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1. 目的本市においては 東海 東南海地震の発生が危惧されている 現在施工中の工事現場において 仮設物の損傷 掘削穴の崩壊等の被害が予想され 人身被害 2 次災害等の発生防止や被害軽減 迅速な初期対応に努める必要がある そこで 本マニュアルにおける目的として 1 工事現場の安全確保 被害拡大の防止

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(1)

工事現場における地震対策マニュアル

(請負業者用)

平成24年4月

(2)

1. 目的 本市においては、東海・東南海地震の発生が危惧されている。現在施工中の 工事現場において、仮設物の損傷、掘削穴の崩壊等の被害が予想され、人身被 害、2次災害等の発生防止や被害軽減、迅速な初期対応に努める必要がある。 そこで、本マニュアルにおける目的として、 ① 工事現場の安全確保、被害拡大の防止 ② 重大な被害の情報取得 ③ 水道大口径管の保有材情報取得 とする。また、当局施工担当公所(以下、公所という。)と請負業者(以下、業 者という。)が行うべき措置を明らかにするとともに、連絡手段の限られた災害 時において、必要な情報を的確に伝達する連絡方法・体制の確立を図る。 2. 工事着手時における地震対策の確認 着手時に提出する施工計画書には、地震対策の項目として本マニュアルを参 考に記載する。また、当局監督員と業者の間で連絡先、連絡内容、緊急輸送道 路、津波対策等の確認を行うものとする。 3. 工事現場の安全確保、被害拡大の防止 業者は、工事現場の状況に応じ、下記に示す措置内容を行うものとする。 (1)東海地震注意情報発表及び警戒宣言発令時における措置 ① 作業を中止し、交通開放が必要で、埋め戻し可能なものの埋め戻し ② 土留、支保工、電気設備等の仮設物における点検・補強 ③ クレーンなどの建設機械類の転倒防止 ④ 工事箇所の崩壊、倒壊、落下物の防止及び擁壁、法面等の補強 ⑤ 工事現場内におけるガス管、上下水道管、電力通信管路、架空電線等の 安全措置及び監視、巡回 ⑥ 防護さくの点検等、工事現場への立入禁止対策の徹底と監視 ⑦ 工事用資機材などで倒壊の危険が予想される場合の付近居住者の一時退 去又は通行者への迂回交通規制の要請 ⑧ 工事監督者、作業員の安全確保と現場巡視 ⑨ 火気の使用禁止 (2)発災時における初期対応 ① 第三者を含めた、人身被害者の救助 ② 地震に伴い津波警報が発表された場合(「本市における津波対策を推進す る地域等」参照) 避難対象区域内で施工している場合 工事区域を防護さくなどで囲い、できる限り資機材の流出防止対策をとり速 やかに地区外へ避難する。やむを得ない場合は地区内の安全なビルの3階以上 に避難する。 対策計画作成区域内で施工している場合 工事区域を防護さくなどで囲い、できる限り資機材の流出防止対策をとり区 域外、又は区域内の安全な場所で様子を見る。 ③ 工事区域内における、上下水道管路の被害復旧

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④ 工事区域に近接した、管路及び道路の被害における安全確保 ⑤ 他企業埋設物の被害時における関係者への連絡 ⑥ (1)対応の①~⑨ (3)発災後における継続対応 (1)対応の②、⑤、⑥、⑧、⑨ 4. 連絡体制 (1)連絡手段 公所と業者における情報連絡方法は、電子メール(業者については、携帯電 話の電子メールとする。)を標準とする。利用できない場合などは、電話、FA X等で確実に情報伝達できる方法とする。 (2)連絡内容 公所:原則、最初の指示を発信するのみとする。 ただし、復旧計画など必要に応じて連絡するものとする。 業者:人身被害者の救助、現場の被害復旧を最優先する。復旧完了又は完了 の目途が立ち次第、工事現場の状況、上水道、下水道施設及び道路の 被害状況、保有管材情報、現場の安全確保状況等を、適宜、業者が自 主的に連絡するものとする。 ただし、甚大な被害があり、復旧に長時間を要すなど特別な場合には、 適宜、連絡するものとする。 (3)公所と業者の対応内容 東海地震情報発表及び地震発災時において、公所及び業者の行うべき対応に ついて、以下のように定める。 ① 東海地震情報発表及び地震発災時の対応 公所の対応 業者の対応 連絡内容 工事の継続・再開 観測 情報 続報に注意し、情報収 集に努める なし 工事は継続する 注意 情報 警戒 宣言 工事中止指示 1.工事中止 2.発災に備え、現場 の安全確保措置 3.保有管材情報収集 1.現場安全確保状況 2.保有管材情報 工事の再開は、情報 切替等による 地震 発災 工事中止指示 1.工事中止 2.被害状況の確認及 び復旧作業 3.保有管材情報収集 4.可能な場合、一旦 埋め戻し、交通開放 1.被害状況 2.保有管材情報 工事の再開について は、公所が指示する ※ 業者の対応は、公所からの指示の有無に関わらず自主的に行うものとする。 ※ 保有管材情報については、水道管口径φ300以上を対象とする。 ※ 被害状況の確認において、工事看板、防護さく等についても確認すること。 ※ 観測情報への情報切替等における工事の再開について 注意情報・警戒宣言 → 観測情報 又は 解除 : 工事再開(報告不要) (東海地震の恐れがなくなった際についても、安心情報であることを明記した『観測情

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報』が発表される。) ☆ 東海地震などの情報収集にあたり、中部電力の携帯メールサービスなどを利 用し、情報収集に努めること。 ② 発災時(震度4以上)の対応 震度 公所の対応 業者の対応 連絡内容 工事の継続・再開 4 被害状況により、工 事中止を指示 1.被害状況の確認 及び復旧作業 1.被害状況 工事中止指示がない 限り、工事継続 5弱 一時工事中止指示 (施工中に限る) 1.工事中止 2.被害状況の確認 及び復旧作業 3.保有管材情報収集 1.被害状況 2.保有管材情報 1.被害がなければ 自主的に工事再開 2.被害があれば公 所指示に従う 5強 6 7 工事中止指示 1.工事中止 2.被害状況の確認 及び復旧作業 3.保有管材情報収集 4.可能な場合、一旦 埋め戻し、交通開放 1.被害状況 2.保有管材情報 工事の再開について は、公所が指示する ※ 業者の対応は、公所からの指示の有無に関わらず自主的に行うものとする。 ※ 保有管材情報については、水道管口径φ300以上を対象とする。 ※ 被害状況の確認において、工事看板、防護さく等についても確認すること。 5. 工事現場における地震時の情報伝達フロー 東海地震情報発表及び発災時における、情報伝達フローについて以下に示す とおりとする。また、様式については別紙のとおりとする。

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※ 保有管材情報は水道管口径φ300以上を対象とする。 :必要に応じて行う 公所 業者 東海地震観測 情報発表 ラジオ等で自主的に情報収集に努 める 東海地震注意 情報発表 東海地震予知 情報発表 (警戒宣言発令) ○ ○ ○ ○ 工事現場における安全確保の実施 及び報告 地震発生 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ・被害箇所の復旧 ・工事現場の被害調査及び被害状 況等報告 指示(工事中止) 様式1 報告 様式1及び 保有管財情報 報告 様式2 報告 写真付メール 指示(復旧方法等) 様式1 報告 様式1

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別紙 情報伝達における様式について 1. 電子メールにおける連絡内容 電子メールにおける連絡内容については、現場からの連絡を行う上で入力手間を簡 略するために、以下に示す内容について記載することとする。 (1) 件名 携帯電話の電子メールは、件名の文字数が制限されているため、地震関連と分かる よう、下記に示すとおりとする。また、返信メールと分かるように、返信機能を用い て件名に『Re:』をつけるようにする。

当局:

『地震情報』 ⇒ 業者『

Re:地震情報』

(2) 本文 様式1 ○公所から業者へ情報提供する場合 1. 東海地震情報として発表された、『注意情報発表』、『警戒宣言発令』の情 報を記載する。 2. 指示内容として、『工事中止』、『工事再開』など指示事項を記載する。 3. 水道管口径φ300以上の保有管材情報の提出依頼について記載する。 4. 別途、復旧方法などの指示がある場合は、指示内容について簡潔に記載 する。 ○業者から公所へ報告する場合 1. 工事件名及び請負業者名を記載する。 2. 安全確保において、下記に示すチェック項目について、『番号』及び『○ 又は×』を記載する。ただし、工事内容に該当せずチェックの必要がな いものは、記載する必要はない。 ① 作業を中止し、交通開放が必要で、埋め戻し可能なものの埋め戻し ② 土留、支保工、電気設備等の仮設物における点検・補強 ③ クレーンなどの建設機械類の転倒防止 ④ 工事箇所の崩壊、倒壊、落下物の防止及び擁壁、法面等の補強 ⑤ 工事現場内におけるガス管、上下水道管、電力通信管路、架空電線等の安全措置 及び監視、巡回 ⑥ 防護さくの点検等、工事現場への立入禁止対策の徹底と監視 ⑦ 工事用資機材などで倒壊の危険が予想される場合の付近居住者の一時退去又は通 行者への迂回交通規制の要請 ⑧ 工事監督者、作業員の安全確保と現場巡視 ⑨ 火気の使用禁止 3. 水道管口径φ300以上について、保有管材情報を記載する。 4. 指示事項について、完了報告などを行う。

(7)

様式2(記載例) ① 上下水道管路の被害 ・ 被害の有無:有、無 ・ 被害箇所数:1箇所、2箇所、複数個所 ・ 被害の程度:継手抜け出し、管破損 ・ 復元の時期:1ヶ月、未定 ② 道路陥没などの被害 ・ 被害の有無:有、無 ・ 被害箇所数:1箇所、2箇所、複数個所 ・ 被害の程度:陥没、段差 ・ 復元の時期:1ヶ月、未定 ③ 道路の通行状況 ・ 車両通行の可否:可、否 ・ 復旧の時期:1ヶ月、未定 ④ 他企業管等の被害 ・ 被害の有無:有、無 ・ 被害管路等の名称:下水道管、ガス管、NTT管路 ・ 被害程度:下水管路の破損 ・ 関係者への連絡について:連絡済、連絡なし ⑤ 工事区域外の被害(道路の陥没、上下水道管の破裂、漏水等) ・ 工事区域外にて、地震被害があれば上下水道施設との関係は問わず、状況に ついて連絡する。 ※写真添付により、被害状況を説明することも可とする。 様式3 公所から各班本庁連絡調整担当へ、様式をメールに添付したうえで送信する。 また、被害がない場合においても、様式に被害なしと明記するなどして情報の連 絡を行うものとする。 <メールの記載例> 様式1 公所から業者への場合 業者から公所への場合 件名:地震情報 件名:Re:地震情報 上下水道局○○事務所 △△ 1. 東海地震注意情報発表 2. 工事中止 3. 被害状況・保有管材情報(φ300以上) について、報告願います。 ○区○○町地内600粍配水管布設工事 ○○建設 △△ 1. チェックリスト 1○ 3× 4○ 5○ 6○ 7○ 8○ 9○ 2. 保有管材情報 DNSEP直管600×6000 3組 DNSE曲管600×45° 4組 DNSEつぎ輪600 2組 DNSEライナー600 1組 ※下水公所は、『3.保有管材情報の報告』について記載なしとする。

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様式2 被害なしの場合 被害ありの場合 件名:Re:地震情報 件名:Re:地震情報 ○区○○町地内600粍配水管布設工事 ○○建設 △△ 1. 被害状況報告 被害なし 2. 保有管材情報 DNSEP直管600×6000 3組 DNSE曲管600×45° 4組 DNSEつぎ輪600 2組 DNSEライナー600 1組 ○区○○町地内600粍配水管布設工事 ○○建設 △△ 1. 被害状況報告 ① 管路被害 有 1箇所 継手抜け出し 1 ヶ月 ② 道路被害 有 1箇所 段差 未定 ③ 通行 否 未定 ④ 他企業 無 2. 保有管材情報 DNSEP直管600×6000 3組 DNSE曲管600×45° 4組 DNSEつぎ輪600 2組 DNSEライナー600 1組 ※現場状況の写真サイズは、640×480を標準とする。

(9)

haisui@jogesuido.city.nagoya.lg.jp hozen@jogesuido.city.nagoya.lg.jp tobu_kanro_d@jogesuido.city.nagoya.lg.jp tobu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp tobu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp hokubu_kanro_d@jogesuido.city.nagoya.lg.jp hokubu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp hokubu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp hokubu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp seibu_kanro_d@jogesuido.city.nagoya.lg.jp seibu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp seibu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp seibu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp nanbu_kanro_d@jogesuido.city.nagoya.lg.jp nanbu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp nanbu_kanro_s@jogesuido.city.nagoya.lg.jp komu@jogesuido.city.nagoya.lg.jp kensetsu@jogesuido.city.nagoya.lg.jp kensetsu_3@jogesuido.city.nagoya.lg.jp

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2. 電話、FAXにおける連絡内容 電子メールが利用不能などの状態において、電話及びFAXにて下記に示す 様式を用いて情報連絡を行うものとする。 様式1 ○ 共通事項 情報内容について把握しやすいよう、『指示』『報告』『情報』に丸をつけ る。 ○ 公所から業者へ情報提供する場合 必要事項記入の上、『1.東海地震情報』の該当するものに丸を付け、『2. 指示内容』に指示事項にチェックする。 その他に指示事項があれば、その他及び別紙に記載する。 ○ 業者から公所へ情報提供する場合 必要事項記入の上、『3.チェックリスト』に現場で処置、点検等を行っ たものについては、○を、行えなかったものは×を、該当しないものは空 白とする。 水道管口径φ300以上について、保有管材情報を記載する。 その他に報告事項があれば、その他及び別紙に記載する。 様式2 ○ 業者から公所へ報告する場合 必要事項記入の上、工事区域内・外における被害状況について記載する。 その他に報告事項があれば、その他及び別紙に記載する。 写真添付により、被害状況を説明することも可とする。

(11)

(様式1)

指 示 報 告 情 報

あて先 担当 工事件名 工期末 発信日時 平成 年 月 日 : 発信者 TEL・FAX メールアドレス

1.東

注 意 情 報 発 表 警 戒 宣 言 発 令

2.指

工事中止

工事再開

3.チ ェ ッ ク リ ス ト

(○又は×を記入。該当しないものは記入しない。) 埋め戻し

工事区域内の立入禁止・監視

支保工・覆工板の点検・補強

通行人等の安全確認

建設機械類の転倒防止等

工事監督者、作業者の安全確認

工事箇所の崩壊、倒壊防止

火気の使用禁止

他企業管路等の安全措置

4.水道管口径φ300以上における保有管情報(別紙)

5.その他

※太枠は、上下水道局にて記入する。

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11 -(様式2)

工事現場の被害調査及び被害状況 月 日 時 分

あて先・担当者 工事件名 請負業者 連絡先氏名 TEL・FAX メールアドレス ① 上下水道管路の被害 有 ・ 無 ・箇所数 箇所 ・被害程度 ・復元の時期 ② 道路陥没などの被害 有 ・ 無 ・箇所数 箇所 ・被害程度 ・復元の時期 ③ 道路の通行状況 可 ・ 不可 ・復旧の時期 ④ 他企業管等の被害 有 ・ 無 ・埋設管路等の名称 ・被害程度 工 事 区 域 内 ・関係者の連絡 関係者( ) 済 ・ 未 ⑤ 工事区域外の被害(道路の陥没・上下水道管の破裂、漏水等) 工 事 区 域 外 そ の 他 ※1 その他報告事項については、別途資料を添付してください。 ※2 カメラ付携帯を所持している場合には、その機能も利用して現場状況を報告してください。

(13)

第 2 章 第 17 節 津波対策 - 97 - ‐ 97 - 第 2 章 第 17 節 津波対 策 野跡二丁目1番及び6番、潮凪町の一部 港町の一部 千鳥二丁目町の一部 大江町の一部

別図:避難対象地区(全体図)

凡例 避難対象地区 ◎ 計 画 別 図 2- 17- 1

参考資料

(14)

第 2 章 第 17 節 津波対策

別図:避難対象地区(詳細図)

野跡二丁目 1 番及び 6 番、潮凪町の一部 千鳥二丁目の一部 大江町の一部 港町の一部 避難対象地区 凡 例 防 潮 壁 ‐98‐ 第 2 章 第 1 7 節 津波対策 ◎計画 別図 2 - 17 -2

参照

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