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知的障害特別支援学級 国語科学習指導案
指導者 〇〇〇 ○○〇 1 単元名 読んでつくろう たのしいおもちゃ 2 指導観 3 目標 言 葉 と 体 験 を つ な げ る 活 動 ○このような単元で(単元観) 本単元は、生活単元学習「はっけん く ふう おもちゃづくり」と関連させた国語 科の学習である。説明書を読んでおもちゃ を作る中で、文や文章を確かに読む力をつ けることをねらいとしている。本単元の主 な学習は、説明カードに書かれた文や文章 の意味を読み取り動作化することである。 学校生活を楽しくするためのおもちゃ作り を通して、身近なものや基本的な動作を表 す言葉や文に触れ、語彙を広げたり、理解 を深め正しく活用したりすることができる と考える。 獲得させたい言葉としては、「ぬる」「切 る」「うらがえす」「のせる」「はる」「通 す」などの「作る」に関する言葉を挙げて いる。児童の好きな活動から言葉を結びつ けることは、言葉を獲得する上で意義があ る。このことは、児童にとって自信につな がり、好きな活動がもっと楽しくなり、児 童の生活を豊かにするであろう。また、言 葉を獲得することで、生活の上で大切な要 求を出しやすくなるであろう。児童の社会 性を伸ばす上でも意義があると考える。 ○このような手立てで(方法観) 本単元では、「手作りおもちゃを作るために説 明書を読む学習活動を通して、『ぬる』『切る』 『うらがえす』『のせる』『はる』『通す』など の『作る』に関する言葉を正しく動作化すること ができる」という到達目標の達成に向け、以下の ような言語活動の工夫を行う。 まず、教師の手作りおもちゃを提示すること で、おもちゃ作りへの関心をもたせる。手作りお もちゃを作って1年生に紹介することを児童に 知らせることで、学習意欲を高める。 次に、集中して少しずつ読み進めていけるよう に、説明書を一文ずつ提示する。一文読んだら、 書いてある内容を言葉で話させたり、操作したり して表現させることにより、言葉と動作を確実に 結び付けられるようにする。そしてそこまでの過 程を作るようにする。その活動は集中力を持続さ せる上でも重要である。また、読みの手助けとし て写真と照応させる。最後の文を読んで作ると、 おもちゃが完成することになる。出来上がったお もちゃで遊び、よかったところをほめ、達成感を 味わわせ、自信につなげていきたい。 最後に、1年生に紹介することで、読んで作っ たことへの喜びを味わわせるとともに、人に伝え ることの楽しさに触れさせたい。 ○このような子どもだから(児童観) 本学級は、2学年1名が在籍する。質問するとそのままの言葉で返答することがある。平仮名と片仮名 の読み書きはできる。漢字に関しては興味関心のあるものは覚えている。読むことに関しては、短文の中 から単語を見つけて読もうとしている。3語文程度の短文では、「だれが~しましたか?」などの慣れた 質問ならば答えることができる。物の名前や動きの言葉などを覚えるのは好きだが、違う問われ方をする と答えられず、言葉を十分に自分のものにしているとは言えない。視覚的な手がかりがあると意味理解が 進みやすい。読書に関しては、1年生のころは自分で読むよりも読み聞かせが多かったが、2年生になっ て、自分で好きな絵本を選んで読むことができるようになった。好きな絵本は、何度でも手に取り読もう とする。学習への取り組みには差があり、興味のないことに活動を長く続けることができない。切ったり 貼ったりする工作やお気に入りのキャラクターの色塗りは大好きで集中して活動することができる。 ○ 手作りおもちゃの作り方や遊び方が書いてある説明書を読もうとする。 (関心・意欲・態度) ◎ 手作りおもちゃを作るために説明書を読む学習活動を通して、「ぬる」「切る」「うらがえす」「の せる」「はる」「通す」などの「作る」に関する言葉を正しく動作化することができる。 (読む) ○ 「ぬる」「切る」「うらがえす」「のせる」「はる」「通す」などの「作る」に関する言葉が分かり 正しく書くことができる。 (言語についての知識・理解・技能)2 4 評価規準 5 単元計画及び評価計画(総時数 8時間) 配時 主な学習活動 教師の支援 評価規準【評価方法】 1 1 題名を読んで課題をつ かむ。 2 全文の範読を聞く。 3 手作りおもちゃを作っ て1年生に紹介すること を知り学習の見通しをも つ。 ○教師が作った手作りおもちゃ(登り人 形)を提示する。 ○児童が興味関心を持つように、児童が好 きなキャラクターの登り人形を用意して おく。 ○登り人形を作るために説明書を読む学 習をすること、完成したら 1 年生に紹介す ることを話す。 ・手作りおもちゃを作 って1年生に紹介 することを知り、意 欲をもつ。 【関-①】(観察・発 言) 2 1 前時学習を想起し、本時 の学習の目あてをつかむ。 2 学習の見通しをもつ。 3 説明書に従って作る。 4 本時学習のまとめをす る。 ○掲示物から前時学習を想起させ、本時学 習のめあてをつかませる。 ○学習予定表を提示する。 ○集中して少しずつ読み進めていけるよ うに一文ずつ提示する。 ○「ぬる」の意味理解を図るために同じ言 葉で違う材料や道具で操作する活動を 仕組む。 ・「ぬる」を正しく動 作化している。 【読-①】(観察・発 言) 3 1 前時学習を想起し、本時 の学習の目あてをつかむ。 2 学習の見通しをもつ。 3 説明書に従って作る。 4 本時学習のまとめをす る。 ○掲示物から前時学習を想起させ、本時学 習のめあてをつかませる。 ○学習予定表を提示する。 ○集中して少しずつ読み進めていけるよ うに一文ずつ提示する。 ○「切る」の意味理解を図るために同じ言 葉で違う材料や道具で操作する活動を 仕組む。 ・「切る」を正しく動 作化している。 【読-①】(観察・発 言) 関心・意欲・態度 読む能力 言語についての知識・理解・技能 ① 作り方が書いてある説明 書を読もうとしている。 ① 「ぬる」「切る」「うらがえ す」「のせる」「はる」「通 す」などの「作る」に関する 言葉を正しく動作化してい る。 ①「ぬる」「切る」「うらがえす」「の せる」「はる」「通す」などの「作 る」に関する言葉が分かり正しく書 いている。 単元の目あて ○アニメキャラクターの のぼり人形を 作るためにせつめい書を読もう。 めあて 「切る」でアニメキャラクターを作ろう。 めあて 「ぬる」でアニメキャラクターを作ろう。
3 4 1 前時学習を想起し、本時 の学習の目あてをつかむ。 2 学習の見通しをもつ。 3 説明書に従って作る。 4 本時学習のまとめをす る。 ○掲示物から前時学習を想起させ、本時学 習のめあてをつかませる。 ○学習予定表を提示する。 ○集中して少しずつ読み進めていけるよ うに一文ずつ提示する。 ○「うらがえす」「のせる」の意味理解を 図るために同じ言葉で違う材料や道具 で操作する活動を仕組む。 ・「うらがえす」「の せる」を正しく動作化 している。 【読-①】(観察・発 言) 5 ( 本 時 ) 1 前時学習を想起し、本時 の学習の目あてをつかむ。 2 学習の見通しをもつ。 3 説明書に従って作る。 4 出来上がった登り人形 で遊ぶ。 5 本時学習のまとめをす る。 ○掲示物から前時学習を想起させ、本時学 習のめあてをつかませる。 ○学習予定表を提示する。 ○集中して少しずつ読み進めていけるよ うに一文ずつ提示する。 ○「はる」「通す」の意味理解を図るため に同じ言葉で違う材料や道具で操作す る活動を仕組む。 ・「はる」「通す」を 正しく動作化してい る。 【読-①】(観察・発 言) 6 ・ 7 ・ 8 1 学習の目あてをつかむ。 2 作ったおもちゃを紹介 する文を書き、練習する。 3 「作る」に関する言葉を 整理して、学習を振り返 る。 ○掲示物から前時学習を想起させ、本時学 習のめあてをつかませる。 ○手順カードや写真などから、作ったこと や遊んだことを順々に思い出させなが ら、ワークシートの空欄に言葉を書きこ ませる。 ○説明しながらやってみせることができ るよう、練習させる。 ○作り上げた作品や説明書やワークシー トから活動を「作る」に関する言葉と結 んで学習を振り返らせる。 ・学習した「作る」に 関する言葉を使って おもちゃの紹介をす ることができる。 【言-①】(観察・発 言) 6 本時 平成○年◯月〇〇日(○曜日) 〇校時 (1) 主眼 「 に を ~する」の文型を使って、材料や道具を選ぶことを通して、「はる」 「通す」を正しく動作化できるようにする。 (2)準備 登り人形の作り方の文と写真(掲示用)、児童用説明カード、児童の作りかけの作品、凧 糸、ストロー、セロハンテープ、割りばし 「はる」に使うもの…シール、ビニールテープ、冷えピタ、絵、絆創膏など 「通す」に使うもの…ひも、モール、針金、リング、ビーズ、カード、おはじき、鈴など めあて 「はる」と「通す」でアニメキャラクターを作ろう。 めあて おもちゃのしょうかいのれんしゅうをしよう。 めあて 「うらがえす」と「のせる」でアニメキャラクターを作ろ う。
4 (3)展開( 5/8 ) 学 習 活 動 教 師 の 支 援 1 前時学習を想起し、本時の学習のめあてをつ かむ。 (1)前時のおもちゃ作りについて想起する。 ・作り方⑤までできたことを想起する。 (2)教師の作品を見て本時のめあてをつかむ。 2 学習の見通しをもつ。 (1)学習の進め方について見通しをもつ。 順序 ① 用意するものを確かめる。 ② せつめい書を読んで作る。 ③ あそぶ ④ まとめ ⑤ ふりかえりとかんそう 3 説明書に従って作る。 (1)用意するものを確かめる。 ・ストロー ・セロハンテープ ・たこ糸 (2)分割提示された説明書を教師と一緒に音読 する。 「ストローをセロハンテープではる。」 (3)「はる」の動作化をする。 ・こくばんにアニメキャラクターの絵をはる。 ・おでこに冷却シートをはる。 ・ゆびにばんそうこうをはる。 ・じゆうちょうにシールをはる。 ・ペットボトルにビニールテープをはる。 (4)プリントに「はる」を書く。 (5)本文をもう一度読む。 (6)読み取ったところまで作る。 (7)正しくできたか写真で確認する。 (8)分割提示された説明書を教師と一緒に音読 する。 「ストローにたこ糸を通す。」 (9)「通す」の動作化をする。 ・わなげのわにうでを通す。 ・バトンにロープを通す。 ・ビーズにモールを通す。 ・すずにひもを通す。 ・おはじきに毛糸を通す。 (10)プリントに「通す」を書く。 (11)本文をもう一度読む。 (12)読み取ったところまで作る。 ○教師の作品を提示し、登り人形を作って1年生に紹 介するために、説明書を読み取ることを確認する。 ○掲示物から①から⑤までできていることを話し、も う少しで完成しそうだと意欲をもたせる。 ○本時は⑤の状態からスタートし、続きを読んで作る ことを確かめる。 ✿ 前時学習を想起させることで、見通しをもたせ、 安心して学習へ参加できるようにする。 ○学習予定表を提示し、見通しをもたせ、安心して学 習へ参加できるようにする。 ○材料と道具の名前と実物を確かめさせる。 ○材料と道具は、違うものも混ぜておいて、書かれて いるものを選ぶようにする。 ○材料と道具は置く場所を決めておき、教師に「~を ください。」と言ってから持って行くようにし、言葉 で要求をさせる。 ○集中して少しずつ読み進めていけるように一文ず つ提示する。 ○教師と一緒に読んだり後について読ませたりする。 ○「はる」「通す」の意味理解を確実にするために、 同じ言葉で違う材料や道具で操作する活動を仕組 む。 ・ に を はる。 ・ に を 通す。 ○文をしっかり読ませるために、児童用説明カードに は説明文のみ表記し、ヒントとなる写真カードは別 に作っておく。 《児童用説明カード》 ○理解が不十分な時は書いてあることの意味を写真 で考えさせてから、言葉や操作等で表現させる。 めあて 「はる」と「通す」でアニメキャラクターを作ろう 。 ⑥ ス ト ロ ー を セ ロ ハ ン テ ー プ で は る 。
5 (13)正しくできたか写真で確認する。 4 出来上がった登り人形で遊ぶ。 5 本時学習のまとめをする。 (1)本時学習で分かったことを確認し、まとめ る。 (2)学習の振り返りをする。 (3)次時への見通しをもつ。 ✿ 手順ごとに正しくできたときにほめ、説明カード にごほうびシールを貼り、やる気を継続させる。 ○遊び方を確かめさせてから遊ばせる。 ○タイマーを使って活動の切り替えができるように する。 ○今日の学習を振り返らせ、教師がやってみせた動作 を「はる」「通す」で答えさせる。 ○ 表情カード「よくわかった」「だいたいわかった」 「むずかしかった」を提示して選ばせ、自己評価さ せる。 ✿ よかったところをほめ、達成感をもたせる。 (評価規準) ・「はる」「通す」を正しく動作化できる。 【読-①】(観察・発言) ⑥ストローをセロハンテープで はる。 ⑦ストローにたこ糸を通す。 まとめ 「はる」と「通す」でアニメキャラクターができる。