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コミュニティ施設の住民管理の研究

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Academic year: 2021

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コ ミュニ テ ィ施 設 の住 民 管 理 の研 究

美代志

Study

on Civic Management

of Community

Facilities

Miyoshi Kikuchi

The civic management system of community facilities is a unique community action

in our country, while there are many difficulties of management and increase of

civic responsivility. Since 1970, this system has spread throughout many cities and

gets excellent results.

This study reports the actual condition on civic management. The contents are as

under :

1. Matteres related to community policy. 2. Facilities types and management

syst-cm. 3. System in civic sectors. 4. System in public sectors. 5. Matteres related to

urbanized society. 1.コ ミ ュ ニ テ ィ づ く り と住 民 管 理 (1)コ ミ ュ ニ テ ィ施 策 と コ ミ ュ ニ テ ィ 施 設 コ ミ ュ ニ テ ィ施 設 の 住 民 管 理 を 理 解 す る た め に は,は じ め に コ ミ ュ ニ テ ィ施 策 に つ い て 述 べ,そ し て,そ の な か で コ ミ ュ ニ テ ィ施 設 の 役 割 が ど の 様 に 位 置 づ け られ て い た の か を 記 し て お く必 要 が あ る. 我 が 国 で コ ミ ュ ニ テ ィづ く りの 活 動 が ス タ ー ト し た の は,昭 和40年 代 後 半 の 時 期 で あ る が,こ の 活 動 は,当 初 行 政 が 首 唱 し て 上 か ら の 呼 び か け に よ っ て は じ ま っ た と こ ろ か ら, 行 政 は コ ミ ュ ニ テ ィ施 策 の 推 進 に 並 々 な ら ぬ 意 欲 を 燃 や した. し か し,コ ミ ュ ニ テ ィ づ く りの 生 命 は,あ く ま で も住 民 主 体 で 行 う こ と で あ る か ら,行 政 に よ る 過 度 の 助 成 の 結 果,お 役 所 丸 抱 え の 官 製 運 動 に な る危 険 を 避 け ね ぽ な ら ず,行 政 の 施 策 と 言 っ て も,そ こ に は 自ず か ら 限 界 が あ っ た.そ こ で,コ ミ ュ ニ テ ィ 施 設 を は じ め と し た 地 域 の 条 件 整 備 は 行 政 が 担 当 し,そ の 施 設 を 利 用 し て ど の 様 な 事 業 や 活 動 を 行 うの か は,住 民 の 主 体 性 に 任 せ る と い う見 解 が 支 持 さ れ た. そ の 結 果,行 政 側 の コ ミsニ テ ィ施 策 は も っ ぱ ら施 設 を 建 設 す る こ と が 主 と な っ て,施 設 先 行 の コ ミ ュ ニ テ ィ行 政 と 言 わ れ た が,こ の 施 設 の 設 計 プ ラ ソ を 利 用 者 で あ る住 民 の 参 加 に よ っ て 策 定 す る こ と に よ り,コ ミ ュ ニ テ ィ づ く りの 実 効 を 上 げ よ う と し た. ま た,コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー,コ ミ ュ ニ テ ィ道 路,公 園,緑 地 の よ う な 施 設 は,外 見 で は 目 に み え な い コ ミ ュ ニ テ ィ と言 う存 在 の 「シ ン ボ ル 」 して の 役 割 を 果 た す よ うに 期 待 され た.そ の シ ソ ボ ル の 役 割 は,建 物 の デ ザ イ ンや 内 装 と外 装 に 工 夫 を こ ら し て,ハ ー ド

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な側 面 を コ ミュニ テ ィ化 し,施 設 に コ ミュ ニ テ ィ風 情 を漂 わ せ る こ とで 表 現 され た. それ と同時 に,施 設 の管 理 ・運営 か ら行政 は手 を引 き住 民 の手 に任 せ る とい うソ フ トの 側 面 の コ ミュ ニテ ィ化 が 目標 とな り,こ こに 住 民 管 理 の観 念 が登 場 す る こ とに な った. そ の後,コ ミュニ テ ィ活動 が盛 ん に な るに つれ て施 設 の機 能 の重 要 性 が 増 した.コ ミュ ニテ ィ活動 は,多 様 な住 民 層 が 多彩 な活 動 を 昼 夜 を選 ば ず に 行 うもの で あ るか ら,そ の た め の場 と して の コ ミュニ テ ィ セ ン タ ーは,何 時 で も,誰 で も,ど の様 な利 用 の仕 方 に も対 応 で き る柔 軟 性 を備 え て い なけ れ ば な ら な い. そ の た め に は,行 政 の硬 直化 した施 設 管 理 規 定 の枠 か ら外 し,住 民 の 自由 な裁 量 に した が う管 理 形 態 に 移 した ほ うが よい とか んが え ら れ た. これ らの理 由に よ り,昭 和40年 代 後 半 か ら コ ミュ ニテ ィ施 設 の住 民 管 理 が始 ま り,既 に 10数 年 を経 過 した 今 日で は,多 彩 で個 性 の あ る管 理 の方 法 が 開 発 され,そ の 評価 も定 着 し て きた.こ の小 論 は,そ の 管 理 形態 の あ り方 に 関す る論 点 の一 端 を紹 介 して い る. (2)コ ミ ュニテ ィ施 設 の 住 民 管理 と は何 か 最 近,住 民 管 理 を は じめ と して 公 共施 設 の 管 理 委 託 が増 大 しつ つ あ る.公 共 施 設 の 管 理 委 託 とは,地 方 自治体 や 国等 の公 共 団 体 が 建 設 した公 の施 設 の管 理 を,そ の公 共 団 体 が 行 うの で は な くて,民 間 の 団体 に委 託 す る こ と を言 うの で あ る.管 理 を委 託 され る側 の民 間 団 体 に は,1)民 間 業 者,2)公 社 ・公 団 の よ うな第3セ ク タ ー,そ して,3)住 民 組 織 の3種 類 の も のが あ り,そ れ ぞれ を 業者 委 託, 第3セ クタ ー委 託,住 民 委 託 とい う. 地 域 の公 共 施 設 の管 理 を,民 間 団体 に委 託 す る と,直 接 管 理 す る場 合 に 比 べ て経 費 が 著 る し く節 約 で き る とこ ろか ら,地 方 行財 政 の 改 革 の必 要 性 が高 ま る と と もに,こ の 「公 設 民 営」 方 式 の管 理 委 託 が増 大 しつ つ あ る.し か し,公 の責 任 と され て きた仕 事 を民 間 団 体 に 委 託 す る こ との是 非 をめ ぐっ ては,自 治 体 の 職 員 団体 を は じめ,市 民 団体 や 学 者 グル ー プ等 の 間 で強 い論 議 が 起 こ って お り,そ うし た 論 議 が,十 分 に尽 くされ な い ま ま,今 日行 政 主 導 に よ る民 間委 託 は どん どん進 行 しつ つ あ る のが 実 情 で あ る. そ の論 点 とな って い る もの の一 つ は,民 間 に委 託 す れ ぽ 行 政 の経 費 は 節 約 で き る と して も,今 度 は業 者 に よる安 か ろ う悪 か ろ うサ ー ビス が お しつけ られ,住 民 が損 害 を被 る と言 うこ とで あ る.ま た一 つ は,行 政 の専 門 性 を 必 要 とす る仕 事 を,民 間 が 代 行 で き る も の で は な く,住 民 サ ー ビ スの 低 下 が 生 じ る と 言 うもの で あ っ た. 自治 省 の 調 査 に よ る と,公 共施 設 の委 託 の 状 況 は,表1に 見 る よ うに 年 々増 加 しつ つ あ る.な か で も委 託 率 の 高 い 施 設 は,民 生 施 設, 体 育 施 設,宿 泊 施 設,会 館,コ ミュ ニ テ ィ施 設 等 で,わ れ わ れ の 身 近 に あ って,日 常 よ く 利 用 され る施 設 が委 託 され て い る こ とが 分 る. と りわ け 委 託 の 率 の高 いの は コ ミュ ニ テ ィ セ ソ タ ーを始 め とす る コ ミュ ニ テ ィ施 設 で あ り,そ の多 くは住 民 委 託 といわ れ て,地 域 住 民 組織 が管 理 す る もの であ る. しか し,住 民 に管 理 を委 託 す る場 合 は,業 者委 託 や 第3セ ク タ ー委 託 とはそ のあ り方 が 異 な るの で,こ れ らを 同列 に扱 う こ とは で き な い. 第 一 に,業 者委 託 で は サ ー ビス の供 給 者 が, 行 政 であ るか 民 間 業 者 で あ るか が問 題 とな る の で あ っ て,ど ち ら の場 合 に して も住 民 は サ ー ビス の受 益 者 に と ど ま る .し か し,住 民委 託 の場 合 で は住 民 は サ ー ビ ス の受 益 者 で あ りヂ ま た供 給 者 と もな る.住 民 が サ ー ビ スの 主 体 と して 登 場 し,自 ら管 理 の 為 の 負 担 を 負 う こ と に 同 意 す る点 が 異 な る.第 二 に,住 民 が 施 設 の 管 理 者 と な り,サ ー ビ ス の 供 給 主 体 とな る こ とで,行 政 の統 制 か ら離 れ,住 民 の ペ ー スに よ っ て,自 らの ニ ー ズ に 柔 軟 に 対 応 した 施 設 運 営 の 展 望 が 開 け る.つ ま り, 住民 の 負担 の増 加 とな らん で受 益 の増 加 が 見 込 まれ る. 第 三 に,住 民 委 託 の対 象 とな る施 設 は,小 .・

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規 模 な もの が 多 く,そ の管 理 に は特 に高 度 の 専 門能 力 を必 要 と しな いか ら,そ れ ほ ど負 担 を感 じな い で も済 む.む しろ,自 分 た ち の使 う施設 を 自分 た ち の 手 で管 理 す る こ とは,住 民 自治 の 本 来 の あ り方 に 沿 うもの で あ るか ら, 「自主管 理 」 は 望 ま しい 行為 だ とい え るの で あ る. 2.管 理 委 託 の 形 態 と施 設 の タイ プ (1)管 理 委託 の 形態 施 設 の 管 理 委 託 に は2つ の 面 が あ る.第1 は,施 設 のハ ー ド面 の管 理 を委 託 す る こ とで, 第2は,施 設 の ソフ ト面 の運 営 を委 託 す る も の で あ る. ハ ー ド面 の管 理 委 託 とは,施 設 本体 の維 持 ・開 閉館 ・掃 除 ・夜 間見 回 り,お よび機 械 類 の 操作 ・点 検 等 の作 業 を委 託 す る もの で あ る. ソ フ ト面 の運 営 委 託 は,各 種 事 業 の 実 施, 利 用 者 へ の 各種 サ ー ビ スの提 供,利 用 者 の 受 付 ・指導 ・監督 等 の事 業 を委 託 す る. そ して,住 民 へ の管 理委 託 と言 う時 に は, こ の 二 つ の 面 を 全 て 委 託 す る 「全 面 委 託 」 か ら,そ の1部 を委 託 す るに す ぎな い 「1部 委 託 」 ま で幾 つ か の段 階 が あ り,1部 委 託 と い う時 は,残 りの部 分 は行 政 に よ る 「直 接 管 理 」 の下 に お かれ る こ とに な る. 表1都 市 における委託の実施率(公 の施設) 自治省調査 事 務 事 業 名 55年3月 57年10月 事 務 事 業 名 55年3月 57年10月 全 市 的 な 公 の 施 設 民 生 施 設 保 育 所 母 子 寮 養 護 老 人 ホ ー ム 老 人 福 祉 セ ン タ ー 老 人 憩 の 家 福 祉 会 館 児 童 館 計 2.60 6,3 5.3 31.5 45.3 21.8 23.5 11.7 2.8% 11.4 7.8 35.7 ,;. 33.6 23.0 14.7 全 市 的 な 公 の 施 設 社 会 教 育 施 設 博 物 館 資 料 館 小 ・中学校 施設の開放 計 0.6io 9.? 14.2 12.4 2.5% 12.4 21.7 19.5 宿 泊 施 設 国 民 宿 舎 そ の 他 の 宿 泊 施 設 計 34.4 22.6 26.6 43.3 35.6 38.0 公 園 公 園 児 童 公 園 計 2.2 2.0 2.0 6.4 7。2 7.0 衛 生 施 設 し 尿 処 理 施 設 ご み 処 理 施 設 下 水 終 末 処 理 場 公 衆 便 所 健 康 セ ソ タ ー 計 6.0 5.4 7.9 3.5 1.3 4.0 6.6 5.6 11.6 15.6 5.7 13.9 会 館 市 民 会 館 ・公 会 堂 文 化 セ ン タ ー 勤 労 会 館 婦 人 会 館 計 5.7 8.4 15.5 4.7 7.2 12.6 19.2 24.4 is.1 15.3 体 育 施 設 体 育 館 陸 上 競 技 場 プ ー ル 野 球 場 武 道 場 キ ャ ソ プ 場 計 4.6 6.3 17.0 4.3 10.5 is.s 9.0 13.0 12.4 18.6 7.4 19.1 26.4 14.0 診 療 施 設 病 院 診 療 所 計 0.6 8.7 6.3 2.9 21.8 14.2 夛 ; T 施 設 地 区 公 民 館 地 区 図 書 館 コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ー 集 会 所 計 5.8 1.0 23.7 24.8 is.o 22.9 7.5 40.6 43.8 37.5 社会 教育 施設 中 央 公 民 館 勤 労 青 少 年 ホ ー ム 青 年 の家 ・自然 の家 中 央 図 書 館 0.7 6.7 4.6 0.6 0.7 9.6 7.2 0.2 合 計 6.1 1s:s (注)1.地 区公民館 とは,社 会教育法第21条 の規定 に より設置 した公民館で,主 として地域住民の利用に供す るもの をい う. 2.地 区図書館 とは,図 書館法 第2条 の規定 に より設置 した 図書館で,主 と して地域住民の利用に供す るものを い う. 3.委 託の実施率は管理運営 の全部 を委託 している施設数 を施設の総数で除 して得た ものであ る.

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とこ ろ で,管 理 面 の1部 委 託 とは,施 設 の 管 理 を特 定 の時 間 帯 に か ぎ って,た とえば 昼 間 のみ,夜 間 の み,休 日のみ 委 託 した り,特 定 の スペ ー スや フ ロ ア ーに ぎ っ て管 理 を委 託 す る もの で あ る.ま た,運 営 面 の1部 委 託 と は,例 え ば,図 書貸 出 サ ー ビスだ け を住 民 に 委 託 す る よ うな場 合 で あ る.当 然 の こ とな が ら住 民 の 力が 及 ぶ 範 囲 もそ の時 間帯 や 空 間 , 事 業 に限 られ る こ と にな る. 従 っ て,管 理 委 託 の 方 法 に は,全 面 的 な 「自主 管 理 」 の段 階 か らハ ー ド面 に限 定 され た 「下 請 け 管 理 」 に いた る まで,い くつ か の 段 階 に分 れ,前 者 か ら後 者 に 行 くに した が っ て,住 民 主 導 か ら行 政 主 導 に 移 って い く. (2)委 託 の 背 後 に あ る条件 さて,行 政 サ イ ドが ハ ー ドと ソ フ トの管 理 と運 営 の権 限 を,ど の範 囲 まで 庄民 に委 ね る か,逆 に 住 民 サ イ ドが ど こま で委 託 を 引 き受 け る こ とに 同 意 す るの か,こ の範 囲 を左 右 す る条 件 は4つ あ る. 第1は,施 設 の特 性.ま ず,施 設 規 模 が 問 題 で あ る.大 規模 の もの ほ ど素 人 の住 民 の 力 で は 管理 が難 し くな る.し か し,事 業 の 運営 は,相 当大 規 模 で も素 人 で 出来 る もの が あ る. つ ぎ に,施 設 の複 合 機 能 が 問題 とな る .い く つ もの単 一一目的 施設 を併 設 した複 合 機 能 施 設 では,一 般 開 放 部分 が制 限 され た り9行 政 側 の各 セ ク シ ョンの管 理権 が錯 綜 し,住 民 に よ る管 理 は難 しい. 第2は,コ ミュニ テ ィの成 熟 度.受 け皿 に な る地 域 住 民 組 織 が どれ だ け 確 立 して い るか, 住 民 に どれ だけ 管 理 能 力 が 備 って い るか が問 題 とな る. 第3は,行 政 サ イ ドの 事 情.行 政 側 が どれ だ け コ ミュ ニ テ ィ事 業 に 習熟 して い るか も問 題 で あ る. 第4は,以 上 の根 底 に地 域 社 会 と して の成 熟 度,つ ま り都 市 的 生 活 様 式 の浸 透 と都 市 型 社 会 へ の移 行 の程 度 とい う問 題 が 横 た わ って い る. (3)地 域 の施 設 の タ イ プ 地 域 施 設 に は,3つ の タイ プ が あ る.第1 は,広 域 大 規模 施 設 で あ り,こ れ は 町 の 中央 部 分 に 建設 され た 市民 セ ソタ ーや 文 化 セ ンタ ー の よ うに,全 市 民 を利 用 対 象者 と し,建 物 は 地 上5階 とか10階 に達す る大 規模 の もので あ る.こ う した 施 設 は,各 種 の理 由 に よ り住 民 管 理 には 不 向 きな の で,行 政 が 直 接 管理 す る直 営 方 式 が と られ る. 第2は,「 中間 施 設 」 とい うべ き 中 域 中 規 模 施 設 で あ る.町 の なか を学 区 の よ うな い く つ か の 中規 模 地 域 に分 割 し,そ の 地 域 単 位 ご と に コ ミュ ニ テ ィ施 設 を建 設 す る場 合 であ る. そ して,こ の類 の施 設 は,各 種 の 理 由 で住 民 組 織 に委 託 され,公 設 民 営 方 式 が と られ て い る. 第3は,町 内会 の よ うな小 さ な地 域 単 位 ご とに お かれ て い る地 元 集 会 施 設 が あ る.こ の 種 の施 設 は,も とも と地 元 の住 民 が 自分 た ち で建 設 し,管 理 し,利 用 して きた もの が 多 く, これ は民 設 民 営 方 式 の施 設 と言 え る . 今 述 べ た よ うに,公 設 民 営 シ ス テ ム が 一 番 普 及 して い る の は,第2の 中 間 施 設 タ イ プ な の で あ る が,最 近 は 他 の2つ の タ イ プ の 施 設 に も適 用 され る よ うに な った.第1の 大 規模 施 設 の 場合 で は,管 理 に あた る住 民 組 織 を強 化 し,あ らか じめ 小規 模 施 設 で経 験 を 積 ん で,力 の あ る組 織 に育 てた 上 で 委 託 す る 例 が で て きて い る.ま た.大 規 模 地 域 施設 で は,特 定 の業 務 や フ ロ ア ーに か ぎ り委 託 す る 「1部 委 託 」 が 行 われ る こ とが あ る.ま た, 住 民 の側 で も小 規模 な もの よ り,大 規 模 な施 設 の 管 理 に か え って魅 力 を感 じ,食 指 が 動 く 場 合 が あ る. 第3の 地 元 集 会 施 設 の場 合 で は,行 政 が新 し く建 設 す る と,そ の 管 理 は 当 然 の よ うに 住 民 委 託 に な る.こ の様 に 住 民 管 理 は あ ら ゆ る規模 の施 設 に広 が りつつ あ る と い え る. 3.地 域 に お け る住 民 の管 理 体 制 (1)住 民 サ イ ドの メ リ ッ ト 住 民 管 理 に よ っ て 得 ら れ る住 民 サ イ ドの メ 一101一

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リッ トと して は,次 の4つ を あげ る こ とが で き る. 1)活 動 と利 用 の便 の増 加 … … 多 目的 施 設 を 住 民 が 自 由 に管 理 で き る結 果,何 時 で も,誰 で も,気 軽 に,の び の び利 用 で き る よ うに な る.施 設 を開 放 化 し,柔 軟 化 す る こ とで,都 市 の多 様 で 異 質 の ニ ー ズ に対 応 す る道 が 開 か れ た の で あ る. 2)住 民 の 交 流 の 拡 大 … … 以前 は遠 隔 地 の施 設 を 利 用 して い た サ ー クルが 地 域 内 のセ ソ タ ーを 使 うよ うにな った結 果,諸 活 動 の地 域 集 積 が進 む.ま た,施 設 を 利用 す る異 年 齢,異 階層,異 地 域 の住 民 の交 流 が で き て きた. 3)自 治 と参 加 の 強化 … …管 理 ・運 営 ・事 業 を め ぐる新 しい 連 帯 の形 成,受 益 者 負 担 意 識 の形 成 と と もに,そ の裏 に は余 分 な税 は 払 わ な い とい う意 識,小 さな政 府 が 良 い とい う意 識 の 形 成 が み られ る. 4)行 政 を 利 用 … … 行政 の大 き な施 設 や 活 動 資 金 を 地 元 に導 入す る こ とで新 しい,大 規 模 な,専 門 レベ ル の高 い住 民 活 動 が で き る よ う に な る. (2)住 民組 織 の成 熟 度 しか し,住 民 管 理 は,何 処 の地 域 で も実 施 で き る もの で は な く,住 民 の 自治 意 識,参 加 意 識,コ ミュ ニテ ィ意 識 な ど の成 熟 が 必 要 で あ る.さ らに ま た,住 民 組 織 の 成 熟 度 も考 慮 され ね ぽ な らな い. 地 域 の住 民 組 織 が 管 理 の主 体,委 託 の受 け 皿 と して の役 割 を果 た す た め に は,次 の条 件 を備 え て い なけ れ ぽ な らな い.1)地 元 の住 民 か ら信 頼 され,広 い支 持 をえ て い る公 共 的 組 織 で あ る こ と,2)優 れ た リー ダ ー,企 画 力 と実 行 力 の あ る人hが お り,自 主 管 理 を担 え るだ け の 実 力 を持 って い る こ と,3)コ ミ ュ ニテ ィ形 成 に 意欲 を燃 や して い るこ と,4) 行 政 と住 民 との 間 に 立 っ て,管 理 の 自主 性 を 貫 き,両 者 の コ ミュ ニ ケー シ ョ ソの 媒 介 とな る こ とな どで あ る. これ らの条 件 全 て を備 えた 組 織 を地 域 の な か に 見 つ け 出す のは 難 しいの で,こ れ に近 い 条 件 を備 え て い る組 織 を管 理 の 主 体 に選 ぶ こ とに な る.ま た,こ う した 諸 条 件 は 一 朝 一 夕 に獲 得 で き る も ので は な い の で,地 元 に 昔 か ら あ る既 成 住 民 組 織 の どれ か が 選 ば れ る こ と が 多 くな る.し か し,既 成 の 組織 が 解体 して い て地 元 の 人 の 多 くの 支持 を失 い,活 力 が低 下 して い る時 に は,全 く新 しい組 織 を発 足 さ せ ね ぽ な らな い.こ う した 事 柄 は,地 域 に よ って 非 常 に事 情 が違 うが,管 理 の主 体 に は次 の4種 の組 織 が 存 在 して い る . (3)住 民 組 織 の タイ プ 1.町 内会管 理 型 … … 町 内 会 は 日本全 国何 処 に で も存 在 す る一 番 ポ ピ ュ ラ ーな 組織 で あ り,行 政 との 関 係 も深 く,そ して,こ れ まで 地 域 の 問 題 解 決 の た め の 大 黒 柱 と し て の 役 割 を果 た して きた.そ うした実 績 を もつ と こ ろで は,施 設 の管 理 を町 内会 に委 託 す る例 が 多 い.ま た,人 口が希 薄 なへ き地 や,逆 に同 じ条件 に あ る都 心 の繁 華 街 は,1町 会 の規 模 が 小 さい の で,そ の連 合 体 であ る地 区 町 会 連 合 会 に委 託 す る こ と もあ る. 2.学 区 協 議 会 管 理 型 … … 我 が 国 の都 市 の 中 に は,こ れ まで 学 区 を中 心 に 地域 を運 営 し て きた とこ ろが あ る.京 都,名 古屋,金 沢, 富 山市 等,関 西,北 陸,そ して,東 海 に か け て の諸 都 市 で あ る.名 古 屋 の例 で み る と,同 市 は 約250の 小学校 区 に分れ,そ れ ぞれ の学 区 に は各種 組織 の リーダーか らな る協 議 会が 結 成 され て い る。そ して,こ の協 議会 は毎 月1回 会 合 を開 いて,地 域 の重 要 な問題 を審 議 し,決 定 し,そ れ に したが って各組織 が 手足 とな って 活 動 してい る.こ の様 な地域 では,施 設 の管 理 は 学 区 協 議 会 に 委 託 され る こ とが 多 い. 3.コ ミュ ニ テ ィ協 議 会管 理 型 ・・… ・い ま挙 げ た 特 殊 な 例 を 除 い て,我 が 国 で は 学 区 の よ うな 中 規 模 の 地 域 を単位 とす る住 民 組織 は, 存 在 しな か った.し か し,昭 和40年 代 後 半 以 降,学 区 を 単 位 に した コ ミュ ニテ ィづ く りが 盛 ん に な り,学 区 内 の諸 組 織 を繋 げた コ ミュ ニテ ィ協 議 会 が新 た につ く られ て きた .そ し て,コ ミュニテ ィづ くりの ひ とつ と して,新 し

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く建 設 され た コ ミュ ニテ ィ施 設 の管 理 を こ の 協 議 会 に委 託 す る地 域 が増 え て きた.し か し, コ ミュ ニ テ ィ協 議会 は,地 元 の各 種 団 体 の代 表 か ら な る大 規 模 な組 織 で あ り,そ の中 の下 部 組 織 と して管 理運 営 委 員 会 を結 成 し,こ の 委 員 会 に管 理 の 実務 を任 せ る こ とが多 い. 4.新 地 域 型 … …新 し く計 画 され た 地 域 を 単 位 と し,そ の な か の住 民 組 織 に委 託 す る. 5.そ の他 の型 ・… ・・最 後 に,老 人会 ・婦 人 会 の よ うな年 齢 別 組 織 に 委 託 す る例,商 店 会 ・観 光 協 会 の よ うな職 業 別 組 織 に委 託 す る例, 体 育-協会 ・文 化 団 体 連 合 会 の よ うな 課題 別 組 織 に委 託 す る例 等 が あ る. (4)住 民 参 加 の 方 法 施設 の 管理 に は,各 種 の組 織,多 様 な 住 民 層 が参 加す る.隔そ の 中 に は これ ま で地 域 の 出 来事 や 活動 に は,全 く無 関 心 で あ った 住 民 層 も加 わ る こ とが あ る. 学 区 の コ ミュニ テ ィ協 議 会 に 管 理 を委 託 す れ ば,そ の協 議 会 に加 盟 して い る各組 織 の会 員 が運 営 委 員 会 の審 議 ・決 定 に 参 加 をす る. また,各 組 織 が分 担 して,運 営 ・管 理 の 実 務 を分担 遂 行 す る. また,町 内会 に委 託 を した 場 合 で も,そ の 運 営 を担 当す る委 員 会 に は,利 用者 で あ る住 民 各 層 が 幅 広 く参 加 す る こ とが あ る. 管 理 の委 託 先 は,実 に バ ラエ テ ィに富 ん で い て,ヤ ソ グ ・グル ー プ,文 化 サ ー クル,運 動 サ ー クル へ委 託 す る こ とが あ る.つ ま り, この よ うな 自己充 実型 の 団体 が施 設 管 理 とい う公 共 の 仕 事 を担 当す る よ うに な る事 は,コ ミュ ニテ ィ形成 の上 で意 義 の あ るこ とで あ る. 管理 ・運 営 の仕 事 に は,運 営 委 員,管 理 職 員,労 務 ボ ラ ソテ ィア,事 業 実 施 ボ ラ ン テ ィ アの よ うな さ ま ざま な ものが あ り,地 域 か ら の公 募 方 式 を とっ て い る と ころ では,住 民 が 個人 と して参 加 す る こ とが で き る. (5)地 域 特 性 によ る管 理 体 制 の 相違 大 都 市 の都 心 地 区 で は,住 民 管 理 の例 は余 りな い よ うだ.そ の 理 由 は,居 住 人 口が減 少 し,施 設新 設 の ニ ーズ が殆 どな く,委 託 を必 要 とす る各種 の圧 力 に乏 しい こ と,ま た,新 設 し よ うに もそ の用 地 が な い こ とな どが あ げ られ る.し か し,今 後 都 心 の公 共 施 設 に空 き 家 が 増 え,住 民 向け の 集 会 施 設 等 へ 転 用 を考 慮 す る よ うに な る と,都 心 地 区 の委 託 も増 え る可 能 性が あ る.い ま,都 心 地 区 で 住 民 管 理 を実 施 して い る ところ で は,管 理 ・運 営 は, 地 元 に住 む商 業 自営 層 が 担 当 し,オ フ ィスに 勤 務 す るサ ラ リー マ ンが 夕 方 ・夜 間 利 用 して い る とい うケ ースが み られ る. イ ンナ ー エ リア地 区 では,地 元 に 住 む 工 業 自 営 層 が 管 理 の 担 い 手 と な る.し か し若 い 層 が 流 出 し,リ ー ダ ーが 高 齢 化 しつ つ あ っ て, 将 来 も 自主 管 理 を続 け られ るか 懸 念 され て い る.ま た,人 口減 少 と ともに,利 用 者 が 減 り, 収 入 が 減 り,労 務 奉 仕 者 も減 っ て困 っ て い る. ま た,イ ンナ ー エ リア では 昔 建 設 した 町 内 持 ち の 集会 所 が 老 朽 化 し,建 て替 えの時 期 を迎 え る と ころ が増 え て き た.行 政 側 では,行 政 の 負 担 で建 て替 え を行 い,そ れ を機 会 にや や 大 き い 複合 施 設 を建 設 し,そ の管 理 委 託 を意 図 して い る とこ ろが あ る. 郊 外 地 区 で は,住 民 管 理 が 非 常 に 盛 ん であ る.公 共施 設 に乏 しい とこ ろか ら,施 設 は ま ず郊 外 に一 まわ り建設 され,そ れ が 終 えた と こ ろ で 次 に都 心 の建 設 に進 む の で あ る.郊 外 で は,多 目的 施 設 を新 設 し,こ れ を管理 委 託 す る例 が 増 えて お り,新 住 民 が盛 ん に利 用 し, ユ ニ ー クな管 理 を行 う地 区 が る. 4.委 託 に対 す る行政 側 の 姿勢 (1)行 政 上 の メ リ ッ ト 行 政 当 局 は,住 民 管 理 の よ うな新 しい試 行 に対 しては,極 め て慎 重 な姿 勢 を示 す 一 方 で, 実 現 が 可 能 で あれ ば委 託 に踏 切 りた い と言 う 強 い 希 望 を持 って い る.行 政 が 住 民 管 理 に積 極 的 な 姿 勢 を示 す理 由は,次 の4点 に あ る. 1)経 費 の節 減 … …直 接 管 理 に くらべ,人 件 費 で 約70%,管 理 経 費 で相 当 の金 額 の節 約 に な る.そ れ は,住 民 の 側 が 各 種 の工 夫 を し て,経 費 の節 約 に努 め る結 果 で あ る.さ らに 一103一

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管 理 事 務 の簡 素 化 とい うメ リッ トもあ る.2) 公 共 財 産 の有 効 利 用 … … 行 政 管 理 の硬 直 性 か ら開 放 され,住 民 が 柔 軟 な管 理 を行 う結 果 と して,施 設 の利 用 率 や 稼 動 率 が 高 ま る.ま た, 住 民 の利 用 の仕 方 が 丁 寧 に な り,施 設 ・備 品 が 長 もちす る.3)住 民 と行 政 の距 離 の短 縮 … ・・参 加 行 政 が 本 格 的 に 展 開 され る結 果,こ れ ま で よ りも相 互 の コ ミュニ ケ ー シ ョ ソ と理 解 が深 ま る.4)行 政 の活 性 化 … …従 来 の縦 割 り行 政 に対 して,コ ミュニ テ ィ施 設 を中 心 と した 行 政 の関 連 ず け が 高 ま り,行 政 内部 の 刺 激 が 増 大 す る. 以上 の理 由 の うち,各 自治 体 が 実 際 に狙 い とす る と ころ は,財 政 上 の ものが 中心 とな り, それ に施 設 経 営 上 の ものが 加 味 され る もので あ る.し か し,管 理 委 託 の実 施 に あた っ て, 財 政 上 の都 合 だ け が先 行 す るのは 邪 道 で あ っ て,当 然 の こ とな が ら,住 民 サ ー ビス の 向上 の観 点 が な けれ ば な らな い し,ま た,行 政 と 住 民 が パ ー トナ ー と して共 に ま ち づ く りを担 うとい う協 同 と 自治 の観 点 も考 慮 され ね ぽ な らな い.そ の意 味 で,住 民 管 理 とい う施 策 が, 財政 施 策 だ け で な く,行 政 施 策 全 体 の 中に ど の よ うに位 置 ず け られ,と くに コ ミュニ テ ィ 施 策 と どの様 な関 連 が あ るの か が 明 確 に され る必 要 が あ る. (2)コ ミュニ テ ィ施 策 との 関連 施 設 の 管 理 を コ ミュ ニテ ィ施策 との 関連 で 捉 らxる と,四 つ の タイ プが あ る. 第 一 は,コ ミュ ニ テ ィ施 策 先 行 型 で あ る. か な り体 系 的 な コ ミュ ニテ ィ施 策 が あ らか じ め 展 開 され,あ るい は 住 民 に よ る活 発 な コ ミ ュ ニ テ ィ活動 の 盛 り上 が りが あ って,そ れ ら を基 礎 に 施 設 建 設 要 求 が 提 出 され,行 政 が こ れ に 応 ず るか た ち で 建 設 に 同意 し,そ の時 に 設 置 後 の住 民 管 理 の 導 入 を双 方 で 合 意す る場 合 で あ る.住 民 活 動 一 施 設 要 求 一 建 設 参 加 一 管 理 委 託 とい うこの 二 連 の 流 れ に そ っ て 住 民 管 理 が 進 む 場 合 が,一 番 自然 で,実 施 上 で も無 理 が な い. 第 二 は,並 行 型 で あ る.例 え ば,コ ミュ ニ テ ィづ く りの モ デ ル地 区 指 定 と同 時 に コ ミュ ニ テ ィセ ソタ ー を建 設 し,委 託 を実 施 す る場 合 で,指 定 を受 け る こ とが セ ソ タ ー を建 設 す る条 件 とな る場 合 で あ る.ま た,コ ミュ ニ テ ィセ ソ タ ー の 建 設 に 合 わ せ て,コ ミュ ニ テ ィ協 議 会 が 発 足 し,設 計 プ ラ ンへ の 参 加,建 設 時 の 地 元 利 害 の 調 整,そ の後 の管 理 に 当 た る場 合 で あ る. 第3は,委 託 先 行 型 で あ る.行 政 に よ る集 会 所 建 設 計 画 や,セ ン ター整 備 計 画 が まず樹 立 され て い て,そ れ に 従 い コ ミュ ニテ ィ施 設 の 建 設 が進 み,出 来 た施 設 を順 次 住 民 に委 託 す る場 合 で あ る.あ るい は,既 存 施 設 の1部 を住 民 に 開放 す る と と もに,そ の部 分 を委 託 に す る場 合 もあ る。 しか し,コ ミ ュ ニテ ィ施 策 を もた ず に 委 託 施 策 だ け が先 行 す る と,住 民 側 に 無 理 が 生 まれ,住 民管 理 の 実 効 が 上 が らな い. 第4は,無 関 連 型(特 殊 地 点 型)で あ る. 特 別 の 地 区 に 特 別 の 理 由 か ら コ ミュ ニテ ィセ ソタ ーが 落 下 さ ん降 下 的 に建 設 され る場 合 が あ る.例z..ぽ,工 業再 配置 促 進 地 区 の 指 定 を 受 け た た め,ま た,石 油備 蓄 基地 の 指定 を受 諾 して,国 の 補 助 金 に よ りセ ンタ ーが作 られ る.ま た,ご み 焼 却 場 の設 置 に 同 意 した 見 返 りに,住 民 管 理 を条 件 と して施 設 が 建 設 され る場 合 が あ る.町 全体 の コ ミュ ニテ ィ施 策 に か か わ りな く,そ この 地 区 だ け に 住 民管 理 が 実 施 され るわ け で あ り,こ の様 な 場 合 は,そ の後 コ ミュニ テ ィ活動 の発 展 に つ なが る地 区 と,い つ ま で も単 な る貸 し館機 能 に と ど ま る 地 区 と,2通 りの ケ ー スが あ る よ うだ. (3)行 政 に よ る コ ン トロー ル 建 設 が 終 わ り,管 理 を委 託 した 施設 に 対 し て,そ の後 行政 が どの よ うに関 与 して い るの か をみ る と,4つ の タイ プが 認 め られ る. 第1は,放 任 型 で あ る.住 民 に 委 託 した あ との管 理 は ほ とん ど住 民 任 せ で,口 を 出 さな い し金 も出 さな い とい う もの で あ る.施 設 の 規模 が 小 さ く,地 元 に 全 面 的 に 任 せ て お い て も全 く心 配 が な い とい う場 合 に 起 こ りや す い.

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しか し,い くら管 理 委 託 を した と言 っ て も, 施 設 は あ くまで も行 政 の財 産 で あ るか ら,完 全 な 放 置 は あ りえず,窓 口担 当者 は 住民 と何 らか の 接 触 を必 要 とす る. 第2は,サ ポ ー ト型 で あ り,管 理 経 費 は 全 額 行 政 が 負担 し,と きに は事 業 費 の補 助 まで 出 す が,運 営 は一 切 住 民 に ま かせ て行 政 は 口 を出 さ ない と言 う,住 民 サ ー ビス と援 助 に 徹 す る場 合 で あ る. 第3は,リ モ コ ソ型 で あ る.金 は 出す が 口 も出 す と言 う もの で,運 営 は住 民 に任 せ ては い るが,行 政 が相 当や か ま し く施 設 の利 用 の 仕 方 や 事業 内容 に規 制 を加 え る場 合 であ る. 第4は,行 政 リー ド型 で あ る.日 常 管 理 に あ た る館長 や 事 務 局 職 員 に行政 のOBを 任命 し, 管 理 だ け で な く,運 営 も事 務 局 主 導 で行 わ れ る場 合 が あ る.住 民 に よる運 営 委 員 会 は 形 式 化 して しま うが,こ う した ケ ー スは 比 較 的 大 規 模 セ ソ ター にみ られ る こ とが あ る. ま るの で,た い した問 題 で は な い と言 う意 見 が あ る. 3)行 政 内部 の摩 擦,住 民 管 理 の意 義 や 必 要 性 に つ い て,行 政 内 部 の 部 課 に 認 識 のず れ の あ る こ とが 問 題 で あ る.第 一 に,コ ミ ュ ニ テ ィ担 当者 と建 設 担 当 者 と の ず れ が あ る.前 者 は ユ ニ ー ク な 設 計 を 主 張 し後 者 は 画 一 的 な プ ラ ンに こだ わ る.第2に,コ ミ ュ ニ テ ィ担 当者 と法 制 担 当 者 と の ず れ が あ り,後 者 は,施 設 や 金 の 使 い 方 に 柔 軟 性 を 認 め な い.地 元 が 節 約 して 溜 め た 余 剰 金 を, 次 の 年 度 に 繰 り越 す こ と も で き な い.第3 は,コ ミュ ニ テ ィ担 当 者 と社 会 教 育 担 当 者 との ず れ で あ る.後 者 は,公 民 館 の 住 民 管 理 や コ ミュ ニテ ィ セ ン タ ーが 社 会 教 育 機 能 を 遂 行 す る こ とに強 く批 判 的 であ る.第4に, コ ミュ ニテ ィ担 当者 と社 会 福 祉 担 当 者 とのず れ が あ り,後 者 は 地 域 福 祉 施 設 の一 般 開放 に 消 極 的 で あ る. (4)行 政 の対 応 の 問題 点 1)自 治体 と上 級 官 庁 との摩 擦,市 区 町村 な どの 自治体 と して は,既 存 の 施 設 を住 民 管 理 に切 りxた い 意 向 を も って い るが,こ れ を監 督 す る 国 の中 央 官 庁 が委 託 を 認 め な い. 従 って,住 民 管 理 の 問題 は,国 の上 か らの監 督 に対 す る,自 治 体 の 下 か らの 自主 性 の主 張 とい う論 点 を含 む こ とに な る. そ こで,住 民 管 理 を意 図 した施 設 建 設 は, 自治 体 の 自主 財源 に よ る 自主 事 業 と して 推進 しなけ れ ば な らな い か ら,財 政 にゆ と りの あ る 自治 体 しか 実行 しに くい こ とに な る.し か し,住 民 管理 を必 要 と し,ま た 住 民 側 に も連 帯 力 の 強 さが備 る等 それ な りの条 件 の あ の は, む しろ 力 の 弱 い小 さな 自治 体 で あ る こ とが 多 い. 2)行 政 と議 員 との摩 擦,他 所 の 地 区 に設 置 され た 施 設 を羨 み,我 が 地 元 に も コ ミュ ニ テ ィセ ソ タ ーを とい う圧 力が 議 員 か ら行 政 に か か って くる.こ う して で きた セ ン タ ーは, 後 の 利用 も悪 く問 題 の種 とな る.し か し,設 置 が 市 内 を一 巡 す れ ば,そ う した 要 求 は しず ⑤ 行政 と住 民 との 役 割 分 担 こ こ では,公 私 の役 割 分 担 に関 す る行 政 サ イ ドの 見 解 を紹 介 して お こ う.こ れ は,筆 者 が 昭 和61年1月 に実 施 した 自治 体 向け の ア ン ケ ー ト調査 に 回答 を寄 せ た,コ ミュ ニ テ ィ担 当者 の意 見 を ま とめ た もので あ る. 1)住 民 管 理 は,市 民 参 加推 進 の手 段 と し て だ け で な く,役 割 分 担 を相互 に 認識 す る場, 受 益 と負 担 の 関 係 を明 確 に す る市民 学 習 の場 と して有 効 で あ る. 2)行 政 負 担 は逐 次 住 民 の 手 に 委 ね る必 要 が あ るが,公 私 の分 担 の 一 線 を引 くの は難 し い.も と よ り,全 て を住 民 の 責任 とす るに は 限 界 が あ り,過 度 の 負 担 に な らな い よ うに助 成 す る必 要 が あ る.管 理 経 費 の 規 模 が 大 き く, 町 内 会 費 を値 上 げ す る等 住 民 負 担 が 大 き くな って い る場 合 は,運 営 費 補 助 が 望 まれ る.委 託 した とは い って も市 の 財 産 だ か ら,補 修 や 防 火 対 策 の責 任 を負 わ ね ば な らず,公 の施 設 で あ る普 通 財 産 を貸 し付 け て い るの だ か ら行 政 側 の負 担 もや む をえ な い. 3)両 者 の 負 担 区 分 と して は,イ.経 費 は 一105-一

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全 て行 政 が 負 担 す る.ロ.基 本 的 管 理 費 は行 政 負 担,運 営 事 業 費 は住 民 負 担.ハ.行 政 は 財 政 措 置 を住 民 は 汗 を.二.地 区 単 位 の施 設 は地 元 負 担 で,小 学 校 単 位 の施 設 は行 政 負 担 で.ホ.管 理 は 市 が,運 営 は 住 民 が,等 の 区 分 が 考 え られ る. 以 上 は,行 政 担 当 者 の 意 見 で あ って,住 民 の側 に は また 別 の 意 見 が あ り うるが,そ れ は 今 後 の調 査 で 明 らか に した い.ま た,公 私 の 役 割 分担 を実 行 す る時 に は,公 私 協 同 シ ステ ム を作 る こ とが 大 釖 な こ とは 言 うまで もな い が,ど の 様 な シ ス テ ム を作 った と して も,住 民 と行 政 との 間 に 信 頼 関 係 が 存在 しな け れ4, 効 果 を発 揮 す る こ とは で きな い. 5.都 市型社 会 における公共 施 設の在 り方 (1)都 市 的 生 活様 式 と公 共 施 設 今 日わ れ わ れ は,日 本 全 国 の 何 処 に 住 んで い て も,大 都 市 で 作 られ た 衣 ・食 ・住 に 関 す る財 貨 や サ ー ビ ス を取 り入 れ た 生 活 を して い る.ま た,都 市 で 創 造 され た 芸 術,学 問,宗 教 等 の 文 化 を受 け 入 れ た 生 活 を して い る.つ ま り,わ れ わ れ は 日本 全 国 の 何 処 に 住 も うと, 大 都 市 の影 響 下 に 生 活 を して い るの で あ って, こ の こ とを都 市 的 生 活 様 式 の 成 立 と よん で い る.そ れ で は,都 市 的 生 活 様 式 とは,ど の よ うな特 徴 を もつ 生 活 ス タイ ル な の だ ろ うか, 今 日の都 市 社 会 学 は そ れ を次 の よ うに 考 え て い る. 昔 の農 村 の生 活 と今 日の 都 市 の 生 活 を比 べ た とき,第 一 の相 違 と して い え る こ とは,自 給 自足 の 消 滅 で あ る.昔 は,衣 ・食 ・住 に必 要 な もの は 自分 た ち の 家庭 で つ く り,自 分 た ち で 消 費 した が,今 日そ うした物 資 の全 て が 企 業 の よ うな 家庭 の外 部 に あ る社 会 機 関 が生 産 し,供 給 して くれ る.生 活 が,家 庭 外 の機 関 に依 存 す る よ うに な った こ とが 都 市 的 生 活 の第1の 特 徴 で あ り,こ の こ と を 「生 活 の 社 会 化 」 と よ んで い る. 第 二 の相 違 は,相 互 扶 助 組 織 の 解 体 で あ る. 昔 の 農 村 で は,1軒 の 家庭 の 力 だ け で は解 決 で きな い 生 活 問 題 が お こ った時 に は,近 隣 の 人hの 助 け を借 りて 問 題 解 決 をは か って きた. 農 村 の な か に は 農 作 業 や 日常 生 活 の 為 の助 け 合 い の 組 織 が 作 られ,ま た冠 婚 葬 祭 の よ うな 特 別 の 行 事 の と きに も近 隣 に よ る助 け 合 い が 行 われ て きた.今 日,都 市 で は そ うした 相互 扶 助 の 組織 は失 わ れ て お り,む しろ 専 門 家 の 力や 助 言 を借 り る こ とが 多 くな った. 今 日,わ れ わ れ は 自 ら の手 で水 や 燃 料 を 自 給 した り,ま た し尿 や 汚 水 を処 理 す る こ とは で き な い.そ れ らは の仕 事 は 水 道 局 や ガ ス会 社,し 尿 や 汚 水 の処 理 場 とい う専 門 機 関 が 遂 行 して い る.ま た,団 地 や マ ソ シ ョソに 住 ん で い れ ば 自前 の 庭 や 大 きな 客 間 を もつ こ とは で きず,遊 び や 接 客 に は,公 共 の 公 園 や 社 交 場 を 利 用 せ ね ぽ な らな い.わ れ わ れ が 享 受 し て い る高 度 の 豊 な 生 活 に 必要 な物 資 や サ ー ビ ス は,本 人 や隣 人等 の素 人 の手 作 りに よっ て は供 給 す る こ とが で きず,専 門機 関 が提 供 し て くれ るの で あ る.つ ま り,素 人 の住 民 に よ る相 互 扶 助 にか わ る 「専 門 機 関 の優 位 」 が第 2の 特 色 で あ る. い ま あげ た 「生 活 の社 会 化 」 と 「専 門 機 関 の優 位 」 と い う都 市 的 生 活 の2つ の特 徴 を, こ こで 取 り上 げ る公 共 施設 の 問題 に ひ きつ け て 考 え る と,都 市 的 生 活 様式 の拡 大 は,生 活 と公 共 施 設 との 結 合 を強 め,生 活 のな か で 公 共 施設 の役 割 が 重 要 に な る こ とを 意味 して い る. さて,現 代 の都 市 社 会 に お い てわ れ わ れ の 生 活 に必 要 な公 共 施 設 に は,2種 類 の もの が あ る.一 つ は,企 業 の経 営 す る 「商 業 施 設 」 で あ り,二 つ め は,公 共 団 体 の 設 置 す る 「行 政 施 設 」 で あ る.ど ち ら も高 度 の 専 門 的 なサ ー ビ ス を人 々に 対 して 提供 して い るが,そ の 内容 と提供 の 仕 方 が 両者 で 異 な る こ とは 言 う まで もな い. 第1の 商 業 施設 は,私 企 業 経 営 で あ るか ら, 「企 業 の論 理 」 に の っ とっ て運 営 され る.企 業 の論 理 とは,1)利 潤 獲 得 の為 に行 わ れ, 利 用 が有 料 で あ る.2)効 率 性 が 重 ん じ られ る.3)市 場 ニー ズ に敏 感 に 反 応 し,新 しい ものが 提 供 され る.4)従 って,創 造 性 や 試

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行 性 が 重 視 され る.5)し か し,社 会 的 に必 要 であ って も,市 場 の 採 算 ベ ー ス に乗 らな い もつ 仕 事 は 切 り捨 て られ る こ とは言 うま で も な い.た と えぽ,社 会 的 弱 者 に 対 す るサ ー ビ ス の様 な仕 事 で あ る. 第2の,行 政 施 設 は 自治 体 が 運 営 す る施 設 で あ り,「公 共 の 論 理 」 に 従 っ て 仕 事 を 行 な うもの で あ る.公 共 の論 理 とは,1)市 民 の 権 利 と生 活 を保障 す る必 要 性 の観 点 か らサ ー ビスが 提 供 され る こ と.2)サ ー ビス は,市 民 全 体 に 公 平,平 等 に 提供 され るべ きで あ る こ と.3)従 っ て,出 来 るだ け 無料 が望 ま し い こ と.4)サ ー ビスは,安 定 して,継 続 的 に供 給 され る こ と,な どで あ る. しか し,行 政 部 門 に お い て,運 営 の効 率 の 悪 さや,市 民 の新 しい需 要 へ の対 応 の立 ち後 れ が 問題 とな り,行 政 部 門 に民 間 企 業 の論 理 を導 入 す る こ とで,そ の 活 性 化 を計 ろ うとす る動 きが でて きた こ とは,周 知 の と ころ で あ る.そ して,こ の行 政 の もつ 公 共 の 論 理 の 欠 陥 を補 う と と もに,も っ と広 く考 え て 専 門機 関一 般 が もつ 限 界 を補 完 す る もの と して 第 三 の 「住 民 の論 理 」 が登 場 して きた の で あ る. (2)都 市 にお け る アマ チ ュア ・シ ス テ ム の 見 直 し 先 に述 べ た よ うに,農 村 生 活 と比 べ た 時 の 都 市 生 活 の 特 徴 は,専 門機 関 の役 割 の増 大 に あ るが,都 市 で のわ れ わ れ の生 活 をみ る と, そ の生 活 要 求 の全 てが 専 門 機 関 の提 供 す るサ ー ビス に依 存 して い るわ け では な い し,将 来 に お い て も また 全 面依 存 す る よ うに な る とは 考 え られ な い の で あ る.今 日で は,企 業 や 行 政 に依 存 しな い で,都 市 住 民 は,一 人 一 人 手 づ く りに よ る生 活 を行 っ て お り,そ うした 手 づ く りの 生 活領 域 は,最 近 拡 大 して い る と さ え 考 え られ る. 例 え ば,家 庭 生 活 の 面 で言 えば,DIYの 浸 透 が あ る.手 作 りの セ ー タ ーや手 作 りパ ンの 普 及,自 分 で 行 う身 体 症状 の測 定 や 家 の補 修 等 で あ る.い ず れ も,専 門機 関 の作 っ た道 具 や サ ー ビ ス を うま く活 用 しな が ら,自 分 で仕 事 をす る もの で,専 門 化 が ア マ チ ュ ア リズ ム を刺 激 して,後 者 の領 域 を拡大 して い る もの で あ る. 地 域 生 活 の面 に お け るア マチ ュ ア性 をみ る と,我 が 国 で は 昔 か ら都 市 に お い て 住 民 が 「町 内会 」 の よ うな組 織 を作 って,地 域 の 環 境 や 施設 を 自分 た ち の 手 で維 持 し,管 理 を し て きた.地 域 の維 持 と管 理 は,次 第 に行 政 の 専 門 機 関 の仕 事 に 移 行 して い った が,い まだ に住 民 の 仕 事 と して 残 され て い る もの も少 な くな い.ま た,昭 和40年 代 以 降住 民運 動 が 盛 ん とな っ たが,そ の運 動 は地 域 計 画 策 定 や 都 市 建 設 の仕 事 を企 業 や 行 政 の手 に,全 部 任 せ るの で は な く,そ れ らを住 民 の手 に 取 り戻 す こ と を狙 い と した もの で あ った.さ ら に,都 市 の 各 地 に お け る 「住 民 活動 」 や 「コ ミュ ニ テ ィ活動 」 の 普 及 は,都 市 に お け るア マ チ ュ ア性 の復 権 を意 味 して い る とい え る. 住 民 活 動 や コ ミュ ニ テ ィ活 動 は,「 住 民 の 論 理 」 に よっ て,生 活 を維 持 ・発 展 させ て い く もの で あ る.住 民 の論 理 とは,1)相 互 扶 助 を動 機 と して行 わ れ る もので,2)多 面 的 な サ ー ビス を バ ラバ ラに分 離 せ ず に,融 合 さ せ な が ら提 供 し,3)手 作 り ・手 弁 当 ・自主 参 加 ・自主管 理 で 活動 し,4)地 元 利 益 を最 優 先 す る もの で あ る. そ の半面,素 人 に よ る活動 は,小 規 模 で, 分 散 的 に な り,投 下 した 労 力 の わ りに は効 果 が乏 し く,地 元 エ ゴが 顔 をだ しや す く,専 門 性 に お い て劣 る,と いわ れ て い る. しか し,住 民 管 理 を導 入 す る こ とに よ って, 公 私 の 両 シ ス テ ム の もつ 限界 を乗 り越 え,公 共施 設 の機 能 の一 層 の充 実 と強 化 をは か る こ とが で き る.前 項 で も述 べ た よ うに,行 政 サ イ ドの プ ラス面 を あ げれ ぽ,1)経 費 の節 減, 2)公 共 財 産 の有 効 利 用.3)住 民 と行 政 の 距 離 の短 縮.4)行 政 の活 性 化 等 であ る.そ して,住 民 サ イ ドの プ ラス面 をあげれ ぽ,1) 活動 と利 用 の便 の増 加.2)住 民 の交 流 の拡 大,3)自 治 と参 加 の 強 化.4)行 政 を 利用 等 で あ る。 一107一

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(3)公 共 施 設 に お け る専 門 性 とア マ チ ュア 性 の補 完 関係 これ まで,都 市 的 生 活 様 式 の 普 及 と拡大, つ ま り,生 活 の都 市 化 は,専 門機 関 の役 割 の 増 大 と ア マチ ュ ア性 の弱 体 化 を意 味す る と考 え られ て きた が,両 者 は 同 等 の 力 で生 活 を支 配 して い る とは いxな い と して も,実 は 相 互 補 完 の関 係 に あ る と考xら れ る.ア マ チ ュ ア ・シ ス テ ムは 今 日の大 都 市 に お い て 必 要 に し て 不 可 欠 な存 在 で あ り,都 市 化 が進 む と一 層 そ の意 義 が 増 す と考 え るべ きで あ る.た とえ ぽ,住 民 管 理 とい う試 み は 専 門 施 設 の管 理 に ア マ チ ュア性 を組 み 込 む もの で あ るが,そ れ は地 方 よ りも,都 市 化 の進 んだ 大 都 市 で 普 及 して い る. 第1に,専 門 シ ス テ ム に機 能 的 に 限 界 が あ っ て,そ れ を補 完 す る も の と して ア マチ ュ ア ・シ ス テ ムが 必 要 に な る場 合 が あ り,前 者 が 強 化 され るに した が って,後 者 へ の 依 存 が進 む と考 え られ る.今 回 問 題 として い る住 民管 理 の場 合 に,こ の事 が よ くあて は ま るの で あ っ て,行 政 の施 設 管 理Y'た いす る住 民 の不 満 が ア マ チ ュア に よる管 理 の導 入 を もた ら した の で あ る. 第2に,専 門 シ ス テ ム の拡 大 は,ア マ チ ュ ア ・シ ス テ ム の機 能 を刺 激 し,そ れ に補 助 手 段 を供 給 す る こ とで,ア マ チ ュ ア ・シス テ ム の拡 大 を促 す.た と えぽ,あ る市 の か な り大 規 模 な コ ミ ュ ニ テ ィ セ ン タ ーで は,素 人 が ワ ソタ ッチ で操 作 で き る エ ネル ギ ー供 給 シス テ ム を設 置 した おか げ で,専 門 家 を置 か な い で も,住 民 に管 理 を委 託 で き る よ うに な った. また 同時 に,ア マ チ ュア ・シ ス テ ムに 限 界 が あ っ て,そ れ を補 う方 向 に専 門 シ ス テ ムの 開 発 が 方 向ず け られ,両 者 の一 体 化 が す す む こ とが あ る. 第3に,生 活 の都 市 化 は,専 門 機 関 の 有 効 利 用 を可 能 にす る が,そ の結 果,素 人 の 住 民 の地 域 管 理 能 力 が 向上 して い く.住 民 管 理 は, 誰 に で もで き る もの で は な く,管 理 ・運 営 に 従 事 す る住 民 に は,そ れ ら を こ なせ る一 定 の 知 的 水 準,そ れ らに エ ネ ル ギ ー を投 入 で き る 余 暇 の ゆ と りと,経 済 的安 定 が必 要 で あ る. つ ま り,今 日我 が 国 の 国民 各 層 に進 行 して い る高学 歴 化,余 暇 化,中 流 化 とい う流 れ が, 住 民管 理 を支 え る基 盤 に な っ て い るの で あ る. そ うした動 向 の なか で,ア マ チ ュア の住 民 が 作 成 す る事 業 ・運 営 計 画 は,と き に は専 門 家 の作成 した それ をは るか に上 回 るこ と さえ あ る. 第4に,都 市 化 社 会 の段 階 に あ っ ては,都 市 の専 門 機 関 の影 響 力が 地 方 へ と浸 透 して い くが,今 日の よ うに大 都 市 と地 方 の生 活 の質 と水 準 が か な り均 質 化 した 段 階 で は,各 地 が そ の都 市 的 均 質 性 を踏 ま えて,個 性 のあ る カ ラー を 出す よ うに な る.そ れ が 「都市型 社会 」 といわ れ る段 階 で あ り,都 市 性 の なか に 独 自 の地 方 性 を組 み 込 ん でい くわ け で あ る.ア マ チ ュア ・シ ス テ ム は,こ の地 方 性 と表 裏 一 体 とな っ て,都 市 的 専 門 機 関 のな か に浸 透 して ゆ く と考 え られ る. な お,こ の 研 究 は,昭 和60年 度 文 部 省 料学 研 究 費 の助 成 に よ り,住 民 管 理 を 実 施 して い る 多 くの都 市 の関 係 者 の方 の助 力 を えて 行 っ た もの で あ る. 参 考 文 献 「コ ミ ュ ニ テ ィ研 究 会 報 告 」 自 治 省 コ ミ ニ ュ こ テ ィ 研 究 会.1977・6 「行 政 の 効 果 と限 界(皿)」 自 治 研 修 協 会.1979・3 「主 集 ・公 共 施 設 の 住 民 管 理 」 都 市 問 題 ・第71巻 第9号.1980・9 「コ ミ ュ ニ テ ィ ・セ ン タ ー の 評 価 」 コ ミ ュ ニ テ ィ ・61.1981・3 「特 集 ・民 間 委 託 の 争 点 」 地 域 と 自 治 体 ・第12集.1981・11 「市 区 町 村 に お け る 管 理 改 善 の 状 況 」 自治 省 行 政 局 振 興 課.1983・3 「特 集 ・ 自 治 体 の 外 部 委 託 」 ジ ュ リス ト ・No.814.1984・6 「公 民 の コ ス トの 比 較 」 地 方 自 治 経 営 学 会 編.中 央 法 規.1985・3 「新 し い 都 市 社 会 学 」 高 橋 ・菊 池 編.学 文 社.1985・4

参照

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