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The Principles of Farmer and An Expansion of Agricultural Management

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神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』第14号 2010年3月 181

■ 研究論文

耕作者主義 と農業経営の規模拡大

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神奈川大学大学院 経営学研究科 国際経営専攻 博士前期課程

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■キーワー ド 耕作者主義/農業経営の規模拡大/農業法人に対す る規制/農地の利用/一般企業の農業参入

1 は じめに

今 日、 日本の農業経営は、家族経営 を中心 とし た小規模 な農業経営が展開 されている。 これまで の 日本の農業 は、農業保護政策によって小規模の 農業経営 を保護 して きた。 しか し、 ウルグアイ ・ ラウン ド農業交渉 の合意やWTO農業交渉への対 応か ら、農業保護 に頼 らない農業経営の形成が求 め られ、近年の農業政策では、家族経営 を中心 と す る農業経営の形成 か ら地域単位 の集落営農や農 業生産法人 を中心 とす る農業経営の形成へ と構造 政策が変化 して きた。 集落営農や農業生産法人 を中心 とす る農業経営 の形成のためにとられている構造政策 は、集落営 農の促進、農業経営の法人化の促進、農地の利用 の促進などが挙 げ られ る。特 に、農業経営の法人 化の促進や農地の利用の促進 については、農業経 営の株式会社化や一般企業の農業参入 を認めるこ とになることか ら、農地の所有、労働、経営につ いて耕作者主義 を中心に議論 されている。耕作者 主義 とは、農地 を所有す るものが農地 を耕作す る とい うものである。 日本の農業経営 において、 こ の耕作者主義の考 え方が農業経営の規模拡大 を抑 制 してい る。では、農業 において も競争力が求め られ る今 日において、耕作者主義の考 え方 は、農 業経営に適 当であるのか、今後、農業経営 を考 え るうえで、注 目していかなければな らない ものは、 如何 なるものであるのか とい う疑 問が生 まれ る。 そこで、本論文では、 日本 における農業経営の 規模拡大の将来像 を明 らかにす ることを目的 とす る。具体的に、第 2節では、農業経営の規模拡大 は、農業 において必要で あるのか とい う疑 問を解 決す るために、 日本 とアメ リカにおける農業経営 の規模 を比較研究す る。第3節では、農地の耕作 者主義 と農業経営の規模拡大 との関係性 を明 らか にす る。第4節では、農業法人の規制 につ いて、 ・′日本 における農業法人 に対す る規制 とアメ リカに おける農業法人 に対す る規制 を比較研究 し、 日本 の農業法人 に対す る規制 は、今後、如何 に して進 め られ るべ きかを明 らかにす る。 これ らの ことか

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182 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』第14号 2010年3月 ら、 日本 における農業経営の規模拡大の課題 を明 らかに したい。

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農業経営の規模拡大

2.1 日本 における農業経営の規模 日本 における農業経営の規模 を農業経営体 に占 める家族経営、農業法人の割合でみてみ ると、 日 本 における農業経営体の中心は家族経営体である。 これは、家族経営体が 日本 における農業経営体 に 占め る割合 が99%で あ ることか らも明 らかで あ る。逆 を言 えば、 日本における農業法人 は、農業 経営体 に占める割合 が1%とい うことである。 農業経営体の販売金額規模 をみてみ ると、家族 経 営 は91.7%が1,000万 円以下 で あ り、農業法人 は65.2%が3,000万- 3億 円で あった。特 に、家族 経営 は、販売金額 が200万以下 の経営体 が68.8% で あった。 こわ よ うに、農業経営体 におけ る家 族 経営の割合 と販売高規模 か ら、 日本 におけ る 農業経 営体 の99%が家族 経営で あ り、 その うち の68.8%が販売金額200万以下の家族経営で ある。 この2点か ら日本 における農業経営の規模 は、約 70%が小規模家族経営であることがわかる。

b ぎに、経営耕作地面積か ら家族経営 と農業法 人の規模 についてみてみ ると、家族経営において は、経営耕作地面積2.Oha以下が82.3%と全体の 8 割 を占めている。 また、10.Oha以上の規模 がある 家族経営 は、全体の1.9%で あ り、家族経営のほ とん どが経営耕作地面積2.Oha以下 の小規模経営 で あることがわか る。農業法人 (水田作経営) に おいて は、経営耕作地面積30.Oha以上 が61.1%と 全体の6割 を占めている。 また、10.Oha以下の農 業法人 (水田作経営)は、5.5%と非常 に少数である。 さらに、家族経営 (水田作経営)、農業法人 (水 秦-1 販売金額別規模 における農業法人 と家族経営の割合 販売高 (円) 農業法人の割合(2009年) 家族経営の割合(2005年) ∼ 1,000万 3.1% 91.7% 1,000- 3,000万 9.9% 6.5% 3,000- 5,000万 13.0% 1.1% 5,000- 1億 20.5% 0.4% 1- 3億 31.7% 0.1% 3- 5億 8.9% 0.1% 5億以上 12.9% 0.1% (出所)日本農業法人協会【20091『2008年度農業法人白書』、農林水産省【2006】『2005年農林業センサス』 を基 に筆者作成。 表-2 販売金額 1,000万以下 における家族経営の割合 販売高 (円) 家族経営の割合 50万未満 32.6% 50- 100万 19.5% 100- 200万 16ー7% 200- 300万 7.7% 300- 500万 7.5% 500-700万 4.1% (出所)農林水産省[2006】『2005年農林業センサス』 を基に筆者作成。

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耕作者主義と農業経営の規模拡大 183 秦-3 経営耕作地面積 における家族経営の割合 経営耕作地面積 家族経営の割合 0.3ha未満 2.208 0.3-1.Oha 54.8% 1.0- 2.Oha 25.3% 2.0- 5.Oha 13.2% 5.0- 10.Oha 2.5% 10.0- 30.Oha 1.4% 30.0- 50.Oha 0.3% 50.0- 100.Oha 0.2% (出所)農林水産省【2006]『2005年農林業センサス』 を基 に筆者作成。 表-4 経営耕作地面積にお ける農業法人 (水 田作経営)の割合 経営耕作地面積 農業法人 (水田作経営)の割合 10.Oha未満 5.5% 10.0- 20.Oha 16.7% 20.0- 30.Oha 16.7% 30.0- 50.Oha 37.5% (出所)農林水産省【2009】『平成19年組織経営の営農類型別経営統計』 を基に筆者作成。 田作 経 営) の農業 所得 の平 均 を経 営耕作 地面 積 生 労働 省 に よれ ば、2007年 の民 間給 与 の平 均 が 別 にみて み る と、家族 経営 の8割 を占めて い る 3,672,000円で あ る こ とか ら、 家族 経 営 (水 田作 経営耕作地面 積2.Oha以下 におけ る家族 経営 の農 経営) が民間給与 と同様 の所得 を得 よ うとす ると、 業所得 の平 均 は、0.5-1.Ohaで36,000円、1.0- 7.Oha以上 の経営耕作地面積 を必要 とす るので あ 2.Ohaで453,000円 と非常 に少 ないのがわか る。厚 る。 で は、7.Oha以上 の経 営耕作 地面 積 の あ る家 表-5 家族経営 (水 田作経営) にお ける農業所得の平均 経営耕作地面積 農業所得 (円) 0.5-1.Oba 36,000 1.0- 2.Oha 453,000 2.0- 3.Oha 1,371,000 3.0- 5.Oha 1,919,000 5.0- 7.Oha 2,758,000 7.0- 10.Oha 3,240,000 10.0- 15.Oha 5,309,000 15.0- 20.Oha 7,309,000 (出所)農林水産省【2009]『平成19年組織経営の営農類型別経営統計』 を基に筆者作成O

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184 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』第14号 2010年3月 秦-6 農業法人 (水田作経営) にお ける農業所得 の平均 経営耕作地面積 農業所得 (円) 10.Oha未満 4,812,000 10.0- 20.Oha 7,723,000 20.0- 30.Oha 10,387,000 30.0- 50.Oha

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18,488,000 (出所)農林水産省【20091『平成19年組織経営の営農類型別経営統計』 を基に筆者作成。 族 経 営 が どの程度 い るの か とい うと、全体 の約 4.4%だけで ある。家族経営の約4.4% しか民間給 与 と同様 の所得 を得 ることがで きていないので あ る。 一方、農業法人 (水田作経営) の6割 を占めて いた経営耕作地面積30.Oha以上 におけ る農業法人 の農業所得の平均 は、30.0- 50.Ohaで18,488,000 円、50.Oha以上 で31,554,000円 とい う農業所得 を えてい る。 これは、一般企業 と同等の利益 を得 て い ることがわか る。 これ らの ことか ら、 日本 におけ る農業経営 は、 ①農業経営体の99%が家族経営 および個人経営で あること、①農業経営の主体 となる家族経営の規 模 はかな り小 さい こと、③一定の規模、成果 をあ げてい る農業法人 は、農業経営体 の約1%の割合 で しかない ことがわか る。 よって、 日本 における 農業経営の規模 は小規模で ある。農業 に競争力が 求 め られ る今 日において、 よ り競 争 力 の意識 を 持 った経営体 を育て ることが重要で あろ う。 2.2 アメ リカにおける農業法人の規模 アメ リカにおける農業法人 の規模 につ いて、 ま ず、 アメ リカにおける農業経営体 の割合 をみてみ ると、家族 経 営 お よび個人経営 が86.5%、パ - ト ナーシ ップが7.9%、法人経営が4.4%、その他 が1.3% で あった。 アメ リカにおいて農業経営の中心は家 族 経 営、個 人経 営 で あ る こ とがわ か る。法 人経 営 は全体の4.4%で あり農業経営体全体 か らみれば、 少数で ある。 また、農業 経 営体 の販 売金 額規模 をみ てみ る 秦-7 ア メ リカにお ける農業経営体 の割合 農業経営体 農業経営体の割合 家族経営および個人経営 86,5% パー トナーシップ 7.9% 法人経営 4.4% (出所)UsDA【2007】を基に筆者作成。 表-8 農業経営体別の販売金額規模の割合 農業経営体 販売高規模の割合 家族経営および個人経営 50.1% パ- トナーシップ 20.9% 法人経営 27,8% (出所)USDA[2007]を基に筆者作成。

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耕作者主義 と農業経営の規模拡大 185 表-9 販 売金額 規模別 に お けるア メ リカの農業経 営体 の割 合 販売高規模 (ドル) 家族経営および個人経営 パ ー トナ ー シ ップ 法人経営 1,000以下 23.8% 16.1% 12.2% 1,000- 2,499 13.1% 8.1% 4.4% 2,500- 4,999 ll.7% 8.3% 4.7% 5,000- 9,999 12.0% 9.5% 5.5% 10,000- 24,999 12.7% ll.8% 8.2% 25,000- 49,999 7.4% 8.4% 6.8% 50,000- 99,999 5.7% 7.4% 7.1% 100,000- 249,999 6.3% 9.0% 12.1% 250,000- 499,999 3.7% 7.2% ll.9% 500,000- 999,999 2.1% 6.2% ll.7% 1,000,000- 2,499,999 1.2% 5.5% 9.5% 2,500,000- 4,999,999 0.2% 1.6% 3.1% (出所)USDA【2007】を基 に筆者作成。 表-1

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耕作地面積別 にお けるア メ リカの農業経 営体 の割合 1- 9(約0.41 - A -- 3.6ha) ll.0% 6.6% 8.9% 1(約0- 494- 1エ ー カー9.6ha) 29.5% 19.0% 18.4% 5(約0- 6920- 2エ ーカ ー7.6ha) 7.3% 5.4% 4.4% 70- 99(約28- 39.エ ーカー6ha) 9.0% 7.1% 5.0% 1(約00- 140- 55.39エ ー カ ー6ha) 8.1% 7.2% 5.1% 1(40- 1約60- 71.79エ ー カ ー6ha) 6.4% 6.4% 4.3% 1(8約0- 2172- 87.9エ ー カー6ha) 4.0% 4.2% 3.2% 22(約0- 2588- 190エ ーカ ー3.6ha) 3.1% 3.4% 2.7% 2(約60- 49104- 19エ ー カ ー99.6ha) ● ●● 12.1% 10.8% 5(00- 999約200- 3エ ー カー99.6ha) 6,2% 10.3% 12.3% 1(000- 1約400- 799999.エ ー カー6ha) 3.5% 7.9% ll.8% (出所)USDA[2007]を基 に筆者作成。

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186 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』 第14号 2010年3月 と、家族経営および個人経営が全体の50.1%、パ ー トナーシ ップが全体 の20.9%、法人経営が全体 の 27.8%、 その他 が全体 の1.1%で あった。総農業経 営体の4.4%の割合 で ある法人経営が、販売金額規 模 において全体 の約30%を占めてい る。家族経営 および個人経営 と法人経営 を比較 してみ ると、家 族経営および個人経営は、販売金額25,000ドル未 満 が73.3%であ り、約70%が25,000ドル未満の規模 で ある。一方、法人経営 は、販売金額100, 000-1,000,000ドル未満 が35.7%で あ り、約50%の法人 経営は100,000ドル以上の販売金額規模である。 そ して、農業経営体の耕作地面積 をみてみ ると、 家 族 経 営 お よび個 人 経 営 は全 体 の約50%が100 エ-カ-未満である。パ ー トナーシップと法人経 営は、全体の40- 50%が260エーカー以上保有 し てい る。耕作地面積 において、パ ー トナ-シップ と法人経営 は、多 くの農地 を保有 していることが わか る。 このように、農業経営体の割合や販売金額規模、 耕作地面積の3点か ら、 アメ リカにおける農業経 蛍 は、①農業経営体 の 中心 は家族 経営 お よび個 人経営であ り、法人経営は全体の4.4%しかない こ と、⑦販売金額全体の約30%は法人経営で あるこ と、①耕作地面積はパ ー トナーシップと法人経営 が多いことがわかった。 よって、 アメ リカにおけ る農業法人 は、経営体数は全体 か らみ ると少数で あるが、販売金額規模 は、全体の約30%を占めて お り、農地の保有 も多いことか ら、大規模である ことがわか る。 2.3 日本 とアメ リカにおける農業経営の国際比 較 日本 とアメ リカの農業経営 を経営形態、販売金 額、耕作面積か ら検討 してみ ると日本の農業経営 は、小規模であることがわか る。 まず、経営形態 をみてみ ると、全体 に占める家族経営および個人 経営 の割合 が、 日本 は99%、 アメ リカは86.5%で ある。 これは、 日本 とアメ リカの両国 ともに家族 経営および個人経営が農業経営の主体で あること を表 してい る。 また、法人経営 は、 日本 が1%で、 秦-11 日本 とアメ リカにおける農業経営の比較 アメリカ 家族経営および個人経営 99.0% 86.5% 販売金額規模 家族経営 1(,100000,0万円以下00ドル以下) 91.7% 86.4% 1(,100000,0万円以上00ドル以下) 8.3% 13.6% 法人経営 1(,10000,00万円以下00ドル以下) 3.1% 48.9% 経営耕作地面積 家族経営 5(.9Oエーカ-以下)ha以下 95.5% ll.0% (注)アメリカは、パー トナーシップとその他の経営形態の割合 を含んでいない。 (出所)筆者作成。

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耕作者主義と農業経営の規模拡大 187 アメ リカが4,4%であ り、全体 に占め る割合 はどち らも低い。 つ ぎに、販売金額規模 をみてみ ると、家族経営 の割合 は、 日本、アメ リカともに大 きな違いはみ られない。一方、法人経営の割合 は、 日本におけ る法人経営の販売金額規模の割合 が大 きい。 そ して、経営耕地面積 をみてみ ると、家族経営、 法人経営 ともに 日本の経営耕作地が小規模で ある ことがわかる。特 に、家族経営はその差 が非常に 大 きい。 これ らの ことか ら、経営耕作地面積 にお いて、 日本 とアメ リカの規模の差 は大 きい。 しか し、家族経営 および個人経営が経営形態の

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%

を 占める日本 において、法人経営の販売金額規模 は 大 きく、 日本 において法人経営は今後 さら号重要 となるだろう。

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農業経営 と農地

3.1 耕作者主義 とは

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年 の農地改革 に よって、 自作農 が創設 さ れて以来、農地は、耕作す るものが所有す るもの とされて きた。 これが自作農主義で ある。 自作農 主義 は、農地法に規定 され、今 日において も、農 地法第1条に 「この法律 は、農地はその耕作者み ずか らが所有す ることを最 も適当であると認めて、 耕作者の農地の取得 を促進 し、及びその権利 を保 護 し、並びに土地の農業上の効率的な利用 を図 る ためその利用関係 を調整 し、 もって耕作者の地位 の安定 と農業生産力の増進 とを図 ることを目的 と す る

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」 と記 されて い る。つ ま り、農地法の基本 原則 と して、農地 は、 「農地 を耕作す る者のみが 農地に関す る権利 を取得で きる (農業経営がで き る)2」 とされているのである。 しか し、 この 自作農主義 が

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年 の農地法改 正により大 きく変化 した。農地法改正以前 は、個 人経営 と農業法人において 自作農主義が適用 され、 農業法人 に対 して は、 「自然人の延長 としての法 人3」 として農地の取得 に厳 しい要件 が課 されて いた。 そのため、農業経営の法人化は進 まなかっ た。 それ が

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年 の農地法改正 に よって、賃 貸借規制が緩和 され、農地の効率的な利用 に重点 が置かれ るようにな り、法人化の促進が図 られた。 一方、 「農地の権利取得者の要件 は厳格化 ・純化 され

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」、「農地 の権利取得者 は取得後の農業 に必 要 な農作業 に従事す る者 に限 る5」 とい う耕作者 主義が唱 えられたO この耕作者主義が、今 日において も農業生産法 人制度の根底 に存在 している。農業生産法人の法 人形態要件、構成員要件、業務執行役員要件 が、 それにあたる。法人形態要件 では、株式会社 にお いて非公開会社 しか認め られていない。 なぜ な ら、 公開会社 は、所有 と経営が分離 して しまい、耕作 者主義 に適 さないか らである。 構成貞要件では、構成員 になるために要件が設 け られ、そ して、農外者の議決権保有数や社貞数 に規制 がある。 これは、農外者 が法人の所有者 に なることを避 けるためで あろう。農外者が法人 を 所有 して しまえば、所有 と経営の分離 がお こり、 耕作者主義に適 さないか らで ある。 業務執行役員要件では、業務執行役員に対 して 過半数以上が法人 に常時従事 し、その過半数が農 作業従事者で あることとい う規制がある。 これは、 主 として法人の業務 に従事す る者 が農作業 か ら離 れないようにす るためであろう。つ まり、農地の 権利取得者 は農作業 に従事す る者 に限 るとい うよ うに、法人 を代表す る役員は農作業 に従事す る必 要があるとい うことで ある。 この よ うに、今 日の農業生産 法人制度 の根底 にあるものは、耕作者主義の考 え方で ある。 しか し、近年、農業生産法人の要件緩和が進み、農地 に対す る考 え方が、所有か ら利用へ移行 しつつ あ る。 そ して、 この利用の考 え方 が、農業経営の規 模拡大 に大 きく関わってい る。 3.2 農地の所有 と利用 農地は、農地法第1条 にあるように、耕作者が 所有 し、耕作 し、経営す ることが適当であるとさ れ る。 これが農地の所有で ある。一方、農地法第 3条で農地の権利移動及び転用の制限について規 定 されている。 この規定 を緩和 し、農地の利用の

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神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』第

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月 秦-12 農地の所有 と利用 ・農地法 農地の所有 作者の農地の取得 を促進 し、及びその権利 を保護 し、並びに土地の農業上の効率的な利この法律は、農地はその耕作者みずからが所有することを最 も適当であると認めて、耕 用を図るためその利用関係を調整 し、 もって耕作者の地位の安定と農業生産力の増進 と を図ることを目的とするo (農地法第1条) 農地の利用 農地又は採草放牧地について所有権を移転 し、又は地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若 しくはその他の使用及び収益を目的とする権利 を設定 し、著 しく は移転する場合には、政令で定めるところにより、当事者が農業委員会の許可を受けな (出所)農地法を基に筆者作成。 幅 を広 げることが農地の利用である。

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年 の農 地法改正 に よって、農地 の賃貸借 が緩和 されたが、農業経営の法人化はあまり進 ま なか った。 しか し

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年 の農地法改正 によっ て株式会社 が農業生産法人の一形態 とされ るよう にな り、農地の利用についての考 え方が急激 に広 がった。 農地の利用に重点が置かれ るようになった背景 には、農作物の 自由化や担い手不足、耕作放棄地 の増加の問題や経済界 か らのアプローチ等があげ られ る。特 に、近年、担い手不足や耕作放棄地の 増加が顕在化 してお り、耕作 されな くなった土地 を利用 しよ うとして農地の権利移動の緩和が進ん でいる。 しか し、農地の利用の広 が りについては、耕作 者主義の観点か ら危慣 されている。た とえば、原 田純孝

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】は 「耕作者主義の原則 が外 され た とき、 その後 の農業 と農業経営、農地保有 と農 村社会、 そ して その基盤 とな る農地制度 が ど う なってい くかは、大 いな る不安 が ある6」 として いる。その理由は、「これ までの農地制度 は、(中略) -・わが国の農村部の地域 と社会の安定的な発展 を基礎づ けるうえで、極 めて大 きな役割 を果 た し て きた、と考 えているか ら7」で あると述べている。 このように、一方では、農作物の 自由化や耕作 放棄地の増加、担い手不足 などの農業問題への対 処 として農地の利用が推進 されている。他方では、 農地は耕作す るものが所有 し、耕作 し、経営す る とい う農地の基本原則の維持 としての農地の所有 が主張 されてい る。 この2点の矛盾が今 日の農地 に関す る議論の中心で あろう。換言すれば、一方 では、農業経営における規模拡大の促進 を、他方 では、農業経営の規模拡大 に対す る抑制 をとい う 矛盾 が存在 しているので ある。 そ して、近年 にお いて、農地の利用に対す る考 え方が強 まり、農地 の利用の幅 を広 げる農地法の改正がな されている。 3.3 一般企業の農業参入 農地の利用で注 目すべ き点は、一般企業の農業 参入である。一般企業の農業参入 は、担い手不足 や耕作放棄の増加 などの農業問題への対処 と雇用 の受 け皿 などの地域振興 とい う2点がある。 一般企業の農地利用は、農地 を所有す るのでは な く農地 を借 り入れて農業 を行 う。 よって、 この 法人には、農業生産法人のように要件 を満 たす必 要がな く、一般企業 と同様の会社形態 をとること で農業法人 となることがで きる。法人が農地 を借 り入れて農業 を営むためには、全国展開 されてい る構造改革特区において市町村 または農地保有合 理化法人8か ら農地 を借 り入れ、特 定法人 とな る 必要 がある。 これ を、特定法人貸付事業 とい う。 特定法人貸付事業 は、高齢化や離農 などによって、 農作業 を継続す ることが難 しくなった農業者か ら、 農地 を効率的に利用す るための事業である。特定 法人貸付事業の全体像 は、図-1で ある。 まず、農 地所有者か ら地方公共団体 または農地保有合理化 法人が農地 を買い入れ または借 り入れす る。つ ぎ に、買い入れ または借 り入れ した農地 を特定法人

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耕作者主義と農業経営の規模拡大 189 図-1 特定法人貸付事業 (出所)著者作成。 となった企業 に貸付す るとい うもので ある。貸付 す る際に、市町村 または農地保有合 理化法人 と協 定 を結ぶ必要がある。 これ らを満 たす ことによっ て、一般企業 が農業 に参入す ることがで きる。 この よ うに、特定法人貸付事業 によって一般企 業 が農業 に参入で きるよ うになった。 これによ り、 農業経営の法人化の幅が広 がった。今後、農地法 が改正 され ることか ら農地の利用 に対す る規制緩 和 は、 さらに進む と考 え られ る。

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農業法人 に対する規制

4.1 農業法人 に対 す る規制 とはなにか 日本では、農業法人 に対 して規制 が ある。 アメ リカで も、州法 によって農業法人 に規制 をかけて い る州 が ある。農業法人 に対す る規制 は、おおむ ね次の2点の ことが根本 にあると考 える。 1つ 目が、農業 は作物 とい う生 き物 を相手に した 産業で あるとい う点で ある。 そのため、作物 を育 て る農地 は、継続 して農業 に利用 され るべ きで あ り、継続 して農業 を営 んでい くためには、永続す る経営主体 が望 ま しい9とされ る。 2つ 目が、農業経営の主体 として家族農業経営 が理想 だ とされて きた点で ある。家族農業経営は、 血縁 または婚姻 によって少数の人 々が結びつ き合 い、それが社会生活上の基本単位 となってい る「家 族」 と農業生産 における技術的 ・経済的結合単位 としての 「経営」 とい う2つの範噂で構成 されて お り10、永続性 を持 った経営体 とされ る。 日本では、上述 した ものに加 えて、 自作農主義 と耕作者主義の観 点か ら、農地 は耕作者 のみが所 有で きるとされ、法人 は、 あ くまで 自作農 の延長 上 であ り、共同体 的性格 をもつ もので あるとい う 考 えが農業法人 の成立過程 にあった。一方、 アメ リカでは、家族農業経営の保護 を農業法人の規制 の 目的 と していた。 アメ リカでは、家族農業経営 が農業 を担 う主体 で あるとされ、家族農業経営 は 保持 されていかなければな らない11とい う考 えが 根底 にある。 これ らの考 えか ら、農業法人 の農地 所有 に対す る規制が定め られ た。 4.2 日本 とア メ リカにお ける農 業法人 に対 す る 規制の国際比較 日本 は、農業法人 に対す る規制 として、法人形 態要件、事業要件、構成員要件、業務執行役員要 件 が定め られてい る。 これ らを要約 して 日本 にお け る農業法人 を表 す と、農業 を主 た る事業 と し、 法人 に関係す る人 が構成 員 とな り、農業 に従事す るものが業務 を執行す る所有 と経営が一致 した法 人形態で ある。 日本 におけ る農業法人 の特徴 は、 ①所有 と経営 が一致 した法人形態、⑦耕作者主義 への適応、 とい う2点で ある。 アメ リカは、農業法人 に対す る規制 として、事 業要件 と構成員要件 が定め られてい る。 アメ リカ において農業法人 に規制 をかけてい るのは、 9つ の州 (ノースダコ タ、 サ ウスダ コタ、 ミネ ソタ、 ウィスコンシン、ネブラスカ、アイオ ワ、カ ンザス、 ミズー リ、オクラホマ) だけで ある. このなかか ら、例 としてカ ンザス州 における農業法人の要件 の一部 をみてみ ると、構成 員 は小人数で、所有 と

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190 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』第14号 2010年3月 秦-13 日本における農業法人の要件 要件 内容 法人形態要件 農事組合法人、株式会社 (合同会社)であること○ 公開会社でない もの)又は持分会社 (合名会社、合資会社、 (農地法第2条 7項) 事業要件 法人の主たる事業が農業であることo ここでの農業 とは、耕作、畜産に加 えて、農業に 関連す る事業であって、農畜産物 を原料又は材料 として使用す る製造又は加工業である こと、その他、農林水産省令で さだめるものであること、農業 と併せ行 う林業及び農事 組合法人にあつては、農業 と併せ行 う事業であることが含 まれるo (農地法第2条第 7項第 1号) 構成員要件 1.その法人に農地若 しくは採草放牧地について所有権若 しくは使用収益権 を移転 した個 人又はその一般承継人 2.その法人に農地又は採草放牧地について使用収益権に基づ く使用及び収益 をさせてい る個人 3.その法人に使用及び収益 をさせ るため農地又は採草放牧地について所有権の移転又は 使用収益権の設定若 しくは移転に関 し次条第一項又は第七十三条第一項の許可 を申請 し ている個人 4.その法人の行 う農業に常時従事する者 5.その法人に、事業に係 る出資を行った農地保有合理化法人 (市町村及び農業協同組合 を除 くo) 6.地方公共団体、農業協同組合又は農業協同組合連合会であるもの○ 7.その法人からその法人の事業に係 る物資の供給若 しくは役務の提供 を受ける者又はそ の法人の事業の円滑化に寄与する者であって、政令で定めるもの (農地法第2条第 7項第 2号) 業務執行役員要件 その法人の常時従事者たる構成員が理事等 (農事組合法人にあつては理事、株式会社に あつては取締役、持分会社にあつては業務 を執行す る社員をい うo)の数の過半 を占め、 かつ、その過半 を占める理事等の過半数の者が、その法人の行 う農業に必要な農作業に 農林水産省令で定める日数 (農林水産省令が定める農作業従事 日数 とは、原則 として年 間60日以上である○)以上従事す ると認め られるものであることo (出所)農地法第2条 7項 を基に筆者作成。 経営の一致 を図 ってい るもので あることがわか る。 日本 とアメ リカの農業法人 に対す る規制 を比較 してみ ると、 2つの点で類似 してい ることがわか る。(∋所有 と経営の一致 した法人形態 を目指 して い る点 と(参法人の常時従事者 を必要 と してい る点 で ある。一方、規制の 目的は、 日本、 アメ リカ共 に法人 の農地所有 に対 してで あるが、成立 した 目 的は異 なる。 4.3 農業法人 に対 する規制の今後の展開 日本 における農業法人の規制の 目的は、耕作者 主義が根底 にある。一方、 アメ リカにおける農業 法人の規制 は、農地の資産保有の流 れか ら、家族 農業経営 を守 るためで あり、農地 の資産保有 に焦 点が あっ まってい る。 農地の資産保有 は、 アメ リカ と同様 に して、 日 本 で も、株式会社の参入 に関す る議論 が された と きに問題 になった。 しか し、日本で は、自作農主義、 耕作者主義 に適応 しないか ら、 とい う点が農業法 人 に対す る規制の議論 の中心で あったよ うに感 じ る。 そ もそ も、 自作 農主 義 は

、GHQ

に よって実 施 された農地改革 の中核 で あった。 そ して、 その 延長上 にあるものが耕作者主義で ある。 この よ う に、戦 争 の要 因の1つ と され て い た地主制 に替 わって他 国に提唱 された自作農主義 とその延長上 にある耕作者主義 につ いて、成立 当初 とは、国際 情勢 も農業経営の環境 も大 きく変化 してい る。農 業経営 において も、一般企業 の経営の よ うに経営

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耕作者主義と農業経営の規模拡大 191 秦-14 カンザ ス州 にお ける農業法人の要件 法人の種類 要件 内容 家族農場法人 事業要件 農業 構成員要件 ①農業 を目的とし、農地 を所有 している○農地 (議決権の過半数) は、大 多数の株主 (共通の先祖か ら3親等の関係、血、養子、配 偶者、.義理の子 ども)によって保持 され るo (む全ての株主は自然人であることo ③共同 出資者の少 なくとも1人は、農場 に居住す るか、労働に従 事す るか、農業経営 を行 うo他 の企業の役員である株主の場合、 その株主 が大多数の議決権 を保持 していれば、積極的に経営に従 事する ものとみなすo 認定農場法人 事業要件 農業 構成員要件 ①株主 は15人以下であることo ②株主 は、 自然人、家族農場法人、家族農場有限会社、非営利法 人であることo (参すべ ての株主が自然人であった場合、少 な くとも株主の うち1 人はへ農場 に居住す るか、労働 に従事す るか、農業 に従事 しなけ ればな らない○ 有限農業パー トナーシップ 事業要件 農業 構成員要件 ①共同出資者は①共同出資者はすべて自然人であることo10人以下であることo ③共 同出資者の少 な くとも1人 は、農場 に居住す るか、労働 に従 (出所)筆者作成。 環境 に適応 した経営 を 目指す必要 があると考 える。 その経営環境への適応 の妨 げ となってい る耕 作者 主義 を今後 どの よ うに対処 してい くのかが重 要 な 点で あろ う。 誤解 を恐れず言 えば、今後 は、 日本 におい て も、 自作農主義、耕作者主義 の観 点か ら離れて、 農業 法人の農地所有 について議論 をす る必要 があ るよ うに感 じる. アメ リカや ヨーロッパ地域の農 業経 営 と同様 に して、 日本 の農業経営 において も、規 制 のない農業法人 (現在 の政策か らすれば、 一般 企業の農業参入、農業生産法人の規制緩和) が重 要 にな るで あろう。

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おわ りに

本論文では、 日本 における農業経営の規模 拡大 の将来像 を明 らかに した。 まず、第

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節では、 日 本 とアメ リカにおける農業経営の規模 を比較 研究 した。農業経営体 の割合 や耕作地面積の規模 の比 較 では、圧倒 的に 日本 の農業経営の規模 が小 さい とい うことが理解で きた。一方、法人経営の販売 高規模 では、 日本の法人経営 がアメ リカの法人経 営 に匹敵 してい ることがわかった。 また、第3節 で は、農地の耕作者主義 と農業経営の規模拡大 と の関係性 につ いて検討 し、 日本の農業経営 におい て、耕作者主義 によって農業経営 における規模拡 大 の促進 と農業経営の規模拡大 に対す る抑制 とい う矛盾 が存在 してい ることが理解で きた。 そ して、 第4節で は、 日本 における農業法人 に対す る規制 とアメ リカにおける農業法人 に対す る規制 を比較 研究 し、 日本 とアメ リカの農業法人 に対す る規制 は、成立 した 目的が大 き く異 なって お り、今後、 日本 は、 自作農主義、耕作者主義の観 点か ら離れ て農業法人 につ いて考察 してい く必要 が あるとい う見解 を得 た。 この よ うに、 日本の農業経営 において も規模拡 大 は重要で あ り、農業経営の規模拡大 は、 これ ま で農業経営の規模拡大 を抑制 して きた耕作者主義

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192 神奈川大学大学院経営学研究科 『研究年報』 第14号 2010年3月 の観点か ら離れ、農地の効率的な利用 と農業経営 の法人化 を促進 させ る必要があるとい う見解 を得 た。 今後 は、農業生産法人の規制緩和や一般企業の 農業参入が、よ り進む と考 えられ る。 そのような なかで、規制の緩和 によって、農地 とい うかけが えのない資源 を保持 し、効率的に利用す ることに ついて農業 を営む企業が独 自に農地の監視、監督 に取 り組 まなければな らないであろう。 注 1 農地法第 1条。 2 田代洋一 [20061 3 田代洋一 【2006】 4 田代洋一 【2006】 5 田代洋一 【2006】 6 原田純孝 【2009a] 7 原 田純孝 [2009a] 8 農地保有合理化法人 とは、規模縮小や離農す る農家等か ら農地 を買い入れ (又は借 り入れ) を行い、一定期間保有 した後に、担い手農家 に売 り渡 し (貸 し付 け) などを行 う非営利法 人である。特徴 は、 「中間保有、再分配機能」 が あ ることで あるo農林水産 省http://www. maff.go.jp/ (最終 アクセス2010年1月14日) 9 宮崎俊行[2001114頁。 10長意次[1997]14頁。

1

1 長意次【1997

1

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頁。 参考文献 田代洋一【2008]『農業 ・協同 ・公共性』筑波書房。 田代洋一[2006]『集落営農 と農業生産法人一農の 協同を紡 ぐ』筑波書房。 田代洋一【20011『日本に農業 は生 き残れ るか一新 基本法に問 う-』大 月書店。 長意次【1997】『現代 アメ リカ家族農業経営論』九 州大学出版会。 服 部 信 司[2009】『価 格 高 騰

WT

Oと ア メ リカ 2008年農業法』農林統計協会。 服部信 司[2005]『アメ リカ2002年農業 法一 国 内 保護増大 と

WT

O農業交渉』農林統計協会。 服部信司【20041

WT

O農業交渉 (2004)主要国 ・ 日本の農政改革 と

WT

O提案』農林統計協会。 服部信司【1997]『大転換す るアメ リカ農業政策-1996年農業法 と国際需給、経営 ・農業構造』 農林統計協会。 原 田純 孝【2009a]「農 地改正案 の問題 点 一農業 ・ 農村への企業参入の道

『農村 と都市 を結ぶ

第59巻,第5号,全 国農林 労働 組合 農村 と都市 をむすぶ編集部

,

4-1

1頁。 原 田純孝[2009b

「自壊 す る農地制度 一農地法等 改正法律案 の問題点

『法律時報』第81巻,第

5

号,日本評論者,

1

-3

頁。 原 田純孝【2009C

「農地制度 の何 が問題 か-主要 な論点 と議論 の方向 をめ ぐって-

『農業法 研究』第44号,日本農業法学会,81-94頁。 原 田純孝[2008

「農地制度 はどこに向か うのか一 所有か ら利用への意味 を問 う

『農業 と経済』 第74巻,第1号,昭和堂,28-41頁。 農業問題研究学会[2008】『土地の所有 と利用一地 域営農 と農地の所有 ・利用の現時点』筑波書房。 農業問題研究学会【2008】『農業構造問題 と国家の 役割一農業構造問題研究への新たな視角』筑 波書房。 参考資料 日本 農業法人協 会[2009]『2008年度農 業法 人 白 書

農林水産省【2009】『平成19年組織経営の営農渠型 別経営統計』。 農林水産省【2006】『2005年農林業 センサス』。 外国語資料

USDA【2009],2007censusofagriculture,United StatesDepartmentofAgriculture.

主要 インターネ ッ ト文献

農林水産省http://www.maff.go.jp/ (最終 アクセ ス2010年1月14日)

参照

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