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NYマーケットレポート(2013 年 9 月 9 日)
昨晩の NY 外国為替市場は、米国の主要な経済指標の発表がなく、材料に乏しい中、序 盤のドル円・クロス円は小動きの展開で始まりました。その後、ロシア外相がシリア外 相に対して、シリア攻撃回避のため化学兵器禁止条約への参加を提案し、それに対しシ リア外相が「ロシア外相の発言を歓迎する」と応じと伝わったことから、リスク回避の 動きが和らぎ、ドル円・クロス円は堅調な動きとなりました。また、米株価が堅調な動 きとなったことも支援材料となりました。ただ、ドル/円は、米国の緩和策の早期縮小 観測が後退したとの見方が広がっていることから、やや上値の重い展開が続きました。 (出所:ブルームバーグ)2 NY 市場レポート ここまでのドル/円の動き (出所:ネットダニアー) ①2020 年夏季五輪の東京開催決定が日本のデフレ脱却に追い風になるとの見方が広がり、 日本株の上昇期待を背景に円売りが優勢となり、ドル/円は先週末の海外市場の終値から約 70 ポイントギャップアップして始まるなど堅調な動きとなった。 ②上昇していた日経平均株価が、高値から 130 円以上上げ幅を縮小したことを受けて、ドル 円・クロス円は軟調な動きとなる。 ③その後は、取引材料に乏しく、小動きの展開が続いた。 21:00 ドル/円 99.50 ユーロ/円 131.27 ユーロ/ドル 1.3192 21:00 欧州株式市場・米株価指数先物 欧州主要株価 株価 前日比 米株価先物 株価 前日比 英 FT100 6519.75 -27.58 ダウ INDEX FUTURE 14942 +33 仏 CAC40 4033.79 -15.40 S&P500 FUTURE 1657.10 +3.60 独 DAX 8276.10 +0.43 NASDAQ FUTURE 3143.75 +14.25 (出所:ブルームバーグ)
3 21:30 ≪ 経済指標の結果 ≫ ・7 月カナダ住宅建設許可(前月比) 20.7%(予想 3.5%・前回 -10.6%)前回発表 の-10.3%から-10.6%に修正 (出所:ブルームバーグ) 22:00 ≪ 経済指標の結果 ≫ ・8 月メキシコ消費者物価指数(前月比) 0.28%(予想 0.33%・前回 -0.03%) ・8 月メキシコ消費者物価指数(前年比) 3.46%(予想 3.50%・前回 3.47%) (出所:ブルームバーグ)
4 (出所:ブルームバーグ) ≪ NY 外国為替市場 序盤 ≫ 序盤の外国為替市場は、米国の主要な経済指標の発表がなく取引材料に乏しい中、ドル 円・クロス円は小動きの展開が続いている。 22:33 米主要株価 米主要株 株価 前日比 ダウ平均 14984.87 +62.37 ナスダック 3680.67 +20.66 (出所:ブルームバーグ) 23:20 ≪ 経済指標の結果 ≫ 8 月米 CB 雇用トレンド指数(前月比) 0.7%、 (前年同月比)4.5% 23:20 ≪ 要人発言 ≫ ラブロフ・ロシア外相 ・「ロシアが、軍事攻撃回避できるならシリアに対し化学兵器を国際管理下に置くよう 要請」 ・「シリア攻撃回避のためアサド政権に化学兵器禁止条約への参加を提案」
5 23:30 ≪ NY 株式市場 序盤≫ 序盤の株式市場は、中国の貿易統計で輸出が好調だったことや、日本の 4-6 月期の GDP 改定値が上方修正されたことを好感した買いが広がり、主要株価は堅調な動きとなった。 ダウ平均株価は序盤から堅調な動きとなり、一時 107 ドル高まで上昇する動きも見られ た。 ≪ 経済指標のポイント ≫ (1)コンファレンスボード(全米産業審議会)が発表した 8 月の雇用トレンド指数は、 前月比+0.7 の 113.54 となった。前年同月比は+4.5%だった。雇用トレンド指数の最近 の改善は、秋に雇用が緩やかに増加することを示唆しているとの見方がある。雇用トレ ンド指数は、CB 消費者信頼感指数の就労関連指数や週間失業保険給付申請件数など、雇 用に関する 8 つの指数を基に算出する。 ≪海外の話題≫ ①トヨタ自動車は、ストライキで車両の生産が止まっていた南アフリカ・ダーバンの工 場が 10 日から生産を再開すると明らかにした。経営側が提案した賃上げ内容を組合が 受け入れたことから、労使交渉が妥結したとみられる。 工場は 8 月 19 日から稼働を停止していた。計画していた約 9400 台が生産できなかった ため、残業など増産の対応をとる。この工場は主力車「カローラ」などを生産している。 今回のストライキは、南アにある自動車メーカーなどの労働者が参加するストの一環だ った。 ②任期満了に伴うノルウェー総選挙(定数 169)の投票が行われ、2005 年から続く 労 働党を軸とした中道左派政権は、長期政権への飽きから人気が低迷。保守党など野党の 中道右派連合が支持を伸ばしており、政権交代が確実な情勢となっている。 石油資源に恵まれたノルウェーは経済が堅調で、労働党を率いるストルテンベルグ首 相の人気も高い。ただ、国民には変化を望む声が高まっており、地元紙の世論調査によ ると、労働党の支持率は 28.3%とトップだが、連立相手の 2 政党と合わせた支持は 4 割に届かない。一方、保守党は労働党に 0.1 ポイント差で猛追し、他の右派 3 党とあわ せた支持率は 5 割を超す。 欧州主要株 終値 前日比 英 FT100 6530.74 -16.59 仏 CAC40 4040.33 -8.86 独 DAX 8632.50 +0.65 ストック欧州 600 指数 305.84 -0.26 ユーロファースト 300 指数 1228.07 -1.79 スペイン IEX35 指数 8632.50 -22.50 イタリア FTSE MIB 指数 17244.74 +197.74 南ア アフリカ全株指数 42769.62 -68.09 (出所:ブルームバーグ)
6 ≪欧州株式市場≫ 欧州株式市場は、シリア情勢への警戒感や、米国の量的緩和の縮小時期をめぐる不透明 感から積極的な買いは手控えられ、主要株価はまちまちの結果となった。 (出所:ブルームバーグ) ≪ここまでの動き≫ (出所:ネットダニアー)
7 ①米国の主要な経済指標の発表がなく、前週末発表された米雇用統計の結果を受けて、 米量的緩和の縮小時期が遅れるとの見方も出ており、序盤はドルを売る動きが見られた。 ②ロシアのラブロフ外相が「軍事攻撃回避できるなら、シリアに対し化学兵器を国際管 理下に置くよう要請」と発言したことを受けて、リスク回避の動きが後退し、円を売る 動きが優勢となる。 ③ただ、ドル/円は米国の緩和策の早期縮小観測が後退したとの見方が広がっているこ とからやや上値が重く、方向感に乏しい展開となった。 1:00 米主要株価・中盤 ダウ 15022.22(+99.72)、 S&P500 1665.07(+9.90)、 ナスダック 3690.80(+30.79) ≪ NY 債券市場 ・午前≫ 午前の債券市場は、主要な米経済指標の発表がなく手掛かり材料に乏しい中、前週末 に発表された米雇用統計を受けて量的緩和の早期縮小観測が後退したことが引き続き 支援材料となり、買いが先行した。 午前の利回りは、30 年債が 3.83%(前週末 3.87%)、10 年債が 2.89%(2.93%)、 7 年債が 2.33%(2.38%)、5 年債が 1.17%(1.76%)、3 年債が 0.84%(0.88%)、 2 年債が 0.44%(0.46%)。 ≪ポイント≫ ロシアのラブロフ外相は、シリアのムアッレム外相とモスクワで会談し、シリアが化 学兵器禁止条約に早急に加盟するよう提案した。 ロシアはシリアが化学兵器を保有しているとみており、ラブロフ外相は化学兵器を国 際的な管理下に置き、最終的に廃棄することも求めた。 ケリー米国務長官が、記者団に「アサド政権が 1 週間以内に化学兵器を引き渡せば軍 事攻撃を回避できる」と発言しており、ロシア外相の提案はこれを受けたものと見られ ている。これに対し、シリア外相は、「ラブロフ外相の発言を歓迎する」と応じことに より、シリアが事実上化学兵器の保有を認めたものと見られている。 国連事務総長は、国連安全保障理事会に対し、シリアの化学兵器を国内の安全な場所 に移動させ、破壊することを提案する意向を明らかにした。 3:30 NY 金は、中心限月が前週末比 0.20 ドル高の 1 オンス=1386.70 ドルで取引を終了した。
8 4:00
≪ 経済指標の結果 ≫
7 月米消費者信用残高 104.37 億 USD(予想 127.00 億 USD・前回 138.18 億 USD)
(出所:ブルームバーグ) 4:10 ノルウェー選挙は、野党陣営が勝利の公算~出口調査 4:20 NY 原油は、中心限月が前週末比 1.01 ドル安の 1 バレル=109.52 ドルで取引を終了した。 (出所:ブルームバーグ) 要商品 終 値 前日比 NY GOLD 1386.70 +0.20 NY 原油 109.52 -1.01
9 ≪ NY 金市場 ≫ NY金は、ドルがユーロなどに対して下落したため、ドル建ての割安感が出て海外勢か らの買いが先行した。ただ、米量的緩和策の先行き不透明感から積極的な取引が手控え られ、値動きは限定的となった。 (出所:ブルームバーグ) ≪ NY 原油市場 ≫ NY原油は、対シリア軍事介入に向けたオバマ米政権の議会説得工作が難航していると の見方や、シリアが化学兵器を国際管理下に置くとするロシアの提案を歓迎する姿勢を 示したと伝わったことで、シリア攻撃に伴う中東原油の供給不安が後退し、売りが優勢 となった。 (出所:ブルームバーグ)
10 米主要株価 終値 前日比 高値 安値 ダウ平均株価 15063.12 +140.62 15088.41 14927.19 S&P500 種 1671.71 +16.54 1672.40 1656.85 ナスダック 3706.18 +46.17 3708.42 3675.12 (出所:ブルームバーグ) ≪米株式市場≫ 米株式市場は、中国の貿易統計で輸出が好調だったことや、日本の 4-6 月期の GDP 改定値 が上方修正されたことを好感した買いが広がり、主要株価は堅調な動きとなった。また、米量 的緩和の早期縮小観測が後退していることも支援材料となった。ダウ平均株価は、序盤から 堅調な動きとなり、終盤には一時前週末比 165 ドル高まで上昇する動きも見られた。 (出所:ブルームバーグ) 主要通貨 NY 終値 NY 高値 NY 安値 USD/JPY 99.60 99.65 99.34 EUR/JPY 132.01 132.21 131.22 GBP/JPY 156.34 156.65 155.93 AUD/JPY 91.95 92.00 91.46 NZD/JPY 79.91 79.95 79.59 EUR/USD 1.3255 1.3281 1.3192 AUD/USD 0.9232 0.9242 0.9201 (出所:ブルームバーグ)
11 ≪外国為替市場≫ 外国為替市場は、米国の主要な経済指標の発表がなく材料に乏しい中、序盤のドル円・クロ ス円は小動きの展開となった。そして、ロシア外相がシリア外相に対して「シリア攻撃回避のた め化学兵器禁止条約への参加を提案した」と発言し、シリア外相が「ロシア外相の発言を歓迎 する」と応じことを受けて、リスク回避の動きが後退し、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。 (出所:ブルームバーグ) 提供:SBI リクイディティ・マーケット株式会社 お客様は、本レポートに表示されている情報をお客様自身のためにのみご利用するものとし、第三者への提供、 再配信を行うこと、独自に加工すること、 複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出 来ません。情報の内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。 また、こ れらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社および本情報提供者は一切の責任を負いません。本 レポートに表示されている事項は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的としたもの ではありません。投資にあたっての最終判断はお客様ご自身でお願いします。