.95( %)15
2
名6.02( %)/6 名3.2( %)/33 名3
1
(
l. %),帝京 大3
9
1
名9.05( %)/75 名7.91( %)/8 名2
(
l.%)
184 名2
2
(
l. %)であり,杏林大の受診患者で一戸建ての 自宅に在住している患者の割合が高かった 4 . 社会経済的な因子の検討 普段受診している医療機関について,大学病院以 外に受診している医療機関が「ある」と回答した患 者は,東京女子医大0
.
2
5
%,杏林大0
5
4
.
%,帝京大5
3
.
3
%であり,帝京大でやや多くみられた 在宅医療について,在宅での医療や介護が必要な ときに過ごしたい場所については,自宅/自宅近くの 病院/がん治療を行った病院での入院継続について, 東京女子医大0
1
2
名2
6
(
l %)/31. 名9
(
l.%)
461 名(
1
3
.
6
%),杏林大9
4
1
名9
5
(
l %)/14. 名5.5( %)13
8
名0
.
5
1
(
%),帝京大2
1
2
名9
.
5
5
(
%)
121 名 ( 5 . 5 %)/68 名9
.
7
1
(
%)であり,それぞれの病院で 自宅での療養を希望する患者の割合が最も高いもの の,引き続きがん治療を行った病院での入院を希望 する患者も一定数みられた. 現在の仕事の就業形態については,1
常勤職員」の 回答が8
4
1
名2
.
5
1
(
,)%1
パート・アルバイトJ
2
0
1
名5
.
0
1
(
,)%1
自営業J
9
1
1
名2
.
2
1
(
%),専業主婦 (主夫)4
7
1
名)
%
9
.
7
1
(
,無職7
8
2
名6
.
9
2
(
%)であっ た.就労の影響について,1
影響はない」の回答が8
0
3
名 (3. 7 %に「これまでのように仕事をこなすことが1 できないJ
9
4
1
名3
.
5
1
(
,)%1
仕事を休むことが多く なったJ
5
6
名7
.
6
(
,)%1
異動・配置換え・転職と な っ たJ
0
2
名0
.
2
(
,)%1
仕 事 を 辞 め たJ
7
4
1
名(
1
5
l.,)%1
勤 務 時 間 ・ 営 業 時 間 が 減 っ たJ
3
6
名(
6
.
5
,)%1
収入が減ったJ
6
0
1
名9
.
0
1
(
%)であった. 医療費の負担について,負担が重くない/あまり重 くない/やや重い/とても重いと回答したのは,医療 費(保険診療)4
6
1
名9
.
6
1
(
%)
5821 名9
2
(
4
.
%)
7612 名4
.
8
2
(
%に0
2
1
名3
.
2
1
(
%),医療費(自費診療)3
3
名3
(
4
.
%)
178 名0.8( %)/96 名9
.
9
(
%)
164 名(
6
.
6
%),通院にかかる交通費7
6
2
名5
.
7
2
(
%)
4712 名5
2
(
4
.
%)
1148 名2.51( %)/52 名3
.
5
(
%),補装具 な ど の 費 用2
5
名3.5( %)/32 名3.3( %)/32 名 ( 3 . 3 %)/12 名(1.2
%),民間保険料7
5
名8.5( %)19
9
名2.01( %)/99 名2.01( %)/33 名3(4
.
%),民間 療法などの費用8
1
名(1.8 %)
126 名6.2( %)/26 名 ( 2 . 6 %)/25 名5
.
2
(
%),大学病院以外に普段通院し ている医療機関について,1
ある」との回答が5
0
5
名(
5
2
l. %)であった. 考 察 東京女子医大では乳がん・脳腫蕩,杏林大は消化 器がん,帝京大では肺がんが多いなど異なる集団を 対象とした通院手段で東京女子医大では公共交通 機関5
7
(
%に帝京大では徒歩5
2
(
%)の割合が多 かった.就労に関して5
6
-
-
-
-
-
2
6
%の患者で,休職や異 動・転職など何らかの影響があったと回答してい た.大学病院以外に普段通院している医療機関があ る患者は3
5
-
-
-
-
-
1
5
%で,半数以上が在宅での医療や介 護が必要になったときに自宅で過ごしたいと回答し た一方,治療を行った病院での入院継続を希望する 患者が7
1
-
-
-
-
-
1
1
%みられた. 都市部における3
大学病院の多数の患者を対象と した調査により,がん患者の特徴やニーズが明らか になった.担当医は患者の治療について意欲的であ り,患者も治療について概ね前向きであった.がん の種類や年齢,ステージ,治療方法について層別化 することで差異をより明らかにできると考えられ る.また,社会的な課題については居住状態,経済 状態による層別化により特徴を明らかにできる可能 性がある. 3大学以外の医療機関でも患者のニーズ を社会経済状況とともに調査することで医療機関の 特性を類型化したり,ニーズに応じた体制を構築す ることが可能になると考えられた. 一方,調査への協力は回答者の任意によるもので あり,治療に消極的であったり,身体面・心理面の 症状が強い患者においては協力が得られなかった可 能性があり,一部のがん患者の意向が偏って反映さ れているかもしれない.配布を実施した施設や診療 科,担当医の診療領域や体制により,がんの擢患時 期,病期や進行度の差異があると考えられ,一様な 集団ではないことには留意が必要である.治療や時 間経過による治療意欲や症状,生活面の支障などに ついては前向きの観察研究が必要であり,療養支援 による効果を評価するためには介入試験が必要であ り,さらなる研究によって患者のニーズに応じた支 援体制の構築に資すると考えられる. 結 語3
大学病院におけるニーズ調査により,治療や療 養の意向,がん種や病期などの病状に加え,住環境 や家族関係,経済状態などについて包括的に現状を 把握することができた特性を類型化し,ニーズに応じた体制を構築することが可能になると考えられ る. 謝 辞 本研究は,文部科学省事業 がんプロフェッショナル 養成基盤推進プラン「都市型がん医療連携を担う人材の 実践的教育Jの一環として行われた.配布調査にご協力 いただいた患者さんご家族および医療関係者の皆さま に深謝申し上げます. 著者らは,本論文に関連する利益相反はない. 文 献 1 )
r
がんの統計'J51 (がん研究振興財団編入)5102( 2) Rodriguez A M , Mayo NE , Gagnon I:B ndepend 司 e n t srotubirtnoc otllarevo ytilauq lfoefi nielopep w i t h dvanceda .recnac B J Ceracn 801 :)9( -1790 1 8 0 0 ,3012 3
) Hansen DG , Larsen PV , Holm LV e alt :-aicossA t
i o
n between unmet edsne and ytilauq lfoefi cfo-na c e r :stneitap A pdesab-noitalupo .yduts Acta On -c o l o g i c a (25:)2 993-193 , 3012 4
) Akechi T, Okuyama T, Endo C e at:l neitaP 'ts p e r c e i v e d need and lacigolohcysp ssertsid and/or q u a l i t y lfoefi niyraotbluma tsaebr rencac stneitap i n J .napa yoglcoono-hcysP (20:)5 50-5974 , 1102 5
) Holm L V, Hansen DG , Larsen PV e at:l laicoS -ni e q u a l i t y ni rceanc :noitatilibaher A p-noitalupo b a s e d trohoc .yduts Acta acigolocnO (25:)2 22-4104 , 2 0 1 3 6 ) 文部科学省事業 がんプロフェッショナル養成基 盤推進プラン「都市型医療連携を担う人材の実践的 教育プランJ 2601 elbaliavA[ morf .4g-pot/: h/:ptt j p / J 7 ) Common yticixoT airetirC .V ecnarmePofr sutatS S c o r e . 1 9 9 9