建設系廃棄物マニフェスト及び建設系廃棄物処理委託契約書 Q&A
改定前のマニフェスト(以下、「旧マニフェスト」という) 改定後のマニフェスト(以下、「新マニフェスト」という) 排出事業者(建設業者等)が交付するマニフェスト(以下、「一次マニフェスト」という) 中間処理業者、最終処分業者等が交付するマニフェスト(以下、「二次マニフェスト」という) 【建設系廃棄物マニフェストについて】 Q01 「排出事業者」欄の「事業者」欄と「事業場」欄はどのように使い分けるのですか。 A 「事業者」欄は、現場を管理する現場事務所でなく、各現場を統轄管理する本社、支店、 営業所について記入します。「事業場」欄は、実際に産業廃棄物が発生し排出する作業所に ついて記入します。 Q02 共同企業体の場合、「排出事業者」欄はどのように記入するのですか。 A 「事業者」欄は共同企業体の代表者について記入します。「事業場」欄はQ2のとおり です。 Q03 A票の「照合確認日」欄ですが、収集運搬業者が1社の場合、B1票部分はどのよう にすればよいのですか。 A A票の「照合確認日(B1)」欄は収集運搬業者が2社の場合に使用します。このため、 収集運搬業者が1社の場合、「照合確認日(B1)」欄は斜線等で抹消します。 Q04 「産業廃棄物の種類欄」欄は誰がどのように記入するのですか。また、単位 は最近 では「t」が使われることが多いようですが、「m3」でもよいのですか。 A 排出事業者が産業廃棄物の種類及び数量 を記入することが法律で義務づけられており、 排出事業者がマニフェスト交付時に種類及び数量 を記入しなければ未記載として措置命 令の対象となります。従って、排出事業者が目測で概算の容量 または重量を記入します。 また、マニフェストの排出量の記入にあたっては容量でとらえる場合と重量でとらえる場 合とがあり、どちらを使用してもかまいません。目測しやすい方を使用して下さい。処理 費用の関係等で処分業者(処分場)において計量する場合がありますが、その数値は「備 考」欄に記入したり、別途請求関係の書類として作成すること等を勧めます。Q05 「産業廃棄物の種類」欄で混合廃棄物についてはどのように記入するのですか。 A 混合廃棄物が「07 混合(安定型のみ)」、「16 混合(管理型含む)」の該当する一方を選 択し、番号に○印をつけ、数量 を記入します。また、混合廃棄物に含まれる廃棄物につい て該当する項目に○印をつけます。その際、数量 の記入は不要です。なお、管理型の産業 廃棄物が含まれている場合は「16 混合(管理型含む)」となります。 Q06 「中間処理産業廃棄物」欄は誰がどのように記入するのですか。 A 中間処理業者が中間処理終了後、排出事業者としてマニフェストを交付する場合に記入 します。従って、この欄は建設業者等が排出事業者としてマニフェストを交付する場合は、 斜線等で抹消する必要があります。記入する内容は、受託した産業廃棄物の処分委託者の 氏名、名称及びマニフェストの交付番号(電子マニフェストの場合には登録番号)となり ます。帳簿等で管理されている場合は「1帳簿記載のとおり」に○をつけることもできま す。「2当欄記載のとおり」に○をつけて具体的に記述することもできます。 Q07 「最終処分の場所(予定)」欄は誰がいつ記入するのですか。 A 排出事業者がマニフェストを交付する時点で予定されている産業廃棄物の最終処分先 の名称・所在地を記入します。処理委託契約書に最終処分の予定先を記載することが義務 付けられたことにより委託契約書には最終処分の予定先が記載されているので、「1委託契 約書記載のとおり」に○をつけることを勧めます。「2当欄記載のとおり」に○をつけて具 体的に記述することもできます。 Q08 収集運搬の再委託についてはマニフェストにどのように記入するのですか。 A 収集運搬の再委託には収集運搬業者が自ら運搬できず代車等により再委託する場合(1 社で運搬)と積み替え保管を行い一部区間を再委託する場合(2社で運搬)とがあります。 それぞれ次のように記入して下さい。 ① 代車等による再委託の場合は、「運搬受託者(1)」欄に実際に運搬する者の住所、名称、 電話番号を記入し、「備考」欄に再委託した者(排出事業者から直接委託を受けた者)の住 所、名称、電話番号を記入します。この場合には、「運搬受託者(2)」欄は斜線等で抹消する 必要があります。
Q09 現場で発生した産業廃棄物を排出事業者自らが運搬する場合、マニフェストにはどの ように記入すればよいのですか。 A 自社で運搬し、自社で処分する場合についてはマニフェストの交付は不要ですが、処分 を委託する場合、マニフェストの交付が必要となります。その場合、「運搬受託者(1)」欄、 「運搬受託者(2)」欄はともに記入不要となりますので、斜線等で抹消する必要があります。 その際、「備考」欄に「自社運搬」と記入すればわかりやすくなります。また、「運搬担当者(1)」 欄は記入する必要があります。なお、運行管理等の面から「運搬受託者(1)」欄に自社名を 記入していただくことも何ら問題ありません。 Q10 「処分受託者」欄と「運搬先の事業場」欄はどのように記入するのですか。 A 「処分受託者」欄は処理を委託した処分業者を記入します。「運搬先の事業場」欄は実 際に産業廃棄物を運び込む処分業者(処分受託者)の処分場、処理施設を記入します。「処 分受託者」欄と「運搬先の事業場」欄は同じ場合と異なる場合とがあります。同じ場合に は「運搬先の事業場」欄に「処分受託者と同じ」と記入することも可能です。 Q11 「運搬担当者(1)」欄は誰がいつ記入するのですか。 A 運搬を行った者(ドライバー)が排出事業者から産業廃棄物とマニフェストを受け取っ た時点でサイン又は押印します。運搬終了日は運搬が終了した時点で運搬を行った者が記 入します。受領した日ではありませんので注意が必要です。 Q12 「最終処分終了日」欄は誰がいつ記入するのですか。 A 中間処理業者が排出事業者から受託した廃棄物の中間処理後に廃棄物の処理を委託し た場合、委託したすべての廃棄物の最終処分(再生を含む)が終了した報告を受けた時点 で記入します。つまり、すべての二次マニフェストのE票が返送された時点です。その内 容はすべての二次マニフェストのE票の最終処分終了日のうち、最終の日となります。報 告を受けた日ではありませんので注意が必要です。最終処分業者、再生業者が最終処分(再 生含む)を行った場合は、処分が終了した時点でその日を記入します。この場合、「最終処 分終了日」は「処分終了日」と同じになります。
Q13 「最終処分を行った場所」欄は誰がどのように記入するのですか。 A ① 中間処理業者が中間処理後の廃棄物の処理を委託する場合中間処理業者が委託したす べての廃棄物の最終処分が行われた(再生を含む)処理施設名称及び所在地を記入します。 具体的には、すべての二次マニフェストのE票により報告を受けた「最終処分を行った場 所」欄の処理施設について一次マニフェストのE票の当欄に転記します。 ② 最終処分業者・再生業者の場合マニフェストの「運搬先の事業場(処分業者の処理施 設)」欄の処理施設名称及び所在地を記入します。ただし、運搬先の事業場と最終処分場が 異なる場合は最終処分場について記入します。 ①、②ともに処理施設名称及び所在地を記入するかわりに、処理委託契約書に記載されて いる「処分先 No.」を記入することもできます。委託契約書どおりであれば「委託契約書 記載のとおり」と記入することもできます。つまり、最終処分が行われた場所を特定すれ ばよいわけです。 Q14 建設系廃棄物マニフェストは省令様式とレイアウトが異なりますが問題ありません か。 A 建設系廃棄物マニフェストを作成(発行)するにあたり、環境省(旧厚生省)に相談し ており省令に準拠した様式ですので安心してご使用下さい。 Q15 マニフェストの記載項目のうち不要な項目は斜線等で抹消する必要があるようです が、どの項目が対象となるのですか。 A 記入が不要な項目のうち法定項目だけを抹消すれば未記載としての法違反にはなりま せんが、運用面 での混乱を避けるため使用しない項目はすべて抹消することを勧めます。 ただし、「備考」欄は除きます。 Q16 廃掃法改正では、排出事業者にマニフェストのE票で処分終了を確認するだけでな く、産業廃棄物を出す時に最終処分業者(最終処分場)までの選定や最終処分場の視察、 最終処分場の残容量 や最終処分の許可品目等の調査等も課せられるということでしょう か。
することが求められるといえます。しかし、現実的には個々の工事(作業所)でそのような確 認をすることは不可能ですので、会社として(管理部門において)、最低限最終処分先の許 可証を確認し、できれば、現地視察を行うことが望ましいでしょう。 Q17 マニフェストの交付等状況報告書は不要となるのですか。 A 施行規則の改正により、マニフェストの交付等状況報告書(産業廃棄物管理票交付等状 況報告書)は平成13 年 4 月から当分の間不要となりました。平成 12 年度に交付したマニ フェストの報告が不要となったわけです。ただし、施行規則上は不要であっても、都道府 県によっては独自に求めている場合もありますので都道府県等にお問い合わせ下さい。 Q18 産業廃棄物処理業者を選ぶ基準のようなものはありますか。 A 建設九団体副産物対策協議会の産廃業者選定基準研究WGで産廃業者選定のための手 引き「産業廃棄物処理業者選定のための手引き」を作成し、下記ホームページに掲載され ています。 ホームページ:http://www.nikkenren.com/ 【建設系廃棄物処理委託契約書について】 Q1小規模工事に伴う、少量 排出や自社運搬など、下記の場合においての契約方法とマニ フェストの記入方法を教えて下さい。 ① 小規模工事(設備工事など)のため、工事名・排出場所が特定できない場合 ② 複数の現場より自社事務所や資材置場に移送し、まとめて排出する場合 。 A ① 複数の小規模工事を一括で契約する場合には、基本契約方式の契約書を使用するのが 良いでしょう。 基本契約方式の契約書は(社)住宅生産団体連合会のホームページ (http://www.JUDANREN.or.jp)に掲載されています。この場合でもマニフェストは個々 の現場ごとに交付することが必要です。 ② 複数の現場から自社車両で自社事務所や資材置き場に移送するのは自社運搬となりま す。その後処理委託する場合は、自社事務所を排出場所とした個別 委託契約書を用いて契 約締結することができます。マニフェスト交付も自社事務所から搬出する時点で交付しま す。複数の現場から自社事務所への運搬を許可業者に委託する場合は、運搬処理委託契約 を締結し、この間の運搬用にマニフェストを交付することが必要となります。 Q2委託業務の内容の変更について、工期、排出数量 を変更する場合は、新たに契約を締
結する必要がありますか。例えば「原契約の何%以上の変更」など、数値的に表わされて いれば教えて下さい。 A 同一工事及び同一委託内容で多少の変更であれば、修正は必要ありません。ただし、大 幅な変更がある場合はその部分について新たに契約書を取り交わす必要があります。新た に契約書を取り交わす必要があるのは、単なる数量的な問題ではなく、契約上重要な変更 に相当するか否かによって判断されるものです。 (例えば) * 工期が延びることによって廃棄物の処理委託期間も延長となるような場合は、契約の有 効期限を超えることとなり、重要事項に相当します。 * 単なる委託数量の増減は契約上は 大きな問題ではありませんが、数量 の増加によって受託者の処理能力を超えるような場合 は重大な変更とみなされます。 Q3 収集運搬業者が2社の場合、排出事業者は収集運搬業者(1)、収集運搬業者(2)、処 分業者とそれぞれ個別 に契約しますが、下記のような不明点に関し、どう考えたら良いの ですか。 ① 排出事業者はどちらの収集運搬業者が収集にくるのかわかりません ② 収集運搬業者(1)及び収集運搬業者(2)の「運搬区間」がわかりません。 収集運搬業者(1)は「どこで、誰に」廃棄物を引き渡し受領印を受けるのか。収集運搬業 者(2)は「どこで、誰から」廃棄物を受け取るのかわかりません。 A 委託契約書の〔委託業務の内容〕の「必要な情報」欄を活用して下さい。 ・収集運搬業者(1)との収集運搬契約の際には、上記の欄に収集運搬業者(2)の名称と引き渡 し場所を記入して下さい。 ・収集運搬業者(2)との収集運搬契約の際には、上記の欄に収集運搬業者(1)の名称と受け取 り場所を記入して下さい。 ・積替保管の有無は収集運搬業者(1)と収集運搬業者(2)のどちらかの属する方に記入して下 さい。 Q4 収集運搬の再委託をする場合、契約書上ではどう扱えば良いのですか。契約書裏面 の 「収集運搬会社一覧表」に記載すれば良いのですか。また、その時のマニフェストは「運 搬受託者(1)」と「運搬受託者(2)」に記載すれば良いのですか。 A 契約書裏面の「収集運搬会社一覧表」は、複数の収集運搬会社が同一の処分会社に搬入
てきません。再委託承諾願いを排出事業者に提出し、承諾書の交付を受けることが必要条件 となります。その上で、受託収集運搬業者と再受託収集運搬業者の間で委託契約を締結し てください。マニフェストの「運搬受託者(2)」は、積替えを行い、区間を分けて2社の運 搬業者が運搬する場合に使用します。(これには、排出事業者が直接2社の運搬業者と契約 する区間委託の場合と一次収集運搬業者が二次収集運搬業者に再委託する場合とがありま す。)排出場所から処理施設までを一社で運搬する場合の再委託では、収集運搬業者(1)と「備 考」欄とを併用して下さい。(Q9参照) Q5 解体工事を発注する場合、処理を含む契約を交わしています。この場合でも廃棄物処 理委託契約を交わす必要がありますか。 また、解体業者が収集運搬の業許可を有している 場合でも収集運搬の契約は必要ですか。 A 解体施工の請負契約と廃棄物処理の委託契約は分けてそれぞれ契約することが求めら れます。当然、印紙税は請負契約分と委託契約分のそれぞれの金額に対して課税されます。 解体業者が収集運搬の業許可を有していたとしても同様に請負契約と委託契約は分けなけ ればなりません。