日時|平成 27 年 10 月 21 日[水] 17:00−19:00
場所|日本橋三井ホール(東京都中央区日本橋室町 2-2-1 COREDO 室町 1)
主催|瀬⼾内国際芸術祭実⾏委員会
プログラム
【第1部】
17:00 開会挨拶
瀬⼾内国際芸術祭実行委員会会⻑
(香川県知事)
浜田 恵造
瀬⼾内国際芸術祭総合プロデューサー
(公益財団法人福武財団理事⻑)
福武 總一郎
来賓挨拶
駐日オーストラリア大使館
ブルース・ミラー特命全権大使
来賓紹介
駐日エストニア共和国大使館
ヤーク・レンズメント特命全権大使
瀬⼾内国際芸術祭 2016
瀬⼾内国際芸術祭総合ディレクター
概要発表 北川 フラム
【第2部】
18:15 食プロジェクトの紹介
(⾹川県産食材や郷⼟料理を試食していただきながら、瀬⼾内国際芸術祭 2016
の主要なプロジェクトの一つである『食プロジェクト』の紹介をいたします。)
19:00 閉 会
企 画 発 表 会 〔東京〕
1 瀬⼾内国際芸術祭とは
テーマ:
海の復権
「島のおじいさんおばあさんの笑顔を見たい。」−そのためには、人が訪れる“観光”が島の
人々の“感幸“でなければならず、この芸術祭が島の将来の展望につながって欲しい。
このことが、当初から掲げてきた目的=『海の復権』です。
今、世界のグローバル化・効率化・均質化の流れの中で、島々の人口は減少し、高齢化が
進み、地域の活力の低下によって、島の固有性は失われつつあります。私たちは、美しい
⾃然と人間が交錯し交響してきた瀬⼾内の島々に活力を取り戻し、瀬⼾内海が地球上の
すべての地域の『希望の海』となることを目指し、瀬⼾内国際芸術祭を開催しています。
開催概要:
2010 年から始まった芸術祭は、2013 年の第 2 回芸術祭では春・夏・秋の 3 シーズンに
分け、会場も 12 島と拡大して開催しました。また、「あるものを活かし新しい価値を生み
だす」という方針のもと、現代アートの作家や建築家と島に暮らす人々との協働により、
そこでしか見ることのできない数々の作品が生まれ、地域の資源が生き返りました。
瀬⼾内国際芸術祭 2010
会期|2010 年 7 月 19 日−10 月 31 日 105 日間
会場|直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、高松港周辺 7 島 8 会場
作品|76 作品、16 イベント(18 の国と地域から 75 組のアーティスト・プロジェクトが参加)
来場者|約93万人
瀬⼾内国際芸術祭 2013
会期|春:2013 年 3 月 20 日−4 月 21 日、夏:2013 年 7 月 20 日−9 月 1 日
秋:2013 年 10 月 5 日−11 月 4 日 総計 108 日間
会場|直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島、本島、高見島、
粟島、伊吹島、高松港周辺、宇野港周辺 12 島 14 会場
作品|207 作品、40 イベント(26 の国と地域から 200 組のアーティストが参加)
来場者|約107万人
瀬⼾内国際芸術祭実⾏委員会による「瀬⼾内国際芸術祭の開催による地域再⽣の取組」が、第1回
「ジャパン・ツーリズム・アワード」の最優秀賞である「大賞」を受賞(2015.9.24)しました。
同アワードは、
「ツーリズム EXPO ジャパン 2015」のプログラムとして本年新たに設けられ第1回
が実施されたもので、ツーリズム業界の発展に貢献した、国内外の組織や個人等の持続可能で優れ
た取組を表彰するものです。
瀬⼾内国際芸術祭実行委員会は、瀬⼾内の島々の魅力をアートという切り口で発信し,「瀬⼾内国際
芸術祭」のブランド化に成功し、今後も持続性、発展性が期待でき、地域への経済効果も大きい、
瀬⼾内エリアへの波及効果も期待できる等、これからの国内外でのツーリズム振興をリードする最
も優れた取組として評価をいただきました。
※ツーリズムEXPOジャパンとは
東京ビッグサイトを会場に、全国 47 都道府県、
世界 140 以上の国と地域から 1,000 を超える団
体・企業が出展し、最新の観光情報が集結する世
界最大級の旅の祭典で、今年は約 17 万人が来場。
3 瀬⼾内国際芸術祭2016
会期|春:2016 年 3 月 20 ⽇−4 月 17 ⽇
夏:2016 年 7 月 18 ⽇−9 月 4 ⽇
秋:2016 年 10 月 8 ⽇−11 月 6 ⽇ 総計 108 ⽇間
会場|直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、
沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、
伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺 12 島 14 会場
第 3 回目となる芸術祭では、会場と会期は第2回芸術祭を踏襲した上で、アート作品の公開や
イベントの開催に加えて、『瀬⼾内の「⾷」を味わう「⾷プロジェクト」』、『アジアを中心とした世
界との文化的交流』、『県内や瀬⼾内の他地域との連携』に特に力を入れてプロジェクトを展開して
いきます。
2 第1回ジャパン・ツーリズム・アワード「大賞」受賞
アートサイトの整備
基本方針
第 3 回瀬⼾内国際芸術祭のアートサイト整備においては、これまでに引き続き地域の資
源を明らかに、「あるものを活かし新しい価値を生み出す」アートプロジェクト・イベ
ントを展開するとともに、活動を継続してきた各プロジェクトの一層の充実を図る。単
なる観光事業、美術展、イベントとは全く異なる芸術祭として、特に他地域、多ジャン
ルとの連携・交流に視点を据えて整備を進める。
「アジア −海のつながり−」
展開方針
瀬⼾内国際芸術祭は美術の催しとしてだけではなく、日本を代表する、地域発の催
し物・地域づくりとして評価されだしており、その試みは外国、特にアジアの諸地
域のモデルになりつつある。「草の根的な」地域を基盤にしたアートは国境を超えた
つながりを生み、海を通して他所の地域とつながり始めた。本芸術祭は、海でつな
がるアジア各国の国と地域と、建前ではなく、多ジャンルにおける制作や議論を一
つの島一つの集落を共通の場に展開し、協働して、考えていく場としての役割を果
たしていく。さらに、このような個々の⼟地の生活、⺠俗、歴史を掘り下げる。
「⽣活文化の基本 −食−」
展開方針
芸術祭は現代アートを通して島の生活や文化、歴史などを浮き彫りにするものであ
り、その地域の生活文化を最も表すものは「⾷」であることから、瀬⼾内の新鮮で
豊かな⾷材、また⾷に代表される島の文化や生活など、地域の魅力を強力に発信す
る。
「地域文化の独自性発信」
展開方針
前述の「⾷」の他、「盆栽」、「獅⼦舞」等、香川県や瀬⼾内が全国に誇る文化の魅力
を幅広く発信する。また、県内や瀬⼾内の他地域で開催される「地域の祭り」や「特
産品」等、地域がもつ⾃然やそれと付き合いながらの生活、そこで生まれてきた文
化や歴史を発信する事業と連携し、そこに現代美術が関わることによって地域の空
間と時間を⽴ち現し、全県として、豊かで特⾊ある瀬⼾内の文化を幅広く発信する。
藤本壮介(1971,日本)
直島 東京大学工学部建築学科卒業。2000 年藤本壮介建築設計事務所設立。 2005 年を皮切りに若手建築家の国際的な登竜門である AR Awards を 3 年連続で受賞し一躍注目を浴びる。2014 年、ウォールストリートジ ャーナル建築部門イノベーター賞、モンペリエ国際設計競技最優秀賞 受賞。 2013 年、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオ ンを最年少で設計。2012 年、第 13 回ベネチア・ビエンナーレ国際建 築展日本館の展示で金獅子賞受賞。代表作に「サーペンタイン・ギャ ラリー・パビリオン 2013」(2013 年)、「House NA」(2011 年)、「武蔵 野美術大学図書館」(2010 年)、「House N」(2008 年)他多数。瀬戸内 国際芸術祭 2016 では、2015 年に完成した「直島パヴィリオン」で参 加。 - 「直島パヴィリオン」2015 年完成三分一博志(1968,日本)
直島 建築家。東京理科大学理工学部建築学科卒業。小川晋一アトリエを経 て、三分一博志建築設計事務所設立。カナダグリーンデザイン賞最優 秀賞(Running GreenProject、カナダ)、2003 年新建築賞(エアーハ ウス)、2005 年 Detail Prize 2005 SPECIALPrize(三輪窯、ドイツ)、 2010 年日本建築大賞(犬島精錬所美術館、岡山)受賞。瀬戸内国際芸術祭 2016 では、直島に新たに完成する「直島町民会館 (直島ホール)」や「直島建築+The Naoshima Plan」展(仮称)で参 加。 - 「直島町民会館(直島ホール)」完成イメージ
大竹伸朗(1955,日本)
豊島 1980 年代初頭より国内外で作品発表を開始。近年は、第 8 回光州ビ エンナーレ(2010 年、韓国)、ドクメンタ(13)(2012 年、ドイツ)、 第 55 回ヴェネチア・ビエンナーレ(2013 年、イタリア)などの国際 展に参加。ベネッセアートサイト直島での主な作品は、1994 年に発 表された「シップヤード・ワークス」ほか、家プロジェクト「はいし ゃ」≪舌上夢/ボッコン覗≫(2006 年、直島)、直島銭湯「I♥湯」(2009 年、直島)。瀬戸内国際芸術祭 2013 に参加し、女木島にて「女根/め こん」を発表。 瀬戸内国際芸術祭 2016 では、新たに豊島にて、針工場跡に作品を制 作する。 - 作品空間となる針工場島キッチン/島のお誕生会
豊島 2010 年にオープンした「島キッチン」では、島での交流を深めるため に、大人から子どもまで、誰でも楽しめる「島のお誕生会」を月に1 回開催。島に暮らす人も島の外から来た人も一緒にお祝いする交流イ ベント。 - 2015 年に開催された島のお誕生会の様子スプツ二子!(1985,日本)
豊島 ボストン・東京在住。インペリアル・カレッジ・ロンドン(ロンドン 大学)数学科および情報工学科を卒業後、英国王立芸術学院(RCA)デ ザイン・インタラクションズ専攻修士課程を修了。在学中より、テク ノロジーによって変化していく人間の在り方や社会を反映させた映 像、音楽、デバイス、写真、パフォーマンス作品を制作。 主な展覧 会に、「東京アートミーティング うさぎスマッシュ」(東京都現代美 術館、2013)、「Talk to Me」(ニューヨーク近代美術館(MoMA)、2011) など。2013 年よりマサチューセッツ工科大学(MIT) メディアラボ 助 教に就任し Design Fiction Group をスタート。瀬戸内国際芸術祭 2016 では、豊島にて、改修した民家を舞台に作品 を展開する。 -施設完成イメージ
クリスチャン・ボルタンスキー(1944, フランス)
豊島
2014 年に、パリのチュイルリー公園やチリのアタカマ砂漠にて行わ れた、風鈴を使った壮大なプロジェクトを実施予定。 - 参考写真「ANIMITAS」(2014)平尾成志+瀬ト内工芸ズ。/県盆栽生産振興協議会
(日本)
女木島 日本一の松盆栽の産地、香川県。ただ鑑賞するのではなく、人が盆栽 のある空間を歩き、盆栽の変遷を「体感」する作品展示を行う。 - 平尾成志(盆栽師)依田洋一朗(1971, 日本)
女木島 ニューヨークで育ち、次第に失われていく古き良き時代のアメリカの 劇場や映画館に愛着を持ち続けてきた作家が、念願の映画館をつく る。 - 作品イメージナウィン・ラワンチャイクン(1971, タイ)
女木島 その土地に生きる人々と美術が直接出会うような作品を通して、社会 における美術のあり方を問いかける。 プラン未定。 - 参考写真「赤倉の学童」(2015)川島猛とドリームフレンズ(1930, 日本)
男木島 高松市に生まれ、1963 年に渡米。ニューヨークで作品制作を続けて きた川島猛の未公開作品で空間を埋め尽くす。 - 参考写真「カレードスコープ ブラック&ホワイト」シリーズイム・ミヌク(1968, 韓国)
男木島 梨花女子大学校(ソウル)とパリの国立高等美術学校を 1994 年に卒 業。作品ごとに異なる形式やテーマを見せる。 プラン未定。 - 参考写真「HEAT OF SH ADOWS」( 2012)大岩オスカール(1965, ブラジル)
男木島 日本家屋の部屋の中に、畳の床や襖絵、天井が壁となり、床の間が床 になった、空間が 90 度回転した部屋をつくる。 - 作品イメージリン・ティエンミャオ(1961, 中国)
男木島 現代中国美術を代表する女性作家。独自の高度なテクニックで糸を丹 念に巻き覆うオブジェによるインスタレーション等を発表している。 プラン未定。- 参考写真「More or less the same」(2011)
レジーナ・シルベイラ(1939, ブラジル)
男木島 空間をダイナミックに使い、平面作品を視覚的に展開する。 プラン未定。 - 参考写真「Tropel」(2009)コシノジュンコ(1939, 日本)
小豆島 ファッションデザイナー コシノジュンコが、アーティストやパフォ ーマーとのコラボレーションによる作品展示やワークショップ、イベ ントを開催。 - コシノジュンコワン・ウェンチー(1959, 台湾)
小豆島 2010,2013 に引き続き、小豆島・中山地区にて数千本の竹を組んだ巨 大なドーム作品を制作。 - 作品イメージ小豆島町未来プロジェクト
小豆島 国際性と食を軸に「観光から関係へ」の理念を深化させつつ、島内で 展開する他のプロジェクトとの連携を保ち、地域全体の活性化と調和 に寄与する。インドからの招聘作家 4 組 5 名や国内複数組の作家が 参加する。ディレクター:椿昇(1953, 日本) - プロジェクトイメージ福武ハウス
小豆島 小豆島福田地区で 2013 年から始動した、1 つの集落を通してアジア 諸地域がつながるプロジェクト。福田地区とアジアのパートナーが 様々な活動を通してお互いの理解を深めている。現代美術作品の展 示、福田とアジアの食をはじめとした地域文化を通した交流、アジア や福田にある魅力に触れられるプログラムの他、アート、アジア、食、 多種多様なプラットフォームを切り口に他地域、多ジャンルとの連 携・交流を図る国際シンポジウムを開催する。 - 参考写真「国際シンポジウム」(2013)田島征三(1940, 日本)
大島 「国立療養所 大島松青園」の入所者が暮らしていた一般寮での作品 展示に続き、2015 年から開始した庭の小径プロジェクトを展開。 - 作家スケッチ名和晃平(1975,日本)
犬島京都造形芸術大学教授、SANDWICH ディレクター。主な展覧会・プロジ ェクト:個展「GUSH」(2006 年、SCAI THE BATHHOUSE、東京)、個展 「Transcode」(2009 年、ギャラリーノマル、大阪)、個展「Synthesis」 (2010 年、SCAI THE BATHHOUSE、東京)、第 14 回アジアン・アート・ ビエンナーレ・バングラデシュ 2010 最高賞受賞(2010 年、ダッカ)、 「名和晃平_シンセシス」(2011 年、東京都現代美術館、東京)、個展 「Kohei Nawa-Trans」(2012 年、ARARIO GALLERY、チョナン、ソウ ル)。 瀬戸内国際芸術祭 2016 では、犬島「家プロジェクト」F 邸の既存の 作品に新たな展開を加える。また、ダミアン・ジャレとともに、犬島 においてパフォーミング作品を制作・公演する。 - 犬島「家プロジェクト」F 邸 「Biota (Fauna/Flora)」2013
スナッフ・パペッツ (オーストラリア)
沙弥島 巨大な人形劇を制作・上演するパフォーミング・グループ。世界中の 国々で、普段アートには関わりの無い人をも巻き込み、文化やコミュ ニティの間に理解を促すワークショップを長年継続している。 ART SETOUCHI2015 では、本島にてワークショップを開催した。 プラン未定。 - 参考イメージ「ART SETOUCHI 2015」アレクサンドル・ポノマリョフ(1957, ロシア)
本島
ロシアを代表する現代美術作家の1人。船乗りとしての経験もあり、 塩飽水軍の本拠地として栄えた本島にて、海や船から着想した作品を 展示予定。 プラン未定。ツェ・スーメイ(1973, ルクセンブルグ)
本島
2003 年のベニスビエンナーレにおいてルクセンブルグ館に金獅子賞 をもたらして以来、世界各国で注目。両親共に音楽家というバックグ ラウンドから得た経験が活かされた美術の枠にとらわれない作品を 発表。 プラン未定。 - 参考写真「swing」(2007)古郡弘(1947, 日本)
本島
遥か昔からその場に存在してきたかのような建築と彫刻が融合した 作品は、生と死や現代社会が失ってしまった自然への畏怖を見る者に 呼び覚ます。過去から力を未来へつなぐ場、模擬的な場。産屋からも がり屋から。中間的な漂える空間を制作する。 - 作品イメージ日比野克彦(1958, 日本)
粟島
2010 年からスタートした「瀬戸内海底探査船美術館プロジェクト」 を継続予定。 プラン未定。 - 作家による瀬戸内海での潜水活動みかんぐみ(日本)
伊吹島
2013 年に展開した伊吹島についての調査プロジェクトを発展させ、 これまでの調査結果や島民とのラウンドテーブルでの話し合いの中 から、島の住民や来訪者が集まり交流ができる島の休憩所「イリコ庵」 (仮称)の制作を計画中。 - 参考写真「オルゴール庵」(2013)イザベル&アルフレド・アキリザン
(1962, 1965, フィリピン)
伊吹島 様々な文化が複雑に交錯して成り立つ文化背景をアートの切り口と して、身の回りの様々な物を材料として集め、組み合わせることを基 本に作品を制作。近年は、世界中で加速する人々の動きと都市の形成 について考えさせられる作品も多い。プラン未定。 - 参考写真「Collective Memories -記憶の集積-」(2014)瀬戸内アジア村(仮)
高松港周辺 海でつながるアジアの賑わいを、工芸品などのものづくりや食、パフ ォーミングアーツの祭典で演出する。「アジア・パフォーミングアー ツ(仮称)」には、アジア各国から約 15 組が参加し、島と高松港で作 品を披露する - 「アジア・パフォーミングアー(仮称)」参加予定作家リン・シュンロン(1958, 台湾)
高松港周辺 2013 年に豊島で発表したインスタレーション「国境を越えて・海」を 原型に、高松港にてアジアの国々の海のつながりを感じさせる作品を 制作設置する。 - 作品イメージやなぎみわ(1967, 日本)
高松港周辺 ヨコハマトリエンナーレ 2014 で発表した移動舞台車で、日本中を移 動しながら中上健次の「日輪の翼」を上演する壮大なプロジェクトを 高松港でも展開する。 - 移動舞台車栗林公園おもてなしプロジェクト(仮称)
高松港周辺 2016 年の芸術祭へ向け、「食」を通じた地域活性化を支える人材育成 として始まった「瀬戸内『食』のフラム塾」からの展開プロジェクト。 瀬戸内の食の提供とパフォーマンス鑑賞によるおもてなしを栗林公 園を会場に実践する。 -作品、会場イメージジョン・クルメリング(1951,オランダ)
高松港周辺 山の頂上に、腕時計をモチーフにした展望台をデザイン。 時計の文字盤部分は日時計となる。 - 作品イメージ連絡船の町プロジェクト
宇野港周辺 かつて日本では、物資や食料を運ぶ北前船、水路をつなぐ渡し船や連 絡船が活躍する時代があった。船の歴史をたどり、海を渡って生活・ 交流していた日本列島の姿を浮き彫りにするプロジェクト。現在「撮 り船」フォトコンテストを開催中。(審査員/椎名誠、織作峰子、大 西みつぐ、北川フラム) - ロゴマークカンパニー・ディディエ・テロン(フランス)
広域展開・回遊 2013 年の芸術祭で公募大賞を受賞した、フランスを拠点に国際的に 活動するカンパニー。 「RYOANJI」と題し、前回とはまた異なる雰囲気の作品を発表予定。 - 参考写真「膨らんだ冒険」(2013)切腹ピストルズ(日本)
広域展開・回遊 「日本を江戸にせよ!」を合言葉に、野良着を粋に着こなした男たち が、太鼓や三味線、笛などの和楽器を奏でながら各地を練り歩く。 - 参考写真 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2016」での練り歩き予告ポスター 春ポスター 夏ポスター 秋ポスター
メインビジュアル
(デザイン|原 研哉(日本デザインセンター原デザイン研究所))
瀬⼾内国際芸術祭の島々を巡りアートを訪ね歩く楽しさは、
「船」によって象徴されます。2016
年は、島々を行き交う「船」をモチーフにしました。
予告ポスターでは、芸術祭 2013 からのつながりをイメージさせる、「はためく旗」と「船」
の写真を使用。春ポスター・夏ポスターは、「船」と軌跡の写真を使用することで、島への旅立
ちの予感を感じさせます。秋ポスターは、船が写っていない軌跡の写真を使用し、芸術祭の最後
のシーズンを迎えるノスタルジーを表現しました。
トータルとして、芸術祭 2013 からの刷新感と会期毎の展開の期待感を感じさせる、静的で深
い意味を込めたビジュアルにしました。
作品鑑賞パスポート
一つでも多くの島と作品を巡ってもらうとともに、来場者へのサービスの向上(作品鑑賞料の
負担軽減と煩雑さの解消)を図るため、芸術祭の会期中、作品と関連施設を鑑賞することができ
る作品鑑賞パスポートを販売します。
また、利用者にとって分かりやすく、春・夏・秋の全ての会期中に利用できるよう、パスポー
トの種類は 3 シーズン共通パスポートの一種類とします。
作品鑑賞パスポートには、2 万円以上(2013 実績)の鑑賞料相当額が含まれています。全国の
主要なコンビニ、旅行代理店等で販売いたします。
名称
一般
高校生
中学生以下
有効期間
作品鑑賞
パスポート
前売券
当日券
前売券
当日券
無料
平成 28 年 3 月 20 日〜4 月 17 日
平成 28 年 7 月 18 日〜9 月 4 日
平成 28 年 10 月 8 日〜11 月 6 日
4,000 円 5,000 円 2,500 円 3,500 円
名称
前売券販売期間
当日券販売期間
作品鑑賞パスポート
平成 27 年 10 月 9 日〜
平成 28 年 3 月 19 日
平成 28 年 3 月 20 日〜
平成 28 年 11 月 6 日
次の施設は、パスポートの対象施設ですが、入館時に別途料金が必要になります
。
※
今後、作品の追加等により、上記内容が変更になる場合があります。
前売券
サンプル
作 品 名
必要となる別途料金
地中美術館
作品鑑賞パスポートの提示により、別途 1,000 円で入館可(通常 2,060 円)
豊島美術館
作品鑑賞パスポートの提示により、別途 1,000 円で入館可(通常 1,540 円)
直島銭湯「I❤湯」 別途入湯料 510 円
海上交通アクセス
芸術祭 2016 会期中の海上交通網の充実を図り、各島への周遊性を高めるため、既存航路の増
便及び臨時航路の開設を図ります。
また、高松港から会場となる各島へ向かう航路については、来場者の利便性の向上や乗船窓口
等での混雑緩和を図るため、「芸術祭フェリー限定3日乗船券(仮称)」を導入します。
芸術祭フェリー限定3日乗船券(仮称)
対象航路
|
高松港、宇野港と島々(直島・豊島・女木島・男木島・小豆島)を結び、
フェリーで運航する航路
販売価格
|
2,500 円(前売り価格 2,200 円)
有効期間
|
利用開始日から3日間
回数制限
|
有効期間においては乗船回数の制限なし
発売開始日
|
現在調整中
芸術祭 2016 会期中の航路図(予定)
定期航路 臨時航路 丸 亀 多度津 宮ノ下 須 田 観音寺 児 島 JR土讃線 JR予讃線 JR瀬戸大橋線 【本 島】 【志々島】 【牛 島】 【粟 島】 【伊吹島】 【佐柳島】 【高見島】 至 高松 至 高知 至 松山 至 岡山 【手 島】 【小手島】 【広 島】 宇 野