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NEDO. BIWEEKLY EU / / 1/2 EU 1. EU EU ELEBRAS DOE Web Headlines N E D O 452 1

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BIWEEKLY

898

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898

898

Ⅰ ⅠⅠ Ⅰ .... 特特特特 集集 集集

1.

.EU の新エネルギー/環境/研究開発・動向レポート

(その二)1/2(EU) 1 Ⅱ ⅡⅡ Ⅱ .... 新新新新 エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー

2.

.EU が再生可能エネルギー分野のマスターコースを開設

(EU) 7

3.

.カナダの風力発電事業、業界再編で投資活発化の兆し

(カナダ) 9

4.

.オーストリアの風力発電、豊富な潜在能力

(オーストリア) 11

5.

.ブラジルで州電力 ELEBRAS が初の風力発電実施

(ブラジル) 13 Ⅲ ⅢⅢ Ⅲ .... 省省省省 エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー

6.

.スウェーデン、産業分野の余熱の有効利用を図る

(スウェーデン) 14

7.

.DOE が“ゼロ・エネルギー住宅開発”を支援

(米国) 16 Ⅳ ⅣⅣ Ⅳ .... エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー 一般一般一般一般

8.

.メキシコの天然ガス、需要増とともに北米依存増える

(メキシコ) 17 Ⅴ ⅤⅤ Ⅴ .... 環環環環 境境 境境

9.

.イタリア環境相、京都議定書実施案を閣僚会議に提出

(イタリア) 18

10

10

10

10.

.科学の結論“温暖化防止には世界の全力投球あるのみ”

(米国) 19 ・ ・・ ・ お詫びと訂正 20 Ⅵ ⅥⅥ Ⅵ .... 産業技術産業技術産業技術産業技術

11

11

11

11.

.「人間の生殖操作に遺伝子工学を使用するべきかどうか?」

(米国) 21

12

12

12

12.

..

. 極端紫外光領域のレーザ光開発

(米国) 23

13

13

13

13.

..

. 米国ナノテクノロジー連邦機関の恒久化法案

(米国) 25 Ⅶ ⅦⅦ Ⅶ... . ニュースフラッシュニュースフラッシュニュースフラッシュニュースフラッシュ 28

14

14

14

14.

.

.

. 米国―今週の動き:

ⅰ新エネ・省エネ ⅱ環境 ⅲ産業技術 28

今週の Web Headlines から:

ⅰライフサイエンス ⅱ情報技術 ⅲ環境 30 ⅳ ナノテクノロジー ⅴエネルギー ⅵ政策 …本紙はインターネット

http://www.nedo.go.jp/

でもご覧になれます… 《記事内容に関するお問い合わせ等は下記宛てにご連絡下さい》 N E D O 情 報 セ ン タ ー 情報調査課 (内線 452 山田)

(2)

【 【 【 【特特特特 集集集集】】】 】

EU

EU

EU

EU の

の新

新エネルギー

エネルギー////環境

エネルギー

エネルギー

環境

環境////研究開発

環境

研究開発

研究開発・

研究開発

・動向

動向レポート

動向

動向

レポート

レポート

レポート

(その

その二

その

その

二)

)1/2

1/2

1/2

1/2

2002 年 12 月 NEDO パリ事務所 目次 1.新エネルギー政策 1.1 法整備による振興策 ・バイオガソリン指令案、シェア目標を「指標」に格下げ狙う ・グリーン電力のエネルギー源表示義務化を検討 ・電力自由化の期限延期がEU内で合意 ・建築物のエネルギー性能に関する指令案 1.2 水素の用途開発に見る多角的な組織機能の展開例 ⅰ)水素利用のためのハイ・レベル・グループの設置 ⅱ)燃料電池市場の見通しにおける社会経済的障害 ⅲ)研究開発努力の比較分析 1.3 普及状況 1.4 グリーン電力振興策の実例 ⅰ)北欧3国に共通のグリーン電力義務制度の導入 ⅱ)フランスの風力発電 ―以下次号― 2. 環境・温暖化政策 3. 研究開発 本報告書は本紙 891 号に掲載した「EU の新エネルギー/環境/研究開発・動向レポー ト(その一)」の第 2 編(その二)として、NEDO パリ事務所がまとめたものである。 第1章 新エネルギー政策 1.1 法整備による振興策 報告書(その一)において、EUエネルギー政策に占める新エネルギーの位置付け を述べると共に、新エネルギー振興策としての「法規制の整備」を取り上げたが、そ の後、動きのあったものについて 1.1 項に簡単に触れる。 ・バイオガソリン指令案、シェアの「目標値」を「指標」に格下げ狙う 2001 年 11 月に欧州委員会が採択したバイオガソリン発達のための指令案は、総務・ 対外関係担当閣僚理事会においてこの 11 月 18 日に協議され、指令案に対する共通意 見が示された。 共通意見を通じて閣僚理事会は、指令案が提示しているバイオガソリンの普及に関

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する指標値の性格につき、指令案が求めるように達成義務目標とするのではなく、達 成のための「指標」とすることを求めている。指令の拘束力を弱めようとするメンバ ー国政府の姿勢は一般的であり、バイオガソリン指令案についても、メンバー国はサ ブシダリティー原則を優先させる姿勢をはっきりさせた。指令案は、国内自動車燃料 市場におけるバイオガソリンのシェアを 2005 年までに 2%、2010 年までに 5.75%に まで増加させる目標を提示している。 ・グリーン電力のエネルギー源表示義務化を検討 電力・ガス市場の自由化に伴い欧州委員会は、これらのエネルギーに関する消費者 への情報提示義務を強化しようとしている。特に電力の一次エネルギーに関する情報 提示(電力料金の請求書に一次エネルギーの種類、CO2 の排出による環境負荷、放射 性廃棄物の発生の有無などを記載)が検討されている。これはグリーン電力証書の動 きにマッチする一種のラベル制度であるが、放射性廃棄物に関する情報表示などにつ いて一部メンバー国は不要としており、最終合意には到っていない。 ・電力自由化の期限延期が EU 内で合意 11 月 25 日の交通/通信/エネルギー担当閣僚理事会における最大の決定は、EU のエ ネルギー市場自由化に関する合意であった。焦点は、フランス国内市場の自由化が遅 れているにも係わらず(電力市場の 30%)、公社のステータスのまま国外の電力会社 を買い漁って拡大戦略を続け、自らが支配を強めつつある仏電力市場を、仏電力公社 EDF がいつ完全開放するかであった。最終的には、市場開放に伴う仏電力公社の民営 化と組合の抵抗というフランスの国内事情に配慮して、欧州委員会や他のメンバー国 は 2005 年からの完全開放という要求に代えて、仏政府の要望通り 2007 年からの完全 開放で合意が成立した。これによって EU メンバー国の電力・ガス市場は、事業者用 市場が 2004 年、家庭用市場は 2007 年から、EU の電力・ガス事業者に対し完全開放 されることになった。 ・建築物のエネルギー性能に関する指令案 欧州委員会が 2001 年 5 月に採択した指令案は、2002 年 11 月 25 日の交通・通信・ エネルギー担当閣僚理事会において採択された。年内にも EU 官報に発表され施行が 見込まれる同指令は、主に以下の事項を定めている。 ①建築物に関する最低のエネルギー性能規格を定めるための方法論の統一:メンバー 国毎の気候の違いを考慮しつつも、断熱、暖房、換気、照明、建物の向き、熱回収、 再生可能エネルギーの利用という諸要素を組み入れた方法論が EU 域内に共通して 使用されるようになる。 ②新築建物と床面積 1000 平米以上の中古建築物の改築に対する最低エネルギー性能 規格の適用と定期的な規格更新。 ③新築及び中古建築に関するエネルギー性能証明制度の設置:建設、売買、賃貸に際 し、すべての建築物につき、10 年以内に取得したエネルギー性能証明書と、エネル ギー性能を改善するためのアドバイスを提示する制度の設置。 ④専門家による冷暖房設備の検査評価:定格出力が 20kW から 100kW の暖房設備に ついては定期点検義務の設置。これより大きな暖房設備については 2 年毎の点検検

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⑤3 年の国内法への移行猶予期間の設置:メンバー国によっては上記のようなエネル ギー性能の確保に必要な人員体制が整っていない。これらの国の事情を配慮して指 令を国内法に移行するための期間として、他の指令におけるよりも長い 3 年が認め られた。 1.2 水素の用途開発に見る多角的な組織機能の展開例 水素の用途開発に際し EU は、水素を経済基盤とする水素経済圏の確立にまで視野 を広げるハイ・レベル・グループの設置、燃料電池市場の将来展望や世界の開発投資 との比較分析など、有機的な組織展開を図っている。 ⅰ)水素利用のためのハイ・レベル・グループの設置 欧州委員会は 2001 年 11 月に発表した「自動車用石油代替燃料のための行動計画」 において、水素利用については、利用拡大のための戦略的シナリオを作るハイ・レベ ル・グループの設置をうたっていた。このハイ・レベル・グループが、2002 年 10 月 初め、プロディ欧州委員会委員長、エネルギー担当委員、および研究開発担当委員か ら発表された。 欧州の自動車メーカー、エネルギー企業、公共ユーティリティー、研究機関、交通 輸送企業、政策決定者の代表から構成されるハイ・レベル・グループの主要任務は、 水素と燃料電池の利用が EU の交通輸送やエネルギー生産をはじめとする諸分野にも たらす利益の評価と、水素技術の発達に向けた EU の活動の絞込みである。当面の作 業としては、2003 年半ばを目途に、「見通しの評価報告書」の作成が定められている。 この報告書は、水素と燃料電池に関する研究開発のアジェンダと、水素セクターにお ける技術革新、マーケティング、配給とインフラ、安全性、官民共同融資などを考慮 しつつ、発達と商用化の展望を扱うといわれる。 この任務内容から明白なように、グループの作業は自動車燃料としてだけでなく、 発電用など広範な水素利用を対象にしており、長期的には石油をベースにした経済に 取って代わる水素をベースにした経済を睨んでいる。この見通し評価報告書を基に欧 州委員会が、戦略的な研究開発計画を含む水素と燃料電池に関する EU レベルでの行 動計画を策定することになる。なおグループの設置に際し欧州委員会は、燃料電池市 場の見通しや、EU における燃料電池に関する研究開発努力と日米の研究開発努力の 比較を行なっている。 ⅱ)燃料電池市場の見通しにおける社会経済的障害 燃料電池市場の見通しとしては、今後 10 年間、自動車用燃料電池市場は年率 40%か ら 60%の成長を示し、欧州の自動車用燃料電池市場は、2020 年までに 163 億ユーロ、 2040 年までに 520 億ユーロに達するという市場調査例が紹介されている。また発電用 の燃料電池についてはまず、欧州でも米国でも発電能力の更新または強化が必要にな っている一般的現状が指摘されている。発電用燃料電池の市場としては、家庭用や遠 隔地などにおける非連係型を予想しているが、水素の配給インフラの欠如など、技術 以外の社会経済的な障害除去が発達のためには不可欠になるという。

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ⅲ)研究開発努力の比較分析 燃料電池の研究開発努力については、米国が大部分を防衛航空用に行なっているが、 民生用についてはフリーダム・カー・プログラム(年 1 億 5000 万ユーロ)と、2500 万 から 3000 万ユーロ規模の SECA プログラムに関する数字が紹介されている。日本に ついては、1993 年から 2020 年の 28 年計画を総予算 24 億ユーロで進行中と紹介して いる。これに対し EU 全体を通じた公共の研究助成金は年間 5000 万から 6000 万ユー ロといわれ、米国の 1/3、日本の 1/4 に止まるうえ、これらの努力も細分化され、効率 に欠けるという。 欧州委員会による燃料電池の研究開発に対する助成は、2002 年に終了する第五次フ レームワーク計画では 1 億 2000 万ユーロが当てられていた。2003 年から 2006 年の 第六次フレームワーク計画では、21 億 2000 万ユーロを予算とする「持続可能な発展、 地球変動とエコシステム」の優先テーマのもとで研究開発が行なわれるが、水素技術 も含めた燃料電池関連の研究開発には大幅な予算強化が予定されているという。 1.3 普及状況 Altener 計画下で行なわれている EU における再生可能エネルギーの発達状況調査 により、2000 年までの再生可能エネルギーの利用実績がこの 4 月に発表された。風力、 小型水力、太陽光電池、バイオマス、地熱、太陽の熱利用に分けてまとめられた再生 可能エネルギーの消費量と生産量を、EU の再生可能エネルギー白書が掲げる 2010 年 時点での発達目標と共に紹介する。 EU の再生可能エネルギー消費量 エネルギーの種類 (百万 toe) 1995 年の消費量 2000 年の消費量 白書が掲げる 2010 年の目標 風力 0.35 1.83 6.89 小型水力 24.8 27.00 28.8 太陽光電池 0.002 0.011 0.26 バイオマス 44.8 48.65 135 地熱 2.50 3.42 5.24 太陽熱利用 0.26 0.38 4 再生可能エネルギー全体 72.7 81.3 180.16 一次エネルギー消費総量 1366 1460 1581 再生可能エネルギーの割合 5.3% 5.6% 11.40% EU の再生可能エネルギー生産量 エネルギーの種類 (百万 TWh) 1995 年の生産量 2000 年の生産量 白書が掲げる 2010 年の目標 風力 4 21.3 80 水力:大型施設 251 274 280 :10MW 以下の施設 37 40 55

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バイオマス 22.50 28.1 230 地熱 3.5 4.8 7 再生可能エネルギー全体 318.0 368.3 655 一次エネルギー消費総量 2327.6 2559.8 2850 再生可能エネルギーの割合 13.7% 14.4% 23% 以上の結果につき調査は、風力、太陽光電池、太陽熱利用に関し欧州の産業構造が整 備されつつあるのが確認されるとしている。しかし産業政策や産業能力は国によって 大きな差があり、スウェーデン、フィンランドは木材のエネルギー利用、デンマーク、 スペインは風力、フランスはバイオガソリン、イタリアは地熱、イギリスはバイオガ スといった具合に得意分野がはっきり分かれている。ドイツは少なくとも設置能力に 関し、風力、太陽光電池、太陽熱利用において EU 内で断然トップに立っている。い ずれにしろすべての再生可能エネルギー技術に関し積極的な発達促進を図っているの は現時点では世界でも EU だけであるとしている。反面、再生可能エネルギー白書が 掲げるエネルギー消費における再生可能エネルギーの割合を 2010 年までに倍増する 目標については、再生可能エネルギーの利用拡大と同時に、エネルギーの利用節約を 強力に推進しない限り不可能であるとしている。事実、1995 年から 2000 年の間、再 生可能エネルギーのエネルギー消費における比率は 0.3%の増加に止まっている。再生 可能エネルギー電力に関してはいくらかましで、シェアの上昇は 0.7%である(シェア は 14.4%)。電力消費量がこの間増加していなかったら、このシェアは 15.8%になっ ていた。 1.4 グリーン電力振興策の実例 ⅰ)北欧3国に共通のグリーン電力義務制度の導入 スウェーデンは再生可能エネルギー電力の発達のためにグリーン電力料金制度の導 入を予定している。制度の基本はイギリスやイタリアのように、電力供給者もしくは ユーザーに一定の再生可能エネルギー電力の購買を義務付けるもので、2003 年 1 月 1 日から導入が予定されている。再生可能エネルギー電力の利用義務は、導入初年の 2003 年については 100MWh につき 6MWh とされている。2003 年以降、この利用義 務量は徐々に引き上げられる。 このグリーン電力制度の準備は、スウェーデン議会とデンマーク議会とが協調して 進めており、両国に類似の制度が導入される見通しである。ただしデンマークについ ては、グリーン電力制度の導入が 2002 年 1 月 1 日から予定されていたが、実施は一 年間延期されたままで、2003 年から実際に導入されるかは未定である。なお北欧国間 の電力取引においてスウェーデン、デンマークとつながりの深いノルウェーでも、議 会が政府に対しグリーン電力制度についての報告を求めており、類似の再生可能エネ ルギーに対する助成制度が検討されている。 ⅱ)フランスの風力発電 フランスは再生可能エネルギー電力の発達促進策として、税制措置やグリーン電力 などの経済ツールではなく、仏電力公社 EDF による電力買い取り価格を優遇価格とす

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る方式を採用している。2001 年にはこの方向で、特に風力発電に対し、1kWh あたり 8 ユーロ・セントの買い取り価格を決定している(風力の発電原価は恵まれた条件下 では 2030 年には 3 ユーロ・セントほどにまで下がるといわれる)。 この買い取り保証価格は一定の運転年数を越えれば漸減するが、安定した収入が保 証されるため、90 年代のデンマーク、ドイツ、スペインのように、フランスでも急激 に風力発電が増加する見通しもでてきていた。さらに EU の再生可能エネルギー電力 指令がフランスに提示している再生可能エネルギー電力のシェア目標、2010 年時点で 21%(現在は大部分を大型水力に頼って 15%)を達成するには、3000MW から 5000MW 規模の新規発電能力が風力には見込まれるという(2001 年末の風力設置発 電能力は 66MW)。 以上がこの夏までのフランスの風力発電をめぐる状況であったが、大統領選と総選 挙を経たこの秋、大きく状況が変わってきた。第一の原因は、仏電力公社 EDF 総裁が 国会で、風力電力に対する買い取り義務から生じるオーバーコストを 9 億ユーロと評 価し(オーバーコストは電力料金に反映するかたちで消費者の負担となる)、多くの議 員が風力発電業界への過当な支援と判断したことにある。 第二には景観問題がある。フランスは欧州でも最も風力資源に恵まれた国の一つだ が、優れた風力資源は自然が豊かに残された地域に多い。風力による電力の優遇買い 取り価格は、最上の条件ではないサイトにも風力発電施設を設置できるように設定さ れた経緯があるが、欧州の風力発電大手やエネルギー大手の子会社は、立地条件が最 上のところにプロジェクトを準備し、景観や騒音問題で地元自治体や住民とのトラブ ルを多発させた。このため仏上院は、フランスのエネルギー市場の自由化に関する法 案の討論において(10 月 16 日)、優遇買い取り価格の適用を制限する条項を付け加えた。 さらに上院は 10 月 24 日、高さ 12m 以上の施設の新設に対しては、公聴会、環境へ の影響調査、地域圏会の意見を必要とするという、きわめて大きな拘束条件を採択し た。これらが最終的に決定されるには下院の採択が必要だが、最終的に決定されれば 風力発電の発達には大きなブレーキとなる。こうした動きに対し、仏再生可能エネル ギー事業組合は 10 月 24 日、景観保護や付近住民への配慮を強化した合意書を仏農業 事業者連盟や仏農業会議所と交わし、批判をかわそうとしている。

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【 【 【 【新新新新エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー】】】】

EU

EU

EU

EU が

が再生可能

再生可能

再生可能

再生可能エネルギー

エネルギー

エネルギー分野

エネルギー

分野

分野の

分野

のマスターコース

マスターコース

マスターコース

マスターコースを

を開設

開設

開設

開設

近年、急速に拡大した欧州の再生可能エネルギー市場では、この分野の専門知識を もった人材が不足しているといわれ、人材の育成が急務とされている。この事態を受 けて EU では、再生可能エネルギー分野のマスターコース(修士課程)を 2002 年 10 月から開設する。就学期間は 2003 年9月までの1年間。カリキュラムは、技術分野の 教育・訓練が中心となっている。EU 圏外者の出願も可能である。 ⅰ)背景 温室効果ガス削減のための国際合意や、再生可能エネルギー利用促進に関する EU 指令などによれば、再生可能エネルギー発電は今後も増加が見込まれる。再生可能エ ネルギー分野の技術者不足は既に広く認識されており、再生可能エネルギー市場の拡 大には、現状では対応できないといわれている。とりわけ、成長著しい欧州の再生可 能エネルギー産業では、修士課程水準の教育・訓練を受けた即戦力となる人材の確保 が急務となっている。 そこで市場の要求に応えるため、欧州委員会が支援する ALTENER プログラムを通 じ 、 欧 州 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー ・ セ ン タ ー ( European Renewable Energy Centers Agency)が中心となって、欧州における「再生可能エネルギー分野のマスターコース」 を開設することになった。 ⅱ)目的 「再生可能エネルギー分野のマスターコース」の目的は、上記のように発展し続け る再生可能エネルギー市場に対し、有用な、修士課程水準の専門知識や技術を備えた 人材を送り出すことである。 ⅲ)マスターコースの詳細 就学者は、就学期間内に、再生可能エネルギー分野に関わる公的機関や企業と接す る機会が与えられる。これらの機関や企業が持つ知識や技術は、世界的な水準にある ものと解されている。こうした試みによって、学問と産業のギャップが埋められ、即 戦力となる人材が育成されることになる。 就学期間(1年間)は3学期で構成される。1学期は4カ月。カリキュラムは、再 生可能エネルギー技術の背景・経緯などを学ぶコア・プログラムと、個別の技術を学 ぶ専門課程に分けられており、就学者は、EU 内の最低2カ国で学ぶことになる。 コア・プログラムは、英国、スペインまたはフランスの大学から1つを選択する。

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使用される言語はそれぞれの大学で採用されているもので、英語、スペイン語あるい はフランス語となる。 専門課程は、太陽光発電、風力発電、(人工的に造られた環境内での)ソーラー・エ ネルギー、バイオマス、ハイブリット・システム、ソシオ・エコノミック(社会経済 問題)の中から1つを選択する。専門課程では、講義など全てが英語で実施される。 今年度(2002.10∼2003.9)は 30 名程度を募集。出願は 2002 年 6 月末に締め切ら れたが、来年度(2003.10∼2004.9)も実施する予定。 授業料は1万ユーロ(120 万円)。講義で使用される言語が母国語でない場合、TOEFL などの成績表を提出する必要がある(例:TOEFL550(旧方式)、213(新方式)以上)。 EU 圏外者は就学ビザが必要。 ○コア・プログラム ・Loughborough University(英国) ・Universidad de Zaragoza(スペイン)

・Ecole des Mines de Paris(フランス,ニース) ○専門課程

・太陽光発電:

University of Northumbria(英国)

(提携:Universidade Nova de Lisboa(ポルトガル)) ・風力発電:

National Technical University of Athens(ギリシャ) ・ソーラー・エネルギー:

University of Athens(ギリシャ) ・バイオマス:

Universidad de Zaragoza(スペイン) ・ハイブリッド・システム:

Universität Gesamthochschule Kassel(ドイツ) ・ソシオ・エコノミック:

Université de Corsica(フランス)

情報協力:JETRO 〔参考〕 EUREC Agency

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【 【 【 【新新新新エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー】】】】

カナダ

カナダ

カナダ

カナダの

の風力発電事業

風力発電事業

風力発電事業

風力発電事業、

、業界再編

業界再編

業界再編

業界再編で

で投資活発化

投資活発化

投資活発化

投資活発化の

の兆

兆し

発電業界大手企業が風力発電専業では最大手の企業の買収を発表したことにより、 国内の風力発電事業が一気に活発化する兆しが出てきた。技術革新により生産コスト が低下しつつあるほか、京都議定書の批准を視野に入れた政府の代替エネルギーの利 用促進策、財政的支援といった後押しもあり、今後の動きが注目される。 ⅰ) T.アルタ社による風力発電企業V.クエスト社買収が風力市場刺激の契機に 独立系で発電大手のトランスアルタ社(TransAlta Corp.、本社:アルバータ州、 http://www.transalta.com)は 10 月 28 日、風力発電専業最大手のビジョン・クエス ト・ウインドエレクトリック社(Vision Quest Windelectric Inc.、本社:アルバータ 州)を 3,700 万カナダ・ドル(以下 C ドル)で買収したと発表した。トランスアルタ 社は向こう 10 年間で 20 億 C ドルの新規投資を行うことを予定している。同社は最終 的な目標として全発電量の 10%を再生可能エネルギー発電にしたいとの意向を示して おり、今後北米地域での風力発電事業を加速させることを示唆している。 ビジョン・クエスト社は現在、風力発電プラントを 67 基保有し、2 万戸以上の世帯 に電力を供給しており、この業界では最大手である。また、10 月 30 日には同社はカ ル ガ リ ー 市 ( ア ル バ ー タ 州 ) が 保 有 す る 関 連 企 業 の エ ン マ ッ ク ス ( ENMAX 、 http://www.enmax.com )社との提携により過去最大規模となる 1 億 C ドルの風力 発電プロジェクトを同州南部で開始することを発表した。ビジョン・クエスト社が発 電事業を実施し、全量をエンマックス社が購入する予定で、タービン 14 基を用い、年 間 23 万 5,000MWh の電力を 3 万 2,500 世帯以上に供給できると見込んでいる。 一方、トランスアルタ社はハイドロケベック社などの政府系電力公社および旧政府 系企業の中に混じり、独立系として売上高では国内発電業界全体の中で第 6 位(2001 年)の規模。現在、国内をはじめ米国およびメキシコ、オーストラリアでも発電事業 に参入しており、石炭および天然ガスをエネルギー源にした工場・事業所向けの小規 模な発電事業を得意としている。同社のシュナイダー社長はビジョン・クエスト社の 買収に至った背景として「連邦政府が最終的に批准していない京都議定書の影響は大 きな要因ではない」とし、「それよりも技術レベルの向上により、風力発電コストが天 然ガスや石炭を用いた発電コストと競合できるコスト水準に到達したことが大きい」 と述べている。 ⅱ) カルガリー市の公的鉄道が風力 100%で運転、T.A.社の風力電力を間接購入 カルガリー市交通局(http://www.calgarytransit.com)は同局が運営する市内鉄道 網「C-Train」の全消費電力を風力発電によって賄っている。これは「Ride The Wind」 と呼ばれている同市のプロジェクトの一環であり、前項のビジョン・クエスト社が風 力により発電した電力をエンマックス社が購入することで実現している。カルガリー

(11)

市はこのプロジェクトを 2001 年 9 月から開始しており、風力発電による鉄道輸送の 実現については北米地域で初の快挙(カルガリー市発表)として、カナダ国内では大 きな注目を集めている。 ⅲ) 連邦政府が推進・普及を後押し、高まる州にも優遇措置を求める声 今回の買収発表に至った背景には連邦政府による風力発電支援プログラムにもとづ く後押しも大きい。連邦天然資源省は 2002 年 5 月、「風力発電によるエネルギー生産 のための優遇措置」を発表した。これは 2001 年 12 月の予算案に盛り込まれたもので、 向こう 15 年間にわたり 2.6 億 C ドルの支出を見込んでいる。国内の新規風力発電プロ ジェクトを支援する投資を推進するもので、認定を受けたプロジェクトには 0.8∼1.2 セント/kWh が 10 年間にわたり供与されることになる。連邦政府はまず向こう 5 年 間に 1,000 メガワット規模の新規投資を促進することを念頭に置いている。カナダ風 力エネルギー協会(the Canadian Wind Energy Association、http://www.canwea.ca) によれば、2001 年末現在におけるカナダ全体の風力発電規模は全発電量の 1%にも満 たない 214 メガワットとなっており、さらなる成長が期待されている(表 1 参照)。 こうした連邦政府の推進策を受けて、州政府に対し支援を求める声も上がりはじめ ている。アルバータ州に本部を置く環境政策系シンクタンクのペンビア研究所(the Pembia Institute)は、10 月 23 日、アルバータ州政府に対して、風力発電を含む再 生可能エネルギーの利用比率を 2008 年までに 5%へ、2012 年までには 10%へ引き上 げるよう求めている。併せて、連邦政府が発表したような優遇措置の実施を提言して いる。 表 1.国内の風力発電能力(01 年 12 月末現在)(出所:カナダ風力エネルギー協会) プリンス・エドワード島 5(メガワット) ケベック 102 オンタリオ 3 サスカチュワン 11 アルバータ 92 ユーコン 1 計 214 参考表.風力発電先進国の風力発電能力(出所:BTM コンサルト社) 2000 年 2005 年予測 ドイツ 6,107 14,307(メガワット) スペイン 2,836 11,236 デンマーク 2,341 3,841 米国 2,610 7,360

(12)

【 【 【 【新新新新エネエネエネエネルギールギールギー】ルギー】】】

オーストリア

オーストリア

オーストリア

オーストリアの

の風力発電

風力発電

風力発電

風力発電、

、豊富

豊富な

豊富

豊富

な潜在能力

潜在能力

潜在能力

潜在能力

オーストリアでは、新エコ電力法によって、水力以外の再生可能エネルギー発電比 率を、2007 年までに 4%に引き上げることを規定している。またその達成のために、 風力発電がそのうちの半分(=結果的に風力発電比率 2%)を担うべきことが想定さ れている。 ⅰ) 第 1 号は 94 年、オーストリアの風力の道のり 94 年 2 月に、国内最初の風力発電施設がドナウ川沿いのヴァグラムで運転を開始し た時の出力は、僅か 150kW、ローターの直径は 27mであった。その後、96 年、97 年 に一大風力ブームが起きたが、当時の主力は一基の出力が 500∼600kW、ローターの 直径が 40∼45mというものであった。 その後、プラントの大型化が進み、国内最大のウィンド・パークであるミュンヒホー フ地点(ブルゲンランド州)では、単機出力 2,000kW、ローターの直径 80m の施設 (VestasV80、デンマーク製)が 2001 年末から運転を開始している。また 2002 年 9 月には、シュタイアーマルク州のオーバーツァイアリング地点で計画されている 11 基 のうちの 1 基目が運転を開始したことによって、国内の風力施設容量(計 142 基)は 10 万 kW の大台を突破したが、上記の目標達成には、まだはるかに長い道のりがあり、 「 さ ら に 50 万 kW 、 約 300 基 の 建 設 が 必 要 」( 風 力 利 益 共 同 体 = Interessen Gemeinschaft Windkraft=のシュテファン・ハンチェ会長)とされている。 ⅱ) 立地分布 2001 年末時点における連邦州ごとの風力発電施設数は、ニーダーエステライヒ州が 80 基と頭抜けており、次いでブルゲンランド州の 21 基、オーバーエステライヒ州 14 基と、ドナウ川流域の「恒常風」が計算できる地域での開発が進んでおり、敷地が限 られるウィーン市では 6 基、山がちなシュタイアーマルク州では2基、ケルンテン州 では 1 基、チロル州、フォアアールベルグ州ではゼロとなっている。 ⅲ) 過酷な山間部の自然条件織り込むパイロット・プロジェクト オーバーツァイアリング・ウィンドパーク(シュタイアーマルク州)は、標高が 1,800 ∼1,900m の地点にあり、ローターの凍結防止策をはじめとして、高度サイトにおける 大規模パイロット・プロジェクトと位置付けられており、極めて制限の多い山間部サイ ト新規開発の、成否の鍵を握っている。去る 10 月最後の週末、強風を伴った低気圧の 影響で、欧州では風による事故だけで少なくとも 23 人が死亡、ドイツのザクセン州で は、ウィンド・パークのマスト一本が根こそぎ倒されるという被害が出た。

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オーバーツァイアリングでも風速 40m の強風が吹き荒れたが、運転を開始していた 4 基のタービンは、安全上の理由から発電が停止されたものの、施設には何の物的被 害も生じておらず、発電事業者のタウアー電力(有)はその結果に満足の意を表して いる。ただし、マストへの据え付けのために地上で前もって組み立てられていたロー ター1 基が、強風で破壊されたため、ウィンド・パークの最終的完成(合計 11 基)は 遅れを余儀なくされている。 ⅳ) 鳥獣保護規制が豊富な風力立地を左右:ブルゲンランド州の例 一方で、豊富な潜在風力発電サイトを抱える、ブルゲンランド州における風力発電 の将来像が明らかになってきている。 オーストリア地域開発計画研究所、鳥類保護団体「バード・ライフ・オーストリア」、 およびブルゲンランド州地域開発計画部は共同の研究調査を行い、風力発電施設の設 置が容認されうる地区を特定した。ハンス・ニースル同州知事は、「我々はこれを厳格 に守る」と述べた。また、この包括的調査の実施を提案した国民党州議会会派のフラ ンツ・グラーザー会長は示された結果について、「十分に及第点である」と評価してい る。 州地域開発計画部のシャットヴィッヒ部長は、今年中に、パルンドルフ/パンドロフ 地区に 1 基の建設開始を見込んでいる。「特定された区域においては、すでに申請が出 されている 250 基のうちの、約 200 基の建設が可能である」との結論を出している。 また、そのうち 140 基は計画が具体化しており、さらに 30 基はすでに用地が確保さ れ、設置許可が交付済みである。最終的には、ブルゲンランド州の電力需要の 3 分の 2 が、これらの施設によって賄われることは可能としている。ただし、ノイドルフ/ノ ヴォ地点以外は高さ(マスト高+ローター半径)が制限される。大部分の地区で最高 150m、一部で 100m に制限され、前者では既存の最大規模の施設(単機出力 2,000kW) の設置が可能であるが、後者では約 1,500kW に制限される。またすべてのサイトにお いて、居住地域から少なくとも 1km の離隔距離の確保が義務付けられている。 今回の調査結果に対するバード・ライフ・オーストリアからの意見具申に従って、パ ルンドルフ盆地の非居住区域の大部分は鳥類保護区域に指定された。こうした「タブ ー・ゾーン」の設定によって、既存最大のツルンドルフ・ウィンドパーク(14 基)の規 模拡大には、ストップがかけられることになった。シャットヴィッヒ部長は、「鳥類の 棲息適地が、タブー・ゾーン内に点在していると評価されたものである」と説明してい る。ミュンヒホーフにおける 5 基の「140 メートル風車」(単機出力 2,000kW、マス ト高 100m+ローター半径 40m)についても事情は同様である。「同サイトにおける増 設はもはや認められず」(同部長)、「これは、いかにこれまでの許認可手続きが生態系 への配慮に欠けていたかを示すものである」(グラーザー会長)とされている。

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【 【 【 【新新新新エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー】】】】

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ブラジル南端にあるリオグランデ・ド・スル州の州配電会社 ELEBRAS は、国家電 力事業団に対し、州海岸地帯の 3 カ所に風力発電所建設許可を申請していたところ、 このほど 2 カ所合計 207 MWの建設許可が下りた。ちなみに、残り 1 カ所は合計 72 MWの発電を行うプロジェクトとなっている。 最初の 2 カ所のプロジェクトに要する投資額は約 2 億 5,000 万ドルとなっており、 この資金は欧州の風力発電機工業であるドイツの INNOVENT 社が一部出資する。こ の許可が出たプロジェクトは州都ポルトアレグレから 200km離れた MOSTARDA 地 方に建設されることになっており、2003 年末までに着工して、2005 年 4 月からの発 電を予定している。また、このプロジェクトにより生み出される電力は政府の電力代 替 エ ネ ル ギ ー 振 興 計 画 ( P ROINFA=PROGRAMA DE INCENTIVO AS FONTE ALTERNATIBVA DE ENERGIA ELETRICA)の特別料金による買い 上げ枠 3,300MW分に含まれることになる。 同 州 政 府 の 通 信 / 鉱 山 / エ ネ ル ギ ー 局 長 は 、 民 間 の 風 力 発 電 会 社 WOBBEN WINDPOWER や GAMESA 社と共同で 12 カ月かけて作成した州の風力地図を発表し ている。それによると、同州内には 1 万 5,000MW分を発電できる風力発電適地があ ると推定している。この調査は州内 27 カ所で実施され、地上 50∼100 メートルの高 さの風速、一定レベル以上の強風の密度、風力維持時間、季節変動などについてまと めたもの。州政府は「州内は送電網が完備しているために、風力発電を国内どの地域 にも送電できる」と、新プロジェクトに対する同州の利点を指摘した。この「南風計 画」には風力発電機メーカーの工場誘致も含んでおり、ドイツの企業グループが 2002 年 10 月に同地を視察する予定になっている。 風力発電を振興するに当たって、電力料金に優遇政策を欠いている点が障害になっ ていることは、同州政府でも認めている。また風力発電は他の発電コストより高く、 補助金制度がないと経済性の確保は難しいと、自らが認めている。Wobben

Windpower 社の Edwardo Leonetti マーケット支配人は、

「当社は風力マップ作成に参加したが、実際の投資に踏み切るまでには時間がかかる。 現時点では風力発電にどのような料金が支払われるか、誰も見当がつかない。風力発 電の 1MW当たりの建設コストは、80 万∼100 万ドルだ」

と語っている。

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家電力事業団のデータは示しているが、同事業団は 1999∼2002 年に火力、水力、風 力合わせて 25,836MWの建設申請に許可を与えており、この認可プロジェクトが実施 に移された場合、認可分の総発電量に占める風力発電のシェアは 18.06%に増加すると 予想している。 風力発電プロジェクトについては、事業団の認可を受けた後、環境監督官庁から動 物の生息にプロペラが影響しないかといった環境への影響について審査を受ける必要 がある。牧畜や農耕には支障はなく、風力発電と共存できると評価されている。 WobbenWindpower 社は最近、隣のサンタカタリーナ州で同州政府と共同で 15 基の 発電機により 9MWの発電を行う比較的小さな発電所を建設する計画を発表した。こ のプロジェクトには 2,500 万ドルの建設コストが予想されている。これも、風力発電 規制法の発令と、国家社会経済開発銀行(BNDES)の融資を待って着工することに なる。 情報協力:JETRO 【 【 【 【省省省省エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー】】】】

スウェーデン

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本年 6 月、スウェーデンの地域暖房システム協会(Fjärrvärmeföreningen)が作成した レポートによると、各産業の生産プロセスから無駄に廃棄されている余熱について、大 量の未利用エネルギーが未だ残されているとしており、理論的には現在の 4.8 TWh か ら倍の 9.5 TWh にその利用を拡大出来るとみている。 このレポートをまとめた趣旨は、各産業の余剰エネルギーの有効利用に関心を持っ たエネルギー企業と産業が、将来的にどの程度までその利用が望めるのかを問うたも の。これにもとづいて余熱利用でエネルギー企業と産業が共同プロジェクトを立ち上 げようとしている。 1990 年において、余熱利用の規模は 3 TWh であったが、2000 年には 4.8 TWh とい う伸びを示している。しかし、前述のように現状においても 9.5 TWh の利用可能な能 力を潜在的に保有しており、とくに年間 20 TWh 強の大量エネルギーを消費する製鉄、 製鋼産業部門で、現状より4倍近くの余熱利用が可能とみられている。 1999 年の余熱利用の状況をみてみると、製鉄、製鋼産業は 1,116 GWh となっている が、その供給能力は、4,294 GWh にまで高められるとみている。次に注目されるのは、

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GWh から 234 GWh という数字が示されている。パルプ、製紙産業は 1,433 GWh から 1,800 GWh に能力が高められるとみている。製油産業は、1,154 GWh から 1,500 GWh に能力が高められるとみている。化学産業は、676 GWh から 978 GWh に能力が高め られるとみている。 そんな中でゴム、プラスチック産業は、余熱利用の一番遅れている産業であり、2 GWh から 91 GWh に能力が高められると見られている。その他の製造業種でも 108 GWh から 490 GWh に能力が高められるとみている。一方次の業種は既に 100 %の 余熱利用が図られており、その利用規模は、鉱業が 54 GWh、木材産業が 36 GWh とな っている。 既に、成果を上げている余熱有効利用の共同プロジェクトをみてみると、シェル石油 とヨーテボリ・エネルギーの共同プロジェクトでは、地域暖房システムの三分の一に 当たる熱がシェル石油の余熱から供給されている。また、ホーフォッシュ(Hofors) 市では、地域暖房システムの 25 %に当たる熱を製鉄会社 Ovako Steel 社の余熱から 供給を受けている。ヴァールベリー(Varberg)市では、地域暖房システムの多くの部 分をヴェール−(Värö)にある工場の余熱から供給を受けており、これによって暖房料 金の 20 %の引き下げを実現した。また、ヨーテボリ市とソーデルテリエ(Södertälje) 市では、地域暖房システムの一部にビール工場の余熱から供給を受けることになって おり、ティムロ(Timrå)では、地域暖房システム網にオストランド(Östrand)にあるパル プ工場の余熱を組み込み、必要な熱の殆どの部分を供給されることになっている。 ユニークなアイデアとしては、先に述べたホーフォッシュ(Hofors)市は地域暖房シ ステムに製鉄会社 Ovako Steel 社の余熱の供給を受けているわけだが、これまでより も一番熱効率の高い余熱の利用方法として、太陽熱温水器を溶鉱炉の上に設置して溶 鉱炉の余熱を直接温水に変えようというもの。これは、ホーフォッシュ・エネルギー 社が考え出したもので、これまで色々試したものの中では、一番効果が高いことが実証 されたため実用化に踏み切ることとなった。 溶鉱炉の上1m の所では、温度が350度にも達し、暖房用の温水を得るには充分過 ぎるほどの熱を持っている。この装置の設置により Ovako Steel 社からホーフォッシ ュ市の地域暖房システムへの熱供給は、現在の年間 20,000 kWh から 30,000 kWh へ増 加すると試算している。ホーフォッシュ市では、トーシュオーケル(Torsåker)という野 外の場所に太陽熱温水器を設置しているが、実にこれの 100 倍もの熱が得られるとい う。これは、太陽光の強い季節しか稼動できない野外と違って、溶鉱炉では1年中安定 した熱が得られることに起因している。この装置をすべてのスウェーデンの製鉄産業 に導入した場合、年間 100 GWh の熱が得られると試算している。 情報協力:JETRO

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【 【 【 【省省省省エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー】】】】

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DOE は 2002 年 11 月 4 日、米国初の“ゼロ・エネルギー住宅(ZEH)”(年間ベー スで見て、その住宅で使う全エネルギーを自給できる住宅)の起工という画期的な出 来事を祝うセレモニーを行った。このゼロ・エネルギー住宅は、地元の建築業者、ジ ョン・ウェズリー・ミラー社が施工し、アリゾナ州ツーソン地区にあるこの住宅の建 築現場を、建築産業界やメディア、一般の人々に公開した。後日、全米住宅建設業協 会の研究センターが、この住宅の性能評価を行うことになっている。

ZEH の建築は、DOE が国立再生可能エネルギー研究所(NREL、コロラド州ゴール デン)を通して資金支援する国家イニシアティブの一環である。このイニシアティブ の主要目的は、ZEH の概念を住宅産業の主流に取り入れることである。このツーソン 地区の住宅は、ジョン・ウェズリー・ミラー社の“Armory Park del Sol community” の中にあり、Tucson Electric Power 社と Global Solar Energy 社との協力によって、 冷暖房費を一日平均 1 ドル以下に抑えている。起工式には、DOE の ZEH の専門家ら が参加した。ZEH は、国内の代替燃料源を増やし、多様化させることによって、信頼 性のある安価なエネルギーを家庭に供給し、環境の改善にも貢献し、これらを通じて ブッシュ政権の国家エネルギー政策を支えている。

DOE のエネルギー効率/再生可能エネルギー担当の David Garman 次官補は次のよ うに述べている。「これはアメリカの住宅の未来像である。今日、太陽エネルギー技術 は安価で実用的なものになっている。既製のエネルギー効率の良い製品と実証済みの 建築技術を組み合わせれば、競争力のある価格を保ちつつ、太陽エネルギーの利用に より、送電網からの電力消費実質ゼロの住宅が可能になる。」 D. Garman 次官補が指摘するように、ZEH は、最新技術を用いたエネルギー効率の 良い建築と、商業的に実現可能な再生可能エネルギーシステムを利用した装置との組 み合わせである。ZEH は、電力消費の削減と太陽エネルギーシステムの利用によって、 送 電 網 か ら 年間 に 受 け取 る の と 同 量の 電 力 を送 電 網 に 返 すこ と が でき る 。 Armory Park del Sol community の ZEH は、アクティブ/パッシブ・ソーラーシステムを最大 限に活用している。Tucson Electric Power 社は、住宅所有者が送電網に電力を返した 際には、家庭の電気メーターが逆回転するようにし、その差額を返金する。

このように NREL は、ZEH の概念を一戸建て新築の住宅産業に導入することを目的 として、住宅建築の 4 チームと共に取り組んでいる。

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【 【 【 【エネルギーエネルギーエネルギーエネルギー一般一般一般】一般】】 】

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メキシコでは発電用燃料として天然ガスの需要が増大している。現地のレフォルマ 紙も「もはや、ガスなしでは光を得ることができない」と題し、その必要性について 訴えている。 国 内 で の 電 力 需 要 は 上 昇 の 一 途 を 辿 り 、 2001 年から 2010 年にかけての電力需要の伸 び率は平均 6.3%と予測されている。これに 対応して、一次エネルギーもそれぞれそのキ ャ パ シ テ ィ を 上 げ て い く こ と が 要 求 さ れ る (現行のエネルギー別シェアについては表1 参照)。一次エネルギー源として最も重要な地 位を占めているのは、石油をはじめとする炭 化水素資源であるが、その中で近年とくに注 目されているのがコンバインドサイクル型発 電に用いられる天然ガスである。 世界第7位の産油国であり、当然に豊富な炭化水素資源を保有するメキシコである が、炭化水素資源はすべて国家の主権の及ぶ範疇とされており、その開発は、一義的 には国営企業であるメキシコ石油公社(PEMEX)に委ねられることとなる。ところが この開発を一義的に執行する権利のある PEMEX では、開発資金の逼迫からその責務 遂行が困難とみられている。たとえば、PEMEX は 1945 年から 57 年間にわたって、 4,305 本のガス井戸のボーリングを行ったが、カナダは同国内において、2001 年だけ で 600 の民間企業が約1万本ものガス井戸のボーリングを行っている。彼我の開発資 金の差は明らかであろう。 一方で、国内での電力需要を賄う必要上、天然ガスの輸入は記録的な伸びを見せて おり、その輸入先は、主として北米(米国、カナダ)となっている。とくに 2001 年の 米国からの輸入は、平均して 5 億 3,900 万立方フィート/日となっている。ちなみに、 PEMEX の国内生産量は同時期では 45 億 1,500 万立方フィート/日である。単純に計 算すれば、国内需要の 10%程度を米国からの輸入に頼っていることになるが、専門家 の意見では、この米国からの輸入の確保にはイエローシグナルがともっているとのこ とである。つまり、米国が景気後退の影響をうけて米国内での天然ガスの需要が低下 し、市場価格も下がり始めたので、開発そのものがそのあおりで減退しているといわ れている。 メキシコ下院のエネルギー委員会長であるフアン・カミリオ・モウリーニョ氏はレ フォルマ紙のインタビューに対し、「今後想定される天然ガスの枯渇という危機を乗り 切るためには、これらが国有財産であることを常に配慮しつつ、民間企業の参入が強 化されなければならない」と答えている。 メキシコ政府は昨年末、天然ガスの開発に関してマルチプル・サービス・コントラ クト形式(一種の請負開発)による外資の導入を開始したところである。 電力需要の増加に比例した天然ガス開発への圧力は、今後ますます高まっていくことが 予想される。 情報協力:JETRO 表 1.メキシコの発電エネルギー構成 発電エネルギー シェア 炭化水素 68.87 % 水力 14.27 % 石炭火力 9.52 % 原子力 4.48 % 地熱 2.86 % 風力 0.003% 100.00 〔出典〕メキシコ電力庁

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【 【 【 【環環環環 境境境境】】】 】

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イタリアは 1997 年、京都議定書において CO2放出を 2008∼2012 年までに 1990 年 比で 6.5%削減 (9,300 万トンの CO2に相当)させることを決定している。 アルテーロ・マッティオーリ環境相は、京都議定書決定を尊重するために、6カ月 にわたる関係省との研究会や、経団連や関係協会との会合を経て京都議定書実施計画 暫定措置案としてまとめ、10 月 8 日、CIPE(経済計画閣僚会議)に提出した。 同案は、10 年間に 138 億∼190 億ユーロ(約 1 兆 7,250 億∼2 兆 3,750 億円) の民間 投資を予定している一方、課税措置は既に採られているために新規の課税措置は採ら ないことが明記されている。しかし温室効果ガス削減目標達成のために、ガソリン課 税が1リットルにつき1セントユーロ(約1円3銭)増税されることが記されている。 更に、温室効果ガス削減、エネルギー効率改善、新エネルギー利用促進のための資金 獲得を強化するため、カーボンタックスから得られる補助金を、現在の年 3%から 2004 年には 10%に増額されることが予想されている。 同案には、更に CO2削減のために、エネルギー部門の改善(5,000 万トンの CO2排 出削減)、植林(1,020 万トンの CO2の吸収)、新エネルギー生産拡大、自動車の改善、 水素開発、軽油におけるバイオディーゼル5%の混合利用等も含んでいる。また地方 自治体との合意のもとに実施されるスモッグ対策、交通対策等(投資予測額:6億1 千万ユーロ=約 762 億5千万円)、州における鉄道網設置促進等(投資予測額:3,000 万ユーロ=約 37 億 5,000 万円)も提案している。更に同案は、目標達成状況を確認す るための目標達成期日を明確にしている。 なお、“第 8 回京都議定書適用のための国連世界気候変動会議(COP8)”が、2002 年 11 月1日インド、ニューデリーで開会されたが、次回の COP9 は 2003 年 12 月1 日∼12 日イタリア、ミラノ国際見本市会場で開催されることが決定された。今回のニ ューデリーの会議は、化石燃料利用削減に反対しているアメリカ、サウジアラビア、 オーストラリアの京都議定書廃案の試みや、インドを筆頭とする発展途上国の温室効 果ガス排出削減義務は回避出来るとの思惑等もあって、同会議は結果的に誰も何もし ないという妥協文書の作成に留まり、問題はすべて次回会議に持ち越されることにな った。 ミラノで行われる COP9 は、京都議定書を実際に適用させる非常に重要な会議にな ると見られている。カナダの首相 Jean Cretien は、本年末までに京都議定書を批准す ると約束しており、またロシアも来年夏までには批准するであろうと見られている。 カナダとロシアの批准によって京都議定書批准国は 55%に達し、1997 年 12 月京都で 開始された温室効果ガス削減計画はようやく計画実施段階に入ることになり、ミラノ の COP9 は全世界に温室効果ガス削減を義務付ける重要な会議となる。 ニューデリーにおいてミラノが次回の国連世界気候変動会議開催国に選ばれた理由 は、今までイタリア政府が環境問題について国際間の仲介的役割を演じてきたことが 評価されたこと、また来年イタリアがEUの議長国になることもあってEU諸国の代 表者達の支持を得た結果であったとみられている。 情報協力:JETRO

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【 【 【 【環環環環 境境境境】】】 】

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ニューヨーク大学の Martin Hoffert 教授が率いる物理学チームが、世界のエネルギ ー需要を満たしつつ地球の気候を安定させる方法を評価するために、CO2 排出ゼロの エネルギー源に関する、おそらく初の包括的な研究を行った。11 月 1 日発行のサイエ ンス誌に発表されたこの研究によると、化石燃料に取って代わって需要を満たせるエ ネルギー源、もしくはエネルギー源の組み合わせは現在のところ存在しない。この研 究では、化石燃料の利用によって引き起こされる地球温暖化や、地域的な気候変動の 進行を効果的に減速させるために、充実した研究および技術開発への取り組みが必要 であると結論付けている。 この研究では、迅速かつ積極的なエネルギーの研究開発が必要であるとしているが、 これは国内の石油探索に焦点を当てているブッシュ政権のエネルギー計画や、現存技 術 を 用 い て 人 為 的 原 因 に よ る 気 候 変 動 を 抑 え る こ と が で き る と す る 最 近 の 国 連 の IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によるレポート“Mitigation”とは異なって いる。 ニューヨーク大学の生物学の Tyler Volk 助教授をも含むこの研究チームは、次に列 挙する代替エネルギー源に焦点を当てている。すなわち、地球で得られる太陽エネル ギー、風力、太陽エネルギーを利用した衛星、バイオマス、核分裂、核融合、核分裂 ‐核融合ハイブリッド、除去または“隔離”された炭素に基づく化石燃料である。科 学者らは、10 テラワットと見積もられる現在の世界のエネルギー消費量を賄うために 必要な、炭素排出ゼロのエネルギーの大量供給の可能性や、30 テラワットと見積もら れる将来のエネルギー消費量を賄う能力、また大規模な商業化の将来性について、さ まざまな技術を評価した。このチームはまた、エネルギー保存や、効率性向上、水素 製造・貯蔵・輸送、世界規模の超電導送電網、地球工学などのように、気候の安定化 に寄与し、地球温暖化を減速させ得るような補助的な電力技術の分野も調査した。 化石燃料の燃焼によって排出される CO2は、地球から宇宙へ放出されるはずのエネ ルギーを捕捉する大気の“温室効果”を高め、地球温暖化を引き起こす。人口増加や 工業化が原因で、大気中の CO2は前世紀中に 275ppm から 370ppm に増加し、また今 世紀中には 550ppm を超えると予測されている。世界のエネルギーの 85%が CO2を 排出する化石燃料から得られることを考慮し、気候モデルとデータは、地球の気温が 次世紀中に 1.5℃∼4.5℃(3°F∼8°F)上昇すると示しており、これは最後の氷河期 の地球寒冷化の兆候と方向は正反対であるが、変化の幅は同程度である。 Hoffert 教授は、「我々の研究によって明らかになったことは、現在消費している電 力量の 3 倍の量を生産できる代替燃料源を開発するための積極的で地球規模の計画を 導入すれば、科学の革新によって、前記の変化の方向を逆にすることだけはできると いうことである。現在のところこのような技術は、利用可能な段階のものであれ試験 計画であれ、全く存在しない」と語った。

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Hoffert 教授のチームの研究では、各代替電力源の利点と限界を明確にしている。例 えば、燃焼機関を燃料電池エンジンに置き換えると、CO2 を排出する自動車を減らす ことができそうであるが、この研究によれば、付随的に水素の製造を伴う現行の燃料 電池プロセスでは、実際は、燃焼機関によるよりも多くの CO2が排出されることを証 明している。燃料として太陽だけを必要とする光起電力エネルギーつまり“ソーラー” エネルギーを利用する場合、世界の現在の電力需要を賄うためには、サハラ砂漠全域 ほどの面積のアレイが必要となり、またこの電力を遠方まで送電するためのインフラ は十分ではない。宇宙太陽発電は、この研究によれば、地球の自転や曇った大気の影 響を受けないため、より効率的にエネルギーを利用できるが、それでさえ、世界の現 在の電力需要を賄うためには、マンハッタンほどの面積のアレイを備えた発電装置 660 基が必要になる。 Hoffert 教授はまた、「世界経済が成長するにつれて、必要なものと、痛みを伴わず に得られるものとの格差は一層深刻になっている。それゆえに、政治的意志や的を絞 った研究開発、国際的な協力が今必要とされている」と語った。 (出典: http://earthobservatory.nasa.gov/Newsroom/MediaAlerts/2002/2002103110877.html) お お お お詫詫詫びと詫びとびとびと訂正訂正訂正訂正 本紙 897 号に以下のような誤りがありました。お詫びして訂正致します。 〔訂正の対象文章〕 ・ 表題「モスクワ市が自動車用代替燃料普及を促進」p.15―16 ・ 表題「モスクワ市がジメチルエステルの導入図る」p.17 〔訂正する文言〕 ジメチルエステル(誤)→ ジメチルエーテル(正) 〔謝辞〕 多数の方からご指摘を頂きました。まことに有難うございました。 なお若干弁明させて頂きますと、この誤りは ① 原典(ロシア語)を取り寄せて明らかになったことですが、ロシア語では「エス テル」も「エーテル」も同じ単語「ЭФир」が用いられること ② これを英訳するときに「エステル」が採択されたこと ③ 私共は英訳文のみを見て日本語に訳したこと の結果でした。 今回、「エステル」と「エーテル」のいずれに訳すべきかについては、情報協力者 である JETRO の現地事務所が記事中の製造業者 Eurochem に確認し、「エーテル」

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【 【 【 【産業技術産業技術産業技術産業技術】】】】ライフサイエンス

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(米国、2002/12/09)

アメリカで「デザイナーベービー」に関する初の詳細な調査が実施され、人間の生 殖操作が可能な、急速に前進し続ける科学の力に対して米国民は「希望」と「恐怖」 の二面的感情を持っていることが明らかにされた。この新しい調査は、Pew Charitable Trusts によって、資金提供が行われ、ジョンズ・ホプキンス医科大学による取り組み が遺伝子公共政策センターにて行われた。 「生殖型クローニング」「遺伝子テスト」「遺伝子組み換え」「政府の規制」に関して 1211 人に対してその知識や態度が調査され回答が求められた。 調査 調査 調査 調査のののの主要部分主要部分主要部分主要部分 ・回答者の 76%がヒトクローニング研究に反対、ヒトクローニング研究を支援するの は、男性:女性、26%:11%で、男性が女性の 2 倍以上の支持率を保持している。 ・回答者の 22%は、人間においてもすでにクローン化が始まっていると考え、若者の 31%がクローン化は行われていると考えている。 ・クローン技術の中で健康に関連するものと、関連しないものとの明確な区別をして いるが、2/3 の回答者が生殖遺伝子検査の使用を深刻な遺伝子病から赤ん坊を救援でき る点を認めている。しかし 70%以上の回答者は知力や体力など人間の特徴を識別、選 択する目的で遺伝子工学を使用することは認めていない。 ・全体的に男性は女性のほぼ2倍にて生殖遺伝子技術を高く指示している(男性:女 性、25%:12%) ・回答者のほとんどが、政府による生殖型遺伝子技術への安全性や質に関する規制は 必要であると考え、ヒトクローニングは制御されるべきであると考えている。とりわ け、共和党、民主党支持者、無所属の人の間では、こう言った科学技術への政府の規 制をより支援している。 ・54%は、主に健康と安全の点から、33%が宗教的なまたは道徳上の観点からこの技 術を眺めている。調査の内容の中で、生殖遺伝子技術の賛否を分ける意見は、生殖遺 伝子工学技術への観点に強烈な相関関係を持つ。宗教や道徳に関連してこれらの科学

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