「水防災意識社会 再構築ビジョン」に基づく
鬼怒川・小貝川下流域の減災に係る取組方針
【平成29年度の進捗状況】
平成30年5月14日
鬼怒川・小貝川下流域大規模氾濫に関する減災対策協議会
資料ー3(参考資料)
平成27年9月 関東・東北豪雨
水防災意識社会 再構築ビジョン
関東・東北豪雨を踏まえ、新たに「水防災意識社会 再構築ビジョン」として、全ての直轄河川とその沿川市町村 (109水系、730市町村)において、平成32年度目途に水防災意識社会を再構築する取組を行う。 <ソフト対策> ・住民が自らリスクを察知し主体的に避難できるよう、より実効性のある「住民目線のソフト対策」へ転換し、 平成28年出水期までを目途に重点的に実施。 <ハード対策> ・「洪水を安全に流すためのハード対策」に加え、氾濫が発生した場合にも被害を軽減する 「危機管理型ハード対策」を導入し、平成32年度を目途に実施。 排水門 主な対策 ※ 河川堤防の決壊に伴う洪水氾濫により、 木造家屋の倒壊のおそれがある区域 各地域において、河川管理者・都道府県・市町村等からなる協議会等を新たに設置して 減災のための目標を共有し、ハード・ソフト対策を一体的・計画的に推進する。 A市 B市 C町 D市 対策済みの堤防 氾濫ブロック 家屋倒壊等氾濫想定区域 ※ <危機管理型ハード対策> <危機管理型ハード対策> ○ 越水等が発生した場合でも決壊までの時間を 少しでも引き延ばすよう堤防構造を工夫する 対策の推進 いわゆる粘り強い構造の堤防の整備 天端のアスファルト等が、 越水による侵食から堤体を保護 (鳴瀬川水系吉田川、 平成27年9月関東・東北豪雨) <被害軽減を図るための堤防構造の工夫(対策例)> <住民目線のソフト対策> ○ 住民等の行動につながるリスク情 報の周知 ・立ち退き避難が必要な家屋倒壊等氾濫想 定区域等の公表 ・住民のとるべき行動を分かりやすく示した ハザードマップへの改良 ・不動産関連事業者への説明会の開催 ○ 事前の行動計画作成、訓練の促 進 ・タイムラインの策定 ○ 避難行動のきっかけとなる情報を リアルタイムで提供 ・水位計やライブカメラの設置 ・スマホ等によるプッシュ型の洪水予報等 の提供 <洪水を安全に流すためのハード対策> ○ 優先的に整備が必要な区間において、堤 防のかさ上げや浸透対策などを実施 横断図 H27.12.11 記者発表2
■平成32年までの今後5年間で達成すべき目標
鬼怒川・小貝川の大規模水害に対し、
「逃げ遅れゼロ」、「社会経済被害の最小化」
を目指す
■上記目標達成に向けた3本柱の取組
上記目標達成に向け、洪水を河川内で安全に流すハード対策に加え、鬼怒川や小貝川に
おいて以下の3本柱の取組を実施する。
1.逃げ遅れゼロに向けた迅速かつ的確な
避難行動のための取組
2.洪水氾濫による被害の軽減、避難時間の確保のための
水防活動
の取組
3.一刻も早い生活再建及び社会経済活動の回復を可能とするため
の
排水活動の取組
※大規模水害・・・・・想定し得る最大規模の降雨に伴う洪水氾濫による被害 ※逃げ遅れ・・・・・立ち退き避難が必要なエリアからの避難が遅れ孤立した状態 ※社会経済被害の最小化・・・・・大規模水害による社会経済被害を軽減し、早期に再開できる状態減災のための目標
3
1)ハード対策の主な取組
■洪水を河川内で安全に流す対策 ■危機管理型ハード対策 ■避難行動、水防活動、排水活動に資する基盤等の整備2)ソフト対策の主な取組
①逃げ遅れゼロに向けた迅速かつ的確な避難行動のため の取組 ■広域避難を考慮したハザードマップの作成・周知等 ・想定最大規模降雨による洪水浸水想定区域図、氾濫シミュレーション (鬼怒川・小貝川・八間堀川)の公表 ・広域避難計画の策定 ・広域避難を考慮したハザードマップの作成・周知 ・まるごとまちごとハザードマップ整備・拡充 ・要配慮者利用施設の避難計画の作成及び訓練の促進 ・ハザードマップポータルサイトを活用した周知サポート、地図情報の活 用 ■避難勧告の発令に着目したタイムラインの作成 ・避難勧告の発令に着目したタイムラインの作成 ・タイムラインに基づく首長等も参加した実践的な訓練 ・気象情報発信時の「危険度の色分け」や「警報級の現象」等の改善(水 害時の情報入手のし易さをサポート) ■防災教育や防災知識の普及 ・水災害の事前準備に関する問い合わせ窓口の設置 ・水防災に関する説明会の開催 ・教員を対象とした講習会の実施 ・小学生を対象とした防災教育の実施 ・出前講座等を活用した講習会の実施 ・プッシュ型の洪水予報等の情報発信 ・水位計やライブカメラの情報をリアルタイムで提供 ②洪水氾濫による被害の軽減、避難時間の確保のための水 防活動の取組 ■より効果的な水防活動の実施及び水防体制の強化 ・水防団等への連絡体制の再確認と伝達訓練の実施 ・水防団同士の連絡体制の確保 ・水防団や地域住民が参加する洪水に対しリスクが高い区間の共同点検 ・関係機関が連携した実働水防訓練の実施 ・水防活動の担い手となる水防協力団体の募集・指定を促進 ・地域の建設業者による水防支援体制の検討・構築 ③一刻も早い生活再建及び社会経済活動の回復を可能とす るための排水活動の取組 ■緊急排水計画(案)の作成及び排水訓練の実施 ・排水機場・樋門・水門等の情報共有、浸水区域内の自然勾配を踏まえた 排水の検討等を行い、大規模水害を想定した緊急排水計画(案)を作成 ・緊急排水計画(案)に基づく排水訓練の実施概ね5年で実施する取組
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ハード対策
■洪水を河川内で安全に流す対策
鬼怒川緊急対策プロジ
ェ
クト ハード対策の進捗状況
(H29年度末時点)
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・ 決壊箇所の堤防整備は平成28年5月までに完了(三坂地区)
・ 漏水箇所の堤防整備は平成29年3月までに完了(19箇所)
・ 大規模な溢水を生じた箇所の堤防整備は平成29年9月までに完了(前河原、若宮戸地区)
用地取得
堤防整備
河道掘削
(約91万m2/約120万m2)
(完成+整備中 約21km/約66km)
平成30年3月末時点
約76%
約32%
約12%
(完成 約 8km/約66km)
約60%
約59%
(完成 約75万m3/約128万m3)
(完成+整備中 約77万m3/約128万m3)
舗装 ▽HWL 大型連節ブロック 遮水シート 芝張 Ⅰ期工事施工後の沈下 笠コンクリート 鋼矢板 1期工事後(平成28年9月撮影) 1期工事で、約3.2mの盛土を行い、2期工事により、更に 約1.5mの盛土を行いました。
6
2期工事(平成29年9月撮影) 押さえ土のう ビニールシート張 ブロックマット張 ▽H.W.L 芝張 笠コンクリート 鋼矢板 イメージ図 大型連節ブロック 覆土1
大規模溢水が生じた常総市若宮戸地区の築堤工事は完成。引き続き、その上流区間の築堤工事
に着手。
ハード対策
■洪水を河川内で安全に流す対策 (H29年度の主な事例)
車両待避所 L=23.0m 拡幅1.4m アスファルト舗装A=31.6m2 水防資材置場A=815m2 物置 車庫 物置 氏神 物置 物置 氏神 物置 棚 長塚排水樋管 倉庫 倉庫 上妻排水樋管 2.000% 0.821% 0.025% 0.889% 60 00 川表坂路(W=4.0m,i=6%) L=74.0m 0.025% 0.025% 0.125% 0.125% No.39+17.55(33 .0 0k +1 17 .5 2) 6000 汚 汚 汚 汚 汚 浄 止 水 水 水 水 量 下 下 E E E 看 看 鬼怒川 鬼怒川 1082 集水桝(6)B1000×L1000×H1450 組立1号人 孔(M1) 人孔深 2.409m 組立1号人孔(M2) 人孔深 2.298m 人孔深 2.032m 排水管(VU φ400) L=17.64m 組立1号人 孔(M3) 排水管(VU φ400) L=15.00m 排水管(VU φ400) L=62.43m 排水管 (VUφ 400) L=6 .13m 1.000% (2) 0.821% 40 00 150 00 BP No.1 No.2 No.3 No.4 No.5 No.6 BC.1 No.7 No.8 No .9 No.1 0 SP .1 No .1 1 No .1 2 No .1 3 EC .1 No .1 4 No .1 5 No .1 6 No .1 7 No .1 8 No .1 9 No .2 0 No .2 1 No .2 2 No .2 3 No .2 4 No .2 5 No .2 6 No .2 7 No .2 8 No .2 9 No .3 0 No .3 1 No .3 2 No .3 3 No .3 4 No .3 5 No .3 6 No .. 37 No .. 38 BC .2 SP .2 EC.2 No..39 施工延長790m
長塚排水樋管 上妻排水樋管
平面図
標準断面図
大規模溢水が生じた下妻市前河原地区の築堤工事は、完成。
平成29年12月撮影7
ハード対策
■洪水を河川内で安全に流す対策 (H29年度の主な事例)
ハード対策
■避難行動、水防活動、排水活動に資する基盤等の整備 (H29年度の主な事例)
水防活動を支援するための新技術を
活用した水防資機材等の配備
関東地整9
土嚢製作器の訓練を実施「減災対策協議会 担当者会議」にあわせ、
市町・県・国の水防担当者合同で訓練を実施。
・実施日:平成29年10月25日
・場所:母子島遊水地
・参加者:約30名(市町、県、国の担当者)
・訓練内容:土嚢製作器を使った土嚢作成の訓練と併せて、
照明車・排水ポンプ車の操作も実施
防災行政無線の改良、防災ラジオ等の配布
平成29年4月から市内全域で 防災行政無線の運用を開始 防災ラジオ配布 結城市 下妻市 坂東市 守谷市 浸水状況等の防災に関する情報を市と住民でやりとりするアプリを開発 坂東市の防災ラジオ 下妻市の防災ラジオ『広域避難計画』の策定
ソフト対策
■広域避難を考慮したハザードマップの作成・周知等 (H29年度の主な事例)
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○ 災害対応勉強会 広域避難検討ワーキンググループ 目 的 自然災害に係る広域一時滞在に関することを検討 構 成 県,県内13市町村(下妻市,常総市,つくばみらい市等) (オブザーバー参加:国,関係機関等) 内 容 広域避難計画策定ガイドラインの作成 時 期 平成29年7月,11月,30年3月(計3回開催) 平成30年度中に協議会として 鬼怒川・小貝川下流域の広域避難計画 を作成する ○ 広域避難計画策定ガイドライン(平成30年3月策定) 目 的 「逃げ遅れゼロ」に向け,県内市町村間の広域避難の 推進を支援 内 容 ○広域避難計画作成の手順 ・避難対象区域の設定 ・避難者数の検討 ・避難場所の検討 ・危険箇所と避難経路の検討 など ○発災時の対応 ・避難開始の判断 など (ワーキンググループのイメージ)茨城県
協議会全体
・関東地整・市町と共同し、策定を支援『まるごとまちごとハザードマップ』作成・周知
ソフト対策
■広域避難を考慮したハザードマップの作成・周知等 (H29年度の主な事例)
想定浸水深の 高さにラインを 設定 常総市11
鬼怒川及び小貝川における想定浸水深の表示板を設置完了避難計画に基づいた訓練
避難計画を 検証する ための図上 訓練を実施 龍ケ崎市 小貝川・利根川 洪水避難計画 を策定要配慮者利用施設の避難計画の作成及び訓練の促進
ソフト対策
■広域避難を考慮したハザードマップの作成・周知等 (H29年度の主な事例)
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龍ケ崎市 小貝川氾濫等による浸水想定区域内にある介護施設、 保育園等の事業者を対象とした避難計画説明会を開催 ⇒ 事業所により計画の作成の取組が開始 介護保険施設7施設と福祉避難所開設運営に関する 協定を締結 下妻市自治体 記入欄(H○○.○○.○○確認) 河川事務所 記入欄(H○○.○○.○○確認) 監視すべき水位観測所名は網羅しているか (洪水予報が伝達される水位観測所を記載してい るか) 水防団待機水位の水位は今年度(H29年度)の 水位となっているか 氾濫注意水位の水位は今年度(H29年度)の水 位となっているか 避難判断水位の水位は今年度(H29年度)の水 位となっているか 氾濫危険水位の水位は今年度(H29年度)の水 位となっているか ⑥ -1 ⑥ -2 ⑥ -3 ⑥ -4 ⑦ -1 ⑦ -2 ⑦ -3 要配慮者利用施設への連絡について リエゾンの要請について ポンプ車等の災害対策機械の要請について 災害拠点病院への連絡はされているか 大規模事業者・地下街管理者への連絡はされ ているか 休園・休校の判断はあるか 水防資器材(土嚢等)の準備はあるか 住民からの情報収集はあるか 協定業者(建設会社等)と連絡はあるか その他 その他特筆すべき事項 ※ 本チェックシートは、タイムラインを市町、河川事務所双方で確認することを目的として作成したものです。 タイムラインを修正、更新する際には、市町の計画等と整合を確認の上、ご判断ください。 今 後 は 、 協 議 会 と し て 本 チ ェ ッ ク シ ー ト を 活 用 し 、 タ イ ム ラ イ ン の 更 新 、 充 実 を 図 っ て い き た い と 考 え て お り ま す 。 現 時 点 で 、 チ ェ ッ ク シ ー ト に 対 し て ご 意 見 等 あ り ま し た ら お 聞 か せ 下 さ い 。 ⑯ ⑰ ⑬ ⑭ ⑮ 推奨 ⑧ ⑨ 避難判断水位 氾濫危険水位 堤防天端到達 ⑫ 氾濫発生 ⑦ 避難情報について 避難準備・高齢者等避難開始 避難勧告 避難指示(緊急) ⑩ ⑪ 記 載 項 目 チ ェ ッ ク 内 容 気象・水象 情報 ① ② ③ ④ ⑤ 標準 ⑥ ホットラインについて 主体 標準/推奨 NO チェック項目 ○○市(町) H○○/○月版 ○○川 チェック欄 標準 【標準】:避難勧告等の発令等につながる標準的な項目 【推奨】:より効果的な防災行動を行うために参考と考えられる項目