第4編 下部構造配筋資料
H24 年度においても、下部構造配筋資料中の配筋方法等、基本的な考え方に変更はありません。 ただし、標準配筋図について以下の変更を行っていますので、注意してください。 ① 鉄筋名称の統一化(せん断補強を目的とした「スターラップ」、「帯鉄筋」、「中間帯鉄筋」は 全て「せん断補強鉄筋」とする。) ② 鉄筋コンクリート橋脚の塑性化を考慮する領域の基準の見直しに伴う、「2-6 張出し式橋脚の標 準配筋図」のせん断補強鉄筋の変更。 ③ 「2-7 場所打ち杭の標準配筋図」のフレアー溶接詳細図の削除。 ④ 「3-3 橋脚(張出し式、壁式橋脚) (2)柱」のせん断補強鉄筋の変更。 ⑤ 「3-4 場所打ち杭」のせん断補強鉄筋の変更。第 1 節 使用にあたって
1-1 本資料の使用にあたって
(1)本資料作成の経緯 平成 8 年度の道路橋示方書の改訂では、プレート境界型の大規模な地震(タイプⅠ)と兵庫県南部地 震のような内陸直下型地震(タイプⅡ)の地震動にも耐えうることを目標とした耐震設計を規定しており、 橋梁下部構造の構造細目、配筋細目も大きく変わりました。特に鉄筋の加工形状においては、鉄筋の端 部の定着方法として従来多く用いられてきた直角フックではなく、半円形フックや鋭角フックを用いて コンクリート内部に確実に定着することが規定されました。 しかしながら、当時では標準的な配筋図が示されておらず、配筋図の作成において若干の混乱が生じ ていました。このようなことから、平成 10 年 6 月に建設省中国地方建設局から「橋梁下部構造の配筋に 関する参考資料(案)暫定版」が配布されました。これを参考にして山口県も標準配筋図を作成するこ とにしました。 (2)本資料の構成と適用 『第 2 節 橋梁下部構造の標準配筋図』には、道路橋示方書の規定にのっとって設計された橋梁下部 工の施工現場からの意見を参考にし、求められている機能を満足しつつ、より施工性を考慮した配筋図 を掲載しています。配筋図は、現場での施工性および設計段階での簡便性を考慮し、軸方向鉄筋中心ま での距離(かぶり)の統一化を図っています。また、「鉄筋加工寸法と表示」、「鉄筋の継手」および「配 筋模式図」も例示しています。実際の設計成果にもこれを参考にして作成したものを必ず添付してくだ さい。 『第 3 節 橋梁下部構造の標準配筋図の作成にあたって』では、標準配筋図の作成にあたっての考え 方を橋台および橋脚の各部材ごとに解説しています。今回掲載した標準配筋図は、道路橋示方書に適合 した下部工の実績がまだ少ない中で調査した結果をとりまとめて作成したものであり、構造規模や配筋 状況によってはこのまま施工するのが困難な場合も想定されます。標準配筋図により難い場合は、 『3-6 標準配筋図に示しているもの以外で採用できる加工形状』を参考にし、個々の部材条件を整理し たうえで慎重に配筋方法を決定してください。124
(3)平成 19 年 11 月の改訂の概要 ①「2-4 配筋模式図(その 1)」において、たて壁の純かぶり表示位置を変更しました。 ②「2-4 配筋模式図(その 3)」において、はり部の純かぶり表示位置を変更しました。 ③「橋台配筋図(その 1)・(その 2)」及び「橋脚配筋図(その 3)」において、フーチング側面の水平方 向補強鉄筋位置を内側から外側に変更しました。 (4)平成 14 年 11 月の改訂の概要 道路橋示方書改訂により標準配筋図を以下のように見直しました。 ①橋台たて壁のせん断補強筋の配置間隔を鉛直方向 600mm 以内、水平方向 1m 以内とする。 ②橋脚柱のせん断補強筋は、直径 13mm 以上の異形棒鋼とし、柱状部材の全長にわたって配置し、その 間隔は 300mm 以下とする。ただし塑性化を考慮する領域においては 150mm 以下とする。高さ方向に 対して途中でせん断補強筋の間隔を変化させる場合には、柱の短辺長の 1/2 の区間において間隔 を 225mm 以下とする。 ③橋脚柱のせん断補強筋は、フーチング内部では軸方向鉄筋のはらみ出しは生じないと考えられるの で配置しない。 ④杭頭の結合方法 B を有する橋台・橋脚フーチング下面主鉄筋の純かぶり 200mm 以上を確保するため、 橋軸方向主鉄筋中心までの距離を 250mm とする。 ⑤杭頭結合部では場所打ち杭の主鉄筋をフーチング下面主鉄筋の中心位置から Lo+10d 以上まっすぐ のばして定着する。(Lo:鉄筋の定着長 d:鉄筋の直径) ⑥場所打ち杭の鉄筋純かぶり 120mm 以上を確保するため軸方向主鉄筋中心までの距離を 160mm とする。 (5)平成 12 年 4 月の改訂の概要 平成 11 年 11 月に建設省から発刊された「土木構造物設計マニュアル(案)」は、施工性向上による コスト縮減を目標としており、橋梁下部工配筋に関する事項として以下のことが記述されています。 ①橋台(重力式は除く)および橋脚のコンクリートの設計基準強度はσck=24N/mm2を標準とし、鉄筋 の材質は SD345 を標準とする。 ②配筋に際しては、重ね継手長や定着長で調整できる鉄筋は原則として定尺鉄筋(50cmピッチ)を使 用する。ただし、フック長による調整は、鉄筋の加工作業を煩雑にさせるため行わない。また、橋 台のたて壁の主鉄筋は、パラペットの背面側の主鉄筋、または、橋座補強鉄筋との調整を行ったう えで、定尺鉄筋を用いるのが望ましい。③橋台のパラペットの主鉄筋は原則として前面と背面の鉄 筋を同一(径、間隔)とする。 ④橋台および橋脚における各部材の主鉄筋は、応力度に支障のない限り、配筋間隔を 250mm とするの がよい。ただし、橋台のパラペットのように上部構造の施工工程により鉄筋本数が増しても細径の 方が望ましい場合は、これによらなくてもよい。 ⑤橋台の配力鉄筋は主鉄筋の外側に配置する。 ⑥橋台におけるフーチング下面の主鉄筋は、応力度に支障のない限り、前趾と後趾の配筋を統一し、 原則として断面変化を行わないこととする。ただし、フーチング幅が 8m を超えるような場合は、作 業時の安全性の面から、1 本物の鉄筋は用いないのがよい。
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⑦橋台のたて壁は、1 段配筋とするのが望ましい。ただし、たて壁厚さを過大に増すと、基礎への影 響が大きくなりフーチング寸法が大きくなったり、杭本数が増す恐れがあるので、検討する必要が ある。 このような観点から標準配筋図を以下のように見直しました。 1)「土木構造物設計マニュアル(案)」により見直した項目 ・重ね継手長や定着長は道路橋示方書Ⅳ下部構造編 4.4.2 で規定される計算式より定まる長さを 10mm 単位で切り上げるものとする。 ・パラペット背面の主鉄筋および配力鉄筋間隔を 250mm ピッチとし、前面と背面鉄筋の径、間隔を同 一とする。また、主鉄筋は定着長、配力鉄筋は重ね継手長で調整し、定尺物とする。 ・橋台のたて壁主鉄筋および配力鉄筋間隔を 250mm ピッチとする。 ・橋台のフーチング下面の主鉄筋はフーチング幅が 8m を超えているので、前趾と後趾は統一しない。 下面前趾の主鉄筋・配力鉄筋間隔を 250mm ピッチとする。上面後趾の配力鉄筋間隔を 250mm ピッチ とする。主鉄筋は定着長で調整し、定尺物とする。 ・橋脚はりの鉛直方向荷重に対する圧縮鉄筋は、定着長で調整し、定尺物とする。橋軸方向橋座補強 鉄筋は定着長で調整し、定尺物とする。 ・橋脚柱のせん断補強筋は重ね継手長で調整し、定尺物とする。 ・橋脚のフーチング下面橋軸直角方向主鉄筋間隔を 250mm ピッチとする。また、重ね継手長で調整し、 定尺物とする。 ・場所打ち杭主鉄筋は重ね継手長で調整し、定尺物とする。形状補強鉄筋は重ね継手長で調整し、定 尺物とする。 2)山口県独自の運用方針により見直した項目 ・3.0m未満の鉄筋については長さを定着長や重ね継手長で調整しない。3.0m 以上の鉄筋については 長さを定着長や重ね継手長で調整し、定尺物とする。 ・橋台のたて壁主鉄筋は、250mm 間隔となるため太径鉄筋となり(D32,D25)パラペット背面側主鉄筋 (D25)や橋座補強鉄筋(D16)との調整は鉄筋径が異なり施工が難しいため、定尺物としていない。 ただし、配力鉄筋、橋軸直角方向橋座補強鉄筋および端部鉛直鉄筋は重ね継手長で調整し、定尺物 とする。 ・翼壁背面水平方向鉄筋は折り曲げ長さが変化し、加工が煩雑になるので、定尺物としない。 ・橋脚柱主鉄筋(D32)は橋座補強鉄筋(D16)との調整は鉄筋径が異なり施工が難しいため定尺物と していない。 ・踏掛版のコンクリート設計基準強度はσck=24N/mm2とする。 ・下部工及び基礎工における異種径の継手の重ね継手長は、太径鉄筋に関する重ね継手長とする。 ・フーチング端部の補強鉄筋は、D19 以上、20 ㎝以下の間隔で設置するものとする。ただし、フーチ ング引張主鉄筋の鉄筋径が D16 の場合は、補強鉄筋も D16 としてよい。
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第2節 橋梁下部構造の標準配筋図
2-1 標準配筋図の条件
本標準配筋図は、一般的な規模の橋梁下部構造を対象として作成したものである。標準配筋図に関して、 鉄筋の配筋量、加工形状に影響する部分の条件を以下に示す。 なお、これらの条件は標準配筋図を作成するために設定したものであり、実際の設計においては個別に設 定すること。 (1)逆 T 式橋台 1)使用材料の種類 コンクリート:σck=24N/mm2 鉄 筋:SD345 2)支承条件 ゴム支承による弾性支持 3)落橋防止構造の有無 パラペットに落橋防止構造を取り付けている。 4)基礎 場所打ち杭φ1500 5)地盤条件 橋に影響を与える液状化は生じない。 6)自然条件 塩害の影響地域外とする。 (2)張出し式橋脚 1)使用材料 コンクリート:σck=24N/mm2 鉄 筋:SD345 2)支承条件 ゴム支承による弾性支持 3)基礎 場所打ち杭φ1500 4)自然条件 塩害の影響地域外とする。 (3)場所打ち杭(オールケーシング工法) コンクリート:σck=24N/mm2(呼び強度 30N/mm2) 鉄 筋:SD345127
2-2 橋台および橋脚の各部材における軸方向鉄筋中心までの距離(かぶり)の統一化
設計・施工の簡素化およびミス防止を目的として、表-2.2.1、表-2.2.2 に示すように橋台・橋脚の各部 材の軸方向鉄筋中心までの距離の統一化を図る。 表-2.2.1 橋台・橋脚の各部材の軸方向鉄筋中心までの距離(一般、塩害対策区分Ⅱ、Ⅲ)※1 必要とする軸方向鉄筋中 心までの距離の目安(mm) 軸方向鉄筋中心ま での距離(mm) 逆 T 式橋台 パラペット 100~110 150 たて壁 110~140 150 フーチング 下面 100~120 (150) 150 (250)※2 上面 100~120 150 張出し式橋脚 (壁式橋脚) はり上面 100~110 150 柱 100~140 150 フーチング 橋軸方向 下面鉄筋 110~140 (140~170) 150 (250)※2 橋軸方向 上面鉄筋 110~130 150 場所打ち杭(深礎工法は除く)※3 150~160 160 表-2.2.2 橋台・橋脚の各部材の軸方向鉄筋中心までの距離(塩害対策区分 S、I)※1 必要とする軸方向鉄筋 中心までの距離の目安 (mm) 軸方向鉄筋中心ま での距離(mm) 逆 T 式橋台 パラペット 120~130 170 たて壁 130~160 170 フーチング 下面 100~120 (150) 150 (250)※2 上面 100~120 150 張出し式橋脚 (壁式橋脚) はり上面 120~130 170 柱 120~160 170 フーチング 橋軸方向 下面鉄筋 110~140 (140~170) 150 (250)※2 橋軸方向 上面鉄筋 110~130 150 場所打ち杭(深礎工法は除く)※3 150~160 160 ※1 上表は、一般的な鉄筋の径(軸方向鉄筋 D35、配力鉄筋 D29、せん断補強筋 D22 程度を上限) を想定した値であるので、それ以上の太径を用いる場合には別途考慮する必要がある。 ※2 ( )内は、杭頭結合方法 B の杭基礎を有する場合における標準値である。 ※3 深礎工法は純かぶり 70mm 以上を確保する。128
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<塑 性化 を考 慮す る領 域>
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フ ー チ ン グ 天 端 1190 16000 90 200 28@150=4 ス ペ ー サ ー 詳 細 図 せ ん 断 補 強 筋 D 1 9 ス ペ ー サ ー D 1 3 形 状 補 強 鉄 筋 D 2 2 主 鉄 筋 D 2 5 230 50 130 50 1500 160 590 590 160 16000 7@2100= 14700 800 K 1 D25 K 3 D19 K 4 D22 12000 K 1 -2 14-D25x 12000 6500 K 1 -1 1 1 3 3 195 774~ 1180 195 K 5 14 -D13x1370 ( 平 均 長 ) 41@300=123 00 100 100 2 8 @ 1 3 2 . 4 = 3 7 0 7 K 1 D25 1500 160 1180 16 0 K 3 D19 1 -1 K 3 φ 1 2 2 4 3 8 4 5 3 5 5 9 K 4 φ 1 1 3 3 K 1 D25 12000 K 2 14-D25x1 2000 K 2 D25 K 2 D25 K 6 32-D13x310 K 6 D13 鉄 筋 表 種 別 径 長 さ 本 数 単 位 重 量 一 本 当 り 重 量 質 量 摘 要 K 1 -1 D 25 6500 14 3.98 25.870 362 1 -2 12000 14 47.760 669 2 12000 14 47.760 669 3 D 19 72 2.25 4 D 22 4500 8 3.04 13.680 109 5 1370 14 1.363 19 平 均 長 6 D 13 310 32 k g D 25 1700 k g D 22 109 k g D 19 k g 合 計 2681 k g 50 R65 50 204 130 65 8-D22x4500 9 2 0 1050以 上 14-D25 x6500 2@250 =500 400 29 13 D k g 10 0. 308 0.995 17090 以 上 以 上 (SD345) 場 所 打 ち 杭 配 筋 図 2 -7 場 所 打 ち 杭 の 標 準 配 筋 図 標 準 配 筋 図 フ ー チ ン グ 下 面 鉄 筋 100 1190 1040 250 6@150 1500 3 -3 K 5 30 0 1500 =900 6@150 300 300 =900 D13 D13 5 K 300 2 -2 1180 1500 4 . 1 2 @ 4 6 160 3 = 8 7 7 0 D19 3 K K 160 D25 1 2 2 4 K D22 6 D13 K 76 0 5200 11.700 843 2681 843 ( = 4 0φ ) ( =4 1. 7φ ) 72-D19x5200
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第3節 橋梁下部構造の標準配筋図の作成にあたって
本章では、『第 2 節 橋梁下部構造の標準配筋図』を作成するにあたり、各種鉄筋の機能を明確にし、各 部材が果たす役割とそのための配筋の基本方針をまとめている。また、3-2 以降には、配筋に関する道路橋 示方書の規定と標準配筋図を作成した際の考え方をいくつかの方法とともに示した。
3-1 鉄筋の名称およびその機能
(1)鉄筋の名称 1)軸方向鉄筋・・・・・部材軸方向に配置される正もしくは負の曲げモーメントに対する主鉄筋。 2)配力鉄筋・・・・・・応力を分布させる目的で、軸方向鉄筋と直角に配置される鉄筋。 3)せん断補強鉄筋・・・せん断力に抵抗するように配置される鉄筋。 4)せん断補強鉄筋・・・軸方向鉄筋を取り囲み、これに直角に配置する鉄筋。 (スターラップ) 5)せん断補強鉄筋・・・軸方向鉄筋を所定の間隔ごとに取り囲んで配置される横方向鉄筋。 (帯鉄筋) 軸方向の座屈防止、軸方向圧縮力によるコンクリート横方向のひずみを拘束 してコンクリートの圧縮強度を十分に利用すること、およびせん断力を分担 することを目的として配置する。 6)せん断補強鉄筋・・・断面内を横切るように配置される横方向鉄筋。 (中間帯鉄筋) 部材断面の寸法が 1m を越える大型断面では、せん断補強筋が面外にはらみ出 す可能性があるので、内部のコンクリートを拘束するとともに、軸方向鉄筋 の座屈防止、せん断力を分担することを目的として配置する。 7)せん断補強鉄筋・・・コンクリートの圧縮強度を大きくするために、コンクリートを横拘束する鉄 (横拘束筋) 筋で、帯鉄筋や中間帯鉄筋により構成される。 (2)各種鉄筋の機能 1)せん断力に抵抗する鉄筋 部材に作用するせん断力が大きくなると、コンクリート部材内に引張応力度が発生し、やがてせん 断ひびわれに至る。このせん断ひびわれ面に直交する方向に作用する引張力に対して、鉄筋の引張力 で抵抗させようとするのが、せん断補強筋である。 せん断補強筋は、このせん断補強筋の一種で軸方向鉄筋に直角に配置した鉄筋である。その定着は、 引張鉄筋を取り囲みフックをつけて圧縮部のコンクリートに定着しなければならない。 図-3-1-1 せん断補強筋の機能(橋台フーチングの場合)せん断補強筋
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2)曲げ変形性能を向上させる鉄筋 鉄筋コンクリート部材に大きな曲げモーメントが作用した場合、引張側では鉄筋が降伏しひずみが 増加する。一方、圧縮側においてはかぶりコンクリートが剥離し、やがて軸方向鉄筋が座屈する。地 震時においてこのような状態が交互に繰り返し生じると、内部コンクリートまで損傷するとともに、 軸方向鉄筋が破断し、その結果鉄筋コンクリート部材の曲げ耐力が低下する。 このような損傷を防ぐためには、軸方向鉄筋の座屈を生じさせなければよく、このため軸方向鉄筋 を取り囲んでせん断補強筋を配置するのが有効である。このせん断補強筋の軸方向の間隔は、軸方向 鉄筋の直径などにより変化すると考えられるが、道路橋示方書では塑性化を考慮する領域におけるせ ん断補強筋間隔は最大でも 300mm 以下としている。また、高さ方向に対して途中でせん断補強筋の間 隔を変化させる場合には、その間隔を徐々に変化させるものとし、急変させてはならないとしている。 このせん断補強筋は、かぶりコンクリートが剥離した状態でも有効に機能する必要があるため、そ の定着方法としては、重ね継手ではなく、フックをつけてコンクリートに定着させなければならない。 矩形断面において軸方向鉄筋が座屈すると、その外側にあるせん断補強筋は押し出され、図-3.1.3(a) のようにはらみだそうとする。部材の断面寸法が大きくなるとこのような現象が顕著となり、せん断 補強筋による拘束効果が十分に得られなくなる。このようなせん断補強筋のはらみだしを防ぎ、軸方 向鉄筋の座屈を防止するために、断面内を横切って配置した鉄筋がせん断補強筋である。したがって、 せん断補強筋にフックをかけて定着する必要がある。 なお、これらのせん断補強筋は、せん断補強筋をかねている。 せん断補強筋 せん断補強筋 せん断補強筋 (a)せん断補強筋の間隔が粗い、 せん断補強筋の定着が悪い場合 (b)せん断補強筋の間隔が適切、 せん断補強筋の定着が良い場合 せん断補強筋が はらみださない ようせん断補強 筋にフックかけ て定着する事が 重要である。 せん断補強筋のはらみだし せん断補強筋 (a)せん断補強筋のない大型断面の場合 (b)せん断補強筋を配置した大型断面の場合 図-3.1.2 せん断補強筋の機能 図-3.1.3 せん断補強筋の機能
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(3)橋台および橋脚を構成する各部材の配筋の基本方針 橋台および橋脚を構成する各部材の配筋の基本方針を整理すると表-3.1.1 となる。 表-3.1.1 橋台および橋脚を構成する各部材の配筋の基本方針 橋台および橋脚を 構成する各部材 曲げモーメントに 抵抗する鉄筋 せん断力に 抵抗する鉄筋 曲げ変形性能を 期待する部材 (横拘束が必要な部材) 橋 台 パ ラ ペ ッ ト 軸方向鉄筋 せん断補強筋 - た て 壁 せん断補強筋 △ フ ー チ ン グ せん断補強筋 - ウ イ ン グ せん断補強筋 - 橋 脚 は り 軸方向鉄筋 せん断補強筋 - 柱 せん断補強筋 ○ フ ー チ ン グ せん断補強筋 - 場所打ち杭 軸方向鉄筋 せん断補強筋 ○ ここで、橋台のたて壁は、レベル 2 地震動に対する耐震設計は行っていないが、ある程度のじん性を 有するのが望ましい。このため、配力鉄筋と共同して横拘束効果が得られるようせん断補強筋を配置す ることとしている。支承条件が固定支承あるいは弾性支承の場合には、支承から橋台たて壁に大きな水 平力が作用する恐れがあるため、横拘束効果が確実に得られるようにする必要がある。したがって、配 力鉄筋に継手を設ける場合には、せん断補強筋と同様にフックをつけて内部コンクリートに定着する。 ただし、直角フックを設ける場合には、かぶりコンクリートが剥離してもフックがはずれないように継 手部にせん断補強筋をかけるのがよい。 (4)フック形状 フック形状は直角フック、半円形フック、鋭角フックとあり、半円形フックと鋭角フックは同じ機能 を有すると考えられるが、施工性等から半円形フックを標準としている。よって、鋭角フックも施工性 やフック長に注意を払えば使用できる。
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2
橋
台
(
逆
T
式
橋
台
)
(
1
)
パ
ラ
ペ
ッ
ト
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 軸 方 向 の 鉄 筋 の 定 着 2 ) 圧 縮 鉄 筋 量 3 ) 配 力 鉄 筋 量 4 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 5 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 ( 中 間 帯 鉄 筋 ) パ ラ ペ ッ ト 背 面 側 ( 上 下 か ら 拘 束 さ れ て い な い 場 合 ) L 1 = 定 着 長 + d 1 以 上 パ ラ ペ ッ ト 前 面 側 ( 上 下 か ら 拘 束 さ れ て い る 場 合 ) L 2 = 定 着 長 + d 2 / 2 以 上 ( こ こ に d : 有 効 高 ) ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 6 ( 2 ) 8 ) 解 説 P 1 9 2 ) 引 張 側 主 鉄 筋 量 と 同 径 ・ 同 ピ ッ チ の 鉄 筋 量 を 圧 縮 側 に 配 筋 す る 。 ( 土 木 構 造 物 設 計 マ ニ ュ ア ル ( 案 ) -土 工 構 造 物 ・ 橋 梁 編 -P 5 9 ) パ ラ ペ ッ ト の 配 力 鉄 筋 量 に つ い て は 、 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 の 規 定 に 準 じ 、 軸 方 向 鉄 筋 量 の 1 / 3 以 上 の 鉄 筋 量 を 配 置 し た 。 ( H 8 道 路 橋 示 方 書 質 問 ・ 回 答 集 ( 1 ) N o . 4 0 ) 鉄 筋 の 純 か ぶ り ( 水 中 お よ び 土 中 の 場 合 ) 7 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 7 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 た だ し 、 塩 害 対 策 区 分 S , I お よ び 路 面 凍 結 防 止 剤 を 使 用 す る 場 合 に お い て は 、 9 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 純 か ぶ り を 確 保 す る 。 パ ラ ペ ッ ト は 設 計 に お い て じ ん 性 を 期 待 し て い な い た め 、 横 拘 束 鉄 筋 と し て の せ ん 断 補 強 筋 は 配 置 し て い な い 。 た だ し 、 落 橋 防 止 構 造 を 取 り 付 け た た め 、 せ ん 断 補 強 筋 と し て 下 図 の 形 状 の せ ん 断 補 強 筋 を 、 水 平 方 向 鉄 筋 を 取 り 囲 む よ う 配 置 し た 。 ま た 、 せ ん 断 補 強 筋 の 配 置 間 隔 は 、 鉛 直 方 向 は 部 材 の 有 効 高 の 1 / 2 以 内 、 水 平 方 向 は 1 m 以 内 と す る ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 1 0 ( 6 ) 2 ) ⅲ ) P 2 0 0 ) 前 面 水 平 方 向 鉄 筋 背 面 水 平 方 向 鉄 筋 ( 圧 縮 側 ) ( 引 張 側 )落
橋
防
止
構
造
が
あ
る
場
合
落
橋
防
止
構
造
が
な
い
場
合
主 鉄 筋 中 間 帯 鉄 筋 か ぶ せ 筋 主 鉄 筋 中 間 帯 鉄 筋 か ぶ せ 筋 せん断補強筋 せん断補強筋150
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 6 ) 配 力 鉄 筋 の 加 工 パ ラ ペ ッ ト は 設 計 に お い て じ ん 性 を 期 待 し て い な い た め 、 配 力 鉄 筋 の 端 部 お よ び 重 ね 継 手 位 置 に フ ッ ク を 付 け て い な い 。 た だ し 、 落 橋 防 止 構 造 を パ ラ ペ ッ ト に 取 り 付 け た た め 、 次 の 点 に 配 慮 し た 。 ・ 落 橋 防 止 構 造 の 取 付 位 置 で の 配 力 鉄 筋 の 重 ね 継 手 は 避 け る の が 望 ま し い 。 ・ 配 力 鉄 筋 に も 引 張 が 生 じ る 可 能 性 が あ る の で 、 配 力 鉄 筋 の 継 手 位 置 が 1 箇 所 に 集 中 し な い よ う に ず ら す の が 望 ま し い 。 パ ラ ペ ッ ト の 配 力 鉄 筋 に つ い て は 、 2 5 φ 以 上 は は な す も の と す る 。
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(
2
)
た
て
壁
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 鉛 直 方 向 鉄 筋 の の 定 着 2 ) 鉛 直 方 向 鉄 筋 の 段 落 し 3 ) 圧 縮 鉄 筋 量 ( 前 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 ) 4 ) 配 力 鉄 筋 量 5 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 ( 中 間 帯 鉄 筋 ) 橋 台 壁 、 橋 脚 柱 の 軸 方 向 鉄 筋 は 、 定 着 長 を 確 保 し 、 か つ 、 フ ー チ ン グ や 頂 版 の 下 側 主 鉄 筋 位 置 ま で の ば す も の と し 、 鉄 筋 の 端 部 は フ ッ ク を つ け て 定 着 す る こ と を 標 準 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 5 ( 2 ) 解 説 P 2 2 8 ) た て 壁 の 鉛 直 方 向 鉄 筋 の 段 落 し は 行 わ な い も の と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 1 ) P 2 1 4 ) 前 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 は 、 背 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 の 1 / 2 以 上 配 置 す る 。 た だ し 、 液 状 化 が 生 じ る 地 盤 ( レ ベ ル 2 地 震 時 の 基 礎 の 設 計 に 用 い る 土 質 定 数 の 低 減 係 数 D E が 1 未 満 ) 上 の 橋 台 に お い て は 、 前 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 は 、 背 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 と 同 じ と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 2 ) P 2 1 4 ) た て 壁 前 面 お よ び 背 面 の 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 を 基 準 と し 、 そ れ ぞ れ の 1 / 3 以 上 の 鉄 筋 量 を 鉛 直 方 向 鉄 筋 の 外 側 に 中 心 間 隔 3 0 0 m m 以 下 で 配 力 鉄 筋 と し て 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 3 ) P 2 1 4 ) た だ し 、 標 準 配 筋 図 で は 支 承 条 件 が 弾 性 支 持 で あ る た め 、 前 面 側 の 配 力 鉄 筋 も 背 面 側 の 鉛 直 方 向 鉄 筋 量 の 1 / 3 以 上 を 配 置 し た 。 ( H 8 道 路 橋 示 方 書 質 問 ・ 回 答 集 ( 1 ) N o . 9 3 ) せ ん 断 補 強 筋 は 、 配 力 鉄 筋 と 同 材 質 、 同 径 の 鉄 筋 を 用 い な け れ ば な ら な い 。 ま た 、 せ ん 断 補 強 筋 の 配 置 間 隔 は 鉛 直 方 向 6 0 0 m m 以 内 、 水 平 方 向 1 m 以 内 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 4 ) P 2 1 4 ) 標 準 配 筋 図 に お い て は 、 せ ん 断 補 強 筋 と し て 下 図 に 示 す よ う 片 側 半 円 形 フ ッ ク 、 片 側 直 角 フ ッ ク と し 、 半 円 形 フ ッ ク の 位 置 と 直 角 フ ッ ク の 位 置 を 千 鳥 状 に 配 置 し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 4 ) P 2 1 4 ) な お 、 前 面 と 背 面 の 配 力 鉄 筋 の 径 が 異 な る 場 合 に は 、 そ の 太 い 方 の 径 を せ ん 断 補 強 筋 の 径 と す る の が よ い 。 ( H 8 道 路 橋 示 方 書 質 問 ・ 回 答 集 ( 1 ) N o . 2 7 ) 配 力 鉄 筋 逆 T 式 橋 台 に お い て は 、 橋 軸 直 角 方 向 の せ ん 断 補 強 筋 は 配 置 し な く て も よ い 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 4 ) 解 説 P 2 1 8 ) 半 円 形 ・ 直 角 フ ッ ク を 千 鳥 に 配 置 す る橋
台
た
て
壁
の
配
筋
図
(
水
平
断
面
方
向
)
配 力 筋 継 手 部 に は 必 ず 中 間 帯 鉄 筋 ( 半 円 形 フ ッ ク 側 ) を 設 け る こ と 中 間 帯 鉄 筋 ( 主 鉄 筋 ) 背 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋橋
台
た
て
壁
の
配
筋
図
( 圧 縮 鉄 筋 ) 前 面 側 鉛 直 方 向 鉄 筋 中 間 帯 鉄 筋 橋 座 筋 ( 水 平 補 強 筋 を 兼 ね る ) 配 力 筋 中 間 帯 鉄 筋 ( 前 面 を 半 円 形 、 背 面 を 直 角 フ ッ ク ) 沓 座 水 平 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋152
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 6 ) 橋 座 の 水 平 補 強 筋 7 ) 鉛 直 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 8 ) 配 力 鉄 筋 の 加 工 水 平 補 強 筋 は 、 せ ん 断 補 強 筋 と 同 等 の 定 着 を 行 っ た D 1 6 以 上 の 鉄 筋 を 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 6 ( 4 ) 3 ) 解 説 P 2 3 4 ) 。 フ ッ ク は 前 面 を 半 円 形 ・ 背 面 を 直 角 と し 、 か ぶ せ 筋 に か け た 。 鉄 筋 の 純 か ぶ り 7 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 7 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 ま た 、 端 部 の 軸 方 向 鉄 筋 に つ い て は 、 ウ イ ン グ 水 平 方 向 鉄 筋 と の 位 置 関 係 か ら 1 2 0 m m と し て い る 。 た だ し 、 塩 害 対 策 区 分 S , I お よ び 路 面 凍 結 防 止 剤 を 使 用 す る 場 合 に お い て は 、 9 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 純 か ぶ り を 確 保 す る 。 配 力 鉄 筋 の 端 部 は 、 半 円 形 フ ッ ク ま た は 鋭 角 フ ッ ク に よ り 橋 台 内 部 の コ ン ク リ ー ト に 定 着 し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 4 . 1 ( 3 ) 3 ) P 2 1 4 ) 配 力 鉄 筋 の 継 手 は 、 せ ん 断 補 強 筋 と 同 様 に 、 継 手 部 に 直 角 フ ッ ク を つ け て 内 部 コ ン ク リ ー ト に 定 着 し た 。 た だ し 、 か ぶ り コ ン ク リ ー ト が 剥 離 し て も 直 角 フ ッ ク が 抜 け 出 さ な い よ う に 継 手 部 に せ ん 断 補 強 筋 を 設 け る 。 鉛 直 方 向 鉄 筋 継 手 部 用 の せ ん 断 補 強 筋 配 力 鉄 筋 の 継 手
橋
座
水
平
補
強
筋
配
筋
図
(
水
平
断
面
方
向
)
背面 前面153
(
3
)
フ
ー
チ
ン
グ
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 主 鉄 筋 の 定 着 2 ) 圧 縮 鉄 筋 量 3 ) 配 力 鉄 筋 量 4 ) 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 フ ー チ ン グ の 主 鉄 筋 は 次 の よ う に 定 着 さ せ る も の と す る 。 ・ 前 フ ー チ ン グ の 下 面 ( 引 張 鉄 筋 ) 定 着 長 と た て 壁 背 面 鉛 直 方 向 鉄 筋 位 置 ま で の 長 さ の 長 い 方 以 上 ・ 後 フ ー チ ン グ の 上 面 ( 引 張 鉄 筋 ) 定 着 長 と た て 壁 前 面 鉛 直 方 向 鉄 筋 位 置 ま で の 長 さ の 長 い 方 以 上 な お 、 前 フ ー チ ン グ 上 面 お よ び 後 フ ー チ ン グ の 下 面 ( 圧 縮 鉄 筋 ) は 定 着 長 以 上 と し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 7 . 5 ( 3 ) P 2 4 0 ) 圧 縮 鉄 筋 と し て は 、 引 張 主 鉄 筋 の 1 / 2 以 上 の 鉄 筋 を 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 7 . 5 ( 1 ) 4 ) P 2 5 4 ) 配 力 鉄 筋 と し て は 、 引 張 主 鉄 筋 お よ び 圧 縮 鉄 筋 そ れ ぞ れ の 1 / 3 以 上 の 鉄 筋 を 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 7 . 5 ( 1 ) 5 ) P 2 5 4 ) 鉄 筋 の 純 か ぶ り 7 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 7 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 た だ し 、 杭 頭 結 合 方 法 B を 用 い た 杭 基 礎 の フ ー チ ン グ 下 面 に お い て は 、 杭 の 埋 込 み を 考 慮 す る 必 要 が あ る た め 、 フ ー チ ン グ 下 面 主 鉄 筋 の 純 か ぶ り は 2 0 0 m m 以 上 と し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 1 2 . 9 . 3 解 説 P 4 2 5 ) こ の た め 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 2 5 0 m m と し た 。 前 フ ー チ ン グ 下 面 鉄 筋 前 フ ー チ ン グ 上 面 鉄 筋 た て 壁 前 面 鉛 直 方 向 鉄 筋 定 着 長 と た て 壁 背 面 鉛 直 方 向 鉄 筋 ま で の 長 さ の 長 い 方 以 上橋
台
フ
ー
チ
ン
グ
の
断
面
後 フ ー チ ン グ 上 面 鉄 筋 定 着 長 と た て 壁 前 面 鉛 直 方 向 鉄 筋 ま で の 長 さ の 長 い 方 以 上 定 着 長 以 上 定 着 長 以 上 後 フ ー チ ン グ 下 面 鉄 筋 ス タ ー ラ ッ プ た て 壁 背 面 鉛 直 方 向 鉄 筋154
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 5 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 6 ) 主 鉄 筋 と 配 力 鉄 筋 の 組 み 方 フ ー チ ン グ に 計 算 上 せ ん 断 補 強 筋 を 配 置 す る 必 要 が あ る 場 合 、 せ ん 断 補 強 筋 間 隔 は フ ー チ ン グ の 有 効 高 の 1 / 2 以 下 と す る 。 ま た 、 計 算 上 せ ん 断 補 強 筋 を 必 要 と し な い 場 合 に お い て も 、 せ ん 断 補 強 筋 を フ ー チ ン グ の 有 効 高 以 下 の 間 隔 に 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 1 0 ( 5 ) 3 ) P 1 9 9 ) 一 般 的 に 逆 T 式 橋 台 の フ ー チ ン グ は 、 前 フ ー チ ン グ と 後 フ ー チ ン グ そ れ ぞ れ の 引 張 側 と な る 面 が 決 ま っ て い る こ と か ら 、 せ ん 断 補 強 筋 の 加 工 形 状 は 、 下 図 に 示 す と お り と し た 。 ( a ) 前 フ ー チ ン グ ( b ) 後 フ ー チ ン グ 圧 縮 側 引 張 側 主 鉄 筋 主 鉄 筋 引 張 側 圧 縮 側 荷 重 の 分 配 や 耐 久 性 確 保 の た め に 、 配 力 鉄 筋 は 主 鉄 筋 の 外 側 に 配 置 し た 。 ( H 8 道 路 橋 示 方 書 質 問 ・ 回 答 集 ( 1 ) N o . 5 4 ) 主 鉄 筋 配 力 鉄 筋 主 鉄 筋
155
(
4
)
ウ
イ
ン
グ
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 水 平 方 向 主 鉄 筋 の 定 着 2 ) 主 鉄 筋 の 組 み 方 ウ イ ン グ 背 面 側 水 平 方 向 主 鉄 筋 ( 引 張 鉄 筋 ) ( 上 下 か ら 拘 束 さ れ て い る 場 合 ) L 1 = 定 着 長 + d / 2 ( こ こ に d : 有 効 高 ) ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 6 ( 2 ) 8 ) 解 説 P 1 9 2 ) 定 尺 物 に す る と パ ラ レ ル ウ イ ン グ の 場 合 、 折 り 曲 げ 長 さ が 全 て 異 な る こ と に な り 、 施 工 が 煩 雑 に な る た め 定 尺 鉄 筋 を 使 用 し な い も の と し た 。 ウ イ ン グ 前 面 側 水 平 方 向 主 鉄 筋 は 、 圧 縮 鉄 筋 で あ る こ と か ら 、 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 6 ( 2 ) 3 ) の 規 定 に よ り 、 定 着 長 の 8 0 % も し く は パ ラ ペ ッ ト 前 面 の 配 力 鉄 筋 位 置 ま で の ば し て 直 角 フ ッ ク に し た 場 合 の 長 い 方 と し た 。 側 壁 タ イ プ の ウ イ ン グ は 、 鉛 直 方 向 、 水 平 方 向 の 二 方 向 が 、 そ れ ぞ れ 主 鉄 筋 で か つ 配 力 鉄 筋 で あ る 。 し か し 、 パ ラ レ ル タ イ プ の ウ イ ン グ は 、 水 平 方 向 が 主 鉄 筋 で 鉛 直 方 向 が 配 力 鉄 筋 で あ る 。 ウ イ ン グ は パ ラ レ ル タ イ プ が 多 い 事 か ら 鉛 直 方 向 を 外 側 、 水 平 方 向 を 内 側 と し た 。 ウ イ ン グ 前 面 鉄 筋ウ
イ
ン
グ
の
水
平
方
向
鉄
筋
の
定
着
( 圧 縮 鉄 筋 ) d ウ イ ン グ 背 面 鉄 筋 ( 引 張 鉄 筋 ) ペ ッ ト 前 面 配 力 鉄 筋 位 置 か ら 直 角 フ ッ ク パ ラ ペ ッ ト パ ラ ペ ッ ト156
3
-
3
橋
脚
(
張
出
し
式
、
壁
式
橋
脚
)
(
1
)
は
り
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 2 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 3 ) 橋 座 の 水 平 補 強 筋 鉄 筋 の 純 か ぶ り 3 5 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 8 ) 鉛 直 荷 重 に 対 す る 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 た だ し 、 塩 害 対 策 区 分 S , I お よ び 路 面 凍 結 防 止 剤 を 使 用 す る 場 合 に お い て は 、 9 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 純 か ぶ り を 確 保 す る 。 張 出 し 式 橋 脚 の は り は 、 設 計 に お い て じ ん 性 を 期 待 し て い な い た め 、 せ ん 断 補 強 筋 の 形 状 は 従 来 通 り 引 張 側 の 鉄 筋 を 取 り 囲 む よ う な 形 状 と し た 。 た だ し 、 水 平 方 向 の せ ん 断 耐 力 の 向 上 の た め に 、 下 図 の よ う に 、 下 面 圧 縮 側 の 鉄 筋 に 半 円 形 も し く は 鋭 角 フ ッ ク を つ け て は り 全 体 を 取 り 囲 む 形 状 と し た 。 引 張 側 圧 縮 側 は り の せ ん 断 補 強 筋 の 配 置 区 間 は 、 従 来 の 配 筋 方 法 ど お り 、 は り 高 さ h の 1 / 2 + 柱 の 半 径 b ( 小 判 ・ 円 形 の 場 合 の み 、 矩 形 は 0 ) ま た は 、 は り 下 面 圧 縮 鉄 筋 の 定 着 位 置 ( b + 0 . 8 l a ) ま で の 長 い 方 以 上 と し た 。 水 平 補 強 筋 は 、 両 側 半 円 形 フ ッ ク と し 、 せ ん 断 補 強 筋 ま た は か ぶ せ 筋 に か け た 。 水 平 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 ま た は か ぶ せ 筋 水 平 補 強 筋 は 、 せ ん 断 補 強 筋 と 同 等 の 定 着 を 行 っ た D 1 6 以 上 の 鉄 筋 で せ ん 断 補 強 筋 と 同 間 隔 で 配 置 す る の が 望 ま し い 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 6 ( 4 ) 3 ) 解 説 P 2 3 4 ) ス タ ー ラ ッ プ橋
脚
は
り
の
ス
タ
ー
ラ
ッ
プ
の
配
置
区
間
b + h / 2 ま た は 鉛 直 方 向 荷 重 に 対 す る 圧 縮 鉄 筋橋
脚
は
り
の
断
面
鉛 直 方 向 荷 重 に 対 す る 引 張 鉄 筋 柱 軸 方 向 鉄 筋 圧 縮 鉄 筋 た な 筋 水 平 方 向 荷 重 に 対 す る 主 鉄 筋 ス タ ー ラ ッ プ 鉛 直 方 向 荷 重 に 対 す る 主 鉄 筋橋
座
水
平
補
強
筋
配
筋
図
(
水
平
断
面
方
向
)
水 平 補 強 筋 兼 用 ( D 1 6 以 上 ) た な 筋 ス タ ー ラ ッ プ 対 す る 主 鉄 筋 水 平 方 向 荷 重 に 40 φ以上 せ ん 断 補 強 筋 せん断補強筋 せん断補強筋 せ ん 断 補 強 筋157
(
2
)
柱
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 軸 方 向 鉄 筋 の 定 着 2 ) 軸 方 向 鉄 筋 の 段 落 し お よ び 継 手 3 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 ( 帯 鉄 筋 ) 3 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 ( 中 間 帯 鉄 筋 ) 5 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 柱 ま た は 壁 の 軸 方 向 鉄 筋 は 、 定 着 長 を 確 保 し 、 か つ 、 フ ー チ ン グ ま た は 頂 版 の 下 面 鉄 筋 位 置 ま で の ば し 、 そ の 端 部 は フ ッ ク を つ け て 定 着 す る こ と を 標 準 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 5 ( 1 ) 解 説 P 2 2 8 ) 原 則 と し て 軸 方 向 鉄 筋 の 段 落 と し は 行 わ な い も の と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅴ 編 1 0 . 9 ( 1 ) P 2 1 3 ) 塑 性 化 を 考 慮 す る 領 域 で は 、 原 則 と し て 軸 方 向 鉄 筋 の 継 手 は 設 け な い 。 や む を 得 な い 場 合 、 継 手 は ガ ス 圧 接 継 手 を 用 い る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅴ 編 1 0 . 8 ( 2 ) 解 説 P 2 0 5 ) せ ん 断 補 強 筋 の 継 手 は 、 継 手 部 に 直 角 フ ッ ク を つ け て 内 部 コ ン ク リ ー ト に 定 着 し た 。 た だ し 、 そ の 箇 所 に は 、 せ ん 断 補 強 筋 を 配 置 し 、 直 角 フ ッ ク が 抜 け 出 さ な い よ う に す る 。 せ ん 断 補 強 筋 は 、 直 径 1 3 m m 以 上 の 異 形 棒 鋼 と し 、 柱 状 部 材 。 た だ し 塑 性 化 を 考 慮 す る 領 域 に お い て は 鉄 筋 径 に 応 じ て 1 5 0 m m ~ 3 0 0 m m 、 か つ 、 断 面 高 さ の 0 . 2 倍 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅴ 編 1 0 . 8 ( 3 ) 1 ) P 2 0 2 ) せ ん 断 補 強 筋 の 間 隔 を 変 化 さ せ る 場 合 に は 、 柱 の 短 辺 長 の 1 / 2 の 区 間 に お い て 間 隔 を 2 2 5 m m 以 下 と す る 。 せ ん 断 補 強 筋 の 配 置 区 間 は 、 従 来 の 配 筋 方 法 ど お り 、 は り の 内 部 に は 柱 の 短 辺 長 の 1 / 2 以 上 配 置 し た 。 ま た 、 フ ー チ ン グ の 内 部 に は 柱 の 短 辺 長 の 1 / 2 以 上 、 ま た は フ ー チ ン グ 厚 の 1 / 2 以 上 の い ず れ か 大 き い 方 の 深 さ ま で 橋 脚 基 部 に 配 置 さ れ る せ ん 断 補 強 筋 間 隔 以 下 で 配 置 し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 5 ( 2 ) 解 説 P 2 2 9 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 は 、 両 側 半 円 形 フ ッ ク と し 、 施 工 性 を 重 視 し 、 柱 内 で 重 ね 継 手 に よ り 設 置 す る も の と し 、 断 面 周 長 方 向 に 配 筋 さ れ る せ ん 断 補 強 筋 に フ ッ ク を か け る も の と す る 。 せ ん 断 補 強 筋 は 、 原 則 と し て せ ん 断 補 強 筋 と 同 材 質 、 同 径 の 鉄 筋 を 用 い な け れ ば な ら ず 、 せ ん 断 補 強 筋 の 配 置 さ れ る 全 て の 断 面 に 配 置 す る と と も に 、 配 置 間 隔 は 1 m 以 内 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅴ 編 1 0 . 8 ( 3 ) 4 ) P 2 0 2 ) せ ん 断 補 強 筋 鉄 筋 の 純 か ぶ り 7 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 8 ) 軸 方 向 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 た だ し 、 塩 害 対 策 区 分 S , I お よ び 路 面 凍 結 防 止 剤 を 使 用 す る 場 合 に お い て は 、 9 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 純 か ぶ り を 確 保 す る 。 中 間 帯 鉄 筋橋
脚
柱
の
断
面
帯 鉄 筋 軸 方 向 鉄 筋 帯 鉄 筋 中 間 帯 鉄 筋 塑性 化を 考慮 する 領域 15 0c tc 以下橋
脚
柱
の
帯
鉄
筋
の
配
置
区
間
B : 柱 の 短 辺 長 ま た は 直 径 軸 方 向 鉄 筋 H r : フ ー チ ン グ 厚 せ ん 断 補 強 筋 せん 断補 強筋 せん 断補 強筋 せん 断補 強筋橋
脚
柱
の
せ
ん
断
補
強
筋
の
配
置
区
間
鉄筋 径に応じ て 15 0m m~3 00 mm 、 かつ、断 面高さの 0. 2 倍以下158
(
3
)
フ
ー
チ
ン
グ
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 上 面 鉄 筋 量 お よ び 配 力 鉄 筋 量 2 ) 主 鉄 筋 の 組 み 方 3 ) 橋 軸 方 向 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 上 面 鉄 筋 ( 圧 縮 鉄 筋 ) と し て は 、 下 面 主 鉄 筋 の 1 / 3 以 上 の 鉄 筋 を 配 置 す る 。 ま た 、 配 力 鉄 筋 と し て は 、 上 面 、 下 面 と も 直 交 す る 鉄 筋 の 1 / 3 以 上 そ れ ぞ れ 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 8 . 7 . 5 ( 1 ) 4 ) , 5 ) P 2 5 4 ) 橋 脚 の フ ー チ ン グ は 、 橋 軸 方 向 、 橋 軸 直 角 方 向 の 二 方 向 が そ れ ぞ れ 主 鉄 筋 で か つ 配 力 鉄 筋 で あ る 。 ま た 、 フ ー チ ン グ の 上 側 、 下 側 も そ れ ぞ れ 主 鉄 筋 で か つ 配 力 鉄 筋 で あ る 。 こ の こ と か ら 、 橋 軸 方 向 、 橋 軸 直 角 方 向 の う ち 、 主 要 な 方 向 を 内 側 に 配 置 す る の が 望 ま し い と 思 わ れ る が 、 橋 脚 ご と に 配 置 方 向 を 変 え る の は 、 設 計 、 施 工 を 煩 雑 に す る だ け で あ る 。 し た が っ て 、 一 般 的 に 主 要 方 向 と な る 可 能 性 が 大 き い 橋 軸 方 向 の 上 下 面 の 主 鉄 筋 を 内 側 、 橋 軸 直 角 方 向 の 上 下 面 の 主 鉄 筋 を 外 側 に 配 置 し た 。 鉄 筋 の 純 か ぶ り 7 0 m m 以 上 か つ 鉄 筋 の 直 径 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 4 ( 4 ) P 1 8 8 ) 橋 軸 方 向 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 5 0 m m と し た 。 た だ し 、 杭 頭 結 合 方 法 B を 用 い た 杭 基 礎 の フ ー チ ン グ 下 面 に お い て は 、 杭 の 埋 込 み を 考 慮 す る 必 要 が あ る た め 、 フ ー チ ン グ 下 面 主 鉄 筋 の 純 か ぶ り は 2 0 0 m m 以 上 と し た 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 1 2 . 9 . 3 解 説 P 4 2 5 ) こ の た め 、 橋 軸 方 向 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 2 5 0 m m と し た 。橋
脚
フ
ー
チ
ン
グ
の
断
面
せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋 せ ん 断 補 強 筋159
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 4 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 の 加 工 形 状 フ ー チ ン グ に 計 算 上 せ ん 断 補 強 筋 を 配 置 す る 必 要 が あ る 場 合 、 せ ん 断 補 強 筋 間 隔 は フ ー チ ン グ の 有 効 高 の 1 / 2 以 下 と す る 。 ま た 、 計 算 上 せ ん 断 補 強 筋 を 必 要 と し な い 場 合 に お い て も 、 せ ん 断 補 強 筋 を フ ー チ ン グ の 有 効 高 以 下 の 間 隔 に 配 置 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 1 0 ( 5 ) 3 ) P 1 9 9 ) せ ん 断 補 強 筋 は 、 フ ー チ ン グ 下 面 お よ び 上 面 に 配 置 さ れ る 水 平 方 向 鉄 筋 を 取 り 囲 み フ ッ ク を つ け て コ ン ク リ ー ト に 定 着 す る か 、 ま た は 、 水 平 方 向 鉄 筋 に フ ッ ク を か け て 定 着 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 1 0 ( 5 ) 2 ) P 1 9 9 ) 橋 脚 の フ ー チ ン グ の せ ん 断 補 強 筋 は 、 橋 軸 直 角 方 向 の 主 鉄 筋 ( 引 張 鉄 筋 お よ び 圧 縮 鉄 筋 ) を 取 り 囲 む も の と し 、 そ の 加 工 形 状 は 、 下 図 を 標 準 と し た 。 ( 注 ) 橋 軸 方 向 の 設 計 に お い て 配 筋 間 隔 は ( d + d 1 ) / 2 と な る の で 注 意 を す る こ と 。 ま た 、 せ ん 断 補 強 筋 の 配 筋 は 1 本 の 主 鉄 筋 を 両 側 か ら は さ み こ ま な い よ う に す る 。 上 側 直 角 方 向 主 鉄 筋 下 側 d 1 d た だ し 、 フ ー チ ン グ を 貫 通 さ せ て 1 本 も の の せ ん 断 補 強 筋 を 配 置 す る こ と が 困 難 な 場 合 は 下 記 を 標 準 と し て よ い 。 重 ね 継 手 の 継 手 長 は 、 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 7 . 8 ( 2 ) 3 ) に よ る も の と す る 。
160
3
-
4
場
所
打
ち
杭
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 杭 頭 結 合 鉄 筋 定 着 長 2 ) せ ん 断 補 強 鉄 筋 ( 帯 鉄 筋 ) 3 ) 軸 方 向 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 杭 頭 結 合 部 の 補 強 鉄 筋 は 、 フ ー チ ン グ 下 面 主 鉄 筋 の 中 心 位 置 か ら L o + 1 0 d 以 上 ま っ す ぐ の ば し 定 着 し た 。 ( こ こ に L o : 鉄 筋 の 定 着 長 、 d : 鉄 筋 の 直 径 ) ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 1 2 . 9 . 3 3 ) 解 説 P 4 2 5 ) 帯 鉄 筋 の 直 径 は 1 3 ㎜ 以 上 、 中 心 間 隔 は 3 0 0 ㎜ 以 下 と す る 。 た だ し 、 フ ー チ ン グ 底 面 よ り 杭 径 の 2 倍 の 範 囲 内 で は 、 帯 鉄 筋 の 中 心 間 隔 を 1 5 0 ㎜ 以 下 、 か つ 、 鉄 筋 量 は 側 断 面 積 の 0 . 2 % 以 上 と す る 。 な お 、 帯 鉄 筋 を 重 ね 継 手 に よ り 継 ぐ 場 合 に お い て は 、 帯 鉄 筋 の 直 径 の 4 0 倍 以 上 帯 鉄 筋 を 重 ね 合 わ せ 、 半 円 形 フ ッ ク 、 鋭 角 フ ッ ク を 設 け る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 1 2 . 1 1 . 2 ( 3 ) 2 ) 解 説 P 4 4 6 ) な お 、 継 手 部 は 千 鳥 状 に 配 置 す る こ と 。 鉄 筋 の 純 か ぶ り 1 2 0 m m 以 上 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 1 2 . 1 1 . 2 ( 2 ) P 4 4 4 ) 軸 方 向 主 鉄 筋 中 心 ま で の 距 離 は 1 6 0 m m と し た 。161
3
-
5
踏
掛
版
項 目 標 準 配 筋 図 に お け る 考 え 方 1 ) 鉄 筋 の 純 か ぶ り 2 ) 配 力 鉄 筋 量 3 ) 圧 縮 鉄 筋 量 4 ) 主 鉄 筋 と 配 力 鉄 筋 の 組 み 方 鉄 筋 の 純 か ぶ り は 7 0 m m 以 上 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 参 考 資 料 5 P 6 1 2 ) 引 張 側 の 配 力 鉄 筋 は 引 張 主 鉄 筋 の 1 / 4 以 上 と す る 。 た だ し 、 斜 角 を 有 す る 場 合 の う ち 、 斜 角 が 6 0 度 以 上 の 場 合 は 引 張 主 鉄 筋 の 2 / 3 程 度 と し 、 6 0 度 未 満 の 場 合 は そ の 影 響 を 別 途 考 慮 す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 参 考 資 料 5 P 6 1 2 ) 圧 縮 側 の 主 鉄 筋 は 引 張 主 鉄 筋 の 1 / 3 以 上 と し 、 配 力 鉄 筋 は 引 張 側 の 1 / 2 程 度 と す る 。 ( 道 路 橋 示 方 書 Ⅳ 編 参 考 資 料 5 P 6 1 2 ) 踏 掛 版 は 、 主 鉄 筋 を 外 側 、 配 力 鉄 筋 を 内 側 に 配 置 し た 。 引 張 側 主 鉄 筋踏
掛
版
の
断
面
圧 縮 側 主 鉄 筋162
3
-
6
標
準
配
筋
図
に
示
し
た
も
の
以
外
で
採
用
で
き
る
加
工
形
状
( 1 ) 橋 台 ( 逆 T 式 ) た て 壁 の せ ん 断 補 強 筋 標 準 図 代 替 案 片 側 半 円 形 フ ッ ク , 片 側 直 角 フ ッ ク 4 0 φ 以 上 40 φ以 上 重 ね 継 手 両 側 半 円 形 フ ッ ク163
( 2 ) 橋 台 ( 逆 T 式 ) フ ー チ ン グ の せ ん 断 補 強 筋 形 状 標 準 図 代 替 案 前 フ ー チ ン グ 後 フ ー チ ン グ 圧 縮 側 引 張 側 主 鉄 筋 主 鉄 筋 引 張 側 圧 縮 側 前 フ ー チ ン グ 後 フ ー チ ン グ
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( 3 ) 橋 脚 ( 張 出 し 式 、 壁 式 橋 脚 ) の 柱 の せ ん 断 補 強 筋 標 準 図 代 替 案 40 φ以 上
165
( 4 ) 橋 脚 ( 張 出 し 式 、 壁 式 橋 脚 ) フ ー チ ン グ の せ ん 断 補 強 筋 形 状 標 準 図 代 替 案 橋 脚 フ ー チ ン グ の せ ん 断 補 強 筋 は 上 記 を 標 準 と す る 。 た だ し 、 フ ー チ ン グ を 貫 通 さ せ て 1 本 も の の せ ん 断 補 強 筋 を 配 置 す る こ と が 困 難 な 場 合 は 下 記 を 標 準 と し て も よ い 。