図上訓練フロー図
1
①(バール、ジャッキ、のこぎり、チェーンソー、エンジンカ
ッター等)、②重機があれば
→ どこに何があるか、
持ち出しできるか
→ 場所はどこか→ 鍵は、道具の確認、事業所に要請
→ 日ごろの付き合いが大切
→組織的対応(①隣近所②自主防全体)
→自然に集まるよう決めておき、訓練で確認
→生き埋め場所の情報が本部に自然に入る様に決め、訓練で確認
生き埋めになっていそうな情報空白地の情報を掴む
→優先的に救出を行う場所の決定
・情報を集める(どこに誰が生き埋めになっているか
どこの救出を優先するか
・救出要員の投入(1箇所20 人?)、安全の確保(安全責任者)
支援要請、状況報告(救出が必要な人数、自主防で対応で
きる所、できない所、要請する内容)
→ バイク、自転車、徒歩
(パンクの危険性大)
倒壊家屋の下敷きになった人の発生
大声を出して、協力を求める
生き埋め者の生存確認
救出活動
救出用具はどうする?
どんなものが必要か?
どこから入手するか?
個人で持ち寄る
防災倉庫から必要な物を確保、事業所の協力
人は集まるか
通報活動
直接通報する
電話 ×
家庭の電話、携帯電話、無線
通報手段は?
・ まず、人集め。多くの人で人海戦術が効
果的⇒組織的な対応;①隣近所、②自主
防全体、③事業所の協力、④支援部隊の
要請、誘導
・ 生存者の確認。声や音で確認する。
・ その家に誰が住んでいるのかがわかれば
救出に有利(どこに誰が)
→ 日ごろの近所付き合い(家族構成や間取
り等の把握)
→ 台帳の有無
・自主防災組織で全体の生き埋め状況把握
・優先的に救出を行う場所の決定
・決定を誰がどのようにするか決める
・ 作業全体の安全を確認しながら対応
壊れた家の梁等を持ち上げるのは至難
の技。(危険も伴う)<安全確認>
不用意に屋根に乗らない
→ 大工や建設業に携わる人がいれば、指揮
をとってもらうか、アドバイスをもらう
・ 阪神大震災では、バール、ジャッキ(軍
手を結んでおく)が有効に活用された。
・2時間以内の救出に努力(クラッシュ症候群)
・新潟県中越沖地震ではチェーンソーの刃
を研ぐ技能習得が必要とされた。
・事業所の重機の活用
・狭い道路は倒壊建物等で通行困難の危険
・ 余震等による二次災害に注意する。
・ 道具箱やバール、ジャッキ、チェーンソ
ー、エンジンカッター等を取り出しやす
い倉庫や玄関付近に置いておく。
・ 防災倉庫について話し合う。
→ 鍵の分散保管、中身の確認
・ 日常のコミュニケーションはあるか?
→ 投げかけ(よりよい地域環境づくり)
・ 訓練の必要性と積極的参加を呼びかけ
る。資機材の操作に慣れておく
・ 通報についても話し合う。
・電話 ×、直接伝達、無線
・ 市町の防災拠点にいる市町職員に連絡
通報先(消防、警察、防災拠点、役場?)
自家用車は使用不可?(交通事情の確認)
( 公衆電話…発災後は無料になるが、 数
が少ない・極めてかかりにくい)
・避難所等に特設公衆電話も設置
・ 通報はできても公共部門は対応できない
可能性が大きいことを認識。
押さえておきたい事項
・組織的な対応が効果的(安否・生
き埋め者名と位置の確認→伝達→
自主防(近隣自主防、事業所の協力)
での組織的救出)→市町に支援要請
(消防団との連携)
・
被害状況把握(地域全体の被害推定・
把握、情報空白域の把握と調査)→
優先順位決定→消火・救出部隊投入→
救護へ
救出場所を決め、要員投入
生き埋め者の情報を自主防本部に
図上訓練フロー図
2
→ 家庭、町内の設置場所
(地図へ落とす)
→ 持ち出しは可能か
※1
→ 場所はどこか(地図へ落とす)
→ 鍵はどうなっているか
→ バケツ等はあるか(ロープ等も必要)
※ → 場所はどこか
(地図へ落とす)
→ 鍵はどうなっているか
→ 操作できる人を把握。
→ 訓練の実施、参加
→ 消火栓、防火水槽、川、
池、プール等(地図へ落とす)
(上水道断水時には消火栓使用不能)
→ バイク、自転車、徒歩
(パンクの心配)
)
→ 停電・断線、輻輳により不通 ×
→ 東海地震では対応できない可能性大理由:通報先も被災し
ている。職員が出払っている。瓦礫等で狭い道路は通行でき
ない等
火 災 の 発 生
大声を出して、協力を求める ・ まずは、人集め。多くの人で人海戦術が効果
的→組織的対応が効果的
・ 人が集まるか?
→ 日常のコミュニケーションはあるか?
→ 投げかけ(よりよい地域環境づくり)
・ 初期消火が大事。火の勢いが増してからの消
火は至難の技。(危険も伴う)
→ 消防(署・団)等の経験者がいれば、指揮
をとってもらうか。
・ 消火活動中の二次災害、負傷等に注意
全体の安全確認が必要
・狭い道路は倒壊建物等で通行困難の危険
・ 防災倉庫について話し合ってもらう。
→ 鍵の分散保管、中身の確認・操作訓練
※ 救出活動
「生存者(閉じ込められた人)の確認と救 出
活動について」の話し合い。
・ 訓練の必要性と積極的参加を呼びかける。
(習うより慣れろ)
・ 消防、警察等のOBなどの経験者の把握
・ 水源の把握(消火栓は断水のため使えない可
能性大)
・ 通報についても話し合ってもらう。
・ 自家用車は使用できない。(交通事情の確
認)
・ 通報先(消防署、消防団、警察、市役所)等
を地図に落とす。
・ 通報はできても行政機関は対応できない可
能性が大きいことを認識してもらう。
→ 自分たちで何とかしなければならない。
・支援部隊の誘導・協力
・ 負傷者の話題は課題2で検討する。
<ポイント>
○ 地域でのコミュニケーション
○ 消火用具等の日ごろの備え
○ 防災倉庫の整備
○ 訓練への参加、事業所との協働
○ 自分たちの地域は自分たちで守る
(原則)
○ 組織的消火・情報伝達の確認
※2時間以内の救出…クラッシュ症候群
初期消火(消火活動)
バケツリレーによる消火
可搬ポンプによる消火
バケツ等の道具はどこにあるか?
消火器等による消火
消火器等の道具はどこにあるか?
個人で持ち寄る
防災倉庫
可搬ポンプはどこにあるか?
防災倉庫
できない
操作はできるか?
通報活動
直接通報する
電話で通報する×(家庭の電話・携帯電話×)
どこへ通報するか?
消防署?、警察?、市町の防災拠点(防災無線)
消防署、消防団、警察、市役所
急行できるか
通報手段は?
水源はどこか?
押さえておきたい事項
組織的な対応が効果
的(隣近所→伝達→
自主防全体での組織
的消火)、(消防団・
事業所との連携)
事業所との協働、支援部隊の誘導・協力
図上訓練フロー図
3
(止血、消毒、添え木等)
(包帯、三角巾、ガーゼ、
テープ、消毒液、添え木等)
→ 持ち出しは可能か?
(地図へ落とす)
→必要なものは備蓄されているか?
→店は開いているか
→ 看護婦(経験者)、資格取得者等の把握
→ 講習会、訓練への参加
→ 対応できない ×(同時多発、通行不可も)
→ 道路状況等は?… 無理?? ×
→ 防災倉庫、業者等
→ 畳、コンパネ、雨戸、毛布+物干し竿等
→ 場所はどこか(地図へ落とす)
→ 治療が受けられない可能性大 ×
負 傷 者 の 発 生
応急手当 < ポイント>
○ 救急用品の整備
○ 患者搬送方法の工夫
○ 医療救護計画の理解
○ 避難路(搬送路)確認(狭い道路×かも)
○ 自分たちの地域は自分たちで守る
(原則)
・ 非常用持ち出し袋の中に救急用品を入れておく
とよい。
・ 薬局での医薬品等の入手は全く不可能ではない
(状況による)
・ 防災倉庫の備蓄品の確認、補充。
・ 間違った応急処置は逆効果になることもある。
・ 通報はできても公共部門は対応できない可能性
が大きいことを認識してもらう。
→ 救急車は全域対応はできない。
→ 倒壊建物、道路状況も参考にする。
→ 自分たちで何とかしなければならない。
・ 自家用車は使用できない。(交通事情の確認)
・ 担架つきリヤカー、ノーパンク車椅子が有効→
距離、交通事情(歩道を通れる)、負担が少ない
(患者、搬送者とも)
・ 担架等で搬送する場合は何人くらいの人が必要
か?
※ 市内の医者は、救護所や救護病院へ駆けつける
ことになっている。
・ 救護所、救護病院、災害拠点病院
・ 医療救護計画;患者は最初に救護所へ運び、ト
リアージを受け、応急処置を施し、必要に応じて
救護病院等へ搬送。
→ 患者を直接救護病院へ運ぶことはなるべく避
けるようにしたい。
・クラッシュ症候群への対応
生き埋めになり、体の一部が圧迫されている場
合、2時間以内に救出しないと、外見上の出血は
ない場合でも死に至る場合がある。
重傷者の搬送
搬送先はどこか?
自家用車等
搬送方法は?
救急車の要請
急行できるか ×、連絡 ×
治療は可能か?
押さえておきたい事項
どんなものが必要か?
どこから入手するか?
家庭にあるものを使用
防災倉庫
薬局で入手
応急手当はできるか?
担架つきリヤカー、ノーパンク車椅子、担架
近所の開業医(診療所、病院)
どこにあるか?
代用品を使用