浦安市新庁舎建設基本計画
浦
安
市
はじめに
市庁舎の建設につきましては、平成 18 年 7 月に「新庁舎建設基本構想」を策定し、
その後、学識経験者等による「浦安市新庁舎建設アドバイザー会議」を設置してアド
バイスを頂き、また「新庁舎建設市民ワークショップ」を開催し、市民の方々からご
意見を頂き、検討を進めてきました。
それらを踏まえて「新庁舎建設基本計画(案)」を策定し、パブリックコメントを実
施し、今回そのパブリックコメントの結果を踏まえ「新庁舎建設基本計画」を策定し
ました。
平成18年の国の地震調査研究推進本部の発表では、南関東直下型地震マグニチュ
ード7程度の発生の確率は、今後10年以内に30パーセントと異常に高い確率を予
測しています。
大地震は必ず起こるとの考えに立ち、総合的な防災拠点として、災害救急・復旧・
復興活動の要としての庁舎整備は先送りできない重要な課題であると考えています。
「新庁舎建設基本計画」の策定に当たって、専門的なアドバイスを頂いた「浦安市
新庁舎建設アドバイザー会議」の委員の皆様、「新庁舎建設市民ワークショップ」に参
加いただきご意見を頂いた皆様、また「パブリックコメント」にてご意見を頂いた多
くの市民の皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。
市議会におきましても、「新庁舎建設事業に関する特別委員会」が平成19年12月
に設置され、新庁舎に関する様々な検討・協議が開始されました。
今後につきましても、皆様のご協力を得ながら新庁舎建設事業を進めてまいります
ので、よろしくお願いいたします。
平成20年4月
《
目次
》
1.現状の問題点と新庁舎の必要性 1
2.新庁舎の建設基本計画の位置付け 5
3.シビックセンターコア地区の考え方
6
4.新庁舎の施設整備の考え方
8
5.新庁舎建設における配慮事項
21
1.現状の問題点と新庁舎の必要性
(1)新庁舎建設基本計画策定までの経緯
現在の本庁舎は、昭和 49 年に将来人口を 16 万 5 千人と想定して、そのうち、まず 8 万人に
対応した規模の第一期整備として建設したものです。その後、昭和 50 年代中ごろからの急激な
人口の増加による行政需要に対応するために、暫定的な措置としてプレハブ造の第二庁舎を昭
和 61 年に設置し、さらに昭和 63 年に第二庁舎の増築を行いました。また、平成 16 年にもプレ
ハブ造の第三庁舎を設置し、応急的な対応を行っています。
一方、今の本庁舎が第一期整備としての施設であることから、本格的な庁舎の増築について、
昭和 63 年に「庁舎増築検討委員会」を設置して検討を行い、その結果として平成 2 年に“ 新し
い庁舎の建設が望ましい” との考え方を取りまとめました。そこで、「庁舎建設準備委員会」を
設置して新庁舎建設に向けた具体的な調査検討を進め、平成 9 年に「新庁舎建設基本構想( 案) 」
を策定しましたが、当時はバブル経済の崩壊の影響を受けて社会経済状況が不透明な時期であ
り、この「新庁舎建設基本構想( 案) 」を凍結した経緯があります。
しかし、今日の庁舎を見ると、老朽化が進み、第二庁舎は当初計画していた供用年数を超え
ており、バリアフリーの対応もできない状況です。また、分散していることや狭いことから、
市民の皆様への十分なサービスができない状況にあります。
そこで、平成 13 年の「浦安市基本計画」の策定を契機に、庁舎問題についての検討を再スタ
ートしました。そして、平成 17 年度には、学識経験者、市内関係団体、公募市民による「浦安
市新庁舎建設市民懇話会」を設置し、庁舎のあり方について検討し、その結果が「浦安市新庁
舎建設に関する提言書」として取りまとめられ、市に提出されました。
これを踏まえて「新庁舎建設基本構想(案)」を策定し、パブリックコメントなどで市民の皆
様からご意見を伺い、平成 18 年 7 月に「新庁舎建設基本構想」を策定しました。
今回の「新庁舎建設基本計画(案)」策定にあたっては、平成 18 年 10 月から学識経験者等に
よる「浦安市新庁舎建設アドバイザー会議」を設置してアドバイスを頂き、また「新庁舎建設
市民ワークショップ」を開催し、市民の方々からご意見を頂き、検討を進めてきました。その
結果を踏まえて「新庁舎建設基本計画(案)」を策定し、平成 19 年 11 月 1 日から 21 日までパ
ブリックコメントを実施しました。
今回パブリックコメントの結果を踏まえ「新庁舎建設基本計画」を策定しました。
今後も皆様のご意見を伺いながら事業を進めていきます。
◆ 新庁舎建設基本計画策定の取り組み
浦安市新庁舎建設アドバイザー会議
新 庁 舎 建 設 市 民 ワ ー ク シ ョ ッ プ 浦 安 市 新 庁 舎 建 設 検 討 委 員 会
浦 安 市 新 庁
舎 建 設 基 本
計画(案)
パ
ブ
リ
ッ
ク
コ
メ
ン
ト
浦 安 市 新 庁
舎 建 設 基 本
計画 浦 安 市 新 庁 舎
建 設 基 本 構 想
◆ 新庁舎建設基本計画策定までの経緯
年度 検討事項等
昭和 4 9 年 本庁舎及び議会棟の建設
昭和 5 7 年 「浦安市庁舎増築基金条例」を制定し、基金積み立てを開始 昭和 6 1 年 第二庁舎(プレハブ棟)の暫定設置
第二庁舎(プレハブ棟)の増築 昭和 6 3 年
庁内に「庁舎増築検討委員会」の設置(平成 2 年まで) 総務部に「庁舎等建設準備課」の設置(平成 1 0 年まで) 平成 2 年
庁内に「庁舎建設準備委員会」の設置(平成 1 0 年まで)
平成 7 年 本庁舎6階に設置してあった電算室がコンピュータの増設などにより、荷重に耐えら れなくなったことから集合事務所に移動
本庁舎に耐震改修工事を行い、構造耐震指標(Is 値)を 0 .7 3 に引き上げる。 (防災拠点として望ましい Is 値 0 .9 は得られていない)
平成 8 年
阪神淡路大震災の教訓から、防災行政無線等の防災機器を備えた災害対策本部室を設 置するため、防災課を集合事務所に移動
平成 9 年 庁舎建設準備委員会による新庁舎建設基本構想(案)の策定 平成 1 0 年 社会経済状況等により新庁舎建設基本構想(案)を凍結 平成 1 3 年
浦安市基本計画の策定
⇒庁舎の建設については、長期的な視野で検討を行い、「施設の狭隘化や老朽化など が問題となっている市役所庁舎と議会棟は、シビックセンターコア地区の中核施設と して建設を進めていく」との方向付けを行った。
平成 1 4 年 ∼平成 1 5 年
庁舎等の建設に関する基礎的資料収集と調査検討 本庁舎前に第三庁舎(プレハブ棟)の暫定設置 庁内に検討委員会を設置し庁舎のあり方について検討 平成 1 6 年
広報うらやす・特集号「庁舎建設①」の発行、市民からの意見募集
庁内に「浦安市新庁舎建設検討委員会」を設置、経営企画部企画政策課内に「庁舎建 設準備室」を設置
平成 1 7 年
学識経験者、市内関係団体、公募市民による「浦安市新庁舎建設市民懇話会」の設置 ⇒同懇話会より「浦安市新庁舎建設に関する提言書」の提出
浦安市新庁舎建設検討委員会による「浦安市新庁舎建設基本構想(案)」の策定 「浦安市新庁舎建設基本構想(案)」について、「浦安市市民参加推進条例」に基づく 意見募集(パブリックコメント)を行い、「浦安市新庁舎建設基本構想」を策定 学識経験者等による「浦安市新庁舎建設アドバイザー会議」を設置して検討 新庁舎建設市民ワークショップを開催し市民意見を聴取
平成 1 8 年
「庁舎増築基金」を「庁舎建設基金」に改正 総務部に庁舎建設課を設置
「浦安市新庁舎建設アドバイザー会議」や「新庁舎建設市民ワークショップ」での意 見を踏まえて、浦安市新庁舎建設検討委員会による「浦安市新庁舎建設基本計画(案)」 の策定
「浦安市新庁舎建設基本計画(案)」について、「浦安市市民参加推進条例」に基づく 意見募集(パブリックコメント)の実施
平成 1 9 年
(2)現状の問題点
現在の本庁舎は建設当初から増築を前提としたものであり、その後、施設の狭あい化に対処するた
めに第二庁舎や第三庁舎を暫定的な施設として整備してきました。そのために、次のような問題を「浦
安市新庁舎建設基本構想」で指摘しました。
①分散し不便で効率が悪い
現在の本庁舎や議会棟は昭和 49 年に建設したものですが、その後の行政需要の増加による狭あい化
に対応するために、第二庁舎や第三庁舎を暫定の施設(プレハブ)として整備し、健康センターや集
合事務所、文化会館にも行政施設の一部を配置してきました。その結果、市民利用の多い窓口が分散
し、利用しにくく、事務処理の面でも非効率となっています。
②老朽化が進み安全性や維持管理に問題がある
本庁舎は、施設も老朽化し、耐震性にも不安があるため、平成8年に耐震補強工事を実施していま
すが、その後も壁の亀裂や床のたわみなどが進行している状況です。
③バリアフリーの対応ができていない
市役所は多くの市民が訪れる公共施設ですが、古い基準で建設された本庁舎や暫定的な施設である
第二庁舎は、ハートビル法(高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関
する法律)や、千葉県福祉のまちづくり条例で定められているバリアフリーの基準に対応できていま
せん。
④災害対策本部が設置できない
本来、庁舎は、大地震等の災害時に、救援・救助活動や復旧活動を迅速に行うための防災拠点として
の機能を持たなければなりません。しかし、現在の本庁舎は防災拠点としての必要な耐震性能が確保
されていないため、本来、庁舎に置かれるべき災害対策本部を庁舎に置くことができません。現状で
は、集合事務所の一室に災害対策本部の機能が置かれることになり、大地震等の災害時に十分機能す
るか不安があります。
⑤浦安公園の整備ができない
現在、第二庁舎や総合駐車場のある場所は、都市計画決定されている浦安公園をつくる予定の場所
です。この地区には大きな公園がなく、市民が集い憩う場所となる浦安公園は必要ですが、暫定的な
施設である第二庁舎や総合駐車場があるため、その整備ができていません。
⑥シビックセンターコア地区の一体感が十分でない
庁舎・文化会館・健康センター・中央図書館などの立地する地区は、シビックセンターコア地区と
して、公共施設を集約して整備してきましたが、現在、中央を道路が分断しており、シビックセンタ
(3)新庁舎の必要性
(「浦安市新庁舎建設基本構想」より)現在の庁舎やシビックセンターコア地区には前述のように多くの問題点があります。このような問
題点を解消していくためには、部分的な改修や暫定的な施設では十分な対応ができないことから、新
庁舎の建設により次のような対応を図る必要があります。
①効率化への対応
市民利用の多い部署はできるだけ便利な場所に集約していることが望ましいのですが、今の本庁舎
にはその余裕がありません。便利に利用できる効率的な庁舎とするためには、新たな庁舎が必要です。
②老朽化への対応
プレハブ施設である第二庁舎は当初計画していた供用年数を過ぎた施設であり、これに代わる新た
な庁舎が必要になります。また、本庁舎も設備の老朽化、今後さらに需要が増してくる情報システム
への対応、壁の亀裂や床のたわみなどを解消するためには、抜本的な対応が必要です。
③バリアフリーの対応
今の本庁舎を国や県の定めるバリアフリーの基準を満たすようにするためには、エレベーターやト
イレや階段など、大規模な改修が必要になります。また、浦安公園予定地にある第二庁舎では、基準
に合うようなバリアフリーの対応は極めて困難な状況です。施設面でのバリアフリー化に対応するた
めには新たな庁舎が必要です。
④防災拠点としての庁舎
阪神淡路大震災や新潟中越地震のような大災害が起きたときに、救援活動や復旧活動の拠点として
の役割を担っていくためには、災害対策本部の設置できる新たな庁舎が必要です。
⑤浦安公園の整備
市民が集い憩う場所となり災害時の防災機能を持つ浦安公園を整備するためには、今の第二庁舎や
2.新庁舎建設基本計画の位置付け
浦安市新庁舎建設基本構想では、《「親しみ」を感じる庁舎、「やさしさ」を象徴する庁舎、「防
災」の拠点となる庁舎》を新庁舎建設の理念とし、「新庁舎建設の基本方針」や「新庁舎に導入
する機能」を設定しています。これらを踏まえて、浦安市新庁舎建設基本計画では、具体的な
施設計画に反映していく主要な事項についての考え方を示していきます。
◆ 参考:基本構想での「理念・方針・導入機能」の概要
新庁舎建設の理念
・「親しみ」を感じる庁舎
・「やさしさ」を象徴する庁舎
・「防災」の拠点となる庁舎
新 庁 舎 建 設 の 基 本
方針
① 使いやすく便利な庁舎
② 地球環境に配慮した庁舎
③ 災害に備えた防災拠点となる庁舎
④ 分かりやすい案内や相談窓口の充実した庁舎
⑤ 経費を削減し経済的な庁舎
⑥ IT技術の活用と人の対応を兼ね備えた庁舎
⑦ ユニバーサルデザインをめざした庁舎
⑧ 市民協働の拠点となる庁舎
⑨ 効率的な行政経営の場としての庁舎
⑩ 浦安公園を中心とするシビックセンターコア地区の形成
新 庁 舎 に 導 入 す る
機能
① 市民のニーズに応える便利でわかりやすい庁舎機能(案内/窓口/相談)
② 災害に備える防災拠点機能(災害対策本部機能/高水準の耐震性能)
③ 市民協働のまちづくりの拠点機能(交流・相談・情報交換の場/情報センタ
ー機能/市民の交流空間やイベント空間)
④ 市民に開かれた議会施設(活発な議会活動のできる施設、傍聴施設/市民交
流のできる議場)
⑤ 効率的で働きやすい行政機能(執務機能/会議・打ち合わせ機能/福利厚生
施設/セキュリティ機能)
⑥ 利用者の需要に対応した駐車場及び駐輪場(駐車場/駐輪場)
● 基本構想
新庁舎建設の理念
新庁舎建設の基本方針
新庁舎に導入する機能
● 基本計画
シビックセンターコア地区の考え方
新庁舎の施設整備の考え方
新庁舎建設における配慮事項
3.シビックセンターコア地区の考え方
(1)シビックセンターコア地区における庁舎の位置付け
魅力と活力ある都市空間を実現し、バランスの取れた都市構造を形成するため、浦安・新浦
安・舞浜の3駅を中心とした都市拠点やシビックセンター地区、海辺の交歓拠点などについて、
それぞれの拠点性に沿った機能の整備や充実を図るとともに、拠点間を連携する交通体系の充
実に努めています。
シビックセンター地区では、市役所周辺を「シビックセンターコア地区」として位置付け、
市役所をはじめとして、文化会館、中央図書館、健康センター、郷土博物館、集合事務所など
を整備してきました。また、商工会議所、消防本部については再整備を行いました。
さらに、現在は第二庁舎や総合駐車場として利用している区域は、浦安公園として整備して
いきます。
新庁舎は、このような行政、文化、福祉、交流等の機能が集積するシビックセンターコア地
区での様々な活動を有機的に結び付けていくものとして整備していきます。
◆ 浦安市の拠点の位置付け
※ 浦安市総合計画より
浦安駅 周辺地区
シビック センター地区
新浦安駅 周辺地区
舞浜駅 周辺地区
海辺の交歓拠点 元町地区
中町地区
新町地区
工業ゾーン
(2)シビックセンターコア地区の整備の考え方
シビックセンターコア地区には、老朽化しつつある公共施設が多くあり、地区全体での再整
備を進めていく必要があります。すでに、消防本部・商工会議所の建替えが行われました。今
後、新庁舎の整備と共に、次のような再整備を行い、行政、福祉、文化、防災、交流の拠点と
なるシビックセンターコア地区を形成していきます。
新庁舎は、基本構想で位置づけたように、現在の本庁舎と隣接する敷地内に仮庁舎を建設する
ことなく整備していきます。
老人福祉センター(Uセンター)は、東野地区に機能拡充を図り再整備していきます。
元町地区には大きな公園がないため、浦安公園は市民が集い憩う場所になります。また、災害
時に防災機能を持つ公園として整備していきます。
4.新庁舎の施設整備の考え方
(1)便利でわかりやすい庁舎
庁舎を訪れる人の目的に応じて、便利で分かりやすい施設配置や空間構成を行います。
入り口の近くに総合案内窓口を配置し、適切な案内を行うとともに、案内表示などを分かりや
すく見やすい表示とします。特に障がい者や高齢者・外国人の方などに分かりやすく便利な案内
や、安心して相談できる環境を整えます。
各種の申請・届出・証明書の発行など、市民利用の多いものについては、できるだけ集約して
低層階に配置し、便利に手続きができる仕組みを検討していきます。
市民利用の多い窓口では、相談室、相談ブース等を配置し、必要に応じて担当課職員が対応で
きるような体制を整えます。
◆ 参考:案内のシステムの考え方
(※ )市民の相談、申請、手続きで関連の深い窓口を、できるだけ集約・近接配置を行う 来庁
総合案内窓口
来 庁者 の 目 的に 応 じて窓口の紹介
必 要に 応 じ て、 担 当 窓 口 へ の 案 内 や 、担 当 課 の呼 び 出し
便 利 な 場 所 に 駐 車 場 を配置
駐 車 場 か ら の バ リ ア フリーの動線
便 利 な 位 置 に お さ ん ぽバスの停留所
担当窓口(※ ) ・相談対応
・申請や手続きの効率 的なシステム 必 要 に 応 じ て
人による案内
相 談 室 や 相 談 ブ ー ス での対応
必 要 に 応 じ て 担 当 課 職 員 の 派遣
担当課で対応
情 報 公 開 コ ー ナ ー で 各種の公開情報収集 直接窓口へ
(2)ユニバーサルデザインの庁舎
誰もが利用しやすいユニバーサルデザインの視点にたった庁舎とします。
点字誘導、点字プレート、分かりやすい表示、外国人に配慮した多言語表示など、見や
すく分かりやすい案内表示を行います。
⇒音声誘導装置、フラッシュ誘導、情報表示ディスプレイ、などの検討
⇒総合案内窓口からは、人による案内を基本としていく
乳幼児を連れた人が安心して来庁できるように、授乳室を配置します。また、市民が参
加する会議等で乳幼児の一時預かりに対応できるスペースを確保します。
各階に車椅子・オストメイト対応の「だれでもトイレ」(多機能トイレ)を設けます。
◆ 参考:新庁舎でのユニバーサルデザインに基づく施設整備の考え方
公
平
誰もが同じように施設や設備を利用できる
高齢者や障がい者、子供、外国人などの多様なニーズを視野に入れている
基本的に誰もが同じ動線で利用できる経路となっている(特別な経路を設定して
いない)
誰もが差別感や疎外感を感じることなく、利用できるようになっている
いくつかの利用手段、使用手段があり、利用者が選択できるようになっている
簡
単
利用者の知識や能力、状況に関係なく、容易に施設や設備を利用できる
人の自然な動きに配慮し、分かりやすい配置や経路となっている
施設や設備の利用方法が、簡単でわかりやすいようになっている
情報が、必要な場所で適切な方法により入手できる
情報が、重要な順にわかりやすく提供されている
安
全
特別な注意を払わなくても、危険なく施設や設備を利用できる
誰にとっても、危険なものや場所がないように配慮されている
設備、器具等が安全に操作、利用できるようにつくられている
うっかりミス等があっても、危険がないように配慮されている
機
能
使い勝手よく施設や設備を利用できる
どのような体格や身体機能の人にも、利用しやすいスペースや大きさとなってい
る
押しボタン等の操作系設備の配置は、自然な姿勢や動作で利用できるように配慮
されている
設備、器具等が少ない力や自然な動作で利用できるように配慮されている
快
適
気持ちよく施設や設備を利用できる
誰にでも快適さや心地よさが感じられるよう、素材や色使い等が配慮されている
施設全体や周囲との調和に配慮した魅力あるデザインとなっている
(3)防災拠点となる庁舎
災害時には庁舎内に災害対策本部を設置し、災害情報の迅速な収集把握、救援活動や復旧
活動の的確な指令、関係機関との連絡調整などが行える防災拠点機能を持つ新庁舎とします。
大規模な地震にも対応できるように、新庁舎の耐震安全性は「官庁施設の総合耐震設計基
準(旧)建設大臣官房官庁営繕部監修」に基づき、構造体の耐震安全性:Ⅰ類、非構造部材
の耐震安全性:A類、設備の耐震安全性:甲類とします。
(注:庁舎や拠点的な病院などがこの対象であり、「大地震後、構造体の補修をすることなく建
築物を使用できることを目標とし、人命の安全確保に加えて十分な機能確保が図られる水
準」)
大規模な水害や高潮などに対応できるよう、地下施設や設備系統の十分な防水性能を確保
します。
災害対策本部として必要な防災情報システムや情報通信設備を整備します。防災情報システム
や情報通信設備は、市内の防災拠点や消防本部等との連携を図ることのできるものとします。
建物自体の耐震性能に加えて、自家発電システムや貯水槽の設置などでライフラインの維
持を図ります。また、新庁舎建設後に防災機能を持つ公園として浦安公園を整備し、新庁舎
と連携した防災拠点としていきます。
災害対策本部は低層部に配置し、通常は講習、会議等に利用できるものとします。
市内の防災備蓄倉庫等と連携しつつ、新庁舎内にも職員が宿泊して災害対策活動を行うの
に必要な物品等を備蓄します。
【参考:新庁舎での災害対策本部の考え方】模擬訓練の状況等を参考に今後つめる。
災害対策本部は、災害時に被災状況の情報収集と、救援、復旧活動のために関連機関や関
連部署への情報伝達、指令を迅速に行う。
施設としては、大会議室にモニター設備を設置することで、災害対策本部として位置づけ
ることができる。災害対策本部として位置づける大会議室に隣接して、防災情報室を配置す
る。
庁 内 の 関 係 部 署 に よ る 災 害 対 策 本 部の設置
災害対策本部 ・大会議室
⇒市内被災状 況を確 認できるモニター ・防災情報室
⇒市内各地と の防災 ネットワーク ⇒災害対策室 モニタ
ーのコントロール
警察、消防 、病院等 の関連 機関とのネットワーク 市内各所の 防災拠点 とのネ ットワーク
国、県等とのネットワーク 広報マスコミ対応
(4)市民協働の拠点となる庁舎
市民交流プラザ(展示、情報コーナー等のスペース)を配置します。また休憩スペース
やギャラリー、飲食、喫茶等のスペースを配置します。
情報公開機能を強化し、情報センターを拡充します。
市民活動センターを配置し、市民団体等が利用できるスペースの確保(低層部に「( 仮)
協働会議室」などの配置)を図ります。
文化会館前や浦安公園と連携して利用できる、市民が集い憩う場となる広場を配置しま
す。
市民交流プラザやギャラリーは、文化会館・郷土博物館・中央図書館・集合事務所など
の催し物と連携して、多くの市民に親しまれる利用を図ります。
◆ 新庁舎での市民活動イメージ
・新庁舎の中での人のメイン動線に沿って、市民活動の情報提供コーナーを設置します。
・新庁舎内には市民活動センターを設置し、(仮)協働会議室を利用した様々な活動をサポートしま
す。
・市との協働により各種の会議の企画等に市民が参画しやすい環境を整えます。
・低層階のホールを利用して、様々な展示や発表による市民の交流を行います。
◆ シビックセンターコア地区の施設等と新庁舎の連携イメージ
・低層階のホールに展示スペースを配置して、次のような利用が考えられます。
例えば、シビックセンターコア地区内の施設での催し物の紹介やデモンストレーション
⇒文化会館で音楽などの発表会を開催するときに、昼時に発表会のお知らせミニコンサート
⇒郷土博物館で企画展などを開催するときに、事前に展示の一部を紹介するミニ展示会 人の動線沿いで市民活動の情報提供コーナー
ギャラリーでの市民
作品の展示(小グル
ープ展)
ミニコンサート
屋 外 広 場 な ど の
オープンカフェ 喫 茶 コ ー
ナー
(仮)協働会議室
情報公開室
市 政 情 報 セ
ンター 市民活動センター
市 民 参 加 に よ る 各 種 の 会
(5)新庁舎の長寿命化の考え方
新庁舎の長寿命化は、「構造体の耐用性」と将来の行政需要の変化に対応可能な「施設
の余裕や柔軟性」の 2 つの面から実現していきます。
行政需要の変化や設備の更新に柔軟に対応できるように、施設配置のゆとり、適切な
階高、積載荷重の設定、フレキシブルな施設配置などを行い、長期使用に耐える庁舎と
します。
大規模な修繕工事が最小限となるように、建築・設備の更新や修繕が容易な庁舎とし、
ライフサイクルコスト(建物の維持管理に要する長期間にわたる費用)を低減します。
将来の情報通信技術に柔軟に対応できる庁舎とします。(予備配管配線の対応、IT技
術の急速な変化に対応できるフレキシブルなアクセス確保など)
◆ 参考:新庁舎の長寿命化の考え方
◆ 参考:日本建築学会編:J ASS5による構造体の総合的耐久性の水準
水準 内容
一般 大規模補修不要予定期間としておよそ 30 年、供用限界期間としておよそ 65 年
標準 大規模補修不要予定期間としておよそ 65 年、供用限界期間としておよそ 100 年
長期 大規模補修不要予定期間としておよそ 100 年
※ 構造体の耐用性として、日本建築学会 J ASS5では上記の3つの水準を示している。新庁
舎の構造体は「大規模補修不要予定期間としておよそ 100 年」の水準で整備する。
新
庁
舎
の
長
寿
命
化
構造体の耐震性
構造体の耐用性
行政需要の変化への対応
設備の更新の容易さ
防災拠点施設として最も高い耐震性能を持つ水準 で整備する
大規模補修不要予定期間としておよそ 1 0 0 年の 水準で整備する
(6)ITインフラの整備
電子自治体の実現と将来的な技術革新に備えて、最新のIT環境に対応するとともに、
高齢者などに配慮した人による対応に配慮します。
床は原則として 2 重構造とし、情報機器のフリーアクセス対応とします。また、十分な
階高や天井高を確保し、将来のシステム改変等に対応できるようにします。
個人情報や機密情報のデータへの不正アクセスや漏洩の防止を徹底するように、十分な
セキュリティシステムを導入します。
(7)市民に開かれた議会施設
議会施設は新庁舎と一体的に整備し、議場や委員会室等の議会関連施設は活発な議会活
動が行えるように、その機能を拡充します。
市民に開かれた議会施設をめざして、議場での傍聴機能の充実や市民交流も想定した施
設整備を行います。
市民利用の多い窓口部門や夜間や休日利用のスペースへの動線と、議会施設への動線を
適切に分離します。
計画では地方自治法第 91 条の規定による法定議員定数(34 人)に対応した議場、傍聴
席や諸室を設定していますが、施設規模および機能については、今後、市議会からの提案
(8)効率的で働きやすい執務環境
市民のニーズや業務の変化にフレキシブルに対応ができるオープンフロアを基本とします。
また、情報管理や専門事務等に配慮した執務環境を整えます。行政需要の多様化に対応して
いくために、部門横断的な業務を進めやすくし、関連課や職員間のコミュニケーションが図
りやすい柔軟な執務環境を整備していきます。
執務空間の面積は総務省の地方債査定基準を踏まえて設定し、効率的な執務空間とします。
日常的に必要となる打ち合わせスペースを各執務空間内に配置します。また、各種の打ち
合わせ・調整に利用する打ち合わせブースや会議スペースを、各フロアに適切に配置すると
ともに市民を交えた会議や委員会に対応できる会議室を配置します。
また、会議室のフレキシブルな利用により、税申告時期や選挙等の一時的に発生する業務
に対応できるスペースを配置します。
職員や市民が気軽に利用できる食堂や喫茶室を配置していきます。なお、食堂等について
は、運営が主要な観点となることから、運営形態等について今後検討していきます。
個人情報や行政情報の適切な管理や、休日開庁などに対応した庁舎の管理などのセキュリ
ティ機能を確立していきます。
収納スペースや会議・打合せスペース等のゆとり、適切な階高の設定により、持続可能な
新庁舎とします。
◆ 参考:新庁舎での会議スペースの考え方
市 民 を 交 え た 会議、委員会等 税申告、選挙等 の 対 応 の ス ペ ース
職員研修
会議室 ・小会議室 ・中会議室 ・大会議室 平 日 、 休 日 、 昼 間 、
夜 間 な ど 開 催 時 に 配 慮
業 務 に 関 す る 打ち合わせ、調 整等
課、部、外部を交えた 打ち合わせ、調整
日常的な調整、簡単な 打ち合わせ
打ち合わせブース 会議スペース
フ レ キ シ ブ ル な 利用
窓 口 対 応 と の 効 率性
(9)駐車場及び駐輪場
①駐車場
新庁舎の建設にあたっては、健康センターの地下駐車場とあわせてシビックセンターコ
ア地区の駐車需要に対応できる駐車場を確保していくものとし、新庁舎に約 150 台、浦安
公園(地下)に約 150 台の駐車場を整備します。
新庁舎や浦安公園の整備後のシビックセンターコア地区全体の駐車場は、現在の 396 台
を上回る約 460 台の駐車場を確保していきます。
【駐車場整備の考え方】
現在、シビックセンターコア地区の駐車場については、総合駐車場(154 台)、健康セン
ター地下駐車場(129 台)の他に、本庁舎前や議会棟裏や図書館裏などに分散して配置さ
れており、全体で 396 台の駐車場が確保されています。このうち、新庁舎や浦安公園の整
備により現在市役所、文化会館、図書館の駐車場として共用している総合駐車場を含め 235
台分の駐車場が影響を受け撤去することになり、これに代わる駐車場を確保する必要があ
ります。
現状での駐車場の利用状況の調査結果からは、文化会館でのイベント開催時などでは不
足がみられますが、平常時においては総合駐車場が満車状態になった時でも、健康センタ
ー地下駐車場については、かなりの空車が見受けられたことから、平常時においては、現
在の駐車台数でシビックセンターコア地区の駐車需要を満たしていると考えます。
市役所・図書館・健康センターなど、シビックセンターコア地区などの公共施設への交
通手段につきましては、「おさんぽバス・市民病院線」に続き「おさんぽバス・舞浜線」
が運行を開始し、公共交通の充実を図ってきました。地球環境の保全の点からも、公共交
通機関を利用していただきたいと考えておりますが、現在の駐車場の利用状況などから、
シビックセンターコア地区全体で、現状と同規模の駐車台数は必要であると考えます。
今後のシビックセンターコア地区の公共施設の充実などを考慮し、新庁舎や浦安公園の
整備により影響を受ける台数を上回る、約 300 台の駐車場を新たに整備していきます。
現在の駐車場 396台
駐車場の配置については、新庁舎側の街区の中に立体駐車場を配置する考え方と、浦安公
園の地下に地下駐車場を配置する考え方があり、さらにこの両者の組み合わせで配置する考
え方があります。
図書館と道路を隔てた新庁舎側に、立体駐車場ですべての必要台数を整備すると、図
書館利用者の駐車場の使い勝手が悪くなります。図書館利用者の利便性等を考慮し、新
庁舎側に150台、図書館側の浦安公園地下に現在の総合駐車場と同規模の150台を
整備します。
※ 図書館側駐車場、連絡ブリッジについては、新庁舎建設事業終了後に別途「浦安公園」
の整備と併せて検討していきます。また、図書館側駐車場については、半地下方式を含
め検討していきます。「浦安公園」の整備が始まるまでは、現在の「総合駐車場」を利
用します。
なお、公園用地内に建設できる公共駐車場等は、都市公園法の規制により地下でなけ
れば設置できません。
②駐輪場
新庁舎の周辺に約 700 台の駐輪場を整備します。駐輪場の配置にあたっては、庁舎利用、
文化会館利用、図書館利用など、シビックセンターコア地区の自転車利用に配慮した、適切
な配置を行います。
現在の駐車場 396台
新 庁 舎 及 び 浦 安 公 園 整 備 に よる新規の駐車場
約 3 0 0 台
新 庁 舎 等 の 整 備 に よ る 影 響 を受けない駐車場
1 6 1 台
新 庁 舎 及 び 浦 安 公 園 整 備 後 の シ ビ ッ ク セ ン タ ー コ ア地区の駐車場
(10)新庁舎の規模の目安
①基本指標
新庁舎の規模を想定するための基本指標は、将来の人口、職員数、議員数です。本市の
将来人口は、平成 25 年には約 17 万 4 千人と想定しています。
庁舎に配置する職員数は、人口増加や国からの事務の移管に伴う業務量の増加など、必
要職員数の増加要素も多いものと考えられますが、行政組織の改革や業務の効率化、さら
には業務形態の変化などを視野に入れて、「新庁舎建設基本構想」時点と同じ職員数としま
す。
議員数については、現在は 21 人ですが、地方自治法の規定による法定議員数を想定しま
した。
◆ 新庁舎建設の基本指標
想定人口
約 1 7 万 4 千人
※ 平成 2 5 年における想定人口で、市長公室企画政策課による推計。
(平成 2 0 年 3 月末現在 1 6 0 ,0 3 1 人)
想定職員数
約 7 3 0 人
※ 将来新庁舎に配置する職員数
「新庁舎建設基本構想」時点と同数
(現状での全正規職員数(消防職員、幼稚園教員等を含む)は約 1 ,4 0 0 人)
議員数
3 4 人
※ 現在の議員数は 2 1 人だが、地方自治法第 9 1 条の規定による法定議員
②新庁舎に導入する部署と配置の考え方
各部署の配置にあたっては、夜間や休日など時間帯が異なる利用に対応でき分かりやすく
管理しやすい動線、非常時などに大勢の利用者が安全に避難できる動線を確保した配置とし
ます。
低層階には市民の利用が多い部署を集約的に配置し、市民利用に便利な庁舎とします。
中層階には行政中枢機能や防災機能を担う部署を配置し、災害時にも防災拠点として機動
的に役割を果す庁舎とします.
高層階には一般市民の利用の少ない部署や、安全やプライバシーの面から閉鎖的な執務環
境が望ましい部署を配置します。
◆ 低層階、中層階、高層階に配置する部署の考え方
※ 平成20年4月現在。部署名や配置は今後の組織改革により変更があります。
高層階 (5 階以 上)に 配置 する 部署等
都市政策課、都市計画課、建築指導課、市街地開発課、道路管理課、交通 安全課、下水道課、みどり公園課、人事課、情報政策課、庁舎建設課、財 政課、契約管財課、検査監理課、営繕課、教育総務課、教育施設課、学務 課、指導課、保健体育安全課、生涯学習課、青少年課、青少年センター、 市民スポーツ課、教育長室、監査委員事務局、選挙管理委員会事務局、市 民病院再整備プロジェクトチーム、など
中層階 (3 階∼ 5階) に配 置す る部署等
市長室、副市長室、秘書課、企画政策課、広聴広報課、総務課、防災課、 防犯課、地域ネットワーク課、市民活動推進課、住宅課、商工観光課、環 境保全課、ごみゼロ課、環境レンジャー課、防災情報室、防災災害対策本 部(兼大会議室)、郵便収受発送室、記者室、など
低層階(1階∼3 階)に配置する部 署等
③新庁舎の規模の目安
新庁舎の規模については、「浦安市新庁舎建設基本構想」では総務省「地方債査定基準」
に準拠して駐車場部分を除いて概ね 24, 000 ㎡と試算しています。この面積を目安にして、
現在本庁舎が建っている街区でのモデル配置を検討しました。
モデル検討では、執務空間は地方債査定基準により算出した面積とし、次の点に配慮し
た検討を行いました。
こ の よ う な 考 え 方 に 基 づ く モ デ ル 検 討 の 結 果 を 踏 ま え て 、 新 庁 舎 の 規 模 に つ い て は
27, 000 ㎡(食堂・地下駐車場を含む)を上限とし設定しておりますが、今後基本設計を行
っていくにあたって、庁舎全体の機能や規模について詳細に検討し、現在想定している庁
舎面積の縮減を図ります。
◆ 新庁舎周辺関連施設の概ねの規模
諸 施 設 床 面 積
新庁舎
事務室、市民交流施設、防災拠点施設、議事堂、倉庫、会議
室等、玄関等、食堂、地下駐車場、その他関連付帯施設
27, 000 ㎡
駐車場棟 普通乗用車150台程度 6, 000 ㎡
保育園 認可保育園 600 ㎡
合 計 33, 600 ㎡
・ユニバーサルデザインの考え方に基づいて、車椅子の人も快適に通行できる十分
な通路幅を確保する。
・だれでもトイレ(多機能トイレ)や高齢者などが休憩できるスペースを確保する。
・乳幼児を連れた方のための授乳室等、子育て支援施設を配置する。
・市民協働のまちづくりを積極的に推進していくために、市民活動センターや協働
会議室などの活動スペース、市民交流プラザなどの情報交換や交流のスペースを
配置する。
・市民の皆様からの相談に対応する打合せのスペースやプライバシーに配慮した相
談室などを配置する。
・災害時の災害対策本部(通常は会議・研修スペースとなる空間)を配置する。
◆ 新庁舎の規模の目安の考え方
◆ 参考
廊下幅の検討において、車椅子の利用がしやすい廊下幅が確保できるよう、庁内の全廊下幅を3メ
ートルに仮設定し、モデルプランにて面積チェックを行いました。また、議会施設については他市の
事例を参考に面積を設定しました。
他市の実施設計の事例では、車椅子の通行のために廊下の一部を広げて、すれ違いスペースを設け
るなどにより床面積の効率化を図っています。
今後これらの事例も参考するとともに、市民の皆様からのご意見をお聞きしながら、基本設計を行
っていきます。
基本構想での概ねの面積〔約24,000㎡(食堂・地下駐車場除く)〕
※ 総務省「地方債査定基準」を踏まえた設定
執務空間の面積については、基本構想での面積とする。
【モデルプラン作成の際の配置計画上の敷地設定条件】
①現在本庁舎が建っている街区の中で、新庁舎を建設する
②現在の本庁舎で、業務を継続しながら新庁舎を建設する
③現在の議会棟で、議会活動を継続しながら新庁舎を建設
する 敷 地 の 制 約 が
ある
【諸施設の配置上の条件】
①災害対策本部を配置する(通常は研修、講演、大規模な
会議等に利用)
②ユニバーサルデザインの庁舎とする(十分な通路幅の確
保/多機能トイレの配置/休憩スペースや幼児スペース
等の配置)
③市民協働のための庁舎とする(情報センター/情報コー
ナー/ギャラリー/市民交流プラザ/(仮)協働会議室/
食堂・喫茶スペース等)
④長期使用に耐えるゆとりのある庁舎とする(収納・倉庫
のスペース/会議・打合せスペース等)
⑤市民動線と業務・管理動線を分離する(管理用出入口/
地下駐車場) 新 庁 舎 に 必 要 な
施 設 配 置 の 要 因
を 加 え て モ デ ル
検討を行う
モデル検討の結果を踏まえて、新庁舎の概ねの規模を庁舎、議事堂、市民交流施設、
地下駐車場を併せて約27,000平方メートルと設定する。
庁舎規模については、今後基本設計を行っていくにあたって詳細に検討し、現在想定し
5.新庁舎建設における配慮事項
(1)新庁舎の配置イメージ
新庁舎は、現在の本庁舎や議会棟の立地している街区の中に建設します。
新庁舎の建設については、現在建設地・建設手順が確定していないため、「庁舎や議
会棟の仮設施設を設置せずに建設する場合」を仮定条件とした、新庁舎のモデル検討
案(配置イメージ)を以下に示します。各案の特徴は次のとおりです。
※ 以下に示しますモデル検討案は配置イメージ図であり、実際の設計図ではありません。
また、浦安公園下部駐車場及び連絡ブリッジについては、別途「浦安公園」の整備と
併せて検討していきます。
1 案 2 案
特
徴
・忠霊塔公園の区域とUセンター用地を活用 して公園の形状を変更する。
・これにより、現庁舎と忠霊塔公園の間の用 地を確保し、新庁舎を配置する。まず、新 議会棟を先行して整備し、議会機能の移転 後に庁舎を整備する段階整備案。
※ なお、議会機能を一時仮施設に移転し、新 庁舎(議会を含む)を整備する案も考えら れる。
・忠霊塔は現在の位置に残し、その周辺に必 要な広場空間を確保する。
・街区公園としての面積は、新庁舎前に配置 する駐車場の屋上に「立体都市公園」とし て再整備する。
・これにより、現議会棟の機能を維持しなが ら新庁舎(議会を含む)を整備する。
建
設
の
手
順
①Uセンターは、機能を拡充するために移転。 その後取り壊す。
②Uセンター跡地を活用して、忠霊塔公園の 形状を変更し再整備する。
③再整備した忠霊塔公園と現議会棟の間で、 新議会棟(一部に庁舎機能を含む)を建設 し、議会を移転する。
④現議会棟を除却し、新議会棟と現在の本庁 舎の間で、新庁舎を建設し、庁舎機能を移 転する。(新議会棟と接続)
⑤現在の本庁舎・第三庁舎を取り壊し、立体 駐車場や庁舎・文化会館への自動車動線を 整備する。
①Uセンターは、機能を拡充するために移転。 その後取り壊す。
②現在の街区公園の位置を変更し、新たに立 体都市公園として計画決定する。
③忠霊塔とその周辺に必要な広場空間の整備 を行う。
④Uセンター跡地、忠霊塔公園の一部と議会 駐車場一帯を利用して、新庁舎を建設し、 議会・庁舎機能を移転する。
⑤現在の議会棟、本庁舎、第三庁舎を取り壊 し、立体駐車場、街区公園や庁舎・文化会 館への自動車動線を整備する。
◆ モデル検討案(1案)
健康センター
郷土博物館
中央図書館 浦安公園
下部駐車場
ブリッジ 庁舎前広場
文化会館
忠霊塔公園
新議会棟 5階
新庁舎7階
現議会棟
現本庁舎
◆ モデル検討案(2案)
健康センター
郷土博物館
中央図書館 浦安公園
下部駐車場
ブリッジ
庁舎前広場 文化会館
忠霊塔広場 現議会棟
現本庁舎
新庁舎 1 0階
歩行者デッキ
◆ モデル検討案(参考案)
※ この案では、新庁舎は今の議会棟の位置に重なってしまいます。そのため、新庁舎の建設中は、一
時的に議会機能を仮施設に移転する必要が生じるため、前2案のモデル検討案の仮定条件「庁舎や議
会棟の仮設施設を設置せずに建設する場合」に適合しませんが、参考案として示します。
健康センター
郷土博物館
中央図書館 浦安公園
下部駐車場 ブリッジ
庁舎前広場 文化会館
忠霊塔公園 現議会棟
立体駐車場
現本庁舎
駐車場 新庁舎 1 0階
(2)グリーン庁舎としての新庁舎
国土交通大臣官房官庁営繕部では、地球温暖化防止等に資するため、「官庁施設の環境保
全性に関する基準(グリーン庁舎基準)」を策定しています。
このグリーン庁舎の計画設計にあたっては、①長寿命化、②適正使用・適正処理、③エコ
マテリアル、④省エネルギー・省資源、⑤周辺環境保全の 5 つの方針が示されています。
新庁舎は、この「官庁施設の環境保全性に関する基準(グリーン庁舎基準、国土交通大臣
官房官庁営繕部、平成 17 年4月策定)」を踏まえたグリーン庁舎として建設していきます。
◆ 参考:グリーン庁舎計画指針の概要 「官庁施設の環境保全性に関する基準」より
○ 基本事項
グリーン化に係る評価及び検証は、ライフサイクル二酸化炭素排出量(L C C O 2 )、ライフサ
イクル廃棄物最終処分量(LCW)、ライフサイクル資源投入量(LCR)を主たる指標とする。
○ 5つの柱
長寿命
・階高、床面積、床荷重等の余裕度及び間仕切り等の可変性に配慮 ・構造体については、耐久性に優れたものとする
・非構造部材及び建築設備については、耐久性を確保し、更新・修繕、 補修が容易なものとする
・適切な維持管理が行えるよう、作業スペース等を確保する
適正使用、適 正処理
・建設副産物の発生抑制、再使用及び再生利用を図る
・環境負荷の大きい物質を使用した資機材の使用の抑制、適切な回収を 図る
・施設運用時の廃棄物の適切な処理に配慮する
エ コ マ テ リ アル
・環境負荷の少ない自然材料等を採用する
・熱帯林の減少に配慮し熱帯材型枠の使用の合理化等を図る ・廃棄物等の再使用又は再生利用した資機材を使用する
・部分的な更新が容易となるように、分解が容易な資機材、モジュール 材料等を使用する
省 エ ネ ル ギ ー・省資源
・環境負荷の低減(外壁を通した熱負荷低減、断熱性の高い材料・構法、 断熱遮蔽性の高い建具・ガラス・庇、空調・換気量低減等)
・自然エネルギー利用(自然光、自然通風、太陽光発電、太陽熱給湯、 外気冷房等)
・エネルギー資源の有効利用(効率的な建築設備システム、電力負荷の 低減・平準化、施設に応じた運転制御方式、高効率照明器具、点灯方 式、雨水や排水処理水の再利用、節水システム、適正な運転管理シス テム等)
周辺環境保全
(3)CASBEE(建築物総合環境性能評価システム)による新庁舎の環境評価
グリーン庁舎としての新庁舎の環境性能については、CASBEE(キャスビー:建築物総合
環境性能評価システム)による評価を行います。
新庁舎は、CASBEE(キャスビー:建築物総合環境性能評価システム)による「Sランク」
の評価を得ることを目標とします。
◆ 参考:CASBEE(キャスビー)による評価項目
区分 評価項目
音環境 騒音、遮音、吸音
温熱環境 室温制御、湿度制御、空調方式
光・視環境 昼光利用、グレア対策、照度、照明制御 室内環境
空気質環境 発生源対策、換気、運用管理
機能性 機能性・使いやすさ、心理性・快適性 耐用性・信頼性 耐震・免震、部品・部材の耐用年数、信頼性 サービス性能
対応性・更新性 空間のゆとり、荷重のゆとり、設備の更新性 生物環境の保全
まちなみ・景観への配慮 室外環境
(敷地内)
地域性・アメニティへの配慮 地域性への配慮・快適性の向上、敷地内温熱環境の向上 建物の熱負荷抑制
自然エネルギー利用 自然エネルギーの直接利用、自然エネルギーの変換利用 設備システムの高効率化
エネルギー
効率的運用 モニタリング、運用管理体制 水資源保護 節水、雨水利用・雑排水再利用 資源・
マテリアル 低環境負荷材
資源の再利用効率、持続可能な森林から産出された木材、 健康被害のおそれが少ない材料、既存建築躯体などの再利 用、部材の再利用可能性、フロン・ハロンの回避
大気汚染防止
騒音・振動・悪臭の防止 騒音・振動、悪臭 風害、日照阻害の抑制
光害の抑制
温熱環境悪化の改善 敷地外環境
地域インフラへの負荷抑制
CASBEE(キャスビー:建築物総合環境性能評価システム)とは?
建築物の環境品質、性能(長寿命化・設備の更新性等)、環境負荷(省エネ、資源の再利用等) を同時に評価する全国共通のモノサシとして、国の支援を受け、産・官・学共同で研究開発され た評価システムです。
約 90の評価項目をレベル1∼5で評価し、総合的に算出した「建築物の環境性能効率」を、 Sランク(素晴らしい)、Aランク(大変良い)、B+ランク(良い)、B−ランク(やや劣る)、 Cランク(劣る)の5段階で格付けします。
6.新庁舎建設事業の考え方
● 新庁舎の建設にあたっては、パブリックコメント、市民ワークショップなどを行い、市民の参加
を得ながら行っていきます。
(1)建設の手法
地方自治を取り巻く環境は、効率性、競争原理などの経営意識が求められてきており、
「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」(いわゆるPFI促進
法)が平成 11 年 9 月に施行されるなど、最近の公共工事は、対象工事の特性等に応じて民
間の技術力が発揮されるような入札・契約方式が採用されてきています。
一方、新しい時代の地方自治の行政運営について、市場原理と効率性重視のアメリカ型
から、効率性は重視するものの、「公」と「民」との違いを客観的に把握し、「公」の果
たすべき役割と使命を重視すべきと考えています。
市では、新庁舎建設事業の事業手法の検討にあたり、防災の拠点となる新庁舎は、施設
の運営・維持管理に行政のかかわりが高くなることも考慮し、昭和 57 年以来積み立ててき
た庁舎建設基金が建設時には約 80 億円に達することから、整備手法等について様々な選択
手段が可能と判断し検証を重ねてきました。
最終的に、浦安市新庁舎建設検討委員会において、防災の拠点となる新庁舎は、災害危
険度の切迫性に応じて、運営・維持管理に変更が生じる可能性があることや運営・維持管
理にNPO等の参加など社会情勢の変化に対応する為には、公が責任を持って管理運営を
行うことが適切であると判断し、新庁舎の整備手法は「設計・施工分離方式」としました。
施工者の落札方式については、従来の価格競争のみではなく、経済性に配慮しながら価
格と品質を総合的に選択し、かつ、施工者からの技術提案、コスト縮減、ダンピング防止、
不良・不適格業者の排除、談合防止が図れるなどの点が有利だと判断し「総合評価方式」と
しました。
地方自治法施行令において「総合評価方式」で入札契約を行う場合は、学識経験者 2 人以
上の意見を必要とすることから、今後、学識経験者を交えた検討機関において検討してい
きます。
※ PFI( プライベート ファイナンス イニシアチブ)
公共サービスの提供に際して公共施設が必要な場合に、従来のように公共が直接施設を整備せず
に、民間資金を利用して民間に施設整備と公共サービスの提供をゆだねる手法。
※ 総合評価方式
従来の公共工事入札の決定要因は価格だけが対象であったが、発注者が工事内容や周辺の状況に
応じて様々な評価項目を設定し、企業からの優れた技術提案を募り、価格以外の要素と価格とを総
(2)建設費の上限と財源確保の考え方
市では、昭和 57 年度から将来の庁舎の増築を見すえて「浦安市庁舎増築基金条例(現
在は「浦安市庁舎建設基金条例」に改正)」を制定し、建設資金の積み立てを行っていま
す。平成 20 年 3 月現在で約 75 億 8 千万円の残高があり、建設時には 80 億円程度の残高
になると想定します。
新庁舎建設に要する費用は、他市の新庁舎建設費事例を基に検討した工事単価に、本市
の地盤状況から地盤改良工事、免震工法の採用や構造体の耐久性向上などの特殊工事を考
慮し、別棟の立体駐車場の建設費などを含め、下表のとおり上限額を想定します。
新庁舎の建設にあたっては、今後、基本設計・実施設計を行っていく中で、庁舎規模・
仕様等を精査し簡素化や合理化を図り、建設事業費の更なる縮減を図ります。また、
特殊工事や駐車場・保育園などの別棟建設費についても精査し事業費の縮減を図ります。
当初の建設事業費だけでなく、ライフサイクルコスト全体を軽減するような計画とし、
市財政への負担を軽減します。
◆ 想定費用(単位:千円)消費税含む
新庁舎建設費 11, 350, 000
庁舎本体工事費 9, 240, 000 内訳
特殊工事費 2, 110, 000
別棟建設費 970, 000
駐車場建設費 770, 000 内訳
保育園等建設費 200, 000
設計・工事監理費
外構工事費
既存棟解体除却費
780, 000
合 計 13, 100, 000
◆ 財源(単位:千円)
庁舎建設基金 8, 000, 000
地方債 3, 000, 000
内訳
一般財源 2, 100, 000
(3)庁舎の複合化について
ライフスタイルや就業形態の変化などにより、増加・多様化してきた保育需要に対応す
るため、市役所新庁舎に認可保育園の併設について、地域の保育需要とともに市全体の需
要も考慮し検討します。
特徴的には送迎時に庁舎周辺駐車場が利用可能であることや、「浦安公園」が近接し利用
しやすい事など、保育園としての利便性は高いものと考えています。
(4)建設の手順
パブリックコメントの結果を踏まえて策定した基本計画を基に、その後、市民ワーク
ショップ等を開催し、市民の意見を聞きながら基本設計をまとめていきます。
建設着手は平成 21 年度を目標とします。
新庁舎の開庁は平成 24 年度を目標とします。
※ 採用する構造・工法などにより変更になる場合があります。
(5)今後の進め方
市民参加について
基本設計作成において、パブリックコメント、市民ワークショップなどを行い、市民の参加を得
ながら行っていきます。
新庁舎の規模について
基本設計・実施設計において、他市の事例により算出した面積など庁舎全体の機能や規模につい
て詳細に検討を行い、上限として示した庁舎面積の縮減を図ります。
他市の事例を参考に面積を設定した議会施設については、市議会からの提案をいただいた後、基
本設計・実施設計において機能・規模を精査していきます。
新庁舎の事業費について
基本計画時点における新庁舎の整備費は、敷地形状・地盤特性や建物仕様が未確定など、不
確定要素が多い中で他市の実績等を参考に想定しました。今後基本設計・実施設計において建築
仕様や建物規模の精査を行うことにより、事業費の縮減を図ります。また、特殊工事や駐車場・
保育園などの別棟建設費についても精査し事業費の縮減を図ります。 平成 19 年度
・基本計画(案)パブ
リックコメント
平成 20 年度
・基本計画策定
・設計者選考
・基本設計
・実施設計
平成 21 年度
・実施設計
・事業者選考
・建設着手
平成 24 年度
・新庁舎への移転