東京都目黒区大橋地区付近の上総層群(Kc層)の性状
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(2) 5. 5. 0. 0. -5. -5. -10. -10. 標高 T.P. (m). 標高 T.P. (m). 初期載荷時の変形係数 繰返し載荷時の変形係数 三軸圧縮試験による変形係数. -15 -20. -15 -20. -25. -25. -30. -30. -35 1.8. 1.82. 1.84. 1.86. 1.88. 1.9. 1.92. -35. 1.94. 0. 200. 400. 単位体積重量 (g/cm 3). 600. 800. 1000. 2. 変形係数 (MN/m ). 図 2 単位体積重量の深度分布. 図 3 変形係数の深度分布 粘着力 Ccu (σa - σr )/2 5 0. 800 E = 0.883 E 50 +40.5. -5. 相関係数 0.728. 標高 T.P. (m). 繰返し載荷時の変形係数 E (MN/m 2). 1000. 600. 400. -10 -15 -20 -25. 200. -30 0 0. 200. 400. 600. 800. 1000. -35 0. 三軸圧縮試験による変形係数 E 50 (MN/m 2). 500. 1000. 1500. 2000. 2. 粘着力 Ccu (kN/m ). 図 4 三軸圧縮試験と繰返し載荷時の変形係数の関係. 図 5 粘着力の深度分布. 6. Kc 層内の介在砂層の透水性と地下水圧分布 Kc 層には数 cm∼20cm 程度の細粒砂の介在砂層が存在する。また、火山灰層が混入し電気検層により比抵抗値のピークが認められ たところがあった。この介在砂層などの透水性と地下水圧分布はトンネル工事の施工性に大きな影響を与えるので,介在砂層および 火山灰層に対し現場透水試験を実施した。現場透水試験結果は介在砂層の透水係数は 10-3∼10-4cm/s オーダーで、火山灰層では 10-3∼ 10-5cm/s オーダーであった。平衡水位は T.P.+14.28∼16.96m で、H15-1 から H15-7 に向けて高くなる傾向にある。さらに、Kc 層内の介 在砂層の地下水圧分布は Kc 層上部から T.P.-80m 付近の介在砂層にかけてほぼ静水圧分布にあることがわかった。 なお、Kc 層の上位には東京礫層が分布しており、今回の Kc 層の地下水調査時に東京礫層の現場透水試験を実施した結果、東京礫 層の透水係数として 10-2∼10-3cm/s オーダーが得られた。 7. おわりに 建造物の支持面より深い大深度地下の土質の力学的性質についての情報は比較的少ないのが現状である。東京付近の土質データベ ースである「東京都総合地盤図(II)山の手・北多摩地区(東京都土木研究所 平成2年) 」には Kc 層の物性の平均値として、単位体積 重量 1.83 g/cm3,一軸圧縮強度 1246kN/m2、変形係数 183 MN/m2 とある。今回実施した土質試験結果と比較すると、単位体積重量には 大きな差は無く,せん断強度は一軸圧縮強度換算で 1795kN/m2 であり約 1.4 倍となっている。また、地盤図にある変形係数は今回行っ た孔内水平載荷試験の初期載荷時の変形係数の平均値にほぼ等しいことがわかった。 今回の Kc 層の調査結果が大深度地下の土質情報の蓄積となり同様な工事の計画に参考となれば幸いである。. - 56 -.
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