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Academic year: 2021

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COP22とカーボンプライシング

三井物産戦略研究所

シニア研究フェロー

本郷尚

パリ協定発効後のビジネスチャンスとリスク

―企業がどう対応すべきか考える―

2017年2月15日

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●合意事項、議論など ・パリ協定の実施メカニズムの策定作業のた め特別作業部会を設けることとし、2018年 のCOP24/CMA3で採択するための作業日程 を合意。 ・2017年3月、各国案提出、2017年5月、第 一回作業部会 ・削減量の国際移転のメカニズムを決めるパ リ協定第6条は途上国の削減目標の在り方に も関連する重要な内容であるが目立った議論 は見られず。パリ協定実施にかかるガイドラ インが予定通り2018年に採択できるか危ぶ まれる。 ・気候変動枠組条約事務局の新事務局長は無 難な立ち上がり。

COP22

合意事項など

11月7日―18日にモロッコ・マラケシュで第22回気候変動枠組み条約締約国会合 (COP22)およびパリ協定第1回締約国会合(CMA1)が開催された。11月4日にパリ協 定が発効したことからCMAも開催されることとなったが、日本は批准期限には間に合 わなかったためCMA1には正式メンバーとしては参加していない。

(注)The first session of the Conference of the Parties serving as the meeting of the Parties to the Paris

Agreement

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項目 前文、2条 前文、目的 4条 緩和 5条 吸収源 6条 市場メカニズム 7条、8条 適応、ロスとダメージ 9条 資金 10条 技術 11条、12条 能力開発、教育など 13条 透明性 14条 グローバルストックテイク 15条―29条 遵守、手続きなど ・2℃より十分下方にとどめ、また 1.5℃今世紀に抑える努力 ・後半に温室効果ガスの人為的な排出 と吸収のバランスを達成(ネットゼロ エミッション) ・各国は削減目標を作成、提出、維持 する。そのため国内対策を行う ・削減目標は5年毎に提出(2020年-) ・協力的アプローチ(二国間の合意に 基づくもの)。ガイダンスに従う。 ・国連管理型アプローチ(ダブルカウ ンテングの回避) ・非市場アプローチ ・共通の方法、手続き、ガイダンスを 検討(2018年までに終了) ・各国は削減目標の実施、達成状況を 提出。専門家レビューなど。 ・共通の方法、手続き、ガイダンスを 検討(2018年までに終了) ・各国は削減目標の実施、達成状況を 提出。専門家レビューなど。

パリ協定概要

(参考)

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2017 2018 2019 2020 2021

COP22 COP23 COP24 COP25

議長 フィジー 開催 ドイツ COP26 パリ協定 ガイダンス完成(目標) 目標再提出 3月 各国案提出 5月 各国案提出 11 月米大統領選挙 7月 G7サミット 1月 米大統領就任 4月 仏大統領選挙 9月 ドイツ総選挙 秋 中国共産党大会 国際 交渉 政治 日程 (9-12か月前)

国際交渉と国際政治日程

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 トランプ候補は選挙期間中にパリ協定の破棄を主張していたため、COP会場でも話 題に。選挙戦と実際の政策は異なるので「今後の政策の見極めが必要」との見方が 殆ど。米交渉団も淡々と交渉。 (考えられる影響)  パリ協定のキャンセルなど:最短で2020年11月に離脱可能。中間選挙(2018年)、 次回大統領選挙(2020年)の影響は要考慮とのこと。気候変動枠組み条約からの 離脱との選択肢もあるが、離脱の場合には気候変動交渉への参加が難しくなる。な お、COP22後、パリ協定キャンセルについて修正発言があった。  国連分担金、緑の気候基金の拠出の見直し

 国内政策:Clean Power Plan(CPP)の廃止、石炭産業支援、シェール開発環境規

制緩和など。なおCPPを廃止するには新たな法案が必要の可能性あり。  CO2排出量見通し:シェールガスによるガスの低価格が続けば石炭からガスへの燃 料転換の流れは変わらず、CO2排出量は減少するとの見方が主流。なお、ブッシュ 政権、オバマ政権とも石炭からガスへの燃料転換がCO2削減に大きな貢献をするシ ナリオであった。  第二週にはケリー国務長官、モニッツエネルギー・長官などハイレベルでスピーチ。

米国

選挙翌日の国際 排出量取引協会 のイベント“US Post Election”は立 ち見も出るほど。

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ホワイトハウスのホームページにAn America First Energy Planとして方針を 発表。

(主な内容)

●エネルギーは米国民の生活と世界にとって重要

●Clean Air ActやClean Water Rulesなど規制を撤廃する。これにより7年間 で$30 billionの賃金増 ●シェール革命を推進。これにより雇用を増やし、また主として連邦所有地にあ る$50trillion相当のシェールオイル&ガスを活用することで、道路、学校、橋、 パブリックインフラを再建。農業も後押しする。 ●クリーンコールテクノロジーを進めることで石炭産業を復興させる ●OPECの石油依存から脱却を図る ●クリーンな空気とクリーンな水を守り、生態系の保護を行う ●EPAのミッションをクリーンな空気とクリーンな水を守りことに再構築 (コメント) ●エネルギーに関してはほぼ予想の範囲内。「気候変動」は使われていない。 ●EPAのミッションから気候変動は消え、大気汚染と水質汚染、自然環境保護関 連に絞る ●石炭はクリーンコールがメイン。CCS/EORはクリーンコールに含まれると思 われるが明示されておらず。低価格のシェールガス供給が続くので石炭のシェア は引き続き低下するも一定シェアは確保するものと思われる

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 COP22は「決めるCOP]ではなかったこともあり、比較的、マイルドな対応。途上

国に対する特別な配慮、CBDR(Common but differentiated responsibility)を引 き続き主張  トランプ政権となっても気候変動政策に変更なし、と明言。他方で、CO2規制は経 済成長への影響の懸念から、国内に対する説明が難しくなる、と指摘する中国政府 関係者もいる。

中国

 大気汚染対策として石炭からの燃料転換や省エネ規制 を強化する方向にあり、またエネルギー多消費産業の 構造調整の効果で、CO2排出量は減少の見込み。ピー ク時期の分析を見ると2025-3035の10年の幅がある。 COP22後2035年ピークを唱える報告書も出された。 なお、こうした幅ある分析は政府による「管理された 差異あるシナリオ」と受け止められている。  2017年からの全国規模の排出量取引開始をPR。現在、 排出枠の根拠となるデータを収集中  2017年は共産党大会。政局は要注目。 連日、中国パビリオンで 取り組みをPR。昨年に比 べると小粒の感あり。

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 中東

• UAE、サウジを中心に派手なGulf Pavilionを設ける。

• 省エネ、再生可能エネルギー、CO2 EORなどの取り組みをPR。「ネットゼ

ロエミッション」への危機感が高い。

 アジア

• 韓国はGreen GrowthなどをPR。Green Climate FundとGlobal Green

Growth Instituteと2つの機関の本部がある • インドネシアは農業影響など適応(Adaptation)を中心に取り組みを紹介。 JCMに対する期待も強い。  EU • パリ会合の余韻残る。オランド大統領には 大勢のプレスが殺到。 • 2017年は政治の年(フランス大統領選挙、 ドイツ総選挙など)。ポピュリズムの多管 理もあり、政治面での不透明性高まる。 • 石炭政策ではポーランドなどと意見の対立 が目立つ。また環境委員会と他委員会との 溝も顕在化。 • 英国のEU離脱の影響は明確には見られず。 メイ新政権の気候変動政策もまだ明確には 見えない 2020年のCOPを招致するトルコ。2017年 はフィジーが議長国でドイツが開催地

EU、中東、アジアなど

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 パリ協定 • 削減量の国際移転に関するガイダンス作成の タイムラインは決まったものの具体的な検討 は進まなかった。 • 「削減量の国際移転を必要とする国はあるの か」などの発言もありタイムライン通りに進 むかの懸念あり  北米 • カルフォルニア州が主導。ケベック州、オン タリオ州、それにメキシコが加わり、統一市 場へ。ニューヨーク州などの排出量取引 (RGGI)もカルフォルニア州と連携の動きあり、 州レベルで活発。他方で連邦のCPPの先行き は不透明。  中国 • 中国の全国規模の排出量取引導入(2017年 中)に注目が集まる。開始すればEU ETSを上 回る世界最大の排出量取引になる。

排出量取引

左からメキシコ環境省次官、カル フォルニア州環境長官、オンタリオ 州環境大臣、ケベック州環境大臣、 国際排出量取引協会CEO。国際排出 量取引協会サイドイベントで。 • ボトムアップで企業からデータを集め、省の発展改革員会が取りまとめ、中国全体の発展 改革員会が調整し、省毎に排出枠を配分する仕組み。基本は全国一律基準だが、地域差も 考慮するとのこと。  日本の提案する二国間クレジット制度(JCM)の認知は進み、途上国側での期待は高まる。  想定需要される需要(-2030):日本(3-4億トン)、韓国(4-5億トン)、国際航空(15-20 億トン)、オーストラリア、ニュージーランド、チリなど

(11)

●気候変動資金  適応資金の議論が中心(途上国側の関 心)。  緑の気候基金(GCF) • 途上国の期待は極めて強い(「打ち出の 小槌」的な期待) • COP22前に745百万ドルの融資を承認。 EBRDは省エネ(378 百万ドル)も。 • 新CEO(元豪州首席交渉官)は2017年1月 就任。効率的な運営が期待される

ファイナンス

●金融機関などの動向  民間イニシアテイブ • Divestment、Green Bondなど石炭を忌避/敵視する金融のイニシアテイブの動き顕著。 • ただ、リスクが顕在化するまでの道のり、投資引き上げ/回避することによる投資収益の 悪化などから、イニシアテイブに参加するものの、投資戦略を明確に変更するまでの時 間軸を明示していないところが多く、イニシアテイブと実際の投資行動にギャップがあ る可能性あある。  金融当局からの情報公開圧力 • 英国(Bank of England カーニー頭取)の発言をきっかけにG20でも検討が開始。まず は自主的な公開。どのように定量化するかなど詳細は未定。  公的金融 • 石炭火力へのファイナンスについて、代替エネルギー源の有無、所得水準などを考慮し て融資を選別的に行う方向に特に大きな変化はない模様。アフリカ開発銀行などは、ゼ ロエミッションは目指しつつ、石炭火力は移行期間の手段として位置づけ 気候変動資金の「主役」、緑の気候基金。実 績が出つつある。今後は気候変動資金の innovationが期待される

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 CCS • 2度シナリオ実現のための必要性は再確認。なお具 体的な投資にはまだ時間がかかる。 • UAE、メキシコはEORに関心大であり油価次第。 サウジは依然まずは経験を積む(従来型石油開発 で十分) • 米国はEOR先進国。トランプ新政権によるCO2回 収事業/技術開発への支援動向は要フォロー。  森林保全(REDD) • 土地利用変化によるCO2放出を減らすことでエネ ルギー由来のCO2削減の負担を減らす。 • 支援のための枠組み(市場メカニズム、非市場メ カニズム)とも継続検討。緑の気候基金も支援を 検討。  シナリオ分析 • IEAは来年以降、本格的に、2度目標、1.5度目標を目指す2050年へのシナリオ分析を行うもの とみられる。2020年の削減目標見直しでの活用が期待される。

2050年へのシナリオ

CCSがIEAの2度シナリオで重要な役 割。石炭火力はCCSは前提、ガス火 力でもCCSが必要となる 米国のCCS支援制 度は連邦と州の2 本立て。共和党の 基盤である中西部 州は支援策を行っ ている。 CCS

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(14)

パリ合意とIPCC報告 ー ゲームチェンジの始まり

パリ合意 「2度目標」と 「21世紀後半のネットゼロエミッション」 排出量に上限 =「排出枠」の存在(Carbon Budget) IPCC第5次報告 累積排出量と温度上昇に正の相関 合意文書採択(UNFCCCホームページ) 14 炭素排出枠 : 外部不経済だったCO2排出を経済システムの中に取り込む必要性何らかの形でコストが発生=炭素価格

(15)

2つの「炭素価格」 ー 政策としての炭素価格と企業にとっての炭素価格

企業にとっての炭素価格 3つのCarbon Pricing (コスト) 1. 規制対応コスト:CO2排出量規制 などが導入された場合のコスト。厳 しい条件(例えば、「CCSが条 件」)となれば、コスト負担は排出 量取引や炭素税より大きくなる可能 性あり。 2. 排出量取引:政府がルールを決め、 企業が排出枠をやり取り ⇒排出削 減投資をするのも、インセンテイブ を出すのも企業。他方で、削減投資 が利益を生む場合もある。 3. 炭素税:政府がコスト負担(税率= 排出トン当たりコスト)を決める。 税率は固定されているため、排出コ ストはある程度固定できる。

排出量取引と炭素税の導入状況

世界銀行資料(2015年) ・40か国、20の自治体でCarbon priceを導入 ・直接規制される排出量は世界排出量の12% 15 政策としてのCarbon Price 1. 排出量取引 :排出量取引は制度外からのクレジットの「輸入」を認めなければ確実に総排出枠 の中に排出量を抑えることができる。排出枠を合理的に決めることができるかがカギ。また、 政府が排出枠を入札で供給する場合売却収入の効率的な使い方が削減のカギ。 2. 炭素税 :炭素税は価格上昇による排出量抑制を期待。税収の使途には多様な考えがあるが、 削減投資支援に使う場合には効率的削減がカギ。「価格効果より財源効果が大きい」との分 析結果 (参考)

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16

EU

削減目標

2030年に40%以上削減(1990年比) 一人当たり排出量を6トンに(2030年。1990 年=12トン/人、2012年=9トン/人) 目標達成に国際クレジットは使わない。目 標引き上げの場合には利用を検討。

長期目標

 産業革命前から2度以内上昇にとどまる ためには2050年までに2010年比で少なく とも60%削減し、2100年にはゼロ近く、 あるいは以下にする必要がある。EUは 1990年比80-95%の削減を目指す

EU内の考え方の相違

 仏は原子力中心、ドイツは石炭から再生 可能へ、と方向性は明確。他方で、石炭 が主力のポーランドは意見に差がある  市場メカニズムの牽引車、英国の離脱。 市場安定化基金(MSR)への影響を懸念。 2014年10月23日,日経産業新聞 「Eの新話」から

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北米の排出量取引

World Bank, State and Trends of Carbon Pricing 2015

 カルフォルニア州とケベック 州・オンタリオ州などが協力、 州レベルで進む  ニューヨーク州など(RGGI)も カルフォルニア州との協力を 検討  なお、国境を超える排出枠に 取扱いは懸案事項

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開設 対象分野 企業数 削減目標 (原単位) オフセット クレジット 平均 価格 北京 2013年 11月 発電、セメント、石油化学 など490社 490 18% 5%上限 52.6 上海 2013年 11月 発電、鉄・非鉄など197社 197 19% 5%上限 8.8 深セン 2013年 6月 発電、鉄、交通など635社 635 25% 10%上限 34.8 広州 2013年 12月 発電、鉄、石油化学など 211社 211 19.5% 10%上限 11.5 河北 2014年 4月 発電、鉄、化学など138社 138 17% 10%上限 16.7 天津 2013年 12月 発電、鉄、ガス開発 など114社 114 19% 10%上限 15.1 重慶 2014年 6月 産業の241社 241 17% 8%上限 34.7

中国の排出量取引市場

(注) 平均価格は201年9月末 18  Pilot市場(7つの自治体)  2017年下期から全国で排出量取引市場導入 • 対象分野:電力、石油化学、化学、鉄・鉄鋼、非鉄金属、建設資材(セメントなど)、 紙・パルプ、航空 • トン30人民元(政策誘導) (参考)7つのPilot市場

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2013年6月21日 日経産業新聞「Eの新話」から

国際航空の排出量取引削減の取り組み

●国際航空の排出量  477百万トン[世界の1.5% 程 度)  急増中(986%増90年比較) ●取組目標  2020年以降増やさない (CNG : Carbon Neutral Growth) ●対策  機体改良、インフラ整備  バイオ燃料  オフセット ●オフセットメカニズム(検討 中)  2020年開始予定  利用可能なオフセットクレ ジットを検討中

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概要

EU

・Cap & Trade(2005年から)。排出枠の無償割当 を減らし、入札比率を増加の方向

・価格回復のためオフセットクレジットの流入制 限、入札繰延、介入基金創設(MSR)などの対策。

中国

・7つの自治体でCap & Trade ⇒ 全国規模へ (2017年後半目途(中国政府))

・国内オフセットクレジット(C-CER)の利用につ いては未定

韓国 ・Cap & Tradeを2015年開始

・国際的な排出量取引の利用(2020年以降) メキ シコ ・炭素税減免のためオフセットクレジット利用可 能(当面、国内CDM) 南ア ・炭素税減免のためオフセットクレジット利用可 能(パブコメまで) 北米 ・カルフォルニア州、ニューヨーク州、ケベック 州、オンタリオ州など州レベルで導入。 ・カルフォルニア州とケベック州、オンタリオ州 などが市場統合。カルフォルニア州はメキシコと ブラジルとオフセットクレジット供給につき合意 国際 航空 ・国際民間航空機関(ICAO)によりオフセッ ト制度開始(2020年以降。先行購入も検討中)。 国際海運でも導入の意見あり。 企業名 価格 (ドル/トン) ExxonMobil 80 Conoco Philipps 6-51 Statoil 50 Shell 40 ENI 40

Canadian Oils Sands 11.3 Eon 22.45-44.9

ENEL 12.35

Suez Environment 24-48 Xcel Energy 9-34 EDF, ENGIE, AEP, Duke

Energy など

公表せず Walt Disney 10-20 Societe Generale 11.22

炭素価格に関する外部環境(1)

1 排出量取引 2 Internal Carbon Price (shadow price)

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21

炭素価格に関する外部環境(2)

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22

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「約束された市場」

(出所)日経産業新聞「Eの新話」 (2016年6月16日)から 23 連続性の強い ビジネス 非連続性の強い ビジネス

(24)

ファクトの確認 (1)排出量の把握 ・どのような事業で、どの程度の排出量か、数字で把握 (2)マーケットへの影響 ・Carbon Price上昇で競争力を失う、あるいは競争力を増す、素材・原料、資機材、製品はあ るか、また影響の大きさはどうか。 Carbon Priceシナリオ ・Carbon priceは政策、エネルギー構造などにより決まるため各国毎に異なる。企業によって 見方が変わるのは普通のこと。 ・①各国の政策の調和と②企業の国境を超えたコスト最適化が進めば各国のCarbon Priceの ギャップは縮小。

・Single Global Priceの時代は?:理論上、価格裁定、気候変動やエネルギーなどの政策調和が 十分進めば。

ストレステスト

・複数のPriceシナリオ(High, middle, lowなど)で経営・事業へのインパクトを定量的に分析 ・ただし、Reputation risk(機関投資家、消費者など)も要留意。

経営戦略への反映

数字で、客観的に事実関係を把握することが、戦略の第一歩

リスクマネジメント: 炭素価格とストレステスト

参照

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