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25_eigo_sonehara修正版

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Academic year: 2021

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実践のまとめ(3学年 英語)

上越市立城北中学校 教諭 曽根原 至 1 研究テーマ 「まとまりのある文章で事実を伝えようとする生徒の育成」 ~班活動と体験的な場面の活用を通して~ 2 研究テーマについて (1)テーマ設定の意図 当校が目指す生徒像の一つに、「目標と意欲をもって学習に取り組む生徒」がある。英語の授業にお いてこの課題にせまるためには、英語を使う体験的な場面を多く設定し、自分の英語が通じる体験をす ることが大切である。英語を使って自分の考えや事実をまとまりのある文章で外国人に伝え、それにつ いての感想を聞く活動を通して、英語でコミュニケーションがとれたという感動や、他人の意見を聞く ことの楽しさを感じさせる。それらの活動を重ねることで、さらに英語力を高めようという意欲の向上 に結びつけることができると考えた。 (2)研究テーマに迫るために ①ALTの有効的な活用 授業では、既習表現を用いて、主にALTや級友とのインタビュー活動や、グループで協力して、A LTの質問に答える活動などを行っている。また、日本と外国の生活や文化の違い、ALTの知識 や考え方に触れる機会を多く取り上げるようにしている。 今回の単元でも、日本文化の情報をALTに向けて発信する活動を取り入れる。情報発信の動機付け が効果的に行われるよう、ALTを有効活用する。表現活動においては、誰に伝え、何のために活動 するのかが大切である。ALTを活用することによってそれらをはっきりさせ、生徒の目的意識を高め 意欲的に取り組ませる。 ②音読の充実 新出単語、本文の発音、意味を確認し、5分間程度ペアで教科書の音読のチェックを行うようにする。 その際、正しい発音やイントネーションをお互いに助言し合いながらチェックするようにする。さらに 本文の内容に応じて、暗唱への取組も促す。また、リーディングカードを用いて、音読への意欲を喚起 する。リーディングカードには、日、ページ、採点者、評価、累計点の欄を用意し、一目で音読の回数 や点数がわかるよう工夫する。教師や級友からアドバイスを受けながら読むことができると1点、自分 で正しく読むことができると3点、暗唱ができると5点とする評価方法を設定した。 ③小グループ(班)活動の設定 生徒の発言をより多く引き出し、生徒がお互いに多様な考えに触れる場として小グループによる活動 を設定する。学級全体では消極的になる生徒でも、小グループの中では発言することが比較的しやすい。 また、英語が苦手な生徒でも活動に参加できるよう、発表や意見をまとめるなど、グループの中での役 割分担を明確にして活動しやすくする。音読ではペア活動、文を書く活動ではグループの活動などを多 く取り入れる。グループで話し合うことにより、友達の考えや意見についての理解を深め、自分の考え が明確になると考える。その際、教師が適切な指導や助言を行い、話合いを効果的に展開する。

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(3)研究テーマにかかわる評価 ① 「ALTに日本の伝統的な物を紹介するという場面設定や目的・目標の明示によって、意欲的に学 習に取り組めた」とする生徒が80%を超える。 (アンケート調査、授業中のみとり) ② 「教科書の音読を通して、【自分の力で読むことができた】という達成感を感じることができた」 とする生徒が80%を超える。 (アンケート調査、ワークシート分析、授業中のみとり) ③ 「ペアやグループでの活動は、自分の力を伸ばし、より良い発表をすることに役立った」とする生 徒が80%を超える。 (アンケート調査、授業中のみとり) 3 単元と指導計画

(1)単元名 SUNSHINE ENGLISH COURSE 3 PROGRAM6 Let’s Talk about Things Japanese.

(2)単元(題材)の目標 ア 現在分詞、過去分詞の後置修飾用法を正しく理解することができる。 【言語や文化についての知識・理解】 イ 日本の伝統的な物や風習について、英語でALT に紹介することを通して、既習の英語表現の理解 を深め、積極的に英語を使って自分の考えた文を述べることができる。 【言語や文化についての知識・理解】 【表現の能力】 ウ 聞き手の立場に合わせ、日本の伝統的な物や風習を紹介することを通して、よりわかりやすく情報 を伝える文を考えようとする意欲をもつ。 【表現の能力】 【コミュニケーションに対する関心・意欲・態度】 (3)単元の評価基準 コミュニケーションへの関心・意 欲・態度 ○既習の表現を用いながら、仲間と協力して、意欲的に活動に取り組 むことができる。 表現の能力 ○現在分詞、過去分詞の後置修飾用法を用いながら、自分が考えた内 容を述べたり書いたりすることができる。 理解の能力 ○現在分詞、過去分詞の後置修飾用法を含む文について理解すること ができる。 言語や文化についての知識・理解 ○現在分詞、過去分詞の後置修飾用法を含む文構造を理解することが できる。

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(4)指導計画(全11時間、6/11 時間) 時 学習内容 学習活動 主な評価の観点と方法 1 次 2 時 間 ・日本の文化「鳥獣 戯画」「けん玉」「お 祭り」について ・現在分詞による後 置 修 飾 の 形 ・ 意 味・用法 ・受動態の表現 ・ 接 続 詞 「 when 」 「that」「if」の意 味・用法 ・日本文化についての資料を読み説明を聞 く。 ・p.60のベーシックダイアログを音読す る。 ・p.61の重要語句の意味の確認、内容理解 と音読をする。 ・現在分詞による後置修飾を使って祭りにつ いての紹介文を書く。 ・本文を読んで内容を理解する ことができる。【ワークシート】 ・正しい発音と抑揚で本文を読 むことができる。 【観察】 ・現在分詞の後置修飾の形・用 法・意味を理解することがで きる。 【ワークシート】 ・現在分詞の後置修飾を使っ て、祭りの紹介文を書くこと ができる。【ワークシート】 2 次 2 時 間 ・過去分詞による後 置 修 飾 の 形 ・ 意 味・用法 ・現在完了の経験、 比較級の表現 ・動名詞の意味・用 法 ・p.62のベーシックダイアログを音読す る。 ・p.63の重要語句の意味の確認、内容理解 と音読をする。 ・過去分詞による後置修飾を使って祝日の紹 介文を書く。 ・本文を読んで内容を理解する ことができる。【ワークシート】 ・正しい発音と抑揚で本文を読 むことができる。 【観察】 ・現在分詞の後置修飾の形・用 法・意味を理解することがで きる。 【ワークシート】 ・過去分詞の後置修飾を使っ て、祝日の紹介文を書くこと ができる。【ワークシート】 3 次 3 時 間 本時 2/3 ・there is/are ~の 表現

・a kind of~の表現 ・現在分詞、過去分

詞 の 後 置 修 飾 の 形・意味・用法

・現在分詞と過去分詞による後置修飾を使っ た文の確認問題に取り組む。

・a kind of~、過去分詞の後置修飾を使っ て「鯉のぼり」「竹馬」「そろばん」「百人 一首」の紹介文をALTに伝わるように考 えながら書く。 ・班内で紹介文に情報を付け加える。 ・ALTに紹介文を発表する。 ・ALTの感想を聞く。

・a kind of~と過去分詞の後置 修飾を使って、紹介文を書く ことができる。【ワークシート】 ・紹介文に情報を付け加えるこ とができる。 【ワークシート】 4 次 1 時 間 ・as~(~として) の意味・用法 ・ be impressed by ~の意味・用法 ・p.66の重要語句の意味の確認、内容理解 と音読をする。 ・本文を読んで内容を理解する ことができる。【ワークシート】 ・正しい発音と抑揚で本文を読 むことができる。 【観察】

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4 単元(題材)と児童生徒 (1)単元について 本単元では過去分詞と現在分詞の後置修飾を扱っている。「動詞 ing」は、1、2年時に「進行形」 と「動名詞」を学習している。「進行形」と「動名詞」の意味や用法の違いは比較的理解しやすいと思 われる。一方、「進行形」と「現在分詞の後置修飾」の意味・用法は混同しやすい。同じように3年時 の1学期の学習内容である「受動態」と「過去分詞の後置修飾」の意味・用法も混同することが多い。 授業では、自分の身近にある日本の伝統的な物や風習を、外国人にうまく伝えるにはどんな表現がい いのかに注目させていく。日本の伝統的な物や風習をよりよく伝えるためには、どのような説明がよい のか、どこに、どのような説明を入れるのがよいのかを考えさせ、ALTの立場や境遇を想像しながら、 情報を付け加えた紹介文を書くことに取り組ませる。その後、各班内で発表をさせ、班の仲間がアドバ イスを与える。そのアドバイスを参考にして完成させた紹介文を、実際にALTに紹介し、感想をもら う活動を組織する。 この学習を通して、英語の知識や技能の向上をはかり、それにともない、相手によりわかりやすく情 報を伝えるにはどうすればよいのかを考える態度を育てたい。 (2)児童生徒の実態 ① 実態 男子17名、女子18名、計35名のクラスである。英語や外国の文化に興味をもっている生徒が 多く、英検3級以上の合格を目指す生徒もいる。英語の必要性や外国人とコミュニケーションを図る ことの有用性を感じている生徒も多い。また、教科書の本文を上手に読み、暗記して発表しようとす る意欲の高い生徒もいる。 しかし、一方で英語が苦手で、基本的な既習内容を理解できない生徒もいる。また、英語を得意と する生徒の中でも、英語でまとまった文章を書くことや、発表時の声が小さく、人前で堂々と話すこ とに消極的で、人とうまく関わりをもつことのできない生徒もいる。 英語の授業では、2年時にメールでの気軽なやりとりの英語表現の学習や自分の町を外国人に紹介 する活動を行っており、3年時の1学期にはALTへのインタビュー原稿を英語で書く活動を実施し た。身近にある日本の伝統的な物や風習を、外国人に英語で紹介するという活動を通して、英語でコ ミュニケーションをとる楽しさを感じ、自信をもたせたい。 5 次 2 時 間 ・紹介文の準備、発 表 ・現在分詞、過去分詞の後置修飾を使って日 本の伝統的な物や風習の紹介文を書く。 ・班内で紹介文を発表する。 ・班内で紹介文に情報を付け加える。 ・ALTに紹介文を発表する。 ・ALTの感想を聞く。 ・現在分詞、過去分詞の後置修 飾を使って、日本の伝統的な 物や風習の紹介文を書くこと ができる。【ワークシート】 ・紹介文を発表することができ る。 【観察】 6 次 1 時 間 ・主語+動詞+目的 語+補語の語順・ 意味・用法 ・間接疑問文、過去 分詞、現在分詞の 後置修飾の形・意 味・用法 ・主語+動詞+目的語+補語、間接疑問文、 過去分詞、現在分詞の後置修飾の確認問題 に取り組む。 ・主語+動詞+目的語+補語、 間接疑問文、過去分詞、現在 分詞の後置修飾を理解するこ とができる。 【ワークシート】

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5 本時の展開 (1) 本時のねらい ア 紹介文を聞き、ALTにより良く情報を伝えるために、どうしたらよいかを考え、紹介文 に英語で文を付け加えることができる。 【表現の能力】 イ 班で協力し、紹介文に説明を付け加えようとしている。 【コミュニケーションに対する関心・意欲・態度】 (2) 展開にあたって 本時では、日本の伝統的な物の紹介文をもとにして、どう改善すれば、より良く外国人に伝わるか を考えることが主たる活動である。まず、「鯉のぼり」を説明している紹介文に注目させていく。「鯉 のぼり」を知っている日本人にとっては、形や色、大きさなどは容易にイメージできるであろう。ま た、これが日本の風習で、男児の出世と健康を願って家庭の庭先で飾られることや、端午の節句の飾 りであることなど、「鯉のぼり」からたくさんの事柄を連想できる日本人も多い。 しかし、ALTが、「鯉のぼり」と聞いても、それが何であるか伝わらない。それがどういう物で あるかを伝えるためには、英語を使って丁寧に説明する必要がある。わかりやすい説明を英語で考え ようとする気持ちを持たせることで本時のねらいに迫ろうと考えた。 そのために、ALTに紹介文からイメージされる「鯉のぼり」を絵に描いてもらい、日本人のもつ イメージとの違いに気付かせる。そうすることで初めに作成した紹介文だけでは十分に伝わらないの だという実感をもたせる。そこで、どのような説明を補足すればよいのかと問い、すべての生徒に英 文を言わせ、自分の英語が伝わったという思いをもたせる。個々の情報を総合することでALTの描 く絵が改善されれば、英文を付け足すことの有用性に気づき意欲的に活動することが期待できる。 (3) 展開 学習内容 学習活動 教師の支援・指導 留意点 / ☆評価 前時の復習 (10分) ・あいさつ ・ウォームアップ活動 ・P.63の音読を行い前時の振 り返りをする。 ・リーディングチェックカード に記入する。 ・あいさつ ・生徒に英語の質問をする。 ・ペアで取り組むよう指示する。 ・リーディングチェックカードを 使うように指示する。 ・大きな声であいさつ ・明るい雰囲気を作る。 ・生徒同士で教え合い ながら、良いところ を褒め合いながら行 う。 発表の工夫 (30分) ・紹介文を発表する。 ・発表を聞く。(2分) 予想される紹介文

We call it Koinobori. It is a thing seen on Tangonosekku in Japan. It is like a carp. ・マット先生の描く絵を見る。 (1分) ・発表させる。 ・大きな声で発表できるよう声か けをする。 ・紹介文を配る。 ・紹介文について既習内容が適切 に使われていることに対して賞 賛する。 ・ALTは、簡単な説明のついた 絵を描き、生徒にしめす。 ・前時に書いた紹介文 を一つ選んでおく。 ・紹介文を黒板に貼っ ておく。 ・画用紙に色、形、大 きさ、感触、原材料、 紹介しているものがマット先生に伝わるかどうか判断してもらいましょう。

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文化につい ての知識・ 理解 予想される生徒の反応 ・えー、全然違う。 ・なにあれ? ・全然知らないんだー 味、また、それが“食 べ物か”、“道具か” などを含んだ絵と簡 単な説明を描いても らう。 ・ALTには紹介文に ない部分のギャップ を強調した絵を書い てもらい、英語で説 明させる。 表現の工夫 ・個人で付け加えたい文を作る。 (5分) ・発表する。(5分) ・個人で付け加えたい説明する英 文を書かせる。 ・発表させる。 ・ALTにもう一度イメージの絵 を描いてもらい、本物の「鯉の ぼり」の写真と比べる。 ☆英語で文を付け加え ることができる【表現 の能力】 ・専門語の多く載って いる和英辞典を人数 分用意する。 ・ALTに一人一人の 発表に反応するよう 事前に言っておく。 ・イメージの修正され た部分を強調した絵 を書いてもらう。 ・班の中で紹介文を発表する。 ・班員の紹介文を聞く。(2分) ・班で紹介文に付け加えたほう が よ い と 考 え る 説 明 文 を 作 る。 ・話し合う。(15分) ・ALTに紹介文を見せる。 ・各班に紹介文を一つ選んで配る。 ・日本語で補足する説明を考える よう指示する。 ・補足する説明を英語にするよう 指示する。 ・付け足すだけではなく一部変更 も認める。 ・付箋紙を配り、英文を書かせて 貼らせる。 ・ALTが班の紹介文を読み、修 正された絵を描く。 ・各班の「竹馬」「百人 一首」「そろばん」の 紹介文から一つ選ん で、拡大印刷してお く。 ・紹介文にない部分の ギャップを強調した ALTが書いた絵を 付けておく。 ・専門語の多く載って いる和英辞典を人数 文用意する。 ・班で4文以上考えさ せる。 ☆英語で文を付け加え ることができる【表現 の能力】 マット先生は、このようなイメージをもったようです。では、 どんな説明をすれば、「鯉のぼり」がきちんと伝わると思います か? ALTの先生のイメージはこのように、伝えたいものにすごく 近づいたようですね。みんなの説明で、マット先生にこんなによ く伝わりました。 ALTの先生のイメージが本物に近づくように、班で協力して 紹介文に説明を付け加えよう。

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・班の代表生徒が説明文の付け 加えられた紹介文を読む。 (10分) ・あいさつ ・付箋の内容を確認しながら、A LTに感想を求める。 ・あいさつ ・終わった班の紹介文 から黒板や壁に貼っ ておく。 ③評価(基準) 「ねらい」と「見取り」の場面(資料) 【表現の能力】の観点 評価 具体的な姿 見取りの場面 A 自分で付け加える部分に気づき、正確な英文で一文以上付け加えて書けている。 ワークシート B 自分で付け加える部分に気づいたが、正確な英文が書けない。 B に達しないと予想される生徒への支援 ・机間巡視をしてフォローする。 【コミュニケーションに対する関心・意欲・態度】の観点 評価 ・班で学び合い、自分の考えを相手に伝えようとしているか。 ・和英辞典やノート、教科書を参考にして説明文を正確に英語で書こうとしている。 6 実践を振り返って (1)授業(単元)の実際 ①ALTをより効果的に活用した場面 ALTを活用した場面は大きく分けて2つある。1つ は前時に行った「鯉のぼり」「竹馬」「そろばん」「百人一 首」の紹介文を書く場面である。 まず初めに、ALTがこれら4つの物を知らないこと やALTに全員の紹介文を読んでもらうことなどを伝え、 生徒の意欲喚起を行った。 次に4つの物についてプリントをそれぞれ用意した。 生活班(4、5人)に4種類のプリントを配布し、各自 で紹介したいものを選択させた。どの紹介文にも既習表 現を使った4つの条件を提示した。条件1:受け身の文 を使う。条件2:過去分詞の後置修飾を使う。条件3: a kind of を使う。条件4:ALTに伝わるように何文で 書いてもよい。また、例文を英語と日本語で提示し低位 の生徒でも取り組めるよう配慮した。生徒にはまず日本 語で紹介文を書き、その後、辞典や教科書を参考に英文 を書くよう指示を出した。このことにより、文数の差は あるにしても、ほとんどの生徒が英語で紹介文を書くところまでたどり着くことができた。 2つ目は本時での活用である。事前にALTと打ち合わせを行い、実際の「鯉のぼり」とは異なる 絵を用意した。それを生徒に提示し、紹介文にどんな説明文を付け加えたらよりよく伝わるのかを考 えさせた。絵を見た生徒たちは驚いた様子であった。その後、生徒たちは絵の間違いを修正する英文 を意欲的に書いていた。形や色、大きさや素材、それが鯉の形をもとに作られていることなどを説明 する英文があった。また、この単元で新出するa kind of や後置修飾、既習事項の受け身表現を使い、 より豊かな表現で伝えようとする生徒もいた。その後、個々の情報を総合しALTの描く絵が改善さ

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れたことで、英文を付け足すことの有用性に気づき、自分の英語が伝わったという思いをもたせるこ とができたと考えている。同じように「百人一首」「そろばん」「竹馬」の紹介文にも、各班で説明文 を付け加える活動を行った。 「百人一首」のイメージ 「そろばん」のイメージ 「竹馬」のイメージ ②教科書の本文の音読の場面 毎回授業の初めに10分間教科書 の音読を取り入れた。既習のページ の本文を全体で3回の音読練習の後、 ペアで音読を行った。毎回、全体の 音読を含め、5,6回は読むことが できていた。 意欲的に音読に取り組めるように、 リーディングカードを用意した。表 はペアリーディングでチェックした 記録、裏は音読の取組の蓄積がわか るように、日本地図を付けた。音読 のレベルを1「友人や先生に教えてもらいながら読める。」2「自分一人ですらすら読むことができ る。」3「感情を込めて、すらすら読むことができる。」4「暗記して、すらすら読むことができる。」 5「暗記して、感情を込めてすらすら読むことができる。」の5段階に分けた。また、日付や採点者 の覧を設け、いつ誰と音読を行ったかも記録できるようにした。5ポイントが累積すると裏の日本地 図の都道府県を一つずつ順番に塗っていくようルールを決めた。 リーディングカードを用いたことによって、意欲喚起だけでなく、生徒一人ひとりの英語の発話量 を増やす点でも有効であったと感じている。単元を通しても、全体的に教科書の音読に積極的に取り 組む生徒が多かった。英語の学習を苦手とする生徒もこの活動には比較的取り組みやすいようである。 周囲が同じ文章を読み、助言し合う雰囲気にも影響され、大きな声で教科書を音読、暗唱する様子が 見られた。英語を大きな声で話すことに躊躇しない態度も少しずつ定着してきたように感じられた。 また、リーディングカードをお互いに見せ合いながら、その回数を競う場面も見られ、さらに暗唱に 挑戦して高得点を目指す生徒もいた。 ③小グループ(班)活動の場面 音読の場面ではペアでのリーディングを取り入れた。音読をチェックすることや読み方を教えるこ となどの自分にできる役割をしっかり果たすよう指示した。 また、生活班での活動を設定した。紹介文に説明文を加えてよりよく伝わるようにする活動では、 辞書を使って語句を調べる人、紹介文の日本文を考える人、英文を書く人などの役割分担も行われる よう指示した。全体では消極的になる生徒もグループの中では活動することができた。英語を苦手と

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する生徒も説明文を整理し貼り出す作業を手伝っている様子が見られた。班によっては、すべての班 員が発言をしたり、説明文を考え、書き出したりしていた。 (2)考察 ①成果 ○振り返り項目の「ALTに日本の伝統的な物を紹介するという学習に意欲的に取り組めました か。」で、肯定的評価が93%(28人/32人) ⇒ 課題設定を工夫したり、ALTを活用したりすることがその後の活動への意欲付けに効果的 であったと考えられる。ALTに日本の伝統的な物がどういう物であるかを伝えるためには、 英語を使って丁寧に説明する必要がある。そのことを生徒に実体験を通して、感じてもらうこ とができた。 ○振り返り項目の「教科書の音読で、【自分の力で読むことができた】という達成感を感じること ができましたか。」で、肯定的評価が全体の割合に比べて、英語を苦手とする生徒(教師の見取) の中での割合が高い。 ⇒ 英語を苦手とする生徒も、級友に読み方を教えてもらいながら、教科書の音読に積極的に取 り組んでいた。また、生徒の音読をほめることで、生徒のやる気が高まった。英語を苦手とす る生徒にとって音読は比較的取り組みやすい学習であることがわかる。 ○授業の振り返りに、「英語で伝えることが楽しかった。」「もっと英語の文をたくさん書けるよう になりたい」など前向きなコメントが多くあった。 ⇒ 今回の紹介文を書く活動がこれからの学習の意欲付けにも効果的であったことがわかる。 ○まとまった英文を班で書くことができた。 ⇒ 8班中7つが4文以上の英文を書くことができた。英語を苦手とする生徒にとって、一人で はできないことも、班の仲間と協力することで、課題を達成できることを感じてもらうことが できたと考える。 「そろばん」の紹介文 「百人一首」の紹介文

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付け加えた説明文 付け加えた紹介文 ②課題 △振り返り項目の「ペアやグループでの活動をすることで、自分の力を伸ばし、より良い発表をす ることに役立ちましたか。」で、肯定的評価が59%(19人/32人) ⇒ 今回の授業で英語を苦手とする生徒も何らかの作業を手伝っている様子が見られた。しかし、 班によっては一部の人に作業が集中したり、英語が得意な生徒でも途中で活動が止まってしま ったりする様子が見られた。班によって課題が難しくなったことが原因だと考える。 △授業の振り返りに、「難しかった。」「時間が足りなかった。」などのコメントがあった。 ⇒ ALTの絵が実物とかけ離れていたことや、生徒があらかじめ書いた中から選んだ紹介 文の表現が著しく乏しかったことなどから、紹介文に説明文を付け加えることが困難になった と考える。元となる紹介文の選択やALTが描く絵について事前に吟味するべきであった。 △振り返り項目の「教科書の音読を通して、【自分の力で読むことができた】という達成感を感じ ることができましたか。」で、肯定的評価が63%(20人/32人) ⇒ 音読させるだけの活動では、目的を達成することはできない。教師のより的確な支援や級友 や日本人の教師だけでなくALTに音読を評価してもらうなどの工夫が必要である。また、自 己評価カード(日本地図)についても、累計点に応じて都道府県を丁寧に塗りつぶしていく様 子が見られるが、その一方で地図を塗りつぶすことに抵抗を感じる生徒もいる。今後はマンネ リ化しないよう、音読の記録カードについても工夫を加えようと考える。 It is a rectangle in shape.

It is like an oval small ball in shape. Arectangle in oval.

It is as big as a pen case. It has many lines with 5 balls.

It is a square card.

It is made from thick paper. We put the cards on the floor. We play the game in two teams. They are player and reader.

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