(1)Web版つくばスチューデンツ URL
つ く ば ス チュー デ ン ツ
2 0 1 6
年 冬 号
平成27年度課外活動団体リーダー研修会
p.2-3 学 生 諸 君 へ ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長 からのメッセージ
p.4-7 課 外 活 動 団 体 & ス ポ ー ツ ・ デ ー 新 役 員 挨 拶
p.8 学 群 ・ 学 類 だ よ り /
p.9 研 究 科 だ よ り /
p.10-11 つ く ば の 仲 間 た ち
p.12-13 つ く ば ア ク シ ョ ン プ ロ ジ ェ ク ト
/
p.14 つ く ば ス ポ ー ツ ラ イ フ
p.15 リ ー ダ ー 研 修 会 を 振 り 返 っ て /
p.16 保 健 管 理 センター だより
p.17 視 覚 に 頼 ら な い 街 歩 き − 筑 波 へ の 通 勤 編 − /
p.18-20 展 覧 会 よ り
p.21 学 園 祭 報 告 /
p.22-23 第 3 9 回 秋 季 ス ポ ー ツ ・ デ ー を 終 え て
p.24 平 成 2 8 年 度 学 生 定 期 健 康 診 断 日 程 表 /
p.25 学 生 の 定 期 健 康 診 断 の ご 案 内
p.26 平 成 2 8 年 度 学 年 暦
(2) 私の好きなSF作家の一人にカート・ヴォネガット
(1922-2007)がいます。もう,星の世界に行ってしま
いましたが,優しいニヒリストと揶揄されたアメリ
カ合衆国のこの作家の作品の中に「スローターハウ
ス5(屠殺場5号)」という題名の作品があります。
作家の第2次世界大戦での体験から生まれた,一見
荒唐無稽なこの作品は,あまりに悲惨なドレスデン
爆撃を題材にしたものですが,彼特有の意外な手法
でSF作品として書かれたものです。この本の中で
は,主人公が脈絡なく時空を飛び回らされるのです
が,ある時宇宙人にトラルファマドール星に女性と
ともに拉致された主人公が,彼女の胸にあるペンダ
ントに注目するシーンが有ります。そのペンダント
はハート形をしており,そこにはこう書かれていま
した。
「神よ,願わくは私に,変えることのできない物事を
受け入れる落ち着きと,変えることのできる物事を
変える勇気と,その違いを常に見分ける知恵とを授
けたまえ。」
この言葉は,ヴォネガット自身が描いたイラスト
とともに掲げられていました。
後で調べてみると,この言葉はヴォネガットが引
用したもので,その原本はアメリカの神学者ライン
ホルト・ニーバーが作者であるとされているようです
が,高校時代にこの言葉に触れ,また,この言葉が
記されているヴォネガットの小説に出会った体験は,
未だに私の日常のどこかに生きているような気がし
ます。変えることができない「過去」と,変えること
ができる「現在」と,その判断をしなければならない
「未来」。そのようにこの言葉を受け入れることもでき
ますし,変えることができない現実と,変えること
ができる夢,そして夢と現実の違いを見分ける知恵
と考えることも可能です。
高校時代,私はこの言葉のもとにデザインをやっ
てみようと思いました。しかし,さんざん悩んだ末
に,大学で選んだ専門は機械工学でした。デザイン
を将来行うために,その時に必要なものは何かとい
うことを考えた結果でした。私の前にはあふれる可
能性があったように思います。少なくとも,その時
はそう思っていました。私は,デザインに関係する
と思われる学問,技術,仕事などを書き出してみま
した。その結果,デザインを行うのにデザインを学
びに行くのは面白くないと思うようになりました。
その時期,私は映画ばかり見ていたような記憶が
あります。年間で500本以上見た年もありました。も
ちろん映画をとってみようとも思っていましたし,
そのためにストップウォッチを持って映画館に席を
かまえ,カットごとの時間を測るということを真面
目に行っていました。そんな中で,ある時,こんな
ことを考えました。それは,もしある人が居て,そ
の人は生涯映画館で暮らしていたらどうなるのだろ
うかということでした。もしかするとその人は映画
の中のさまざまな人生を全て生きていることになる
のかもしれない。いろいろな人になれるし,人でな
いものになれるかもしれない。一人の人間が経験す
る以上の体験を持つことになるのかもしれないとい
う想像です。一種の思考実験でしたが,もう一つ別
の角度からの考え方が同時に沸き起こってきました。
それは,映画館で一生暮らしている人の人生は映画
館で暮らしているという人生だということです。こ
のことに気がついた時に「夢」と「現実」の違いに唖
然とした覚えがあります。現代における,仮想空間
と現実空間の違いに繋がることかもしれません。
M
ESSAGE
M
学生諸君へ
ESSAGE
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長からのメッセージ
M
ESSAGE
M
学生諸君へ
ESSAGE
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター長からのメッセージ
ヴォネガットの言葉から
五
い が ら し
十嵐 浩
ひろ
也
や
(芸術系 教授)
(3) デザインを行うのにすぐにデザインを学ぶのは面
白くないと思った理由はここにありました。その時,
私にとっては,デザインは夢であり,現実をまず考
えてみようという決断だったように思います。
変えることができない物事と変えることができる
物事,そしてそれらを見分ける知恵。考えてみると
大学で学んでいることは,この「知恵」なのかもしれ
ません。
例えば,今,私が語っていることは主に私の経験
を述べています。これらのことはもう変えられない
「過去」の内容です。私にとってもこの物事を受け入
れる落ち着きがないといけませんし,この文を読ん
でいるあなたにも受け入れてもらうしかありません。
このような変わらないもののことを「知識」というの
かもしれません。一方,変えることができる物事は,
「仮説」ということかもしれません。どのような解釈
を行うにしろ,最終的に重要な事は変えることがで
きることとできないことを常に判断する「知恵」では
ないかと思います。
昨年の10月からダイバーシティ・アクセシビリ
ティ・キャリアセンターができました。学生にとど
まらず,全ての筑波大学の人々はそれぞれの個性を
持っています。そして,筑波大学という一つの社会
を形成しています。みんな違うことを考え,違う身
体を有しています。違いを分かり合うこと,そして
同じ部分を認識すること。つまり多様性という状態
を,変えることができない物事として受け入れる落
ち着きを持つこと。このことがダイバーシティとい
うことだと思います。また,人々はそれぞれの将来
を持ち,それぞれのキャリアを持っています。もう
過ぎ去ったキャリアもありますし,現在取り組んで
いる,変えることのできるキャリアに勇気を持って
取り組んでいる状況もあります。もちろん,将来の
キャリアを夢見ている人々もいることでしょう。
このセンターの活動によって,落ち着きと勇気と
知恵を筑波大学の全てに人々にお届けできれば良い
なと思っています。
(4)新役員決まる!
−平成
28年度課外活動団体三系委員長&スポーツ・デー学生委員長挨拶−
文化系サークル連合会第
41期運営委員会委員長
長
なが
瀬
せ
利
とし
勝
かつ
(社会福祉研究会 教育学類 1年)
皆さん,こんにちは。このたび文化系サークル連合会(以下文サ連)の運営
委員長を務めさせていただくことになりました,教育学類1年の長瀬利勝と申
します。ご拝命にあたりまして,あいさつをさせていただきます。
上記のとおり,私は今年の4月に筑波大学に入学した1年生です。いまだ右
も左もわからないことばかりで,広大な筑波のキャンパスを迷いさまよってい
るような新米です。そのような新米がこの大役を務めさせていただくのは大変
恐縮ですが,1年生だからこそ何かできることがあるのではないか,また,1
年生がこのような役職を務めあげることで今後の文サ連や筑波大学に何か貢献
できることがあるのではないか,そして,私事ですが,この経験が自分のこれ
からに大きな何かを与えてくれるのではないか,このような思いで今回,運営
委員長に手を挙げさせていただきました。
今年の4月,私は自由で活気あふれる大学・学生生活のイメージに対するき
らきらとした期待と,親元を離れて見知らぬ土地に1人旅立つことへのぼんやりとした大きな不安を抱いて,こ
の筑波大学のキャンパスに足を踏み入れました。どれもこれも新鮮で,楽しいことも多いですが,自分の行動全
てが自分の思いによって決まるという大学の自由さに,まさにかつての自分が持っていた大学への期待に,多く
のとまどいを感じました。広いキャンパス,慣れない講義,多彩な学生たち…,何もわからない状態での学生生
活の始まりは,とても心細いものでした。
そんな時,「社会福祉研究会」というなんとも仰々しい名前のサークルにほとんど運命的に出逢いました。名前
は仰々しいですが活動としては各地の施設におじゃまさせていただいて,子どもたちや高齢者・障がい者の方々
とさまざまな活動を一緒に行うという人間味あふれるサークルです。温かい人たちばかりで,特に履修について
不安を持っていた当時,このサークルで先輩方のお話を聞けて,本当に心から救われたのを覚えています。
私は文サ連を代表するものとして,この経験を通し,特に,何もわからずに不安を持っているであろう新1年
生たちの心の支えとなるようなサークルづくり,そしてそれを円滑に進められるような文サ連の運営に力を注い
でいきたいです。将来,自分たちのサークルを,ひいてはこの筑波大学を背負ってくれる後輩たちが少しでも心
地よく,楽しく過ごせる文サ連・大学を目指していこうと決意しています。
もちろん,現在文サ連や大学にいらっしゃる先輩方や同級生の皆さんのサポートも全力で行っていく思いです。
そのために,まずはやらねばならぬ仕事を丁寧にやり遂げつつ,皆さんのご意見・ご要望にしっかりと耳を傾け,
改善すべきところは少しでも変えていきたいと思っています。
私一人の力では,到底このようなことは成し遂げられません。文サ連のできることにも限界があります。「大変
そうだから手伝ってあげるよ」と,皆さんが我々の活動にご協力していただけたら本当に幸いです。体育会・芸
術系サークル連合会や全学学群・専門学群代表者会議などの他の学生自治団体に加え,大学外より筑波大学を支
えてくださる方々,そしてなにより筑波の学生の皆さんと手を取り合って運営に励もうと思います。
この役職を務めあげた後,文サ連が,筑波大学が,そしてこの自分がどのようになっているかとても楽しみで
す。力いっぱいやらせていただきますのでよろしくお願いします。拙い文章を最後までお読みいただいて,あり
がとうございました。
体育会第
40代執行委員会委員長
矢
や
崎
ざき
誠
まこと
(ラグビー部 体育専門学群 2年)
こんにちは,この度第40代体育会執行委員会の委員長を務めさせていただくことになりました,体育専門学群
2年の矢崎誠です。現在はラグビー部に所属しています。昨年は執行委員会1年目として総務局長を担当し,主
に認定推薦や代表者会議の運営を行いました。この度40年続いてきた体育会の委員長を務めさせていただけるこ
(5)とをとても光栄に思っています。
昨年は体育会に所属する団体の活動が非常に目立った1年でした。男女バス
ケットボール部の全日本学生選手権優勝や,ラクロス部,蹴球部の上位リーグ
への昇格など,各団体が全国そして世界において素晴らしい成績を収めました。
その他個人で見ても日本代表などで活躍する選手もおり,構成員にとどまら
ず,筑波大学の学生全体に対しても良い刺激を与えてくれたものと思います。
しかし,このような活躍がある一方で本学には自力運営が困難な団体があるの
も事実です。部員不足による団体の解散や,学内に練習場所がないため深夜に
長時間車で移動して学外の施設で活動している団体もあります。こうした団体
が相互に刺激し合い,体育会全体が発展していくことを期待しています。
執行委員会内部では昨年新入生歓迎祭や運営委員親睦会,リーダー研修会を
例年以上の規模で行うなど,体育会に所属する団体に多くのことを還元できた
1年でした。参加者に記入していただいたアンケートでも多くの好評をいただき,私たち自身も企画の成功を感
じることができました。昨今の学生は高校まで部活を続けていても,大学入学と同時にさまざまな理由で運動を
辞めてしまう学生が多いのが現状です。その中で体育会は大学でも部会や同好会で運動を続けていこうと考えて
いる学生をサポートしていきます。
体育会は今年で40周年という節目の年を迎えます。1977年に始まった体育会は当時32の部会,7の同好会の計
39団体により結成されました。現在では46の部会,12の同好会,そして19の医学団体を加えた計77団体で構成さ
れており,40年間の歴史とともに規模は2倍近くにまで発展してきました。それに加えて今年は医学部会の設置
など,大学と体育会の関わり方が変わってきました。このような時代の流れに合わせて,組織のあり方を柔軟に
変化させていくことは非常に重要です。これからも体育会は大学と構成員の架け橋となれるように活動致します。
最後になりますが,第40代体育会執行委員会は素晴らしい仲間に恵まれました。私たちは体育会に所属してい
る団体を良くしていこうという考えを全員で共有し,学生自治の下自主的に団体の援助を行っています。新幹事,
新局長の19人と共に第40代体育会執行委員会のチームを組めたことをとても誇りに思っています。私たちは団体
のために存在している組織であることを忘れずに活動していきます。その為には体育会構成員の皆さん一人ひと
りから,「困ったことがあれば執行委員会に相談できる」と思っていただける組織を作る必要があると感じていま
す。団体に愛され,筑波大生に愛され,応援してもらえる体育会を作っていきます。短い間ですが,1年間何卒
よろしくお願い致します。
芸術系サークル連合会第
40期運営委員会委員長
江
え
崎
さき
可
か
音
のん
(ミュージカル集団ESSASSA 芸術専門学群 2年)
こんにちは。この度,芸術系サークル連合会第40期運営委員長を務める
ことになりました,芸術専門学群2年の江崎可音です。ミュージカル集団
ESSASSAに所属しています。
芸術系サークル連合会(通称芸サ連)とは,芸術系課外活動団体から構成さ
れる学生組織です。加盟サークルの運営支援及び相互理解と親睦, そして筑波
大学及び茨城地方における芸術の振興を目的とし, サークル間の調整や大学と
の交渉・連絡,広報誌の発行,その他新入生歓迎祭やクリスマスコンサートな
どの運営などを行っています。
さて,体育会,文化系という名のつく学生組織はあっても 「芸術系」という
名のつく学生組織は日本全国を見渡してもほぼ皆無です。では何故芸サ連は生
まれたのでしょうか。昭和48年,筑波大学が開学し,多くのサークルが誕生し
ました。しかし開学間もない筑波大学のサークルを取り巻く環境は決して良い
ものではなく,とりわけ東京までの交通費,物品や活動場所などの問題でサークルが苦労することが絶えません
でした。当時音楽系・芸能系と呼ばれた今の芸術系サークルにおいて,音出しできる場所,機材の保管などの場
所の確保,発表の場を作ることなどが特有の問題としてありました。「音楽・芸能系サークル問題解決のためにサー
クルの連合組織を作ろう」間もなくサークル代表者たちからそんな声が出始め,昭和52年9月21日,学生によっ
て自主的に運営されるサークル連合体として,文化系サークル連合会,体育会とともに,芸術系サークル連合会
が発足したのです。そしておよそ30年,伝統芸術あり,音楽あり,劇団あり,果ては応援団ありと,今や芸術系
(6)サークル連合会には個性豊かな計33のサークルが所属しています。どのサークルも楽しく活動していますので,
皆さんもこの個性豊かな芸術系サークルをのぞいてみてください。
また,これを読まれている皆様にはぜひ,合同新歓,やどかり祭や雙峰祭といった大きなイベントの他にも,
各団体が行っている演奏会や公演会,ライブや展覧会といった普段の活動にも足を運んでいただけたらと思いま
す。私たち芸術系サークルはそういった発表の場で,普段の活動の成果をできるだけ多くの人に見ていただき,
私たちの生み出した作品で笑顔や感動を与えることができればと日々切磋琢磨しています。
私は,筑波大学の芸術分野における活動はまだまだ発展の余地があると思っています。これだけさまざまな分
野の学生が学類という枠を超え,それぞれの持つ個性豊かな力を出し合い,芸術活動に精を出している国立大学
は他にありません。もっと学生たちが自らを表現するチャンスはあってもいいはずです。私はこれらの芸術系
サークル同士の繋がりをより強いものにし,活動を学内だけに留まらず積極的に世に発信できる芸術系サークル
連合会にできるよう精進する所存です。未だ解決すべき問題の多い芸サ連ですが,精一杯頑張りますのでこれか
ら1年間よろしくお願いいたします。
第
40代スポーツ・デー学生委員会委員長
薦
こも
田
だ
昂
こう
樹
き
(情報学群 情報科学類 2年)
皆さんこんにちは,第40代スポーツ・デー学生委員会委員長を務めさせてい
ただきます,薦田昂樹です。
私たち,スポーツ・デー学生委員会は「筑波大学のすべての学生に運動の機
会を与える」という理念のもと,多くの参加者に楽しんでいただけるよう,運
営・企画について日々議論を重ねております。11月14日,15日に開催された第
39回秋季スポーツ・デーにはご参加いただけましたでしょうか?天候に恵まれ
ず,中止となってしまった競技も幾つかありましたが,来年度は40周年という
こともあり,より一層参加者の方々に楽しんでいただける運営と規模拡大を目
指し,委員一同力を合わせてスポーツ・デーを盛り上げていこうと思います。
ところで,皆さんはスポーツ・デーにどのような企画があるかご存知でしょ
うか?
毎年多くの方々にご参加いただいている「正式種目」。参加にはwebでの事
前申し込みが必要ですが,各競技筑波大学最強を決める毎年白熱の花形種目で,サッカーやバレー,バスケなど
をトーナメントやリーグ形式で行います。また,参加者の多い種目ではビギナーズカップ,スタンダードカップ
と2つのカップを用意しているので,初心者から経験者まで誰もが楽しむことができます。興味のある方は「ス
ポデー」で検索してみてください。皆さんの熱い戦いが見られることを心待ちにしております。
また,スポーツ・デー当日に陸上競技場を中心に行われる「学生委員会企画」通称「学企」。毎年人気のストラック
アウトやミニサッカー,ミニバスケだけでなく,私たちスポーツ・デー学生委員が考えた水合戦,SDコロシアム,SD
ホッケーなどオリジナリティーあふれる競技も多数用意しております。また,今年はスポーツ・デーの40周年とい
うことで,特別な企画にもご期待ください。「学企」は事前申し込みが必要なく,当日参加型の企画です。正式種目
の空き時間や,仲間内などで気軽にスポーツを楽しみたい方はぜひ,当日陸上競技場に足を運んでみてください。
そして,全国レベルの筑波大学体育会所属団体による,体験教室や公開練習を行う「サークル企画」。筑波大学
の施設を使い,普段はなかなか体験できない競技を実際にやってみたり,体育会のハイレベルな試合を目の前で
見ることができます。
これら3つの企画,「正式種目」「学生委員会企画」「サークル企画」がスポーツ・デーの三本柱です。どれも皆
さんに満足していただけると思うので,ぜひ参加してみてください。
スポーツ・デーを運営するにあたって一番大切なことは,皆さんに「やってよかった。」と思っていただくこと
です。学類やサークル,またバイト仲間など,共に汗を流し,応援し,喜び
を共感することで普段とはまた少し違った絆を感じていただけるはずです。
体を動かす機会が少なくなってきている中,せっかくの機会ですので,今し
かない学生時代の青春の思い出に仲間を誘ってスポーツ・デーに参加してみ
てください。たくさんのご参加をお待ちしております。
(7)第41期文化系サークル連合会運営委員会(運営委員会室:文化系サークル館1階 ☎4858 *[email protected])
役 職 氏 名 所属サークル 学 類 年次
運営委員長 長瀬 利勝 社会福祉研究会 教育学類 1
運営副委員長 古山 幹人 歴史探訪会 人文学類 1
運営副委員長 林 直哉 AmusementCreators 情報科学類 2
総務局長 栁沢 隆幸 筑波文学の会 人文学類 1
財務局長 髙橋 侑生 山岳旅の会 地球学類 1
情報局長 玉井雄一朗 将棋部 工学システム学類 2
企画局長 濱田 幸祈 斬桐舞 知識情報・図書館学類 1
会計局長 藤平 右京 歌留多部 応用理工学類 1
設備局長 熊川裕志朗 現代視覚文化研究会 知識情報・図書館学類 2
広報局長 坂本 弘樹 E.S.S. 情報科学類 4
第40代体育会執行委員会(執行委員会室:体育系サークル館2階 ☎2589 *[email protected])
役 職 氏 名 所属サークル 学 類 年次
委 員 長 矢崎 誠 ラグビー部 体育専門学群 2
副委員長 横田 伍 蹴球部 体育専門学群 3
副委員長 前原 拓弥 男子ラクロス部 生物学類 3
幹 事 宮尾 歩実 アイススケート部 生物学類 2
幹 事 長崎 宏輝 フェアリースキークラブ 地球学類 3
幹 事 原田 薫 バドミントン同好会 芸術専門学群 3
幹 事 三橋 武史 オリエンテーリング部 地球学類 2
幹 事 石田 七海 バドミントン同好会 人文学類 3
幹 事 宮本 将秀 医学バドミントン部 医学類 2
広報局長 久田 陽介 硬式野球部 体育専門学群 2
渉外局長 細井信之介 水泳部 体育専門学群 1
企画局長 石井 沙知 スキー部 看護学類 1
総務局長 古川 萌子 ライフセービング部 応用理工学類 2
スポーツ・デー局長 竹森 聖 サッカー同好会 工学システム学類 2
会計局長 佐藤 章 蹴球部 体育専門学群 2
財務局長 只石 充輝 アメリカンフットボール同好会 数学類 2
施設局長 青木 友哉 剣道同好会 数学類 1
書記局長 肥尾 明里 女子サッカー部 体育専門学群 2
医学局長 荒井 果歩 医学卓球部 看護学類 1
第40期芸術系サークル連合会運営委員会(執行室:文化系サークル館2階 ☎2995 *[email protected])
役 職 氏 名 所属サークル 学 類 年次
運営委員長 江崎 可音 ミュージカル集団ESSASSA 芸術専門学群 2
庶務担当副委員長 酒井 貴義 応援部WINS 応用理工学類 2
渉外担当副委員長 桑田 佳恋 写真部 心理学類 2
総務局長 今村 優吾 混声合唱団 応用理工学類 1
財務局長 西澤 尚悟 つくばフォーク村 情報メディア創成学類 2
会計局長 辻 拓幹 筑波音楽協会 社会工学類 2
広報局長 秋元祐一郎 落語研究会 人文学類 1
企画局長 尾々野 聖 ギター・マンドリン部 物理学類 2
平成
28年度 課外活動団体 三系役員
(8)購入した時間を何に使う?
2011年にはまだ学部生だった私が,2015年から教員
になって研究室を構えているのだから,時間の流れは早
いものです。今の私の仕事は人間とコンピュータの間の
関係性を極端な方向に振り,さまざまな価値を示すこと
で人類社会を掻き回し,議論の末に発展させていくこと
です。そのためにアート作品を実装することや研究をす
ることで見たことのないものを作り出していき,それを
研究発表・展示・製品化・マスメディアへの露出を含め
てあらゆる方向から社会実装しようと日々努力していま
す。せっかく紙面をいただいたので,私が大学生時代に
考えていたことをちょっと書いてみようと思います。
ざっくり言えば,創成学類の教育の中で,新しい価値
を生み出して社会に問うことの大切さを私は学んだと思
います。言葉にすれば陳腐ですが,筑波大学はその点に
関しては虎穴であり,その中でもメディア創成は特に良
いゆりかごです。
いわずもがな筑波大学はまず広い。そして風変わりな
教員やACなどをはじめとして変人の集まりです。理文
芸体,あらゆる人種が混ざっています。ここで評価され
るにはオリンピックでメダルを取る並のインパクトが必
要で,常に業績の異種格闘技戦が繰り広げられていま
す。そうか,研究は論文を書くだけではないのか,社会
への訴求の仕方は自由だし,まず社会入場のための古典
的価値(学位や論文や受賞,職歴,資産など)を手に入
れた後はあの手この手で自分の問いを社会に投げかけて
いかないといけない,ということが学生時代の気づきの
一つでした。そんなことを考えていたときに恐れたこと
があります。インターネット社会になったら,個人の能
力自体も資本主義化し,格差を広げようと振る舞うた
め,強烈なキャラクターを保たなければ生きていけなく
なるということです。だから少なくとも個性と能力のど
ちらも獲得せねばならない,ということに気づきました。
SNSをはじめとしてインターネット式コミュニケー
ション消費社会は人を強烈にキャラクター化する反面,
凡人を強烈に平均化し凡人にします。その分岐点でどち
らに傾くか,自分にはあまり才能がある方ではないこと
に気づいた私はその差分を時間を費やすことで回収しよ
うと考えました。自分の弱みと強みを客観的に理解して
攻勢をかけることは兵法の基本であるし,その問いが常
に生じうる筑波大学はすごく面白い場所です。数々の才
能を有するこの大学においてもまた,キャラクターとし
て生きていける才能とそこになびく個性のない凡人を有
意に分けることができます。その環境が物理実装されて
いるという意味で非常に面白いです。なぜでしょう,都
内の大学と異なるのは,この大学の周りには「大人」が
少ないことです。経済合理性のある判断が実装に下され
ることが少なく,やりきるかやりきらないかというとこ
ろが評価されやすいため,若い純真さを保つことができ
るのかもしれません。大学教育のモラトリアムという購
入した時間を何に使っていくか,器用貧乏にならないた
めには,プロジェクトをこなし続けて,そのオーバー
ラップに自分の専門性があるということを見極めなけれ
ばならないのだなぁと二十歳ごろに感じたことを覚えて
います。私ならコンピュータ,特に映像と物質へのこだ
わりです。
自分自身を社会実装する
青春を取り戻そうとする大人は見苦しい,資本を手に
入れてから若く振舞おうとするほどその姿は痛々しいも
のです。今いる学生へのアドバイスは名刺代わりの作品
を作ること,そして自分自身を社会実装するために全力
を尽くすことです。もし大学の間に芽が出ないなら修士
くらいまで頑張ってみてもいい。もし芽が出るなら博士
にいってもいいし,会社を起こしてもいいし,作家業で
デビューしてもいいでしょう。しかしその選択が時限付き
であることを自覚するのが重要です。若いうちは無理も
きくし,両親のサポートもあるし,大学生という身分も
あります。この筑波大学で他の学類の人間を専門性と実
装量で唸らせるような個性ある人間を目指してください。
21世紀はコンピュータが社会に溶ける世紀です。そ
の中でメディアとは何なのか,そして自分自身はコン
ピュータに囲まれた環境の中でどんなメディアとして振
る舞うのかを考えてください。自分をメディアとして捉
えたときにどう生きるか。これが私が次の世代に問いか
けたいメッセージです。
学 群 ・ 学
類 だ よ り
「魔法の世紀」を
生きる君たちへ
落
おち
合
あい
陽
よう
一
いち
2011年 情報メディア創成学類卒業
メディアアーティスト
図書館情報メディア系 助教
(9)研 究 科
だ よ り
破骨細胞・造骨細胞
奇異な小見出しです。筆者は人文学に関わり,医学も
知らず,高校の生物もすれすれでした。ただこの概念
にはショックを受けました。自分を作りながら,自分を
破壊する働きが人間にはあるというのですから。子ども
の頃から骨は堅いものだと思ってきました。それが成長
とともに伸びたり拡大したりするのが不思議でなりませ
んでした。何百キロもあるガラパゴスのゾウガメの甲羅
も,シロナガスクジラも同様に成長したようです。ティ
ラノサウルス・レックスの骨も,皆そうして成長してき
たとするならば,骨が堅いものとみるのは思い込み,ま
して「不動」なものなどと思ってはならないはずです。
身体とともに骨が増大するのは理解できました。とこ
ろが驚異だったのは,成長と同時に,いや成長するため
には,すでにできあがった骨が,刻々と破壊されねばな
らないことを知ったことです。つまり骨を形成する造骨
細胞が働くのと同時相即して破骨細胞が形作られた骨を
わざわざ破壊するというのです。
自分を作りながら破壊する?いや,そもそも破壊され
る「自分」などあるのでしょうか?概念矛盾ではないで
しょうか?
言葉と変化
ですが振り返ってみるのに,あらゆるものが更新され
ているのではないでしょうか?この世にあるものが現に
あるためには,できがあがった時があります。というこ
とは発生した時と,それから今に至るまでのプロセスが
ある,つまり運動・変化があるのでしょう。動いている
ということは,当たり前ですが止まっていないというこ
とです。私たちは逆に変化がより少ない状態にAなりB
なり……という名前を与えているに過ぎないのではない
でしょうか?名前を与えてしまえば,その名前とその名
に対応するものが永遠にあり続けるかのように思えてし
まいます。
考えるための便宜に名前は要りますが,名前ができる
と微細な変化や周りとのつながりが見えなくなってしま
うのも事実です。私たちは名前や言葉のために予想外に
縛り付けられてはいないでしょうか。
宇宙全体が動いているとすれば,たとえダイヤモンド
だろうが微細に振動変化していることでしょう。まし
て成長・崩壊のプロセスにある骨やら爪やら甲羅やらが
刻々に変化しているのは当然でしょう。
「不動の大地」などというのもレトリックです。3・11
を想起するならば。
「自分」の「心」はどうでしょう。どうやら「自分」
も「心」も前提できません。なぜなら私は「自分」の開
始を知らないからです。「心」も思い出とは切り離されず,
「今」考えている,という「働き」とは切り離せません。
また「言葉」なしには考えられません。
言葉や記憶・教育・コミュニケーションなどで着々と
形成されつつあるのが「自分」であり「心」であるよう
です。だとすれば,柔軟で可変的なものといえるでしょ
う。そうした変わりつつある「自分」たちによって築か
れる世間や社会も常識も,変わらないというのは筋が通
りません。10年前の常識は今の非常識であるとすれば,
現在の当たり前は将来の嘲笑とならないとも限りません。
健全なのは「自分」が固定視できないのと同様に世界
も世情も固定視できないと見据えること。変わらぬ自
分と世の中を疑い抜くこと,だからといって安易な全否
定を避けること。手探りしつつ自分のリアリティーと世
界の展望を広げてゆくこと。どうもそれしかなさそうで
す。なぜなら時空そろって私たちに一挙に「正解」が与
えられることはないのですから。
哲学カフェ
私が所属する人文社会科学研究科哲学・思想専攻では
7年この方,前述したような自由な思考を,未知の他
人とシェアする試みをもっています。月に一度,TXつ
くば駅そばのBiViつくばか,筑波大学東京キャンパス
文京校舎(茗荷谷)で,さらに第4水曜日に図書館エ
ントランスで開催している「哲学カフェ」です(http://
tetsugaku-cafe.com/,https://www.tsukuba.ac.jp/event/
20111005102410.html参照)。テーマは多岐多様,匿名形
式,自由参加・自由退出でき,誰でも平等に話に加われ
ます。あなたが抱える問題がテーマになることも充分あ
り得ます―もしもそれが長い間考え続けている問題な
らなおさらです。問題自体に根拠があれば全員が受け入
れるでしょう。またネズミ車のネズミのように,いつま
でも抜けられない単なる幻想・呪縛であったなら誰かが
解決のヒントをくれるかもしれません。脳内の思考も脳
の外側の他者情報交換も途切れず開かれて,連動してい
るものですから。
教員からのアドバイス
井
い
川
がわ
義
よし
次
つぐ
人文社会系 哲学・思想専攻 教授
(10)スキーをしたい人注目!!
∼フェアリースキークラブ∼
長
なが
﨑
さき
宏
ひろ
輝
き
(生命環境学群 地球学類 3年)
フェアリースキークラブとは?
私の所属する体育会フェアリースキークラブは,
同好会の中でも歴史があり,40年近く体育会に所属
しています。現在のメンバーは,1年生から大学院
生まで含め,およそ35人です。普段の活動では1∼
3年生が参加し,それより上の年次の方には,活動
や運営でさまざまなご指導をいただいています。私
たちは,基礎スキーと呼ばれるスポーツに特化し,
夏季はインラインスケートや体幹運動などで本格的
な活動に備え,冬季はスキー場で活動しています。
主な活動内容
この基礎スキーというのは,オリンピックで行わ
れている競技スキーのような,スピードを競うもの
とは異なり,ターンや体重移動,見た目を意識し,「綺
麗な滑り」を目指すものです。基礎スキーでは,検定
や大会で自分の実力を測れる機会があり,受験また
は出場することを同好会から推薦しています。
夏季の活動は,おもに授業期間の火・金曜日でイン
ラインスケートを用いたトレーニングや,体育館で
バドミントンやバスケットボールなどで体を動かし
ています。また,月に1回ミーティングを行い,誰
でも意見を出し合える時間をとっています。
冬季の活動は,火曜日は夏季と変わらずインライ
ンスケート,金曜日は土日に合宿を予定している場
合には出発前のミーティングを行い,合宿に備え準
備をします。
合宿は12∼3月で行っていて,近年では福島県の
猪苗代スキー場をホームゲレンデとして利用させて
いただいています。合宿は部員の負担を減らすため
に,個人の自家用車を使用したり,宿泊には国立の
研修施設を使用したりしています。合宿内容は,上
級生が班長になり,班員を率いてお互いにレベルを
高め合えるように心がけています。また,年間7回
程度,スキースクールの教官による指導をお願いし,
よりレベルの高い滑りを目指しています。顧問の先
生がいらした時には,ご指導いただき,スキーを通
して,親睦も深め合っています。
この合宿の内容に関しては,全構成員の参加が求
められる年2回の総会と呼ばれる全体ミーティング
で承認を得て,実行されます。構成員の意思が反映
され,毎年同じ内容ということはありません。幹部
だけで決定ということはなく,構成員の意見が反映
されることは,とても良いことだと思っています。
以上が,年間を通しての活動です。
フェアリーの雰囲気
フェアリースキークラブの雰囲気は,個人の意見
が尊重され,個人の課題ややりたいことができる,
良い意味で自由であると感じています。また,構成
員のスキーレベルはさまざまで,入部時は雪を見た
こともなかった人や雪国出身で以前から検定を受け
ていた人までいます。近年では留学生も所属してい
ます。私自身は新潟県出身でスキーをしていたとは
言え,検定など受けたことがありませんでした。入
部するきっかけとなったのは,同じ学類の先輩から
の勧誘でした。その後,活動や雰囲気にも慣れ,合
宿の季節になり,本格的なスキー合宿シーズンに入
りました。そして練習を積み重ね検定を受け,初め
て級を持ったとき,次の目標が明確になり,モチ
ベーションも大幅に上がりました。
スキーが好きな人にはもちろん,やったことはな
いけどやってみたいと思う人にはおすすめのサーク
ルです。入部してからスキーに対する思いが変わる
と思います。気になる方はいつでも,フェアリース
キークラブに所属する友人や僕を見つけて声をかけ
てくださいね!
(11)バラエティに富むピアノ愛好会
∼筑波大学ピアノ愛好会∼
藤
ふじ
生
う
千
ち
尋
ひろ
(人文・文化学群 人文学類 2年)
筑波大学ピアノ愛好会とは
筑波大学ピアノ愛好会は,筑波大学唯一のピアノ
サークルです。ピアノが好きな筑波大生ならだれで
も入会できるため,さまざまな会員がいます。例え
ばジャンルとして,クラシックはもちろん,アニソ
ンやボカロ,ゲーム音楽などを演奏する人がいます。
また,ピアノソロだけではなく,連弾をしたり,弾
き語りをしたり自由にできます。そして,ピアノは
弾けないけど聞くことが好きなので会員になってい
る,という人もいます。また,会員には学類生はも
ちろん,院生や留学生,研究生の方もいます。
ピアノ愛好会の会員は,課外活動練習施設(通称ク
ラブハウス)にある,2つのグランドピアノを使用す
ることができます。普段はそのピアノを使用して個
人で好きな曲を練習しています。
ピアノ愛好会の活動
ピアノ愛好会の活動はさまざまありますが,主な
ものは2つです。
1つ目は,毎週水曜日に行われる内輪コンサート
です。これは,会員が課外活動練習施設に集まって,
弾きたい人がピアノを演奏し,それを聞きながらお
菓子を食べたり,会員とお話したりする活動です。「コ
ンサート」という名前がついていますが,非常に自由
な雰囲気で行われています。
2つ目は,毎週金曜日に行われるミーティングで
す。日によって使う教室は異なりますが,会員たち
が集まって,コンサートや合宿など,サークル内の
活動についての話し合いをしています。
この2つが毎週行われる活動ですが,長期休みに
は合宿(という名の旅行)をするなど,活動内容は充
実しています。
以上で挙げたどの活動においても参加が自由です。
参加しなくてはならないという規則はないので,非
常に自由な雰囲気です。
コンサートについて
ピアノ愛好会では,年に6回ほどコンサートを
行っています。4月の新歓コンサート,6月のサ
マーコンサート,10月のデビューコンサート,11月
の学祭コンサート,1月のニューイヤーコンサート,
3月の卒業コンサートです。10月のデビューコンサー
トは初めて出演する会員が,3月の卒業コンサート
ではその年に卒業する4年生やM2の会員が出場す
るコンサートですが,それ以外のコンサートでは,
全ての会員が出場できます。もちろん,コンサート
出場に関しても自由です。
コンサートの内容は,ピアノソロはもちろん,連
弾や弾き語り,ほかの楽器とのアンサンブルなどが
あり,バラエティに富んでいます。また,曲のジャ
ンルもさまざまで,クラシックやアニソン,ボカロ
などがあって,誰もが楽しめるコンサートとなって
います。
また,今年度の7月には,アンサンブルコンサー
トを主催しました。これはピアノを含むアンサンブ
ル,またはピアノの連弾のみという制限を加え,ピ
アノ愛好会の会員以外の人たちとも一緒にコンサー
トをするものでした。私自身,ピアノ6手連弾(1台
のピアノを3人で演奏するもの)と,リコーダーとの
アンサンブルで出演し,非常に充実したコンサート
になりました。
今後のコンサート情報
1月23日(土),カピオホールにてニューイヤーコ
ンサートを行います。16:30開場,17:00開演(1部),
18:00開演(2部),19:00開演(3部)です。詳細情報
はHPをご覧ください。
6月4日(土),ノバホール(大ホール)にて30周
年コンサートを行います。ピアノ愛好会では,5年
に1度,周年コンサートという形で非常に大きなコ
ンサートを行っていて,来年度はちょうど30周年に
当たる年度なのです。普段のコンサートではなかな
か実現できないような大曲がそろっていますので,
ぜひお越しください。
詳細情報は決定次第HPなどに掲載いたします。
筑波大学ピアノ愛好会
HP:http://www.stb.tsukuba.ac.jp/~
piano/
問合せ先:[email protected]
Twitter:@piano_tsukuba
(12)盆踊りプロジェクト(
15016A)
杉
すぎ
山
やま
萌
も
依
え
子
こ
(人文・文化学群 比較文化学類 2年)
Thema:つくばで暮らす全ての人が,一緒に熱くな
る瞬間を
つくばには,海外出身の方や,県外出身者を多く
含む筑波大生が暮らしています。そうした外部から
やって来た方も,同じ土地で暮らす一員として,地
域の皆様のすぐ隣で一緒に生きています。人と個性
が豊かなつくばだからこそ,共に「生活」し「楽し
み」,今を「生きる」文化の中で,心から一体となる
瞬間をつくりたいと考え,本プロジェクトを立ち上
げました。外部からやって来た方にとってつくばが
大切な土地になること,そして,地域の皆様にその
存在を認めてもらい,一緒に文化をつくりながら「生
きる」ことを実感してもらいたいと考えました。その
成果として去る10月,新しいお祭りを開催しました。
Activity:大学外での新しい盆踊りの企画・運営/大
学内での日本文化体験会
テーマで述べた目標を実現すべく,選んだ題材が
「盆踊り」です。ただ見ているだけのお祭りでなく,
新しくやってきた人が特別な技術や経験がなくても,
輪に入り,お祭りの担い手になれるのが盆踊りの特
長だと考えています。このお祭りを実施するため,
6月から学内で週2回の踊りの場を設け,留学生や
さまざまな方に参加していただくと共に,お祭りの
構想を深めました。加えて,学内やLALAガーデン
にて本番に向けたプレイベントの実施を行ったほか,
地域の中学校のお祭りへ,踊りの指導にも伺いまし
た。コンテンツの構成,各種手続き,外部への依頼・
連携,予算の運用,備品の確保,会場作りにMCな
ど,授業では学べない数多くの経験をしました。ま
た6・7月には,盆踊りをはじめとしたその他の日本
文化も留学生に体験してほしいと考え,茶道同好会・
邦楽部のご協力で,体験会を実施しました。
Main Event:盆LIVE
そして,2015年10月3日(土),研究学園駅前公園
にて「盆LIVE」と銘打ち,新しいお祭りを開催しま
した。プロジェクトのテーマに従い,つくばという
土地で「生きる」ことの一部として「生の」「生きた」
文化を「楽しんで」ほしいという意味をこめ,「LIVE」
感のあるお祭りを目指し,その場での「生音」演奏を
取り入れました。好きなアーティストのLIVEのよう
に楽しんでほしいという意味もあります。
当日は,第1回目のお祭りでありながら常時100人
程が会場にいる状態となり,地域の家族連れの方々
にも多くご参加いただけました。メンバーである留
学生に櫓の上で踊りの見本をしてもらったり,生演
奏をしてもらったり,また地域の方にも屋台の出店,
パフォーマンスや演奏といった運営に携わっていた
だきました。
Next:今後の展望
お祭りが無事に開催できたのは,数々の場面で大
学外の地域の皆様にご協力いただいたおかげです。
開催に向けて立ち上げた実行委員会は,未熟な部分
も多かったですが,さまざまな皆様のご厚意や励ま
し,ご協力に支えられ,無事にお祭りを開催するこ
とができました。
第1回が成功を収めたことで,現在は来年度の開
催を計画しています。つくばには,皆が個性を合わ
せることで,新たな文化を生み出す可能性がたくさ
んあります。この活動を通じて,人々が隣で生きる
人を知って尊重し合いながら,つくばを今よりもっ
と誇り,愛することができれば幸いです。今後もつ
くばの一員として,毎日暮らすこの土地の文化を支
えていく活動ができるよう,努めてまいります。
2015年10月3日開催 盆LIVEの様子
盆LIVEグッズなど使用デザイン
(13)楽しみながら精進する
∼ジョイアサッカークラブでのボランティア∼(
20150001V)
魏
ぎ
爽
そう
(人間総合科学研究科 研究生)
始まり
今年4月中国から来日し,研究生として筑波大学
で勉強し始めました。日本の社会をより知りたく,
T-ACTの紹介を通じて,ジョイアという知的障がい
者サッカークラブにてアシスタントコーチとしてボ
ランティアをするチャンスをいただきました。この
半年の活動を経て,誰かの役に立とうとしていた自
分は良い人たちと出会い,楽しい思い出やいろいろ
な知識を得て,「to give is to gain」という言葉を改め
て実感しました。
毎月の練習
チームは月に1回スポーツシューレで練習してい
ます。主に基礎練習をしてから,チームを組んで試
合します。つくばFCのコーチの2人がメンバーた
ちにサッカーテクニックを教えますが,私はその手
伝いや付き添いをします。例えば,説明がわからな
いメンバーがいれば教えたり,体の動きがスムーズ
にコントロールできないメンバーを助けたりします。
自分の役割はシンプルなので,メンバーたちと楽し
く付き合えます。みんなかわいくてあつい人で,私
のことを受け止めてくれて,趣味を話したり,冗談
を言ったり,すんなり仲良くなれました。性格は十
人十色ですが,サッカーに興味深いところはみんな
同じです。いつもやる気満々で,汗を惜しむことな
く,真面目に学んで実践します。練習試合前後のお
辞儀と活動終了のメンバー代表発言もちゃんとして
います。やりたいから全身全霊で真剣にやるという
態度が私は大好きです。
2人のコーチやジョイアの責任者は心が広く,組
織力もあり,私は尊敬しています。
地域の交流
サッカーといえば,やはり試合の無限の面白さで
しょう。10月に東京で開催された第8回全日本知的
障害児・者サッカー競技会∼にっこにこフェスタ∼
に出場しました。実は8月,9月に東京や茨城の
サッカークラブとも試合をしましたが,今回の全国
大会はみんなわくわく期待していました。メンバー
の家族も一緒に観戦し,応援しました。緊張感溢れ
る7試合で,勝ちも負けも味わい,第4位を受賞し,
チームでかっこいい写真を撮りました。それに,ア
トラクションで遊んだり,一緒に昼食をとったり,
ほかの地域のチームメンバーと交流したり,充実し
た一日でした。
日本ではこのような活動の内容が充実していて,
団体数が多いため,先進国として障がい児・者に対す
る福祉や教育的アプローチが他の国にとって参考に
なる部分は多々あると思います。
なお,毎年行っているファミリーサッカーは,つ
くばFCの選手5人も参加してくださいました。家
族と一緒に楽しく,強い選手と対戦し,練習の成果
を十分に出せた痛快な一戦でした。メンバーたちの
サッカーが上手になっていて嬉しく思いました。オ
フェンスやディフェンスが成功した時のハイタッチ
や掛け声が一番気持ちよく,みなさんと活動してい
る時間は本当にリラックスできます。
和して同せず
少し困難を抱いているメンバーであろうと,外国
人の私であろうと,それぞれ身体上,思想上のダイ
バーシティがあっても,隔たりを感じることなく,
みんな平等に生きていて,お互いに尊重しあい,個
性を発揮しながら解け合い,サッカーの魅力を楽し
むことができます。
それゆえ,私はここが好きです。茨城県をより素
晴らしい地域にするために,まだボランティアをし
たことのない若者は,ぜひ自分の情熱と才能を活か
すように願っています。
ジョイアのメンバーたちと
(14)“アダプテッド”の視点から
スポーツライフを楽しもう!
村
むら
上
かみ
祐
ゆう
介
すけ
(体育系 特任助教)
私が所属するアダプテッド体育・スポーツ学研究室
は,スポーツをその人に“アダプテッド”することで,
障がいのある人や高齢者,スポーツが苦手な人など,
さまざまな人々がスポーツに参加し,楽しむことが
できるという考えを持っています。実際に,知的障
がいのある子どもたちや車いすで生活している子ど
もたちに,さまざまなアダプテッド・スポーツを提供
することでスポーツに参加したり,楽しんだりでき
ることを実感しています。
最近では,2020年東京オリンピック・パラリンピッ
クの開催に向けて,パラリンピックへの注目がこれ
まで以上に高まりつつあります。これはとても嬉し
いことで,障がいのあるなしに関わらず,また,ス
ポーツのうまい下手に関わらず,スポーツを楽しみ
たいと思った人が気軽にスポーツに参加できて楽し
める社会の実現を期待する次第です。
パラリンピックを,“アダプテッド”の視点から見
ると,実に多くの“アダプテッド”が行われているこ
とが分かります。例えば,パラリンピックの競技と
して認知度が高い車いすバスケットボールは,基本
的にはバスケットボールのルールと変わりありませ
ん。ただ,ドリブルについて,膝の上にボールをの
せた状態で2回まで車いすをこぐことができるよう
に少し“アダプテッド”を加えた事で,より一層ス
ポーツの魅力が高まりました。また,シッティング
バレーボールという競技は,体育館の床に座った状
態でバレーボールを行う種目ですが,競技ができる
までの歴史を調べてみると,ネットの高さやコート
の大きさなど,座った状態でいかに迫力のある魅力
的なスポーツを行う事ができるかを何度も繰り返し
試してみて現在のコートが設定されたようです。他
にも,ブラインドサッカーやウィルチェアラグビー
なども実に創造的な“アダプテッド”の視点によって
魅力的なスポーツになったものです。
一方,パラリンピックの競技の中には,既存のス
ポーツを起源としないスポーツも少なくありませ
ん。例えば,みなさんは「ボッチャ」というスポー
ツをご存知でしょうか。白いボールを中心に,赤と
青のボールを投げ合い,どちらのチームのボールが
白いボールに近づいたかを競うスポーツです。パラ
リンピックでは,重度の障がいがある人が参加する
スポーツとして白熱した戦いが展開されることで有
名になっていますが,私たちが行ってももちろん問
題ありません。一度経験するとやみつきになる魅力
あるスポーツです。また,ゴールボールという競技
は,アイシェード(目隠し)を着用して行うスポーツ
で,パラリンピックでは視覚障がいがある人が参加
できます。バスケットボールと同じ大きさで少し重
いボールをサッカーのPKのように投げ合うシンプル
な競技です。ただ,競技場面をみると,その激しさ
と白熱した攻防についつい夢中になってしまう魅力
があります。これらのスポーツは,既存のスポーツ
に“アダプテッド”の要素を加えるのではなく,障が
いのある人が活躍できる形で創造されたスポーツで
す。このような,行う“人”を中心にスポーツが展開
されることは今後さらに広まると考えられます。
私は,スポーツは行う人の得意不得意や,できる
できないに関わるものではなく,自分がチャレンジ
したい,経験したいと思ったときに気軽に行えるも
のになることを望んでいます。2020年東京オリンピッ
ク・パラリンピックによって,社会の中のスポーツの
在り方が大きく発展することを願っています。
スケートサッカーの様子
(15)リーダー研修会を振り返って
リーダー研修会実行委員長
長
なが
﨑
さき
宏
ひろ
輝
き
(生命環境学群 地球学類 3年)
いざ!赤城へ!!
12月5∼6日に国立赤城青少年交流の家にて,平
成27年度課外活動団体リーダー研修会が行われまし
た。内容には大きな変更はありませんでしたが,日
程に大きな変更が出たため,無事最後まで計画通り
行くか,楽しみな気持ちと不安な気持ちを抱えなが
らのスタートとなりました。1日目は到着次第,昼
食をとりに食堂へ向かい,その後開会式を体育館で
行いました。開会式が終わると体育,芸術,文化の
各系に分かれ研修会が行われました。この系別会で
は,組織の意義やあり方を学びました。夕食の後に
もう一回系別会を挟み,全体の懇親会を行いました。
懇親会は実行委員が主導して行うものですが,準備
に時間がかかり,ビンゴ大会で時間いっぱいになっ
てしまったのが残念でした。その後,入浴し,就寝し
ました。2日目は朝のつどいと朝食の後は系別会を行
い,その後の体育系の坂入洋右先生による講演会で
リーダーとしてのあり方を学びました。講堂が改修
工事で使用できない事態があり,体育館で多くの行
事が行われました。しかし,その体育館も次の団体
が入る前に出なければならず,忙しい退出となりま
した。昼食後は記念撮影をし,筑波大学へ向け出発。
予定より早く,無事大学に到着し,解散しました。
リーダー研修会への思い
私自身は一昨年の12月からリーダー研修会実行委
員会のミーティングに参加しました。そこで,リー
ダー研修会というものは何のために行っているのか
初めて知りました。その後は,自分たちが主体とな
り,何か新しいことはできないかと考え,話し合い
を進めてきました。また,1ヶ月前には毎年全員が
集まる開会式や講演会などで使用していた講堂が使
えないなど,私たちにとって大きな試練と言える出
来事がありました。どのようにすればうまくいくか
必死に考え,当日に備えました。みんなが楽しめる
リーダー研修会にしようと日程にもできるだけ余裕
を持たせました。このようなことをしていくうちに,
リーダー研修会のことを常に意識して生活する日々
が続きました。そして,当日を迎え,今まで計画し
てきたことが全て正しい方向へ行くように全力で取
り組みました。そして,帰りのバスでやっと終わっ
たという気持ちよりも終わってしまったという気持
ちが大きく,なぜか寂しい気持ちになりました。こ
の寂しい気持ちから自分のリーダー研修会への思い
はとても大きく,私の人生にとってもとても重要な
ものになったと感じました。
委員長として
最後に,委員長視点では,今回のリーダー研修会
は大きなミスがなく,時間通りに終えることができ,
満足のいくものであったと感じました。しかし,そ
こには多くの人たちの助けがありました。実行委員
の3人をはじめ,体育会,文化系,芸術系の執行部
や参加者の皆さん,学生生活課や紫峰会の方々など
のサポートがありました。本当にありがとうござい
ました。今回のリーダー研修会のテーマであった「助
け合い」,このような場面でも大きく発揮され,実感
することができました。今年は施設に関することや
時間に関する制約が多々あり,非常に苦労しました
が,このような出来事を次年度以降の実行委員や執
行部へ引き継いでいけば,さらにレベルアップした
リーダー研修会にすることができると考えています。
次年度の実行委員のサポートをしっかりとしていく
ことが私たちの残された仕事です。次年度は彼らの
サポートに全力を注いでいきます。よろしくお願い
します!
(16)キャリアじゃない。人生なのだ。
太
た
刀
ち
川
かわ
弘
ひろ
和
かず
(保健管理センター 精神科)
今の時期になると,就職や卒業が決まった学生諸
君の自信と明るさに満ちた話を聴く一方で,就職活
動をしたけれど自分の希望する会社に入れず,ある
いは卒論が間に合わず,相談にくる学生さんの話も
多く聴きます。中には「自分は就職もできないダメ人
間だ」とか,「自分だけが社会に取り残されてしまっ
た」といってひどく落ち込み,うつ状態に陥ったり,
ひきこもったり,自分を傷つける人もいます。なぜ
ここまで思い詰める状況が生じるのでしょうか。
そこで今回は,キャリアと自己愛の関係から,理
由を探ってみましょう。
キャリアの問題
日本の就職は,卒業とリンクしており,金銭を自
ら得るだけでなく,社会的・職業的に自立し,あるい
は社会の中で自分の役割を果たす,いわば「大人の切
符」のように位置づけられていました。しかし現代で
は,職業の不安定化と職業意識の希薄化に伴う学卒
無業者が急増しています。これには一旦就職したら
同じ企業で生涯働く終身雇用が崩壊しているにも関
わらず,大学卒業後の一斉就職にこだわる社会の古
風な体制が影響しています。現代の就職活動は明ら
かに歪んでおり,学生はその犠牲者と言わざるを得
ません。さらにその価値観の歪みは社会全体に息づ
いており,「なぜ大学を出たのにすぐに就職しないの
か」というステレオタイプと社会的圧力が,親世代
のみならず学生自身の価値観にも色濃く浸透してい
るのは,驚くべきことです。このような状況で,周
りの友人たちを尻目に,就職支援サイトをくまなく
眺め,エントリーシート何十枚も自分のアピールポ
イントを書かされ,何度も面接に落とされることが,
自己評価を低める強いストレッサーとなることは容
易に想像されましょう。
自己愛の病理
一方,就職ストレッサーをタフに乗り越えること
が難しい学生が増えている背景には,自己愛の問題
も指摘されています。「自己愛(ナルシシズム)」とは,
文字通り自己を愛することですが,精神医学的には,
社会的地位や目標達成により自分の満足と周囲の注
目を得ようとすること,他者の感情や現実認識に鈍
感であることを指します。自己愛は子どものころは
誰もが持っていますが,成長によってある程度現実
認識に置き換えられます。しかし本当は低い自己評
価や傷つきやすい自己が成人になっても続いていた
場合,これを防衛するために限りない理想にこだわ
り,現実との折り合いをつけられなくなるとうつ病
となり,あるいは自己愛性パーソナリティ障害とい
う性格の病に陥ります。
タフに生きること
現代の日本は,この過剰な自己愛を育みやすい環
境にあります。少子化は親子の密着を促進し,子ど
もは大学に入るまで親の求める成績優秀な「いい子」
を演じ続けなければなりません。そして一度就職す
れば,グローバル社会で活躍するコミュニケーショ
ン能力の高いスーパーマンでいなければなりません。
今や大学ですら,「求められる素晴らしい学生像」を
毎年目標に掲げています。何のために私たちが生き
るのか,ではなく,どのように生きることが模範的
か,が教えられます。しかし,少なくとも精神医学
的には,現実と折り合って食べていける程度の仕事
をし,生きのびて,ほどほどに自分を愛することこ
そ,タフに生きるということです。
アップルの創業者のS.ジョブスは言いました。「キャ
リアではない。(問題は)私の人生なんだ」と。うま
くいかない皆さんを,私たちはキャリア支援室と一
緒に応援していきます。
(17)視覚に頼らない街歩き
−筑波への通勤編−
ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター
アクセシビリティ部門
朝5時50分
―空気が冷たい!ええと,今日の旅の見通しは,ま
ず,住宅街を抜けて駅まで歩いて,電車に乗る。5
駅先で降りて地下鉄に乗り換える。東京を横断して
北千住駅へ。つくばエクスプレスに乗り換えて,つ
くば駅に着いたら,今度はバスに乗って大学へ。バ
ス停から第二エリアにあるオフィスへ。なにもハプニ
ングがなければ2時間40分くらいかな?さあ,出発。
横断歩道
―さすがに,まだ車も人も通っていない。静かだ
な!このまま渡れそうだけど,信号が赤かもしれな
いから,一応押しボタンを押してみよう。
公園前
―あ,人の声が聞こえてきた。ラジオ体操に行くの
かな。なんだか楽しそう!良い1日を。
駅前
―この辺には点字ブロックの上に自転車が止まって
いたり,お店の台が出ていることがあるから気を付
けて歩こう。でも,今日はなにもなさそう,良かった。
ホーム
―ここからは,慎重に進まないと。白杖の振り方を
スライド法に変えて,と。ベンチや柱があるし,か
と言ってホームの端に寄りすぎると危険。あ,電車
が入って来た。うん?ドアが開く音が左前方から聞
こえたから,もう少し待ってから,そちらの方向に
移動しよう。
北千住駅
― すごい人!足音が
あちらからもこちら
からも向かってくる。
みんな朝から大変そ
う。少し落ち着くま
でここで待っていた
方が良いかな。電車
に遅れてもけがをし
な い 方 が 良 い し ね。
あ,お日様が出てる。
あったかい!
つくば駅
―やっとつくば駅。あれ?誰か私に話しかけてる?
「エスカレータにお乗りですか?」
「はい」
「混んでますね。一緒に行きましょう」
―優しそうな人!今日は良い日になりそうだ。
「ありがとうございます。お願いします」
バス停
「私も筑波大学の職員
なんです。バスでも行
けるんですけど,自転
車で通っていて,でも
今日は一緒にバスで行
きましょうか?」
「ありがとうございま
す。でも,ここまで
送っていただいたから
大丈夫です。一つだけ
教えていただきたいの
ですが,バスに並んで
いる人の列は,ここか
ら何列ありますか?」
「右に1,2,3列,じぐざぐ並んでいます」
「ありがとうございます。じゃあ,きっと2台目のバ
スに乗れそうですね」
「そうですね。じゃあ,お気をつけて」
「どうもありがとうございました」
筑波大学中央バス停
「今日はちょっと歩道から離れて止まったから気をつ
けてね」
―あ,今日は親切な運転手さんで良かった。ここか
らあと一息。点字ブロックに沿って行けばもうすぐ
オフィス。今日も無事に旅が終わりそう。私に声を
掛けてくれた人たち,ありがとう。そっと道をあけて
くれた人もたくさんいたかもしれないな。ありがとう!
視覚障害者には,白杖や盲導犬を使って歩く人た
ちばかりでなく,外見では分からない弱視の人たち
もいます。視覚に頼らない歩行には,頭の中に地図
を描き,点字ブロックや電車のドアの開閉音など有
効な手掛かりを活用して,自分の位置を確認しなが
ら歩くことが必要です。しかし,混雑した駅や多く
の人が並んでいるバス停などでは,状況の把握が難
しく,声をかけていただけると安全に歩くことがで
きます。
白杖を持った人や困った様子の人を見かけたら声
をかけていただけると大変助かります。ご協力くだ
さいますようお願いいたします。
新年おめでとうございます。筑波大学ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンター アクセシビリティ
部門です。今回は,障害学生支援室に勤務する全盲の教員の冒険と出会いに満ちた通勤の一コマをご紹介します。
皆さんも一緒に視覚に頼らない街歩きを体験してみませんか?
込み合うホーム
込み合うバス停