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資料2 森田科学官による12月30日提供資料

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(1)

地震・火山噴火予知研究の歴史

• 地震予知研究は昭和40年度から,火山噴火予知研究

は昭和49年度から,社会の要請を踏まえて開始され

た。

• 研究計画の推進のため,各大学に観測センター,観

測所,研究部門が設置され,研究者数が増加し,研究

が進歩し,地震・火山噴火の知見が得られ,防災・減

災に活かされている。

• 地震予知研究においては,1~3次の研究体制と観測

網の整備,4~6次の研究体制の充実,7次(見直し)

以降の基礎的研究の推進 を3期に分けられる。

• 地震本部の設置(平成7年),国立大学の法人化(平

成16年)により,研究環境が変化した。

地震予知1~3次:研究体制の構築(大学の組織,観測網,実験

装置)

(2)

地震予知 4~6次:研究体制の充実

長期的予知,短期的予知,地震発生機構解明

地震予知7次→7次見直し(阪神淡路大震災)

(3)

これまでの地震予知研究の歩み

京大 大谷氏スライドを引用

観測

により現象

の探求

観測網の整備

前兆現象の探索

兵庫県南部地震

サイエンスプランに基

づく観測,シミュレー

ション,理論,実験に

よる現象の理解

予知研究計画(

議)

る地震研究推進

地震本部に

施策

地震と火山の統合

地震予知研究計画による研究組織の充実(大学のみ)

• 第1次(1965‐1969)

新設 北大:浦河, 東北:秋田,本荘,三陸, 名大:犬山, 高知:高知 東大:弥彦,柏崎,白木,2部門(地震活動,地盤動) 2センター(地震予知,強震計) 京大:上宝,逢坂山(震),屯鶴峰,2部門(地震計測,耐震基礎) 整備 東北:青葉山, 東大:筑波,堂平,1部門(岩石力学) 名大:犬山, 京大:阿武山

• 第2次(1969‐1973)

新設 北大:襟裳,札幌, 東北:北上, 名大:高山,三河 東大:富士川,八ヶ岳 京大:逢坂山(殻),北陸,2センター(資料,地域),微小地震部門 整備 北大:浦河地震移動, 東北:青葉山, 東大:地震移動 名大:犬山, 京大:鳥取, 高知:高知 (大学名:観測所名を記述)

(4)

• 第3次(1974-1978)

新設 北大:地震地域センター, 東北:地震予知センター, 東大:地球化学施設, 名大:地震地域センター, 京大:宮崎 整備 北大:札幌, 東北:地震予知センター, 名大:地震地域センター

• 第4次(1979-1983)

新設 北大:海底地震施設, 弘前:地震火山観測所, 東大:予知情報センター,地球テクトニクス部門 整備 北大:地域センター, 東北:地震予知センター, 東大:地球化学施設,予知情報センター 京都:地震予知センター,上宝,鳥取, 高知:地震観測所

• 第5次(1984-1988)

新設 東大:信越 改組 東北:地震噴火予知センター, 九大:島原地震火山 整備 北大:海底地震施設, 東大:地球化学施設, 名大:地震地域センター

• 第6次(1989-1993)

新設 東大:地球ダイナミクス, 改組 東北:日本海地震火山,三陸地震火山, 名大:地震火山センター 京大:地震予知センター, 鹿大:南西島弧地震火山 整備 北大:地震センター, 東大:地球化学施設,予知情報センター 名大:地震火山センター, 九大:島原地震火山

• 第7次(1994-1998)

1995阪神淡路大震災

改組 東北:地震噴火予知センター, 北大: 地震火山センター 東大:共同利用研への改組 京大:共同利用研への改組 整備 弘前:地震火山, 東大:地殻化学施設

• 新計画第1次(1999-2003)

改組 名大:地震火山センター, 九大:地震火山センター

• 新計画第2次(2004-2008)

2004大学法人化

改組 名大:地震火山防災センター

(5)

地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について(建議) (平成20年7月17日 科学技術・学術審議会) 1.地震・火山現象予測のための観測研究の推進 (1)地震・火山現象のモニタリングシステムの高度化 (2)地震・火山現象に関する予測システムの構築 地震発生予測システム, 火山噴火予測システム (3)地震・火山現象に関するデータベースの構築 2.地震・火山現象解明のための観測研究の推進 (1)日本列島及び周辺域の長期・広域の地震・火山現象 (2)地震・火山噴火に至る準備過程 地震準備過程, 火山噴火準備過程 (3)地震発生先行・破壊過程と火山噴火過程 地震発生先行過程, 地震破壊過程と強震動, 火山噴火過程 (4)地震発生・火山噴火素過程 3.新たな観測技術の開発 (1)海底における観測技術の開発と高度化 (2)観測技術の高度化 (3)宇宙技術等の利用の高度化 4.計画推進のための体制の強化 (1) 体制の整備・強化 (2) 予算的措置 (3) 人材の育成・確保 (4) 国際共同研究・国際協力の推進 (5) 研究成果の社会への還元

課題研究:

109件,

公募研究:

10件,

東北地方太平洋沖地震緊急研究

(6)

現段階の目標到達度 適切な観測体制が整 備された火山 →噴火時期をある程度予測 可能(噴火警戒レベルの導 入) 今後の課題・目標 噴火様式・規模・推移 の支配する物理・化学 過程の解明 →3要素を決定する過程の解 明を組織的に開始 現段階の目標到達度 プレート境界で大地震 →場所と規模の予測に一定の 見通し(現象理解の進展) 内陸地震 → 発生機構のモデル化を開始 今後の課題・目標 現象理解の高度化 予測システムの開発 →現象の解明に基づく知見を組み 入れた予測システムの開発 ●地震予知計画(第1~7次)(昭和40年度~平成10 年度) ●地震予知のための新たな観測研究計画(第1~2 次)(平成11~20年度) 地震発生に至る全過程の把握により,その最終段 階で発現する現象を理解し,地震発生の時期,場 所,規模の定量的な予測を目指す

地震及び火山噴火予知のための観測研究計画

(平成21年度〜25年度)

●火山噴火予知計画(第1~7次)(昭和49年度~平成 20年度) 火山の構造を把握し,前兆現象や噴火機構など火 山活動の理解を深めることにより,噴火の時期,場 所,規模,様式及び噴火開始後の推移の定量的な 予測を目指す 地震予知研究 火山噴火予知研究 地震・火山噴火予知研究計画 地震・火山噴火現象の解明 プレート境界に関する研究 内陸地震に関する研究 2(1)上部マントルとマグ マの発生場 2(4)地殻・上部マントル の物性の環境依存性 2(1)プレート運動・広域応力場 2(1)地震発生サイクルと長期地殻歪 2(4)岩石の変形・破壊の物理的・化学的素過程 2(4)摩擦・破壊現象の規模依存性 東北沈み込み帯 東海・東南海地域 南海トラフ プレート衝突場 伸張場島弧 火山及び地殻流体に関する研究 1(2)火山噴火予測システム 2(2)火山噴火準備過程 2(4)火山噴火素過程 火山・地殻流体 爆発的火山 2(1)広域の地殻構造と 地殻内流体の分布 2(1)地震活動と火山活動の 相互作用 2(2)地震準備過程 2(3)地震発生先行過程 2(3)地震破壊過程と強震動 1(2)地震発生予測システム 2(2)地震準備過程 2(3)地震発生先行過程 2(3)地震破壊過程と強震動 超巨大地震の発生 ↓ これまでの共同研究で足りなかっ た新たな分野の創生し,既存の全 国共同研究の枠組みで実施 1(2)1.地震発生予測システム 1(2)2.火山噴火予測システム 新たな観測技術の開発 (1)海底における観測技術の開発 (2)宇宙技術等の利用の高度化 (3)観測技術の継続的高度化 1.地震・火山現象予測の ための観測研究の推進 (1)地震・火山現象のモニタ リングシステムの高度化 (2)地震・火山現象に関する 予測システムの構築 (3)地震・火山現象に関する データベースの構築 2.地震・火山現象解明の ための観測研究の推進 (1)日本列島及び周辺域の 長期・広域の地震・火山現象 (2)地震・火山噴火に至る 準備過程 (3)地震発生先行・破壊過程と 火山噴火過程 (4)地震発生・火山噴火素過程 3.新たな観測技術の開発 (1)海底における観測技術の 開発と高度化 (2)観測技術の高度化 (3)宇宙技術等の利用の高度化 4.計画推進のための 体制の強化 5.超巨大地震に関する観測 研究の推進 (1)超巨大地震発生機構解明の ための研究 (2)超巨大地震とそれに起因する 現象の予測のための研究 (3)超巨大地震と巨大津波予測の ための新技術の開発 地震・火山噴火予測システムの構築 建議(平成21~25年度) 新たな研究 課題の提起 地震・火山噴火 現象のモデル化 新たな観測 データの取得 必要な観測 技術の提起 観測の高度化 建議見直 し に よ り 平成 24~ 25 年度に 実 施 する 研究 地震及び火山噴火予知のための観測研究計画 地震・火山現象のモニタリング システムの構築 当初計画に よ る 研 究( 平 成 21~ 25年)

(7)

政府の実施する地震防災施策

• 中央防災会議 (内閣総理大臣)

「防災基本計画」の策定・推進

非常災害の際の緊急措置を定めている

防災に関する重要事項の審議 → 専門調査会を設置

• 地震調査研究推進本部(文部科学大臣)

防災基本計画の中に役割が記述されている

地震に関する観測、測量、調査、研究の基本施策の立案

地震に関する調査結果を収集・分析し、総合的な評価を行う

• 科学技術・学術審議会 測地分科会

地震調査研究推進本部の調査研究の基盤との位置づけ

研究者の自由な発想に基づくボトムアップの研究計画

学術研究

地震調査研究推進本部

• 地震調査委員会

地震に関する観測,測量の調査研究成果を収集分析し,総合的評価を行う

長期評価部会(海溝型地震,活断層,活断層評価手法)

強震動評価部会(強震予測手法,地下構造モデル)

(津波評価部会)

地震活動の予測的な評価手法検討小委員会

• 政策委員会

地震観測調査の総合的基本施策の立案,予算の調整, 調査観測計画の策定,調査評価の広報

調査観測計画部会

地震調査研究の推進方策の検討,調査研究の計画策定

総合部会

調査研究成果の防災への応用に関する審議,予算の調整,広報

(8)

新たな地震調査研究の推進について

(平成21年4月21日,平成24年9月6日改定)

地震調査推進本部の基本理念

地震防災対策特別措置法の趣旨に則り,地震防災対策の強化,特に地震による被害の 軽減に向けて,地震調査研究を推進し,その成果を国民の安心・安全を実現する防災研 究や防災・減災対策に繋げるように,より精度の高い地震発生予測及び地震動・津波発 生予測を実現する.

「地震及び火山噴火予知のための観測研究計画の推進について」

(建議)との関係

地震調査研究は、大学等の研究者を中心に30年以上にわたって進められてきた地震予 知研究の積み重ねで生み出された。現行の総合基本施策の成果についても、これなしに は達成し得なかったと言える。 建議は、研究者の自由な発想に基づいた議論の上で策定された学術的な観測研究計画 であり、新総合基本施策は、政府として推進すべき地震調査研究の基本を定めた戦略的 な計画であり、この達成に向けては、建議に基づく基礎的研究の成果を取り入れて推進 していくことが必要である。 地震及び火山現象は共通する地球科学的背景を持ち、火山研究にも配慮する。 http://www.jishin.go.jp/main/yosan/h24/yosan24b.pdf

研究開発局 (政策的事業:調査研究) 22,507(4,269)百万円

○地震調査研究推進本部の円滑な運営

• 地震本部の円滑な運営

• 活断層調査の総合的推進

• 根室沖の重点的観測

• 長周期地震動予測地図

○地震防災研究戦略プロジェクト

• 首都直下地震防災・減災特別プロジェクト

• ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究

• 東海・東南海・南海地震の連動性評価研究

• 海底GPS技術開発

○地震・津波観測監視システム

国立大学法人運営費交付金 421(390)百万円

○地震火山噴火予知計画研究事業

平成23年度地震調査研究

政策課題対応型研究・開発

課題解決型

研究

学術的事業:研究

(9)

国が行う地震及び火山噴火に関する調査・研究,防災行政 地震調査研究推進本部 大学等研究機関 地震及び火山噴火予知のための観測研究 防災情報発表機関

基盤的観測網

Hi‐net,K‐net,KIK‐net,海底地震観測網 GEONET

戦略的に進める課題解決型研究

基礎的

○地震調査研究推進本部 活断層調査の総合的推進 根室沖の重点的観測 長周期地震動予測地図 ○地震防災研究戦略プロジェクト 首都直下地震防災・減災特別プロジェクト ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究 東海・東南海・南海地震の連動性評価研究 海底GPS技術開発 ○津波予測の高度化 緊急地震情報 津波情報 火山活動情報 政府・地方自治体 防災対策

実用的

第4期科学技術基本計画

(平成23年8月19日 閣議決定)

2.重要課題達成のための施策の推進

(1)安全かつ豊かで質の高い国民生活の実現

ⅰ)生活の安全性と利便性の向上

自然災害をはじめとする様々な災害等から、人々の生活の安全を守る

ため、地震、火山、津波、高波・高潮、風水害、土砂災害等に関する調

査観測や予測、防災、減災に関する研究開発を推進する。特に、東北

地方太平洋沖地震の教訓を踏まえ、震災前に想定していた内容を検証

した上で、将来、発生が予想される海溝型巨大地震とそれに伴う津波等

に関する調査観測等の充実、強化を図る。同時に、これらの成果を積極

的に活用し、国や地方公共団体における防災マップの作成等を通じた

防災体制の強化、災害発生の際の迅速な被害状況の把握及び情報伝

達、リスク管理も含めた災害対応能力の強化に向けた研究開発等の取

組を促進する。

(10)

地震防災研究戦略プロジェクト • 首都直下地震防災・減災特別プロジェクト • ひずみ集中帯の重点的調査観測・研究 • 東海・東南海・南海地震の連動性評価研究 • 海底GPS技術開発 他 大学運営費(特別経費) 「地震・火山予知研究(建議)」 Hi-net, DONET,新海底地震津波観 測システム GONET, 緊急地震速報、 津波予測 科研費特別研究促進費 「2011年東北地方太平洋沖地震に 関する総合調査」 JST-JICA

公的資金による研究の分類

長期に継続すべき研究 2012/3/6 平成23年度成果報告シンポジウム 20

研究者の自

由な発想

課題

解決型

の研究

応用的・実用

的研究

基礎的研究

地震の

研究

予知を目指した研究 地震防災を目指した研究

誰が、「課題」を設

定するのか?

→ 「社会」≒国

(学術研究)

地球深部構

造,地球ダ

イナミクス

(11)

予知研究にとって何が「解決すべき課題」か?

社会が「予知研究」に付託したことは?

 「地震・火山噴火災害の軽減」に役立つ研究

科学として健全な研究とは?

 研究の最終目標への途中でも、社会に役立つ研究

 なぜ地震や火山噴火が起きるかを科学的に理解し、予

測する

 地震発生,火山噴火の予測だけではなく、発生によって

何が起きるかも予測して、対応策に役立たせる研究

社会に役立つ「災害軽減策」は、科学的に健全な科学技術である

必要がある

←予知研究実施のための経費 ←予知計画で整備された施設の経費 ←科研費等 ←地震本部の委託による調査研究 地震・火山に関する総予算

参照

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