2020年に向けたユニーバーサル社会への取り組み
2020年に向けたユバーサル社会への
取り組み
基調講演
岩川 勝 内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局 企画官 おはようございます。内閣官房オリンピック・パ ラリンピック推進本部事務局の企画官をしており ます岩川と申します。まず本日、この様な機会を設 けていただいたことにつきまして、皆様に感謝申し 上げたいと思います。我々の事務局、内閣オリパラ 事務局の正式名称は、非常に長くて、内閣官房東京 オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技 大会推進本部事務局という名前でございますけど、 普段この様な名前で実際読んでいただくというの は、なかなか難しいものですから、我々オリパラと いうことで称しています。オリンピック・パラリン ピックを一体として進めていきたいと思いからオ リパラと言っております。最近は、ようやく関係者 の方々には、オリパラという言葉も認知していた だいておりますけども、まだマスコミ等では、五輪 とか、五輪・パラリンピックとか、まだそういう名 称が多いのではないかと思います。我々としては、 オリパラ、オリンピック・パラリンピック一体のも のとして推進していきたいという気持ちで、この様 な略称を使用していきたいというところでござい ます。 本日の講演でございますけども、アクセシビリ ティ協議会で、現在東京大会に向けた対応について 議論しておりますけれども、補助犬に特化した部 分、これ本日説明できれば非常に良かったんですけ ども、まだそこまで議論が進んでおりませんで、ま だ関係者で議論している最中でございます。従いま して、若干ご期待に添えない部分もあるかもしれま せんけれども、我々行政の立場から現在、全体がど のような感じで進んでいるかということを説明さ せていただきたいと思っております。 大会の概要、全体について説明させていただき ます。オリンピック競技大会、これは 2020 年 7 月 24 日から 8 月 9 日に向けて開催されるところでご ざいまして、追加競技も含めて、全体で 33 競技と いうことでして、64 年の東京オリンピック、これが、 22 競技で参加選手が 5,100 人となっております。 ロンドン大会が、26 競技、10,500 人でございます ので、64 年当時と比較しても、非常に規模が大き くなっているといったところです。また、これはパ ラリンピックも含めてですけれども、時期としても 64 年と違って、大変暑い時期に開催されますので、 その辺のケアも必要になってまいります。 パラリンピックについてもオリンピックと一体 のものとして、政府としても推進していかなければ いけないというふうに我々も認識しているとこで すけども、遠藤大臣は、パラリンピックについては 熱心でいらっしゃいます。例えば、この 22 競技で も 9 月 5 日にはジャパンパラリンピック水泳大会、 そして、10 月 10 日には車椅子バスケのアジア・オ セアニアチャンピオンシップ、こちらも視察されて おります。我々もこれから基本方針というのを作っ ていくという作業に着手していますけども、パラリ ンピックの推進についてもしっかり書き込んでい きたいとか考えているところでございます。 ロンドンのパラリンピック大会、先程、秋田先生 から説明あったかもしれませんけど、会場も満員に なりました。それから、バリアフリーについての取 り組み、これもしっかり進みました。それから、特 にその会場が満員になったというムーブメント作 りに、マスコミとか、そういったチャンネル 4 が、 放 映 権 を 獲 得 し て 張 っ て 流 し て い た だ い た。こ ういうところでムーブメント作りができた。そう いったことを、我々としても 2020 年に向けてしっ かりやっていかなければならない、そういった気 持ちでいるところです。 東京パラリンピック競技大会は、64 年ですがパ ラリンピックという名称を使用した初めての大会であり、2020 年は、同一都市でパラリンピックと いう名称で開催される初めての年になりますので、 東京という、そういった立場に、恥じない素晴らし い大会にしなければならないという気持ちでいると ころです。政府としてもパラリンピックの成功が、 大会成功の鍵として認識しているところです。 新国立競技場・エンブレムの件、これについては、 皆様のご心配をおかけしておりますし、この状況を 乗り越えて、国民の皆さんにご理解いただけるよう な非常に素晴らしい大会にしていきたいというふ うに考えているところです。また追加競技は、こち らには直接記載はございませんけど、現在、IOC に 対して野球・ソフト・空手・スケートボート・スポー ツクライミング・サーフィン、これはオリンピック の関係ですが、来年 8 月に、IOC 総会で追加競技が 正式決定される、そういった見通しです。パラリン ピックの競技については先程ご紹介させていただ いた競技が今のところ案としてあるといったとこ ろです。 開催決定後の主な動きです。平成 25 年 9 月に IOC 総会で東京が開設都市に決定したといったところか らです。翌年の 1 月に組織委員会が設立されました。 政府の体制といたしましては、後程申し上げますけ ども、6 月 25 日に遠藤オリパラ専任大臣、これは特別 措置法を通りまして、専任大臣をおくということに したということです。その事務局として、先程申し上 げたオリパラ事務局というのが設置されたといった ところです。その前身という意味で、大会招致直後に、 25 年 9 月ですが、下村文部科学大臣がオリパラ担当 大臣を発令され、10 月に、事務局としての推進室と いうのが置かれておりますけれども、法律に基づく、 正式な体制が今年の 6 月に立ち上がったという状況 です。国立の関係では色々ございましたけれども、 8 月の、新国立競技場整備計画再検討のための関係 閣僚会議において総理が世界最高レベルのバリアフ リー環境を実現し、誰もが楽しめる競技場にすると いった決意を述べられておりまして、それに基づき整 備計画というのが 8 月末に決定されております。また 関連の状況といたしまして、文部科学省に 10 月にス ポーツ庁というのが設置されて鈴木大地長官がご就 任されております。 政府全体の体制図で我々もきちっと全体の体制が どうなっているか、関係各方面、説明しようという 努力はしております。まず、東京オリンピック・パ ラリンピック競技大会組織委員会でございますが、 大会運営に直接、責任を負うのがこの組織委員会で ございます。それに関係する関係機関と致しまして、 まず政府、これは先程申し上げた特措法に基づきま して、東京オリンピック競技大会・パラリンピック 競技大会推進本部というのが、全閣僚メンバーとし て組織しております。 これは本部長は安倍総理大臣ということで、副 部長・専任大臣と致しまして遠藤大臣がこの任に つかれているといったところでございます。その事 務局として、我々の推進本部事務局というのがご ざいまして、これらの内閣オリパラ事務局と、内閣 官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピッ ク競技大会推進本部事務局で、政府全体の取りま とめ、全省庁の施策について取りまとめを行ってい るところです。さらに、開催都市である東京都、そし て JOC(日本オリンピック委員会)・JPC(日本パラ リンピック委員会)、それから東京都だけではなく、 他に競技会場をお持ちの地方公共団体等ございま すので、そういったところと、しっかりと調整しな がら、その施策を推進をしていき、関係方面に支援 していくと、全体としてそういった体制となってい るところでございます。 それから、政府施策全体を、体形的に整理しまし た、先程申し上げました全閣僚メンバー、安倍総理 ヘッドの、大会推進本部としてございます。 ①まずセキュリティーの関係。大会の円滑な運営の すべての基礎になるものでございますので、テロ 対策が起きないように、そしてロンドン等でもサイ バー攻撃等ございましたのでそういった旨の万全 な対処。それから、首都直下地震・台風とかゲリラ 豪雨。こういったものの対策もしっかり進めてまい りたいと思っております。 ②それから、復興地域活性化です。これは 2020 年 に、被災地がしっかり復興した姿を世界発信して いく。それから、大会と連携した地域交流・地域 活性化でございますけども、これ、今日の本題で は ご ざ い ま せ ん け れ ど も、 ホ ス ト シ テ ィ ー タ ウ ン と い う の を 現 在、 政 府 と し て は 推 進 し て お り ま し て、 地 域 連 携、 事 前 キ ャ ン プ と か も ご ざ い ますけれども、そういったものをきっかけといた しまして、地方都市とそして、世界の参加国、こう いったものが、交流していく。そういったものの中 2020年に向けたユニーバーサル社会への取り組み
2020年に向けたユニーバーサル社会への取り組み には、文化交流も当然ございますけども、当然ス ポーツの面での交流、そして特にパラリンピックの 選手といった方々、パラリンピック選手の方々と、 そして地域の方々の交流、こういったものが広がっ ていければなという思いで、今、地域活性化に取 り組んでいるところでございまして、パラリンピッ クについては特に、重要なテーマとして考えてい るところでございます。 ③それから、輸送です。CIQ の関係、これは観客の 円滑な輸送。この関係は、大勢の選手、そして関係者、 観客が来日されます。もちろん国内関係者もござい ます。こういった方々に対するバリアフリー対応。そ して、個別の課題では補助犬関係で言えば、検疫と ございますけれども、ここの部分も、外国からの補 助犬等、来日されたときに、こういったものに対す る、しっかりした対応というのが必要になってござ いますので、今後の課題として、しっかり検討して いく必要があると考えております。 ④それから、観光客、外国、訪日観光旅客数、非常 に伸びておりますので、こういう状況も踏まえて、 大勢の方が外国から来日された場合にしっかり対応 できるように政府としてしっかり取り組んでまいり たいと思っております。 ⑤それから今日の本題のバリアフリーの部分でご ざいます。競技会場として公共施設のバリアフリー と障害者への理解、いわゆる心のバリアフリーにつ いても、しっかり取り組んでまいりたいと思ってお ります。これについては後程、詳細に申し上げます。 ⑥それから、スポーツの関係。これは競技力の向上。 当然パラリンピックを含んだ形での競技力の向上。 そしてオリンピック・パラリンピックの競技を一体 的にやっていけるような、その体制を構築していけ ればと考えているところでございます。それから障 害者スポーツ等の推進。これは①競技力の向上 • 国 立競技場と②障害者スポーツ等の推進をセットで一 体的に推進していきたいという趣旨でございます。 それから文化プログラムの関係。これについて は、当然のことながら、障害者文化芸術の推進。 非常に大事な要素ですので、そういったものも含め て、大会を契機とした文化プログラム。これは IOC からの要請の一つでもありますので、しっかり推進 してまいりたいとか考えております。その関連で、 和食・木材・花・畳・和装等日本の文化、これもしっ かり発信してまいりたい。クールジャパンといった ところそれから日本の強みである環境技術をどう 大会で活用していくか。それから ICT の関係。これ はバリアフリーとか移動円滑化の関係でも後程申 し上げたいと思います。それから最新の科学技術の 活用。こういったものをしっかりやっていきたいと 思っております。 先程④で申し上げましたけれども、政府の取り組 み事項として、大きな項目としてバリアフリーがご ざいます。ここについては、具体的な内容を申し上 げます。 また直近の対応としましては、①大会に向けた アクセシビリティ実現というところで、まず国際 パラリンピック委員会のアクセシビリティガイド を踏まえた、東京大会におけるガイドラインを策定 して、バリアフリー対応をしっかり推進していく。 これについては後程、ご説明いたします。 それから②国立競技場の対応。これ先程、申し上 げましたが、後程ご説明いたします。 それから⑤バリアフリー対策の強化ということ。 大会の競技会場、そしてその周辺駅もございますけ ど、それにとどまらないバリアフリー、こちらについ てもしっかり推進してまいりたいと考えております。 それから③でございます。ICT 化を活用した、行 動支援。ICT 技術を活用して、移動支援していく、 こういったことについても、非常に重要なテーマで あると考えております。これも後ほど説明させてい ただきます。 国際パラリンピック委員会から、IPC アクセシ ビリティガイドというのを提示されておりまして、 それに基づきまして今の国内ガイドライン化の推 進作業を進めているところでございます。IPC ア クセシビリティガイド。2006 年以降、IPC が各地 からの専門家を集めて、ガイドラインを策定し、 各大会の経験も踏まえて、随時改定しております。 また、使い方としては、オリンピック・パラリ ンピックの、競技会場やサービスを設計する際の 必要なアクセシビリティの基準というのを定義し ているといったところでございます。国内法令等 と照らし合わせまして東京版のアクセシビリティ
ガイドラインというのを大会組織委員会が策定す るという作業になっておりまして、これを競技会場 の整備・設備設計、それから大会運営等に反映させ て、活用していくという考え方でございます。また 詳細申し上げます。 現在の検討体制でございますけども、今、アクセ シビリティガイドラインの策定に向けて、アクセシ ビリティ協議会というのを作っております。内閣官 房・東京都・組織委員会、3 者が主体となりまして ガイドライン自体の検討主体は、策定主体は組織委 員会になりますけども、こういった関係者がしっか り連携をとって主催して会議を進めているところ です。大きく分けて三つの検討分野がございます。 建築部会では、これはやはり建築物、特に大会会場 におけるエレベーターだとか、客席、トイレ、また 建築物、そういったものに関わる項目を検討してい るところです。それから交通アクセス部会でござい ますけど、これは公共施設のアクセス経路、最寄り 駅から会場までのルートだとか、そういったところ の項目を検討しております。あと三つ目は、コミュ ニケーションサービス部会です。組織委員会による 情報発信・標識・宿泊施設の設備、それから心バリ アフリー、これ、かなり重要な課題でございますけ ども、これについてしっかりは取り組んでいくとい うことでございまして、障害者団体・有識者・民間 事業者等の方々を含めて、関係者が集まって、意見 交換されて、東京版アクセシビリティガイドの策定 に向けた検討を進めているところでございます。 東京版アクセシビリティの検討手順は今、二段階 方式で検討を進めているところです。大きく分け て、建築物の構造物。駅とかも含めてですけれど、 構造物に関わる部分、工事とか、そういった物は、な かなか時間かかりますので、設計はその更に前段階 から始まるということで、まず構造物に関わる部分 を早く決めてしまおうということです。 今こちらについては暫定基準ということで、まだ 公表は出来ておりませんけれども、今 IPC に、承 認申請手続きをしてるところでございまして、それ 以外のソフト面とか設備面、こういった基準につい ては、現在、残りの項目と致しまして、アクセシビ リティガイドラインで関係者と議論しているとこ ろです。どちらも、IPC に承認いただければ、きちっ と公開いたしまして、東京大会の準備・運営にしっ かり活用してまいりたいという考え方で進めてい るところです。 暫定基準というのを今、IPC に申請しているとこ ろでございます。これは先程、申し上げました通り、 建築物を中心に、ハードの構造物に関わる部分につ いて、そういった部分に対する暫定的な基準を、設 計を早く進めなければいけないという考え方のもと に策定し、IPC に承認を求めているところです。適 用範囲といたしましては、東京大会各種会場、それ から空港・駅を含む競技会場のアクセス動線、いわ ゆるアクセシシブルルートと我々呼んでおりますが、 組織委員会が個別に選定してそういったところに適 用致します。適用の考え方としては、適用対象施設 の管理者が、それぞれの計画予算に基づいて、極力、 恒常的な設備。仮設対応も組織委員会としても場合 によっては考えますけれども、できればレガシーとし て残る恒久的な設備として残るように、整備してい くということで組織委員会が働きかけることにして おります。それが難しい場合は、先程申し上げた通 り、仮設施設ということで対応する。また、場合 によってはソフト対応、ボランティアの配置とか、 そういったことを含めた対応を検討していくとい うことになります。 大きく構造物の部分、三つの基準を設けており ます。推奨基準、それから標準基準、それから例外 的な基準ということでございます。推奨基準とい うのは、主に IPC がこのベストプラクティス的に、 ここまでいけたら素晴らしいというのを、示して おりますので、そちらについて、推奨基準というこ とで設定してございます。これは新設の会場、それ から主要駅にかかるアクセシシブルルート等、こう いったもの極力、新設のところとか、主な駅といっ たところには是非適用したいというところで考え ております。それから標準基準。これは IPC から、ス タンダードということで示された項目であるとか、 あと国内基準で推奨レベルに設定されているもの。 こういったものに適応して、既存の会場も含めて、 極力実現しようということを考えております。それ から、やむをえない場合は、移動円滑化基準等、国 内の義務基準の達成は最低限、確保してこうとそん な形で今、考えていこうと考えているところでござ います。 今後、個別の話になりますが、新国立競技場の関 係でございます。この新国立競技場については、ま 2020年に向けたユニーバーサル社会への取り組み
2020年に向けたユニーバーサル社会への取り組み た色々経緯がございましたけれども、世界最高のユ ニバーサルデザインを実現するという方向に現在 なっています。新国立競技場整備計画再検討のた めの閣僚会議における新たな整備計画については、 世界最高のユニバーサルデザインというのをデザ インするということが明記されているところでご ざいます。 政府全体で、これは新国立競技場、それから、先程 申し上げた競技会場とか、最寄駅の関係、これだけ にとどまらず、やはり東京全体、そして日本全国に どうやってバリアフリーを広げていくか。また、ユ ニバーサルデザインを広げていくかは、非常に重 要なテーマでございます。今年の夏に決められた、 いわれる骨太の方針、政府全体の方針においても、 先進的なバリアフリー対応を行うとか、また、その 下の成長戦略ですが、観光立国のショーケース化の 一つとして、2020 年までの東京の主要ターミナル、 オリパラ競技大会設営、人気観光施設に対する、連 続的なバリアフリー化、こういったものを、ベスト プラクティスでショーケース化していこう、将来的 にはそこをきっかけとして全国に広めていきたい、 そういった思いで我々も取り組んでまいりたいと 思っております。 もともとあるバリアフリーの目標でございます けども、一日の乗降客数、3,000 人以上の旅客施 設、特定道路につきましては、2020 年までに原則 100%、バリアフリー化を達成するという、これは あくまでも、エレベーターであれば 11 人乗りとか、 そういった、いわゆる義務的な基準の適合を既存施 設も含めてやっていくという話になりますけども、 こういったものを 2020 年を目標年度に向けてしっ かりやっていきたいというところでございます。 これにとどまらず、先程、もちろんアクセシビリ ティガイドに基づく、まさに競技会場とその周辺駅 のバリアフリー。それに加えまして政府全体の方針 で言われている、その東京とか、全国にどうバリア フリーを広げていくか。こういったことについては、 国土交通省においても今、真剣に検討して、方向性 をまとめたところでございます。 時間の関係もございますので、こちらについては、 詳細は省きますけども、国土交通省においてバリア フリーワーキンググループということで、8 月にオ リパラに向けて、単に我々がアクセシビリティカイ ドは直接的な対処をしているところにとどまらず、 広く、バリアフリー化を推進していく。こういった ことについて、国土交通省のほうにおいても、色々 お考えになって、方針を公表されたところでござい ます。 ハード面のバリアフリー化ということで、大会の円 滑に向けた重点的なバリアフリー化の推進。これは、 どちらかというと、大会に直接関係ある部分です。 次に、超高齢化社会のショーケースとなるような、 ユニバーサルデザインの先進都市、東京の実現。それ から、三つ目といたしまして東京 2020 大会を契機と した、全国レベルでのバリアフリーをどう進めていく かといったところ。それからハードだけではなくて、 ソフト面のバリアフリーということで、心のバリア フリーの強化とか、公共交通事業者によるソフト対 応による充実、それから公共交通機関の利用におけ る障害者の対応の改善、こういったものもしっかり 進めていければと考えております。内閣官房としま しても同じような考え方で進めていければと考え ているところです。 それから最後の関係。ICT を活用した移動支援の 関係ですが、今、ICT 技術は、非常に進展してきて おりまして、これを活用することによって、健常者だ けではなくて、障害者の方々も含めまして、移動の 円滑化に非常に項することができるのではないか、 そういう技術が色々開発されております。そこで、こ ういったことについても、組織委員会と相談しなが らも大会一つのリーディングケースになるような、 そういった導入が進むということに、しっかり取り 組んでいければな、と考えております。その一例で ございますけれども、特にスマートフォンだとか、 そういった技術。こういったものが、アプリを実装 してとか、測位技術等、こういったものを活用して、 色々と、以前と比べて、便利に、屋内であっても、 道案内ができる、そういった技術がどんどん開発さ れておりますので、そういったところを活用して、 障害者の方々の移動円滑化も含めて、推進していけ ればと考えているところでございます。 最後になりますけれども、総務省のほうでおまと めになられた ICT 化アクションプランということで、 これは色々な、技術シーズを言葉の壁ということで、 多言語翻訳のアプリだとか、そういったものが色々ご ざいますけれども、ちょっとこれ、今日のテーマから すると、若干幅広でございますので、詳細説明は省 略いたしまして、説明はここまでとさせていただき たいと思います。