感染症とは
感染症とは
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神戸市保健所神戸市保健所H22.2H22.2 { 細菌やウイルスなどの病原体が体内に入りいろいろな症状 を起こす病気のこと〈細菌〉
カンピロバクター
0157
赤痢
サルモネラ
A群溶連菌
黄色ブドウ球菌等
〈ウイルス〉
アデノウイルス
エンテロウイルス
ロタウイルス
ノロウイルス
インフルエンザ
RSウイルス
風疹
,水痘 等
施設内で流行しやすい感染症
施設内で流行しやすい感染症
{ 入所者及び職員にも感染が起こり、媒介者となる感染症集団感染 を起こす可能性がある感染症 インフルエンザ、結核、感染性胃腸炎(ノロウイルス)、腸管出血性大 腸菌感染症、ノルウェー疥癬など { 健康な人に感染を起こすことは少ないが、感染抵抗性の元弱下人 に発生する感染症 MRSA感染症、緑膿菌感染症など { 冬に流行する代表的な感染症 消化器系の「感染性胃腸炎(ノロウイルス)」 呼吸器系の「インフルエンザ」施設内で感染が広がる要素
施設内で感染が広がる要素
~インフルエンザを例に~
~インフルエンザを例に~
宿主
感染源
感染経路
患者との接触
同部屋
職員から
家族から
予防接種 うがい、手洗いノロウイルス
ノロウイルス
流行時期 11月~3月 冬場に多い 感染経路 食品媒介感染、接触感染、飛沫感染が主 症状 吐気、おう吐、下痢、腹痛、発熱 診断方法 症状やノロウイルスの証明 経過 感染後、24~48時間で吐気、おう吐、下痢 腹痛、発熱などの症状が出るが、通常3日以内に回復。 *口から入り小腸粘膜で増加、少量のウイルスで感染 潜伏期間 1~2日(24~48時間) 治療 対症療法 その他 消毒インフルエンザ
インフルエンザ
流行時期 例年12月~3月下旬 1月末~2月上旬にピーク 感染経路 飛沫感染が主 *飛沫感染 1~2メートル程度 症状 突然の発症、38度を超える発熱、上気道炎 診断方法 症状やインフルエンザウイルスの証明 経過 典型例には、突然の発熱で始まり、高熱が3日程度続き、 しばしば全身倦怠感や筋肉痛などの全身症状を伴う。 一般に一週間程度で軽快。 潜伏期間 1~5日(平均3日) 治療 対症療法、抗インフルエンザウイルス薬 その他 インフルエンザ予防接種、高齢者への注意、消毒主な感染経路と原因微生物
平成22 年 2 月 感染経路 特徴 おもな原因微生物 空気感染 咳、くしゃみなどで、飛沫核(5 ㎛以下) として伝播する。 空中に浮遊し、空気の流れにより飛散する。 結核菌 麻しんウイルス 水痘ウイルス など 飛沫感染 咳、くしゃみ、会話などで感染する。 飛沫粒子(5 ㎛以上)は 1m 以内に床に落下 し、空中を浮遊し続けることはない。 インフルエンザウイルス ムンプスウイルス 風しんウイルス レジオネラ など 接触感染 (経口感染含む) 手指・食品・器具を介して伝播する。 最も頻度の高い伝播経路である。 ノロウイルス 腸管出血性大腸菌 MRSA、緑膿菌 など (1) 標準予防策 感染を予防するためには、「1 ケア1手洗い」の徹底が必要です。 また、日常のケアにおいて入所者の異常を早期発見するなど、日常の介護場面での感染対 策が有効です。 ● 血液・体液・分泌物・排泄物(便)などに触れるとき ● 傷や創傷皮膚に触れるとき 手袋着用 手袋を外したときは、石鹸と流水により、手洗いをします。 ● 血液・体液・分泌物・排泄物(便)などに触れたとき 手洗いをし、必ず手指消毒をします。 ● 血液・体液・分泌物・排泄物(便)などが飛び散り、目、鼻、口を汚染する恐れのあるとき マスク、必要に応じてゴーグルやフェイスマスクを着用します。 (ただし、高齢者介護施設においては、原則として、日常にこのような対応は必要ない) ● 血液・体液・分泌物・排泄物(便)などで、衣服が汚れる恐れがあるとき プラスチックエプロン・ガウンを着用します。 介護職員の手指を介した感染は、感染経路として最も気をつけるべき点です。 <手洗いにおける注意事項> ・ まず手を水で濡らす。 ・ 手洗い用せっけんを使ってよく泡立てる。 ① 手を洗うときは、時計や指輪をはずし、爪は短く切っておく。 ② 指の間、親指の付け根、爪・指先、手首など洗い残しをしやすい部位は、特に注意し て洗う。時間は 15 秒から 30 秒せっけんを使って手をこすり合わせてしっかり洗う。 ③ 流水でよく洗い流す。 ④ 共用タオルでは感染の恐れがあるので、使い捨てのペーパータオルを使用する。 ⑤ 水道の開閉は、手を触れずにできるものが望ましい。 ⑥ 手を完全に乾燥させる。 ⑦ 水道の蛇口など水まわりを清潔に保つ。(2) 感染症の早期発見 日常から入所者の健康状態を観察、把握し、記録しておくことが重要です。日常的に 発生しうる割合を超えて、次のような症状が出た場合には、速やかに対応しなければな りません。 留意すべき症状: 吐き気・嘔吐 下痢、発熱、咳、咽頭痛・鼻水、発疹(皮膚の異常)など (3) 食事介助 食事介助の際は、介助職員は必ず手洗いを行い、特に排泄介助後には、食事介助前に 十分な手洗いが必要です。介護職員が食中毒病原体の媒介者にならないように、注意を 払いましょう。 (4) 排泄介助 おむつ交換は、必ず使い捨て手袋を着用して行うことが基本です。その場合は、一ケ ア毎に取り換えることが不可欠です。また、手袋を外した際は手洗いを実施します。 おむつ交換の際は、入所者一人ごとに手洗いや手指消毒が必要です。 おむつの一斉交換は感染拡大の危険が高くなります。個別ケアが望ましい。 ・ 入所者一人ごとの手洗いや手指消毒を徹底し、手袋を使用する場合には一ケア毎に必ず 取り換えるなど、特に注意しましょう。 ・ おむつ交換車の使用はできるだけやめましょう。 (5) 医療処置 喀痰吸引の際は、飛沫や接触による感染に注意しましょう。使い捨て手袋を使用して、 チューブを取り扱いましょう。 膀胱留置カテーテルを使用している場合、尿を廃棄するときには使い捨て手袋を使用 してカテーテルや尿パックを取り扱うことが重要です。また、尿パックの高さに留意し、 クリッピングするなど、逆流させないようにすることも必要です。 点滴や採血の際は、素手での実施は避けます。 (6) 職員研修の実施 職員に対する十分な教育・研修が必要です。適切な知識を普及・啓発するとともに、 衛生管理の徹底と衛生的な行動の励行を行います。 職員教育を組織的に浸透させていくためには、定期的な教育(年 2 回以上)を実施する とともに、新規採用時には、必ず感染対策教育を実施することが重要です。 (7) 行政への報告 施設長は、次のような場合、迅速に、市の社会福祉施設等主管部局に、報告するとと もに保健所(各区保健福祉部あんしんすこやか係)にも対応を相談します。 (8) 職員の健康管理 定期的な健康診断は、必ず受けましょう。また、自身の普段の健康管理に注意する必要 があります。 ワクチンで予防可能な疾患については、できるだけ予防接種を受け、感染症への罹患 を予防し、施設内での感染症の媒介者にならないようにすることが重要です。 予防可能な疾患(予防接種ワクチン) インフルエンザ、B 型肝炎ワクチン、麻しんワクチン、風しんワクチン、 水痘ワクチン、流行性耳下腺炎ワクチン、など
予防が極めて重要になる
ノロウイルス感染症の対応について
1.ノロウイルスの特徴
(1)感染力が極めて強い
(ウイルスが 10 個でも感染する)
(2)学校、病院、老健施設などでの
集団感染をおこすことがある。
(3)食中毒の原因ウイルスでもある
(4)現時点では、ワクチンがない
2.ノロウイルスの感染経路
経口感染
ノロウイルスに汚染された飲料水や食物を口にすることによって感
染する。
接触感染
ノロウイルスで汚染された手指、衣服、物品等を触ることによって感
染する。この場合も最終的には接触後汚染された手指や物品を口
に入れる(舐めるなど)ことにより、ノロウイルスが口の中に入り感
染する。
飛沫・空気感染
「飛沫」または空気中に舞い上がったウイルスを間近で吸い込み、
それが口の中に入り感染する。
3.二次感染予防のために
ノロウイルス感染症の場合、患者の吐物や下痢便にはノロウイルスが大量に含まれている。
二次感染を予防するためには感染源を適切に処理する必要がある。
感染源 : 下痢便、吐物
使用する消毒薬 : 塩素系消毒薬 (家庭用漂白剤:キッチンハイターなど)
処理をはじめる前の準備:使い捨て手袋、マスク、ガウンを着用する。
窓を開けるなどして、換気をよくする。
処理が終わったら・・・必ず手を洗う。
(1) 便や吐物で汚れた衣類など
そのまま洗濯機で他の衣類と一緒に洗うと、洗濯槽内にノロウイルスが付着するだけでは
なく、他の衣類にもウイルスが付着するので注意が必要。
① 50 倍に薄めた塩素系消毒薬を浸したペーパータオルや布などで汚物を取り除いた後、50
倍に薄めた塩素系消毒薬(塩素濃度約 1,000 ppm)に約 30 分間浸す。
② 他の衣類とは分けて洗う。
・高温の乾燥機などを使用して、十分乾燥させると効果的。
・布団などすぐに洗濯できない場合は、スチームアイロンなどで熱を加えることも効果的。
(ウイルスは 85℃・1 分以上で死滅する。)
平成 22 年 2 月 神戸市保健所(2)便や吐物で汚れた床等の処理
① 50 倍に薄めた塩素系消毒薬(塩素濃度約 1,000 ppm)を浸したペーパータオルや雑巾など
で嘔吐物を覆い、外側から内側に向けて、囲うようにして拭き取る。
② 拭き取った雑巾等はビニール袋に入れて密封し、捨てる。
③ ふき取った後の床などは、50 倍に薄めた塩素系消毒薬(塩素濃度約 1,000ppm)で、浸す
ように拭き取り、その後水拭きをする。床の材質にもよるが、吐物は想像以上に遠くまで飛
び散っているので広範囲(半径2m 程度)に消毒する。
④ 処理後は手袋をはずしてしっかりと手洗いをする。手袋は使った布などと同じように処理
する。
・トイレのドアノブ、蛇口、トイレの床、トイレや浴室の柵などは 250 倍に薄めた塩素系消毒薬
(塩素濃度約 200ppm)で拭き、その後水拭きする。
(塩素系消毒薬は金属腐食性があるので、水拭きを忘れないようにする。)
・消毒薬を浸み込ませたペーパータオルを踏んで、スリッパなど履物の裏側も消毒する。
4.普段から気をつけること
日頃からきちんと手を洗うことが感染予防の基本。
特に、食事の前や、トイレに行った後、調理の前、便や嘔吐物の
処理後は手洗いを必ずおこなう。
☆塩素系消毒薬(次亜塩素酸ナトリウム希釈液)の作り方
塩素濃度が約 5%の場合
(一般に市販されている家庭用塩素系漂白剤の塩素濃度は、約 5%です。)
作る時には、きれいに洗浄したペットボトルを使うと便利です。
できあがり濃度
希釈液の作り方
0. 1%
(1,000ppm)
50 倍希釈
水道水 500ml
+
家庭用塩素系漂白剤 10ml
(ペットボトルのキャップ 2 杯)
0.02%
(200ppm)
250 倍希釈
水道水 2,000ml
+
家庭用塩素系漂白剤 10ml
(ペットボトルのキャップ 2 杯)
2杯 500ml 2L 2杯塩素系消毒薬を使用する際には、必ず換気しましょう!
ペットボトルのキャップ ペットボトルのキャップ感染症・食中毒疑い発生状況連絡票
報告日時 年 月 日 時 施設名施設の種別 所在地・ 電話・FAX番号 施設長名
報告者名 嘱託医師名・連絡先
入所者・利用者数 名 職員数 名 報告理由 ア 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が 1週間に2名以上発生した場合( 月 日~ 月 日) □重篤患者数 名 □死亡者数 名 イ 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者 の半数以上発生した場合 □利用者等の有症状者の延べ人数 名(□10名以上・□全利用者数の半数以上) ウ ア及びイに該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、 特に施設長が報告を必要と認めた場合 □利用者等の有症状者の延べ人数 名 主な症状 下痢・嘔吐・腹痛・発熱・その他( ) 報告日現在の有症状者数
名 飲食物の提供 □無 □有 → 施設内での調理(□有・□無) 発生状況(可能な範囲で記入してください) 初発日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 入所・利用者 の発症者数 名 名 名 名 名 名 名 職員の発症者 数 名 名 名 名 名 名 名 その他報告事項 所管課 ※情報伝達ルートは、各施設 当該区保健福祉部又は当該衛生監視事務所 → 保健所 です
感染症・食中毒疑い発生状況連絡票(記入例)
報告日時 平成 22 年 3 月 5 日 15 時 所管課 ※情報伝達ルートは、各施設 当該区保健福祉部又は当該衛生監視事務所 → 保健所 施設名●●ホーム
施設の種別 特別養護老人ホーム 所在地・ 中央区加納町●―● 電話・FAX番号 TEL 078-●●●―●●●● FAX 078-●●●―●●●● 施設長名神戸 太郎 報告者名 管理課長 中央 次郎 嘱託医師名・連絡先
兵庫 三郎 兵庫クリニック 中央区雲井通●―● TEL 078-●●●―●●●● 入所者・利用者数 40名 職員数 25名 報告理由 ア 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらによると疑われる死亡者又は重篤患者が 1週間に2名以上発生した場合( 月 日~ 月 日) □重篤患者数 名 □死亡者数 名 イ 同一の感染症若しくは食中毒による又はそれらが疑われる者が10名以上又は全利用者 の半数以上発生した場合 ■利用者等の有症状者の延べ人数 10名(■10名以上・□全利用者数の半数以上) ウ ア及びイに該当しない場合であっても、通常の発生動向を上回る感染症等の発生が疑われ、 特に施設長が報告を必要と認めた場合 □利用者等の有症状者の延べ人数 名 主な症状 下痢・嘔吐・腹痛・発熱・その他(嘔気 ) 報告日現在の有症状者数
入所者5
名(職員2名) 飲食物の提供 □無 ■有 → 施設内での調理(■有・□無) 発生状況(可能な範囲で記入してください) 初発日 3月1日 3月2日 3月3日 3月4日 3月5日 月 日 月 日 入所・利用者 の発症者数 3名 2名 1名 3名 1名 名 名 職員の発症者 数 0名 1名 1名 1名 0名 名 名 その他報告事項 ・ 職員で延べ3名同様の症状あり ・ 入所者は嘱託医の兵庫クリニック受診、症状はいずれも軽症、入院患者はなし【経過記録表】 発症 回復 入院 発症の事例
【施設名 】
氏 名 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 発生状況 初発日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 月 日 入所・利 用者の発 症者数 職員の発 症者数「感染症・食中毒疑い発生状況連絡票」の「発生状況」
発症の事例 3月1日 3月2日 3月3日 3月4日 3月5日 3月6日 3月7日 Aさん 発症 快復 Bさん 発症 快復 Cさん 発症 Dさん 発症 快復 Eさん:職員 発症 快復 Fさん 発症 Gさん 発症 快復 Hさん:職員 発症 Iさん 発症 快復 Jさん 発症 Kさん:職員 発症 Lさん 発症 Mさん 発症 発生状況 初発日 3月1日 3月2日 3月3日 3月4日 3月5日 3月6日 3月7日 入所・利用者 の発症状況 3 2 1 3 1 職員の発症者 数 0 1 1 1 0 上記の事例の場合、「利用者等の有症状者の延べ人数」は「10名」になります。 東 灘 区 841-4131(代) 851-9333 灘 区 843-7001(代) 843-7018 中 央 区 232-4411(代) 232-1495 兵 庫 区 511-2111(代) 511-7006 北 区 593-1111(代) 595-2381 北 区 北神担当 981-8870(直) 984-2334 長 田 区 579-2311(代) 579-2343 須 磨 区 731-4341(代) 735-8159 北須磨支所 793-1313(直) 796-1955 垂 水 区 708-5151(代) 709-6006 西 区 929-0001(代) 929-1690 東部(東灘区・灘 区・中央区) 232-4651(直) 232-4657 西部(兵庫区・長田区・須磨区) 579-2660(直) 579-2662 北 (北 区) 593-3250(直) 593-2880 垂水(垂水区) 708-6230(直) 708-6233 西 (西 区) 929-0550(直) 929-0056 《時間外・休日の場合》 3月5日が報告日の場合、「報告日現在の有症状者数」は「利用者5名(職員2名)」になります。 □ 連 絡 先 一 覧 □ 「感染症・食中毒疑い発生状況連絡票」の「発生状況」の記入方法 上記の代表電話番号の案内テープの最後に夜間・休日宿直者の連絡先を案内していますので、その電話番 号へ連絡してください。 ただし、北須磨支所管内は須磨区へ、北区北神担当管内は北区へ、監視事務所は各区代表へ連絡してくだ さい。 保健福祉部健康福祉課 あんしんすこやか係 衛生監視事務所 (食中毒が疑われる場合) 電 話 番 号 F A X 番 号 電 話 番 号 F A X 番 号 上記のように発症した場合は、以下のように記入にてください。