資料編
はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 導 入 自分の住む「まち」の課題を考える・・・・・・・・・・・・・・・6 事例1 観光ツーリズムによる「まち」の活性化ー神戸市を例にー・・・・・13 事例2 景観「まち」づくりー芦屋市屋外広告物条例を例にー・・・・・・・21 事例3 命を守るためにー尼崎市の地域防災を例にー・・・・・・・・・・・29 事例4 買い物と住みやすい「まち」ー東播磨地域の大型商業施設を例にー・37 事例5 ニュータウン「まち」の維持・再生ー鉄道沿線を例にー・・・・・・43 事例6 乳幼児の子育てを考えるー姫路市を例にー・・・・・・・・・・・・51 事例7 過疎地域の医療ー但馬地域を例にー・・・・・・・・・・・・・・・59 事例8 子育て世代の定着を考えるー篠山市の認定こども園を例にー・・・・67 事例9 ふるさとに住み、働くー淡路島を例にー・・・・・・・・・・・・・75 事例 10 兵庫県自転車安全利用条例・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83 事例 11 大学の授業料と奨学金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・89 事例 12 小学校の統合・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・95
参画と協働が拓く 兵庫の未来
~政治的教養をはぐくむ教育の充実に向けて~
平成 30 年 10 月
兵庫県教育委員会
はじめに
本資料編の使い方
本資料編は、すべての教員が総合的な探究の時間やホームルーム活動等の時間を活用して指導できる 内容にしています。生徒は、導入で地域の課題を見つけ、事例1~事例9を通して地域の現状を知り、
問題点を見つけ、課題を設定します。この学習を基に、事例 10~事例 12 及び公民科の授業で、国家及 び社会の形成者として必要な資質・能力を育む構成にしています。
なお、生徒用ワークシートの予想される回答を示していますが、あくまでも「正答」が決められていないオープ ンエンド型の授業を展開し、生徒たちの話し合いを授業の中心に据えること等により、生徒の主体的・対話的で深 い学びの実現を図るように授業を工夫し、生徒自身の考えを広げ、深められるようにしてください。
導入
~自分の住む「まち」
の課題を考える~
生徒たちが住む地元
(ふるさと)の課題を見つ け出す。
事例1~事例9 導入により課題となった 項目について、適宜、事 例を選び、地域課題に ついての理解を深める。
事例 10~事例 12 公民科等の授業 地域に見られる課題を 捉え、その解決に向けて 構想する。
すべての教員による取組 主に公民科教員による取組
グローバリゼーションが進み予測困難な時代を迎える中で、平成 28(2016)年6月に選挙権 年齢が満 18 歳以上に引き下げられ、さらに 2022 年度からは成年年齢も 18 歳へと引き下げら れます。このような状況の中で、高校生にとって政治や社会は一層身近なものとならざるを得 ず、自ら考え積極的に国家や社会の形成に参画することが求められます。
平成 30(2018)年3月に告示された高等学校学習指導要領では、「高等学校においては、生 徒一人一人に社会で求められる資質・能力を育み、生涯にわたって探究を深める未来の創り手と して送り出していくことが、これまで以上に重要となっている」とされています。これからは、
民主主義のルールの基礎を学ぶプロセスや、公共的課題の解決をテーマとした学習活動はもちろ んのこと、総合的な探究の時間や特別活動等を通じて地域社会や家庭に視点をあてた学習活動を 行い、生涯学習社会に積極的にかかわる人材の育成が求められています。
この新しい高等学校学習指導要領の趣旨等も踏まえ、身近な地域課題に気づき、社会に参画し ようとする意識を育てることで、政治的教養を高める教育にかかわることができるよう、平成 28(2016)年に作成した『参画と協働が拓く 兵庫の未来』「資料編」に、地域課題に焦点をあ てた事例を加えて増補しました。
本資料編を活用することにより、高校生が、国家及び社会の形成者として主体的に社会に参画 し、生涯にわたって学び続ける資質・能力を身に付けることを期待します。
1 導入(自分の住む「まち」の課題を考える)
将来にわたって住みたい魅力ある「まち」をつくるために、生徒たちが住む地域(ふるさと)の 実態を話し合いながら「ダイヤモンド・ランキング」を作成し、様々な世代にとって住みやすい
「まち」とは何かを考え、課題となっている項目を見つけます。
2 すべての教員による取組(事例1~事例9)
導入で課題となった点について、学習内容を深めるため、各学校の状況に応じた事例を選択し、
地域の現状を知り、問題点を見つけ、課題について考えます。
テーマ 地域 項目
事例1 観光ツーリズムによる「まち」の活性化ー神戸市を例にー 神戸 観光 事例2 景観「まち」づくりー芦屋市屋外広告物条例を例にー 阪神 まち並み 事例3 命を守るためにー尼崎市の地域防災を例にー 阪神 安心・安全 事例4 買い物と住みやすい「まち」ー東播磨地域の大型商業施設を例にー 東播磨 買い物 事例5 ニュータウン「まち」の維持・再生ー鉄道沿線を例にー 神戸・
東播磨
住み慣れたまち 交通の利便性 事例6 乳幼児の子育てを考えるー姫路市を例にー 西播磨 子育て 事例7 過疎地域の医療ー但馬地域を例にー 但馬 医療・福祉 事例8 子育て世代の定着を考えるー篠山市の認定こども園を例にー 丹波 子育て 事例9 ふるさとに住み、働くー淡路島を例にー 淡路 仕事
本資料編に掲載した生徒への配布資料を参考に、身近な地域のことについて考えることができる資料を 準備することにより、生徒が地域の課題やその解決に向けて、より理解を深めることができます。
→P4 5地域に応じた各事例の活用 参照
3 公民科教員による取組(事例 10~事例 12)
事例1~事例9を通して地域課題への理解を深めた後、その解決に向けた取組が、①地域住民が 主体となって行うこと、②市町や県が主体となって行うこと、③国が主体となって行うこと、のい
ずれにあたるかを考え、生徒自身がそれぞれの取組に参画する力を身につけます。
テーマ 地域 項目
事例 10 兵庫県自転車安全利用条例 全県 安心・安全
事例 11 大学の授業料と奨学金 全県 教育
事例 12 小学校の統合 阪神・丹波 子育て・教育
各事例は、45 分の授業展開例を示しています。生徒には、ワークシートと資料を配布して授業が展開できるよ うにしています。授業時数をさらに確保できる場合は、発展的内容として各校の実態に応じてパネル・ディスカッ ション(副教材 35 頁)、ワールドカフェ(同 36 頁)、ディベート(同 38~43 頁)の手法を用いた活動や模擬 選挙(同 50~71 頁)等も取り入れてください。
公民科 公共
社会との関わりを踏まえ、社会に参画する主体として 自立することや、他者と協働してよりよい社会を形成
公民科 政治・経済
「公共」で育まれた資質・能力を活用して、社会の在 り方を発展的に学習
4 事例の構成(事例1~事例9)
資料編の事例については、概ね6~8ページで構成し、各事例 45 分での授業展開、生徒用ワークシート、
資料、授業台本及び授業展開用のスライドで構成しています。
教師用資料 事例○ ○○○○
(1)ねらい
(2)授業の展開例
授業展開 生徒の活動・参考資料
参考資料:生徒用ワークシートの予想される回答 ○○○○○
ア.現状を知る
イ.問題点を発見する
ウ.課題を設定する
授業台本
導入
〈スライド1〉・・・・・・・・・・・・・・・・
〈スライド2〉・・・・・・・・・・・・・・・・
展開1 現状を知る
〈スライド3〉・・・・・・・・・・・・・・・・
〈スライド4〉・・・・・・・・・・・・・・・・
展開2 問題点を発見する
〈スライド5〉・・・・・・・・・・・・・・・・
〈スライド6〉・・・・・・・・・・・・・・・・
展開3 課題を設定する
〈スライド7〉・・・・・・・・・・・・・・・・
〈スライド8〉・・・・・・・・・・・・・・・・
スライド
生徒用資料
生徒用ワークシート
○○○○○
ア.現状を知る
イ.問題点を発見する
ウ.課題を設定する
生徒用資料 資料1 ・・・・・・・・・・・・・・・・
資料2 ・・・・・・・・・・・・・・・・
資料3 ・・・・・・・・・・・・・・・・
ア.現状を知る
イ.問題点を発見する
ウ.課題を設定する
●生徒の活動
●生徒の活動
●生徒の活動
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
スライド7 スライド8 スライド1 スライド2
スライド3 スライド4
スライド5 スライド6
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○○○
事例1ページ目
事例の内容
各事例のねらいと授業の展開例を示し ています。この流れに沿って授業を展 開します。
事例2ページ目
生徒用ワークシートの予想される回答 授業は、配布したワークシートに生徒 が記入を進める形で展開します。その 際に予想される回答を示しています。
事例3ページ目
授業台本
1ページ目の授業展開を進める際に、
授業担当者が、この授業台本に沿って 授業を進めていきます。あくまでも参 考ですので、工夫して活用してくださ い。
事例4ページ目
スライド
授業担当者が、生徒に説明をする際に 活用できるスライドを掲載していま す。スライドを活用することにより、
より効果的に授業を展開することがで きます。
事例5ページ目
生徒用ワークシート
授業の展開に応じて生徒自身が自ら記 入していきます。授業の際に各生徒に 配布し、2ページ目の予想される回答 を参考にしながら授業を進めてくださ い。
事例6ページ目~
生徒用資料
授業を展開する際に生徒が課題を読み 取るために用いる資料です。授業の際 に生徒に配布し、授業の展開に活用し てください。
5 地域に応じた各事例の活用
「事例2 景観「まち」づくり-芦屋市屋外広告物条例を例に-」を利用した事例の展開例
兵庫県には、景観条例を定めている市が、芦屋市以外にも数多くあります。そこで、西宮市を例に、
景観条例の資料を用いたP21 の「事例2 景観「まち」づくり」の展開を考えてみます。
それぞれの地域の実情に合う資料を用いることにより、生徒がより身近な地域課題について考える ことが出来るよう、各学校で工夫をしてみてください。
資料1に替えて、西宮市が目指す都市景観像、西宮市の用途 地域図及び景観計画区域の区分を用いる。
「西宮市都市景観形成基本計画」(平成 19 年)より
「西宮市景観計画」(平成 28 年)より 資料2に替えて、西宮市広告条例のイラストを用いる。
「西宮市屋外広告物条例しおり」(平成 30 年)より これらの資料をもとに西宮市に置き換えてワークシート「現状を知る」
に取り組む
6 事例1~事例9の活用の視点
事例 活用の視点
1
観光ツーリズムによる「まち」の活性化
―神戸市を例にー
兵庫県内の県民局や各市町は、地域やまちの活性化のた め、それぞれ「○○地域観光マップ」や「○○市(町)ツーリズ ムマップ」等を作成し、域内外に情報を発信している。
2
景観「まち」づくり
ー芦屋市屋外広告物条例を例にー
本資料編の活用例として、西宮市が目指す都市景観像な どをあげているが、県内各市町も、ぞれぞれ、まちの景観や 土地利用について、独自の工夫や対策を行っている。
3
命を守るために
ー尼崎市の地域防災を例にー
国、兵庫県、各市町は、地震や台風、大雨などの災害に 備えて、それぞれ防災マップの作成や避難訓練などを行って いる。
4
買い物と住みやすい「まち」
―東播磨地域の大型商業施設を例にー
阪神地域ではJRや私鉄のターミナルの大型商業施設とと もに、自動車での集客を目的とした大型商業施設が併存して いる。また、西播磨や北播磨、丹波、但馬の各地域でも郊外 の大型商業施設がつくられている。
5
ニュータウン「まち」の維持・再生
―鉄道沿線を例に―
神戸や東播磨地域のニュータウンを扱ったが、阪神地域で は、川西市、猪名川町等のニュータウンの再生も考えられて いる。
6
乳幼児の子育てを考える ー姫路市を例にー
乳幼児の子育て観は、地域や世代間での差が大きいこと や、各市町によって幼稚園、保育所、認定こども園の設置状 況が異なることに留意する。
7
過疎地域の医療
―但馬地域を例にー
高齢社会となった現代社会では、過疎地域の医療問題だ けでなく、都市部においてもかかりつけ医や救急対応などの 課題もある。各地域の医療体制の在り方を事例として扱う。
8
子育て世代の定着を考える ー篠山市の認定こども園を例に―
人口減少が続く県内各市町では、それぞれが子育て世代 の定着や移住を促進する施策を進めているので、身近な市 町の施策を事例として扱う。
9
ふるさとに住み、働く ー淡路島を例にー
特定の田舎だけが「ふるさと」ではない。大都市やその近郊 に住む高校生にとっては、居住する地域が「ふるさと」である。
生まれ育った「ふるさと」で生活を営み、次世代に継承する課 題があるのは、ニュータウンでも田舎の集落でも同じである。
導入 自分の住む「まち」の課題を考える
(1) ねらい
平成 25(2013)年 3 月及び 12 月に発表された国立社会保障・人口問題研究所の将来推計 人口結果によると、兵庫県の人口は減少局面に入り、2040 年には 467 万 3 千人(概ね 2 割)減となり、昭和 45(1970)年と同水準となる。近年の動向を見ると、平成 21(2009)
年 11 月をピークに減少局面に入っており、減少幅は拡大傾向にあり、平成 25(2013)年で は 555 万 7 千人となっている。
そのような現状の中、魅力のある将来にわたって住みたい「まち」をつくることは各自治体 の早急の課題である。本時の授業では、生徒たちが住む地元(ふるさと)の実態を、様々な世 代にとって住みやすい「まち」とはどのような「まち」かを考える中で把握し、地元の問題点 や課題を見つけることを目標とする。
(2) 授業の展開例
授業展開 生徒の活動・参考資料
イ.問題点を発見し、多様な意見を整理する
(15 分)
■アの内容をグループで共有して、合意形成 しながらダイヤモンド・ランキングを作る。
ウ.地元の課題を見つける(15 分)
■高校や大学を卒業して就職しても、住み続 けたいまちをつくるためにはどういったことが 充実していないといけないかを話し合って まとめる。※感想を書くのに5分
●グループ活動:ワークシート(イ)の記入
・グループで個人の意見をまとめて合意形成を図 りながら、グループでのダイヤモンド型のランキン グを完成させる。
●グループ活動:話合い、ワークシート(ウ)の記入 ・話し合った内容を住みたいまちの選択理由の項
目に応じてまとめる。
導入(5分)
■なぜこの授業を行うのかを説明する。
ア.現状を知る(10 分)
■住みたいまちの選択理由に優先順位をつ け、その根拠を具体的に書いていく。
人口減少が進む中、まちの活性化のために市民 が参画して、まちの魅力をつくることが求められて いる。また、まちの課題に関心を寄せることで、政 治や行政の在り方を考えることが今後より必要と なることを理解させる。
●個人活動:ワークシート(ア)の記入
・資料120代、30・40代、65歳以上の各年代の 実態に応じて、各年代が重視すると予想する。
資料2住みたいまちの選択理由を、ダイヤモンド 型のランキングに書く。
【以後の授業展開(発展)】
生徒たちが自分たちの住むまちの課題だと結論づけた内容について、より深く学習できる具体的な内容 を設定する。その例として 10 ページから事例を示しておく。
授業台本 導入
<スライド1>
今日の授業は、皆さんが住んでいる「まち」 にどのような課題があるのかを話し合うことを通して、自分たちの地元につ いて考えます。ここで言う「まち」とは、都道府県、市町村、集落、自治会などを含んだ言葉として使っています。
<スライド2>
日本の人口は、平成 20(2008)年にピークの1億 2,800 万人だったのが、平成 30(2018)年現在、1億 2,400 万人 になっています。そして、2048 年に 1 億人を割り込むと予想されています。兵庫県でも同様に平成 22(2010)年にピー クの 559 万人だったのが、平成 30(2018)年現在、548 万人になっています。そして、2030 年には 509 万人まで減少 すると予想されています。このような人口の減少によって、これまでの人口増加を前提とした経済成長をモデルとする社 会の在り方は、大きく変化すると考えらえています。
<スライド3>
人口が少なくなると、税収や市町村の職員数が減り、市町村でできることが減っていきます。そうなると、住民自身が自 分たちのまちのためにできることを行う必要が出てきます。
今日の授業は、自分たちが将来にわたって住みたいまちには何が必要なのかについて考え、自分たちが今住んでいる まちの課題に気づくことを通して、自分たちのまちに興味をもつことを目的としています。
<スライド4>
授業は、「現状を知る」「問題点を発見し、多様な意見を整理する」「地元の課題を見つける」の順番で学習を進めます。
「現状を知る」では、自分たちが住みたいまちにとって必要なものに優先順位をつけて考えてもらいます。「問題点を発見 し、多様な意見を整理する」では、グループで話し合ってそれぞれの意見をまとめてもらいます。「地元の課題を見つけ る」では、さらに話し合いを続けて、自分たちが住んでいるまちにどのような課題があるかを具体的にまとめてもらいます。
展開1 現状を知る
<スライド5>
まず、現在、20代、30-40代、65歳以上の各年代に応じて、資料1「住みたいまちの選択理由」の項目に優先順位 をつけ、「ダイヤモンド・ランキング」に書いてみてください。各年代がどのような生活を送っているか想像しづらい人は、資 料2を参考にしてください。「ダイヤモンド・ランキング」とは、最も重視するものを1つ、2番目に重視するものを2つ、3番目 を3つ、4番目を2つ、5番目を1つ選んで、ダイヤモンド型に並べるものです。また、各年代の上位3項目について、それら の項目が上位にくる理由も書いてください。時間は15分間です。それでは始めてください。
展開2 問題点を発見して、多様な意見を整理する
<スライド6>
みんなできたようですので、次に移ります。これからグループワークを行いますので、指示されたとおり4人1グループに なって座ってください。
今からそのグループで、自分の考えたダイヤモンド・ランキングと上位3項目の理由を発表して、グループで共有してく ださい。発表する人は分かりやすい大きな声で、聴く人は静かに最後まで発表を聞いてください。グループ全員の発表が 終わったら、グループでのダイヤモンド・ランキングの上位3項目のみを作ってみてください。その際の注意点としては、一 人一人の意見を大切にしながら話し合いをして、グループの全員が納得するランキングを作ることです。この全員が納得 することを合意形成といいます。誰かが高圧的に自分の意見を通したり、安易に多数決で決めたりすることのないようにし てください。時間は15分間です。それでは始めてください。
展開3 地元の課題を見つける
<スライド7>
みんなできたようですので、次に移ります。地元が活性化するためには、住んでいる人たちが幸せに暮らすことのできる まちでなければなりません。高校や大学を卒業して就職しても、住み続けたいまちであるためにはどういったことが充実し ていないといけないかを具体的にグループで話し合ってみましょう。でてきた内容を資料2の項目ごとにまとめてみましょう。
時間は10分です。…10 分経過…。
手を止めてください。今日の授業のワークはここまでとします。残りの時間で感想を書いてください。
スライド
自分の住む「まち」の課題を考える
( )年( )組( )番 名前( ) ア.現状を知る
■資料1「住みたいまちの選択理由」の項目に優先順位をつけ、「ダイヤモンド・ランキング」に書いてみよう。
※「ダイヤモンド・ランキング」…最も重視するものを1つ、2番目に重視するものを2つ、3番目を3つ、4番目を2 つ、5番目を1つ選んで、ダイヤモンド型に並べる。
●今現在 ●20代
1 1
2 2 2 2
3 3 3 3 3 3
4 4 4 4
5 5
●30・40代 ●65歳以上
1 1
2 2 2 2
3 3 3 3 3 3
4 4 4 4
5 5
■自分のランキング上位3項目(太枠)について、重視した理由を書きましょう。
年代 項目 重視した理由
20代 1 2 2
30・40代 1 2 2
65歳以上
1
2 2
生徒用ワークシート
イ.問題点を発見し、多様な意見を整理する
■グループになって、アの内容をグループ内で発表して共有しよう。発表が終わったら、グループで話し合いをし て、グループでのダイヤモンド・ランキング(上位3項目のみ)を作りなおしてみよう。
●今現在 ●20代
1 1
2 2 2 2
●30・40代 ●65歳以上
1 1
2 2 2 2
ウ.地元の課題を見つける
■地元が活性化するためには、住んでいる人たちが幸せに暮らすことのできるまちでなければならない。高校や 大学を卒業して就職をしても住み続けたい「まち」であるためには、どういったことが充実していないといけない かを具体的に話し合ってみよう。でてきた内容を資料2の項目ごとにまとめてみよう。
項 目 地 元 の 課 題
観光(ツーリズム)
まち並み 安心・安全 買い物
住み慣れたまち 交通の利便性 子育て 医療・福祉 仕事 教育
◆この授業を受けた感想を書いてください。
資料1 住みたいまちの選択理由 項
目 ①観光(ツーリズム) ②まち並み ③安心・安全 ④買い物 ⑤住み慣れたまち
内 容
レジャー施設 文化施設 行催事 イベント ジオパーク 山や海のレジャー
おしゃれ 綺麗
高級感がある 静か
公園
電線の地中化
防犯 防災対策 減災対策 地域の絆
スーパーや商業施 設の充実
飲食店の充実 駅前大型商業施設 ショッピングモール 地元商店街
実家がある 以前に住んだことが ある
知人・友人がいる
項目 ⑥交通の利便性 ⑦子育て ⑧医療・福祉 ⑨仕事 ⑩教育
内 容
公共交通機関 駅の近さ バスの本数
幼稚園 保育所 認定こども園
病院の数
病 院 ・ 診 療 所 へ の アクセス
へき地医療 介護福祉 障害者福祉 健康維持
希望の仕事につける 通勤に便利
小学校 中学校 高校
生徒用資料①
資料2
各年代の例(参考)
年代 20代 30・40代 65歳以上
ステータス 働きはじめ~中堅社員 子育て世代 定年後
会社 新入社員、転職もあり? 会社の中心 退職/非正規雇用(再就職)
家族 一人暮らし 夫婦と子ども二人(保育所・小学校) 夫婦二人暮らし
年収 350 万円 500 万円 年金等で夫婦 400 万円
家 賃貸 持ち家(ローンあり) 持ち家(ローン完済)
心配なこと 仕事、出会い 教育費、子どもの安全 生活費、介護、生活の便利さ
楽しみ レジャー、食事、趣味 レジャー、子どもの成長 旅行、健康維持、趣味