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強度(主に締固めた改良土のコーン指数)を調べた

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Academic year: 2022

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(1)中性土質改良材による改質土の土質特性 落合正水1・柴田 靖 2・高橋守男 3・兵藤英明 3・岡林茂生 4・田坂行雄 4 1. 正会員 工修 戸田建設株式会社 土木工事技術部(〒104-8388 東京都中央区京橋 1-7-1) 正会員 戸田建設株式会社 独立行政法人土木研究所出向中(〒104-8388 東京都中央区京橋 1-7-1) 3 正会員 工修 東京電力株式会社 技術開発研究所(〒230-8510 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎4番1号) 4 正会員 株式会社宇部三菱セメント 研究所宇部センター(〒755-8633 山口県宇部市小串沖の山1-6) 2. キーワード :中性土質改良材,泥土,リサイクル,第3種改良土. 強度(主に締固めた改良土のコーン指数)を調べた. 表-2に試料土の含水比と改良材添加量の組合せを 示す.「泥土」の3種類の含水比は,スランプ値 12cm,19cmおよび24cmに相当し,ベーンせん断強さ が0.5~1.0kN/m2の軟弱土である.「原土」の含水比 26%は,改良材を添加しないでコーン指数がqc= 200kN/m2 (第4種改良土)になる時の値であり,実 験土を含水比調整した試料である。. 1.はじめに 土壌汚染や水質の悪化に対する環境保全が近年の 課題となっている.本研究は軟弱な泥土を,盛土材 等の土質材料として再利用する目的から,中性域(p H=5.8~8.6)における改質の成立性を評価したも のである.石膏系の改良材による土質改良はこれま でも試みられているが,本改良材は排煙脱硫石膏を 焼成した半水石膏にセメント系材料とアルミニウム 系の中和材を添加したものである.改質土の目標性 能は,改良1時間後にコーン指数qc≧400kN/m2 (第 3種改良土)を有し,水による溶解や長期材令で強度 低下を起さないものとした.. 表-2. 改良材添加量(kg/m3) 含水比 改良材 (%) 30 60 120 180 240 300 GY 39.5 ① ② ③ 39.5 ④ ⑤ ⑥ 泥土 ⑦ ⑧ ⑨ 37.0 GY+BC+SB ⑩ ⑪ ⑫ 43.0 (中性改良材) 原土 26.0 ⑬ ⑭ ⑮ GY:半水石膏 BC:セメント系 SB:アルミニウム系 区分. 2.実験土と実験方法 (1)実験土 実験土と改良材の主材である半水石膏の性質を 表-1に示す.実験土は低塑性の粘性土を用いた.半水 石膏は排煙脱硫石膏を熱風循環式乾燥機で焼成した もので,市販品に比べて比表面積が約1/5と小さく 粒子が粗いのが特徴である.. 3.実験結果 (1)強度特性 図-1は半水石膏のみと中性改良材の材令とqcの関 係を示したもので,含水比39.5%の泥土の改質土で ある.同一の改良材添加量では,中性改良材の方が 半水石膏のみよりもqcが大きく,強度が改善されて おり,長期の強度低下も約25%と半水石膏のみの約 50%に比べて小さい.. 表-1 実験土および半水石膏 験 土 3. 土粒子の密度(g/cm ) 自然含水比(%) 粒 度 (%). 礫 砂. シルト,粘土 液性限界(%) 塑性限界(%). 半水石膏. 2.794 20.2 2.7 65.8 31.5 35.8 19.3. 組成(%) CaO SO3 Ig. ℓoss 化合水 比表面積 (cm2/g). 試製品. 市販品. 38.0 53.6 7.9 6.9. 37.9 53.3 7.6 6.3. 1167. 5278. 1000. w=39.5% 800 コーン指数qc(kN/㎡). 実. 試験条件と試料番号(①~⑮). No.⑥. 約 50% No.③ No.⑤ No.②. 400. 200. (2)実験方法 実験土に加水して含水比が異なる試料土を作製し 所定量の改良材を混合して材令による物理的性質と. 約 25%. 600. No.④ No.①. 0 0.01. 0.1. 1 材令(日). 10. 図-1 材令と qc の関係. 1 ‑279‑. 100.

(2) 図-2は中性改良材による改質土の材令1時間におけ る添加量とqcの関係である.目標強度のqc≧400k N/m2 を満たす添加量は,泥土の含水比により30~ 240kg/m3 の範囲にある.この結果より,低含水比の 改質には中性改良材は十分に成立するものと考えて いる.. と少ないため,改質土の含水比がqcの支配的要因と なり,実験土の回帰線に沿ってqcが増加する. 一方,試料土の含水比が高く改良材の添加量が増 加するにしたがって,回帰線との離れが大きい.す なわち,中性改良材の凝結硬化による改良土の粘着 力が顕著になる傾向が認められる.. 10000. (2)化学的性質 図-5 は中性改良材による改質土の電子顕微鏡写真 である。結晶は二水石膏が主であるが,石膏のみの 改質土に比べて針状結晶が小さく,板状結晶が多量 に生成している。これは添加材としたセメント系お よびアルミニウム系の効果と考えられ,セメント系 に由来する水和生成物が二水石膏の間隙を充填する ことにより,強度の増加と二水石膏の溶解による強 度低下を抑制していると推察される.. コーン指数qc(kN/㎡). 材令1時間 w=26.0%. 1000. w=39.5%. 400. w=37.0%. w=43.0%. 100. 10 0. 50. 100. 150. 200. 250. 300. 改良材添加量(kg/m3). 図-2. 改良材添加量と qc の関 中性改良材. 図-3は改質土を水中と気中で養生した試料の一軸. 材令 28 日,240kg/m3. 圧縮強さ比(quw/qua)と材令の関係を示したもので ある.中性改良材による改質土は半水石膏のみの改 質土に比べて強度低下が小さいことから,改良土の 水浸に対する安定性が向上しているといえる.. 5μm. 一軸圧縮強さ比quw /qua. 1.0. 図-5. 48.1/56.3. No.⑤. 49.2/52.8. 図-6は改質土の添加量とpHの関係である.改良直. 0.8. No.②. 後は中性であるが材令7日迄はpHがやや高くなり, 材令28日にかけて低くなる。このpHの変化は材令 初期は溶解が速いアルミニウム系の添加量の増加で pHが低下し,材令7日ではセメント系添加材の水和 によりややアルカリ側に移行する.その後は炭酸化 により中性域となっている.なお,環境庁告示第46 号溶出試験を行った結果,ふっそ,ほう素を含む重 金属類の溶出は何れも基準値以内である.. 40.6/82.1. 26.1/37.2 0.6. 29.0/44.3. 基準 添加. 32.6/72.3 0.4 0.1. 1. 10. 100. 材令(日). 図-3. 電子顕微鏡写真. quw/qua と材例の関係. 図-4は改良土の含水比とqcの関係を試料土の含水 比別に示した図である.図中の直線は改質していな い実験土のqcと含水比の回帰線である.各試料土の 含水比とqcの関係は,ほぼ実験土の回帰線に平行で あり,含水比が小さいほど顕著である.. 10. アルカリ性. 7日. 9 pH. pH=8.6. 28 日 8. 10000. 1時間. 中性. コーン指数(kN/㎡). 7 10. 100. 1000. 改良材添加量(kg/m3 ). 1000. 図-6 △ ▲ ○ ● ◇. 100. W=43% W=39.5% W=37% W=26% 実験土. 4.まとめ. 10 15. 20. 25. 30. 35. 軟弱土を中性域において1時間で第3種改良土に 改良し,水浸による強度低下も少なく長期強度が 維持されることを確認した.本中性改良材は,施 工条件として表流水が問題になる場合や水域にお ける地盤改良において,環境保全対策に有効であ ると考えている.. 40. 改良土含水比(%). 図-4. 改良材添加量と pH. 改質土の含水比と qc. 含水比26%の原土の改良材添加量は30~120kg/m3 2 ‑280‑.

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