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(1)

Operating System

Operating System

3

3

岩井将行 岩井将行 2013

(2)

講師

講師

広島県福山市出身 • 広島県福山市出身 • 慶應義塾大学 卒 東京大学生産技術研究所 助教 • ‐2012東京大学生産技術研究所 助教 • 2013‐東京電機大学未来科学部情報メディア学 科 准教授 科 准教授 • Facebook /masa.iwai • Twitter @masaiwai • iwai@im.dendai.ac.jpjp 2 オペレーティングシステム2013

(3)

TA・SA・副手

TA・SA・副手

加藤 佳祐 • 加藤 佳祐 • ユビキタスネットワーキング研究室ユビキタスネットワ キング研究室 • 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科 • E‐mail:Keisuke Kato <case.unl@gmail.com> 3 オペレーティングシステム2013

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第1回

第1回

ドウ • ハードウエアとOSCPUとデバイス、割り込み、記憶装置、ハードCPUとデバイス、割り込み、記憶装置、ハ ド ディスク装置、RAID、パリティ ドとプ セ メ リ ド 空間 • スレッドとプロセス、メモリアドレス空間、ファ イルシステム、NIC、ソケット、カーネル

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第2回

第2回

CUI • タイピング ログイン コマンド操作 マニュアタイピング,ログイン,コマンド操作,マニュア ル, シェル フ イル操作 デ タ • ファイル操作,エディタ

(6)

第3回

第3回

プ ジ ブ • プロセス,ジョブ • プロセス管理 時分割処理とプロセス切り替プロセス管理、時分割処理とプロセス切り替 え、スケジューリング、プロセス表

(7)

第4回

第4回

憶装 • 記憶装置 • メモリ階層 キャッシュ アドレス空間 物理アメモリ階層、キャッシュ、アドレス空間、物理ア ドレスと論理アドレス、ページング、チェックポ インティン インティン • グ、効率的な自動メモリ管理、GC、フラッシュ メモリ、HDD、SSD

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第5回

第5回

権 • シェルとアクセス権 • 標準入出力 フィルタコマンド シェルスクリプ標準入出力、フィルタコマンド、シェルスクリプ ト、ファイルのバックアップ、アクセス権、ドライ ブ ディレク ブ、ディレク • トリ、ファイル、open/read/write • ファイルのメモリへのマッピング、アクセス制 御 権限 空き領域管理 御、権限、空き領域管理

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第6回

第6回

ネ • ネットワークとOSethernet,ping,socket,tcp/udp,rpc,apach,http,sethernet,ping,socket,tcp/udp,rpc,apach,http,s sh,ftp,remotewindow 最新の 事情 • 最新のOS事情

(10)

第7回

第7回

試験 • 試験

(11)
(12)

d

Raid

(13)

Redundant Arrays of Independent

Disks

RAID Ad i B d での定義 – RAID Advisory Board での定義 ベ ト イピ グ • レベル0 ストライピング • レベル1 ミラーリング • レベル2 分散ハミングコード • レベル3 バイト分割固定パリティレベル3 バイト分割固定パリティ • レベル4 ブロック分割固定パリティ レベル5 分散パリティ • レベル5 分散パリティ • レベル6 2重分散パリティ

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Raid0

Raid0

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Raid0 ストライピング

Raid0 ストライピング

デ タ ブロック1/2/3や4/5/6 7/8/9は • データ・ブロック1/2/3や4/5/6、7/8/9は、 もともと連続しているデータである。 • RAID 0では ディスクの台数に合わせてデ タを • RAID 0では、ディスクの台数に合わせてデータを 分割して、各ディスクに格納する。 • 例えばデータ・ブロック1/2/3の組を読み出す • 例えばデータ・ブロック1/2/3の組を読み出す 場合、各ディスクに並行してアクセスすることで、 ほぼ同時に1/2/3それぞれのデータ・ブロック ほぼ同時に1/2/3それぞれのデ タ ブ ック を読み出すことが可能。 • 高速化技術

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Raid1 ミラーリング

Raid1 ミラーリング

ベ 中 も単純な • RAID 1は、RAIDレベルの中で、最も単純な手 法でディスクの耐障害性を高めている。その 法 ディ ク 耐障害性を高 る。そ 手法とは、同一のデータを複数のディスクに 書き込み 一方のディスクが故障しても 他 書き込み、 方のディスクが故障しても、他 方で処理を続行できるようにする。

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Raid1ミラーリング

Raid1ミラーリング

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Raid1 稼働率

Raid1 稼働率

デ タを 台 デ • RAID 1では、同一のデータを2台以上のディス クに書き込むため、ディスク容量の利用効率 ク 書き込む 、ディ ク容量 利用効率 は50%以下になってしまうというデメリットが ある(2台のディスクの 容量が異なると 利用 ある(2台のディスクの 容量が異なると、利用 効率は50%よりさらに下がる)。 例えば のデ タを記録するには • 例えば1Tbytesのデータを記録するには、 1Tbytes×2=2Tbytes分の容量のディ スクが 必要になる。

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Raid5

Raid5

耐障害性 向 高速 大容量 • RAID 5は、耐障害性の向上と高速化、大容量 化のすべてを実現できるRAID技術。 • 分散データ・ガーディングとも呼ばれる。 では デ スクの故障時に記録デ タ • RAID 5では、ディスクの故障時に記録データ を修復するために「パリティ」と呼ばれる冗長 コードを、全ディスクに分散して保存するの

(20)

Raid5

Raid5

(21)

RAID 5の動作原理

RAID 5の動作原理

• データを分割して各ディスクに格納するという 原理はRAID 0(ストライピング)と同じだ。異な るのは、データ・ブロックの組(上図でいえば1 /2や3/4 5/6)ごとにパリティが生成され /2や3/4、5/6)ごとにパリティが生成され る点である。たとえ1 台のディスクが壊れても、 残りのディスクに格納されたデ タとパリティ 残りのディスクに格納されたデータとパリティ から、失われたデータを復活させることができ る る。

(22)

Raid5の利用効率

Raid5の利用効率

パ 保存 必要な は 全デ ク台 • パリティの保存に必要なのは、全ディスク台 数に関係なくディスク1台分の容量である。 従 デ 台数が多 ど容 効 従ってディスク台数が多いほど容量の利用効 率も向上する。RAID 1(ミラーリング)と比較し た場合 利 効率 高さが た場合、この利用効率の高さがRAID 5のメ リットの1つとされる。 • ディスク容量の利用効率 • ディスク容量の利用効率 – 100×(n‐1)/n%

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Raid5追加

Raid5追加

【デ 】 低 台 デ • 【ディスク】最低3台のディスク。 ・ブロック単位に分割したデータを、生成したック単位 分割 デ タを、 成 冗長コードと共に各ディスクに分散して保存 ・データだけでなくパリティも複数のディスクにデ タだけでなくパリティも複数のディスクに 分散させることで、速度面でのボトルネックを 回避 回避 ・冗長コードにパリティを使用するため、2台以 ブが デ 上のドライブが同時に故障するとデータの回 復ができない。

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Raid6

Raid6

• RAID6はRAID5の冗長性強化版です。 冗長コード(パリティ)を2種類生成し、それ ぞれデ タ本体と共に各ディスクに分散(ストライプ)して記録 ぞれデータ本体と共に各ディスクに分散(ストライプ)して記録 • 【読み方】「レイドシックス/レイドロク」です。ダブルパリティRAID 【冗長化機構】2つのパリティ(Parity)を用いて冗長性(Redundancy)を確保 【ディスク】最低4台のディスクが必要 【ディスク】最低4台のディスクが必要 ・ブロック単位に分割したデータを、生成した冗長コードと共に各ディスクに分散し て保存。 ・パリティを2種類用意することにより 同時に2台のディスクが故障しても回復 ・パリティを2種類用意することにより、同時に2台のディスクが故障しても回復。 ・パリティーの保存に2台分の容量を使うため、ディスクの容量効率は落ちます。 ・RAID5と同様、パリティを処理するため、書きこみ速度は遅い

(25)

パリティ計算に使う排他的論理和

パリティ計算に使う排他的論理和

命題 P 命題 Q Q 真 真 偽 真 偽 真 偽 真 真 偽 偽 偽 偽 偽 偽

(26)

補足説明

補足説明

のデ スクがあ た時 • A,B,C,Dのディスクがあった時 • パリティを • A1 xor B1 xor C1 =P1とおくP1をディスクDに保存するP1をディスクDに保存する。 • ディスクBが壊れた場合 • P1 oxr (A1 xor C1)で復旧できる。

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• 論理記号 • プログラミングの書き方プログラミングの書き方 – !(P || Q) == !P && !Q  !(P && Q) == !P || !Q – !(P && Q) == !P || !Q  • 集合 • ベン図 • ベン図 =

(28)

以下の文は同値か?

以下の文は同値か?

「私 身 あ 私 • 「私の身長は 160 cm 以上であり、かつ私の 体重は 50 kg 以上」である の否定g • 「私の身長は 160 cm 以上であり、かつ私の 体重は 50 kg 以上」ではない 体重は 50 kg 以上」ではない 「私の身長は 160 未満であるか または • 「私の身長は 160 cm 未満であるか、または 私の体重は 50 kg 未満」である

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パス名(絶対・相対パス)

パス名(絶対・相対パス)

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パス名(絶対パスと相対パス)

パス名(絶対パスと相対パス)

フ イルやデ レクトリにアクセスするために フ イ • ファイルやディレクトリにアクセスするために,ファイ ルやディレクトリの位置(パス名)を示す必要がある • パス名の指定方法は以下の2種類 • パス名の指定方法は以下の2種類 • 絶対パス • 絶対パス – ルートディレクトリを基点として絶対的な位置を指定する – 例:住所は絶対パス「神奈川県藤沢市遠藤例 住所 絶対 神奈 県藤沢市遠藤5322」」 • 相対パス – あるディレクトリを基点にした相対的な位置を指定する – 場合によっては,絶対パスより短いパス名で指定できる – 例:田中君の家は「私の家の右隣」

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絶対パス

絶対パス

絶対パ • fileAの絶対パス ▪ 日本語だと“ルートディレクトリの中の,“ルートディレクトリの中の,homehomeディレクトリディレクトリ 中 中 デデ クク 中中 の中の の中のt10472mst10472msディレクトリの中のディレクトリの中のfileAfileA”” ▪ 区切りを「/(スラッシュ)」で繋げて, “/h/h /t10472/t10472 //fil Afil A””

“/home/t10472ms//home/t10472ms/fileAfileA””

h /

home

t10472ms s10021sa

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相対パス1

相対パス1

を基点 た時 相対パ • t10472msを基点にした時のfileBの相対パス ▪▪ ““fileBfileB”” • homeを基点にした時のfileBの相対パス ▪▪ ““t10472ms/t10472ms/fileB//fileB”” / home t10472ms s10021sa t10472ms s10021sa fileA fileB

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相対パス2

相対パス2

基点から見た親デ ク を指定する は “ (ピ • 基点から見た親ディレクトリを指定するには,“..(ピ リオド2つ)”の記号を使う • t10472msを基点にした時のhomeの相対パス ▪▪ ““..”..”(親ディレクトリは1つだけなので,1つに定まる) • s10021saを基点にした時のfileBの相対パス ▪▪ ““../t10472ms/../t10472ms/fileBfileB”” / ../t10472ms/ ../t10472ms/fileBfileB home t10472ms s10021sa fileA fileB

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相対パス3

相対パス3

基点 デ ク を す は “ (ピ オド )” • 基点のディレクトリを示すには,“.(ピリオド1つ)”の 記号を使う • t10472msを基点にした時のfileAの相対パス ▪▪ ““././fileAfileA” ” (基点ディレクトリを明示した場合) ▪▪ ““fileAfileA””(基点ディレクトリを省略した場合) • 基点ディレクトリを明示すると, / 基点ディレクトリを明示すると, 相対パスによる指定であることが分かる • パス名が読みやすくなる場合がある home • パス名が読みやすくなる場合がある t10472ms s10021sa fileA fileB

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ファイルとディレクトリ

の操作

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GUIとCUI

GUIとCUI

• Graphical User Interface(GUI) • Graphical User Interface(GUI) – 画面表示にアイコンやメニューを用い,操作の大半をマウ スなどのポインティングデバイスによって行なう ( )や ( )は を備えた イ – Finder(Mac)やExplorer(Windows)はGUIを備えたファイ ルマネージャ(ファイル管理機能をもつソフトウェア) – 直感的に操作ができる • Character User Interface(CUI) すべての操作をキ ボ ドから ンドと呼ばれる命令を – すべての操作をキーボードからコマンドと呼ばれる命令を 用いて行なう – ターミナル(Mac)やコマンドプロンプト(Windows)を使うと CUIを使 てコンピ タを操作できる CUIを使ってコンピュータを操作できる – 効率よく命令を記述でき,慣れれば素早く操作を行える

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ターミナル

ド操作を行うためには タ ミナ と うプ

ターミナル

• コマンド操作を行うためには,ターミナルというプロ グラムを使う • 起動方法 – 初期設定ではDockに登録されている – Dockにない場合 Fi d を起動する • Finderを起動する • サイドバーのアプリケーションを選択する • ユーティリティフォルダ中の,ターミナルをクリック

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コマンド

コマンド

ピ タに与える命令 と • コンピュータに与える命令のこと • CUIのターミナルでは(マウスによるボタン操作ではなく),文 字で命令を伝える 字で命令を伝える 例 フ イルの移動 • 例:ファイルの移動 Finder(GUI)だとマウスで命令 ターミナル(CUI)だと文字で命令 % mv 第2回情報基礎課題.doc /Users/ ユーザ名/Documents/

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プロンプト

プロンプト

タ を起動する が れる • ターミナルを起動すると,%マークが現れる • これをプロンプトと呼び コンピュータがコマンこれをプロンプトと呼び,コンピュ タがコマン ドによる指示を待っている印(しるし) ドを入力したら タ キ を押すと • コマンドを入力したら,エンターキーを押すと 命令が実行される % コマンド このスライドではエンターキーを押すタイミングを で表現しています

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なぜコマンド操作を学習するか

なぜコマンド操作を学習するか

サ バは マンドで操作することが多い • サーバはコマンドで操作することが多い ▪ プロバイダから提供されているWebサーバを設定する 所属する研究室 会社のサ バの管理をする ▪ 所属する研究室・会社のサーバの管理をする 効率よく ピ タに仕事を指示する とが きる • 効率よくコンピュータに仕事を指示することができる ▪ シェルスクリプト イ ドカ ド ▪ ワイルドカード

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ファイル・ディレクトリの操作の コマンド一覧 d → カレントデ レクトリの絶対パスを表示 • pwd → カレントディレクトリの絶対パスを表示 • ls  → ディレクトリの内容を見る • cd  → カレントディレクトリの移動 • less  → ファイルの内容を見る • mkdir  → 新しいディレクトリを作る • cpcp  → ファイルのコピーを作る→ ファイルの ピ を作る • mv  → ファイルの移動・ファイル名の変更 • rm → ファイルの削除 • rm → ファイルの削除 • rmdir  → ディレクトリの削除

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カレントディレクトリ

カレントディレクトリ

ド よ イ やデ クト を操作 • コマンドによってファイルやディレクトリを操作 する場合,相対パスでファイルやディレクトリ を指定する方が便利 を指定する方が便利 • 現在の作業ディレクトリのことをカレントディレ現在の作業ディレクトリの とをカレントディレ クトリ(ワーキングディレクトリ)という • カレントディレクトリからの相対パスでファイル • カレントディレクトリからの相対パスでファイル を指定することができる タ ミナルを起動した直後のカレントディレク • ターミナルを起動した直後のカレントディレク トリは「ホームディレクトリ/CNSiMac」になる

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カレントディレクトリの表示

カレントディレクトリの表示

略 ド • pwd(print working directoryの略) コマンド – カレントディレクトリの絶対パスを表示するカ ン ディ ク リ 絶対 を表示する % pwd /a/fs0102a/t10472ms ファイルサーバは何台かのコンピュータで分担してホームディレクトリを保管してい ファイルサ バは何台かのコンピュ タで分担してホ ムディレクトリを保管してい るので,本当のホームディレクトリの絶対パス名は /a/fs0102a/t10472msのように ファイルサーバの番号とログイン名を組み合わせたものになっています 誰のホームディレクトリがどのファイルサーバにあるかを覚えるのは大変なので 誰のホ ムディレクトリがどのファイルサ バにあるかを覚えるのは大変なので, /a/fs0102a/の部分をまとめて,'/home' と表わします

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ディレクトリの内容を見る1

ディレクトリの内容を見る1

略 ド • ls(listの略) コマンド – カレントディレクトリにあるファイルとディレクトリのカレントディレクトリにあるファイルとディレクトリの 一覧を表示する % ls

Desktop Maildir XPAppCNS Wnn XPDataCNS

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ディレクトリの内容を見る2

ディレクトリの内容を見る2

オプシ • ‐a オプション – .emacsのように先頭がドットで始まるファイルは,ソフトの 設定 使う イ な 普通は表 されな 設定に使うファイルなので普通は表示されない – ls コマンドに –a オプションを付けると表示できる プ – ls のあとに1つ空白をあけてからオプションを入力する – オプションをつけることで,コマンドの機能を拡張できる % ls -a . .gnome2 .w3m .. .gnome2_private .winman

.ICEauthority .gstreamer-0.8 .xsession-errors .cshrc .gtkrc-1.2-gnome2 Desktop

.emacs .metacity Maildir emacs d mh profile Wnn .emacs.d .mh_profile Wnn

.folders .mozilla XPAppCNS .fonts.cache-1 .nautilus XPDataCNS

(46)

ディレクトリの内容を見る3

ディレクトリの内容を見る3

デ ク パ 名を 数( きすう)と 指定 • ディレクトリのパス名を引数(ひきすう)として指定 – カレントディレクトリ以外のディレクトリを見たいときは,そ デ ク パ 名を 後 ける のディレクトリのパス名を ls の後につける – コマンドの後に1つ空白をあけてから付け加えるものをこ のコマンドの引数(ひきすう)と言う のコマンドの引数(ひきすう)と言う % l M ildi % ls Maildir courierimaphieracl courierimapuiddb tmp courierimapkeywords cur courierimapsubscribed newp

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【演習 Macの人】 lsコマンドを極めよう 自分のホ ムデ レクトリにある イルのうち最も新しい • 自分のホームディレクトリにあるファイルのうち最も新しい ファイルを見つけてみよう – ファイルを新しい順に表示するオプションはファイルを新しい順に表示するオプションは t ‐t • 実験してみよう – ls の引数に存在しないディレクトリ名を指定してみる – ls ‐l の引数にディレクトリでは無く,ファイルを指定してみる • ls コマンドのその他の機能について調べてみよう

– コマンドのマニュアルを表示するにはコマンドのマニュアルを表示するには,man コマンドを使う(manの引man コマンドを使う(manの引 数に調べたいコマンド名を指定する)

% l % man ls

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カレントディレクトリの移動

カレントディレクトリの移動

( 略) ド • cd(change directoryの略) コマンド – 移動したいディレクトリのパス名を引数として指定 – 引数のディレクトリのパス名は相対パスでも絶対パスでも よい – 引数を省略すると,カレントディレクトリをホームディレクト リ(特別教室のMacの場合は,「ホームディレクトリ /CNSiMac」)に変更する /CNSiMac」)に変更する % cd Maildir % pwd % pwd /a/fs0102a/t10472ms/Maildir % cd /home/t10472ms/Maildir / / / % pwd /a/fs0102a/t10472ms/Maildir

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ファイルの内容を見る

ファイルの内容を見る

ド • less コマンド – テキストファイルの中身を見ることができるテキ ァイル 中身を見る きる – 引数に内容を見たいファイル名を指定 ファイルをスクロ ルするには Spaceキ を使う – ファイルをスクロールするには,Spaceキーを使う – 閲覧を終了するにはqキーを押す

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新しいディレクトリを作る

新しいディレクトリを作る

略 ド • mkdir(make directoryの略) コマンド – 引数に作りたいディレクトリの名前を指定する引数 作りた ディ ク リ 名前を指定する – 正常に作成できると,何も表示されないので,ls  コマンドで確認するとよい コマンドで確認するとよい % mkdir memo % mkdir memo % ls

Desktop Maildir XPAppCNS Wnn XPDataCNS test1 test memo

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ファイルをコピーする

ファイルをコピーする

( 略) ド • cp(copyの略)コマンド – コピー元のファイルと新しく作るファイルの名前を空白で 切 引数 指定する 区切って引数で指定する – 新しく作るファイルの代わりにディレクトリ名を指定すると, そのデ レクトリの中に同じ名前で新しいフ イルが作成 そのディレクトリの中に同じ名前で新しいファイルが作成 される % ls fileA testdir % cp fileA fileB % ls

testdir fileA fileB % cp fileA testdir % ls testdir

% ls testdir fileA

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ファイルの移動・ファイル名の変更

ファイルの移動・ファイル名の変更

( 略) ド • mv(moveの略) コマンド – ファイルを移動する場合は,mv の後に移動したいファイ ルの名前,移動先のパス(相対パスか絶対パス)を空白 で区切って指定する フ イル名を変更する場合は の後に変更したいフ – ファイル名を変更する場合は,mv の後に変更したいファ イルの名前,新しいファイル名を空白で区切って指定する % ls fileA testdir % mv fileA testdir % cd testdir ※ファイル名の変更の際, 変更先のファイル名が既 存在するも あ た % cd testdir % ls fileA % mv fileA fileB に存在するものであった 場合,そのファイルに上 書きされ元の内容は消え % ls fileB てしまうので注意

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ファイルの削除

ファイルの削除

略 ド • rm(removeの略) コマンド – 削除したいファイル名を引数として指定削除した ァイル名を引数 し 指定 – 空白で区切って複数のファイル名を指定できる % ls fileA fileB % rm fileA % ls fileB fileB

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ディレクトリの削除

ディレクトリの削除

( 略) ド • rmdir(remove directoryの略)コマンド – 削除したいディレクトリ名を引数として指定 – 空白で区切って複数のディレクトリ名を指定できる – ディレクトリの下にファイルがある場合,削除できない – ディレクトリの下にあるファイルを全て削除するか移動す るかした後,ディレクトリを削除する % ls

testdir fileA fileB testdir fileA fileB % rmdir testdir % ls

(55)

アクセス権と保護モード

アクセス権と保護モード

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アクセス権と保護モード

アクセス権と保護モード

他 ザ イ (メ 内容等)を勝手に閲 • CNSの他のユーザのファイル(メールの内容等)を勝手に閲 覧されては困るため,適切なアクセス権を設定する必要があ る る • ファイルやディレクトリごとに,他のユーザからのアクセスを 許可したり 禁止したりする保護モードを設定する機能があ 許可したり,禁止したりする保護モ ドを設定する機能があ る • 保護モードは「誰が」と「どうする」という組み合わせ(3×3)に保護 ドは 誰が」と どうする」と う組み合わせ( ) 対して,許可か禁止かを決めたもの どうする どうする 誰が 誰が 1. 読み出し(read) 2. 書き込み(write) 3. 実行(execute) 1. ファイルの持ち主のユーザ自身(user) 2. グループのメンバ(group) ※ 学生はすべて同じグループに属する

×

実行( 3. その他(other)

(57)

保護モードの確認

保護モードの確認

• l lで保護モ ドの確認ができる • ls ‐lで保護モードの確認ができる

% ls -l

-rw-r--r-- 1 t10472ms student 153 Apr 20 15:30 fileA

d rwx rwx rwx

種別

d rwx rwx rwx 

ディレクトリならd

ファイルなら-

userに関する設定 groupに関する設定 otherに関する設定

• 新しく作ったファイルは rw‐r‐‐r‐‐になる 「r(readの略)」,「w(writeの略)」,「x(executeの略)」それぞれの許可 「-」は禁止を示す 新しく作ったファイルは rw r r になる • ディレクトリは rwxr‐xr‐x になる • メールを保存するディレクトリ(Mail)はrwx‐‐‐‐‐‐

(58)

保護モードの変更

保護モードの変更

略 ド • chmod(change modeの略) コマンド – 1番目の引数で,「誰が(u,g,o)」と「どうする」(r,番目 引数 , 誰 ( ,g, )」 うする」( , w,x)を+か-でつないで保護モードを指定(+ は許可,-は禁止)許可, 禁 ) – 2番目の引数で変更したいファイル名またディレク トリ名を指定する トリ名を指定する % ls -l total 0

-rw-r--r-- 1 t10472ms student 153 Apr 20 15:30 fileA % chmod go-r fileA

% ls –l t t l 0 total 0

(59)

保護モード数字で指定

保護モード数字で指定

フ イルのパ ミ シ ン(権限)は 数字で表現するこ • ファイルのパーミッション(権限)は、数字で表現するこ とも出来る。 r(読み込み)を『4』(読 込 )を『 』 • w(書き込み)を『2』 • x(実行)を『1』と表現。 • 例)rw‐rw‐r‐‐ hoge.txt 上記ファイルはrw (4+2)rw (4+2)r (4) hoge txt 上記ファイルはrw‐(4+2)rw‐(4+2)r‐‐(4) hoge.txt • のため、パーミッション『664』とも表現できます。 • ですので Otherに書き込み権限を与えるには 下記 • ですので、Otherに書き込み権限を与えるには、下記 でも同じ結果になります。 chmod 666 hoge.txt

(60)

chown

chown

• すべてのファイルには所有者という概念が存 在します。 • ファイルのオーナーを変更したいとき。 • 例)hoge.txtのオーナーをuserAからuserBに変 更する。

chown userB hoge.txt chown userB hoge.txt

(61)

第3回

第3回

プ ジ ブ • プロセス,ジョブ • プロセス管理 時分割処理とプロセス切り替プロセス管理、時分割処理とプロセス切り替 え、スケジューリング、プロセス表

(62)

OSの位置づけ

OSの位置づけ

金融システム 飛行機の座席 予約システム アドベンチャー ゲーム アプリケーション・ プログラム コンパイラ エディタ コマンド・インタ プリタ オペレーティングシステム 機械語 システム・ プログラム 機械語 マイクロプログラム ハードウェア 物理装置

(63)

OSとは何か

OSとは何か

拡 • 拡張マシンとしてのOS – ハードウェアの詳細を隠蔽し、拡張マシンハ ドウ アの詳細を隠蔽し、拡張マシン (extended machine)、仮想マシン(virtual machine) としての機能をユーザに提供機能を ザ 提供 • 資源管理システムとしてのOS CPU メモリなどを管理する – CPU、メモリなどを管理する • 複数のプロセス、複数のユーザに競合や不整合が起 こらないように資源を割り当てる こらないように資源を割り当てる

(64)

単位の説明

単位の説明

• ジョブジョブ – ユーザがシステムに対して依頼する仕事の単位 • プロセス – システムが処理する仕事の単位 システムはジョブをプロセスに分割して処理 – システムはジョブをプロセスに分割して処理 – リソースはプロセス単位で割り当てられる

(65)

プログラムの処理形態

プログラムの処理形態

バ 処 • バッチ処理 – 必要な情報を前もって決定必要な情報を前も 決定 – 実行してほしいジョブを一括依頼 • 対話(インタラクティブ)処理 そのつど プログラムに対して入力を行う – そのつど、プログラムに対して入力を行う

(66)

バッチ処理

バッチ処理

ジョブを 括して依頼 • ジョブを一括して依頼 – ユーザは、必要なリソース、実行したいプログラム、 処理に使うデータの全てをあらかじめ決定 処理に使うデ タの全てをあらかじめ決定 – それをJCL (Job Control Language) によって 記述し、コンピュータに投入

//JOB1 JOB (12345), CLASS=X

//STEP1 EXEC PGM=TEST

//DDIN DD DISP=SHR, DSN=INPUT1

//DDOUT DD DISP=(NEW CATLG) DNS=OUTPUT(+1)

– 各ジョブは、実行中は全てのリソースを占有する

//DDOUT DD DISP=(NEW, CATLG), DNS=OUTPUT(+1),

// UNIT=SYSDA, SPACE=(CYL,(15,15),RLSE),DCB+*.DDIN :

(67)

バッチ処理

バッチ処理

待ち行列 Job Job Job リソ ス リソース (CPU, メモリなど) • 一定期間ごとに大量のデータを集めて 処理するような場合に便利 処理するような場合に便利 – 例)売り上げデータ・受注データの集計

(68)

バッチ処理

バッチ処理

利点 • 利点 – スケジューリングが単純 前も プ グ が必 す がわ • 前もって、プログラムが必要とするリソースがわかる • 複数のジョブのスケジューリングが比較的楽 例)必要リソースの少ないジョブを優先的に実行すると 例)必要リソ スの少ないジョブを優先的に実行すると 全ジョブの平均待ち時間(ターンアラウンドタイム) が短くなる ジョブの切り替えも少なくてすむため 無駄が少ない • ジョブの切り替えも少なくてすむため、無駄が少ない • 欠点 • 欠点 – 前もって全てを決めないとジョブが投入できない

(69)

対話(インタラクティブ)処理

対話(インタラクティブ)処理

必要に応じて人間が入力し それを処理する • 必要に応じて人間が入力し、それを処理する – 人間の反応速度は 10‐1 程度 ダ – 計算機は 10‐9 オーダで命令を処理 – 人間の入力を待っている時間はすごく無駄 特に昔 計算機が非常に高価だ た時代はなおさら 特に昔、計算機が非常に高価だった時代はなおさら – 一定時間に処理できる仕事量(スループット)が低下 =もったいない =もったいない タイムシ アリングシステム(TSS) • タイムシェアリングシステム(TSS) – 使っていないCPU時間を他に割り当てよう!

(70)

タイムシェアリングシステム

タイムシェアリングシステム

非常に短い 時間を複数プロセスに順に割当 • 非常に短いCPU時間を複数プロセスに順に割当 – 割り当てられる単位時間(クオンタム)は数十ms – 割当が一周したらまた最初から • プロセスから見ると... – 細切れのCPU使用権(時間)が、 短い間隔を置きながら与えられる – プロセスは入力待ちなどの遊びも多いので、 の「短い間隔 は ザからは見えにくく この「短い間隔」はユーザからは見えにくく、 さもCPUを占有して使っているように見える

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タイムシェアリングシステム

タイムシェアリングシステム

点 • 利点 – 自分のほかに大きなプロセスがあっても、自分 ほ 大きな あ も、 そのプロセスが終わるまで長い間待たされたりし ない な (↑バッチ処理ではありうる) – ユーザから見ても 対話的に入力してからその反 – ユ ザから見ても、対話的に入力してからその反 応が 返ってくるまでの時間(レスポンスタイム)が 返ってくるまでの時間(レスポンスタイム)が 短くなる

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バッチ処理と対話処理

バッチ処理と対話処理

バッチ処理 対話処理 スパコン メインフレーム パソコン ・計算速度 最優先 ・1つのジョブ自体も大きい ・銀行の勘定系、企業の基幹 ・バッチとTSSが共存・ほとんどが対話処理 ポ タイム最優先 1つのジョブ自体も大きい ・オーバヘッドが少ないバッチ処理 バッチとTSSが共存 ・レスポンスタイム重視で、対話処理を優先・レスポンスタイム最優先

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リアルタイム処理は実はとても難しい

リアルタイム処理は実はとても難しい

• ある決められた時間に必ず処理を終わらせる • ある決められた時間に必ず処理を終わらせる – 例)自動車の安全装置 – 「「他のプロセスにリソースが使われて他のプロセスにリソ スが使われて いたので間に合いませんでした」 では済まない! クオンタムの短いTSSでも間に合わない可能性 – クオンタムの短いTSSでも間に合わない可能性 • どうやったら実現できるか = 非常に複雑どうやったら実現できるか = 非常に複雑 – 同時実行プロセス数に制限 – 記憶領域の使用制限記憶領域 使用制限 – etc, etc... – しかも処理速度を落としてはいけない

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プロセスとは

プロセスとは

• プロセス

プロセス

– リソースの割当対象となる(仕事の)単位 を 求 – OSに対してリソースを要求 – OSからリソースの割当を受ける受

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プロセス(プログラム)とプロセッサ プロセス(プログラム)とプロセッサ ユニプロセッサ ユニプログラミング • ユニプロセッサ・ユニプログラミング – ひとつのCPUに対してひとつのプロセス バッチ処理 プロセス – バッチ処理 • ユニプロセッサ・マルチプログラミングユニプロセッサ マルチプログラミング – ひとつのCPUに対して複数のプロセス – TSSTSS • マルチプロセッサ・マルチプログラミング プロセス プロセス プロセス プロセス – 複数のCPUに対して複数のプロセス – 並列・分散処理 プロセス プロセス プロセス プロセス

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プロセスの切り替え

プロセスの切り替え

• 複数プロセスを切替えながら実行 メモリ(主記憶) – プロセスA – プロセスB • 記憶領域の圧迫 プロセスC A C – プロセスC • 記憶領域の不足 • 置き換えコスト置き換え – プロセスA • また不足 また置き換え • また置き換え B

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プロセスとスレッド

プロセスとスレッド

複数プロセスの同時実行はコストが高い • 複数プロセスの同時実行はコストが高い – メモリ使用量が増加 切り替えコストも大きい – 切り替えコストも大きい • 複数CPUを備えた計算機の一般化 デュアルプロセッサ デュアルコア – デュアルプロセッサ,デュアルコア – 同時実行できるプロセス数よりCPUが多いと CPUが遊んでいてもったいない CPUが遊んでいてもったいない • スレッドッド – プロセスをさらに小さい単位に分割 – CPUリソースをスレッドごとに割当

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スレッド

スレッド

例) f ff • 例)Microsoft Office – プロセス • Microsoft Word • Microsoft Excel • 各プログラムはプロセスとして処理 • 各プログラムはプロセスとして処理 – スレッド • たとえばWordの場合たとえばWordの場合 • 印刷 • 編集 • など、同じ「Word」というプログラムの中で、 同時(並行)動作できる単位がある!

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スレッド

スレッド

リソ ス割当 • リソース割当 – プロセス単位 • メモリ 入出力デバイス etc • メモリ,入出力デバイス,etc... – スレッド単位 • CPU • スレッド – TSSによる切り替えオーバヘッドが軽い • 同一プロセスから生成されてるからメモリ領域が同じ • メモリ使用量は1プロセス分ですむ • メモリ使用量は1プロセス分ですむ

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プロセス

プロセス

プ 実行中 プ グ • プロセス = 実行中のプログラム – アドレス空間(コアイメージ)ア 空間( アイ ジ) • 実行可能プログラム、データ、スタック – プロセス表 – プロセス表 • レジスタや実行に必要なほかの情報 プロセスにおける木構造 • プロセスにおける木構造 • シグナル – タイマ終了などの通知 プロセス間通信 – プロセス間通信

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プロセスの概要

プロセスの概要

実行中 プ グ • 実行中のプログラム – プログラム・カウンタ、レジスタ、変数を含むグラ カウンタ、 ジ タ、変数を含む プロセスのメモリ・イメージ stack stack segment: ローカル変数、サブルーチンの戻り番地等 (低アドレスへ) プロセスのメモリ イメ ジ (低アドレスへ) data data segment: データ(グローバル変数)(高アドレスへ) text text segment: 命令の列 0x00000000

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マルチプログラミング

マルチプログラミング

ピ タ上 は複数 プ が実行され • コンピュータ上では複数のプロセスが実行され ている • 1つのCPUは一度に1つのプロセスのみ実行さ れる 複数のプロセスが並列実行されているようにみ • 複数のプロセスが並列実行されているようにみ せかける(疑似並列:pseudoparallelism) プ グ グ → マルチプログラミング 実行するプロセスを高速に切り替える(スケジューリン 実行す を高速 切り替 ( ケ リ グ)

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プロセスの状態

プロセスの状態

プ 状態 • プロセスの3つの状態 – 実行中(実行中(running)g) • CPUが割り当てられている状態 – 実行可能状態(ready) – 実行可能状態(ready) • 実行可能だが、ほかのプロセスが実行中のため、一 時的に待機している状態 時的に待機している状態 – 待ち状態(block) • 外部イベントが発生するまで実行不可能な状態 • 外部イベントが発生するまで実行不可能な状態

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マルチプログラミング

マルチプログラミング

• プロセッサは常に1つのプログラムしか実行できない 複数 プ グ を 替 実 – マルチタスクでは,複数のプログラムを切り替えて実行 しなければならない。 – プリエンプティブ方式は,OSがプロセッサの実行権限 を管理し プロセスの実行を切り替える方式である 現 を管理し,プロセスの実行を切り替える方式である。現 在のOSは,プリエンプティブ方式が主流だ。 – ノンプリエンプティブ方式(「擬似マルチタスク方式」)は, プロセスの切り替えをプログラム自身に任せる方式 プロセスの切り替えをプログラム自身に任せる方式。 ただし,ノンプリエンプティブ方式では,あるプログラム がプロセッサを長時間占有することも可能で,この場 合はシングルタスクと同じになってしまう。昔のMac OS や は ノンプリ ンプテ ブ方式 やWindows 3.1は,ノンプリエンプティブ方式。

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プロセスの3状態遷移

プロセスの3状態遷移

プ が 例 ば 待 ブ 状態 1. プロセスが(例えば)入力待ちでブロック状態へ 2 スケジューラが別のプロセスを選択する 2. スケジュ ラが別のプロセスを選択する 3. スケジューラがこのプロセスを選択する 4. 入力データが準備できた 実行中 running 1 2 実行中 1 2 3 待ち 実行可能 ready block 4

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スケジューラ

スケジューラ

ready状態にあるプロセス群から、どのプロセ スにCPUを割り当てrunning状態にするかを決 定する機能 定する機能

スレッド

軽いプロセス • 軽いプロセス • アドレス空間共有 • スレッド毎に、プログラムカウンタ、レジスタ管 理 スタック PSW(状態) 理、スタック、PSW(状態)

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プロセスの切り替え

プロセスの切り替え

CPUの仮想化 • CPUの仮想化 – OSがプロセス・スレッドに対して CPUの実行権を微小時間与える CPUの実行権を微小時間与える • 割込み – 通常のCPU演算動作とは異なる事象のこと通常のCPU演算動作とは異なる事象のこと • キーボード入力を受け取った • 自動車がどこかに衝突した デ が • サーバからデータが送られてきた – 割込み発生時にプロセスの切り替えが起こる TSSでは プロセス切り替えのために – TSSでは、プロセス切り替えのために インターバルタイマーが定期的に割込みを発生

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割込み

割込み

割 処 • 割込み処理 – 割込みは、即座に処理すべき場合が多い割込みは、即座 処理す き場合 多 – 高速かつ軽量に割込みを処理する実行方式

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割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – 実行中のプログラムを発生原因とする 例)プログラム自体が他の処理を要求 – 例)プログラム自体が他の処理を要求 プログラム自体の異常 • 外部割込み – その他の要因で発生するその他の要因で発生する – 例)他の優先的処理からの要求 順番待ちしていた他の処理への移行 ハ ドウ ア異常 ハードウェア異常 特殊な処理

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割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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内部割込み:スーパバイザコール割込み 内部割込み:ス パバイザコ ル割込み ユ ザモ ド • ユーザモード – アプリケーションには許されていない処理がある • プロセスの切り替え • プロセスの切り替え • 入出力デバイスへのアクセス • etc.. • スーパバイザモード – そこでアプリケーションは、OSに対して処理を依頼 – OSの権限で,処理を実行してもらう パバイザ • スーパバイザコール – アプリケーションがOSに処理を依頼すること

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スーパバイザコール割込み ス パバイザコ ル割込み ス パバイザコ ル • スーパバイザコール – このとき割込みが発生 CPUの実行モ ドが切り替わる スーパバイザ コール – CPUの実行モードが切り替わる CPUの実行モ ド ザ コ ル • CPUの実行モード – スーパバイザモード • OSを実行するモード ユーザ モード スーパバイザ モード 割込みによる 移行 • OSを実行するモード • CPU内の全てのリソースを利用可能 – ユーザモード • アプリケーションを実行するモード • 利用できるリソースに制限あり

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割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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内部割込み:プログラムチェック(例外)割込み 内部割込み:プログラムチェック(例外)割込み 実行中のプログラムで異常が発生したとき • 実行中のプログラムで異常が発生したとき – ゼロによる除算division by zero – 演算時のオーバフロー integer overflow – 不正なメモリアドレスへのアクセス segmentation violation • この割込みを検知するしくみがないと... segmentation violation この割込みを検知するしくみがないと... – 上記の異常が発生したときに システム全体が停止してしまうかも...

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割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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外部割込み:入出力割込み 外部割込み:入出力割込み 装 生する割 • 入出力装置から発生する割込み スーパバイザコール により入力受付開始 (スーパバイザコール割込み) 入力が終了した ことを知らせる (入出力割込み) (入出力割込み)

(98)

割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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外部割込み:タイマ割込み 外部割込み:タイマ割込み • インターバルタイマによる割込みインタ ルタイ よる割込み – TSSでは,定期的な切り替えが必要 インタ バルタイマが定期的に割込みを発生させ – インターバルタイマが定期的に割込みを発生させ ることで、これを実現 プロセスA プロセスB プロセスC インターバル インタ ル タイマ

(100)

割込みの種類

割込みの種類

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み マシンチ ク割込み – マシンチェック割込み – リスタート割込み

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外部割込み: マシンチ ク割込み マシンチェック割込み ドウ 通知される • ハードウェアによって通知される 異常時に発生する割り込み – 冷却装置の異常 • 内部の温度が上がりすぎているのを検出内部の温度が上がりすぎているのを検出 – 電源装置の異常 – etc...

(102)

外部割込み:リスタート割込み

外部割込み:リスタ ト割込み

を する き 生する割

(103)

割込みの種類:まとめ

割込みの種類:まとめ

内部割込み • 内部割込み – スーパバイザコール割込み – プログラムチェック(例外)割込み • 外部割込み 入出力割込み – 入出力割込み – タイマ割込み ク割込 – マシンチェック割込み – リスタート割込み

(104)

割込みによる

割込みによる

(105)

割込み発生時の処理

割込み発生時の処理

実行中 プ を中 • 実行中のプロセスを中断 • 割込み処理ルーチンに移行 • 割込み処理が終わったら、プロセスを再開

(106)

プロセスの中断

プロセスの中断

d) • PSW(Program Status Word) – プロセスは、後で再開しないといけない – 再開するためには、今の途中状態を覚えておかない と いけない いけない – 状態: • プログラムカウンタの値 • プログラムカウンタの値 • スタックレジスタの値 • 汎用レジスタの値 • 割込みマスクの値 • etc...

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プロセスの中断

プロセスの中断

メモリ(主記憶) • PCB (Process Control Block) – メモリ上の、リ 、PSWを退避を退避 するための領域 割込み 割込み どこまで 処理したか PCB 今処理しよう としてたことは 何か どこから再開 したらよいか PSW したらよいか

(108)

割込み処理ルーチンの仕事

割込み処理ルーチンの仕事

割 種類を する必 メモリ(主記憶) 番地 • 割込みの種類を判別する必要 – 種類に応じて処理を実行 ディスク割込処理 0x0100 種類 応じ 処理を実行 • 割込みベクタ 割込みの種類に対応する 割込処理 – 割込みの種類に対応する 数字(ID) キーボード 割込処理 0x0500 割り込みベクタ テーブル ネットワーク 割込処理 0x0580 0x0580 0 0100 0 1 割込処理 0x0100 0x0500 2 : :

(109)

プロセスの再開

プロセスの再開

実行 能なプ メモリ(主記憶) • 実行可能なプロセスから プロセスを選択 – 割込によって中断された プロセスが常に再開される プロセスが常に再開される わけではない • 選択されたプロセスの プロセスAのPSW • 選択されたプロセスの PSWからCPU状態を復元 再開 プロセスBのPSW して再開 プロセスCのPSW

(110)

プロセスの中断と再開:まとめ

プロセスの中断と再開:まとめ

中断 • 中断 – CPU状態をPSWという形で、 メモリ内のPCBへ保存 メモリ内のPCBへ保存 • 割込ルーチン – 割込ベクタ割込ベクタ(割込の種類を示す値)を放送(割込の種類を示す値)を放送 – その値を割込ベクタテーブルでひいて、 割込に対応するルーチンの主記憶アドレスを取得 – ルーチン実行 • 再開 – 実行可能プロセスからスケジューラが1つ選択 – 対応するPSWからCPU状態を復元

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状態

プロセスの三状態

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プロセスの状態

プロセスの状態

「実行 能なプ • 「実行可能なプロセス」とは? • プロセスの状態 実行中? yes no 実行中? 実行 CPUが空き次第実行できる? no yes 実行可能 待ち

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プロセスの状態

プロセスの状態

実行状態( ) • 実行状態(running) – プロセスを実行している状態 – リソースは,そのプロセスのために確保されている • 実行可能状態(実行可能状態(ready)ready) – 実行できるが、CPUリソースが確保できていない状態 CPUリソ スを確保した時点で実行開始される – CPUリソースを確保した時点で実行開始される • 待ち状態(wait) – CPU以外のリソースも確保できていない状態 – 入力待ちなどもこれに含まれる待 含

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状態遷移

状態遷移

実行 能 CPUリソースが 実行可能 (ready) CPUリソ スが 割り当てられた (順番がまわってきた) CPU以外のリソースを獲得 or ス パバイザ ル終了 スーパバイザコール終了 待ち 実行 割込み 待ち (wait) 実行 (running) スーパバイザコール ス パバイザコ ル or CPU以外のリソース喪失

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状態遷移

状態遷移

実行 能入出力完了までの時間が 実行可能 (ready) 入出力完了までの時間 CPU速度に比べて圧倒的に遅いため 人間の反応速度: 10-1秒 CPUの動作速度: 10-9 待ち 実行 待ち (wait) 実行 (running) スーパバイザコール

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仮想

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エミュレーション

エミュレーション

近 • 最近は... – ハードウェアが非常に高速化ウ ア 非常 高速化 – 他のハードウェア資源全体(システム)を仮想化 することも可能になってきた することも可能になってきた • エミュレーション – ハードウェア環境をソフトウェアで仮想化 – 計算機上で他の計算機環境を仮想的に提供機 機

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ハードウェアエミュレーション

ハードウェアエミュレーション

計算機 構造 も を仮想 • 計算機の構造そのものを仮想化 – VMware • IBM/PC環境のOS (Solaris, Linux, Windows) 上に 仮想的なIBM/PC環境を構築 Linux 仮想計算機 Windows

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お断り

お断り

本授業資料の作成にあたり • 本授業資料の作成にあたり • 慶應大学SFC IPL/ITB 岩井クラス • 戸辺義人先生戸辺義人先生 • 田浦健次朗先生 • 降旗 大介先生 • 松尾啓志先生 • Wikipediaなどの資料を参考にさせていただいています。 ありがとうございます • ありがとうございます。

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MTTF(故障までの平均時間)

MTTF(故障までの平均時間)

htt // 8 l l j / 2/ hi i i/ hi i i3 ht • http://www8.plala.or.jp/ap2/shinraisei/shinraisei3.htm l#mttf • 有名な計算式 – MTTFraid1 = (MTTF x MTTF)/(2 x MTTR) 平均故障時間 • MTTF:平均故障時間 • MTTR:平均修理時間 • ディスクの故障は独立事象か? • ディスクの故障は独立事象か? – 同一機種、同一動作 • 故障の要因故障の要因 – (偶発+環境+使用)×個体差 • 故障確率は一定ではない 確率 時間

参照

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