創立50周年記念事業の全てを終えて
去る 6月26日に行いました創立 50周年記念行事(特別講演会・記念式典・祝賀会)に続き、
最後の行事になりました「研究会創立50周年記念特別号」をほぽ予定通り9月1日に発行する ことが出来、当日ご参加戴きました皆様のお手元にお届けすることが出来ました。ここに改めて、
当日の模様について第1部と第Ⅱ部に分け、前号と重複するところがありますが、前号と同様に 当日参加して頂けなかった皆様のために、写真を含めてご報告致します。
《第1部特別講演会》
6月26日(金)に行いました特別講演会では、中岸豊様(奥野製薬工株式会社最高技術顧問 グローノVレ化推進担当)は、「海外から見たアルミニウム表面処理業界の現実と今後の課題」、松 尾守様(元河スカイ株式会社常務取締役)は、「陽極酸化したアルミニウム圧延板の色調につい て」、菊池哲様(一般社団法人軽金属製品協会監事・株式会社アルミ表面技術研究所代表取締役) は、「アルマイト研究者とアルマイト業界のコラボレーションで世界に勝ち抜く」、難波利三様(直 木賞作家)は、「なにわ文化よもやま話」の順に、それぞれの題名で講演して頂きました。内容 につきましては、前号にてご紹介致しましたので省略致します。講演時間は、50分でお願致し ましたが、講演者の皆様には時間が短かったのではなかったかと、また聴講者の皆様にとっては
もう少し時間があれば詳しく聞けたのに、と,思っておられるのではないかと懸念致しております。
講演会では述ベ約釦名の方が熱心に聴講されました。ご講演中の講師の皆様の写真を講演順に 以下にご紹介致します。講演会は、ほぽ予定通りの 17時10分に終えることが出来ました。
近畿アルミニウム表面処理研究会会誌NO.295 2015
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ご講演中の中岸豊様 ご講演中の松尾守様
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近畿アルミニウム表面処理研究会会誌N0295 2015
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《第Ⅱ部記念式典および祝賀会》
[記念式典]
約 20分の休憩の後、17時30分より記念式典を開催致しました。記念式典では、ビ来賓とし てご臨席賜りました佐藤信幸様(一般社団法人軽金属製品協会専務理事)、倉智春吉様(関西ア ルマイトエ業協同組合理事長)、平藤哲司様(一般社団法人表面技術協会関西支部長)の順に お祝辞を賜りました。また、菅原善穂様(一般社団法人軽金属製品協会大阪支部長)、長井ひろ
こ様(カロス出版株式会社)、藤田安彦様(藤田商事株式会社代表取締役・研究会創立発起人代表)、
藤原裕様(電気鍍金研究会会長)、吉村敏子様(前会長故吉村長蔵先生令夫人)、吉村了勇様(故 吉村長蔵先生ご令息、・京都府立医科大学病院長)(以上50音順)もご来賓として御臨席賜りました。
次に記念式典における各ご来賓のお祝辞(事務局が録音して文章に起こした内容)にっいて、
要約してご紹介させて頂きます。
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ご講演中の菊池哲様
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【一般社団法人軽金属製品協会専務理事佐藤信幸様】
近畿アルミニウム表面処理研究会創立 50 周年おめでとうビざいます。 50年は長く、
研究会が創立されました昭和卯年のアルミ ニウム生産量は、合計 5 万 7 千トンであり ましたが、平成26年の生産量は、 68 万7千
トンであります。創立当時は今の 10分の 1 にも満たない生産量でありました。丁度昭 和 40年頃を境に、電子用品にアルミニウム が本格的に使用されるようになり急激に生 産量が伸びて行く中で、研究会は急激な発 展と共に活動され、関西圏の表面処理業界
ご講演中の難波利三様
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ご祝辞中の佐藤信幸様
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や技術者の育成に多大な貢献をされたと感慨深く、思っております。昔の研究会誌や事業報告書を 見させて頂きますと、その活動は表面処理技術だけではなく周辺の設備の標準化など非常に幅広 く取り組んでおられ、多くの講演会などを開催されておりました。これらの開催を通じてアル ミニウム産業や技術者の育成にご尽力頂いたと,思っております。アルミニウム表面処理に関わる 一員の業界団体として、改めて近畿アルミニウム表面処理研究会のご活動に感謝を申し上げたい
と思っております。研究会の益々のご発展とお集まりの方々の益々のご活躍を祈念して私のご挨 拶とさせて頂きます。おめでとうございます。
【関西アルマイトエ業協同組合理事長倉智春吉様】
本日は、近畿アルミニウム表面処理研究
会 50 周年という素晴らしい日ということで おめでとうございます。また、ご招待頂き 有り難うございます。ーロに 50年と申しま しても非常に長い年月でありまして吉村先 生が研究会を発足され、野口先生が引き継 がれて 50年このように発展され、敬意を表 す次第でございます。
さて、関西におきましてアルマイトと言う
近畿アルミニウム表面処理研究会会誌NO.295 2015
のは、昭和10年頃に存在したとのことです。
ご祝辞中の倉智春吉様 しかし、19妬年まで第二次世界大戦が行
われ、関西は辺り一帯が焼け野原と化し、ア
ルマイトの技術は衰退してしまいました。しかし、その 5年後 1950年に大阪アルマイトエ業協 同組合が設立され1958年には様々な家電製品が出て、51年前には関西表面処理懇話会が開始す るなど著しい発展がございました。当時は、アルミの技術メーカーには非常に元気のある会社が 関西には多くあったそうです。また、私が関西アルマイト協議会を平成9年に引き継ぐに当たり
まして、多くの事を致しました。例えば、戸籍を取るにはパスポートが必要です。そのため、協 同組合法に基づき現在 12 社のアルミニウムに関する情報交換をしたり、外国人の研修生をお預
かりするなどして、海外との連携を取って行くことで近畿のアルミニウム業界は、今日も益々発 展していることを強く感じております。最後に、本日ご参加の皆様ご健勝とアルミ業界の発展を祈念させて頂きまして、私のご挨拶とさせて頂きます。本日はおめでとうございます。
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【一般社団法人表面技術協会関西支部長平藤哲司様】
創立 50 周年おめでとうございます。また、本日はご招待頂き大変光栄に思っております。近 畿アルミニウム表面処理研究会は、来月の 7月17日で創立 50 周年を迎えることになりますが、
その日は私の誕生日でもあり、大阪出身であることも含めてご縁があったのかなと思っておりま
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近畿アルミニウム表面処理研究会会誌N0295 20巧
す。実は京都も 7月17日は縁のある日で祗 園祭がある日です。この時期は梅雨が明け るか明けないかの、非常に蒸し暑しⅧ寺期で ございますが、その日にこの研究会を発足 されたということは、恐らく当時クーラー の無い暑いへや(教室)で汗をかきながら 議論されていたのだなと思い、大変尊敬の 念を持ちますと共に、その発展に感謝した いと思います。話は変わりますが、私の言己 憶では丁度 50年前小学生であった頃、東京 オリンピックが終わり次の大阪万博に向け
ご祝辞中の平藤哲司様 て、一番日本が発展していった時期ではな
かったかと思っております。
実はこの50周年と言いますのは、軽金属研究会が軽金属学会に変更したのも50周年だった筈 で、当時、アルミニウムが新素材の花形となり、これからの日本を支えて行く頃で、大変この研 究会もご貢献になったのだろうと思っております。また、表面技術協会の関連で申しますと、関 西におきましては、大きな行事であります表面物性研究会などにご協賛頂き、まことにありがた く存じております。先ほどの難波先生のお話にもありましたが、大阪におきましてアルミニウム 表面処理というのは、関東とも戦える強い分野だと思いますので、今後とも協力して行きたいと 思っております。本日はおめでとうございました。
【吉村敏子様・吉村了勇様】
初代・前会長故吉村長蔵先生令夫人敏子 様は、「平成 19年10月に吉村長蔵先生がお 亡くなりになり、告別式の折には奥様が腰 の手術をされて間がなく、お参り頂いた研 究会関係の皆様にお礼を申し上げることが 出来なかったので、皆様がお集まりになる 記念式典でお礼とお詫びを申し上げたい」
とのお気持ちからご臨席賜りました。また、
ビ令息、の吉村了勇様からは、中学生の頃「夏 休みの理科の宿題で、吉村長蔵先生からア ルミニウム板にスイカやレモンなどの果汁 をたらして腐食程度を観察するようアドバ イスを受けたことや、研究会の 15 周年記念
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近畿アルミニウム表面処理研究会
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創立50周年記念式典・ネ兄賀会
ご祝辞中の平藤哲司様
号では、創立当初は継続性に不安があったが、今は順調に進んでいる。25 周年記念号では、過 去を振り返ることは進歩である。30 周年記念号では、順調に進んでいる。研究は継続して常に 昨日より新しい方法を出さなければならない。順調ではあるけれど、更に前進して学会、業界の ために尽くす。と書かれていましたが、継続は力なりという言葉があります。私も局員に工夫し ながら継続することに意義があると常々申しております。この会が 10年、20年と継続され、益々 発展されることを祈念申し上げます。」との内容で、吉村長蔵先生の研究会に対する思いをご紹 介頂き併せてご挨拶を賜りました。
以上、各ご代表よりお祝辞を、また、故前会長吉村長蔵先生令夫人敏子様およびご令息、吉村了 勇様よりご挨拶を賜り、また、吉村敏子様よりお祝いを拝受致しました後に、他のご来賓の所属
とお名前をご紹介させて頂きました。
引き続き、次の団体および会員の皆様に感謝状の贈呈を行いました。
菅原善穂様 一般社団法人軽金属製品協会大阪支部支部長
藤田商事株式会社代表取締役(研究会発起人代表)藤田安彦様 植田信夫様 会員ご代表植田アルマイトエ業株式会社社長
会員につきましては、感謝状を贈呈する24社の会員のお名前を読み上げてご紹介させて頂いた後、
植田アルマイトエ業株式会社社長植田信夫様に会員代表として感謝状を贈呈させて頂きました。
18時15分頃に記念式典を終了致しました。
近畿アルミニウム表面処理研究会会誌N0295 2015
[祝賀会 1
祝賀会は休憩をはさみ、延ベ約 80 名のご参加を得て、18時30分より開催致しました。最初 に会員を代表して株式会社太洋工作所代表取締役会長辻隆之様にご挨拶をお願致しました。
【株式会社太洋工作所代表取締役会長辻隆之様】
創立 50 周年おめでとうございます。近畿アルミニウム表面処理研究会といえば吉村先生のこ とが今も鮮明に思い出されます。私の先輩が今から40年ほど前に吉村先生らと共に 2週間ほど アメリカへ行っておりました。当時はメッキがアルミニウムと余り関係が無く、新しい関係を築 くために研究会ヘ入会させて頂いたとのことです。今,思い返しますと、吉村先生は非常に厳しい 先生でございましたが、学生思いの先生でございました。先輩もその関係を大事にされてきたの だなと,思っております。近畿アルミニウム表面処理研究会につきましては、近畿大学の応用化学 科より 21 名が入社し、担当しております。殆どが吉村先生の研究室のメンバーで、しっかりと 秩序を守っております。研究室の同窓会にも参加して私たちの技術開発にも非常に大きな力とな つており、感謝申し上げております。今後益々研究会の新しい先端技術開発の先導と、これから の益々のご活躍をお祈り申し上げ、簡単ではございますが挨拶とさせて頂きます。ありがとうご
ざいました。
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近畿アルミニウム表面処理研究会会誌NO.295 20巧
辻隆之様のご挨拶の後、研究会の発起人を代表して藤田商事株式会社代表取締役藤田安彦様 による乾杯のビ発声により祝賀会は開催されました。約 1時間 30分ご歓談頂いた後、8時頃に 中締めを行い、研究会副会長・記念事業実行委員長坂下嘉宏様より次のお礼のご挨拶がありま した。以上、ご来賓のお祝辞、ご挨拶の内容は、50 周年記念特別号に掲載致しました内容と同
じです。詣己念事業実行委員会委員長坂下嘉宏様】
本日はお忙しい中、ご出席頂きありがとうございました。本研究会が 50 周年を迎えることが できましたのも今日ご出席頂きました皆様のおかげだと心から感謝を申しあげます。
創立以来アルミニウム表面処理業界は大きな変化ばかりの 50年だったと思います。この大きな 変化も吉村先生をご筆頭に普及されてこられたお陰であると、思っております。この研究会も更な る進歩をして行き、また次の記念式典を行いたいと考えています為、皆様のご支援、ご協力のほ どをよろしくぉ願致します。また、8年後にはアルマイト100年記念が行われ、これに関西から メンバーが参加することになると思われます。関西と関東で別々の地域になりますが、お互い協 力して行きたく思っております。今後とも継続して行けるように勤め、また、皆様の期待に沿え
るようにして行きたく思っております。
第1部の難波先生の講演では、何かに行き詰まったとき、別の視線から物を見ることで解決策 が出てくるのではないかと言って頂きましたが、私の経験からしてもそうだと考えております。
行き詰まったとき、もう少し突っ込んで考えること。つまり、別の視線から物を見ることで改め て違う発想が生まれます。別の人から見れば、奇抜な発想かもしれませんが、物を新しく生むた めには規定概念に捉われてはいけないと難波先生の講演から得られたと思っております。これか らも研究会は更なる進歩を続けて行きますので今後とも皆様のご支援、ご指導のほどよろしくぉ
願致します。本日はありがとうございました。ご挨拶中の辻隆之様 乾杯のご発声藤田安彦様
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ご歓談中の参加者
近畿アルミニウム表面処理研究会会誌NQ295 2015
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立50周年記
ご歓談中の参加者
ご歓談中の参加者
以上、記念式典および祝賀会でのお祝辞およびご挨拶を、冒頭で述ベましたように、事務局が 録音したものを文章化し、要約して掲載致しました。中には聞き取り困難な箇所もあり、お祝辞 やご挨拶を賜りました皆様の本意を充分にお伝えすることが出来なかったのではないかと懸念い たしております。お祝辞、ご挨拶を賜りました皆様にお礼を申し上げますと共にお詫びを申し上 げます。
創立 50 周年記念事業も大過なく終えることが出来ましたのもご来賓の皆様、関係各位、会員
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お礼のご挨拶 坂下嘉宏実行委員長
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近畿アルミニウム表面処理研究会会誌NO.295 2015
の皆様のご協力、ご支援によるものと深く感謝を致しております。有り難う御座いました。
さて、研究会の今後につきましては、既に前号会誌でも述ベましたが、この 50 周年を機会に 考え直す時期に来ているのではないかと考えております。従いまして、前号と重複致しますが、
改めて再度今後の考えについて以下に述ベさせて頂きます。
研究会の第1号会誌とも言うべき「近畿アルミニウム表面処理研究会会報」には、簡単な会則 も記載されています。会則の第 3 条には、「本会は近畿地区アルミニウム関連業界の個人並びに 法人を正会員とする」(後記現会則第3章・第5条を参照)とあります。また、第2条には、「会 員相互の意見交換並びに技術の開発向上を目的とする。」(後記現会則第 2 章・第 3 条を参照)
とあります。即ち、旧会則第2条では広くは産・官・学が連携して研究を行い、アルマイト関連 技術の開発・向上に努めること。更には、企業間の交流と親睦を図るととなどに重点を置き、情 報の交換をも行うことを目的とした意図があったと理解致しております。
現在、研究会が行っております行事は、研究会創立当初の目的と少しく異なってきており、関 係各位から行事や会誌の内容に関するご指摘やご意見も伺っております。この 50 周年を機に今 一度初心に帰り、研究会の今後の行事について、企画運営委員会におきまして、従来より行って 参りました行事で残すべきものは残し、改めるべきものは改め、旧会則第2条に定められた内容 に沿って一定の方針を定めて頂く所存であります。会員の皆様の一層のご理解とご協力をお願い 申し上げます。また、委員を派遣して頂いております会社には引き続きご負担をお掛けすること になりますが、何卒、ご協力を賜わりますよう重ねてお願いを申し上げます。
創立50周年記念事業は、8月末の発行を目標に準備を進めて参りました「50周年記念特別号」
の発行も予定通り行うことが出来ました。以上を以ってすべてが終了致しました。
大変ご多忙の中、また、梅雨真只中の足元の悪いととろご臨席賜りましたご来賓の皆様、ご講 演頂きました講師の皆様、会員の皆様、ご寄稿頂きました執筆者の皆様に改めて厚く御礼を申し 上げますと共に、今後とも本研究会発展のためご支援、ご教導を賜りますようぉ願い申し上げま す。
最後になりましたが、本事業を行うに当りご協力を賜りました会員の皆様に衷心よりお礼を申 し上げます。有難う御座いました。
(筆者が特別講演会および記念式典の冒頭でご挨拶をさせて頂きましたが、前号会誌や上述の内 容とほぽ同じでありますので割愛させて頂きました。)