【論 文】 UDC :624
.
02 :624.
04 日本建築学会構造系論文報告集 第 363号・
昭 和 61 年 5月水
平
力 を
受
け
る
弾性 平面
建
築 骨組
の
ひ
ず
み
制御設 計
正 会 員 正 会 員中
小
村
坂
恒
郁
善
*夫
* *1.
序 建 築 骨組の構 造 設 計におい ては,
設 計 者の経 験に基づ い た部 材 選 定と逐 次 改 良 手 続きにより種々 の設 計 条 件 を 満 足さ せ る設 計 手 法が多く採 用さ れて い る。
これに対し て, よ り合理的な設 計を行う目的か ら,
種々 の制 約 条 件 下の最 適 設 計 法 や 全 応 力 設 計 法 な ど が 展 開されてき た3〕−
6 )。
これ らの手 法の多く は,
さまざま な制 約 条 件 下 の骨 組に対し て も計 算 機を用い て一
般 的に取り扱え る こ とを目標と し た数 理 計 画 法に基づ く数 値解析手 法で あ る。
一
方,
解析 的手法を用い て誘導さ れ る閉 形解は,
限ら れ た範 囲の設計条 件に対し て の み有効で は あ る が,
そ の ま ま構造 設計に適 用できる。
また閉 形 解は,
設計問題の 基 本 的 特 性を表 現してお り,
種々 の制 約 条 件 下の設 計 理 論の展 開に活用でき る。 本論文著 者の中 村 恒善ら は,
解 析 的手法を用い て各種の弾性・
塑性 最 適 設計問題の陽な 閉形 解 を 多 数 提 示して き たT}−
13) 。 ま た,
最 適 設 計の閉 形 解を利 用し た地 震 時 局 所 応 答 (層 間 相 対 変 位,
部 材 応 力) の制 御 法の展 開 も行っ て い るη・
s}・
1°)。
そ の解 表 現を利 用 して, ある範 囲 内の ひずみ制 御 を行 うことができること も示 して い る。
なお,
設 計 用 荷 重 下の節 点 水 平 変 位 を指 定 し た ラー
メ ンの 剛 性を求め る問 題の近 似 解 法は田中 尚, 中 村 雄 治 6>によ り提 示さ れ てい る。
応 答 制 御 理 論の一
つ として, 最 適 設 計 理 論の形 式 を採 用せ ずに,
各 部 材に生じる最 大ひずみ (応 力 )値を直接 指 定す る ひずみ制 御 設 計 理 論 が 考え られ る1)・
2〕。
こ の 方 法によれ ば,
は り,
柱の最 大ひずみがすべ て同じとな る 骨 組や,
は り の最 大ひずみ に比べ て柱の最 大ひずみが小 さ く なる骨 組 (は り降 伏 型 骨 組 )など, 設 計 者の希 望す るひずみ条 件 を満たす 骨 組 を 直 接 的に見い だすこと がで きる。
こ れ まで にも,
全 応 力 設 計と通 称され る数 値 解 析 手法に よ る ひずみ制御理論は提案さ れ ている5} が, 解析 的 手 法 を用い て ひずみ制 御 設 計 問 題の閉形 解 を誘 導し た もの は な い。
本 論 文の概要の一
部は参 考 文献 1>,
2)に 発表し た。
寧 京 都 大 学 教 授Ph.
D,
工博 帥 京 都工芸 繊 維 大学 助 手・
.
T.
修 {昭和 60 年 6 月 10 日原槁 受理 ) 本 論 文で は,
静 的 水 平 力 をう け る弾 性平 面建築骨 組の 各 部 材に生じる材 端縁ひずみ (応 力)値を直接 指 定 する ひずみ制 御 設計問題 とその閉形 解を提示す る。 さらに,
ひずみ制 御 設 計 解の基 本 的 特性を明ら かにす る と とも に, 閉 形解とそ の誘 導 手 順が層間相対 変位制御設計問題 などの種々 の変 位 制 御 設 計 問 題の解 法に適 用で き ること を示 す。
ま た, 閉 形 解 を 用い た設 計 例 も示す。
な お,
解 析 的 手 法に は箱型ラー
メンの設計解の重ね合わ せ手法を 用い た半逆 的解法7圃 を採用す る。
制御用材端縁ひずみ と して は曲 げモー
メ ン トにより生 じ る材軸方 向ひずみ の み を対 象とす.
る。 曲げひずみのみを 考 慮 したひずみ制 御 設計法で も, あ ら か じ め,
軸 力に よ り生じ るひずみの予 想値を 差 し引い て曲げひずみ を指 定す る こ と により,
多 くの応 答 制 御 骨 組の設 計に役 立て る ことが で きる。
また,
軸力に よ るひずみの予 想 値 を逐 次修 正 し,
本 設 計 解 を繰 り返 し用い ることに より軸 力による ひずみ を も考 慮し た ひずみ制 御 骨 組の設 計に役 立て る こと もで き る。
な お, 水 平 力に よ り生 じ るひずみ と同 時に水 平 力 以 外の荷 重 (長 期 荷 重な ど)に より生じ る ひずみ も制 御する設 計 法 は別 途 取り扱 う ものと する。
こ の場 合でも, 組み合わ せ た ひずみ の内で水 平 力によ り生 じるひずみの比率が大き い場 合に はあら か じめ水 平 力以 外の荷 重によ り生じる ひ ずみの予 想 値 を差し引いて本 設 計 解の ひずみ指定を行う ことに よ り, ある程 度の ひずみ制御設計を行うこと がで きる。
さ らに, こ の よ う な 閉 形解導 出手 順は,
多設 計 荷 重 条件を考慮に 入 れ た実用 設計法11 )−
13〕の展 開に おい て も有 用であり,
この閉 形 解は その 際の一
つ の基本解と し て の役 割 を果た す もの と期 待さ れ る。
2.
建 築骨組の ひずみ制御 設計問 題 建 築 物の構 造 設 計に おいては,
建築計画上の要求など か ら建 物の層 数, 階 高, スパ ン長 な どの部 材 中心線 形 状 が あ ら か じ め指定さ れ る場合が多い。 さらに,
建 物の用 途 上, 施工上な どの制約か ら部材せいが指 定さ れるこ と も多い。
こ の よ う な条 件の下で は, 骨 組の部 材 剛 性 や 部 材 断 面 をい か に選 定す る かとい うこと が設 計 問 題と な る。 部 材せいが指 定さ れた場 合に は, 長 方 形 断 面 部 材で は部材 幅を,
H形 断 面や箱型断 面の部 材で は部 材 幅や 肉 厚 を 選定す ることにな る。一
1
一
Hf 一 → θ 」 → → Hl → NodeCj
,
k丿 ← 11一
爿《一一
→{← 1k→k− ・
・
・
…
→ ←−
1,一 図一
1 不 辱非
…*
↑
糸
馬 ま R 図一
2 Flk 本 論 文で は,
図一
1に示す よ う な部材中心線 形 状と部 材せ い が指定され たf
層 S スパ ンの弾 性 平 面 建 築 骨 組 を対 象と し,
設計用水平力に よ る全 部 材の材 端 縁ひずみ が そ れ ぞ れ指 定 値と な る よ うに部 材 曲げ剛 性を選 定する 設 計 問 題 を取 り扱 う。
曲 げ 剛 性が定ま れ ばそ れ にとも なっ て部 材 断 面 も定 まる (7 章 )。
第 」層の階高 をh
,, 左か ら κ番目の スパ ン長 をln
と する。
ゴ層の左か らh
番目の は り,
柱を そ れ ぞ れ (ノ,
h
) は り,
(ノ,
h
)柱 と 呼ぶ。
地 中は り は (0,
k
)は り である。
(ノ,h
)は り, (j
,
h
)柱の曲げ剛性を そ れぞれK
」,
k,
JJ,
h とし, 部 材せいを2d
睇,2dCJ,
s と す る。 長さ部 材せい 比 〜犀/2d 蹴,
h
,/2dCSt
をJLBJ,
t,
λCi.
κで表す。 部 材 断 面は 上下 対称で部材せい の み指定さ れて いる。
第j
層に作 用す る水平力 をH
,と し,
図の向きを正とする。 こ こ では,
伸びな し変形の仮 定に基づい た理 論 を構 成 し, 曲げ変形によ る全 部 材の材 端 縁ひずみ値 を制御 変数 と す る。
骨 組の変形は,
図一
2の よ うに節 点 回 転 角e
、,
. と柱 部材角R
,に より表 現で き る。
た わ み角 法 を適 用 することによっ て, 材端縁ひずみ,
材 端モー
メ ン ト,
節 点 回 転 角,
柱 部 材 角の間の関 係が以 下の よ うに表現で き る。
な お,
は りの制 御用 ひずみ と し ては,
材 端に時 計 回りの モー
メ ン トが 作 用し た と き に引 張り が生 じ る側の材 端 縁ひずみ を, 柱の制 御 用ひずみ と して は,
圧縮が生 じ る側の材 端 縁ひずみ を採用 す る。
(は り左 端 縁ひずみ〉 εS
」,
rc=
(2 ef,
s十θ」声+1)/λeJ,
h・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
…
一
・
(1 ) (はり右 端 縁ひずみ ) ε昌J,
t= (ej,
t十2θi.
k+ 且)/λeJtiC・
・
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
1・
・
(2
) (柱 上 端縁ひずみ) ε9J
.
k=一
(2
e」、
k十一
Uk− 3R
」}/λc丿,
k・
・
・
・
…
−t・
t−・
(3) (柱 下 端 縁ひずみ )εおJ
,
s=一
(eJ,
k十2e,一
,,
k−
31〜i)/XCJ
,
t・
・
・
・
・
・
…
rr・
・
(4) (は り左 端モー
メ ン ト> Mks,
h=K
,、
薦εk
,.
k/〔IB
」.
k・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
…
9・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(5) (は り右端モー
メ ン ト) M 餐丿,
,
k=
κ丿,
h εth
,
it/dB
」,
h・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(6) (柱上端モー
メ ン ト>M
ぎA魔=− J
」,
hε, VJ,
iC/d
,」,
,・
・
・
・
・
・
…
−s・
・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(7
) (柱下端モー
メ ン ト)M
&,
,;− J
」,
kεtSh
/dc
」,
k・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(8
) (節点 方 程 式>M
螽J.
h十M
§」.
k_
1十M
ぎA尾十M3
,+]、
k=0 ・
『
・
・
・
・
・
・
…
(9
》 (層 方 程 式)か
一一
韓(
蹤 ・ 髭走
鞠
・
・
……・
………・
(1・)(1 )
,
(2 ),
(5),
(6)は そ れ ぞ れ (∫+1)8 個,
(3),
(4),
(7),
(8
)は そ れ ぞれf
(s+1
)個,(9
)は(f
+1
) (s +1)個,
(10)はノ個の式 を表 す。
す な わ ち, (1 )一
(10>は合 計9fs +6f +5s +1個の式 を表現 して い る。
通 常の解析 問 題は,
部 材 曲 げ剛 性 を与えて変 形 (応 答) を求める問題で あっ た。
これに対し て,
ひずみ制御設計 は,一
部の材 端 縁ひずみ値 を指 定して残りの変形量 お よ び部 材 曲 げ剛 性 を定 める解 法である。
こ こで は部 材 曲 げ 剛 性を既 知と せ ず,
〔1)〜
(10)式 をそれぞれ の変 数 間 の 関 係 式とみ な す。 最 適 設 計 問 題7)一
’
9 )で は1 部 材に 1個の最 適 性 条 件が課 せ ら れ る の に対応して,
こ こ で述べ るひずみ制 御 設 計 問 題で は1部 材につ い て 1個の材 端縁ひずみ の指定条件を 対 応させ る。 は りの左 端 縁ひずみ ε飯 と柱の下端 縁ひ ず み εきJ,
inを指 定 値と する ひずみ制 御 設 計 問 題 を 以 下に 示す。 【問題SCD
11 図一1
の よ うに部 材 中心線 寸 法の指 定さ れた弾 性 建 築 骨組につ いて, 制 約 条 件 : ε毒Sic=
=
EEJ,
k (j
=
o〜
∫,
k=
1〜
s)……
(11−
a) ε晦=
ε、,、
k (ノ=
1−
∫,h−
1−
s +D
’
9’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”…’
’
’
’
”1”・
(11−
b)一 2 一
H1 → κ1
,
12d 日1,
1 J1,
12d匚
11
,
κ0,
12d 日ロ,
1 ゐT⊥
K−一一一
ll− 一一
到 図一
3 丿1,
2 2dc1,
2 の下で,
方 程 式 (1 )〜
(10
)が満たされ る よ う,
以 下 の 変数を見いだせ。
変 数 :KJ
,
t, Mk ,.
,,M
§J,
1,
ε#」,
iC それ ぞ れ げ十1
)s 個みh 屑乙調
M2
丿.
κ,
ε&it そ れ ぞれ (s+1)f
個 ei,
it (f
+1 )(s+1
) 個 鳥f
個方 程 式と末 知 数の個 数 は そ れぞれ同数 (
9fs
+6f + 5s + ユ個 )であ る が, (1)〜
(10)式は非線形 連 立 方 程 式となり,
そのま ま解くこと は因 難であ る。 また,
制 約 条 件の ひずみ指 定 値の与え方に よ り, 解が存 在 する場 合 と し な い場合が あ る。 数 値 解 法で は, あ ら かじめ解の存 在の有 無を確か め ることは困 難で あり,
上記の問 題に対 し て は 必ずしも有 効で はない。 本 論 文で は半 逆的解法を 用いて, 必ず解が存 在し, かつ 重 要と思わ れる制約条件 を 組み 込 ん だ設 計 問 題 とその設計解を同 時に見い だ す (3,
4章 )。
3.
箱型 ラー
メ ンの ひずみ制御設 計 こ こで は,4
章の 多 層 多スパ ン ラー
メ ンの設 計解の構 成要素と な る箱 型ラー
メ ンの ひずみ制 御 設 計解を誘導す る。 そのため,
水 平 力作用時に左 右 逆 対称に変形す る箱 型 ラー
メ ン,
すなわ ち,
左右の柱の曲げ 剛 性 が同一
であ る (柱 断 面せ い は異なっ ても よい )箱 型ラー
メ ンを対 象 とする。 こ の設計解は一
層一
スパン ラー
メ ン の設 計に直 接 適 用する こと もで き る。
図
一
3に示す よ うに,
水 平 力 をH
、, 階 高 をh
,, スパ ン長 を1
、,
は り せいを2deu ,
2dm .
t,
柱せ いを2dCia,
2d 。i,
2,
は りの曲げ 剛性を Kl.
,,
K。,
i,
柱の曲げ剛 性をJ,.
、, J,,
2 (=
J,,
,)とする。 ラー
メ ン の 変 形は図一
4に示 す よ うに 2個の 節 点回転角 θ1,
θ。 と1個の柱部材 角 R1 で 表現で き る、
曲 げモー
メ ン ト図,
曲 率図 も 変 形図と同様 に左右逆対 称 (図一
5)と なる。 部 材の曲 げ剛 性 が 左 右 対称であ り,
変 形が左 右 逆 対 称 で あ るの で,
たわみ角 法では左半分を考え れば よい。
こ の場 合には,
(1)一
(10 )式は (12
)〜
(24)式とな る。
(上 ば り材 端 縁ひずみ )ε
ki
,
i= ε昌 i.
i=
3θ,/λ,…一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
・
・
…
(12) (下 ば り材端縁ひずみ ) ε孟otl
=
ε譯o,
匸=3
θ0/λBO,
1・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t・
・
一
・
一
・
tt・
…
(13
) (左 柱上端 縁ひずみ ) 図一
4A −
》 θ 1 LK 臼1 1,
・111
■
曲 率図 LKc1,
1 KBO 1,
L εB1 1,
ε C1,
1 縁 歪 図 L εC1,
1 εBO 1,
図一
5 MRB1,
1 〃凵 ε1,
2吃
2 MR8D,
1KRB1,
1 ・・E1
,
2 2LCK RKBO,
1R ε Bl,
1 εu こ1,
1 L 匚 ε R [ 日D,
1εぎ1
,
!=一
(2
θ,十θo− 3R1
)/λcr.
】・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14 ) (左柱下 端縁ひずみ )
ε&
、
i=一
(θ,十2
θo−
3R ,)/λCi,
1・
・
・
…
一・
・
…
−a・
一
・
(15)(右柱上端 縁ひずみ )
’
ε韋1
、
2;一
(2
θ ,十θ,−
3R ,〉/λc1,
2・
・
・
・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
…
(
16
) (右 柱 下 端縁ひずみ)ε
ki
、
z=一
(θ1 十2
θo−
3R1)/h
,、
27P7マ
ー・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(17)
(上ばり材 端モ
ー
メ ン ト)M
螽,、
【=M2
,.
】=K
,,
、ε螽i、
1/dm ,
i………・
…・
…・
…
(18)(下ば り材 端モ
ー
メ ン ト)MkD
,
1=Mk ,
1=Ko.
iEko,
i/deo,
1・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
…
(
19
)(柱 上 端モ
ー
メ ン ト)M9
■:
Mg
,,
・=− J
,、
Lε&1
,/dc
、,
置……・
・
・
………
(20) (柱 下端モー
メ ン ト)M
と,n=
M き,,
,=
=− Jl.
、εさ、,
1/dc
,,
1………
(21) (節点方程 式 )Mk1,
,十〃91
」=0 ・
・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r
(22)M
齢,
,+Mk ・、
1=O ・
…・
…・
………− t・
……
(23) (層 方 程 式)H1
=−
2(M
呂u 十M
き】、
置)/1L
ゼ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
t−・
・
…
(
24
)箱 型ラ
ー
メ ンの ひずみ制 御 設 計 問題は以下の ように述 べ ら れ る 。一 3 一
【
問 題SCD2
】 図一3
に示す箱型ラー
メ ン につ いて制約条件 : ε盍、
,
、; EE、.
、 (>0
)・
・
…・
…………・
(25−
a)ε詣叩
=
EDD,
1〔>0)
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(25
−b
)ε
ki
,
コ=
ECi,
1(>
0
)・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
4−・
・
…
(25
−
c) の下で,
方程式 (12 )一
(24)が満た さ れ る よ う,
以 下 の変 数を見い だせ。
変 数 :
K
、.
、,K
叫L,Ji,
,,M
勧,
配翫、,
M
翫,M
き1.
、 θ1,
θo,
R1
, εぎ,,
1,
eX],
t,
εt1
,
2 ま た, 曲げ剛 性K
、,
1, K。,
t, J、,
1 が 正 と な る た めの制 約 資 格 条 件を導け。 上 記の 問 題SCD
2は非線 形連 立 方 程 式と な る が,
以 下の よ うに代 数 的に解くこと ができ る。(12 ), (13 ), (15) 式に (25 )式を代入 す る と
,
θ,,
θ。,R
,が 以 下の よ うに表さ れ る。
b
,ニλ
Bl,
1EBI,
1/3・
一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(26) θe= λBO
,
iEeo,
,/3・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(27)
R
,= 2λeo.
tEeo,
i/9
十JLB1;Eei,
i/9
十ACi.
i ECi、
L/3…
(28)3個の 材 端 縁ひずみ を指定する こ と に よっ て, ラ
ー
メ ン の変形が定まっ た。
(26 )〜
(28 )式 を(14
),
(16
),
(17)式に代 入 すること に より,
指 定さ れ ていない柱 材端縁ひずみ ε撫 , ε撫, ε撫 が以 下の よ う に表さ れ る。
ε
91
,
t=一
(λm、
1/3λ.
,,
1)EBI,
1十(λm,
1/3λCi,
i)Eeo,
i 十 ECin・
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
…
(29 )εぎt
,
2=一
(λei,
i/3λc1,
1)Eeta十(λBO,
t/3
λCi,
!)Ese,
1十(λc]a/λCi
,
:)ICi,
i・
・
…
韓・
…
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
30
)ε
tl
.
z; (ACi
、
t/Mi,
z}ECi,
i’
一 …・
…・
・
・
・
・
・
…………
(31 )次に
,
(25), (29)一
(31)式 を (18)一
(21 )式に代入 し , さ ら に そ れ らの式 を (22)一
(24)式に代 入 する ことによ り部材の曲げ 剛性が 以 下の よ うに表 され る。− 3hlH
,・
…
(32 > Jl,
、=
4(λ81
、
tEei,
1一
λBO,
liM,
1− 6
λCtaEci.
1)1
,h
,H,(λ召1、
1
ε8且,
1一
λm,
1EBO、
且一3
λCi,
iEq,
1)K,
、
1=
Ko.
i=4λoe
,
】EBi,
i()LBi,
iEBU一
λm,
iEBO、
且一
6λCi,
iECi #)tt・
・
・
・
・
…
tt
・
・
・
・
・
・
…
J・
…
一
一
・
・
・
・
・
…
(34
)求め ら れ た曲 げ剛 性が負の値と な る場 合に は現 実 的な 骨 組 の設計 解と し て意 味が ない
。
(32 )〜
(34)式で表される曲 げ 剛性が 正の値と な る た めに は, 制 約 条 件の ひず
み指 定 値が以 下の (
35
)式 を満 足 する必 要がある。4
λB1,
匸EE巳,
章(λB置,
LEB 且,
1一
λ召¢,
iEBO,
且一
6λCinlci,
1)
・
…・
……・
・
……・
・
………
(33
)− 3
),,
,t
,h
,H
、ECi、
置制 約 資格 条件:
一
(λerp /3
)Eet,
1十(PLBO
.
t/3)EBe,
1十 λCialcI,
置>0
………・
・
…・
……・
・
…
(35
)一
4
一
次に, (26)
一
(28 ),
(32
)〜
(34
)式 を (18}〜
(21)式に 代入 すれ ば,
材 端モー
メ ン トを指 定ひずみ値を用い て表 現する こと がで き る。
以 上の よ うに,
左右の柱の 曲 げ 剛 性が同一
で ある箱型 ラー
メ ンの応答ひずみ制御 設 計解の 閉 形 表 現が求まっ た。ま た
,
上 記の (26)〜
(28)式か ら ひずみの指 定 値と節 点回転 角,
部 材 回 転 角と が直接 対 応して い ることが わ か る。
それ ゆえ, 箱 型ラー
メ ンの ひずみ制 御 設 計は,
節点 回転角,
部 材 回 転 角を指 定し た変位指定 設 計とみなすこ と も で きる。
4.
多層多ス パ ンラー
メ ンの ひずみ制御 設 計の基 本 解 こ こで は3
章の箱 型ラー
メ ンの設計解を構成要素と す る多 層 多スパ ン ラー
メ ンの ひずみ制御設計問 題と その閉 形 解を誘導する。
こ の閉 形 解はさ ま ざ ま なひずみ制 御 設 計の閉 形解を誘 導する際の基 本と な るものであ る7}一
]31。
なお, 設 計 問題 と その閉形 解の誘 導に は半逆 的解法V−
g} を採用 する。
半 逆 的 解法は,
2 章の 設 計 問 題SCD
1
の よ う に非 線 形 連 立 方 程 式と な り その ま ま解くこ とが困 難 な問題の一
定の範 囲の解 を捜す 場合に有効であり, これ に よ り, 解が存 在する場 合の制約条 件と その設 計 解の集 合の う ち で, 比 較 的 重 要と思わ れ る範囲の制約条 件とそ の設計解を 誘 導す
る こと がで き る。 こ こで採 用す る半 逆 的 解 法の詳 細につ い て は参 考 文 献7)〜9
)に述べ られ て いる の で省略す る。
設計問 題は以 下の
SCD
3
と な る。 問題SCD
1
に は解 が存 在し ない こ と が ある の に対し て,
ひずみ の指定 方 法 がさ らに限定さ れ た問題SCD
3
に は必 ず 解が存在する 。 【問題SCD3
】 図一
1に示 す 弾 性 建 築 骨 組につ い て,
制約 条件 :ε
k
^尸 ε§∫1尸 ・、/x,,.
, (ノ=
oイ ,k=
1−
s)・
…
tS−t・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(36−
a)ε島
、
陀=
β,/λC 」,
(プ= 1
〜
f
,
k
= 1〜
8 +1)”鹽
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
’
”t’
’
”tttt
・
(36−
b)[
諜
畿
馨
1
驫
・一ヨ
の 下で, 方 程 式 (1)一
(10
)が満た さ れ る よ う,
以 下 の変 数 を見いだせ。 変 数KJ,
it,
Mk
,,
,,
MZ
,.
, そ れ ぞ れ げ+1)8 個 み陀,
蹤^il,
M
と油 ε9
从 内 丿 防R
それ ぞ れ (s+1)ノ個 (f
+1)(s +1)個f
個前 章で は ひずみ の指 定 値その ものを 制 約 条 件で与え た が, こ こ で は (36) 式の よ うに αJ
,
B
」とい う係 数を介して ひずみの指 定 を行う
。
同一
層の部 材の ひずみ がltBJ
.
k, λ。」,
ilに逆 比例して指 定さ れ ることに な る の で, 軸 力に よ る ひずみ な ど を考 慮して各 層ごとに特 定の は り, 柱の曲 げひずみを指定す れ ば aJ,
β,が定 まり, 残りの ひずみ指 定 値も定ま ることになる。上記の問 題
SCD
3 は非 線 形 連 立 方 程 式 とな り , 代数 的に解くこと は困 難であ る。
こ こ で は, 以 下の手 順で解 を求め る。
(
1
),
(2
),
(36−
a>式 より , は りの材端縁ひずみの 指 定が満た さ れ ると きの節 点 回 転 角は次 式と な る。 e」,
lt=
θ,=
α丿ノ3・
・
・
・
・
・
・
・
…
一・
・
一・
・
…
一・
・
一・
・
・
・
・
・
・
…
(37) 同 様に柱 部 材 角は (4), (36−b
), (37
)式よ り次 式と な る。
R,=
=
2aJ−
,/9
十α,/9
十β,/3 ・
……・
…・
…・
……
(38} 柱 上 端 縁ひずみ ε9
劫 は, (3
), (37
), (38
)式より次 式 と な る。
・ト
か
・・−
a・一
・/・一
…1
……・
一 …
(39 )’
こ のように,
問 題RCD
3
は,
ラー
メ ン の節 点回転 角 が各 層ご とに同一
と な るよ うに変位が指 定 さ れた変位指 定設 計 問題とみ な すこともでき る。(
36−
a,
b
)式 と (25)式の ひずみの指定 方 法の対 応か ら, 多 層 多ス パ ン ラー
メ ンの (j
,k
),
(j
−
1,
k
)は り ,(j
,
k
), (j
,
た+1)柱で囲 まれ る 四角形の変 形 ((37 >, (38
)式) と3
章の箱 型ラー
メ ンの 変形 ((26 )〜
(28) 式 )が その ま ま対 応 する。
次に, (
j
,h
), け一1,
k
)は り,
(ノ,
h
),
(ゴ,
h
+1) 柱で囲 まれ る 四角 形と同じ変形 をする箱 型ラー
メン の設 計 解 を 使い, これ を重ね合わせ る。
す な わ ち,
水 平 力H
聾の作 用 下で節点回 転 角が θ,,
θ,−
t,
柱部 材 角がR, とな るスパ ン長1
,,
階 高 h ,の箱 型ラー
メ ン (は り ひず み が (36−
a) 式,
柱 ひずみが (36−b
)式と な る)の 設 計 解 を採用す る。 (36−
c)式は (35
)式に対 応 し て お り, 箱 型ラー
メ ン の設計解は必 ず存 在す る。
箱型ラー
メ ン の 柱 曲 げ剛性 」覧,
」熱 1,
は り曲 げ 剛性K
聾,
K真い は, 3 章よ り以 下の よ うに表せ る。 胴 鉱 ・一
、(。需
饗
き
B
,)…・
…………
(・・)K
聾一
(α瑞
1
≡
島
讐醗
一 ・
……・
・
…
(・・) K・.
,,
・一 、。三
灘 1
譬
き
。、……・
…・
……・
(… 同 様に,
箱 型ラー
メン の 材 端モー
メ ン トは 以下の ように 表 せる。M
跳=
〃 昼五;− 1
しf
畿魔=− M
臨刊_
(α」−
aJ_
1− 3
β丿)島H
錦一
2(。 厂 。,一
、− 6
β、)…
1
”… … ’
(43)M
鎮晒 孟 M 膝耽=−
1暁齢=− M
繊.1一3fi
,h
丿」1
圭勘=
2(。 ,一
。 ,一
、− 6
、B
,}’
… ””… …
(44
) (40 )L (44)式 を重ね合 わせ る (加 算す る)ことに よ り 多層多ス バ ン ラー
メ ン の部 材 曲 げ剛性,
材端モー
メ ン ト が 以下の よ うに表せ る。
重ね合わ せ は,
曲 率 分 布 とたわ み曲線にっ い ては図形 を重ね ることであ り,
曲 げモー
メ ン トと曲げ剛 性につい て は加 算 を意味す る7)−
9}。
(曲げ剛 性 〉 蘇一
譜
響
高
轟
∂ 2(a」一
α J−
1−
6β丿) (」=
1−
∫,
k
= 1〜
s十1
)一 …
(47 )−
3β丿h,(H 圭κ_
且+H
茸∂M
」,
,=
2
〔a丿一
aJ_
1− 6
戸し〉 (j
=1〜
f
,
産=1〜
s 十1)・
4■
一・
■
(48)(α ,
−
aj_
置一
3β,)九,Hr
.
,ME
,,
,=M
餐Sh=2
(α」−
aJ−
1− 6
β丿) 3 β丿+1ん,+LH 艶卜、,
階 (α∫+
1一
α,− 6
β,+
聰〕 (ゴ=O〜
f
,k=1〜
8)・
・
・
・
・
…
■
a−
(49)(ただし
,
(45
)〜
(49 )式に お い て,
H 狂,
Hr +
、
,
iC,
H ゐ,
H
ゐ+1 は0と する)(
43
), (44
)式の材端モー
メ ン トは箱 型ラー
メ ン の節 点 方 程 式 ((22
),
(23 )式 )をすで に満 足し てい るの で,
重ね合わ せ に よ り作 成さ れ た多層 多ス パ ンラー
メ ンの材 端モー
メン ト 〔(47 >〜
(49)式 〕は節 点 方 程 式 〔(9
)式〕 を 自動 的に満足 する。
多層 多ス パ ン ラー
メ ンの層 せ ん断 力は箱型 ラー
メ ン の層せ ん断 力の和 とな るの で, (10
) 式の層方程 式は (50
)式の よ うに書 きか え ること が で き る。
(51
)式は (40 )一
(42)式の箱 型ラー
メ ンの部 材曲 げ 剛性が 正 と な る た めの条 件である。
s ノΣ 碑鳶
=Q
,=
・
Σ H,……・
………
(50
) k=
1 t=
JH
資勘>0・
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(
51
)問題
RCD
3 の解が (37)一
(39>,
(45)〜
(51 )式の よ うに求まっ た。1f
齦は (50
),
(51)式を満 足すれば, 任 意に選 択で き る。
(40
)〜
(42
)式の曲げ剛 性が負 と なっ て も,
重ね合わせ によ り作 成さ れた
(45 ),
(46>式の多 層多ス パ ン ラー
メ ンの部 材 曲 げ剛性が すべ て正の値と な れ ば よい ことを 考えると,
制 約 をゆ る め て, (51
)式の 代わ りに (45 ), (46
)式の曲げ剛 性がすべ て正 とな るこ(ノ=
1−
f
,
h=
1〜
8−
←1)・
・
・
・
・
・
・
…
(
45
)(αJ
−
a丿_
、−
3β,)1
,h
∫H黄
,K
丿,
k=
4
α丿(α 丿一
αゴー
L一
ββ∫〕 3 β丿 刊 哉ん∫+ 、H 糞11鳶 4 α丿(α丿+1−
aJ− 6
βJ+
1) (ノ=0〜
ノ鹽
, た:=1−
s)・
・
一・
・
・
・
・
・
…
《46) (材 端モー
メン ト)(α ,
一
α 」一
、− 3
β,)ん,(H
貰配_
鹽+H
蛮鳶) 〃9
^魔=一
5
一
と を
H
臨の条 件と する こと もで きる。
実 用上は, 軸 力 や水平力以外の荷重などに よ り生じる ひずみ と,
水 平 力 に よ り生じ る曲げ ひずみ との比 率な どが適 正とな る よ う,H
弧に最 小限度をも う けて, (51 )式の代わ り に次 式と す る の が よい と思わ れ る。
H
蛮髭≧Hj,
陀>0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
●
・
・
・
・
・
…
一
…
一・
・
一
(52 )H
聾の選 定につ い ては,5
章で も述べ る 。 上記は多 層 多ス パ ンラー
メンの ひずみ制御設 計の基 本 解とな るもの で,
その ま ま現 実の設計の初期設計と し て 用いることも可 能で あ る し,
さ まざま な条件下の設計解 へ と展 開す ること もでき る,
な お,
柱下 端縁ひずみの代 わ り に柱上端 縁ひず み,
ま た は,
大 き なひずみ が生じ る 側の縁ひずみを 指 定 する設 計 問 題 を 設 定 するこ ともで き る。
こ の場 合の設 計 解 も (12
)一
(52
)式と同様の手順で 誘導する こ と が で き る。
5.
.
ひずみ制 御 設 計 解に おけ る水 平 力 分 担 率の最 適 化 問題SCD
3
の設 計 解にはH
振の選 択に 自 由 度が残さ れて いる。 こ こで はH
聾を 選 定 す る た めの一
つ の指 標 を得る ために,
(53)式の 評 価 関数7}−
9)を導入 し, 4章の 設 計 解の範 囲 内で の最 適 化 問 題 を 設 定す る。
こ の問 題の 解の形で H 紮の選 定 指 針を示す。
評 価 関 数 :w 一
踊
絵
・謡
驃
・
・
:一 ・
一…
(・3) W は部 材 を 理 想化サン ドウィッチ断 面と し た場合の ラー
メ ン の全 鋼 材 量 (体積)に ヤン グ係数を乗じ た 量を 表してい る。
鋼 構 造ラー
メ ン の 多く がH
形断面や箱型 断 面の部材で成り立っ でいるこ と を考え る と,
上記の評 価 関数を採用し て得ら れ る結果も十 分有用であ る と思わ れ る。
.
最 適 化 問 題を次の ように述べ ること がで き る。 【最 適 化 問 題SCOD 】
設 計 問 題SCD
3
の解 ((45 ),
(46
)式の曲げ剛性 }に つ い て, 制 約 条 件 (50),
(52 )式の もとで,
(53 )式 の評価関数 を最 小にするH
聾の集 合 を 見いだ せ。(45 )
〜
(49 )式
は箱型ラO メ ンの設 計 解 (3章 )の重 ね合わ せ に よ り作 成さ れ た。
その た め,
(53
)式の評 価 関数 も 箱 型 ラー
メン の評価関数の重ね合わ せ とし て表現 できる。
ノ s 曜= Σ Σ 哨 ガ…・
…………・
…・
………・
…・
(54) 丿il
lt=
1 ここ で,W
凱は1
個 あ箱型ラー
メ ン の評 価 関 数であ り, (40)一
(42)式 よ り次 式の よ うに表す こと ができ る。
W 蛮髭= 9J
.
icH貰n・
・
…
tt・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
J
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(55)
9、
,
・一
、← aJ.訟
.、。)畷
・課
、一
6
一
・
(
(一
α ,+ aJ−
、+3β丿)九,3
β∫h,。,
dZ
、,
配+ 。、
−
ld 鼠 配)
1
}
1
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(56
> 9」,
kは定 数 とな り, 膨凱はH
聾に比例す ること が わ か る。
こ こで, (50 )式の制 約 条 件は,H
紮にっ い て 各 層 ご と に独 立な制 約 条 件で あ る ので,
各層 ご と に s s ΣW
覧の最 小 化 (す な わ ち,
Σ g抽 H 瓢の最小化)を it=
1 h=
]
行え ば評 価 関 数W
の最 小 化を行 うこ とにな る。Hj,
k=H
振一H
」.
k (H
」.
kは指定値)・
………・
(57 ) と お き,
j
層の g,,
κの う ちで,
9」,
k が最小と なる ス パ ン 位置を魏 番目と す る と,
問 題SCOD
の制 約 条 件および 評 価 関 数W
は次の よ う に書け る。 制約条件 : s_
sノ
Σ二
H
丿,
k一
暑一
ΣコH
∫,
h=
Q
丿=
Σ]正1
,・
・
…
tt・
・
・
・
…
t
(58) 陀=
1 尾=
匚 lrjH
∫.
iC≧0・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
…
一
・
tS−t−s− ・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(59)、
評 価 関 数 :w
一繕
(9 ・跏 一鶏
{
乙
(9パ 9・・
)磁
呶
Q
・一
躯
・)
・ゑ
・J.
・fi
・,
・1
−
(・・)こ の場 合に は
,HJ,
t が設 計変数と な る。
(60
)式の第 1項 以 外は すべ て確定値であ るの で,HSk
を次 式の よ う に選 択す れ ば評 価 関 数が最 小 (第 1項=
O)と な る。
HSk;0
(h
=
m の とき )………・
・
…
(61
)ロ
sH
」,
m=
(〜,一
Σ]H
丿.
n・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(6Z ) k
=
t こ の と き, H 銀は以 下の ように な る。H
:.=
’
H
,.
, (k
≠ m のと き)………・
(63
) sHf,
m=
Q
丿一
ΣコHSh
十HJ.
m・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
:・
・
(64
) iC=
1すな わ ち
,
名層ご とに 9j,
k が最 小と な るスパ ン位 置(m 番 目 )の 箱 型ラー
メ ン以 外は水 平 力 分 担値H
聾を最小 制 限 値 H」,
k と し,
残りの水 平力を すべ て m 番目の箱 型 ラー
メ ン に負担さ せ ること が評価関数W
を最小にす る ことにな る。 1 は りせ い,
柱せいが層ご とに同一
であ る骨組の場合は 次の よ うに な る。
同一
層の 9J.
k ((56 >式)を 比較す る と1
,のみが 異なっ て おり,
最 小ス パ ン位 置の 9」,
itが最 小と なる こと がわ か る。 そ れ ゆ え,
各 層と も最 小ス パ ン 長 位 置 以 外の箱型ラー
メ ンに は最小 限の水 平 力の みを負 担さ せ,
最 小スパ ン長 位 置の箱型 ラー
メン に残りの水 平 力の すべ て を負 担さ せ るこ と が 最 適 化 問 題 SCOD の解 と な る。
以 上の よ うな解の特 徴は,
水 平力の各ス パ ンへ の 分 担 比 率を決め る際の 有 用な指 標の一
つ と な る。
6.
は り ひずみと層間 相 対 変 位の制 御建 築骨組の設
計
に お い て は,
非 構造部 材な どの変 形 制 限や建 物の用途等か ら 層 間相 対 変 位に制限が課せ ら れ る場 合 も多い。 4章で述べ た よ う に
,
ひずみ制 御 設 計は,
変位 指 定 設 計とみな す こ と もで き る。
そ こ で, 4 章の ひ ずみ制御設 計の一
部の部 材の ひずみ指 定 を解 除す る代わ りに層間相対 変 位を制 限 値 以 内に お さ め る設計を考え る。
3, 4 章と同 様に次の手 順で設 計解を構 成す る。
(
1
)箱型 ラー
メ ン の柱 部 材 角 を指 定値と す る変位 指 定設計 解を作 成する。
(ii
)こ の箱型 ラー
メ ン の変 位 指 定設計解と3章の箱 型ラー
メンのひずみ制 御 設 計 解の両 方 を用い て多層 多ス パ ン ラー
メ ンの設計解を構成す る。
【
i】 3
章と同 様に左 右の柱の 曲げ剛 性が同 じ箱 型 ラー
メ ンを対 象と する。 こ こで は, 柱 部材 角と はり材 端 縁ひずみ を指定す る変 位 指 定 設 計問題を 以下の ように与 え る。設 計解は, 3章と同 様の手 順で誘導でき る。 節 点 回 転 角は (
26
),
(27
)式と同 様で あ る。
柱 材端 縁ひずみ, 曲 げ剛性は,
以 下の よ うに表さ れ る。 (柱材端縁ひずみ }ε
91
,
1=
=
一
(2)L.1、
矗/3
λc1,
t)EBI,
1−
(λ80,
1/3
λct,
i)EBO,
1−
十一
3Ri /λCia・
・
・
・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
…
一・
・
・
・
・
・
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