Aus der Dermalo-urologischen Klinik der Okayama medizinischen Fakultat (Vorstand: Prof. Dr. Hiroshi Negishi). Uber die biologische Wirkung der Hohenso

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(1)

64.

612. 014. 481

太 陽 燈 照 射 ノ 生 物 學 的 作 用 ニ 就 テ

(第1囘

報 告)

ニ 太 陽 燈 照 射 量

ノ 變 化

ニ ヨ ル 血 液 像

拉 ニ 血 中K,

Ca量

ノ 移 動

ニ 就

岡山醫科大學皮膚科泌 尿器科教室(主 任根岸教授)

醫學士  檜

[昭 和7年10月13日 受 稿]

Aus der Dermalo-urologischen Klinik der Okayama medizinischen Fakultat

(Vorstand:

Prof. Dr. Hiroshi

Negishi).

Uber die biologische Wirkung der Hohensonnenstrahlen

(I. Mitteilung).

Von

Dr. Ritsuo

Higaki.

Eingegangen am 13. Oktober 1932.

Ich babe schon fruher bei verschiedenen Dermatosen den Calcium- und Kalium

gehalt im Blutserum bestimmt und dabei, ohne es beabsichtigt zu haben, gefunden, dass

sich bei den meisten Patienten, die zwecks Therapie mehrmals mit der kunstlichen

Hohensonne bestrahlt wurden, eine Vermehrung des Calciumgehaltes zeigte (s. diese

Zeitschr. Jg. 41, Nr. 12). Diesmal habe ich experimentell den folgenden Versuch var

genommen, um die Beziehung zwischen der Bestrahlung und

dem Calciumgehalt im

Blute einerseits und den Einfluss der ersteren auf den Kaliumgehalt im Blute anderer

seits, da das Kalium bekanntlich eine antagonistische Wirkung gegen das Calcium

aufweist, genau zu studieren.

Was die Untersuchungsmethoden_anbelangt,

so habe ich das Versuchstier (Kanin

chen) mit verschiedenen Dosen bestrahlt und jedesmal nach 24 Stunden den Calcium

und Kaliumgehalt im Blute bestimmt. Zugleich babe ich auch das Blutbild untersucht,

um die Schwankung des Calcium- und Kaliumgehaltes im Blute biologisch zu erklaren.

(2)

太陽燈照射 ノ生物學的作用 ニ就テ(第1囘

報告)

1039

Die Resultate

lassen sich, wie folgt, zusammenfassen.

1) Das Korpergewicht

des Versuchstieres

nimmt somohl durch

Bestrahlung

als

auch durch Blutentnahme

etwas ab.

2) Bei Blutentnahme

zeigen der Hb- gehalt und

die Zahl der roten Blutkorperchen

eine deutliche

Abnahme.

Durch Bestrahlung

werden beide vielfach beeinflusst,

d. h.

sie zeigen bei grosser Bestrahlungsdosis

eine starkere

Verminderung

als bei einfacher

Blutentnahme,

wahrend sie bei mittlerer oder kleiner Dosis eine geringere

Veranderung

aufweisen, als es bei dem Kontrolltiere

der Fall ist.

3) Die Gesamtzahl der Leukozyten vermehrt sich durch die Bestrahlung und

der

Grad der Vermehrung geht beinahe parallel mit der Dosis des Lichtes.

4) Die eosinophilen

Leukozyten

haben durch die starke Bestrahlung

abgenommen,

zeigen gagegen bei mittelstarker

oder schwacher

keine Veranderung

bzw.

nur eine

Vermehrung

leichten Grades.

5) Die Monozyten und

die Lymphozyten

sind im prozentuellen

Verhaltnisse

stets

vermindert,

wahrend sie in der Gesamtzahl

eine massige Vermehrung

aufweisen.

Je

grasser die Bestrahlungsdosis

ist, um so auffallender

ist die Veranderung

der beiden

Zellen.

6) Die Zahl der pseudoeosinophilen

Leukozyten

vermehrt

sich sowohl relrativ als

auch absolut, wobei sie fast parallel mit der Bestrahlungsdosis

geht.

7)

Die Linksverschiebung

des pseudoeosinophilen

Kernbildes

wird

schon

bei ein

facher

Blutentnahme

nachgewiesen,

bei der

Bestrahlung

tritt

sie viel deutlicher

auf

und ihr Grad ist fast genau

proportional

der Bestrahlungsdosis.

8) Der Kaliumgehalt

in Vollblut wird stets durch

Blutentnahme

bedeutend

ver

mindert.

Bei starker Bestrahlung

ist die Abnahme noch auffallender,

wahrend sie sich

bei massiger etwas schwacher als bei der Kontrolle

zeigt.

9) Der Calciumgehalt im Vollblut vermindert sich allmahlch mit der Zunahme der

Anamie, besonders bei starker Bestrahlung,

dagegen ist er bei mittelstarker

oder

schwacher Bestrahlung erheblich vermindert und

der Grad der Verminderung geht

fast parallel mit der Bestrahlungsdosis.

10) Die Quote von Kalium und Calcium vergrossert sich allmahlich entsprechend

der Zahl der Blutentnahmen, ebenso verhalt sie sich bei starker Bestrahlung . Dagegen

wird sie bei mittelstarker oder schwacher Bestrahlung rapid und bedeutend herabge

setzt.

(Autoreferat).

(3)

第1章  緒 論 第2章  文 獻 梗 概 第3章  實 驗 材 料 及 ビ其 ノ方 法 第4章  太 陽 燈 連續 照 射 ニ ヨ ル血 液 像 竝 ニ 血 中K, Ca量 ノ變 化 ニ就 テ 第1節  對 照 實 驗 第2節  太 陽 燈 照 射 實 驗 第1項  太 陽 燈 照 射 距 離 ヲ10㎝ トシ照 射 時間 ヲ10分 間 トセ ル 時 ノ血 液 像 竝 ニ血 中 K, Ca量 ノ變 化 第2項  同 上 照 射 距 離 ノ ミヲ變 化 シテ30cmト シ照 射 セ ル 時 ノ血 液 像 竝 ニ血 中K, Ca 量 ノ變 化 第3項  同 上 照射 距 離 ヲ50cmト セ ル時 ノ血 液 像 竝 ニ血 中K, Ca量 ノ變 化 第4項  同 上 照 射 距 離 ヲ75cmト セ ル時 ノ血液 像 竝 ニ血 中K, Ca量 ノ變 化 第5章  總括 竝 ニ考 按 第6章  結 論

第1章 

現 今治 療 醫 學 ノ各 方 面 ニ於 テ賞 用 サ レツ ツ アル 菫 外 線 照 射 療 法 ハ,實 ニ皮 膚 疾 患 ニ於 テ試 用

セ ラ レ シヲ以 テ嚆 矢 トナ ス モ ノ ニ シテ,爾

來今 日 ニ於 テ モ依 然 其 ノ聲 價 ヲ失 ハ ズ,皮 膚 科 領 域

ニ於 ケ ル理 學 的 療 法 中最 モ重 要 ナル モ ノ ノ1ナ

リ.而 シテ 該 光 線 ヲ最 モ多 量 ニ含有 スル モ ノ ハ

太 陽 燈 光 線 ニ シテ,太 陽 燈 照 射 ノ主 要效 果 モ亦 菫 外 線 ノ作 用 ニ俟 ツ所 最 モ大 ナ ル モ ノ ナ リ.蓋

シ適 度 ノ菫 外 線 照 射 ハ生 體 ノ生 活 機 能 ヲ亢 進 セ シメ,從 テ種 々 ナ ル 治 療 的 效 果 ヲ モ齎 ラス モ ノ

ナ ル ガ,反 之 過度 ノ照 射 ハ生 活 機 能 ヲ障 碍 シ,遂 ニハ全 ク 生活 機 能 ノ廢 滅 ヲ來 ス モ ノ ナ リ.

太 陽燈 或 ハ菫 外 線 照 射 ニ依 ル生 物 學 的 影 響 ニ關 シテ ハ輓 近殊 ニ多 數 ノ研 究 發 表 アル モ,未

諸家 ノ説 一 定 セザ ル モ ノ ア リテ闡 明 ノ域 ニ達 セザ ル モ ノ多 々 ア リ.光 線 照 射 ニ ヨ リ臟 器 或 ハ臟

器 系 統 ガ反應 ヲ起 ス際 ニハ神 經 ガ之 ニ關 與 スル モ ノ ナ ル ベ シ トハ 一 般 ニ認 メラ ル ル所 ニ シテ,

Rothmann氏

ハ光 線 照 射 ノ影 響 ヲ生 體 ニ及 ボ ス最 初 ノ媒 介 者 ハ皮膚 ノ交 感 神 經 末梢 ナ リ ト云 ヘ

リ.而 シテ光 線 照 射 ニ ヨル交 感神 經 或 ハ副 交 感神 經 ノ緊 張 異 常 ハ直 チ ニ造 血 臟 器 ニ作 用 スル モ

ノ ニ シテ血 液 像 ヲ變 化 ス ル ハ勿 論,血 中 ニ於 テ 互 ニ平 衡 状 態 ヲ保 テル 陽 陰 雨 「イオ ン」ニ作 用 シ,

「イオ ン」平 衡 状 態 ニ與 ツテ 力 ア ル血 中無 機 物 質 ノ分 布 状 態 ニ影 響 スル コ トハ容 易 ニ想 到 シ得 ル

所 ナ リ. Dreeel氏

ハ交 感 神 經 緊張 時 ニ血 中Ca量

ノ減 少 ヲ來 シ,副 交 感 神 經 緊 張 時 ニ際 シテ ハ

Ca量 ノ増加 ヲ來 ス ト云 ヒE. Kylin氏

ハK/Caノ

比 ニ ヨ リ交 感,副 交 感 兩 神 經 ノ作 用 ヲ區 別 セ

ン トシ,一 般 ニK/Caノ

價 高 キ時 ハSympaticotonieニ

シテ低 キ時 ハVagotonieナ

リ ト云 ヘ リ.

又Zondek氏

ハ各 種臟 器 乃 至 細 胞 ノ機 能 ハ, K及

ビCaノ 平 衡 ニ ヨ リテ得 ラ レ, K作 用 トCa

作用 ハ 互 ニ拮 抗 的 ニ働 キ,有 機 體 ニ於 ケルK濃

度 ノ上 昇 ハ副 交 感 神 經 ヲ興 奮 性 ニ, Ca濃 度 ノ

上 昇 ハ交 感 神 經 ヲ興 奮 性 ニ セ シム ト云 ヘ リ.

光 線 照 射 ニ ヨ ル 血 液 像 ノ 變 化 ニ 關 シ テ ハH. Bach, Aschenheim, Meyer, Baumann,

(4)

太 陽 燈 照 射 ノ生 物 學 的 作 用 ニ就 テ(第1囘 報 告) 1041

moller, Burchardi, Koenigsfeld, Kestner, Berner, Waltscheff, Rothmann u. Callenberg

其 ノ 他 研 究 諸 家 ノ報 告 ハ 枚 擧 ニ 遑 ナ キ モ,其 ノ掲 グ ル 成 績 ニ 至 リテ ハ 區 々 ト シ テ 一 致 ス ル 所 ナ ク,或 ハ 變 化 ス ト云 ヒ,或 ハ 變 化 セ ズ ト唱 へ,或 ハ 等 シ ク 變 化 ス ト稱 フ ル モ 増 減 亦 著 シ ク 不 定 ニ シ テ,甚 ダ シ キ ハ 全 ク 正 反 對 ノ結 果 ヲ示 セ リ.

余 ハ曩 ニ諸 種 皮 膚 疾 患 々者 血 清K, Ca含 有 量 ニ就 キ テ測 定 セル ガ,其 ノ際 治療 ノ 目的 ニテ頻

囘 太陽 燈 照射 ヲ行 ヘル モ ノ ニ ア リテ ハ,屡 々Ca量

ノ増 加 セル モ ノア ル ヲ認 メタ リ.因

テ太 陽

燈 照射 ガ果 シテ血 中Ca量

ニ變 化 ヲ及 ボ ス モ ノ ナ リヤ,尚 ホCaト

拮 抗 作 用 ア リテ最 モ緊 密 ナル

關係 ニ アルK量

ニ モ影 響 ス ル モ ノナ リヤ否 ヤ ヲ檢 セ ン ト欲 シ本 實 驗 ヲ企 テ タ ル モ ノ ナ リ.蓋 シ

大 陽燈 照 射 ニ ヨル生 物 學 的 影 響 ヲ最 モ如 實 ニ示 ス ハ血 液 像 ニ如 ク モ ノ無 カル ベ ク,從 テ嚴 密 ナ

ル血液 像 ノ檢 索 ハ太 陽 燈 照 射 ニ ヨル生 物 學 的 影 響 ヲ的 確 ニ知 ル ニ最 モ便 ナ ル べ シ.余 ハ照 射 ニ

ヨル血 中K, Ca量

ノ移 動 ヲ檢 セ ン ト欲 スル時 ハ 常 ニ同 時 ニ血 液 像 ヲモ檢 査 シ,以 テ 血 中K, Ca

量 ノ移 動 ヲ生 物 學 的 見地 ヨ リ闡 明 ニ セ ン ト試 ミタル モ ノ ナ リ.

第2章 

菫 外 線 或 ハ太 陽 燈 照 射 ニ ヨル血 液 像 ノ變 化 ニ關 シ テ ハ 既 ニ幾 多 ノ先 進 學 者 ノ研 究 發 表 ア ル モ,其 ノ詳 細 ニ亙 リテ ハ之 等 諸 家 ノ間 ニ一 致 ヲ缺 ク所 少 カ ラザ ル モ ノ ノ如 シ.高 地 ニ ア リテ ハ赤 血球 竝 ニ血 色 素 量 ガ平地 ニ於 ケル ソ レヨ リモ増 加 セ ル コ トハ 既 ニ 古 ク ヨ リ云 ハ レ タ ル コ トナ ル ガ, 1913年T. Laquer氏 ハ 瀉 血 ニ ヨ リ貧 血 ヲ起 サ シメ タ ル犬 ニ於 テ 平 地 ト高 地 ニ於 ケ ル血 液 再 生 状 態 ヲ研 究 シ,高 地 ニ ア リテ ハ 平 地 ニ於 ケ ル ヨ リモ遙 ニ速 ニ血 液再 生 ノ行 ハ ルル ヲ認 メ タリ. H. Weber, O. Kestner氏 等 ハ 「ピ ロヂ ン」 ニ ヨル人 工 的 貧 血 犬 ニ於 テ 略 ボ同 様 ノ事 ヲ實 驗 シ, 更 ニKeatner氏 ハ 貧 血 動物 ニ於 ケ ル 日光 照 射 ガ 血液 再 生 ヲ速 ム ル コ トヲ述 べ タリ. H. Hobert氏 ハ人 工 的 貧 血 鼠 ニ於 テ 太陽 燈 強 力 照 射 ヲ行 ヒ,血 液 再 生 ニ 著 效 ノ存 セ シ コ トヲ記 述 セ ル ガ,其 ノ際 氏 ハ照 射 ニ ヨル刺 戟 ノタ メ先 ヅ血 液 ニ有 害 ナ ル作 用 ヲ及 ボ シ, 之 ガ二 次 的 ニ骨 髓 ノ刺 戟 ヲ喚 起 シ,從 テ 血 液 生 成 ノ 増 進 ヲ導 クタ メ 治療 的 效 果 ヲ齎 ラ ス モ ノ ナ リ ト述 ベ タ リ.尚 ホ 氏 ハ 照 射 ニ ヨル 效 果 ハ 一 方 ニ於 テ赤 血球 ノ破 壞 ヲ早 メ,他 方 ニ於 テ ハ 赤 血 球 ノ成 熟 ヲ促 進 ス ル モ ノナ リ ト云 ヘ リ. M. Levy氏 モ亦 人工 的 貧 血 鼠 ニ菫 外 線 ヲ照 射 シ脾 臟 及 ビ骨 髓 ノ變 化 ヲ研 索 シテ 菫 外 線 ノ照 射 ハ 直 接 造 血 臟 器 ニ影 響 ス ル モ ノナ リ ト云 ヘ ル モ, A. Eckatein, Mollendorf氏 ニ ヨ レ バ之 ハ 幾 分 疑 義 ノ存 ス ル モ ノ ナ リ. Haeberlin, Lehmann, Wilbrandt諸 氏 ハ 貧 血 兒 童 ニ太 陽燈 照 射 ヲ行 ヒ 照 射 時 間 ト血 色 素 量 曲 線 トハ著 明 ニ平 行 セ ル ヲ認 メ, Riedel氏 ハ 患 者 ニ於 テ 光 線 照 射 ヲ行 ヒ,血 色 素 量, 赤 血球 數 ハ 共 ニ著 明 ニ増 加 セ ル ヲ認 メ タ ル モ,其 ノ 際 白 血球 像 ハ 著 シ ク動 搖 スル モ ノ ナ ル コ ト ヲ記載 セ リ. Naswitis氏 ノ實 驗 ハ動 物 ノ循 環 セ ル 血 液 ニ直 接 菫 外 線 ヲ照 射 セ ル モ ノナ ル ガ,照 射後2時 間 ニ シテ 既 ニ耳 毛細 管 ニ於 テ 白 血 球 竝 ニ赤 血球 ノ増 加 ヲ認 メ 翌 日 ニ於 テ モ尚 ホ 血球 數 ハ 増 加 シ, 4-5日 ニ シテ 漸 ク正 常 生 理 的 状 態 ニ復 歸 ス ル ヲ見 タ リ.氏 ハ 本 實 驗 ニ基 キ 血液 ニ於 ケル 光 線 「エ ネ ル ギ ー」直 接 ノ供 給 ハ 化 學 的物 質 ヲ産 出 シ,以 テ 造 血 臟 器 ニ影 響 ヲ及 ボ ス モ ノナ リ ト述 べ タ リ.然 ル ニOerum氏 ハ 日光 及 ビ 青 色 光線 ハ 血 色 素 量 ヲ著 シ ク増 加 セ シム ル モ赤 血 球 數 ニハ 影 響 セ ズ ト云 ヒ, Spannuth氏 ハ 「マ ラ リヤ 」 157

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囘 復 期 ニ於 ケル 血 液 再 生 ヲ研 究 シ,血 液 ノ囘 復 ハ太 陽 燈 照 射 ノ強 度 ト照 射 持續 時 間 ニ關 係 ス ト稱 セ リ. 更 ニ小 津,横 山 兩 氏 ハ 家 兎 ニ於 テ太 陽 燈 ヲ照 射 シ3 時 間 以 内 ニ檢 査 セ シ ニ,血 色 素 量 ハ 初 メ僅 ニ増 加 ス ル モ後 ニ ハ 漸 減 シ,赤 血球 ハ 一 定 ノ變 化 ヲ證 明 セ ズ ト云 フ.尚 ホ氏 等 ハ 白血 球 像 ノ變 化 ニ關 シ テハ,其 ノ總 數 ハ 減 少 シ,殊 ニ中 性 多 核 白 血 球 ノ著 明 ナ ル 減 少 ヲ認 メ シ モ,淋 巴 球 ハ何 等 ノ影 響 ヲ蒙 ラザ ル カ, 或 ハ 僅 ニ其 ノ數 ヲ増 ス ト云 ヘ リ.梅 田 氏 ハ 家兎 ニ1 週 間 ノ間 隔 ヲ以 テ反 覆 太 陽 燈 ヲ照 射 シ,血 色 素 量, 赤 血 球 數 ハ共 ニ著變 ヲ認 メザ リシ モ,白 血 球 ハ 毎 囘 放 射 後1-2時 間 ニ シテ 著 明 ナ ル一 時 的 増 加 ヲ來 シ, 就 中僞 「エ」嗜 好 細 胞 ノ増 加 ヲ認 メ,淋 巴 球 ハ 殆 ド變 化 ヲ見 ズ ト述 べ タ リ.尚 ホ 氏 ハ 同 一 家 兎 ニ於 テ 毎 日 短 時 間 太 陽 燈 ヲ 照 射 セ ル ニ,血 色 素 量 ハ輕 度 ナ ル モ 漸 次 増 加 シ赤 血 球 ハ變 化 セ ザ ル コ トヲ認 メ タ リ.而 シ テ此 際 白血 球 ハ 漸 減 シ,照 射 中 止 後1箇 月 ニ シテ 檢 査 セ ル モ未 ダ 囘 復 セ ズ,コ ノ「ロ イ コペ ニ イ ー」ハ 主 トシテ僞 「エ」嗜 好 細 胞 ノ減 少 ニ ヨル モ ノ ニ シテ 淋 巴球 ハ却 ツテ 比 較 的 ニ増 加 ス ト云 ヘ リ. Bannerman 氏 ノ實 驗 ニ ヨ レバ 光 線 照 射 ニ ヨ リ赤 血球 ノ減 少 ヲ認 ム ル モ,此 減 少 ハ 照 射 ト共 ニ直 ニ 出 現 シ,數 時 間 持 續 ス ト云 ヘ リ.而 シテ 白 血球 總 數 ハ 増 加 ス ル モ ノ, 或 ハ變 化 セザ ル モ ノ存 ス ル モ,各 種 細 胞 ニ就 キ テ觀 レ バ 多 核 白 血 球 ハ常 ニ増 加 シ,單 核 細 胞 ハ 多 ク ノ場 合 減 少 シ,「 モ ノチ ー テ ン」ハ輕 度 ニ増 加 セ ル コ トア ル モ數 日後 ニハ 正常 ニ復 歸 シ,「 エ」嗜 好細 胞 ハ 直 チ ニ可 成 リ著 明 ニ低 下 ス ルモ 次 第 ニ其 ノ數 ヲ囘 復 シテ 屡 々 原値 ヲ越 ス モ ノナ リ ト べ タ リ. K. Traugott氏 ハ 自身 ニ數 箇 月 間菫 外 線 照 射 ヲ行 ヒ シ ニ,其 ノ際 血 色 素 量,赤 血 球 ハ 何 等 ノ影 響 ヲ蒙 ラ ザ リシモ,斯 カ ル菫 外 線 ノ強 力 照 射 ニ ヨ リテ ハ 白 血球 増 多 症 ヲ招 來 ス ト稱 セ リ. H. Rach氏 ハ 照 射 後 白 血 球 ハ増 加 スル モ亦 漸 次 舊 態 ニ復 シ,只 長 時 照 射 セ ル場 合(50-60 分 間)ニ 於 テ ノ ミ白 血球 増 多症 ハ 翌 日迄 及 ブ ト云 へ リ.尚 ホ 中 性 多 核 白 血 球 及 ビ「モ ノ チ ー テ ン」ハ 照 射. ニ ヨ リ變 化 ス ル モ,其 ノ變 化 ハ 持 續 的 ナ ラ ズ ト 云 ヘ リ. Koenigsfeld氏 ハ 人 間 ニ ア リテ ハ 多 ク ハ 照 射 開 始 後 數 分 間 ニ シ テ 既 ニ 白 血 球 増 多 症 ヲ 來 シ,照 射 中 止 後2-3日 ニ シ テ 或 モ ノ ハ 正 常 値 ニ 復 歸 シ,或 モ ノ ハ 正 常 以 下 ニ 減 少 ス ト云 ヘ リ.而 シ テ 中 性 多 核 白 血 球 竝 ニ 大單核 細 胞 ハ相 對 的 増 加 ヲ 來 シ,「 エ 」嗜 好 細 胞 ハ 可 成 リ強 ク 増 加 シ 淋 巴 球 ハ 減 少 ス ト記 載 セ リ.更 ニ 氏 ハ 海 〓 或 ハ 家 兎 ニ 於 テ 光 線 ヲ 照 射 シ 白 血 球 總 數 ノ 増 加 ト 「エ 」嗜 好 細 胞 竝 ニ 「エ 」嗜 好 細 胞 ノ増 加 ヲ 證 明 セ リ. Aschenheim氏 ハ 小 兒 ニ 於 テ 太 陽 燈 ヲ 照 射 シ テ 白 血 球 總 數 殊 ニ 淋 巴 球 ノ増 加 ヲ認 メ, Aschen heim n. Meyer氏 ハ 日 光 浴 及 ビ 太 陽 燈 照 射 ニ ヨ リ淋 巴 球 ハ 増 加 ス ト云 ヘ リ. Peemoller氏 ハ 白 血 球 像 ノ 變 化 ハ 光 線 ノ 強 サ ニ 關 ス ル モ ノ ニ シ テ,其 ノ 弱 キ 場 合 ニ ハ 白 血 球 減 少 症 ヲ 來 シ,大 量 照 射 ノ場 合 ハ 増 加 症 ヲ 來 ス ト述 ベ タ リ. A. Laqueur, H. Rohn氏 等 ハ 菫 外 線 含 有 量 最 モ 大 ナ ル 太 陽 燈 照 射 ニ ア リテ ハ 白 血 球 數 殊 ニ「エ 」嗜 好 細 胞 ハ増 加 ス ル モ,菫 外 線 量 少 ナ キultrasonne照 射 ニ ヨ リテ ハ 却 ツ テ 白 血 球 總 數 ノ 減 少 竝 ニ 中 性 多核 白 血 球 ノ相 對 的 増 加 ヲ 來 シ,更 ニ Ema-Lampeニ ヨ リテ ハ殆 ド生 物 學 的 作 用 ヲ 蒙 ラ ズ ト記 載 セ リ. Burschardi氏 ハ 鼠 ヲ 炭 素 孤 光 ニ テ 照 射 シ 白 血 球 總 數 ノ 減 少 ヲ 認 メ タ ル モ,之 ハ 主 ニ 僞 「エ 」 嗜 好 細 胞 ノ減 少 ニ ヨ ル モ ノ ニ シ テ.單 核 細 胞 及 ビ 「エ 」 嗜 好 細 胞 ハ 却 ツ テ 多 少 ナ リ ト モ 増 加 ス ト云 ヘ リ. Linsen, Helber氏 等 ハ 菫 外 線 照 射 ニ ヨ リ テ ハ 白 血 球 像 ハ 何 等 ノ影 響 ヲ 蒙 ラ ズ ト述 べ, Waltscheff氏 ハ 局 所 照 射 ノ 後 ニ ハ 中 性 多 核 白 血 球 ノ 増 加 ヲ 來 ス モ,其 ノ増 加 ハ 照 射 時 間 ノ 長 短,照 射 局 面 ノ廣 狹 ニ ヨ ル ト述 べ タ リ. D. Taylor氏 ハ 日 光 照 射 後 多 ク ノ 場 合 淋 巴 球 ノ絶 對 的 竝 ニ 相 對 的 増 加 ヲ 認 メ タ リ. 以 上ハ 光線 照 射 ニ ヨ ル血 液 像 ノ變 化 ニ 關 ス ル 文 獻 ヲ渉 猟 セ ル モ ノナ ル ガ 光 線 照 射 ノ影 響 ハ 植 物 神 經 系 統 緊 張 状 態 ヲ モ變 化 セ シム ル モ ノ ニ シ テ,從 テ 該 神

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太 陽 燈 照 射 ノ生 物 學 的 作 用 ニ就 テ(第1囘 報 告) 1043 經 系 統或 ハ生 體 ノ新 陳代 謝 ト緊 密 ナ ル關 係 ニ ア ル血 液 像 ヲ變化 セ シム ル ハ勿 論 血 中, H°, OH′ 「イ オ ン」 平 衡状 態 ニ モ影 響 シ,從 テ 血 中 無 機 物 質 ノ移 動 セ ラ ル ル コ トモ容 易 ニ想 到 セ ラ ル ル所 ナ リ.今 之 等 ニ關 スル文 獻 ノ概 略 ヲ窺 フニ,先 ヅ 菫外 線 ト植 物神 經 ト ノ關 係 ニ就 キテ ハ 既 ニ可 成 リ多 數 ノ研 究 報 告 ア リ. 從 テ 光線 照 射 ト血 液 像 竝 ニ血 中K, Ca量 ニ關 ス ル文 獻 モ少 ナ カ ラズ.由 來 光 線 ガ生 體 神 經 系 統 ニ 影響 ス ル モ ノ ナル コ トハ 既 ニ古 ク ヨ リ知 ラレ タル事 實 ナ ル モ,其 ノ作 用 機 轉 ニ關 シテ ハ 確 實 ナル 證 據 ナ カ リシ モ ノニ シテ,輓 近 殊 ニ該 問 頭 ニ關 ス ル諸 種 ノ研 究 發 表 ア リ. H. Bakwin u. R. M. Bakwin氏 ハ菫 外 光線 ノ各 器 官 及 ビ其 ノ機 能 ニ及 ボ ス影 響 ニ關 シテ ハ其 ノ 使用 光 線 量 ニ最 モ多 ク關 係 ス ル モ ノナ ル コ トヲ主 張 シ, F. Hertel氏 ハ神 經 性 原 質 ハ他 ニ何 等 特 別 ナ ル感 受 装 置 ナ ク シテ 光 ニ ヨ リ刺 戟 ヲ受 クル モ ノ ナ ル コ ト ヲ確 證 セ リ.尚 ホDreyer. Jansen, Moycho氏 等 ハ光

線 ニ ヨル 炎症,即 チ 光 線 炎 症 ト神 經 作 用 ト ノ關 係 ニ ツキ多 ク ノ研 究 業績 ヲ發 表 セ リ.近 年Rothmann氏 ハ 交 感神 經 系 統 ト光 線 作 用 トノ關 係 ヲ研 究 シ,生 體 ニ及 ボ ス 光線 作 用 最 初 ノ媒 介 者 ハ 皮 膚 交 感 神 經 ノ末 梢 装 置 ナ ル コ トヲ述 べ タ リ,蓋 シ氏 ノ實 驗 ハ 短 波 長 線 ヲ以 テ 強 力照 射 ヲ行 フ場 合 ハ 原 發 的 ニ交 感 神 經 麻 痺 ヲ起 ス モ ノナ リ トノ實 驗 ヨ リ出 發 セル モ ノニ シテ 氏 ハ交 感 神 經 ガ 光線 ノ作 用 ヲ受 ケテ 麻 痺 ス ル場 合, 其 ノ分 布 領 域 ノ臟 器 ニ 於 テ 強 度 ノ鬱 血 ヲ來 ス ヲ認 メ タル モ ノナ リ.更 ニ植 物神 經 系 統 緊 張 異 常 ト血 液 像 竝 ニ血 中K, Ca量 ト ノ關 係 ニ ツキ テ 見 ル ニ今 日 一般 ノ見 解 ハ 交 盛 神 經 性 血 液 像 ト副 交 感 神 經 性 血 液 像 ト ヲ截 然 區 別 ス ル コ トハ 不 可 能 ナ リ ト云 フニ ア ル モ ノ ノ如 キ モ,少 津,横 山兩 氏 ハ血 液 像 竝 ニ血 中Ca量, 血 糖 量 等 ノ變 化 移 動 ニ ヨ リ植 物 神 經 系 統 ノ緊 張 如 何 ヲ或 ル程 度迄 想 定 スル コ トハ 不可 能 ニア ラザ ル べ シ ト云 ヒ,家 兎竝 ニ「ラ ツテ」ニ於 テ 太 陽 燈 照 射 ヲ行 ヒ, 菫外 線 照 射 ハ交 感 神 經 ノ緊 張 度 ヲ低 下 シ,又 夫 レ ニ ヨ リ副 交 感 神 經 緊 張 度 ヲ高 ム ル モ ノ ノ 如 シ ト述 べ タ

リ.阿 南, Dresel氏 等 ハVagotonieノ 際 血 中Ca量 ハ

増 加 シ, Sympaticotonieノ 際 ハCaノ 減 量 ヲ 來 ス ト

云 ヒ, E. Kylin氏 ガK/Caノ 比 ノ 大 小 ニ ヨ リ交 感,

副 交 感 兩 神 經 ノ 作 用 ヲ 區 別 セ ン トセ ル コ トハ 既 ニ 緒

論 ニ 於 テ 述 べ タ ル ト コ ロナ リ.其 ノ 他Billigheimer,

Herzfeld, Lubowski, Leicher, Glaser,茂 在,秋 谷,

稻 田,川 島,津 田,井 上 諸 氏 ハ 植 物 神 經 毒 注 射 ニ ヨ ル 血 中Ca量 ノ移 動 状 態 ニ 關 シ實 驗 セ ル ガ,氏 等 ノ 成 績 ハ 時 ニ 全 ク 相 反 セ ル 事 實 ヲ 認 メ タ ル モ ノ ニ シ テ 其 ノ 由 テ 來 ル 理 ニ 關 シ テ ハ 未 ダ 充 分 闡 明 ノ域 ニ逹 セ ズ.蓋 シ動 物 ノ種 類 ニ ヨ ル 交 感 或 ハ 副 交 感 神 經 ノ解 剖 的 差 異 ノ存 ス ル コ ト,各 植 物 神 經 毒 ノ作 用 ノ 不 定 ナ ル コ ト,更 ニ 其 ノ使 用 量 如 何 ニ ヨ ル 中 樞 神 經 調 節 機 能 ガ 關 與 ス ル カ 否 カ ガ 斯 ル 現 象 ニ 最 モ 重 大 ナ ル 意 義 ヲ 有 ス ル モ ノ ナ ル べ シ. 次 ニ 新 陳 代 謝 ト血 液 像 ト ノ關 係 ニ 就 テ ハT. Hoff氏 ハ 新 陳 代 謝 ガ 「ア チ ドー ヂ ス 」様 變 化 ヲ來 ス 時 ハ 白 血 球 總 數 ノ増 加 竝 ニ 骨 髓 性 系 統 細 胞 増 加(Myeloische Tendenz)ヲ 促 ス モ,「 ア ル カ ロ ー ヂ ス 」 様 變 化 ノ行 ハ ル ル 場 合 ハ 白 血 球 總 數 ハ 減 少 シ,淋 巴 球 ノ 比 較 的 増 加(lymputische Tendenz)ヲ 來 ス モ ノ ナ リ ト云 ヘ リ. Geisbock, Hoff氏 等 ハ 身 體 過 勞 ニ 際 シ テ 證 明 セ ラ ル ル 白 血 球 増 多 症 ハ 「ア チ ド ー ヂ ス 」ニ ヨ リ説 明 セ ラ ル ト述 べ, Schilling氏 ハ 糖 尿 病 患 者 昏 睡 状 態 ニ 於 テ 骨 髓 性 細 胞 増 加 ノ 傾 向 ヲ認 メ,之 ト 「ア チ ド ー ヂ ス 」 様 新 陳 代 謝 傾 向 ト ノ間 ニ ハ 一 定 ノ 關 係 ノ存 ス ル

コ トヲ 述 べ タ リ.尚 ホJoslin, Root, white, Allan,

Foldes u. Sherman, Hinsheimer諸 氏 ノ實 驗 ヲ 窺 フ

ニ 血 液 ニ於 ケ ル 酸 性 鹽 基 平 衡 状 態 ニ 對 ス ル 一 定 ノ障 碍 ガ「ア チ ドー ヂ ス 」ヲ 招 來 セ ル 場 合 ハ 骨 髓 性 系 統 細 胞 ノ増 加 ヲ 來 シ「ア ル カ ロ ー ヂ ス 」ヲ 惹 起 セ ル 時 ニ ハ 淋 巴 系 統 細 胞 ノ増 加 ヲ 招 來 ス ト云 ヘ ル モ ノ ノ 如 シ. 扨 テ 次 ニ 光 線 照 射 ニ ヨ ル 血 中K, Ca量 移 動 ニ 關 ス ル 文 獻 ヲ 檢 ス ル ニRothmann u. Callenberg氏 ハ 菫 159

(7)

外 線 照 射 ニ ヨ リ血 中Ca量 ハ 常 ニ 影 響 セ ラ ル ル モ ノ ニ シ テ,全 身 照 射 ニ ヨ ル 血 中Ca量 ノ 上 昇 ハ,光 線 ニ ヨ ル 交 感 神 經 ノ 緊 張 ニ 因 ル モ ノ ナ リ ト 述 べ タ リ.コ ノ 事 實 ハ 屡 々 血 中Ca量 ノ 低 下 セ ル 佝 僂 病 ニ 應 用 セ ラ ル ル ノ ミ ナ ラ ズ 「テ タ ニ ー」ノ 治 療 ニ モ 必 要 缺 ク べ カ ラ ザ ル モ ノ ナ リ ト述 べ タ リ. R. Stein氏 モ 哺 乳 兒 「テ タ ニ ー 」 ニ 於 ケ ル 石 英 燈 照 射 ノ著 效 ヲ 述 べ, W . Kneschke氏 ハ 佝 僂 病 患 者 ニ 菫 外 線 照 射 ヲ 行 ヒ 血 中 Ca量 ノ増 加 セ ル ヲ 認 メ タ リ.氏 ハ 此 事 實 ニ 關 シ,光 線 刺 戟 ニ ヨ ル 細 胞 損 傷 ノ 爲 メ 「ホ ル モ ン」様 刺 戟 物 ヲ 發 生 シ,其 ノ影 響 ニ ヨ リ血 中Ca量 ガ 増 加 セ ル モ ノ ナ リ ト説 明 セ リ. Rosenstein氏 モ 佝 僂 病 治 療 ニ 石 英 燈 ノ 重 要 ナ ル コ ト ヲ 説 キ, R. Essingcr u. P. Gyorgy 氏 ハ 菫 外 線 照 射 ガ 反 覆 行 ハ レ タ ル 場 合 ニ ノ ミ血 中 Ca量 ハ 上 昇 ス ル コ ト ヲ 述 べ,血 清K量 ハ 照 射 ニ ヨ リ 極 メ テ 輕 度 ニ變 化 ス ル ニ過 ギ ズ ト云 ヘ リ. Picard u. wrobol氏 ハ 光 線 照 射 ニ ヨ リ 血 中Ca量 ハ 驚 ク べ キ 上 昇 ヲ 來 ス コ ト ヲ 述 べ タ ル モ, H. Leicher氏 ハ 照 射 ニ ヨ リ兩 氏 ノ云 ヘ ル 如 キ 高 度 ノ 血 中Ca量 増 加 ヲ 來 ス コ ト ハ 甚 ダ シ ク 困 難 ナ リ ト述 べ,同 ジ ク 血 中Ca量 ノ 低 下 セ ル 患 者 ニ ア リ テ モ,佝 僂 病 ニ ア リ テ ハ 照 射 ニ ヨ リ容 易 ニ其 ノ 上 昇 ヲ 來 シ 得 ル モ,耳 硬 化 症 ノ如 キ 患 者 ニ ア リ テ ハ 甚 ダ シ ク 困 難 ナ リ ト云 ヘ リ.而 シ テ 其 ノ 由 テ 來 ル 所 以 ハ 令 日 尚 ホ 全 然 不 明 ニ シ テ 今 後 ノ 研 究 ニ 俟 ツ ト云 ヘ リ. Pincussen氏 モ 光 線 照 射 ニ ヨ リ 血 中Ca量 ハ 増 加 ス ト云 ヒ, Huldschinski氏 ハ 光 線 照 射 ニ ヨ ル 血 中Ca量 ノ 増 加 ハ 菫 外 線 殊 ニ其 ノ 短 波 長 線 ガ 主 ニ 之 ニ 關 與 ス ト述 べ タ リ.小 津,横 山 氏 等 モ 家 兎 竝 ニ 「ラ ツテ」 ニ太 陽 燈 ヲ照 射 シテ 血 清Ca 量 ノ上 昇 ヲ認 メ,更 ニ 血液 像 ノ檢 査 ニ ヨ リテ 光 線 照 射 ハ交 感 神 經 緊 張 ヲ低 下 ス ト述 べ タ リ. 血 液像 ト血 中K, Ca量 トノ關 係 ニ 就 キBiernacki 氏(1894)ハ 貧 血 ノ存 ス ル場 合 全 血K量 ハ 著 シ ク低 下 セ ル コ トヲ認 メ, Rumpf氏(1901)ハ 惡 性 貧 血 ノ際 血 中K量 ノ著 シ ク低 下 セ ル ヲ見 テ,惡 性 貧 血 ノ 治 療 ニK鹽 類 ノ供 給 ハ 合 理 的 方 法 ナ リ ト述 べ タ リ. 1906 Norden年 氏 ハ 貧 血 時 ニ血 中K量 ノ減 少 セ ル 事 ヲ云 ヒ,其 ハ際Ca量 ハ 反 對 ニ増 加 セ ル モ ノ ニ シテ, K量 低 下 ハ赤 血球 ノ破 壞 ニ 由來 ス ト記載 セ リ.輓 近 Kauftheil u. Kisch氏 ノ實 驗 モ諸 種 貧 血 患 者 竝 ニ人 工 的 貧 血 家 兎 ニ於 ケ ル 血 中K量 ノ低 下 セ ル コ トヲ認 メ タル モ ノニ シテ,氏 等 ハ 原 因 ノ如 何 ヲ 問 ハ ズ 貧 血 ノ存 ス ル 場 合 ハ 必 ズ 血 中K量 ハ 低 下 ス ト述 べ タ リ. 更 ニ 氏 等 ハ 血 中K量 ハ赤 血 球 數 竝 ニ 血色 素 量 ト絶 對 緊 密 ナ ル 關 係 ニ存 ス ル コ トヲ述 べ,後 者 ノ増加 セ ル 場 合 ハ前 者 モ亦 増 量 ス ト云 ヘ リ.而 シテ 血 中Ca量 ハ 赤 血球 ノ増 加 セ ル場 合 モ減 少 セ ル 場 合 モ何 レ モ 低 下 ス ト云 ヘ リ.津 田 氏 ハ 家 兎 ニ於 テ 瀉 血 竝 ニ 血液 毒 注 射 ヲ行 ヒ,毎 常 著 明 ナ ルK量 ノ低 下 ヲ認 メ, Ca量 ハ 失 血 ノ急 激 ナ ル 場 合 ハ稍 々著 シ ク低 下 ス ル モ,緩 漫 ナ ル際 ハ最 初 僅 ニ減 少 ス ル モ 後期 ニハ 却 ツテ 漸 次 増 加 ス ト云 ヘ リ.但 シ血液 毒 注 射 ニ ヨ ル場 合 ハ 全 血Ca 量 ハ常 ニ増 加 ス ト述 べ タ リ. F. Hoff氏 モ血 液 像 ト 血 中K, Ca量 トノ關 係 ヲ研 究 シ,白 血球 像 ノ變 化 ハ K, Ca量 ト一 定 ノ關 係 ヲ有 ス ト述 べ タ リ.

第3章 

實驗材料及ビ其ノ方法

實 驗 動 物 ハ 總 テ 健 康 ナ ル 白 色 雄 性 成 熟 家 兎 ニ シ テ,體 重 ハ2-3kgノ モ ノ ヲ使用 セ リ.家 兎 ハ毎 日 250gノ 豆 腐 粕 ヲ以 テ 飼 養 ン,體 重 ノ略 ボ一 定 セ ル 後 實 驗 ニ供 セ リ. 緒 論 ニ述 べ タル如 ク頻 囘 太 陽 燈 照 射 ヲ行 ヘ ル 圓 形 禿 髪 症,尋 常 性 白 斑 等 ノ患 者 ニア リテ ハ 血 清Ca量 ガ 屡 々 増 量 セ ル ヲ認 メ タル タ メ太 陽 燈 照 射 ガ 果 シテ 血 中Ca量 ニ影 響 ス ル モ ノナ リヤ,尚 ホ常 ニCaト 拮 抗 160

(8)

太陽 燈照射 ノ生物學的作用 ニ就 テ(第1囘

報告)

1045

作用 ア リテ互 ニ緊 密 ナ ル 關 係 ヲ有 ス ルK量 ノ消 長 ニモ影 響 スル モ ノナ リヤ否 ヤ ヲ檢 セ ン ト欲 シ本 實 驗 ヲ企 テ タル モ ノ ナ リ.依 テ先 ヅ家 兎 ニ於 テ 種 々 照 射 實 驗 セ ル ガ,其 ノ際 殊 ニ太 陽 燈 ノ強 力照 射 ニ ア リテ ハ屡 々溶 血現 象 ヲ呈 シ,清 淨 ナ ル 血 清 ヲ得 ル ニ甚 ダ シク困 難 ヲ感 ジタ リ.即 チ太 陽 燈 照射 ニ ヨ リテ ハ 赤 血球 抵 抗 カ ニ變 化 ヲ來 ス モ ノナ ル べ ク,コ ノ點 ニ關 シテハ 更 ニ研究 發 表 ス ル所 ア ル べ シ.如 斯 太 陽 燈 照 射 ニ ヨ リ赤 血 球 抵 抗 力 ニ變 化 ヲ 來 シ、 溶 血 ノ現 象 ヲ 呈 ス ル場 合 ハ,溶 血 ガ極 メテ 輕 度 ニ存 在 セ ル 時 ニモ 既 ニKノ 定 量 ハ 全 ク不 可 能 ナ ル モ ノニ シテ,此 點 ハ 曩 ニ發 表 セル 論 文 ニ詳 述 セ ル所 ナ リ.依 テ 本 實 驗 ニ ア リテハ 溶 血 ノ憂 ヲ除 キ且 容 易 ニ所 要 材料 ヲ得 ル タ メ血清 ニ比 シ操 作 比 較 的 複 雑 ナ ル モ,寧 ロ全 血 ヲ用 フル ニ如 カザ ル ヲ思 ヒ,全 血 ニ就 テK, Ca量 ヲ測 定 セ ル モ ノナ リ.採 血 ハ 耳 静 脉 ヨ リ之 ヲ行 ヒ約8-9cc ヲ採取 シ, K, Caノ 測 定 方 法 ハKramer a. Tisdall氏 法 ニヨ レ リ.尚 ホ採 血 ハ 成 ル べ ク一 定 ノ時 間 ヲ選 ビ 且 空腹 時 ニ之 ヲ施 行 セ リ. 血 液 檢 査 ニ 於 テ ハ 血 色 素 ハSali氏 血 色 素 計 ニ テ 採 血 後15分 ニ シ テ 測 定 シ,赤 血 球 ハ 生 理 的 食 鹽 水,白 血 球 ハTurk氏 液 ヲ 以 テ 稀 釋 シ, Thomas-Zeis氏 血 球 計 算 室 ヲ 用 ヒ 算 定 セ リ.染 色 標 本 ハ 「メ チ ー ル. ア ル コ ホ ル 」 ニ テ 固 定 シ, Giemsa氏 液 ニ テ 染 色 シ, 計 算 ハ 成 ル べ ク 多 數 行 フ ヲ 可 ト ス ル モ 實 行 困 難 ナ ル ヲ 以 テ200-500ヲ 數 ヘ テ 滿 足 ス ル コ ト ト セ リ.血 球 區 分 法 ハSchilling氏 法 ニ 做 ヒ 之 ヲ行 ヒ タ ル ガ, 以 下 次 ノ諸 符 號 ヲ 用 ヒ テ 簡 單 ニ 云 ヒ 現 ハ ス コ ト ト セ リ. 1. K. G.體 重 2. B. M.採 血 量 3. Hb血 色 素 量 4. Rote赤 血 球 數 5. F.I.色 彩 指 數(之 ハ 從 來 色 素 係 數 ト飜 譯 セ ラ レ タ ル モ ノナ ル ガ,多 田 羅 氏 其 ノ他 諸 家 ノ意 見 ニ同 意 シ余 モ 亦 カ ク呼 稱 セ ン ト欲 ス.尚 ホ多 田 羅 氏 ニ從 ヒF. I.=Hb/Roteヲ 以 テ 算定 シ,赤 血球 ノ單 位 ハ10萬 トセ リ.) 6. Weisse白 血 球 數 7. Eos.「 エ オ ジ ン」 嗜 好 細 胞(以 下 「エ 」嗜 好 細 胞 ト 略 記 ス) 8. Bas.肥 胖 細 胞 9. Mon.「 モ ノ チ ー テ ン」(單 核 細 胞 及 ビ移 行 型) 10. Ly.淋 巴 球 11. Pe.僞 「エ オ ジ ン」嗜 好 細 胞(以 下 僞 「エ 」嗜 好 細 胞 卜略 記 ス) 12. K. V. I.核 型 推 移 係 數(Schilliug氏 法 ニ 從 ヒM. +J. +St.: S.ニ テ 算 定 セ リ.) 13. M.骨 髓 細 胞 14. J.幼 若 型 細 胞 15. St.桿 状 型 細 胞 16. S.分 葉 形 細 胞 17. K.「 カ リウ ム 」 18. Ca.「 カ ル チ ウ ム 」 太 陽 燈 照 射 實驗 ニ 際 シテ ハ,家 兎 ハ豫 メ背 部 ニ於 テ 縱10cm横5cmノ 毛 ヲ鋏 ニ テ成 ル可 ク短 ク 切 リ, 該 部 ニ ノ ミ太 陽 燈 ヲ照 射 セ リ. 使 用 セ ル 太陽 燈 ハHanau會 社 製 ノモ ノ ニ シテ,實 驗 當 時 ニ於 ケ ル該 太 陽 燈 照 射 能 力 ハ 「ア セ トン.メ チ レ ン.プ ラ ウ」試 驗 法 ニ ヨ リ10cm, 10分 間 照 射 ニ テ 8褪 色 シ, 30cm, 10分 間 照 射 ニテ1褪 色 セ ル モ ノナ リ.尚 ホ本 太 陽 燈 ニ就 キ,電 流 測 定 ヲ行 ヘル ガ,其 ノ際 電 壓 計及 ビ電 流 計 ヲ夫 々 管 球 端 子 ニ直 接 挿 入 シ 弧 光 發 生 後30秒 毎 ニ測 定 シ,表 ニ示 セ ル如 キ 成 績 ヲ 得 タ リ. 161

(9)

表 ニ 示 セ ル 成績 ヨ リ考 察 ス ル ニ孤 光 發 火 ト共 ニ管 球 温 度 ハ 次第 ニ上 昇 スル モ ノニ シテ,之 ニ從 ヒ孤 光 ハ安 定 シ,電 壓 ハ 増 加 シテ,電 流 ハ遞 減 ス.其 ノ消 費 電 力 ヲ 算 定 ス ル ニ 點 火 當 時 ニ ハ 約630wattナ リ シ ガ,孤 光 安 定 後 ハ 約530Wattト ナ リ タ リ.

第4章 

太陽燈連續照射 ニヨル血液像竝ニ

血中K, Ca量 ノ變化 ニ就 テ

第1節 

太陽 燈 照 射 ガ血 液 像 竝 ニ血 中K, Ca量 ニ及 ボ ス影 響 ニ關 ス ル實 驗 ヲナ ス ニハ,試 獸 ヨ リ毎 常8-9cc ノ採 血 ヲ要 ス.家 兎 ノ如 キ 小 動 物 ニ ア リテハ 斯 ノ如 キ 小 量 ノ採 血 ト雖 モ,之 ヲ 毎 日繰 返 ス 時 ニハ 間 モナ ク可 ナ リノ貧 血 ヲ招 來 スル モ ノニ シテ,從 テ 血 液 諸 像 ニ變 化 アル ハ 勿論 血 中 無 機 鹽 類 ニ モ種 々 ノ影 響 ヲ 及 ボ ス モ ノナ リ.依 テ 余 ハ 太 陽 燈 照 射 實 驗 ヲ行 フニ 先 チ,對 照試 驗 ト シテ 採 血 ノ ミニ ヨ ル影 響 ヲ檢 セ ン ト欲 シ實 驗 セ ル ガ,其 ノ成 績 ハ 第1表 ニ示 セ ル如 シ. 實 驗 ハ 毎 日成 ル べ ク一 定 ノ時 間 ニ 且 空 腹 時 ニ8-9ccノ 血 液 ヲ耳 靜 脉 ヨ リ採取 シ,其 ノK, Ca量 ヲ檢 セ ル外 體 重,血 液 像 ヲ モ同 時 ニ檢 査 セ リ.尚 ホ本 節 ニ ア リテハ 正 常 家 兎 ニ於 ケル 血 液 像竝 ニ血 中K, Ca 量 ニ就 テ モ簡 單 ニ 概 略考 察 ス ル コ ト トセ リ. 先 ヅ體 重 ニ就 テ第1表 ヲ見 ル ニ,採 血其 ノ他 ノ實 驗 操 作 ヲ行 フ コ トニ ヨ リ多 少 ノ變 動 ア ル モ,體 重 ハ 3例 トモ輕 度 ノ 減 少 ヲ示 シ,殊 ニ第2例 ニ ア リテ ハ 可 成 リ著 明 ニ 減 少 シテ,初 メ2430gノ 家 兎 ハ實 驗 終 了 後 ニ ハ2020gニ 輕 減 セ ル ヲ見 タ リ. 次 ニ血 色 素 量 ヲ見 ル ニ,余 ノ使 用 セ ル實 驗 家 兎29 例 ニ ア リテ ハ最 低67%,最 高85%ニ シテ 大 體70-80%ノ 間 ニ位 ス ル ヲ認 メ タ リ.採 血 ニ ヨル 血 色 素 量 ノ影 響 ハ 各 例 トモ漸 次著 明 ニ減 量 シ,殊 ニ最 初 ノ 1, 2囘 ニ 最 モ甚 ダ シ ク,其 ノ後 モ 尚 ホ漸 次 減少 シテ 實 驗 終 了時 ニ ハ最 初 ノ約2/3乃 至1/2量 ニ減 量 セ リ. 赤 血 球 數 ハ 健 常 家 兎 ニ ア リテ ハ 大 體400-700萬 ノ 間 ニ アル モ ノ ノ如 ク,余 ノ成 績 ニ テ ハ最 低517, 最 高724萬 ニ シテ 大 體500-700萬 ノ 間 ニ ア ル ヲ認 メ タ リ.採 血 ト赤 血球 數 トノ關 係 ハ 大 略 血色 素 量 ニ 並 行 シテ 減 少 ス ル モ ノ ニ シテ,殊 ニ最 初 兩3囘 ノ採 血 ニ依 リ赤 血 球 數 ハ比 較 的 強 ク減 少 ス.其 ノ後 モ勿 論 採 血 ト共 ニ順 次 遞 減 シ,實 驗 終 了 時 ニハ 最 初 ノ赤 162

(10)

太陽 燈 照 射ノ 生 物 學 的作 用 ニ就 テ (第 1回 報 告) 1047

第1表 

1 6 3

(11)

血 球 數 ノ約3/4-2/3ト ナ ル.次 ニ 色 彩 指 數 ヲ見 ル ニ, 從 來 健 常 家兎 ニ於 ケ ル色 彩 指 數 ノ詳 細 ナ ル モ ノハ比 較 的 少 ナ カ リシ ガ,多 田 羅 氏 ハ始 メテ 之 ヲ仔 細 ニ研 究 シ,其 ノ後 日野,八 木氏 等 モ多 ク ノ正 常 家 兎 ニ就 キ 研究 發 表 セ リ.余 ノ實 驗 ニ ア リテ ハ色 彩 指 數 ハ 最 低1.09,最 高1.45ニ シテ, 1.10-1.40ノ 間 ニ ア ル モ ノ最 多 數 ナ リ.次 ニ採 血 ニ對 ス ル 色 彩 指 數 ノ關 係 ハ, 第1表 ニ示 セ ル如 ク漸 次遞 減 シ,血 色 素 量 低 下 ノ度 ハ 赤 血 球 數 減 少 率 ニ比 シ幾 分 甚 ダ シキ ヲ思 ハ シ メ ラ レタ リ. 扨 テ 次 ニ 白 血 球 ニ 就 テ 觀 察 ス ル ニ,先 ヅ 白 血 球 總 數 ハ 正 常 ナ ル 家 兎 ニ ア リ テ モ 個 體 ニ ヨ リ竝 ニ 生 理 的 動 搖 ニ ヨ リテ 其 ノ 間 ニ 可 ナ リ著 シ キ 差 ヲ 認 ム ル モ ノ ニ シ テ,余 ハ 最 低5.400,最 高13.750ニ シ テ 大 多 數 ハ 6.000-12.000ニ 介 在 ス ル ヲ 認 メ タ リ.採 血 ニ 對 ス ル 白 血 球 總 數 ノ關 係 ハ,第1表 ニ 示 セ ル 如 ク 多 少 ノ 變 動 ハ 認 ム ル モ, 3例 ハ 貧 血 ノ 進 ム ト共 ニ 輕 度 ナ ル モ 増 加 ヲ 示 セ リ.次 ニ 各 種 白 血 球 百 分 率 ヲ 檢 ス ル ニ, 先 ヅ 「エ 」嗜 好 細 胞 ハ 家 兎 ニ ア リテ ハ 人 體 ヨ リ モ 一 般 ニ 甚 ダ 少 數 ニ シテ, 29例 中 本 細 胞 ヲ 全 ク 缺 如 セ ル モ ノ9例 ニ シ テ,存 在 セ ル モ ノ ニ ア リテ モ 其 ノ數 値 ノ 1%ヲ 越 エ タ ル モ ノ ナ シ.採 血 ニ 對 ス ル 「エ 」嗜 好 細 胞 ノ 態 度 ヲ 觀 ル ニ,第3例 ニ ア リテ ハ 既 ニ 健 常 時 ヨ リ全 ク 之 ヲ 認 メ ズ シ テ,第1,第3例 ニ ア リテ モ 甚 ダ 少 ク,特 ニ 採 血 後 期 ニ ア リテ ハ 殆 ド全 ク 本 細 胞 ヲ 消 失 セ リ.健 常 家 兎 ニ 於 ケ ル 肥 胖 細 胞 ハ 人 間 ニ 於 ケ ル ヨ リ モ 多 數 ニ 認 メ ラ ル ル モ, 2%ヲ 越 ス モ ノ ハ 甚 ダ 少 ク,多 ク ハ1%前 後 ナ リ.採 血 ニ 對 ス ル 本 細 胞 ノ 態 度 ハ 第1表 ニ 示 セ ル 如 ク 不 定 ニ シ テ,從 テ 採 血 ト本 細 胞 ト ノ 關 係 ハ 不 明 ナ リ.次 ニ「モ ノチ ー テ ン 」 ハ 余 ノ 實 驗 例 ニ ア リ テ ハ 最 低1.6%,最 高6.3%ニ シ テ2-6%ノ 間 ニ ア ル モ ノ 最 モ 多 シ.採 血 ニ ヨ リ テ ハ 時 ニ 増 加 シ,時 ニ 減 少 ス ル モ,全 體 ヲ 通 覧 ス レ バ 貧 血 ノ程 度 ノ高 マ ル ト 共 ニ 漸 次 少 數 トナ ル モ ノ ノ如 シ. 次 ニ淋 巴 球 ト僞 「エ」嗜 好 細 胞 トニ 就 テ 述 べ ン ニ, 兩細 胞 ノ和 ハ常 ニ 略 ボ 一 定 ニ シテ 白 血球 全 體 ノ90% ニ相 當 ス.換 言 ス レバ兩 細 胞 ハ各 種 白 血 球 百分 率 ノ 大 部 分 ヲ占 ム ル モ ノ ニ シテ,而 モ 兩 細 胞 ノ數 量 的 關 係 ハ 概 ネ正 反 對 ナ リ.即 チ淋 巴球 ノ増 加 ハ僞 「エ」嗜 好細 胞 ノ減 少 ヲ來 シ,反 對 ニ僞「エ」嗜 好細 胞 ノ増 加 ハ淋 巴球 ノ減 少 ヲ來 ス.淋 巴 球 ハ健 常 家 兎 ニア リテ ハ 人 間 ト反 對 ニ僞 「エ」嗜 好細 胞 ヨ リ遙 ニ多 數 ニ存 在 シ,余 ノ成 績 ニテ ハ最 低31.5%,最 高78.0%ヲ 示 シ, 概 ネ40-70%ノ 間 ニア ル ヲ認 メ タ リ.尚 ホTurk氏 刺 戟 型 細 胞 ハ健 常 ナ ル家 兎 ニア リテ ハ 殆 ド存 在 セ ズ.採 血 ニ對 ス ル淋 巴 球 ノ影 響 ハ 第1表 ニ 示 セ ル如 ク比 較 的 輕 度 ニ シテ,全 體 ヲ通 覧 ス ル時 漸 ク輕 度 ノ 減 少 ヲ知 ル ニ過 ギ ズ.僞 「エ」嗜 好 細 胞 ハ余 ノ成 績 ニ テ ハ 最 低18.3%,最 高61.5%ニ シテ多 クハ20-60% ノ間 ニ ア ル ヲ見 タ リ.而 シテ 本 細 胞 ハ採 血 ニ ヨ リ淋 巴球 ト反 對 ニ輕 度 ニ増 加 ス ル モ ノナ リ.文 獻 ニ徴 ス ル ニ僞 「エ」嗜 好細 胞 ハ一 括 シテ觀 察 セ ラ レ タル モ ノ 多 ク, Schilling氏 法 ニ從 テ 之 ヲ分 類 シ,且 其 ノ核 型 推 移 係 數 ヲ究 メ タル モ ノ ハ比 較 的 寥 々 タル モ ノ ノ如 シ.余 ハ 此 點 ニ留 意 シ本 實 驗 ニ於 テ用 ヒ タル29頭 ノ 家 兎 ニ ア リテ モ,僞 「エ 」嗜 好細 胞 ヲ同 氏 法 ニ從 ヒテ 分 類 シ,其 ノ核 型推 移 係 數 ヲ求 メ,以 テ 太 陽 燈 照 射 竝 ニ採 血 ニ ヨル 生 物 學 的 影 響 ヲ 窺 知 シ,同 時 ニ血 中 K, Ca,量 ヲ モ定 量 シテ,相 互 間 ノ關 係 ヲ明 カ ニ セ ン ト試 ミ タ リ.即 チ太 陽 燈 照 射 或 ハ 採 血 ニ ヨル生 物學 的 影響 ガ,家 兎 血 中 無 機 鹽 類 ノ消 長 ニ如 何 ニ作 用 ス ル カヲ 確 メ,尚 ホ 他 面 ニ於 テ 之 ニ ヨ リテ,曩 ニ 太 陽 燈 照 射 ヲ頻 囘 行 ヒ タル圓 形 禿 髪 症,尋 常 性 白 斑 ノ患 者 ニ於 テ 認 メ タル 血 中K, Ca量 ノ移 動 ノ説 明 ニ資 セ ン ト欲 セ リ. 29例 ノ健 常 家 兎 核 型 推 移 係 數 ハ 最 低 0.08ニ シテ 最 高0.33ナ リ.大 多 數 ハ0.11-0.25ノ 間 ニ 位 ス.之 ヲ人 體 ニ於 ケ ル 該 係 數 ニ比 較 ス ル ニ著 シ ク大 ニ シテ2-3倍 ヲ示 ス モ ノ多 シ.第1表 ニ 就 キ テ 觀 ル ニ核 型 推 移 係數 ハ 採 血 ニ ヨ ル 貧 血 ノ増 進 ト共 ニ 154

(12)

太 陽 燈 照 射 ノ生 物 學 的 作 用 ニ 就 テ(第1囘 報 告) 1049 漸 次 上 昇 シ,第1例 ニア リテ ハ 最 初0.12ナ リ シ本 係 數 ハ實 驗 終 了 後 ニハ0.74ニ 増 加 シ,第2例 ハ0.23ヨ リ0.7ニ,第3例 ハ0.16ヨ リ0.79ニ 逹 セ ル ヲ見 タ リ. 即 チ家 兎 ニ於 ケル毎 日8-9cmノ 採 血 モ 既 ニ斯 ル著 明 ナ ル核 型 推 移 係 數 移 動 ヲ將 來 ス ル モ ノ ニ シテ,身 體 的異 常 ノ起 レル コ トヲ如 實 ニ示 セ ル モ ノ ト云 フ ヲ 得 べ シ.更 ニ斯 ル核 型 推 移 係 數 ノ移 動 ヲ來 セ ル 個 々 ノ細胞 ニ就 テ 仔 細 ニ觀 察 ス ル ニ,先 ヅ 骨 髓 細 胞 ニア リテハ 本 實 驗 程 度 ノ採 血 ニ ヨ リテ ハ10日 間 ニ尚 ホ 全 然 出現 セ ズ.貧 血 ノ程 度 モ未 ダ高 度 ナ ラズ シ テ, 貧 血 ニ ヨル造 血臟 器 ノ刺 戟 モ 比較 的 輕 度 ニ止 ル コ ト ヲ知 ル モ ノナ リ.幼 若 型 細 胞 ハ健 常 成 熟 家 兎 流 血 中 ニ ア リテ モ少 數 ニハ 存 在 ス ル モ ノナ ル ガ.余 ノ成 績 ニテ ハ29例 中5例 ニ於 テ 之 ヲ認 メ得 タル モ,何 レモ 「コ ンマ」以 下 ニ シテ1%ニ 及 べ ル モ ノ ヲ見 ズ.然 ル ニ採 血 ニ ヨ リテ ハ 貧 血 ノ増 進 ト共 ニ漸 次 本 細胞 ヲ出 現 シ,第1表 ニ見 ラ ル ル如 ク最 高2.5%ニ 逹 セ ルモ ノア リ.即 チ比 較 的 新 生 細 胞 ニ シテ 幼 若 ナ ル本 細 胞 ノ出 現 ハ,貧 血 ガ造 血 臟 器 ヲ刺 戟 セ ル コ トヲ證 セ ル モ ノニ シテ 採 血 ニ ヨ リ生 物 學 的 反 應 ガ行 ハ レ タル コ トヲ 明 カ ニ示 ス モ ノナ リ.次 ニ桿 状 型 細 胞 ハ 正 常 ナ ル モ ノ ニ ア リテ モ何 レモ一 定 數 ニ之 ヲ認 ム ル モ,其 ノ出 現 率 ハ 一般 ニ低 ク シ テ,余 ハ 最 低2.5%,最 高 7.5%ニ シテ3-7%ノ 間 ニ ア ル モ ノ最 モ多 キ ヲ認 メ タ リ.第1表 ニ觀 ラ ル ル如 ク,本 細 胞 モ亦 採 血 ニ ヨ ル貧 血 ノ増 進 ト共 ニ漸 次 増加 シ,實 驗 末 期 ニア リテ ハ 各 例 共15-20%ヲ 出 現 セ リ.次 ニ 正 常 家 兎 僞 「エ」 嗜 好細 胞 ノ大部 分 ヲ占 ム ル分 葉 型 細 胞 ハ,余 ノ實 驗 例 ニ テ ハ20-40%ノ 間 ニ ア ル モ ノ最 モ 多 ク 最 低 ハ 14.3%ニ シ テ 最 高 ハ56%ニ 逹 セ ル モ ノ ア リ.第1表 ニ 示 セ ル 如 ク 採 血 ニ ヨ リテ ハ 本 細 胞 ハ 殆 ド影 響 セ ラ レ ズ.全 體 ト シ テ 寧 ロ輕 度 ノ 減 少 ヲ 來 ス モ ノ ニ シ テ, 貧 血 ニ ヨ ル 僞 「エ 」嗜 好 細 胞 ノ 漸 増 ハ 主 ニ 幼 若 或 ハ 桿 状 型 細 胞 ノ増 加 ニ 依 ル モ ノ ナ リ. 余 ハ29例 ノ健 康 正 常 家 兎 血 中K量 ヲ 測 定 セ ル ガ, 最 低159.4mg%ニ シ テ 最 高 ハ217.6mg%,大 多 數 ハ160-200mg%ニ ア ル ヲ 見 タ リ.由 來 血 球 ハ 血 清 ノ十 數 倍 ノKヲ 含 有 ス ル モ ノ ニ シ テ,全 血K量 ノ 増 減 ハ 主 ニ 赤 血 球 數 ノ 増 減 ニ 左 右 セ ラ ル ル モ ノ ナ リ. 從 テ 本 實 驗 ノ如 ク 採 血 ニ ヨ ル 貧 血 ノ將 來 ト共 ニ 血 中 K量 ノ 低 下 ス ル ハ 亦 當 然 ノ コ ト ト云 フ ヲ 得 べ シ.

第1圖 

對 照 家 兎 

第2例

全 血 中K含

有 量(mg%)

165

(13)

第2圖 

對 照 家 兎 

第2例

全 血 中Ca含

有 量(mg%)

第1表 竝 ニ第1圖 ニ示 セ ル如 ク,採 血 ニ ヨルK量 ノ毎 常 著 明 ナ ル減 少 ハ,前 述 セ ル 血 色 素 量,赤 血球 數 ニ大 略 平 行 ス ル モ ノニ シ テ,最 初 兩3囘 ノ採 血 ニ ヨ リテ ハK量 モ可 成 リ著 明 ニ 減 少 シ,後 期 ニ至 リテ ハ,尚 ホ減 少 セル モ,其 ノ程 度 ハ 比 較 的 輕 度 ナ リ. 次 ニ家 兎 血 中Ca量 ヲ觀 ル ニ余 ノ正常 家 兎29例 ニ ア リテ ハ 最 低8.06mg%,最 高10.75mg%ニ シテ大 體8.5-10.0mg%ノ 間 ニ アル モ ノノ如 シ.採 血 ニ ヨ ルCa量 ノ移 動 ハ第1表 竝 ニ第2圖 ニ示 セ ル如 ク, 採 血 ニ ヨル 貧 血 ノ招 來 ト共 ニ漸 次 減 少 セ ル モ,或 程 度 迄 低 下 ス レバ採血 ニ ヨ リ却 テ 輕 度 ノ上昇 ヲ來 ス カ 或 ハ 殆 ド變 化 セザ ル モ ノナ リ.即 チ家 兎 第1例 ニア リテ ハ 健常 ナ ル場 合9.65mg%ナ リシ ガ,毎 日 ノ採 血 ニ ヨ リCa量 ハ 漸 次 低 下 シ,第5日 目 ニハ 其 ノ最 低 價8.12mg%ヲ 得 タ リ.其 ノ後 ハ依 然同 量 ノ採 血 ヲ行 ヘ ル ニ拘 ハ ラズCa量 ハ 漸 次 輕 度 ニ増 加 シ, 第7日 目 ニ ハ 原 價 ヲ 越 シ テ10.18mg%ト ナ ル ヲ 見 タ リ.然 ル ニ 其 ノ後2日 ハ 再 ビ 輕 度 ノ 下 降 ヲ 示 セ ル モ ノ ナ リ.第2例 ハ 最 初10.27mg%ナ リ シCa 量 ハ 採 血 ト共 ニ 漸 次 低 下 シ,第8日 目 ニ 其 ノ最 低 價 3.72mg%ト ナ リ,第9,第10兩 日 ハ 逆 ニ 輕 度 ノ 増 量 ヲ 示 セ リ.第3例 ハ8.82mg%ヨ リ第6日 目 ニ 最 低 價6.73mg%ト ナ リ,其 ノ後 ハ 漸 次 輕 度 ニ 増 量 シ テ 第10日 目 ニ ハ8.21mg%ト ナ リ タ リ. 次 ニK/Caノ 比 ヲ觀 ル ニ 全 血K, Ca量 ハ 採 血 ニ ヨ リ共 ニ 順 次 低 下 ス ル モK量 ノ 減 少 度 ハ 毎 常 可 成 リ著 明 ニ シ テ, Ca量 ノ低 下 ハ 漸 次 ニ シ テ 且 輕 度 ナ ル タ メ K/Caノ 比 ハ 實 驗 ト共 ニ 低 下 セ リ.而 シ テ 實 驗 後 期 ニ ア リ テ ハK量 ハ 依 然 低 下 ス ル モCa量 ハ 減 少 セ ズ 寧 ロ舊 態 ニ 復 ス ガ タ メ, K/Caノ 比 ハ 益 々 著 明 ニ 低 下 シ, 3例 ハ 最 初19.7, 16.8, 20.7ナ リ シ ガ,ソ レ ゾ レ12.2, 11.1, 12.7ニ 低 下 セ リ.

家 兎 ニ 於 テ 毎 日8-9ccノ 採 血 ヲ10日 間 行 ハ 時 ハ,家 兎 ハ 可 成 リ著 シ キ 身 體 的 影 響 ヲ 蒙 ル モ ノ ニ シ テ,先 ヅ 體 重 ノ 減 少 ア リ.而 シ テ 血 液 像 ハ最 モ 強 ク 影 響 セ ラ レ.血 色 素 量,赤 血 球 數 ハ 共 ニ大 ニ低 下 シ實 驗 終 了 時 ニ ハ最 初 ノ2/3乃 至3/4ト ナ ル ヲ 見 タ リ.而 シ テ 採 血 ニ ヨ ル 血 色 素 量 ノ 減 少 度 ハ,赤 血 球 ノ ソ レ ヨ リモ 大 ナ ル モ ノ ノ 如 ク,色 彩 指 數 ハ漸 次 小 トナ ル ヲ 認 メ タ リ, 白 血 球 ハ更 ニ 甚 ダ シ ク 影 響 セ ラ レ,先 ゾ 總 數 ニ於 テ輕 度 ナ ル モ何 レ モ 増 加 セ リ.「 エ 」嗜 好 細 胞 ハ 實 驗 初 期 ニ ハ 少 數 ニ認 メ ラ レ タ ル モ 後 期 ニ ハ 殆 ド消 失 セ リ.由 來 本 細 胞 ノ 生 物 學 的 意 義 ニ

(14)

太陽燈照 射 ノ生 物學的 作用 ニ就テ(第1囘

報告)

1051

關 シテ ハ尚 ホ 不 明 ナ ル點 多 キモ,既 存 ノ本 細 胞 ノ消 失 スル ハ全 身 状 態 ノ不 良 ナ ル徴 ニ シテ,一

旦 消 失 セ シ本 細 胞 ガ再 ビ正常 値 ニ復 スル ハ常 ニ身 體 的 状 況 ガ佳 良 ニ赴 ケ ル コ トヲ物 語 ル モ ノ ナ

リ.本 實 驗 ニ ア リテ モ コ ノ 間 ノ消 息 ハ窺 知 セ ラル ル モ ノ ニ シテ,持 續 的 採 血 ニ ヨ リ貧 血 高 度 ト

ナ リ,全 身 的 ニ確 ニ惡 影 響 ノ存 スル場 合,「 エ」嗜 好 細 胞 ノ消 失 セル ヲ 見 タ ル モ ノ ナ リ.採 血 ニ

ヨル肥 胖 細 胞 ノ態 度 ハ不 明 ニ シテ,「 モ ノ チ ー テ ン」ハ大 體 淋 巴球 ニ並 行 シテ減 少 セ リ,正 常 ナ

ル家 兎 ニ於 クル 淋 巴 球 ハ,白 血 球 各種 細 胞 中最 モ多 數 ニ存 在 セル モ ノナ ル ガ,採 血 ニ ヨ リ輕度

ノ減 少 ヲ來 ス.正 常 家 兎 僞 「エ」

嗜 好細 胞 ハ淋 巴球 ヨ リモ遙 ニ少 數 ニ シテ,兩 者 ノ數 量 的 關 係 ハ

人 間 ニ於 ケ ル 場 合 ト正反 對 ナ ル ガ.持 續 的 採 血 ニ ヨ リテ本 細 胞 ハ漸 次輕 度 ノ増 加 ヲ來 ス.採

ニ ヨル血 液 像 中核 型 推 移係 數 ノ變 化 ハ其 ノ最 モ興 味 アル モ ノ ノ 一 ニ シテ,採

血 ニ ヨ リ貧 血 ノ起

ル場 合 ハ造 血 臟 器 ヲ刺 戟 シテ幼 若 ナル 細 胞 ノ増 殖 ヲ促 シ,以 テ 之 ヲ流 血中 ニ送 リ,之 ニ反 シテ

成熟 細 胞 ハ却 テ減 少 ヲ來 ス.換 言 ス レバ上 述 ノ僞 「エ」嗜 好 細 胞 ノ増 加 ハ,主 ニ コノ新 生 セル 幼

若 或 ハ桿 状 型 細 胞 ノ増 加 ニ基 因 スル モ ノ ナ リ.サ レ ド其 ノ程 度 ハ未 ダ著 シカ ラズ シテ 流 血 中 ニ

ア リテ ハ既 ニ病 的 細 胞 ト見 做 サル ル骨 髓 細 胞 ノ出 現 ヲ促 ガス ニ ハ至 ラズ.

以上 血液 學 的 所 見 ヲ綜 合 シテ考 察 スル ニ,家 兎 ニ於 テ毎 日8-9ccノ

持 續 的 採 血 ヲ行 フ場 合

ハ,家 兎 ハ可 成 リ大 ナ ル 身體 的 影 響 ヲ蒙 ル モ ノ ニ シテ,血 液 學 的 檢 索 ハ コノ 間 ノ消 息 ヲ最 モ正

確 ニ物 語 ル モ ノ ト謂 ヒツベ シ.此 際 ニ於 ケル 血 中K, Ca量 變 化 ノ態 度 ヲ見 ル ニ, K量

ハ血 色 素

量,赤 血 球 數 ニ大 體 並 行 シテ著 明 ニ減 少 シ, Ca量

ハ採 血 ト共 ニ輕 度 ニ減 少 スル モ,其 ノ程 度 ハ

K量 低 下 ノ模 様 ニ比 ス レバ 甚 ダ シク 輕 度 ニ シテ,從 テK/Caノ

比 ハ常 ニ低 下 セル ラ認 メタ リ.

殊 ニCa量

ハ 實 驗 末 期 ニハ寧 ロ輕 度 ノ上 昇 ヲ示 シテ,血

中 無 機 物 質 移動 ノ異 常 ナル 變 化 ヲ調 節

スル ガ如 キ傾 向 ノ認 メラ レ シタ メ, K/Caハ

更 ニ大 ナル 低 下 ヲ見 タル モ ノ ナ リ.

蓋 シ全 血 中K量 ノ大 部 分 ハ 血 球 中 ニ存 ス ル ヲ 以 テ,本 實 驗 ノ 如 キ 採 血 ニ ヨ ル 貧 血 ヲ 將 來 ス ル . モ ノ ニ ア リ テ ハ,血 中K量 ガ赤 血 球 數 低 下 ノ度 ニ伴 ヒテ 下 降 ス ル ハ 亦 自 明 ノ コ トナ ル ベ シ.

コ ノ血 中K, Ca量 ノ變 動 ト同時 ニ研 究 セル 血 液 像 ニ ヨル 生 體 ノ影 響 トヲ比 較 參 照 スル 時 ハ,

持 續 的 採 血 ノ如 キ生 體 ニ惡 影 響 ノ ミ存 スル 場 合 ハ,血 中Ca量

ハ低 下 ヲ來 シ,唯 異 常 ナ ルCa量

ノ低 下 ハ血 中無 機 物 質 平 衡状 態,從

ツ テ血 中 陰 陽 兩 「イオ ン」平 衡 状 態 ヲ モ撹 亂 セ ン トスル モ ノ

ナ ル タ メ直 チ ニ身 體 調 節 機 能 ガ之 ニ反 應 シ,本

實 驗 末 期 ニ於 ケル 如 キCa量

ノ寧 ロ輕 度 ノ上 昇

ヲ見 タ ル モ ノナ リ ト思 惟 シ得 ベ シ.

第2節 

太 陽 燈 照 射 實 驗

水 銀 蒸 氣孤 光 ヲ光 源 トセル 太 陽 燈 光線 ハ 化學 的 竝 ニ生 物學 的 作用 最 モ強 大 ナ ル菫 外 線 ヲ殊 ニ多 量 ニ含 有 ス ル モ ノニ シテ,其 ノ他 尚 ホ可 視 光線,赤 外 線 等 ノ色 線,熱 線 等 ヲ含 有 ス.故 ニ太 陽燈 ノ照 射 ヲ受 ク ル生 物 體 ハ 之 等 諸 光線 ノ作 用 ヲ受 ク ル ハ勿 論,尚 ホ 照 射 ニ ヨ リ發 生 ス ル「オ ゾ ン」含 有 ノ空 氣 ヲ呼 吸 ス ル モ ノ ニ シテ,從 テ太 陽 燈 照 射 ニ於 ケル生 體 ノ反 應 ハ 之 等 諸 光 線 竝 ニ「オ ゾ ン」ノ總 作用 ト看 做 ス べ キ モ ノ 167

(15)

ナ リ.斯 ル太 陽 燈 ノ照 射刺 戟 ガ 生 物 體 ニ適 度 ナ ル 場 合 ハ,生 體 ノ生 活 機 能 ハ亢 進 セ ラ レ新 陳 代 謝 モ活 溌 ニ 營マル ル理 ナ ル モ,光 線 照 射 ノ度 ガ過 度 トナ レル 場 合 ハ 生 活 機 能 ハ障 碍 セ ラル ル ノ ミナ ラ ズ遂 ニハ全 ク 廢 滅 セ シ メ ラ ル ル モ ノナ リ.然 レ共,個 體 ニ ヨ リ 光 線 ノ感 受 性 ハ 可成 リ相 違 スル モ ノナ ル ヲ以 テ,各 生 體 ニ適 宜 ナ ル 刺 戟 ヲ與 フ ル光 線 量 ヲ定 ム ル コ トハ 必 ズ シ モ容 易 ノ業 ニ非 ズ.余 ハ 幾 分 ニ テ モ本 問 題 ノ 解 決 ニ資 セ ンガ タ メ家 兎 ヲ用 ヒテ 種 々 ノ光線 量 ニテ 照 射 シ,照 射 ノ影 響 ヲ血 液 學 的 研 索 ト血 中 無 機 物 質 ノ移 動 ニ ヨ リテ 窺 知 セ ン ト欲 セ ル モ ノナ リ.使 用 セ ル光 線 量 ハ,照 射 時 間 ヲ何 レモ10分 間 ニ一 定 シテ, 照 射 距 離 ノ ミ ヲ變 化 シ,即 チ10cm, 30cm, 50cm, 75cmト シテ 實 驗 セ リ. 以 下 各 照 射 光 線 量 ニ從 テ項 ヲ分 チ,夫 々 檢索 スル 所 ア ル ベ シ.(照 射 時 間 ハ何 レ モ10分 間 トセ ル タメ 以 下 照 射 光 線 量 ヲ示 ス場 合 表題 以 外 ハ單 ニ距 離 ノ ミ 記 載 シテ 之 ヲ現 ス コ ト トセ リ.)

第1項 

太 陽 燈 照射 距 離 ヲ10cmト

シ,照 射 時 間 ヲ10分

間 ト

セル時 ノ血液 像竝 ニ血 中K, Ca量

ノ變 化

實 驗 ハ連 續 シテ10日 間 照 射 竝 ニ採 血 ヲ行 フ豫 定 ナ リ シモ,第1例 ニ ア リテ ハ 第5日 目 ノ朝,剃 毛 シ テ 光線 ヲ照 射 セ ル 部 位 ニ 數 箇 ノ爪 痕 ヲ認 メ,更 ニ翌 朝 ハ該 部 ニ殆 ド無 數 ノ抓 破 痕 ヲ來 シ一 部 出 血 ノ状 態 ヲ呈 セ ル タメ,太 陽 燈 照 射 ノ關 係 モ 自 ラ異 ル ヲ思 ヒ, 止 ム ヲ得 ズ其 ノ後 ノ實 驗 ヲ中 止 セ リ.第2例 ハ 光 線 ニ最 モ 敏 感 ナ リシモ ノ ニ シテ,既 ニ最 初 ノ照 射 中 家 兎 ハ如 何 ニモ 苦 痛 ヲ訴 フ ル モ ノノ如 ク甚 ダ シ ク四肢 ヲ動 カ シ,且 屡 々號 泣 セ リ.照 射 直 後 既 ニ照 射 皮膚 面 ハ甚 ダ シ ク發 赤 シ,翌 朝 該 部 ハ暗 赤 色 ヲ呈 シ,更 ニ2囘 目 ノ照 射 ヲ行 ヘ ル ニ,家 兎 ハ元 氣頓 ニ衰 へ其 ノ翌 朝該 皮 膚 面 ハ 甚 ダ シ ク糜 爛 シテ多 量 ノ漿 液 ヲ分 泌 シ,更 ニ 一部 ハ 爪 ニテ 抓 破 セ ラ レ タル モ ノ ノ如 ク, 糜 爛 皮膚 面 ノ一 部 ハ離 斷 セ ラ レテ漿 液 上 ニ漂 ヘ ル如 ク ナ リ タ ル ヲ認 メ タ リ.依 テ 照 射 ニ ヨル影 響 モ 第1 例 以 上 ニ變 化 セ ル コ ト勿 論 ナ ル ヲ 以 テ,本 實 驗 ノ目 的 ニ 反 ス ル ヲ思 ヒ,以 後 ノ照 射 ハ 中 止 セ リ.第3例 ハ 第2例 ヨ リハ 程 度 輕 キ モ,第4日 目 ノ朝,照 射 部 位 ニ多 數 ノ爪 痕 ヲ認 メ,其 ノ後 ハ 照 射 ヲ行 ハ ズ. 第2表 ハ上 述 セ ル3例 ノ家 兎 ニ於 ケル 體 重,血 液 像,血 中K, Ca量 ヲ檢 査 セル成 績 ナ ル ガ,之 等 ノ諸 成 績 ガ 照 射 部 位 ニ於 テ 見 ラ レ タル 臨 牀 的 所 見 ニ大體 一 致 シテ 著 シ キ變 動 ヲ來 セ ル ハ 輿 味 ア ル事 實 ナ ル べ シ. 先 ヅ體 重 ニ 關 シテ ハ3例 共 可 成 リ著 シ ク減少 シ, 對 照 例 ニ 比 シ特 ニ減 少 率 大 ナ ル ヲ認 メ タ リ.第1例 ハ特 ニ長 期 ニ亙 リテ 豆 腐 粕 ニテ飼 養 シ,體 重 モ重 ク 元 氣 モ旺 盛 ナ ル モ ノナ リ シガ,本 照 射 ニ ア リテ ハ, 體 重 ノ減 少 ハ勿 論,元 氣 モ後 期 ニハ 可 成 リ著 シク衰 ヘ タ リ.第2例 ニア リテ ハ照 射 ニ ヨ リ元 氣 ノ消 失 セ ル コ トハ前 述 セ ル如 クナ ル ガ,體 重 モ亦 著 明 ニ輕 減 セ ル モ ノ ニ シテ,第3例 モ 略 ボ同 樣 〓關 係 ノ存 セ シ モ ノナ リ. 血 色素 量 ハ 照 射 竝 ニ採 血 ニ ヨ リ毎 常 著 明 ニ減少 セ ル モ ノニ シテ,照 射 ノ影 響 ガ 比 較 的 輕 度 ナ リシ第1 例 ニ ア リテ モ,對 照 例 ニ比 ス レバ 減 少 率 顯 著 ナ リ. 第2,第3例 ハ 勿 論 更 ニ甚 ダ ンク血 色 素 量 ノ低 下 ヲ 認 メ タ リ.赤 血 球 モ 亦 照 射 竝 ニ採 血 ニ ヨ リ大 ニ減 少 セ ル モ ノ ニ シテ,採 血 ノ ミ行 ヘ ル對 照 ヨ リモ減 少 率 更 ニ大 ナ ル モ ノ ナ リ.次 ニ色 彩 指 數 ヲ見 ル ニ漸 次 低 下 シテ 血 色 素 量 低下 ノ程 度 ハ,赤 血 數 低 下 度 ヨ リモ 更 ニ大 ナ リ.而 シテ色 彩 指 數 低 下 ノ模 様 ハ對 照 例 ノ 夫 レ ニ比 シ,更 ニ速 ナ ル モ ノニ シテ,蓋 シ血 色 素 量 ノ急 速 ニ減 少 セ ル ニ ヨ ル モ ノナ ル べ シ. 扨 テ 次 ニ白 血球 ノ急 度 ヲ觀 ル ニ,先 ヅ 白 血 球 總 數 ハ 照 射 採 血 ニ ヨ リ最 モ著 明 ニ増 加 セ ル モ ノニ シテ,

(16)

太陽燈照射 ノ生物學的 作用 ニ就テ(第1囘

報告)

1053

第1囘 照 射後24時 間 ニ シテ 各 例 共 原 白 血 球 總 數 ノ數 倍 エ達 シ,更 ニ2囘, 3囘 ノ照 射 ニ ヨ リ愈 々本 細 胞 ノ増加 ヲ認 メ タ リ.次 ニ 白 血 球 各種 細胞 ニ 就 テ仔 細 ニ檢 スル ニ,先 ヅ「エ」 嗜 好細 胞 ニ ア リテ ハ第3例 ハ 最初 ヨ リ全 然 之 ヲ認 メズ.第1,第2例 ハ 正 常 時 ニ僅 ニ 「コ ンマ」 以 下 ニ存 セ ル ガ,照 射 ニ ヨ リ各 例 共 全 然 本細 胞 ヲ消 失 セ リ.次 ニ肥 胖 細 胞 ヲ見 ル ニ 其 ノ百 分 率 ハ増 減 不定 ニ シテ 本 照 射 ノ影 響 モ 亦 從テ 不明 ナ レ ドモ,白 血 球 總 數 ガ増 加 セル タメ,本 細 胞 ノ絶 對 數 ハ増 加 セ リ.「モ ノ チ ー テ ン」 百 分 率 ハ第1例 ノ ミハ輕 度 ノ増 減 ヲ示 ス モ, 3例 ヲ通 覧 ス ル時ハ 照 射 ト共 ニ漸 減 セ ル ヲ知 ル.但 シ白 血 球 總 數 ノ増 加 著 明 ナ リシ タメ,本 細 胞 ノ絶 對 數 モ亦 尚 ホ可 成 リ著 シ ク 増加 ス.本 照 射 ニ ヨル 淋 巴 球 ノ態 度 ハ其 ノ百 分 率 ニ於 テ 著 明 ニ低 下 シ,殊 ニ第2例 ニ ア リ テ ハ顯 著 ナ ル ガ白 血 球 總 數 ガ異 常 ニ増 加 セ ル タ メ,淋 巴 球 ノ絶 對 數 ハ2-3倍 迄 モ増 加 セ リ.僞 「エ」嗜 好 細 胞 ハ 本 照 射 ニ ヨ リ百分 率, 絶 對 數 共 ニ著 明 ニ増 加 セル モ ノニ シテ,百 分 率 ノ ミニ就 キテ 考 フル モ家 兎 第2例 ニ於 テ 最 モ著 明 ニ増 加 シ,第1,第3例 ニア リテ モ 共 ニ大 ニ上 昇 セ リ. 更 ニ僞 「エ」嗜 好細 胞 ヲ其 ノ核 型 ニヨ リテ 仔 細 ニ區分 シ, Schilling氏 ノ云 ヘ ル如 クM+J +St: Sニ ヨ リテ核 型 推 移 係 數 ヲ求 ム ル ニ, 第1例 ハ 最 初 ノ照 射 ニ ヨ リテ0.23ヨ リ一 躍 1.97ニ 増 加 シ,照 射 囘 數 ノ反覆 ト共 ニ 更 ニ 階 段的 躍 進 ヲ示 シ,第5囘 目照 射 ニア リテ ハ 3.08ニ 逹 セ リ.第2例 ハ 正 常 時0.17ナ リ シ本 係 數 ハ, 1囘 ノ照 射 ニ ヨ リテ6.56ニ 躍 進 シ, 2囘 ノ照 射 ハ更 ニ10.2ニ 逹 セル ヲ認 メ タ リ. 由是 觀 之,本 照 射 ニ ヨ リテ ハ如 何 ニ強 ク造 血 臟 器 ガ刺 戟 セ ラ ル ル カ ヲ明 カ ニ示 ス モ ノ ニ シ

2

表 

(

1

0

c

m

1

0

)

169

(17)

テ,照 射 ニ ヨ ル 皮膚 面 ノ糜 爛,漿 液 ノ夥 シキ 滲出, 家 兎 ノ衰 弱 等 ノ臨 牀 的 所 見 ト對 比 シ,符 節 ヲ合 ス ル 興 味 ア ル成 績 ト謂 フヲ得 べ シ.第3例 ニ ア リテ モ同 様 本 係 數 ハ 激 増ヲ示 シ,照 射 ガ如 何 ニ 強 ク生 體 ニ影 響 セ ル カ ヲ實 證 セ リ. 次 ニ斯 ル核 型 推 移 係 數 變 動 ヲ 來 セ ル 各 種 細 胞 ニ就 キ テ觀 ル ニ,骨 髓 細 胞 ハ 第1例 ニ ア リテ ハ3囘 照 射 以 後,即 チ核 型 推 移 係 數 ガ2.59ト ナ レ ル時 始 メ テ 出 現 セ ル モ ノニ シテ以 後 ノ照 射 ニ ア リテ ハ 常 ニ本 細 胞 ヲ認 メ,第2,第3例 ニ ア リテ ハ唯1囘 ノ照 射 ニ ヨ リ 直 チ ニ本 細 胞 ヲ流 血 中 ニ認 メ タ リ.由 來 本 細 胞 ハ 正 常 體 ニ ア リテ ハ骨 髓 内 ニ存 ス ル モ ノ ニ シテ,之 ガ流 血 中 ノ出 現 ハ 寧 ロ病 的 状 態 ト看 做 ス べ キ モ ノナ リ. 換 言 ス レ バ此 際 造 血 臟 器 ガ如 何 ニ強 度 ニ反 應 セ ル カ ヲ如 實 ニ證 明 セ ル モ ノ ト解 シ得 べ シ.而 モ第2例 ニ ア リテ ハ 本 細 胞 ハ2.5%迄 モ 多 數 ニ出 現 セ リ.次 ニ 幼 若型 細 胞 ハ健 常 ナ ル場 合 ハ極 メ テ 少 數 ニ之 ヲ認 ム ル モ ノナ ル ガ,本 實 驗 例 ニ ア リテ ハ 正 常 時 ニ何 レモ 之 ヲ認 メズ.然 ル ニ照 射 ニ ヨ リテ ハ 本 細 胞 ハ 急速 ニ 且 可 成 リ多 數 ニ 出現 セ ル モ ノニ シテ,第1例 ハ第1 囘 照 射 ニ ヨ リ早 クモ7%ニ 逹 シ,照 射 ノ反 覆 ト共 ニ 益 々 増 加 シ,第5日 目 ニ ハ10.3%ヲ 算 セ リ.第2例 ニ於 テ ハ 本細 胞 ノ増 加 ハ 更 ニ顯 著 ニ シテ,唯l囘 ノ 照 射 ニ ヨ リ16%ヲ, 2囘 ノ照 射 ニ ヨ リ23%ヲ 得 タ リ.第3例 モ 略 ボ 之 ト同 様 ニ シテ 第1囘 照 射 後10.5% ニ上 リ,第2囘 照 射 後 ニ ハ更 ニ 増 加 シ テ12.5%ヲ 計 上 セ リ.次 ニ桿 状 型細 胞 ハ正 常 家 兎 ニア リテ モ 流 血 中 ニ常 ニ其 ノ一 定 數 ヲ認 ム ル モ ノナ ル ガ,照 射 ニ ヨ リ本 細 胞 モ亦 顯 著 ニ増 加 ス.第1例 ハ57%ヨ リ1囘 ノ照 射 ニ ヨ リ22%ト ナ リ.第5日 目 ニ ハ34%ニ 及 ビ,第2例 ハ1囘 ノ照 射 ニ ヨ リ7.5%ヨ リ一 躍42% トナ リ,更 ニ1囘 ノ照 射 ニ ヨ リ51%ト ナ リタ リ. 第3例 モ 表 ニ 示 セ ル如 ク照 射 ト共 ニ減 増 ス.斯 ク ノ 如 ク桿 状 型 細 胞 ハ本 照 射 ニ ヨ リ,正 常 時 流 血 中 ニ最 多 數 ニ存 在 セ ル 分 葉 型 細 胞 ヨ リモ 更 ニ遙 ニ多 數 ニ 出 現 ス ル モ ノ ニ シテ,骨 髓 細 胞,幼 若 型 等 ノ新 生 細 胞 ノ出 現 ト共 ニ太 陽 燈 ノ照 射 ガ造 血臟 器 ニ如 何 ニ至 大 ノ影 響 ヲ及 ボ ス モ ノナ ル 事 ヲ明 示 ス ル モ ノナ リ.更 ニ分葉 型 細 胞 ノ變 化 ヲ見 ル ニ,本 細 胞 ハ 照 射 ニ ヨ リ 他 細 胞 ト反 對 ニ急 激 ニ其 ノ數 ヲ減 少 ス ル モ ノニ シテ 3例 ハ 正 常 時 夫 々25.3%, 44%,26%ナ リ シガ照 射 ト共 ニ14.7%, 9%, 8.5%ニ 何 レモ低 下 セ リ.即 チ 僞 「エ」嗜 好細 胞 各 種 細 胞 ノ照 射 ニ對 ス ル變 化 ハ分 葉 型 細 胞 ノ如 キ 成 熟 細 胞 ハ循 環 血 中 ニ於 テ ハ 間 モ ナ ク 死 滅 シ,之 ニ代 リテ幼 若 ナ ル 新 生 細 胞 ノ出 現 ヲ見 ル モ ノナ ル可 シ.

第3圖 

太 陽 燈10cm照

射 家 兎  第1例

全血中K含 有 量(mg%)

第4圖 

太 陽 燈10cm照

射 家 兎  第1例

全血中Ca含 有 量(mg%)

(18)

太 陽燈 照 射 ノ生 物 學 的 作 用 ニ就 テ(第1囘 報 告) 1055 次 ニ血 中K含 有 量 ト照 射竝 ニ採 血 トノ關 係 ヲ觀 ル ニ,血 色 素 量,赤 血球 數 ガ本 實 驗 ニ ヨ リ激 減 セ ル如 ク, K量 モ 略 ボ 之 ニ並 行 シテ,或 ハ 更 ニ顯 著 ニ減 量 ス.第1例 ハ正 常 時1729mg%ノK量 ハ5日 ノ後 ニハ 既 ニ108.3%ト ナ リ,第2例 ハ160.4mg%ヨ リ 2日 ノ後 ニ105.2mg%ニ 激 減 シ,第3例 モ 亦 略 ボ同 様 ニ甚 ダ シク減 少 セ リ.即 チ3例 共 其 ノ減 少 ノ度 合 ハ 對 照 例 ヨ リモ遙 ニ著 シキ モ ノ ニ シテ,本 照 射 ノ如 キ生 體 ニ甚 ダ シキ悪 影 響 ノ存 ス ル場 合 ハ 血 中K量 モ 亦 著 シ ク低 下 ス ル モ ノナ ラ ン. 次 ニ 全 血 中Ca量 ト照 射 竝 ニ 採 血 ト ノ 關 係 ヲ 見 ル ニ,各 例 トモ 實 驗 ト共 ニ 大 イ ニ 減 少 セ ル モ ノ ニ シ テ, 第1例 ハ 最 初9.48mg%ノCa量 ガ 順 次 低 下 シテ 第4日 目 ニ ハ7.02%ト ナ リ,第2例 ハ10.67mm% ヨ リ2日 ノ後 既 ニ7.64mg%ニ 減 ジ,第3例 モ 亦 10.85mg%ヨ リ2日 ノ後9.09mg%ニ 低 下 ス.本 實 驗 ノ如 ク,臨 牀 的 ニ既 ニ生 體 ニ著 シ キ悪 影 響 ヲ齎 ラ シ,更 ニ血 液 學 的 ニ モ 明 カ ニ生 體 不 調 ノ徴 ヲ證 ス ル太 陽 燈 照 射 ニ ア リテ ハ,血 中Ca量 モ亦 之 ニ伴 ヒテ 著 シク減 少 ス ル モ ノニ シテ,コ ノ事 實 ハ 對 照 ニ 於 ケ ルCa量 ノ變 化 ト,次 ニ示 ス太 陽 燈 照 射 量 低 キ モ ノ ノ 成 績 ト對比 シ興 味 アル 成 績 ナ リ. 次 ニK/Caノ 比 ヲ見 ル ニ, 3例 共 漸 次 減 少 シK量 減 少 ノ度 ハCa量 ノ ソ レヨ リモ更 ニ大 ナ ル ヲ知 ル.之 ハKガ 主 ニ 血球 中 ニ存 ス ル事 實 ニ歸 由 スル モ ノ ニ シ テ,斯 ル 照 射 ノ影 響最 モ大 ナ ル場 合 ニ ア リテ モ,尚 ホ 採 血 ニ ヨ ル影 響 ガK量 ノ消 長 ニ ヨ リ大 ナ ル 關 係 ヲ有 ス ル コ ト ト示 ス モ ノナ リ.即 チ貧 血 ヲ將 來 ス ル如 キ 實 驗 ニ ア リテ ハ全 血 中K量 ノ態 度 ニ ヨ リ他 實 驗 ノ影 響 ヲ窺 知 ス ル コ トハ 可 ナ リ困 難 ナ ル事 實 ナ ル ベ ク, 余 モ コノ點 ニ ハ常 ニ 甚 ダ シ ク困 難 ヲ感 ジ タル モ ノナ リ.

本 實 驗 ノ如 ク身 體 保 護 ノ目 的 ニテ存 在 セル毛 髪 ヲ成 ルベ ク短 ク切 リ,而 シテ該 部 ニ直 接 光線

ヲ照射 セル實 驗 ニア リテ ハ,照 射 ノ影 響 ハ平 素露 出 セ ル部 分 ニ於 ケ ル ソ レニ比 シ遙 ニ大 ナ ル モ

ノ ナ リ.本 項 實 驗 ノ如 キ太陽 燈 ノ強 力 照 射 ニア リテ ハ,家 兎 ハ臨 牀 上 當 該 皮 膚 面 ニ甚 ダ シキ損

傷 ヲ蒙 ル ノ ミナ ラ ズ,一 般 状 態 ニモ大 ナ ル影 響 ヲ受 クル モ ノ ニ シテ,血 液 諸 像 ハ コノ 事 實 ヲ最

モ顯 著 ニ裏 書 キ セ ル ガ,コ ノ際 血 中無 機 物質 モ亦 同 様 甚 ダ シキ影 響 ヲ蒙 ル モ ノ ナ リ.

本 實 驗 ニ於 ケル成 績 ヲ簡 單 ニ概 括 スル ニ,體 重 ハ各 例 共 可 成 リ著 シク減 少 シ,照 射 ノ反 覆 ト

共 ニ 元 氣 モ亦 大 イニ衰 微 スル ヲ認 ム.血 色 素 量竝 ニ赤 血 球 數 ハ共 ニ對 照 ニ比 シテ 甚 ダ シク減 少

スル モ ノ ニ シテ,而 モ色 彩 指 數 ノ遞 減 ヨ リ見 レパ 血 色 素 量 ノ減 少率 ハ赤 血 球數 ノ夫 レ ヨ リモ更

ニ大 ナル ヲ知 ル.

白 血 球 ハ赤 血球 ニ比 シテ遙 ニ大 ナ ル影 響 ヲ蒙 リ,先 ヅ其 ノ總 數 ニ於 テ照 射 前 ニ數 倍 セル値 ヲ

示 ス.斯 ノ如 キ著 シキ「ロ イコ チ トー ゼ」ハ,主

トシテ僞 「エ」

嗜 好 細 胞 ノ増 多 ニ由 來 スル モ ノ ニ

シテ.本 細 胞 ハ絶 對 的 ニモ亦 相 對 的 ニモ著 シク増 加 シ,著 明 ナ ル核 型 左 方推 移 ヲ示 ス.換 言 ス

レバ 幼 若 ナル 細 胞 ノ夥 シキ 出現 ヲ認 ム.本 係 數 ハ既 ニ周 知 ノ如 ク生 體,殊

ニ病 的 状 態 ノ豫 後 ヲ

推 斷 スル ニ最 モ有 意 義 ナル モ ノ ニ シテ,其

ノ値 ノ持 續 的 ニ著 シキ高 率 ヲ示 セ ル場 合 ニ ハ常 ニ豫

後 ノ不 良 ナル ヲ示 スモ ノナ リ.其 ノ好 例 ハ第2例

ニ シテ本 係 數 ハ太 陽燈 ヲ照 射 スル コ ト3囘 ニ

シテ10.2ニ 及 ビ,實 驗 中止 後 間 モナ ク家 兎 ハ斃 死 セル モ ノ ナ リ.反 之 淋 巴 球 ハ百 分 率 ニ於 テ ハ

171

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参照

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