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平成22年度 高等学校授業力向上研修 実践記録

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Academic year: 2021

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平 成 2 2 年 度 高 等 学 校 授 業 力 向 上 研 修 実 践 記 録

大学入試問題を用いて「習得・活用・探究」を目指す授業

- 4 年 世 界 史 A 「 銀 を 中 心 と し た 世 界 経 済 の 一 体 化 」 の 指 導 を 通 し て - 県 立 村 上 中 等 教 育 学 校 鈴 木 健 一

Ⅰ 指 導 構 想

新学習指導要領「世界史A」の内容(2)では、現行の「一体化する世界」から「世界の一体化と 日本」という項目に改められ、より世界と日本との関わりが重視されている。加えて内容の取り扱い で「地理的条件との関連付け」が掲げられており、地図を積極的に活用することが求められている。 本単元では 16 世紀に始まる世界の一体化を取り扱うが、日本が世界有数の産地であった銀に焦点を 当て、地図を活用しながら世界の動向と日本を関連付けることを意図している。 また新学習指導要領の総則第1款1には、「基礎的・基本的な知識及び技能を確実に習得させ、こ れらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくむととも に、…生徒の言語活動を充実する…」とある。本単元では、大学入試問題を教材として用い、習得し た知識を活用して、論述という言語活動を行い、歴史的思考力、判断力、表現力を育てるとともに、 世界の一体化について探究する態度を養うことを目標としている。

Ⅱ 学 習 指 導 案

1 単元名(題材名) 世界史A 「大航海時代」 2 対象クラス 4年2組 37人 (男子18人 女子19人) 3 指 導 目 標 ○大航海時代と世界の一体化について関心を高め、探究する態度を養う。(関心・意欲・態度) ○大航海時代における各地域の交流による影響と、世界の一体化の歴史的意義について考察する。 (思考・判断) ○大航海時代に関する資料を活用し、考察した内容を表現する。(資料活用の技能・表現) ○ヨーロッパ人の活動の背景と過程、他地域に与えた影響、世界の一体化について理解し、知識を 身に付ける。(知識・理解) 4 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 全 5 時 間 ) 時 学習内容 学習活動 評価と方法 第1時 ポ ル ト ガ ル の ア ジ ア 進 出 ・地図を書き、位置関係を把握させる。 ・航海の原動力となった要因について考察 させる。 ・作業に積極的に取り組んでいる か。(観察) ・航海の原動力となった要因につ いて理解しているか。(発問) 第2時 ス ペ イ ン の 新大陸進出 ・地図を書き、位置関係を把握させる。 ・ポルトガルとスペインの進出方向と勢力 範囲の違いについて理解させる。 ・作業に積極的に取り組んでいる か。(観察) ・ポルトガルとスペインの進出の 違いについて理解しているか。 (発問)

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第3時 商 業 革 命 と 価格革命 ・地図を書き、位置関係を把握させる。 ・中世ヨーロッパの遠隔地貿易の内容を振 り返り、商業革命で何が変化したかを理 解させる。 ・中世ヨーロッパの封建社会の特質を振り 返り、価格革命が封建領主の没落につな がることを理解させる。 ・作業に積極的に取り組んでいる か。(観察) ・商業革命で変化した点について 理解しているか。(発問) ・中世の封建社会の特質と、価格 革命による封建領主の没落の過 程について理解しているか。(発 問) 第4時 (本時) 銀 を 中 心 と し た 世 界 経 済 の 一 体 化 ① ・地図を書き、位置関係を把握させる。 ・与えられた用語の意味を確認し、地図上 で相互に関連付けながら、銀を中心とし た世界経済の一体化がどのように展開し ていくのか考察させる。 ・作業に積極的に取り組んでいる か。(観察) ・地理的な位置関係を理解してい るか。(観察・発問) ・世界経済の一体化に関わる用語 を理解しているか。(発問) 第5時 銀 を 中 心 と し た 世 界 経 済 の 一 体 化 ② ・与えられた用語・知識を活用し、銀を中 心とした世界経済の一体化について表現 させる。 ・銀を中心とした世界の一体化に ついての知識を活用し、表現で きているか。(論述課題の点検) 5 評 価 規 準 Ⅰ 関心・意欲・態度 Ⅱ 思考・判断 Ⅲ 資料活用の技能・表現 Ⅳ 知識・理解 ・大航海時代のヨーロッ パとアフリカ、アメリ カ、アジアとの接触・ 交 流 に 対 する 関 心を 高め、16 世紀の世界の 一 体 化 に つい て 意欲 的 に 追 究 しよ う とし ている。 ・16 世紀の世界の一体 化への動きについて 考察し、大航海時代の ヨーロッパとアフリ カ、アメリカ、アジア との接触・交流の歴史 的意義を判断してい る。 ・大航海時代のヨーロッ パとアフリカ、アメリ カ、アジアとの接触・ 交 流に関す る資料 を 活用するとともに、16 世 紀の世界 の一体 化 へ の動きに ついて 追 究 し考察し た過程 や 結 果を適切 に表現 し ている。 ・ヨーロッパ人の海外進 出の背景について理解 し、その知識を身に付 けている。 ・大航海時代のヨーロッ パ人の活動と異文化の 接触について理解し、 その知識を身に付けて いる。 ・ラテンアメリカにおけ るヨーロッパ文明の移 植と影響について理解 し、その知識を身に付 けている。 ・16 世紀に開始された 世界的規模の商業の構 造と影響について理解 し、その知識を身に付 けている。 6 本 時 の 計 画 (4/5時 間 ) ( 1 ) ねらい ・16 世紀に開始された銀を中心とする世界経済の一体化の過程について理解する。 ・キーワードとなる用語の内容を理解し、地図を使って相互に関連付ける。 ・習得した知識を活用して与えられた課題を考察し、次の時間の論述につなげる。

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( 2 ) 本 時 に お け る 「 研 究 テ ー マ 」 に 迫 る た め の 指 導 の 構 想 大航海時代以降の世界の一体化を理解するために、本時では2004年度東京大学入試問題第1問 を教材として採用した。この問題は、基礎的な用語を使用して世界の一体化を論述する良問である。 あくまで「世界の一体化と日本」について考察するのが主目的であり、入試問題を解くことは副次的 なものであるが、日本最高峰の大学入試問題を取り扱うことで、生徒のモチベーションが上がること も期待している。 授業の展開としては、まず入試問題を提示し、本時で学ぶ内容を確認する。その後、入試問題で与 えられている用語(既習)の意味を確認し、それらの用語を地図への書き込みによって関連付ける。本 時では時間の関係上世界の一体化の過程を考察させる段階にとどめ、論述自体は次回の授業で行うこ ととした。地図作業を導入するとともに、石見銀山を取り上げることで、新学習指導要領に掲げられ ている「地理的条件との関連付け」と「日本との関連付け」を意識した内容となっている。 ( 3 ) 展 開 時間 学習活動 教師の働きかけと予想される生 徒の反応 支援・評価・留意点 授業 前 ・世界地図を板書しておく。 (ヨーロッパを大きめに書 く) 導入 5分 ・この問題では「16~18 世紀 における銀を中心とする世 界経済の一体化の流れを概 観する」が問われていること を理解する。 ・本時の学習範囲は 16Cのみ であり、17~18Cは扱わな い。したがって「綿織物」と 「東インド会社」は扱わない ことを理解する。 ・資料プリント、作業プリントを 配布。 ・資料プリントの入試問題を音読 させる。 ・入試問題にアンダーライン(L 8~9)を引くよう指示する。 ・本時のテーマが「銀を中心とし た世界経済の一体化」であるこ とを説明する。 ・本時の目的は入試問題を解くこ とではなく、あくまで世界の一 体化について考察することで あると説明する。 ・入試問題の語句「綿織物」と「東 インド会社」を二重線で消すよ う指示する。 ・最初の生徒を指名し、一 人一文で交代しながら音 読させる。 ・作業を行っているか。(観 察) 展開 33 分 ・世界史A教科書、世界史A読 本、世界史Bのコピー、用語 集、図表を活用し、「作業プ リント」の空欄(1)~ (17)を埋めながら用語の意 味を調べていく。 (用語) ○グーツヘルシャフト ○一条鞭法 ○価格革命 ・「作業プリント」に世界地図を 書くよう指示する。作図に手間 取っている生徒がいたら、細部 は気にせず書くよう指示する。 ・用語の意味を発問で確認し、説 明を加えながら作業プリント 空欄(1)~(17)に板書。 平行して地図スペースにも板 書を加えていく。 ・作業を行っているか。(観 察) ・基本的な知識を理解して いるか。(随時発問)。 ・用語がどこの地域に関係 するのか、また用語同士 の関連性を地図に書き込 みながら授業を進める。

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※ 資 料 プ リ ン ト の 資 料 (ア) ○日本銀 ※ 資 料 プ リ ン ト の 資 料 (イ) ○ポトシ銀山 →価格革命 を参照。 ○アントウェルペン ・地図スペースに書き込みなが ら、与えられた用語を関連付 ける。 ・資料プリントの資料(ア)を見 て、ワルシャワの穀物価格が低 いことに注目する。 ・資料プリントの資料(イ)の A に当てはまる語句が何か発問す る。岩見銀山の銀を通じて、日 本も世界の一体化に関わってい ることに気づかせる。 まと め 10 分 ・調べた用語をどう組み合わせ て論述を構成するか考える。 ・論述は次回の授業で取り組 む。(300~380字で書 かせる) ・生徒に考えさせ、随時発問しな がら作業プリント空欄(18) を板書。生徒の発言が板書案通 りに進まない方向に進んだ時 も、生徒の考えをうまくくみ取 りながら柔軟に進める。 ・補足の部分(17~18C)について は触れないことを説明する。 ・知識を関連付けて、世界 の一体化について考察で きているか。(発問) ( 4 ) 本 時 の 評 価 Ⅰ 関心・意欲・態度 Ⅲ 資料活用の技能・表現 Ⅳ 知識・理解 ・作業プリントに積極的に取り組ん でいる。 ・発問に対して、前向きに答えよう とする姿勢が見られる。 ・地図を書き、地理的な位置関係 を理解している。 ・資料を読み取り、習得した知識 と結びつけることができる。 ・基本的な用語の内容を理 解している。

Ⅲ 授 業 の 実 際

学習内容が多く、授業内に消化しきれないのではないかという懸念から、事前に地図を黒板に書いて おくことにした。それにもかかわらず時間に余裕がなく、最後は駆け足でまとめることになってしまっ た。論述につながる最後のまとめにもう少し考える時間を与えたかった。時間が足りなくなった原因と しては、内容が多かったこともあるが、発問や説明に手間取ったことが挙げられると思う。もう少し要 点を押さえて簡潔に説明、発問をするように心がけたい。 また今回の学習内容では必要がなかったアフリカやインドを黒板の地図に書き込んだために、板書を するスペースが狭くなってしまったことも大きな反省点である。略地図にした方が黒板をうまく活用で きたと考えている。その他資料を黒板に貼る場所、チョークの色の使い方、研究授業であることを意識 させない方が良かったなど、多くの指摘を頂いた。今後の授業に生かしたい。 全体としては生徒が教科書、プリント、用語集、図表を活用して積極的に授業に参加しており、良い 雰囲気だったのではないかと思う。

実 践 の 考 察 と ま と め

「世界の一体化と日本」というテーマは、新学習指導要領で「近現代世界を理解するための前提」と 書かれているように、現代の国際的な諸課題を考察する力を身につけるための重要な単元である。しか し普段の授業では特定の地域の出来事について時代順に学習することが多く、隣接する地域との関わり に触れることはあっても、今回の授業のように世界的な規模で知識を関連付けさせることはあまりない。 地域毎の通史で終わらせないために、今回のようにグローバルな視点で地域間をつなげるまとめの授業

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を、1,2時間かけて行うことは大切なのではないかと考えている。同時に日本と世界との関わりを意 識して授業を構築しなければならないと思う。 また今回は論述という言語活動を取り入れた。言語活動を取り入れた理由は、新学習指導要領で強調 されているということに加え、知識を活用して表現することが本校の生徒の弱点であると感じたからで ある。普段週末課題や小テストで一問一答形式の問題を解かせて知識を定着させているが、それだけで は習得した知識を活用する能力は育たない。知識を単に吸収させるだけではなく、得た知識を自分の頭 で考えて表現させる機会を設けることは、受験で世界史を使うかどうかは関係なく、生徒の思考力を一 層高めることにつながると考えている。研究協議では高校1年生にはハイレベルすぎる内容、取り組み であったのではないかという指摘を受けたが、比較的余裕があるこの時期だからこそ、今回のような論 述を取り入れた授業を行いやすいと私は考えている。 実は今年の6月に同じ4学年で2009年一橋大学の問題を授業で取り上げて、論述をさせていた。 難関国公立大学の論述問題を授業で取り扱うのは2度目ということもあり、生徒はそれほど戸惑わず授 業にも論述に取り組んでいた。もちろん東京大学という名前に気押される生徒もいたが、教科書に出て くる内容で十分対応できる問題であり、自信を持った生徒が多かったのではないかと思う。また6年生 の国公立二次試験対策の個別指導で、生徒が「論述の練習をすることで、世界史の理解が深まった。」 と話していたことがあり、入試の論述問題を活用することの有効性を感じている。 この授業の続編として、次の時間に制限時間 35 分で論述テストを行った。私が今回の論述課題用に 作成した採点基準は以下の通りである。なお次ページに生徒の解答例を載せた。 教科書、プリント、用語集、図表を持ち込み可能にしたので、全ての生徒が調べながら熱心に取り組 んでいた。結果も30点満点で学年平均が25.8点であり、まずまずの出来であった。 今後の課題として三点挙げたい。一つ目は論述問題を中心とした言語活動をさらに充実させることで ある。二つ目は知識を単に覚えるのではなく、習得した知識を活用することを生徒に意識させることで ある。三つ目は生徒が探究心を持つために、世界史に対する興味関心を高めることである。今後も研鑽 を積み、授業力を向上させたい。 (参考文献・HP) ・『2008 年度大学入試シリーズ 東京大学 文科-前期日程』 教学社 ・駿台予備学校編 『2009-駿台大学入試完全対策シリーズ 東京大学 文科 前期日程 上』 駿台文庫 ・佐々木哲 『東大入試で遊ぶ教養 世界史編 増補改訂版』 長崎出版 ・神余秀樹 『神余のパノラマ世界史 古代~フランス革命』 学研教育出版 ・島根県大田市HP 「世界遺産石見銀山遺跡」 http://ginzan.city.ohda.lg.jp/index.php (採点基準) ・ポトシ銀山 ・アントウェルペン ・価格革命 ・グーツヘルシャフト ・日本銀 ・一条鞭法 ※減点対象 ・漢字や用語が一カ所でも間違っている →-1 点 ・価格革命、グーツヘルシャフト、一条鞭法の内容が書かれていない →-2 点 ・文章構成がおかしい →-1~-3 点 ・文章が完結していない →-1 点 ・説明はあるが用語が抜けている(例 商業革命について説明しているのに、アントウェルペンが ない)→-3 点 など 6 つの語句が適切に用いられていること。一つの語句につき 5 点 5 点×6 語句 =30 点満点

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2010 4 年 世界史 ☆テーマ史①(銀を中心とする世界経済の一体化) (今回の課題) 2004 年 東京大学

(資料ア)

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2010 4 年 世界史 ☆テーマ史①(銀を中心とする世界経済の一体化) (資料イ)

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2010 4 年 世界史 ☆テーマ史①(銀を中心とする世界経済の一体化) (地図スペース) 【語句の意味】 ○グーツヘルシャフト(参照 BコピーP187、図表P148、用語集P157、178) ○一条鞭法(参照 A教科書P47、A読本P169、図表P128、用語集P135) ○価格革命 (参照 A教科書P53、BコピーP187、図表P148、用語集P157) ・西欧諸国では商工業が活発となる一方、((1) )地域で、領主が ((2) )への輸出用((3) )を生産する直営地経営を行った 農場領主制のこと。農奴に対する支配がかえって強化された。ヨーロッパにおける東西間の分業 体制が形成。 ・((6) )によって発見された((7) ) など((8) )から((9) )が流入し、ヨーロッ パの物価は((10) )。 (※参照 資料プリント 資料ア) ワルシャワの穀物価格が低い→((11) ) につながる。 ・((4) )で導入された各種の税や徭役(労働)を((5) )に一本化して納 入する制度 作業プリント

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2010 4 年 世界史 ☆テーマ史①(銀を中心とする世界経済の一体化) ○日本銀(参照 A読本P169、図表P132、用語集P134) ○ポトシ銀山 →価格革命を参照 ○アントウェルペン(参照 BコピーP187、用語集P157、図表P148) ☆補足(17~18C について答えるために) (17C) オランダが覇権を握り、国際金融の中心がアントウェルペンからアムステルダムに移る。東イ ンド会社を設立してアジア貿易を行う。 (18C) イギリスが覇権を握る。東インド会社がインドから綿織物を輸入し、インドにも銀が流入した。 綿製品の需要増大は産業革命の要因ともなった。 ・当時急速に生産を伸ばした日本の銀、ついでアメリカ大陸のスペイン植民地で採掘された銀が大量 に((12) )に流入した。税の納入も銀で行われるようになり、16 世紀には 一条鞭法の改革が実施された。 (※資料プリント 資料イ) A =((13) ) ・((14) )北部の有力港湾都市。 16 世紀前半から((15) )領。新大陸への毛織物輸出で本国のどの港市より 繁栄。国際商業の中心となる。 ・ヨーロッパにおける遠隔地貿易の中心は地中海から((16) )にのぞむ 国ぐにへ移動した。 =((17) ) 【まとめ】 (18)

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2010 4 年 世界史 ☆テーマ史①(銀を中心とする世界経済の一体化) (空欄板書案) 空欄(1)エルベ川以東の東ヨーロッパ 空欄(2)西ヨーロッパ 空欄(3)穀物 空欄(4)明(中国) 空欄(5)銀 空欄(6)スペイン 空欄(7)ポトシ銀山 空欄(8)ラテンアメリカ 空欄(9)銀 空欄(10)上昇した。 (※資料プリント 資料ア) 空欄(11)グーツヘルシャフト 空欄(12)中国→日本は生糸を購入 空欄(13)石見 ※スペイン銀も中国に流入(絹・陶磁器の代価) 空欄(14)ベルギー →フランドル地方(毛織物産業が盛ん) 空欄(15)スペイン 空欄(16)大西洋 空欄(17)商業革命 空欄(18) ①ラテンアメリカへのスペインの進出 ②スペインによるポトシ銀山の発見 ③価格革命 ④西欧での商工業の発展 ⑤商業革命によってアントウェルペンが国際商 業の中心に。 ⑥東欧ではグーツヘルシャフトの拡大。 ⑦日本銀とラテンアメリカのスペイン植民地の 銀が中国に流入 ※日本は生糸、スペインは絹や陶磁器を購入 ⑧中国で一条鞭法導入。 (地図スペース板書案) <ヨーロッパ> <西ヨーロッパ> ・価格革命→商工業の発展 ・アントウェルペン (スペイン領) ↓ 国際商業の中心 <東ヨーロッパ> ・グーツヘルシャフト ・ワルシャワ <地中海(イタリア諸都市)> 穀物 経済の中心の移動 =商業革命 <ラテンアメリカ> ・アカプルコ ・ポトシ銀山 ス ペ イ ン に よる銀流入 <中国> ・銀の増加 ↓ ・一条鞭法 <日本> ・日本銀 銀の流入(生糸の代価) 銀が中国へ 銀の流入(絹・陶磁器 の代価) ワルシャワに注目(当時の東ヨーロッパは物価 が低い) →西ヨーロッパに穀物を売って利益を上げる →グーツヘルシャフトにつながる(西欧で穀物 を売りたい!!) ※価格革命とグーツヘルシャフトが関連してい る。 引き起こす ア カ プ ル コ より ※フランドル地方 ↓ 大西洋岸 ↓ 商業革命につなげる。

参照

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