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目次 P 1 学校における危機管理 P 2 1 校内における事故等への対応 ( 校内救急体制について ) P 6 ケース1 養護教諭在校の場合 ケース2 養護教諭不在の場合 ケース3 休日の部活動練習中の場合 2 校外学習等における事故等への対応 P 7 ケース1 全員で行動中, 事故等に遭遇し大け

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平成29年度

学 校 危 機 管 理 対 応 マ ニ ュ ア ル

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目次 P 1 学校における危機管理 P 2 1 校内における事故等への対応(校内救急体制について) P 6 ケース1 養護教諭在校の場合 ケース2 養護教諭不在の場合 ケース3 休日の部活動練習中の場合 2 校外学習等における事故等への対応 P 7 ケース1 全員で行動中,事故等に遭遇し大けがをした場合 ケース2 班行動中,事故等に遭遇し大けがをした場合 3 生徒指導上の諸問題への対応 P 8 4 生徒指導上の諸問題への組織的な対応 P10 5 体罰が起きた場合への対応 P11 6 事故等発生時のマスコミへの対応 P12 7 火災発生時の対応 P13 職員体制・任務・避難方法について ケース1 登下校時に発生した場合 ケース2 児童生徒が学校にいる時に発生した場合 ケース3 休日等児童生徒が不在の場合 8 大地震発生時の対応 P17 ケース1 震度5強以上の地震への対応 ケース2 震度5弱以下の地震への対応 避難所としての運営組織 9 台風・雪等発生時の対応 P25 10 児童生徒の安全確保に対する緊急対応マニュアル(不審者対応) P26 11 個人情報及び関連機器等への対応 P27 12 学校保健に関する事故発生時の対応 P28 (1)伝染病への対応 (2)給食による食中毒への対応 (3)給食の異物混入への対応 (4)飲料水の汚染への対応 ○ その他 P36 (1)児童生徒等の殺傷予告手紙への対応 (2)学校施設の爆破予告への対応 (3)侵入事故における盗難への対応

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学校における危機管理

1.危機管理マニュアルについて 本マニュアルでは,「危機管理」とは『児童生徒の生命や心身等に危害をもたらす様々な 危険を未然に防止し,万が一,事件・事故が発生した場合には,被害を最小限にするために 適切かつ迅速に対処すること』を目的とする。ある者が,正当な理由なく学校の敷地内に立 ち入った場合には勿論,立ち入ろうとした事態も危機と捉えるべきと考える。また,生徒の 登下校時の安全確保(生徒に危害を加えようとしたり,身体に故意に触れてきたりする事態 や交通事故の危険も幅広く危機と考える)や,加えて,教職員事故の防止も,当然のことな がら「あってはならないこと」として,逐次,周知徹底を図るものとする。 2.取り組みの趣旨(ねらい) 校内外の安全管理体制の確立を目指し,全職員が共通理解を図り,緊急事態等に速やかに 対応できるよう,日常的な安全管理体制の確立に努める。 3.学校における危機管理とは 危機管理とは,危機的状況に対処するための「リスクマネジメント:未然防止」,「クライ シスマネジメント:事後対応」,「ナレッジマネジメント:再発防止」の三段階に大別される 一連の活動をいう。この中で,最も重視しなければならないのは未然防止である。とりわけ 学校においては,「児童・生徒の心身の安全」について,教職員一人ひとりが危機意識を持 つて職務の点検をするとともに,学校全体の危機管理体制を構築する必要がある。 【危機管理のさしすせそ】 (さ)最悪を想定し (し)慎重かつ (す)素早く (せ)誠意をもって (そ)組織で対応 4.危機管理において想定される「危機」の種類 (1)非常変災 非常変災とは,風水震火災,暴風雨積雪,交通機関のストライキ,感染症のまん延のおそ れのある場合等をいい,自然災害,人災の区別の如何を問わない。予測をはるかに超えた被 害をもたらした平成23年3月の東日本大震災を教訓に,日ごろの防災教育や防災訓練等で は,常に最悪を想定して生徒の安全確保の体制を万全にしていかなければならない。

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職員による児童生徒への体罰を容認しないことと連動し,毅然とした姿勢で取り組む必要が ある。また,児童生徒の非行については,家庭や関係機関との連携を図りながら,児童生徒 との信頼関係を構築し,児童生徒を育てるという観点から生活指導に取り組む必要がある。 (4)児童生徒間の人間関係に伴う事故 児童生徒同士の人間関係については「いじめ」や「暴力」が大きな問題である。悩みを抱 えた児童生徒からの「サイン・心の声」を見落とさないように聴く耳と診る目でしっかりつ かまえなければならない。 (5)教職員の非違行為による事故 A 一般服務関係 欠勤,遅刻・早退,休暇等の虚偽申請,勤務態度不良,職場内秩序びん乱,虚偽報告, 秘密漏えい,個人情報の紛失・盗難,個人の秘密情報の目的外収集,違法な職員団体活 動,政治的目的を有する文書の配布,営利企業等の従事許可を得る手続のかい怠,公文 書の偽造、収賄,セクシュアル・ハラスメント B 公金の取扱い関係 横領,窃盗,詐取,紛失,盗難,公物損壊,出火・爆発,諸給与の違法支払・不適正 受給,公金公物処理不適正,コンピュータの不適正使用 C 児童生徒に対する非違行為関係 体罰等→子どもに対する暴行や指導に名を借りた教師による子どもへのいわゆる「体 罰」や言葉による子どもへの侮辱的行為。盗難事件のとき特定の子どもに疑いをかけて 「取り調べ」をしたり,マスクを忘れた子どもの口にガムテープを貼った,など。 わいせつな行為等→児童生徒に対してわいせつな行為を行った職員は、懲戒免職となる。 D 交通事故・交通法規違反関係 飲酒運転での交通事故,飲酒運転での交通法規違反(発覚),飲酒運転における同乗, 飲酒運転以外での交通事故,交通法規違反(発覚) E その他の非違行為関係 放火,殺人,傷害,暴行・けんか,器物損壊,横領,窃盗・強盗,詐欺・恐喝,賭博, 麻薬・覚せい剤等の所持または使用,酩酊による粗野な言動等,わいせつな行為等,ス トーカー行為 F 監督責任 指導監督不適正,非行の隠ぺい・黙認 (6)教職員の事務上の過誤や不注意(不作為)によって発生する事故 通知表・指導要録などの公簿作成の際のミス,入試関係のトラブル(手続日時、提出書類 の記載ミス)及び教育課程管理上の問題により,生徒・保護者に不利益を生じさせる事故。 (7)教職員の公務災害 教職員が,公務上負傷し,病気にかかり,または死亡した場合,公務上の災害であること が認定されれば,公務災害となる。

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(8)児童生徒及び保護者との人間関係のトラブルに係る事故 児童生徒と教職員及び教職員と保護者との人間関係についても,誤解などから大きな危機 に発展することがある。「安全」が前提とされる学校においては,法的な面だけではなく, 道義的な責任が追及されることも多く,「筋の通った」,「根拠のある」,「簡潔明瞭」な説明 が必要とされるようになってきている。 5.「危機」が発生したときの対応 学校に関係する危機には様々なものがあり,その種類・レベルによって対応も大きく異なる ものであるが,緊急に対処しなければならないような事態及び最悪の事態を想定する。 (1)意志決定 校長が決定を行うが,校長が不在の場合は教頭が行う。ただし,校長に連絡を取れる場合 には教頭が校長に連絡を取り,校長の指示に従う。 (2)組織・指揮系統例(中学校版) 「協議会」:運営委員会メンバー 教務主任 1年学年主任 学年職員 校長 教頭 2年学年主任 学年職員 生徒指導主任 3年学年主任 学年職員 管理主任 特別支援学級主任 学校職員(補助員含む) 事務主任 調査研究主任 養護教諭 事務職員 用務員、事務補助職員、給食関係職員 (3)協議(会議)メンバーと現場で処理に当たるメンバー 校長,教頭,教務主任,生徒指導主任,各学年主任及び特別支援学級主任をもって協議(会 議)会を組織する。なお,必要に応じて施設管理主任,庶務主任,研究主任及び養護教諭は,

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【緊急連絡先】 ・柏市教育委員会生徒指導室 7191-7210(直通) ・柏警察署 7148-0110 南増尾交番 7173-6221 ・柏市消防局 7133-0119 東部消防署逆井分署 7172-5031 ・セコム柏支店 7167-8121 (5)保護者・地域住民との連携 協力態勢をとる。情報収集に努める。正確な情報を伝達する。校内対策本部が設置される まで校長(教頭)が指揮を執る。校内対策本部が設置された後は,校長が情報伝達係を指名 し,保護者及び地域住民との連携を図る。 (6)情報管理と対外発表 内部への情報及び外部への情報発表は,校長が行う。教頭は,校長の指示で対応する。事 実のみを発表する。(私見,不確かな情報で話をしない。)

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校内における事故等への対応

(校内救急体制について) けがの状況を校長(教頭)に連絡し,指示に従う。 *救急車を要請する場合の例 呼吸停止や心臓停止,ショック症状や多量の出血,大きな開放創等。 ケース1 養 護 教 諭 在 校 の 場 合 事故現場(第一発見者) 校長 養護教諭 教頭 学級担任 家庭 (部活動顧問) 教育委員会 医療機関 連絡・移送 (事故の程度による) ケース2 養 護 教 諭 不 在 の 場 合 校長 事故現場(第一発見者) 教頭 学級担任 家庭 (部活動顧問) 教育委員会 医療機関 連絡・移送 ケース3 休 日 の 部 活 動 練 習 中 の 場 合 校長・教頭 教育委員会 事故報告

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校外学習等における事故等への対応

このマニュアルは,修学旅行など学校を離れての校外学習等における様々な事故に対するも のである。 ケース1 全員で行動中、事故等に遭遇し大けがをした場合 全員 担任あるいは 直ちに対処,けがの状況把握 該当教員 養護教諭 救急処置と救急車の要請を判断 校長に報告 該当児童生徒への付き添い 学校(教頭) 校 長 救急車要請,学校への通報 市教育委員会への報告 現地対策本部の設置(宿泊宿) 学校対策本部の設置 現地警察との対応 保護者への対応 該当保護者への対応・準備 報道機関等外部への対応 旅行会社との折衝 当該保護者への連絡対応 現地報道機関への対応 当該保護者への連絡 学年主任 他児童生徒の引率 該当児童生徒への付き添い 学年への指示統率 ケース2 班行動中、事故等に遭遇し大けがをした場合 あくまでも事故が防げるように,事前指導を十分に行うことが重要である ・班員がすぐに担任に連絡 ・付近の人に助けを願い,警察や救急要請を行う ・担当教員が駆けつけるまで動かない。ただし、救急車要請の場合,必ず二人は残る。 ・あとはケース1のマニュアルに従う

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生徒指導上の諸問題への対応

(1) 緊急時の対応 このマニュアルは,生徒指導上の問題行動が発生した場合における対応であり,予想される 生徒指導上の問題は次のものである。 器物破損 対生徒、対教師暴力 非行 急病 大けが 対応 近くにいる職員 うち一人 通報 問題行動 発生 職 員 室 対応 生徒指導主任 職員 ※ 職員召集 教頭 「近 藤先 生、至急 職 員 報告 関係機関への要請 室 に来てください。」 指示 少年補導センター 先生 方は所定の場所 校長 柏市教育委員会 に移動して下さい。 柏警察署 ①生徒指導上の問題行動が発生した場合,「近くにいる職員」がまず対応。問題行動が発生 する可能性がある場合は,職員がペアを組んで,計画的に校内巡視。休み時間は,前時と 次時の授業者がそれぞれ担当教室の残り,隙間を作らないようにする。 ②近くにいる職員のうち一人が直ちに職員室に通報。在室職員は直ちに現場に駆けつける。 なお,非常ベルへの対応のため,3名は残る。 1)非常報知器への対応 2)ポンプ室への対応 3)セコムへの連絡 ③教頭は校長へ事態を通報,対応処置の指示を受ける。 ④教頭は現場にて対応,状況把握,校長との連絡,外部機関との連絡調整。

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(2) 緊急時組織 この組織は,問題行動(生徒による破壊活動,暴力行為など)が発生した場合の職員の対応 組織である。 <中学校の例> 教育委員会生徒指導室 (7191)7210 少年補導センター (7164)7571 指揮 (報告・協議) 柏警察署 (7148)0110 校長 南増尾交番 (7173)6221 (指示) (報告) (報告・要請) 連絡・調整 教頭、教務 学年生徒指揮 1階:特別支援職員 (指示) 学年主任 2階:3年職員 (指示・報告) 3階:2年職員 4階:1年職員 問題行動への対応 1次対応:近藤 2次対応:萬野 職員室警備・報知器・電話への対応 校長、教頭、教務 保 健 室 待 機 放送室 コンピュータ室 ポンプ室への対応 事務室 養護教諭 教務、佐藤 教務、佐藤 教頭、教務 山角 電話等による問い合わせについて 保護者から問題行動に関して問い合わせがあっ 保護者以外からの問い合わせはすべて教 た場合 頭に窓口を一本化する。複数の担当者が対 ・生徒の名前,クラスを確認する 応したり,答えたりしないこと。 ・問題行動の内容については,触れない ・問い合わせについて終わった後,記録をとる (事実に対して)そのような問題行動はありましたが,校長以下職員さらには関係機関 と連携の上,対処していますのでご心配はありません。

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生徒指導上の諸問題への組織的な対応

ここで想定する生徒指導上の諸問題とは,学校内外で起こりうる,いじめ等も含めた生徒 自身が起こす種々の問題である。どのような問題であれ,報連相を確実に行い,校長の指 示のもと組織として対応していくことが問題解決の第一歩である。 学校問題解決対応 問題を深刻化,複雑化させないために 初期対応 → 当事者の立場に立って傾聴し,対応します。 相手との信頼関係を築く。丁寧な言葉遣いをする。 事実確認 → 万一のことを想定して,客観的に事実を確認し記録する。 日時や人数等の事実を具体的に記録する。 憶測を含めず,把握した事実のみを時系列で記録する。 組織的対応 → 組織の機能を生かして対応する。 速やかな報告・連絡・相談(報・連・相)。 複数で対応し,進行、記録等の役割分担をする。

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体罰が起きた場合への対応

体罰はどのような理由、状況があっても絶対あってはならないものである。法にあるからで はなく,体罰は子どもにとって,悪意こそ残れ,誠意は通じないものである。そして,体罰で 子どもは変容しないことを肝に銘じたい。心の教育の推進そして人権の尊重である。 <学校教育法 第11条> 校長及び教員は,教育上必要があると認めるときは,文部科学大臣の定めるところにより, 児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし,体罰を加えることはできない。 ※しかし,不幸にして発生してしまった場合 < 当事者の行動 > 問 題 発 生 (診断・処置) 対象生徒のけがへ 養護教諭 ・日体健 の対応 ・けがの処置 ・医療機関への搬送 校 長 ・ 教 頭 へ 校長 教頭 の報告 (指示) ・事実の記録 保護者への連絡 ・謝罪 ・市教育委員会への報告 ・状況によっては保護者への対応 (校長あるいは教頭かは校長判断) ・事故報告の作成,提出 対象生徒への事 ・状況によっては,全保護者への説明,謝罪 後指導 心のケア ポ イ ン ト (1)事実の確認と報告・記録(隠さない) (2)生徒及び保護者への誠実,かつ迅速な対応 (3)関係諸機関との連携

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事故等発生時のマスコミへの対応

このマニュアルは,事故等が発生し,マスコミ関係が学校に関与してきた場合における対応 である。 1 マスコミにおける予想される問題 ・マスコミは児童生徒を取材対象とする。 ・教職員も取材の対象となる。 ・マスコミの取材は,事故現場は当然であるが,児童生徒の登下校をねらう。 ・簡単な質問と思って答えたものが,中傷あるいは誇大に記事にされる場合がある。 ・「これは記事にはしない」と言いながら,簡単に記事にしてしまう場合がある。 2 具体的対応 ・窓口の一本化 ・児童生徒への適切な指導 ・事実の把握 事 故 発 生 当事者 (報告) 校長 ・市教育委員会への報告 ・市教育委員会との連携 (指示) ・記者会見への対応判断(教育委員会の指示) 教頭 ・マスコミへの対応(一本化)原則として教頭が対応。 記者会見は,教育委員会の指示で行う。 ・全校生徒への指導 マスコミへの対応 教職員 事実は,校長及び教頭が把握していますので,お答 えはできません。

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火災発生時の対応

職員体制・任務・避難方法について このマニュアルは,学校から火災が発生した場合の職員の体制及び任務について定めたも のである。 1.重 点 ☆ 迅速,静しゅく,安全に避難する。 ☆ 非常持ち出し用書類の搬出をする。 ☆ 初期の消火をする。 2.組 織 本 部 ・避難誘導 ・各強化担任 ・総指揮 ・総務 授業者 ・特別支援学級:清水、佐々木 (校長) (教頭) ・通達連絡 ・安全担当 (教務) (小菅) ・消火班 ・大山、片山、花輪 ・救護班 ・喜屋武、髙野 ・非常持出班 ・教務、山角、教頭 ・救助班 ・神戸(秀)、元吉、紅谷 ・生徒掌握班 ・教 頭 ・1年:麻生 ・2年:神戸(真)) ・3年:井上 ・特別支援学級:清水、佐々木 本 部・・・各係からの報告をもとに,指示を出す。 通達連絡係・・・災害の状況をよくみきわめ,安全に避難させるために全校に校内放送等 を使い,誘導する。また,関係機関への連絡を行う。 (119番,110番,市教委) 消 火 班・・・消防隊到着までの初期消火にあたる。 ※地震の場合,コンセントを抜く等,火災の予防も含む 避難誘導班・・・生徒の誘導ならびに管理にあたる。非常扉等の操作管理をする。 救 護 班・・・負傷者の応急措置にあたる。 非常持出班・・・非常持出品の搬出にあたる。 救 助 班・・・校舎内の残留生徒の救出にあたる。 生徒掌握班・・・誘導した後,生徒を確認し落ち着かせ,安全に待機させる。 避難時は到着順,点呼時は出席番号で2列前半・後半

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3.情報連絡組織 教頭 緊急放送 在室職員はハンドマイクで各棟に連絡 4.伝達及び報告組織 学級委員長 → 各学級・教科担任 → 学年主任 → 校長 5.安全委員の実質的活動 ☆ 戸締まり,電気の消灯,非常時における各学級最後尾リーダー,教室内最終確認 6.避難要領 (1)避難方法 (ア) 各学級教科担任指導 (イ) クラス毎 各学級2列で避難 (2)避難場所 グランド ※風向き等により位置を変更することもある。 ○ ○ 三 道 ○ ○ 年 路 ○ ○ フ ○ 二 ェ ○ ○ 年 ン ○ ス ○ ○ 一 ○ ○ 年 ○ ○特支学級 (3)人員の点呼報告要領 避難場所についたら 学級担任 → 学年主任 → 教頭 → 校長 (4)その他 ①非常緊急時にあたっては,教科担任教職員が学級担任の役割りを実施する場合も あり,(2)~(4)までの組織が充分に活用できないことがある。臨機応変に 時と場合に応じた行動をすることに留意する。先ず生徒への安全第一とする。 ②避難時に於ける生徒への注意 ……… 各学級とも学級委員先頭,教職員最後尾, 男女一列で避難,学級行動を徹底する。【 静粛、迅速、確実 】 ③教職員として自信をもって短い言葉で命令する。<例>~してください。× ~しなさい。 〇

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ケース1 登 下 校 時 に 発 生 し た 場 合 ・生徒が登下校している ・教職員も出勤中である 教 職 員 の 行 動 生 徒 の 行 動 ・緊急放送を入れる ・登校後の生徒は校内放送の指示に従う。 「ただ今○○で火災が発生しました。 ・登校途中の生徒は,避難場所に行く。 生徒はグランドに避難しなさい」 ・下校途中の生徒は,直ちに帰宅し,家で ・消防署に通報する。 待機する。(今後の予定等について、適切 ・職員で校舎内にいる生徒の誘導をする。 な周知に努める。) ・職員で初期消火の対応をする。 ・職員で部活動中の生徒の誘導をする。 ・職員で登校中の生徒の誘導をする。 ・職員で避難場所の生徒の掌握をする。 ・職員で消防車の通路確保並びに安全誘導 を行う。 ・電話への対応。 ・避難場所にいない生徒の把握に努める。 ・市教育委員会への連絡と指示を受ける。 ケース2 生徒が学校にいる時に発生した場合 ・生徒が授業中で動揺によるパニックが予想される。 ・保護者からの電話が殺到する 教 職 員 の 行 動 生 徒 の 行 動 ・緊急放送を入れる ・登校後の生徒は校内放送の指示に従う。 「ただ今○○で火災が発生しました。 ・登校途中の生徒は、避難場所に直接行く。 生徒はグランドに避難しなさい」 ・下校は状況を判断し,校長が判断する。 ・消防署に通報する。 ・今後の予定を確認し指示に従う。 ・日ごろの避難訓練に準じ,速やかに避難場 ・家で待機する。(今後の予定等について, 所に誘導する。 適切な周知に努める。) ・職員の分担に従い行動する。 ・避難場所の生徒の掌握をする。 ・消防車の通路確保並びに安全誘導を行う。 ・電話への対応。 ・市教育委員会への連絡と指示を受ける。

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ケース3 休日等生徒が不在の場合 ・火災の発見・通報は次の人から行われる。 *出勤職員 *地域住民 *消防署 *警備会社 等 ・保護者からの電話が殺到する (通報) 火 災 発 生 発見者 消防署 (通報) 教職員 地域住民 (通報) 校 長 ・市教育委員会への報告 (指示) ・市教育委員会との連携 教 頭 ・召集は緊急連絡網で対応 ・速やかに学校に集合 (召集) ・校長の指示に従い,善後策に取り組む 教職員 ・生徒に今後の予定を伝える(今後の予定等に ついて,適切な周知に努める。)。 ・授業確保に努める

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大地震発生時の対応

1 災害時の学校の役割について ①地域に大きな災害が起こった場合は,「柏市地域防災計画」により,市長が避難勧告や指示 を行う。 ②学校は指定された避難場所であり,また避難後は,避難者により避難所が開設され,避難 者の住居が確保されるまで,運営される。 ③避難所の開設にあたっては,災害時における市の地域担当者が開設への指導を行う。 ④学校は施設管理責任者として,市役所の担当者が来るまでの間,避難してくる地域住民の 誘導や指示等を行う。 ⑤市の担当者が来ない場合には,避難所の開設の指導も行う。 ⑥学校は生徒が学校にいる場合,その生命と安全確保を最優先とする。 ⑦勤務時間外で教職員が学校に不在の場合には,直ちに学校に参集し,被害状況の把握と報 告,施設設備の確保,避難者への誘導等を同時に行う。 ⑧学校は災害後に出来るだけ早く教育活動が再開できるよう,初期対応でどこまで施設設備 を開放するか考慮し対応する。 以上の事柄を踏まえ学校は,災害時応急対策計画を作成し,校内及び地域と連携して訓練 を行っておく必要がある。 2 学校の具体的な対応 (1) 生徒の生命安全の確保及び保護者への引渡し (2) 施設設備の開放及び施設設備の確保(施設設備使用の管理) (3) 生徒,施設設備の被害状況及び避難状況の報告 (4) 市の担当者が到着するまでの避難者への対応 3 災害時の想定される場合 (1) 勤務時間内(生徒在校) (2) 勤務時間内(生徒不在) (3) 勤務時間外(生徒不在) 4 災害時の対応の流れ [勤務時間内(生徒在校)] ①生徒の避難誘導,行方不明者の捜索,負傷者の手当を行う。 ②生徒を安全な場所へ移動させ保護する。 ③門扉を開ける。 ④校内災害対策本部設置する。 ⑤被災状況を把握し,報告送信票を作成する。 ⑥学校教育部へ第1報を入れる。 ⑦生徒を保護者へ引渡す。 ⑧必要な施設を開放する。

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(傷病者の応急処置,避難施設を指定する) ⑩市役所担当者が来ない場合は,避難所の開設を行う (避難者の中から代表者を決め自治組織を作る援助をする) [勤務時間内(生徒不在)] ①門扉を開ける。 ②校内災害対策本部設置する。 ③被災状況を把握して,報告送信票を作成する。 ④学校教育部へ第1報を入れる。 ⑤必要な施設を開放する。 ⑥市役所担当者が来るまで,避難者への対応を行う。 (傷病者の応急処置,避難施設を指定する) ⑦市役所担当者が来ない場合は,避難所の開設を行う。 (避難者の中から代表者を決め自治組織を作る援助をする) [勤務時間外(職員・生徒不在)] ①出勤 ②門扉を開ける。 ③校内災害対策本部設置する。 ④被災状況を把握して,報告送信票を作成する。 ⑤学校教育部へ第1報を入れる。 ⑥必要な施設を開放する。 ⑦市役所担当者が来るまで,避難者への対応を行う。 (傷病者の応急処置,避難施設を指定する) ⑧市役所担当者が来ない場合は,避難所の開設を行う。 (避難者の中から代表者を決め自治組織を作る援助をする) 5 教職員の動員計画 ※ 別紙 平成27年度逆井中学校災害時教職員動員計画による 6 被害状況、避難状況の報告内容 ※別紙 「災害時被災状況報告送信票」による ・この報告は,FAXで行うが,電話回線が不通の場合は,防災無線で報告することになる。 (報告内容の書式統一は不可欠)

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ケース1 震度5強以上の地震への対応 ※週休日・休日,出張中,退勤後であっても管理職は勤務する学校へ参集し,市教委の 指示があるまで,学校待機とする。 ※電話・メールが使えない場合,市教委と学校の連絡は,防災無線を使用する。 ※発生当日は,全校臨時休業とする。翌日以降の授業については,市教委が決定する。 教 育 委 員 会 中 学 校 就 ・情報収集,対応協議,決定 一次避難(大きな揺れが収まるまで) 業 ⇒各学校へ指示・情報提供 ①担任等及び緊急放送により一次避難の指 時 ・状況に応じて,防災行政無線(パ 示。 間 ンザマスト)により,保護者等 ②防災頭巾等で頭を保護し,机の下等に避難。 内 へ生徒の引き取りを要請する。 二次避難(大きな揺れが収まった後) に ・各学校の被害状況等を確認し, ①緊急放送により二次避難の指示。 発 集約する。 ②担任等の指示・誘導で,生徒を校庭へ避難 生 させる。 ③点呼(避難完了の確認,怪我の有無等の確 認)。 ④生徒の引き渡しを行う。 ・引継書等に基づき,保護者が指定した者 以外には引き渡しを行わない(引き渡し 完了まで学校で保護する)。 ・二次避難以後は,校舎へ立ち入らせない。 ・荒天の場合は,耐震改修済みの校舎,体 育館へ二次避難をさせる。 ⑤携帯ラジオ等により情報収集に努める。 ⑥非常用伝言ダイヤル,スクールメール,学 校ホームページ等により,保護者への情報 提供に努める。 ⑦被害状況等を市教委へ報告する。 登 ・情報収集,対応協議,決定 ≪児童生徒の行動の基準≫ 下 ⇒各学校へ指示・情報提供 揺れが非常に大きいと感じた時は, 校 ・状況に応じて,防災行政無線(パ ・自宅の方が近く,保護者等が家にいる場合 中 ンザマスト)により,保護者等 は,自宅へ向かう(戻る)。 に へ,学校にいる生徒の引き取り ・学校の方が近い場合,または,保護者等が 発 を要請する。 家にいない場合は,学校へ向かう(戻る)。 生 ・地 震 発 生 が 就 業 時 間前 の 場 合 ・自宅,学校へ向かう(戻る)ことが困難な は,状況に応じて,防災行政無 状況,恐怖で動けない場合などは,「こども 線(パンザマスト)により全校臨 110の家」等,近所の家に助けを求める。 時休業とすることを放送する。 ≪学校の対応≫

(21)

・地 震 発 生 が 就 業 時 間後 の 場 合 ・校内に生徒がいる場合は,就業時間内に発 は,各学校の被害状況等を集約 生した場合と同じ対応をとる。 後,翌日の全校臨時休業,授業 ・地震発生が就業時間前の場合は臨時休業と 実施等を決定し,各学校へ指示 し,各家庭へ連絡する。同時に学校ホーム するとともに,状況に応じて, ページへ掲載する。 防災行政無線(パンザマスト)に ・地震発生が就業時間後の場合は,市教委の より,生徒・保護者へ周知する。 指示に基づき,翌日の臨時休業,授業実施 ・各学校の被害状況等を確認し, 等について各家庭へ連絡する。同時に学校 集約する。 ホームページへ掲載する。 ・被害状況等を市教委へ報告する。 下 ・情報収集,対応協議,決定 ≪生徒の行動の基準≫ 校 ⇒各学校へ指示,情報提供 ・地震発生当日は全校臨時休業となる。 後 ・各学校の被害状況等を確認し, ・地震発生翌日の登校,臨時休業,登校時間 ~ 集約する。 の変更等については,学校からの連絡があ 登 ・地震発生当日は,全校臨時休業 るまで,または,学校ホームページ等で確 校 とし,状況に応じて,防災行政 認できるまで,自宅待機とする。 前 無線(パンザマスト)により生徒 ≪学校の対応≫ ・ ・保護者へ周知する。 ・部活動等で生徒が学校にいる場合は,就業 休 ・地震発生が就業時間後または休 時間内の地震発生と同じ対応をとる。 日 日等の場合は,各学校の被害状 ・施設設備の被害状況等を確認する。 等 況等を集約後,翌日の全校臨時 ・地震発生当日は全校臨時休業とする。 に 休業,授業実施等を決定し,各 ・地震発生が就業時間後または休日等の場合 発 学校へ指示するとともに,状況 は,市教委の指示に基づき,翌日の臨時休 生 に応じて,防災行政無線(パン 業,授業実施等について各家庭へ連絡する。 ザマスト)により生徒・保護者 同時に学校ホームページへ掲載する。 へ周知する。 ・被害状況等を市教委へ報告する。 校 ・情報収集,対応協議,決定 ≪引率者の対応≫ 外 ⇒当該学校へ指示,情報提供 ・生徒を安全な場所に避難させる。 学 ・学校と連絡をとる。 習 ≪学校の対応≫ 時 ・参加者を確認し,けが人等の把握に努める。 に ・関係機関と連絡をとる。 発 ・保護者へ現在の状況と今後の対応について,

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教 育 委 員 会 中 学 校 避 ・情報収集,対応協議,決定 ・初期対応として,市教委・関係部署の職員が 難 ⇒各学校へ指示,情報提供 対応に入るまで,教職員で対応。その後は市 所 ・必要な学校へ職員を派遣。 教委の指示により対応。 対 ・食料・水・毛布等配布の手配。 ・避難者はすべて受け入れる。 応 ・避難が長時間に及ぶ時は,体育館,武道場を 開放する。(状況によっては,教室等も開放 する。) 国 ・情報収集,対応協議,決定 ・警戒宣言解除までは臨時休業とし,各家庭へ か ⇒各学校へ指示,情報提供 連絡する。同時に学校ホームページへ掲載す ら ・状況に応じて,防災行政無線(パ る。 警 ンザマスト)により,警戒宣言 ・就業時間内に警戒宣言が発表された場合は, 戒 解除までは,全校臨時休業とす 授業を打ち切り,生徒を校庭に避難させ,引 宣 ることを放送する。就業時間の 渡しを行う。 言 場合は,保護者へ生徒の引き取 ・その他の時間帯においても,震度5強以上の が りを要請する。 地震対応と同じとする。 発 表 さ れ た 場 合

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ケース2 震度5弱以下の地震への対応 ※震度5弱=週休日・休日や退勤後の場合,管理職等(指定の職員)は勤務する学校へ 行き,施設設備等の状況を確認する。 ※震度4以下=週休日・休日や退勤後の場合,管理職等(指定の職員)は学校へ行く必 要はないが,できる限り情報収集に努める。 ※電話・メールが使えない場合,市教委と学校の連絡は,防災無線を使用する。 教 育 委 員 会 中 学 校 就 ・各学校の被害状況等を確認し, ・揺れの程度に応じて一次避難,二次避難を指 業 集約する。 示。 時 ⇒必要に応じ,各学校へ指示, ・震度5弱以下の場合は,原則として授業再開 間 情報提供 とするが,施設設備の被害状況,生徒の精神 内 的な動揺の状況によっては,学校判断で引き に 渡し,集団下校等の措置を行う。 発 ・状況に応じ,スクールメール,ホームページ 生 等で,保護者へ情報提供を行う。 登 ・震度5弱の場合は,警戒配備の ≪生徒の行動の基準≫ 下 職員が参集。 揺れが非常に大きいと感じた時は, 校 ・各学校の被害状況等を確認し, ・自宅の方が近く,保護者等が家にいる場合 中 集約する。 は,自宅へ向かう(戻る)。 に ⇒必要に応じ,各学校へ指示, ・学校の方が近い場合,または,保護者等が 発 情報提供 家にいない場合は,学校へ向かう(戻る)。 生 ・自宅,学校へ向かう(戻る)ことが困難な 状況,恐怖で動けない場合などは,「こども 110の家」等,近所の家に助けを求める。 ・自宅に向かった(戻った)場合は,震度を 確認し,震度5弱以下の場合は原則として 授業を行うので登校する。 ≪学校の対応≫ ・校内に生徒がいる場合は,就業時間内に発 生した場合と同じ対応をとる。 ・震度5弱以下の場合は,原則として授業実 施とするが,施設設備の被害状況,生徒の

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教 育 委 員 会 中 学 校 下 ・震度5弱の場合は,警戒配備の ・震度5弱以下の場合は,原則として授業実施, 校 職員が参集。 通常の登校とするが,施設設備の被害状況に 後 ・各学校の被害状況等を確認し, よっては,学校判断で臨時休業,登校時間の ~ 集約する。 変更等の措置を行う。 登 ⇒必要に応じ,各学校へ指示, ・状況に応じ,スクールメール,ホームページ 校 情報提供 等で,保護者へ情報提供を行う。 前 休 日 等 に 発 生

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避難所としての運営組織 委員長・副委員長 担当職員氏名 委員会運営の総括 総務チーム 教 頭 避難所の管理,運営記録の作成,避難者名 簿の作成 委員会事務局,安否確認・問い合わせ対応 情報チーム 教 務 被害・復旧情報の収集,避難者への伝達・ 広報 学校・市職員との連絡調整 施設管理チーム 三 瓶 危険箇所・要修繕箇所への対応 食料・物資チーム 梅 原 食料・物資の管理・配給,炊き出し・飲料 髙 野 水 保健・衛生チーム 喜屋武 応急手当,清掃・し尿・ゴミ等の衛生管理 地 曳 ペットの管理 要援護者支援チーム 井 上 要援護者用の窓口の設置・相談対応,要援 麻 生 護者の避難状況確認,要望の把握 支援渉外チーム 神戸(真) ボランティアその他支援団体の派遣要請・ 受入・配置 委 員 長 総務チーム 施設管理チーム 食料・物資チーム 保健・衛生チーム 要援護者チーム 支援渉外チーム 情報チーム 各 チ ー ム リ ー ダ ー 地域組織の役員を中心に事前に選出

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台風・雪等発生時の対応

※対応については,柏市小中学校長会で事前協議の上,市教委と連携しながら,臨時休業, 登校を遅らせる,下校を早める等,スクールメールや連絡網等を活用し,児童生徒,保護者, 学校関係者に事前に連絡をする。 ※電話・スクールメールが使えない場合,市教委と学校は,防災無線を使用する。 ※管理職等(指定の職員)は,学校の施設設備等の状況を確認する。 1 児童生徒への対応 (1)登下校時の安全指導 ※危険箇所(冠水,がけ崩れ,電線の切断,樹木や屋根の下,積雪による電線の切断等) には立ち寄らない。 ※立ち入り禁止箇所(氷の張った湖沼や河川,池等)には立ち入らない。 (2)朝の部活動や放課後の諸活動,運動会等の行事を予定している学校においては,実施 の有無の連絡方法の確認 (3)緊急連絡網等,確実に全児童生徒・保護者に連絡がいきわたる体制の確認 (4)休日の部活動等で登校を予定している場合の安全対策 (5)休日の行事や大会,練習試合等の実施の有無の連絡方法の確認 2 施設・設備の確認 (1)戸締り,施錠の確認(複数の目による) (2)校舎周辺の整理整頓 ※風による落下や樹木や体育施設,校庭の移動式ネット等の用具や遊具等の倒壊の予測 される物などの撤去や補強に努める。(安全管理) ※学校建物及び屋内運動場の屋根の雪の落下等による被害防止対策,学校内における除 雪や凍結防止対策,危険個所の点検など安全対策 ※植木鉢など児童生徒の教材の校内保管 ※排水口などのごみの除去 ※電気,ガス,水道設備等の確認 ※運動会関係のテント,用具等の安全管理 3 近隣住民への依頼 (1)学校関係者よりも事前に事故発生を知った場合,連絡を依頼しておく。 (2)災害時の避難場所になる場合があるので,対応を依頼しておく。(門扉,体育館など が災害時スムーズに開放できるようにする。) 4 被害,事故が発生した場合の連絡 (1)施設・設備については,学校施設課へ連絡 (2)生徒の事故,その他については,学校企画室へ連絡 5 その他 雪による生徒の事故は,放課後や休日に発生していることが多いことから,家庭へ の通信等を通じて注意喚起を行うとともに,学校における安全指導を徹底する。

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10

児童生徒の安全確保に対する緊急対応マニュアル

(不審者対応) 緊急対応マニュアル(不審者侵入による事故発生) 事故発見者 [110番通報] [内緊急放送] 柏市立逆井中学校の○○で 緊急放送 緊急放送 す。刃物を持った男1人が教室 ①近くの職員 ただいま,○年○組に刃 に乱入し,生徒数名が負傷しま に連絡 物を持った不審者乱入,応 した。緊急出動願います。 ②児童生徒の救 援願います。職員は,緊急 護・保護 対応マニュアルにより対応 住所は柏市逆井555 ③避難指示 願います。全校生徒は,先 電話番号は 7175-0335です。 ④不審者対応 生の指示に従い○○に避難 しなさい。繰り返します。 現場に近い職員は、直ちに現場に急行し 児童生徒の安全を確保する。 校長・教頭 警察署(110番)通報 職員室在室者 教育委員会への一報 消防署(119番)通報 ↓ 7191-7210 校内対策本部 (校長室) [119番通報] [委員会への報告] 救急です。柏市立逆井中学校の 柏市立逆井中学校の○○ ○○です。 です。学校事故の第1報で 刃物を持った男に児童生徒○名が ①緊急放送で す。○時○分,刃物を持っ 刺され負傷,多量に出血していま 児童生徒へ た男○人が,○年○組に乱 す。至急,救急車を要請します。 避難指示 入,○人の児童生徒が刺さ ②全職員への れました。110番・11 住所は柏市逆井555 行動指示 9番通報し,現在,救助活 電話番号は 7175-0335です。 ③対策本部に 動と不審者への対応をして 情報伝達係 います。 指示と応援を願い を指名する ます。 柏市教育委員会対策本部 県教育庁現地緊急対策本部 全職員による対応 校長・教頭 教務主任 学年主任 生徒指導 養護教諭 事務職員 教務主任 生徒指導 担任等 担当者等 保健主事等 等 ・陣頭指揮 ・ 関 係 保 護 者 ・避難誘導 ・現場直行 ・応急処置 ・電話応対 ・ 職 員 へ の 連 への連絡 ・安全確認 ・不審者への対 ・救急車同乗 ・各種連絡

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11

個人情報及び関連機器等への対応

・個人情報は一切校外には出さない。 ・管理保管を徹底する。 ケース1 名 簿 等 ・職員名簿・連絡網は各自の管理とする。机の引き出し等に保管し,他の人の目に触 れないようにしておく。 ・生徒名簿・学級連絡網は,各自の管理とする。他の人の目に触れないようにしてお く。 ・職員室で使用する職員録・生徒名簿等は,職員室所定の位置に置く。 ・各年度の名簿等及びアルバムは校長室に保管する。 ・個人カード・生徒の写真は,生徒指導主任の管理とし,所定の位置に保管する。 ケース2 成 績 ・ 通 知 表 等 ・成績個票は校長室に保管し,校外へは持ち出さない。 ・通知表は学期始めに回収し,金庫等に保管する。 ・成績データ等はサーバーの中でのみ利用する。持ち出す場合は校長の許可を得て、 個人を特定できる情報と成績データを分割した上で,パスワードのかかる媒体で行 う。 ケース3 情 報 機 器 等 ・コンピュータのハードディスクには,個人情報は一切残さない。 ・インターネット等の利用時には,誤送信,Webでの誤公開等の情報漏れの無いよ う十分に配慮する。 ・成績・個票・一覧表等の電子データはサーバー内で管理し,必要に応じて紙媒体に 印刷する。電子データを持ち出す際は,ケース2同様の扱いとする。 ※自家用車等の中には,個人情報やお金等の入ったバック等を置きっぱなしにせず,必ず 持ち歩くこと。

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学校保健に関する事故発生時の対応

(1) 伝染病への対応 このマニュアルは、伝染病が発生した場合における対応であり、未然防止のポイントは次の とおりである。 (1)生徒の健康管理 ・教職員は,日頃から児童生徒の健康観察に気を付け,病状が激しい場合や症状が長期化 している場合は,養護教諭に相談する。 ・既往症等からみた要観察者に対し,学校内外での一体的な健康観察を継続する。 (2)教職員の健康管理 ・教職員は,自身が発病すると集団感染させる可能性が非常に高いことを自覚し,毎年の 定期健康診断を早い時期に必ず受診し,有症状時には早期に受診をする。 (3)保健指導の充実 ・学校医や保護者との連携により,生徒に対する保健指導を徹底し,伝染病に対する関心 を高めるとともに,家庭での規則正しい生活を実践させる。 (4)情報収集・緊急対応時の体制整備 ・患者発生等の情報について,対外的な連絡窓口を一本化する。 ・保護者に対して,生徒が伝染性の疾患にかかったと判明した場合は,早急に学校に連絡 することを徹底する。

(30)

伝染病の発生 ・担任が相談を受けた場合,養護教諭に相談し,医療機関へ 医療機関への受診の勧め の受診を勧め,保護者に連絡する。 ・医療機関への受診を勧める場合,不安を与えすぎないよう 気をつける。 ・生徒が伝染病と診断された場合,学校は速やかに教育委員 関係機関等への連絡 会に発生の報告を行うとともに,学校医及び所轄の保健所 に連絡し,今後の対応について指示を求める。 ・伝染病と判断された児童生徒の過去の出欠状況や欠席理由 情 報 収 集 の把握に努める。 ・他の生徒や教職員の中に感染者がいないか,日頃の健康観 察等で健康状態を把握する。 ・学校は,保健所が設置する「対策委員会」に加わるほか, 定期外健康診断が実施される場合は,保健所に協力する。 保健所との連携 ・学校は,伝染病と診断された生徒以外の児童生徒について は,「検診問診票」や「健康観察記録」,教職員については, 「定期健康診断受診状況」等の資料を整理し,保健所の調 査活動に備える。 ・管理職は,教育委員会に状況報告を行う。 ・保健所からの要請で,定期外健康診断が実施される場合 は,該当の生徒の保護者に対して文書で協力を依頼し, 必要に応じて保護者に説明会を開く。 ・その際,伝染病と判断された生徒がいじめの対象になら 事後の対応と措置 ないよう,当該児童生徒の人権やプライバシーに十分配 慮する。 ・学校保健安全法19条・20条学校保健安全法施行令5 条,施行規則19条・20条に基づき病状により学校医, その他の医師において伝染の恐れがないと認めるまで出 席停止の指示を行う。 ・情報の混乱を避けるため,関係機関や報道機関等への対 応は,管理職が行い窓口を一本化する。

(31)

(2) 給食による食中毒への対応 このマニュアルは、給食による食中毒が発生した場合における対応であり、未然防止のポイ ントは次のとおりである。 (1)衛生管理体制の確立 ・管理職は,衛生管理責任者(学校栄養職員,不在校については調理主任等)に衛生管理 を徹底させるとともに,作業工程表を作成させ,調理,配缶,配送を適正に実施させる。 ・学校栄養職員,給食調理職員の業務別研修を実施し,実践的衛生教育を積極的に指導し, 衛生管理に関する具体的知識を身につけさせる。 (2)連絡網の整備 ・管理職は,給食による食中毒の発生が,学校の休業日や夜間に発生する可能性も考慮し, 保護者に緊急時の学校への連絡方法を周知するとともに,学校から保護者への緊急連絡 網を整備し,情報提供に万全を期す。 (3)日常の健康管理の充実 ・担任,養護教諭は,日頃から生徒の欠席状況・健康状態を記録・整備するとともに, 生徒に対しては,異常があった場合は,速やかに教職員や保護者に知らせるよう指 導する。 ・保護者には,速やかな欠席連絡を行うよう徹底を図る。

(32)

食中毒の発生 ・担任,養護教諭は,生徒の変化に注意を払い,異常の早 早期発見 期発見に努める。 ・担任は,出席生徒の様子や異常の訴え,早退者や欠席者 情報収集 の状況について把握する。 ・症状のある生徒については,速やかに医療機関で受診し, 生徒への対応 結果を学校に連絡するよう保護者に依頼する。 ・健康な生徒,症状のある生徒ともに精神的な動揺も考え られるので,食中毒の正しい知識と二次感染予防につい て指導する。 ・入院や欠席している生徒については,担任等が病院や家 庭を訪問し,見舞いをするとともに生徒の容態を確認す る。 ・管理職は,速やかに教育委員会に第一報を入れ,学校医 ・保健所等に連絡し,当日及び翌日以降の学校運営(臨時 関係機関との連携 休校・学校給食・プール使用)について,必要に応じ指 示を求める。 ・管理職は,対策委員会を設置し,学校・家庭・地域及び 専門機関が一体となって対応できる体制づくりに努める。 ・管理職は,保健所・教育委員会が行う検査や調査につい て,全面的に協力し,立ち入り検査がある場合は,担当 責任者を定めて的確に対応する。 ・管理職は,教育委員会に状況報告を行う。 ・PTA役員会,保護者説明会等を設け,保護者に対して 状況を説明し,生徒の健康調査・検便・喫食調査等への 協力を依頼する。 ・事後の対応と措置・緊急の全校集会を開き,生徒に対し 事後の対応と措置 て発生状況を知らせ,食中毒の正しい知識,手洗いうが いの励行,衛生習慣の徹底等の健康管理に関する指導を 行う。 ・重症となった生徒に対しては,登校後も健康状態に特に 注意を払う。 ・生徒の不安解消に努め,心のケアが必要な生徒にはカウ ンセリング等を行う。カウンセラーの要請。 ・罹患生徒が,そのことでいじめに遭わないよう配慮する とともに,心のケアに努める。カウンセラーの要請。 ・関係機関が行う食中毒発生原因の究明に協力し,原因除 去,再発防止に努める。 ・情報の混乱を避けるため,関係機関や報道機関等への対 応は,管理職が行い窓口を一本化する。

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(3) 給食の異物混入への対応 このマニュアルは、給食の異物混入が発生した場合における対応であり、未然防止のポイン トは次のとおりである。 (1)危機管理体制の確立 ・管理職は,給食での異物混入を想定し,校内体制を確立させておく。 ・調理場の施設長は,調理場での異物混入を想定し,その原因を分析したり,防止する方 法について,日頃から注意を払う。 ・学校栄養職員,給食調理員の研修に異物混入に関する内容を取り入れ,異物混入対策に 関する具体的知識を習得させる。 (2)連絡体制の整備 ・異物混入の判明時期としては,①配送前,②配送後調理場での検食時,③各学校での検 食時,④各学級での配食時,⑤喫食時等が考えられる。 ・それぞれの判明時期どのように対応するか想定し,できるだけ早急に管理職等へ連絡で きる体制を整えておく。 (3)検食の事前実施の徹底 ・各学校において,責任者(校長等)が生徒の食事前に検食を行い,その結果を記録する よう徹底する。 (4)調理場での日常点検の徹底 ・食材の納入時の立会及び検収を徹底する。 ・調理過程での異物混入を防止するため,使用する機械・機具類,ビニール袋の切片等の 使用前・後の点検を実施して結果を記録し,異物混入が起きないよう最善を尽くす。ま た,食中毒予防の観点からも日常の衛生管理を徹底し,害虫・頭髪等の混入について予 防する。 ・調理後配送までの管理を徹底する。 (5)学校における検収及び管理 ・学校への直送納物品については,検収をおこなった後,保存食(-20度以下,2週間) をとっておく。 ・配膳室等保管場所の衛生について十分配慮し,施錠できる構造とする。 ・教室前に配膳者を長時間放置しない等,ワゴンルームに保管する等,配膳室から給食の 時間の配食までの管理を徹底する。

(34)

異物混入 ・管理職は,日頃から検食を確実に行い,異味異臭など給食 早期発見 異常の早期発見に努める。 ・異物混入が判明した場合,早急に全職員に周知し,給食を 中止させ,全校給食分に対し異物混入の有無を確認し情報 情報収集 収集を行う。 ・異物発見時の状況及び発生直後の対応等を記録に残し,学 校全体の状況を取りまとめる。 ・共同調理場に連絡を取り,他の関係学校の情報を集める。 生徒への対応 ・いたずらに生徒の不安を助長しないよう,冷静に対応する。 ・管理職は,共同調理場に連絡する。連絡を受けた共同調理 場は,異物混入が発見された学校以外の各学校に早急に連 絡を取り,給食の中止及び事実確認を依頼する。 ・管理職は,速やかに教育委員会に第一報を入れ,必要に応 じて学校医・学校薬剤師の指示を求める。 ・異物の状況に応じては,現場をそのままにして,保健所や 関係機関との連携 警察等関係機関に報告し,指示を受ける。 ・共同調理場は,全ての学校での状況を取りまとめ,教育委 員会に報告し,教育委員会や保健所の指導助言を受けなが ら当日及び翌日からの対応を決定する。 ・管理職は,保健所・教育委員会が行う検査や調査について, 全面的に協力し,立ち入り検査がある場合は,担当責任者 を定めて的確に対応する。 ・PTA役員会,保護者説明会等を設け,保護者に対して 異物混入の状況等について説明を行う。 ・必要に応じて,生徒に対して緊急の全校集会を開き, 発生状況を知らせるとともに,再発防止の指導を行う。 ・生徒の不安解消に努め,心のケアが必要な生徒にはカウ 事後の対応と措置 ンセリング等を行う。カウンセラーの要請。 ・共同調理場においては,作業工程表や作業動線図等種々 の記録をもとに原因の特定に努め,結果,調理作業中に 起因するものと特定された場合,再発防止策を検討する。 ・情報の混乱を避けるため,関係機関や報道機関等への対 応は管理職が行い,窓口を一本化する。

(35)

(4) 飲料水の汚染への対応 このマニュアルは、飲料水の汚染が発生した場合における対応であり、未然防止のポイント は次のとおりである。 (1)日常点検の徹底 ・養護教諭や衛生管理責任者による日頃の水質点検・管理を徹底し,点検後は,記録に残 し保存する。管理者は必ずその記録に目を通す。 (2)定期検査の実施 ・飲料水(水道水以外の井戸水等含む)の水質検査は,毎日行う。 ・簡易専用水道等の受水槽については,1年以内ごとに1回定期的な清掃を行う。 ・受水槽や高架水槽,蛇口等の施設設備の点検(施錠,故障,清潔等に留意)は,定期水 質検査時に合わせて行い,それにともなう修繕等適切な措置を講じる。点検結果は記録 し保存しておく。 (3)飲料水の異常の発見 ・教職員及び生徒には,平素から飲料水の色,濁り,臭気,味等について関心をもたせ, 万一異常を発見したときには,直ちに使用を中止して報告するように周知しておく。

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飲料水の汚染発生 ・管理職は,直ちに水道水の使用を禁止し,そのことを全校 安全確保 に周知徹底させるように指示する。 ・給食の中止,あるいは献立変更について,対応策を検討す る。 状況把握 ・水道水を飲用した生徒及び教職員について,体調の異常を 訴える者の有無とその症状や程度を調べる。 ・受水槽や配管等の施設設備の点検を行うとともに,業者に 施設設備の点検 点検を依頼する。 ・すべての水道水を採取して観察し,採取した場所と時間を 明記して保管する。 体 調不 良を訴 えた生徒へ ・養護教諭による個別の問診や調査を行い,必要により学校 の対応 医の診察を受けさせ,その判断・指導に従う。 ・水質に異常が発生したこと及び学校の対応について知ら 保護者への連絡 せ,理解と協力を求める。 ・体調不良を訴えた生徒の保護者に,経過報告及び養護教諭, 学校医による問診状況を報告する。 ・管理職は,状況を速やかに教育委員会,保健所,水道部, 学校医,学校薬剤師に連絡し,今後の対応についての助言 関係機関との連携 を得る。 ・学校薬剤師に検査を依頼する。 ・必要であれば,飲料水を確保するための措置を依頼する。 ・緊急対応策として,授業を中止し,全校生徒を下校させる 措置をとることも考える。 ・必要に応じ,PTA役員会,保護者説明会等を設け,保護 者に対して,状況等について説明を行う。 事後の対応と措置 ・学校によっては,給食調理場への給水経路は別経路になっ ている場合もあるので,平素から給水経路を確認しておき, 実情に応じた適切な措置を図る。 ・情報の混乱を避けるため,関係機関や報道機関等への対応 は管理職が行い,窓口を一本化する。

(37)

その他

(1) 児童生徒等の殺傷予告手紙への対応 状況把握とその対応 (1)手紙を受け取った校長は,内容や特徴を把握する。 【把握する内容】 ①文章について ・消印(投函場所,日付け) ・筆跡 ・使用筆記用具 ・文章の内容 ②相手の特徴について ・年齢 ・文章の表記や使用単語の特徴 ・封筒や便せん,はがきの表面の状態など ※素手でなく手袋をつけて対応する。 (2)校長は,警察署へ通報し,教育委員会へ報告し,必要な指示を受ける。 (3)校長は,生徒が動揺しないよう配慮しながら,校内放送で教職員を召集する指示 を出す。(その際,各階に男性職員を一人残し,生徒のみにしない。) (4)校長は,以後の対応について教職員に指示を出す。校長不在時は,教頭が代行。 (5)各担任は,生徒を各教室に待機させ,以後子どもを教室から出さないようにして 安全を確保する。(教室の内側から施錠できる場合は施錠する。) (6)校長は,必要に応じて,子どもを体育館など一つの場所に待機させ,内側から施錠す るとともに,その場所の内外を教職員で見守り,安全確保を図る。 (7)校長は,各担任等教職員に生徒の人数把握及び報告をさせる。 (8)教頭は,他の教職員とともに門扉の閉鎖確認や校舎の入り口等を施錠して,侵入者が ないか,爆破物等の不審物がないか監視・点検をする。 (9)教職員は,待機中の生徒の気持ちを落ち着かせるとともに,冷静に行動するよう指導 する。 (10)教頭は,校内の情報を収集し,事実と対応の経過を時系列に記録する。 (11)校長は,経過を教育委員会へ報告する。 (12)各担任は,原則生徒を休憩時間も教室から出さない。給食の準備やトイレ等教室 外へ出るときは,必要最小限にとどめ,必要に応じて教職員が付き添う。 (13)嫌がらせやいたずらの可能性もあるが,犯行が起こることを想定して行動する。 (14)以後,警察到着まで,この体制を維持する。 警察との協力体制 (1)警察が到着したら,その指示に従い,捜索等に協力する。

(38)

【不審者が校舎内に侵入した時の対応】 ①生徒に被害が及ばないよう,担任は施錠をするなど教室への不審者の侵入 を防ぐ。 ②担当の教職員は,さすまた等で侵入者に対応する。 ③養護教諭や保健主事等は,負傷者の有無等の情報把握に努める。 ④負傷者がある場合,養護教諭等は,けがの状況を確認して応急手当を施すとと もに,救急車の要請(場合によっては医療機関等への連絡,搬送等)を行う。 【不審者が発見されなかった場合】 ①校長は,原則保護者への生徒の引き渡しを行い,迎えが来るまで学校で保護す る。 ②校長は,不審者に対する警察の見解をもとに,翌日以降の登下校対策や校内安 全管理体制を決定する。 ③校長は,授業の再開にあたり,生徒に必要程度,事実を説明する。 ④教頭は,保護者宛ての説明文を準備し,下校までに配付する。また,スクール メールやホームページ等を活用し,保護者へ周知する。 ⑤校長は,必要に応じて臨時の保護者会を開き,事件の説明と今後の対応などを 説明する。 事後の対応や措置 (1)事件・事故に関する情報の収集・整理をし,保護者や関係団体に提供する。 (2)不審者が発見されなかった場合,一定期間登下校の見守りや警戒態勢等学校の対応を 決定し,近隣の学校や関係機関・団体等と協力連携する。 (3)当日のうちに,文書,スクールメール,ホームページ等で全保護者に概要と今後の対 応を説明するとともに,保護者等への説明会を開催する。 (4)事件の記録と報告書を作成し,教育委員会へ提出する。 (5)教育委員会と協議・連携しながらマスコミへの対応をしていく。 教育再開の準備及び事件・事故の再発防止対策の実施 (1)事件・事故の発生状況や対応の経過等を把握する。 (2)これまでの取組や対策等を見直し,問題点を整理し,対策を講じる。 (3)事件発生後,できるだけ早く授業再開のための準備をする。 (4)事故の再発防止に向けた対策を講じる。 事件に遭遇した児童生徒,その保護者,教職員等への「心のケア」の対応 (1)専門機関との相談・連携等により子どもや職員の心のケアを行う。 (2)心の被害を受けた子どもの保護者にも相談の場を設け,関係機関と相談しながら対応 する。

(39)

(2) 学校施設の爆破予告への対応 状況把握とその対応 (1)電話を受けた職員は,どこに仕掛けたのか,いつ爆発するかなどの重要事項や性別, 年齢などの相手の特徴を把握するよう努める。 【把握する内容】 ①爆発物について ・いつ爆発するのか ・どこに爆発物を仕掛けたのか ・爆発物の種類 ・仕掛けた理由 ②相手の特徴について ・性別 ・年齢 ・声の特徴 ・訛り ・声の背後に聞こえる音 (2)電話を受けた職員は,直ちに電話の内容を校長に報告する。 (3)校長は,110番通報し,必要な指示を受ける。また,教育委員会へ報告する。 (4)必要に応じて消防署等にも通報する。 (5)校長は,生徒の安全確保のため,学校内外の安全な場所に生徒を避難させることを決 定する。 ※嫌がらせやいたずらの可能性もあるが,爆発が起こることを想定して行動する。 (6)校長は,全教職員を召集し,事実を説明するとともに,教職員が生徒を避難誘導する よう指示する。なお,爆発まで時間がない場合は,校内放送等で連絡する。 (7)教職員が分担し,避難経路及びその付近に不審物がないかを確認の上,迅速に避難を 行う。(避難の際に,担任等は点呼のために名簿を携行する。) (8)教職員は,避難後,点呼を行うとともに,校舎内に生徒が残っていないかどうか確認 する。 (9)教頭は,避難の完了と校内の不審物情報について,校長に報告する。 (10)教職員は,避難している生徒の気持ちを落ち着かせるとともに,冷静に行動するよう 指導する。 (11)教頭は,校内の情報を収集し,事実と対応の経過を時系列に記録する。 (12)校長は,適宜,経過を教育委員会へ報告する。 (13)教頭は,校地内に,来客や業者等が立ち入らないように,教職員を校門等に配置する などの措置を行う。 警察による捜索と対応 (1)警察が到着したら,その指示に従い,捜索等に協力する。

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(2)捜索後の対応 【爆発物が発見された場合】 ①校長は,警察の指示に従い,避難場所を再検討し,必要に応じて変更するなど, 生徒の安全確保に万全の体制をとる。 ②校長は,生徒の安全確保を図るとともに,保護者への引き渡し等,下校方法に ついて決定する。 ③校長は,警察の指示に従い,消防署等の関係機関に連絡する。 ④校長は,教育委員会に報告する。 ⑤校長は,爆発物の処理が終わった後,授業再開の時期等を決定する。 ⑥教頭は,保護者宛ての説明文書を準備し,下校までに配付するように努める。 また,スクールメール等も活用し周知を図る。 ⑦校長は,授業再開にあたり,生徒に事実等を説明する。 【爆発物が発見されなかった場合】 ①校長は,爆発物に対する警察の見解をもとに,授業再開を決定する。 ②校長は,授業再開にあたり,生徒に事実等を説明する。 ③教頭は,保護者宛ての説明文書を準備し,下校までに配付するように努める。 また,スクールメール等も活用し周知を図る。 爆発が発生した際の対応 (1)避難完了前に爆発した場合 ①校長は,119番通報するとともに,教育委員会へ第一報を報告する。 ②教職員は,生徒を校庭や校外等の安全な場所に避難させ,点呼を行う。 ③養護教諭等は,負傷者の応急手当を行う。 ④教頭は,死傷者のリストを作成し,安否を確認する。(不明者はいないか) ⑤教職員は,負傷者の搬送先の病院を確認し,教頭へ報告するとともに保護者へ連絡 する。 ⑥教頭は,校舎等の被害状況を確認する。 ⑦校長は,詳細を教育委員会へ報告する。 ⑧教頭は,保護者宛ての説明文書を準備し,下校までに配付するように努める。 また,スクールメール等も活用し周知を図る。 ⑨教職員は,生徒を安全に下校させる。 (2)避難完了後に爆発した場合 ①校長は,119番通報するとともに,教育委員会へ第一報を報告する。 ②教職員は,改めて点呼を行うとともに,負傷者がいないことを確認する。 ③教頭は,校舎等の被害状況を確認する。 ④校長は,詳細を教育委員会へ報告する。 ⑤教頭は,保護者宛ての説明文書を準備し,下校までに配付するように努める。 また,スクールメール等も活用し周知を図る。 ⑥教職員は,生徒を安全に下校させる。

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事態が終息した後の対応 (1)警察や消防の現場検証に協力する。 (2)負傷した生徒やショックを受けている生徒に対する心のケアのためスクールカウンセ ラーの派遣を要請する。 (3)学校再開に向けて,教育委員会と連携し,保護者への説明,施設の復旧,備品の確保, 教職員の確保等必要な事柄を速やかに行う。 報道への対応 (1)報道への情報提供は,教育委員会,警察等と連携して行う。また,個別の取材につい ても,何をどこまで,説明してよいのか決定しておく。なお,対応の窓口は校長(又は 教頭)に一本化する。

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(3) 侵入事故における盗難への対応 状況把握とその対応 (1)事態を把握把握する。(教職員,教頭は校長に報告) (2)校長は,現場を保存し,直ちに110番通報するとともに,教育委員会へ報告する。 (3)校長は,お金,物品,個人情報等無くなっているものはないか教職員に確認させる。 (4)教頭は,対応等を簡潔かつ正確に時系列に沿って記録する。 (5)教育委員会と連携し,今後の対応を決める。 例 ・二次被害の防止策 ・生徒と卒業生及びその保護者への説明内容及び方法 ・マスコミ対応 【内容】 発生日時,侵入・発見の状況,被害状況,対応と今後の方針等 (6)生徒及び保護者への説明を行う。 (7)教育委員会と協議の上,必要に応じてマスコミ対応を行う。 児童生徒,保護者への連絡等 (1)PTA役員等に連絡し,事実や対応の説明を行う。(必要に応じて緊急役員会議を開 き説明する) (2)生徒へは,集会等で事実を説明するとともに,不審な電話や不審者等に気をつけ るよう指導する。また,何かあれば,学校へ連絡するとともに,状況によっては警察に 連絡するよう指導する。 (3)保護者へは,臨時の説明会,文書,スクールメール,ホームページ等を通して,事実 を説明し,必要に応じ謝罪するとともに,不審な電話や不審者など気をつけてほしいこ とのお願い等を伝える。 (4)相談,苦情の窓口及び担当を決めて,相談に応じるとともに苦情への対応を行う。 事後措置 (1)児童生徒の心のケアをするため,スクールカウンセラーの要請を行う。 (2)警察と教育委員会から今後の対応について助言を得る。 (3)お金や物品,個人情報の保管及び取扱いについて管理徹底を図る。

参照

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