三重大学教育学部 附属教育実践総合 セ ンター紀要
2009, 第
29号,47‑ 53 頁
特別支援学校小学部での教育実習 における 教育実習生 に対する指導内容
一 指導案指導 と授業反省会を通 して ‑
坂本 学 *・丹羽 克文 *・下地栄津子 *・賓藤志保子 * 河辺 正 明 *・山田 賢治 *・山本 敬子 *
現行 の教育実習 は授業づ くりを中心 に位置付 け、教育実習生 に対す る指導が行われている。教育実習生 の授業 づ くりにおいて効果的な実習指導 をす るには、現在行われている教育実習生 に対す る指導 内容 につ いて分析 して お く必要があると考えた。 そ こで、特別支援学校での指導案指導 と授業反省会での指導 内容 の傾 向を分析 し、授 業づ くりのための効果的な指導 の視点 を見出す ことを試みた。 その結果、実習指導初期段階では 目標 に関わる内 容 を取 り上 げ、次 に授業 における指導 に関わ る具体的な内容 を取 り上 げること、教育実習生が 目標 との関連 やマ クロの視点で授業を捉え ること、教育実習生が問題意識 を もった内容 に対 して対応す ることが効果的な指導 につ なが ると考察 された。
キー ワー ド:特別支援学校、教育実習、指導 内容、授業づ くり、指導案指導、授業反省会
1 問題及び目的
本校 は三重大学教育学部 の附属学校 と して、毎年、教 育学部生 と特 別支援教育専攻科学生 を合 わせ て
30人弱 の教育実習生 ( 以下、教生) を受 け入れている。教生 は、
小学部、 中学部、高等部 の 3学部 に分 かれ るため、各学 部 に 1 0名程度 の配属 とな っている
。本校 の教育実習 の 目標 と して、①児童生徒一人 ひ と り の理解、②教 師 の指導技術 の習得、③教 師 に対す る自覚 と研修 の
3点 が あげ られてい る
l'。 これ らの 目標 を見 る 限 りで は、授業 づ くりとい う言葉 は入 って いないが、② 教師の指導技術 の習得 に関わ って教育実習 の中心 的な位 置付 けに授業 づ くりがあ ると考 え ることがで きる
。教育実習 にお いて も、授業づ くりが全 てでないの は確 かな ことで あ る
。しか し、本校 の教育実習 において も、
指導案作成 か ら授業 の実施、反省、再度指導案 の作成 と い った
PDSサ イ クルを経 て授業づ くりが な されてお り、
教生 に対す る指導 時間の大多数 を占めて い る。具体 的 に は、放課後 の教生 に対す る指導 では、指導案 指導 と授業 反省会 が毎 日の よ うに実施 され る。教生 は指導案作成 と 教材づ くりに追 われ、授業づ くり中心 に教育実習 が進 め
られて い るのか現実 であ る
。この授 業 づ くりでな され る
PDSサイ クル は、 教生 の ための授業改善 システム と しての意味合 いが あ る。実 際 に このサ イ クル を経 ることによ って、教生 の授業 はよ り よい もの に改善 されてい ってい る
。*
三重大学教育学部附属特別支援学校
しか し、教生 に対す る指導 を行 う教員 が指導案指導 や 授業反省会 において どのよ うな内容 につ いて指導す るか に関 して は、教員各 自に委 ね られて い る と言 え る。教員 対象 の教育実習事前研修 で は、指導案 の各項 目に対す る 記述 内容 につ いての確認 は してい るが、指導案指導 や授 業反省会 に関わ っての具体 的な指導 内容 につ いては取 り 上 げ られていないのが現状 であ る。
教育実習 に関わ る先行研究 と して は、教育実習 の実施 形態 や評価 に関わ る客観 的 ・外面 的側面 に着 目 した調査 研 究 2 ‑ 、教育実習 に関 しての現況報 告 や事前 指導 のあ り よ う等 につ いて の報 告
3'、 「附属 学校 園 と協 働 した学部
レベルでの学習指導案 の指導」 につ いての提言
4)もな さ れて いる。 また、教育実習 にお ける授業場面 での教生 の 関わ りにつ いて検討 した研究
5'もあ る。 しか し、教生 に 対す る具体 的な指導 内容や指導 の進 め方 に関 しての研究 は、 ほ とん どな されていないのが現状 で あろ うと考 え ら れ る。特別支援学校 に限定 した教育実習 における教生 に 対す る指導案指導 や授業反省会 で取 り上 げた指導 内容 に 関す る研究 はない と言 え る。
PDS
サイクルが基本 となった授業改善 システムの機能を もった教育実習であるが、教生 に対する指導 に関 しては教 員各 自に委ね られた教育実習 となっている。 また、教育実 習 に関 しての先行研究 も十分でないと考え られる。その上、
指導 をす る教 員を見てみると、 教 員 経験 年 数 も多様、 特
別支援学校 の経験年数 も多様、 教生への指導経験年数 も
多様 となっている
。このような状 況 においてより効 果 的な
実習 指導をするためには、現在の教生 に対する指導 内容の
傾 向を把握 した上で分析 し、教生 に対する授業づ くりに関
坂本 学 ・丹羽克文 ・下地栄津子 ・賓藤志保子 ・河辺正 明 ・山田賢治 ・山本敬子
しての指導観点を明確にしておく必要があると考える。
ここでは、特別支援学校 での教生 に対す る指導案指導 と授業反省会での指導 内容 を分析 し、授業づ くりのため の効果的な指導観点を見 出す ことを 目的 とす る
。2 方 法
200Ⅹ
年度 の附属特別支援学校小学部 に配属 された教 生 1 0 名 とその教生 が担 当 した授業 の指導教員 7 名 ( の ベ 1 0 名) を対象 に、指導案指導 と授業反省会 を終 えて か らア ンケー ト調査 を実施 した。
教生 1 0 名 の内訳 は、特別支援教育専攻科 の 2 週 間実 習生
5名、教育学部
3年生 の
4週間実習生
5名である。
指導教員 の内訳 は、
30代か ら
40代 の教員で、特別支援 教育 の経験年数 が
2年 目の教員か ら
20年以上 の教員 ま でお り、教育実習 の経験 もほぼ同様 の傾向である
。2
週 間実習生 には、生活単元学習か図工科 の授業 をい ずれか
3回担 当す るため、指導案指導後のア ンケー ト及 び授業反省会後のア ンケー トをそれぞれ 3 回実施 した。
4
週 間実習生 には、生活単元学習か図工科 の授業 をい ずれか
3回担 当す るが、3 回 目の授業 に対す る指導案指 導 を行わないため、指導案指導後のア ンケー トを
2回、
授業反省会後のア ンケー トを 3 回実施 した。
ア ンケー ト内容 に関 しては、以下 の通 りである。
指導案指導後 の教育実習生 に対す るア ンケー ト 今 回の指導 案指導 で学 ぶ ことがで きた内容 につ いて 3項 目に絞 って あげて くだ さい。
授業反省会後 の教育実習生 に対す るア ンケー ト 今 回の授 業 の反省会 で学ぶ ことがで きた内容 につ いて
3項 目に絞 って あげて くだ さ
い。指導案指導 後 の指導教員 に対す るア ンケー ト 今 回の指導案指導 で教生 に重点的 に指導 した内容 につ い て
3項 目に絞 って あげて くだ さい。
授業反省会後 の指導教員 に対す るア ンケー ト 今 回の授 業 の反省会 で教生 に重点的 に指導 した内容 につ いて
3項 目に絞 ってあげて くだ さ
い 。それぞれのア ンケー トで
1位か ら
3位 までの順位 も付 けて回答す るよ うに した。 そ して、
3項 目をあげやす い ように、具体的な項 目名 をい くつかあげておき、 そ こか ら選択で きるように した。 また、項 目名をあげるだけで な く、具体的な内容 につ いて も記述 できるスペースを設 定 した。 この具体 的な内容を基 に、筆者 によって妥 当な 項 目名 に変更 した もの もあ った。
指導案指導後 の ア ンケー トの選択項 目 目標の精選、 目標 の具体 化、題材の分析、指導方 針 ・指 導 の仕方 、 児童 の実 態、 目標 と題材 との関連、 目標 と指 導の関連、 本 時案の授 業展開のイメージ化、一人 ひとりに 応 じた手 だて、 児童 のわか りやす さ ・できる状 況、 児童へ の働 き掛 け方法、授 業評価、TT 、指導案の書 き方 等々
授業反省会後 のア ンケー トの選択項 目 目標 の妥 当性、教材 の有効性 ・妥 当性 、指導 の仕方 の 有 効性 ・妥 当性、授業展開 の妥 当性、 児童 の 目標 の意 識 化、一 人 ひ と りに応 じた手 だての有効性 ・妥 当性、
児童 のわか りやす さ ・できる状況、児童への働 き掛 け、
児童 の行動 に対す る反応、授業評価、TT 等 々
その他、授業反省会後における教生並びに指導教員に対 するアンケー トにおいては、次の内容についても問い掛けた。
授業反省会後 のア ンケー ト
前 回の授 業後 の反省会での改善点並 びに前 回の指導案 指導 で学 んだ ( 指導 した)点 の うち、 今 回の授 業 でい かせ た と感 じた項 目を
3点 まで あげて くだ さい。
3 結果及び考察
□指導案指導後の教育実習生 に対するア ンケー ト 教生 が指導案指導で学ぶ ことがで きた内容 を集計 し、
考察す ると以下のようにな った。
◇ 1 回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導で学ぶ ことがで きた項 目
目標 の精選 目標 の具体化 目標 と題材 との関連 目標 と指導 との関連 目標 と児童 の実態 との関連 題材 の分析
教材
指導 計画 の明確化 児童 の実態 と題材 との関連
本時案 の授業展開の イメー ジ化
: 5■□□□□
一人 ひ と りに応 じた手 だて 児童 へ の働 き掛 け方法
TTの役割指導 案 の書 き方
1⊂1
1
[ コ
2
□□
3
□□□
■ :一番学ぶ ことがで きた項 目
□ :学ぶ ことがで きた項 目
1 回 目の指導案指導 において は、教生 1 0 名全員 が 目 標 に関わる内容について学んだ とい う結果が認 め られた。
また、「目標 と題材
」「目標 と指導
」「目標 と児童 の実態」
とい った 目標 との関連か ら取 り上 げ られた内容 について も 4P あ り、 目標に関わる内容 に関 しては合計 1 4P であっ た。 これは、全体の
43.8%にあた る。
一方、「 本時案の授業展開のイメー ジ化 」 「 一人 ひとり に応 じた手 だて
」「児童への働 き掛 けの方法」 につ いて は
7P (21
.9%)であ った。 授業 にお け る指導 に関わ る 具体的な内容 については、 目標 に関わ る内容 と比較す る
と学 ばれていないとい う傾 向が認 め られ る。
これは、初回の指導案指導であるため、授業構成の中 心 に位置付 く目標 に関わ る内容 をよ り重点的 に取 り上 げ られたか らとも考え られ る。 この ことは、一番学ぶ こと がで きた項 目として、「目標 の精選」 と 「目標 の具体化」
を
6名
(60.0%)があげていることか らも認 め られ る。特別支援学校小学部での教育実習 における教育実習生 に対す る指導 内容
◇2
回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導 で学ぶ ことができた項 目 目標の精選
目標の具体化 目標 と指導 との関連 目標 と授業展開との関連 題材の分析
児童の実態 と題材 との関連
2 ■ ●
1
□
3■ □ □
1 ■
3
■ □ □
2 ■ ■
本時案の授業展開のイメージ化
:4■ □ □ □ 児童のわか りやす さ
児童のできる状況 児童への働 き掛 け方法 一人 ひとりに応 じた手だて 指導の仕方
TTの役割
指導案の書 き方
3
■ □ □
1□
3□ ロ ロ
2□ □
1 ■
1
□
2
□ □
■ :一番学ぶ ことができた項 目
□ :学ぶ ことができた項 目
2
回 目の指導案指導では、目標に関わる内容が
1回 目と 比較 して
14P (43.8%)から7
P (24.1%)に減少 していた。そのかわ りに、授業 における指導 に関する内容
(「 本時案の 授業展 開のイメージ化 」 「児童のわかりやすさ 」 「 児童のでき る状況 」 「 児童への働き掛け方法 」 「 一人ひとりに応 じた手だ て」等)は、
7P(21
.9%)から1
5P(51
.7%)と増えていた。これ らの傾 向は、第
1回 目の授業を経て、教生 に対する 指導 内容が 目標から授業における具体的な指導へと変化 し たためと考え られる。各授業の 目標を確定 し、その後に授 業 における具体 的な指導 のありようについて取 り上 げてい くという段階を経た指導案指導の傾向があると推測 される。
一番学ぶ ことがで きた項 目も、「目標の精選
」「目標 の 具体化」 をあげているのは
1名 とな ってお り、他 は授業 における指導 との関連 に関わ る内容 をあげている
。この ことか らも、
1回 目の指導案指導 とは質的に違 った内容 を取 り上 げてお り、授業 における指導 に関わ る内容 に指 導の中心 が移行 しているとい う傾向が把握 され る
。◇ 3
回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導 で学ぶ ことができた項 目
目標の具体化
目標 と児童の実態 との関連 題材の分析
本時案の授業展開のイメージ化
:41 1 □ □ 児童のわか りやす さ
一人 ひとりに応 じた手だて 指導の仕方
指導案の書 き方
1
□
2■ □
1□
3ロ ロ ロ
■ :一番学ぶ ことができた項 目
□ :学ぶ ことができた項 目
3
回 目の指導案指導 では、「目標 の具体化」 は
lPだ けとな り、授業 における指導 に関わ る内容 は
8P (57.1%)であ った。教生 に対す る指導 内容の中心 は、完全 に授業 における指導 に関す る ものに移行 していた。
また、 「指導案 の書 き方」 が
3回 目の指導案指導 で あ るのに
3Pとな って いた。 この項 目に関 しては、1回 目
3P
、2 回 目
2Pあ り、教生 は指導案 を記述 した経験 がないため、指導案指導 を数回経 た と して も記述 の仕方 につ いてのわか らな さがあ ったため と考 え られ る。
□授業反省会後の教育実習生 に対するア ンケー ト集計 教生が授業反省会で学ぶ ことがで きた内容 を集計 し、
考察す ると以下 のよ うにな った。
◇ 1 回 目の授業反省会後のア ンケー ト集計
・授業反省会で学ぶ ことがで きた項 目 目標の精選
目標の妥当性 目標 と題材 との関連 目標達成に向けての方策 児童の評価
教材の妥当性 教材の工夫 題材 と指導 との関連 授業展開の妥当性 授業のイメージ化の重要性 児童のわか りやす さ 児童への働 き掛けの方法 一人ひとりに応 じた手だて 児童の行動 に対す る反応
TTの役割■ :一番学ぶ ことができた項 目
□ :学ぶことができた項 目
1 回 目の授業反省会で、教生が学べた項 目と して、 目 標 に関わ る内容
5P (16.7%)、授業 における指導 に関わ る内容 は
21P (70.0%)をあげてお り、後者 の方が学べ た と して い る。 この
21Pの うち授業展 開等 を除 く授業における指導 に関わ る内容が
15P (50.0%)であ り、指示や説明、例示、促 し、賞賛等の仕方 に関す る 「 児童へ の働 き掛 けの方法」 につ いては
10名 中
8名が あげてい た。 これ らか ら、 よ り授業 に直結 した具体的な教授方法 につ いて学べた とい う傾向が認 め られ る。
また、一番学ぶ ことができた項 目については、 目標 に 関わ る内容 が
3P (30.0%)で、授業 にお け る指導 に関 わ る内容 については
5P (50.0%)であ った。◇2 回 目の授業反省会後のア ンケー ト集計
・授業反省会で学ぶ ことができた項 目
目標の妥当性 児童の目標の意識化
目標達成に向けての方策 教材の有効性
教材の分析 授業展開の検討 児童のできる状況づ くり 児童のわか りやす さ 児童への働き掛 けの方法 一人ひとりに応 じた手だて 児童の行動 に対する反応 教員の授業に臨む際の姿勢 児童の関心 と活動 との関連 児童の行動の検討
2
□□
1 『 1 「
3
■ □ [ コ
2□ □
51 1 ■ □ □
1[ コ
2
□[ コ
5
{ ■ [ コロ ロ
4■ ● [ コ[ コ
1
□
1
ロ
1
[ コ
1
ロ
■ :一番学ぶ ことができた項 目
□ :学ぶ ことができた項 目
坂 本
学 ・丹羽克文 ・下地栄津子 ・賓藤志保子 ・河辺正明 ・山田賢治 ・山本敬子
2
回 目の授業反省会では、 目標 に関わる内容は4P (
13.3%)、授業 における指導 に関わる内容は
18P (60.0%)と なっていた。今 回 も、授業展開等を除 く授業における指導 に関する内容は
13P (43.3%)であり、授業に直結 した具体 的な手法や教授方法 について学べたとしていた。傾 向 と
しては、 1 回 目とさほど違 いはな く、 「 児童への働 き掛 けの 方法」や 「 一人 ひとりに応 じた手だて」 といった具体 的な 指導に関わる内容について学べたとしてあげられていた。
一番学ぶ ことができた項 目に関 しては、 目標 に関わ る 内容 が
2P (20.0%)で、 授業 にお ける指導 に関わ る内 容 については
7P (70.0%)であ った。◇3
回 目の授業反省会後 のア ンケー ト集計
・授業の反省会で学ぶ ことがで きた項 目 目標達成 に向けての方策
目標 と題材 との関連 児童 の評価 評価の重要性 題材の妥 当性 題材 の分析
題材設定理 由の再確認 教材 の有効性 指導方針確立 の重要性 授業展開の妥 当性 児童 のできる状況づ くり 児童 のわか りやす さ 児童への働 き掛 けの方法 一人 ひとりに応 じた手 だて 児童 の行動 に対す る反応
TTの役 割教員の授業 に臨む際の姿勢 指導案 の書 き方
■ □ □ □ □ □
■ロ ■ } □ 1
11111Il1 42
2
□
■■■ □ □
4
■ □ □ □
2■ □
4} □ □ □
1
□
1
[ コ
1
□
■ :一番学ぶ ことがで きた項 目
□ :学ぶ ことができた項 目
3
回 目の授業反省会では、 目標 に関わる内容は
2P (3.3%) とな り、 授 業 に お け る指 導 に関 わ る内容 が
20P (66.7%)と授業反省会 のかな りを 占め るよ うにな って いた。今回 も授業展開等 を除 く授業 における指導 に関す る内容 は
13P (43.3%)と高水準 であ った。
一番学ぶ ことができた項 目に関 して も、指導 に関わ る 内容が
8Pで80.0%とな っていた。
ロ指導案指導後の指導教員 に対するアンケー ト集計 指導教員が指導案指導 で教生 に重点的に指導 した内容 を集計 し、考察す ると以下 のよ うにな った。
◇1
回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導 で教生 に重点的に指導 した項 目
目標の精選 目標 の具体化 目標 と題材 との関連 目標 と指導 との関連 目標 と児童 の実態 との関連 題材 の分析
教材の分析
本時案 の授業展開のイメー ジ化 一人 ひとりに応 じた手 だて 指導案 の書 き方
3
■■■
5
■■■■■
4
□[ コロロ
5
[ コロロロロ
2
ロロ
2
ロ[ コ 1 ロ
5
■『□□□
1 □
2
口□
最 も重点的に指導 した項 目 重点的に指導 した項 目
1 回 目の指導 では、「目標の精選 」 「目標 の具体化」 が
8Pとな ってお り、 その全 てが最 も重点的 に指導 した項目とな っていた。 「目標 と題材
」「目標 と指導
」「目標 と 児童 の実態」 とい った 目標 との関連か ら取 り上 げ られた 内容 につ いて は
llPで あ った。 目標 に関 わ る内容 に関して は合計
19Pで あ った。 これ は全体 の63.3%にあたる。 「本時案 の授業展 開のイメー ジ化」 や 「 一人 ひと り に応 じた手 だて」 は
6P (20.0%)であ り、 指導教員 は いかに 目標 について重点を置 いているかが うかがえ る
。◇2
回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導 で教生 に重点的に指導 した項 目
目標 の精 選 目標 の具体 化
目標 と児童 の実 態 との
関
連 題 材 の分析児童 の実 態 と題 材 との
関
連 本 時案 の授 業 展 開 の イメ
ージ化3 ■■■
1 ■
3 『『{
3 ロロロ 1□
8 ■□□[ コ[ コロロロ
前 時 との授 業 展 開 ・
活動
の違い:1 ■
児童 ので き る状 況 児童 のわか りやす さ 児童 へ の働 き掛 けの方
法
一 人 ひ と りに応 じた手 だてT T
の役割2 □[ コ
1 [ コ
4 ■□□□
2 □[ コ 1□
■ :最 も重点的に指導 した項 目
□ :重点的に指導 した項 目
2
回 目の指導では、「目標の精選
」「目標の具体化」が
4 P、「目標 と児童の実態 との関連」が
3Pであった。 目標に関わる内容に関 しては合計
7P (23.3%)であり、1回 目の 指導
17P (56.6%)の半数以下 となっていた。 しか しながら、 この
7P全ては最 も重点的に指導 した項 目であった。2回 目の指導案指導ではあるが、 1 回 目の授業を経て、更な る目標の精選や具体化が進められたものと推測 される。
2回 目においても目標に重点が置かれていると言える。
「 本時の授業展開のイメー ジ化 」 「 前時 との授業展開 ・ 活動 の違 い」 が
9P (30.0%)で、10名 中
9名 の教生 に 対 して指導 していた。 この うち
2Pが最 も重点的に指導した項 目であ った。 これ らよ り、2 回 目の指導案指導で、
授業展開に関 して指導す る傾向が顕著 にな っていると言 え る。 「本時の授業展開のイメー ジ化」 等 も含 めた指導 に関す る内容 は
19P (63.3%)であ り、 目標 だ けでな く授業 における具体的な指導 について も重点を置 いている
。2
回 目の指導 は、指導教員が 目標 につ いて取 り上 げた 数 は減 ったが、 1 回 目と同様 に重点を置 いた指導案指導 を してお り、 その一方で、授業 における指導 に関わ る内 容 につ いて も重点を置 いている傾向が認 め られ る。
◇3
回 目の指導案指導後のア ンケー ト集計
・指導案指導 で教生 に重点的に指導 した項 目
目標 と児童 の実態 との関連 授業 の評価
:1
[ コ
:1
□
特別支援学校小学部 での教育実習 における教育実習生 に対す る指導 内容
題材 の分析 教材 の確認
本時案 の授業展開のイメー ジ化 児童 のわか りやす さ
児童への働 き掛 けの方法 一人 ひ と りに応 じた手 だて 指導案 の書 き方
:1
[ コ
:1
□
:4
■ ■ ■ □
:1□
:1
□
:2
■□
:3
■ □ □ 最 も重点的 に指導 した項 目
重点的 に指導 した項 目
3
回 目の指導では、目標 に関わる内容については 「目標 と 児童の実態 との関連 」
lP (6.6%)のみとなっている。そのかわり「 本時案の授業展開のイメージ化」が4P(
26.7%、そのうち、最 も重点的に指導
3P)であり、それを含み授業における指導 に関わる内容に関 しては
8P(53.3%)であった。3
回 目の指導案指導 で指導教員が指導 した内容 は、 目 標 に関わ る内容 よ りも授業 における指導 に関わ る内容 に 完全 に移行 してい ると言 え る
。□授業反省会後の指導教員 に対するアンケー ト集計 指導教員が授業反省会で教生 に重点的に指導 した内容 を集計 し、考察す ると以下 のようにな った。
◇ 1
回 目の授業反省会後のア ンケー ト集計
・授業反省会で教生 に重点的に指導 した項 目 目標 の精選
目標 の妥 当性 目標 の具体化 児童の評価 教材 の安 当性 教材 の工夫 授業展開の妥 当性 授業のイメー ジ化 の重要性 児童 のわか りやす さ 児童への働 き掛 けの方法 一人 ひと りに応 じた手 だて 児童 の行動 に対す る反応
TTの役割
1
□
1 ● 1
1■■
4『 □ □ □ 2
□ □
5■ ■ ■ □ □
1□
3
□ □ □
6□ ロ ロ ロ ロ ロ
2 ■ ■
2
■ [ コ
1□
最 も重点 的に指導 した項 目 重点的 に指導 した項 目
1
回 目の授業反省会では、目標に関わる内容は3P(1
0.0%)であるが、授業 における指導に関わる内容は
20P(66.7%)となっており、後者の方に重点を置いて指導 している傾 向が見 られる。授業展 開に関する内容は
6P (20.0%)、授 業展開等を除 く授業における具体的な指導 に関する内容は
13P(43.3%)であった。教生が実際に授業を行 った後であ るため、より具体 的な指導方法や一人ひとりの特性に応 じ た対応について指導 しやす くなっていることとも関連がある と考えられる。
◇2
回 目の授業反省会後のア ンケー ト集計
・授業反省会で教生 に重点的に指導 した項 目
授業展開のスムーズ化 児童 ので きる状況 児童へ の働 き掛 けの方法 一人 ひ と りに応 じた手 だて 児童 の行動 に対す る反応 教員 の授業 に臨む姿勢
1
□
2
□ □
5■ ■ [ コ[ コロ
5■ ■ [ コ[ コ[ コ
3ロ ロ ロ
1■
最 も重点的 に指導 した項 目 重点的 に指導 した項 目
2
回 目の授業反省会 も、
1回 目の傾向がより強 く示 される 結果 となっていた。目標に関わる内容は
lP(3.4%)である が授業における指導に関わる内容は21
P(72.4%)であった。
その中でも授業展 開に関 しての内容は
8P(27.6%)で、「 授 業展開の妥 当性」については項 目別で最高ポイントであり、
最 も重点的に指導 した項 目としても4Pがあげられていた。
◇3 回 目の授業反省会後のア ンケー ト集計
・授業反省会で教生 に重点的に指導 した項 目 目標 の妥 当性
目標達成 に向けての方策 目標 と指導 との関連 評価 の重要性 教材 の有効性 教材分析 の必要性 児童 の実態 と題材 との関連 授業展開の妥 当性 児童 のわか りやす さ 児童 ので きる状況 児童への働 き掛 け方法 一人 ひ と りに応 じた手だて 児童 の行動 に対す る反応
TTの役割
教員の授業 に臨む姿勢 指導案 の確認
■ :最 も重点的 に指導 した項 目
□ :重点的 に指導 した項 目
3
回 目の授業反省会は、目標に関わる内容は
3P(10.0%)、 授業 における指導 に関わる内容は
17P (56.7%)であった。
項 目別に見た場合、「一人 ひとりに応 じた手だて」が
7Pと最 も多 く、最 も重点的に指導 した項 目としても3Pがあげら れていた。このことは、一人ひとりの特性に応 じた指導に向け た授業づくりがなされている傾向が示されていると考えられる。
□教育実習生が指導案指導並びに授業反省会を受 けて授 業 にいかせた と感 じた内容 に関するアンケー ト集計
◇指導案指導か ら
児童 の実態 と活動 内容 との関連、 目標 の個別化、 目標 の
◇授業反省会か ら
目標達成 のための手だて、学習活動 の時間配分、 児童 の
活動場面 の設定、教材 の工夫、児童 の活動 の把握、教材
の提示 の仕方、教材 の片付 け方、児童が興味 を もつため
の導入 の仕方、説 明の仕方、活動 に入 りに くい児童へ の
対応、児童 の活動への注意 の向け方、集合の仕方、児童
が難 しい と感 じる場面 の進 め方、身体的アプ ローチの重
要性、言葉掛 けの仕方、 わか りやす い学習展 開、児童 と
坂本 学 ・丹羽克文 ・下地栄津子 ・棄藤志保子 ・河辺正明 ・山田賢治 ・山本敬子
共 に楽 しむ こと、指導案記述 内容の精選
教生 は、指導案指導 か らは 目標 に関わ る内容 につ いて も授業 にいかせた と して い る。
一方で、授業反省会か らは、「 教材の提示の仕方 」 「 教材 の片付 け方
」「 児童が興味をもつための導入の仕方
」「 説明 の仕方
」「 集合の仕方
」「 言葉掛けの仕方
」「 身体的アプロー チの重要性」 といった具体 的な教授方法、 そ して、 「活動 に入 りにくい児童への対応 」 「児童 の活動への注意 の向け 方 」 「児童が難 しいと感 じる場面の進 め方」 といった一人 ひとりの児童への対応 についていかせたとしている。 これら の内容 は、実際の授業で教生が上手 くできなかった り、対 応 に困難を示 した りしてア ドバイスを受 けた ものであると言 える。また、これらについては、授業反省会で具体的なケー スを取 り上 げた上でア ドバイスされているとも考えられる。
上記 よ り、教生が指導 を受 けた内容がいか され るには、
教生 が授業 において問題意識 を もちえたか、指導教員が 具体的なケースを取 り上 げてア ドバ イス してい るか とい
うことと関連 があ ると考 え られ る。
□指導教員が指導案指導並 びに授業反省会 を受 けて授業 にいかせた と感 じた内容 に関す るア ンケー ト集計
◇指導案指導 か ら
児童の活動の明確化、 目標 の具体化、活動 内容の精選、
◇授業反省会 か ら
目標達成のための手だて、教材の工夫、場 の設定、授業 展開の工夫、授業展開、教材準備、学習展開の説明の仕 方、教材の片付 け方、丁寧 な説明、言葉掛 けの仕方、言 葉 だけでない指導 の仕方、児童が 自分で取 り組 める状況
指導教員 も教生 と同様 に、指導案指導 か らは 目標 に関 わ る内容 につ いて も授業 にいかせ た と して いる。
授業反省会 か らは、教生 とは違 う観点 と して 「 授業展 開」 や 「 授業展 開の工夫」 につ いて もいか された と して い る。 これ らにつ いて は、指導教員 は実 際の授業 を参観 して 「 授業展 開」 の変容 を把握 で きるが、教生 は 「 授業 展 開」 には視点が いかず、具体 的な教授方法 や一人 ひ と りの児童へ の対応 とい った面 に関心 が向かいが ちにな っ て しま う傾 向があ るため と も考 え られ る。
ロ指導案指導で教育実習生が学ぶ ことが で きた内容 と指 導教具が重点的 に指導 した内容 との一致
◇第 1 回 目の指導案指導
目標の精選 目標の具体化 目標 と題材 との関連 目標 と指導 との関連 目標 と児童 の実態 との関連 題材の分析
341111
本時案 の授業展開のイメー ジ化
:4‑人 ひと りに応 じた手だて :
1◇第
2回 目の指導案指導
目標 の精選
:2題材 の分析 :
2児童 の実態 と題材 との関連 :
1本時案 の授業展開のイメー ジ化
:3◇第
3回 目の指導案指導
題材 の分析 :
1本時案の授業展開のイメー ジ化
:3児童 のわか りやす さ :
1一人 ひ とりに応 じた手だて :
2指導 案 指導 1回 目にお いて は、 目標 に関 わ る内容 で
10Pの一 致 が見 られ た。 その 中で も、 「目標 の精選」 と「目標 の具体化」 に関 して は
7Pの一致 であ った。1回 目 の指導案指導 で は 目標 に関わ る内容 につ いて指導 がな さ れ、教生 もその重要性 を十分 に理解 している傾 向が把握 で きる。 しか し、2 回 目の指導案 指導 で は 目標 に関わ る 内容 で の一致 は
2Pに減少 してお り、
3回 目で は 目標 に 関わ る内容 に関 しての一致 は皆無 とな っていた。
授業 にお ける指導 に関わ る内容 に関 して一致 した項 目 は、「 一人 ひ と りに応 じた手 だて
」「児童 の働 き掛 けの方 法 」 「児童 のわか りやす さ」 であ り、各 回で
3項 目ま と めて も
1‑3の一致数 で あ った。
3
回の指導案指導 を通 して 「 本時案の授業展開のイメー ジ化」 に関 して は、4P 、3P 、3P (
5名 の教生 対象) と コ ンスタ ン トの一致数 をあげていた。
□授業反省会 で教育実習生が学ぶ ことが できた内容 と指 導教員が重点 的 に指導 した内容 との一致
◇第 1回 目の授業反省会 目標達成 に向けての方策 教材 の妥 当性
教材 の工夫 授業展開の妥 当性 児童 のわか りやす さ 児童への働 き掛 けの方法 一人 ひとりに応 じた手だて 児童 の行動 に対す る反応 TTの役割
21132421
1
◇第
2回 目の授業反省会 教材 の有効性 授業展開の妥 当性 児童 のわか りやす さ 児童への働 き掛 けの方法 一人 ひ とりに応 じた手だて 児童 の行動 に対す る反応
241331
特別支援学校小学部 での教育実習 にお け る教育実習生 に対す る指導 内容
◇第
3回 目の授業反省会 目標達成 に向 けての方策 評価 の重要性
教材 の有効性 授業展開の妥 当性 児童 ので きる状況 児童 のわか りやす さ 一人 ひと りに応 じた手 だて 児童 の行動 に対す る反応 教員 の授業 に臨 む姿勢
1l1211211
「授業展 開 の妥 当性」 の一 致 が、
1回 目
3P、
2回 目
4 P、3 回 目
2Pであ った。 「児童 のわか りやす さ」「児童 へ
の働 き掛 けの方法
」「一 人 ひ と りに応 じた手 だて」 等 の 授業 に直結 した具体 的な手法 や教授方法 につ いての一致 は、
1回 目
9P、2 回 目
8P、 3回 目
5Pとな って いた。 実際 に行 った授業 の後 に実施す る反省会 で あ るため、具体 的な事例 を取 り上 げ、 よ り具体 的な ア ドバ イスがな され た もの と考 え ることがで きよ う。
4
総合的考察
(1)
指 導 内容 の移行 に関 して
指導案指導及 び授業反省会 において も初期 の段 階で は 目標 に関わ る内容 につ いて取 り上 げ、次 の段 階 と して授 業 にお ける指導 に関わ る具体 的 な内容 につ いて取 り上 げ ることに効果 があ ることが把握 され た。 これ は、授業づ くりの根幹 と もいえ る授業 の 目標、授業者 の意 図
6)を明 確 に した上 で、 それ に基 づ いて授業 が構成 されて い くか らであ る。 そ して、実 際 に授業 を行 ってか ら具体 的な指 導方法 や個別 的な対応 につ いて取 り上 げ る方 が、教生 に とって は理解 しやす い こと も一 因 と して あげ られ よ う
。これ らは、教生 のわか りやす さ と対応 させて、授業づ く りの指導 を進 めて い くとよい とい う指針 を見 出す ことに もな ろ う。
(2)
授業 づ くりに関 しての指 導 のポ イ ン ト
指導教員 は常 に 目標 との関連 で授業 を見 る傾 向が うか がわれ、題材、教材、指導方法、児童 の実態 とい った単
‑ の項 目で授業分析 をす るので はな く、 目標 との関連 で 授業 を見 て い る
。教生 にお いて も、 目標 との関連 か ら授 業 を分析 す る視 点 を もて るよ うにな る とよいだ ろ う。 ま た、教生 は 「授業展 開」 につ いて学ぶ ことがで きたが、
次 の授 業 で いかせ た と実感 す るには至 って いな い。 「授 業展 開」 は授業 の構成全体 に関わ る内容 であ り、 マ クロ の視 点 で授業 を見 る必 要 が あ る。 「授業展 開」 に関 して は、指導 教員 の説 明が あ って初 めて理解 され、 いか して いけ る内容 と言 え る
。教生 は ミクロの視点 で授業 を見 る ことはで きて もマ クロの視 点 で見 ることは難 しく、 これ らの視点 につ いての指導 も取 り入 れて いきたい。
教生 は授業 づ くりの経験 も、授業 を行 った経験 もな い ので あ るか ら、教生 が疑 問や問題意識 を もった内容 に対 して適切 な ア ドバ イ スを して い く必要 が あ ると言 え る。
教生 が問題意識 を もった内容 に対す るア ドバイスの方 が、
指導 内容 が理解 されやす い と考 え られ る。 そのために も、
教生 が イ メー ジ し、 いか して いきやす いよ うな具体 的な ア ドバ イスの提供 が必要 とな る。
参考文献
1)平成20
年度版教育実習必携 ( 特別支援学校編) ≡ 重大学教育学部
20082)
小林 宏 己 「教 育実 習 の実施形 態 と評価 に関す る研 究」 教育実習研究 第
18集
20053)教育 実 習 指導 の あ り方研 究会
「教育実習 指導 の あ り方」 に関す る総合 的研究
(Ⅱ) 20064)
前掲
1須 曽野仁志 学習指導案作成 を どう指導 す るか
‑ PBL教育 の展 開を通 して ‑
ppl0‑18 2006 5)井坂誠一 ・中村勝二 精神遅滞児 の授業 に関す る一
研究 一 教育 実習生 にお け る関わ りの検討 一 三 重大 学 教育実践研究指導セ ンター紀要 第
18号
pplO7‑116 1998
6)