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電磁アクチュエータ

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Academic year: 2021

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(1)

電磁アクチュエータ

工学部 機械知能工学科 機械知能工学科

熊 谷 正 朗

[email protected]

MC-09/Rev 16-1.0

メカトロニクス総合

RDE

第09回

東北学院大学工学部

ドライブ回路

(2)

今回の到達目標

○ モータ類の制御に用いられる回路

◇半導体によるスイッチング回路

について説明できる。

・ MOSFETによるスイッチング

・ MOSFETによるHブリッジ回路

◇電力損失に注意を払える。

・ MOSFETの損失、ダイオードの損失

◇スイッチング回路の動作を読み取れる。

・ 電流の経路、動作の時間変化

(3)

今回の背景知識 (復習→基礎 BS13 他)

○電磁アクチュエータと駆動の特性

◇電磁アクチュエータはコイルである

・ 急にオフできない (L di/dt)

◇出力の調整:スイッチング&PWM方式

・ 高速にオンオフ、オンの時間比率

◇極性の変更:Hブリッジ回路

・ 電磁石の極性、モータの方向←電流極性

◇損失の問題

・ 部品にかかる電圧×電流→損失・熱

(4)

電磁アクチュエータの電流制御

○電流制御の意義

◇アクチュエータの特性:電磁石

・ 電流と力、トルクが比例する

・ 制御理論の多くの入力が力 (ma=f)

◇アクチュエータの破損原因は電流過大 (or速度)

・ 過大電流→加熱→焼損

・ 過大電流→強い磁場→永久磁石の減磁

⇒ 限界性能を出すには電流の調整必要

◇簡易的には電圧のみ (PWMのみ) でもOK

(5)

アナログ増幅回路による駆動 (小出力向け)

○オペアンプ+バイポーラトランジスタ

◇電圧ー電流変換回路を増強

◎ スイッチングではない:ノイズ出にくい

× 条件によって損失がかなり大、効率低

○ 回路規模が小さい

0 0

R S

負荷用電源

負荷

正電源

負電源 プッシュプル型

I o =(1/R S )V i

V i I o

(6)

アナログ増幅回路による駆動 (小出力向け)

○動作の理解

◇オペアンプ+トランジスタ → オペアンプ

・ V BE 分は自動的に補われる

・ 電流は増強できるが、電圧は少し減(V BE 分)

0 0

R S V

BE

吐き 出し

吸い 込み

※損失への耐性も

(7)

単純なスイッチング回路 (リレー、ソレノイド)

○MOSFET+フリーホイールダイオード

◇スイッチ部にMOSFETをつかう + コイル対策

・ リレーの駆動、ソレノイド(電磁石)の駆動

・ ステッピングモータのユニポーラ駆動(単純)

・ モータの一方向駆動(必要ならPWM)

0 0 0

※バイポーラも可

(8)

Hブリッジ回路

○MOSFET×4+D (Nch×4 or Nch, Pch×2)

◇HブリッジのスイッチをMOSFETで構成

・ Nchの場合、ハイサイドのゲート電圧に注意

・ Pchの場合はゲート電圧を下げてオン

Nch Pch

※バイポーラも可

(9)

Hブリッジの動作

○オンのとき・オフした直後 (フリーホイールD)

◇対角をオン→スイッチ経由で流れる ※状況依存

◇ → 全部オフにする → FWD経由で流れる

・ 電流が電源側に戻る:瞬間的にはCに入る

(10)

Hブリッジの損失の検討

○損失箇所:オン→MOSFET / オフ→D

◇オン:2× Ron I

: Ron次第で下げられる

◇オフ:2× VF I : VFが1[V]程度になる (大電流)

→場合によってはDの損失の方が大

Ron Ron

VF

VF

I I

(11)

損失低減の工夫

○ Dをなるべく使わないようにする

◇1組の対角のFETをオフ

→ 直後にもう一組をオンにする → D通らず

※切り替えの僅かな時間はD、FETを逆流する場合あり

※MOSFETは双方向可

※バイポーラは不可

(12)

Hブリッジと回生

○対角から戻る電流 → 電源(電池)

◇オン時/オフ時の上がり方/下がり方が変わる

・ オフ時の方が長い場合 → 戻る方が多い

・ モータの起電力(=回転方向)と電源の関係

一般的駆動:

上がりにくく 下がりやすい

回生可能状態:

上がりやすく

下がりにくい

(13)

ステッピングモータのバイポーラ駆動

○コイルが2系統ある

◇Hブリッジ×2

・ AとAを逆向きに直列

・ 直流モータの2倍の規模

A A B B

N S

A

A

B

B

(14)

3相ブリッジ

○3相モータの駆動用

◇ハーフブリッジ×3

・ 上下を適宜オンする

・ PWMでUVW各電流調整

Y結線 Δ結線

N S

U V

W

U

U W V

V W

(15)

電流制御のための電流計測

○ 対象に流れる電流 が欲しい

◇絶縁型の電流センサ(磁気を利用、大電流向)

◇抵抗を直列に入れる→両端の電圧を取り出す

=非絶縁なので工夫が必要

※ブレーキ

※ここの電圧

に要注意→

(16)

電流制御の方法

○(平均)電流を一定にするフィードバック

◇基本アイデア

・ 電流が目標より少ない → PWMデューティ増

・ 多い → 減

※デューティ:On-Off型/On-On型(対角オン切替)

◇モータの起電力の影響

・ 回転数が上がる → より高い電圧が必要

→ より高いデューティ比が必要になる

・ 一般にPI制御(比例積分制御)を使う

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