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形態実験=多層輪転運動跡(2)

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Academic year: 2021

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(1)Title. 形態実験=多層輪転運動跡(2). Author(s). 今井, 憲一. Citation. 北海道教育大学紀要. 第一部. C, 教育科学編, 25(2): 85-100. Issue Date. 1975-02. URL. http://s-ir.sap.hokkyodai.ac.jp/dspace/handle/123456789/4688. Rights. Hokkaido University of Education.

(2) . 今井憲一:多層輪転運動多点跡形態. 形態実験=多層輪転運動跡(2) 今. 1. 井. 憲. 多層 輪 転 運 動多 点跡 形態 につ い て. 多層にした実際の輪転運動は、 輪転速度、 輪転方向、 半径などの関連によって、 多種多様の形態. を 出 現 さ せ る。. 一定時間に、 1回転、 2回転、 4回転、 6回転、 8回転の輪転速度を与えた5種類の実験用機器 を準備し、 最下層輪転速度を1回転、 輪転方向を右回転と定めた場合、 それと残り4種類の輪転速 度とを 組 み合わ せ て で き る2層 お よび 3 層 の 輪 転 運 動 単 点 跡 形態 につ いて は、 す でに 試 み た。 そ こ. に 示さ れた のは、 多 層 輪 転 運動 に お け る 形態 が、 常に 変 化 し な が ら連 綿と して い る 状態 であ っ た。. こ の、 つ ぎ つ ぎに 変 化 しな が ら続 い て い る 形 態群 は、 どの 形 態 が 必要 であ り、 ま た、 どれ が 不 必要. かという選択の問題としてよりも、 絶え間なく形態が移り変わっていく 動的な空間の現示として、. 受取 るべ きも の であ る。 した が っ て、 こ れま で に 試み た 単点 跡形 態 の 作成 は、 こ のよ う な 連 続 的 形 態 変化 の 中 から、 一 定間 隔を 置 い て、 断続 的にそ の一 部 分を と り だ したこ とに す ぎな い。. しかし、 いま、 同様の方法によっ て、 僅差間隔の多数断続の尺度を設けると、 この動的な空間か ら、 連続的な変化を示す多数の形態をとり出し得 るはずである。 ここに言う 多 点跡形態とは、 基本 的には単点跡形態の作成方法に依 拠 しながら、 多層輪転運動に対して多数の僅差等間隔断続を行っ た と きに 得 ら れる ひ と つ ひと つ の 曲 線 形態 を、 合 成 して でき る形 態 を 意味 して い る。 つ ぎに、 多 点 跡形 態 の 作成過 程 を 記 し、 こ れま でに 得た形 態 を 図 示 し た い。. 2. 多点 跡形 態 作成 過 程. ⑭多点光源の設定 多点跡形態作成のための具体的方途は、 ふたつ考えられる。 ひとつは、 単点跡形態作成の際に取 扱った単点光源を用いて、 単点設定位置を順次に僅差移動させ、 その都度曲線形態を記録していき、 これを合成する方法である。 ふたつめは、 あらかじめ点の僅差移動基準、 すなわち連続 的に変化 し て ・る形 態を断 続 し て抽 出 す る間 隔を 定 め. 、 これ を もと に 多点 光 源を 製 作 し、 そ れ を用 い てつ ぎつ. ぎに変化する多数の形態の記録と合成・ を一挙に完了する方法である。. ところで、 前者の方法では、 単点光源の正確な僅差移動のため、 極めて精密な移動機構があらた に必要であるが、 後者の方法では、 事前に所定の間隔で多数の小点を並列させた多点版を製作し、 これを簡単な構造の光源器に装着するだけで、 常に精確な小点間隔が得られる。 この試みでは、 後 者の方法を採用 したが、 製作した多点光源は、 点間隔3%、 小点直窪め 例脇で5 0個直列状態のもので .. あ る。. さて、 すでに紹介 した単点跡形態群には、 単点光源を3層 目輪転運動の半径6 0%に位置づけた場. 合 の 形態 も示 し た が、 そ れ らは、 い うま で も なく 形 態 変 化を 4 段 階で 示 した もの で あ っ た。 こ の連. 続的変化 形態は、 まず、 1層目の半径1 5%‐ 2層目の半径1 5%ム 3層目の半径6 0% (単点光源設定 位置) からはじまり、 順次右へ移るにしたがって、 1層目および2層目の半径が3 0%、 4 0% 5%、 6 85.

(3) . 今井憲一:多層輪転運動多点跡形態 0%に終始固定 して得たものであっ と等差で増加していくが、 3層目に装着する単 点光源は、 半径6 た。 しか し、 それ らの 単 点跡 形態 が一 そ れ ぞ れ の段 階 で あらわ れ ると き の 単点 光 源の 前後 には、 実. 際に多数の形態が連鎖的に発生していると考えられる。 多点跡形態の作成とは、 端的に言えば、 こ の多数連鎖の形態を、 多点光源を用い、 通常の写真撮影法によって記録することである。 0個直列でできている多点光源を、 最上層輪転運動に装着す る そこで、 前記した3%間隔、 小点5 位置は、 次項◎で述べる半径移動段階設定との関連から、 多点光源の両端点を結ぶ直線の中心を、 半径7 5%に合致させて固定した。. ⑬半径移動段階の設定. 綿 残 3 0 5 5%ごとの等差と し、 0%、 1 2層および3層輪転運動単点跡形態作成では、 半径移動を1 た %か 1 5 これを除い 点または円となるので 0%の場合は結果的に 0%の5段階を設け 5%6 %、 4 、 、 ら の4 段 階 につ いて 試 み た。 しか し、 多点 跡 形態 で は、 それが、 集積 曲 線 の状 態 に なる こ と が予 想 さ れる ので、 形 態 の変 化 を 一 層 明瞭 にす る た め、 更 に75% の段 階を 加 え て6 段 階 と した が、 半径 0. 5%までの5段階と し %では同心円となるから、 これを除いて使用する半径移動段階は15%から7 た。. 5%の位置に固定したのは、 この多点跡形態半 なお、 多点光源の中心を、 .最上層輪転運動 の半径7 径移動段階の最長段階を用いたためである。. ◎ 多点跡形態の記録順序. 単点跡形態作成の際には、 2層輪転運動から記録を開始したが、 多点跡形態作成では、 つぎに述. べ る理 由に よ っ て、 3 層輪 転 運動 か ら 行 っ た。. すなわち、 単点跡形態ですでにあきらかなように、 3層輪転運動では、 複雑な曲線形態が生じて. い る ので、 これに もと づい て で き る多 点 跡形 態 にお い て は、 集 積 曲線 の 重 複 が 避 け られ な い。 も し、. 集積曲線の多重化が、 結果と して単なる面 状を呈するとすれば、 多点を設けた意図は達成できない ことになる。 したがって、 まず、 3層輪転運動において、 多点跡形態が明確な集積曲線状態を呈す るか否かを、 最初に確認しなければならないからである。 更に、 多点跡形態は、 単点跡形態と同 じ く、 実際の尺度が極 度に縮少 した状態で感光膜に記録されるので、 この記 録原寸で形態形成の要因 と な っ てい る多 数 の細線 が明 視で き る か 否 かを 判 断す る た めに も、 は じめ に 複 雑 な 運動 の ものか ら. 記録する必要があると考えたのである。. しか し、 3 層 お よ び2層 輪 転 運 動に お け る 系 統と そ の 系統 の 中 での 輪 転 方 向 の組 み立 て の違い に. 種の順序に したがっ た。 よる種類の順序は、 単点跡形態を図示した系←峨. 3 多 点跡形態 の図示 にあた って ⑭図 示 基 準 に つ い て 2系統 一 犯種 4 0個)、 3層では] これまでに作成 した多点跡形態は、 2層では4系統 一 8種 ( α40個) の、 合計1 6系統 - 5 6種(280個) であるが、 これらの形態群の本稿における図示基準は、. つ ぎの よう に し た。. ◎得られた形態群、 特に各系統のなかでの輪転方向の組み立て方の異なる種類のそれぞれにあらわ. れ て い る 連 続 的に変 化 す る形 態は、 相 互 に密 接 な関係 を も っ て い る か ら、 こ の連 続 性を 重 視す る。 した が っ て、 特 定 の 形態を 選 択 して、 そ の 形 態 にか ぎっ て拡 大や 縮少 は しない。 つ まり、 す べ て の. 形態は同等の重要度をもっていると考えられるので、 そ の表示尺度は同尺度とし、 記録原寸とする。 ◎半径移動5段階における5個の形態変化を並列するに際しては、 輪転運動中心軸に最も接近して いる場合の形態を左端に位置づけ、 順次、 形態の変化を右方向に示していく。 86.

(4) . 今井憲-:多層輪転運動多点跡形態. ◎輪転速度と多層状態および輪転方向は、 数字としるしによって簡略に表示する。 ◎上下にとなり合っ ている異系統および異種は、 区分線で分離する。 そのため巽系統区分には太罫 異種区分には細罫を用いる。. ◎同系統または異系統のあいだに類似形態がみられる場合、 いづれかを残す。 しかし、 3層多点跡 形態 につ いて は、 12系統 を確 保す る よ うに す る。. ◎5個の連続的に変化する形態の表示基本面積は、 5 0%× 230 % と・し、 これ を 単位 面積と す る。 ◎単位面積に表示する5個の形態は、 記録原寸の状態ですでに半径の長短が形態 の ′大小となってあ ら わ れ て い る の で、 単位 面 積 を 漸増 的 に5 分割 し、 こ の細分 割 面 の 中 心 に そ れ ぞれ の形 態 の中 心 を 位置 さ せ る。. ◎形態群の図示は、 無彩色で行い、 地を白、 図を黒と, する。 ⑮類 似 形 態 16系統 一 56種 (280個) の 形態 群 の なか に は類 似 形態 がみら れた が、 そ れを 整 理す る と 次 の よ. うで あ っ た。. 8 ・6. 6. ◎ ’I ・6. ・8. ・4. 04. ③. 4. 2. 6. 8. 2. ・4. 6. 8. ・8. 6 ・6. 8. ・8. 2. 4. 4. 4. 6. 02. 02. ・2. 02. 2 02. 2. ’ I. 1. , 1 ’ 1. ’ 1. ’ I. 1 ’ 1 ’1 ’ I. 1 ’「. ⑦. 8. ・8. 2. 02. 4. ・4. 6. 06. 6. 6. ・6. 8. ・8. 8. ・8. 8. ・8. 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1 ’ 1. ⑳. ⑲. ⑭. 2. ◎. 8. 0 6. ・8. 4. 6. ・4. 4. 6. ・6. ・8. 1 ’ l. 1. .4. ④. ⑪. ⑲. ’. 「. ⑳. 1 ’ I. ⑳. ⑮. ※表中の○印内数字のものは図示 したものの連続番号をあらわす。 こ れらの類 似 形 態 に つい て は、 前 項④ の 図 示 基 準 に した が っ て 残 す べき も のを 定め たが それ は 、 、. 3層多点跡形態を1 2系統に亘 って図示し得るよう配慮したことである。. 4. 2層、 3層輪転運動多点跡態図示 - 一 別図. 前項3 に もと づい て 図 示 した多 点 跡形 態 は 別 図の も のであ るが、 こ こに は、 2層 多 点 跡形態 は 4 系統‐8種 ( 4 0個) のうち、 3系統‐6種 ( 3 0個) 、 3層多点跡形態は1 2系統一畑種 (240イ回 の うち、 12系統 -30種 (150個) の合 わ せ て15系統 ‐36種 ( 180個) の形 態 群 を 示 し た。. なお、 図中、 左端の数字は、 下から一層目の輪転数、 2層目の輪転数、 3層目の輪転数をあらわ. し て い る。. 5. 多 点跡 形態の 特質. こ れま でに得 た多 点 跡 形態 に は、 単 点 跡 形態 と 同 様 の 特 質 がみ られ る。 それは いづ れ の形態 も 、 明 確な対 称 性を 有 している こ と であ る が、 こ れは、 連 鎖 的に 変化 してい る 曲線 形態 が 個々 の 状態 、. で常に対称であることに起因 している。 しかし、 多点 跡形態独自の特質は、 高密度の集積曲線形態 を 呈 しな が ら、 同心 円 状か ら 次 第に 予 期 しな い形 態 へ 変 化し てい ること で あ る ま た 集 積 曲 線 の 。 、. 重復の疎密によってできる濃度変化は、 形態に視覚的立体性を与え、 更に多数の細線の重復が 干 、 渉紋様発生の原因と なるなど、 均質線の集合と重復 が生み出す特長を著しく含んだものとなってい る。. 87.

(5) . 今井憲一:多層輪転運動多点跡形態 (本 学 助 教 授・ 函館分 校). 88.

(6) ①. 2 T. ②. .2. I. ③. 4. ・印 は、 左回転を示す。.

(7) . 8. ④ .4. ⑥ 6. ⑥. ・6. ●印は、 左回転を示す。.

(8) . ⑦. 4 2. ⑨. 4 ・2. ⑨. i ー . . ・印は、 左回転を示す。. 麗 繊 ミ 護 養 聡 〆 煽ぎ . .

(9) . . 暮. . . . 醜悪≦. 議 ‐ 喝圃 圃 鱒 題. . . ソ 電 離 欝 圏 . . . . . . 幕 ぎ .. 緊ー. . . 瀞-. . 簿. ◎ 92. の 1十. ◎. ①--. ⑱. fNI- ?.

(10) ⑱ 8 2. 灘. ⑭ ・8. 2. ⑮ 2 ・4. ●印は、 左回転を示す。.

(11) ・2. 4. ⑰ .2 ・4. ⑬. 6 ・4. ・印は、 左回転を示す。.

(12) .印は、 左回転を 示す。.

(13) . 96. . ◎. モト. ⑯. の 一 1 1 『.

(14) ⑩. .2 .6. ⑳. 4 平. ⑰ の4. 6. ・印は、 左回転を示す。.

(15) . 圭三\. . . : ノ. . . . に さ謎. . . . . ● i” -. . . . . ・ ‐ - - .. . . . . 滋. 誓. . . -′ ′. 」. 灘 ⑩ 98. 構 ゞM一. ⑬. の l l ← f. ⑩. . . の 1 ー ヤ.

(16) . ⑰. ⑫ ・2. 8. 鞭. ⑬ 蕪滋- \\. ・8. I. ◆ . . . ●印は、 左回転を示す。. .

(17) ー o o. ⑭ ” - . ー. ⑮ 6 ヰ. ⑩ 唯 一 ÷. ● 印は、 左回転を示す。.

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参照

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