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情報処理教育センタ中山泰雄     ・・    矢  鳴  虎  夫

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(1)

九州工業大学研究報告(工学)No.43 1981年9月       147

教育用TSSシステムの性能評価について(III)

      (昭和56年5月30日 原稿受付)

情報処理教育センタ中山泰雄

    ・・    矢  鳴  虎  夫 Performance Evaluation for

 Education TSS system

by Yasuo NAKAYAMA

  Torao YANARU

      Abstract

  The performance te§t◎f the c砲puter§ystem MELCOM COSMO 7◎◎min our c題ter is described. The resultant data investigated in December are shown and are discussed in Comparison with the previous data◎btained in July, b泣the constmctl◎n of the sy就em tested is somewhat changed, i. e., the number of the terminals(50)in this case are more than the terminals

(40)in the previous case. The significant results in this case are as foliows.

1)The me鋤value◎f mem◎ry size in one j◎b is 25K w◎rds in Batch pmgra!n and gK w◎rds in TSS program.

2)The mlean value◇f using termi頂ls is 38.

3)The mean turn−around time is 2.2 seconds.

4)The monitor overhead is about 30%.

、.まえがき        3・解析結果及び輪

 前報uでは性能評価プロセッサを用いて,M肌COM    3・1・ユーザーの利用状況

COSMO−700{HにおけるTSSの稼動状況の評価を    前回の測定では・ジョブの多重度を最大4多重として 行ったが,引続き利用度の高い12月における稼動状況を   あったが,今回はバッチジョブの増加に伴ない,最大5 測定した。この結果の分析及びピーク時のTSSターミ   多重と設定してある。多重度による分類では, A:◎多 ナルのレスポンス等について報告する。      重B:1〜2多重そしてC:3〜5多重と分類した撃)

      表一1にジョブの多重度による利用状況を示す。端末の

2・翫方法及び雑       。グオン状流ついて1週間のヂタを動たグラフを  前回に引続きSTATSプロセッサーを用い統計資料   図一1に示す。この図からも端末の大半が常に利用され

を収集した。測定日時は12月8日〜15日,時間は9:00   ていることが分る。

〜17:00または9:00〜22:00である。測定間隔は5分    スナツプでロットの数をみるとA−113 B−256,C一 毎であり,OSも前回と同じくUTS/VS F◎◎版である。   523となっている,稼動時間中,バッチ全区画と大多数の 端末台数は40台から50台に増加している。         TSS端末装置が利用されている状態である。

(2)

148

50

多重度 バツチジョブ ス均区画数

(ログオン中の)TSS端末数(台)

平均値 最小値 最大値

A 0 25.0 2 45

B 32.◎ 6 49

C 4.o 37.8 7 50

表一1      となる。OSの70 Kを加えると       92十340十70=502Kワード

      であるから,メモリに余裕は殆んどなく,これ以上の利       用時では,メモリのスワップを生じ,CPUの効率は当然       低下を招く事になる。

       3.3.スループツトとTSSの応答

       端末台数と利用度の増加により,実行時間の乗数因子       であるETMF2)は,前回の倍以上の数値に大きく増加し 図一1      ている。これを表一3に示す。Cの状況では,ジョブの処       理効率が非常に悪く,大変好ましくない状態になってく       る。ターンアラウンドタイムは平均として2、2秒である       から,この程度なら我慢出来る状態であろう。

ぴ:充灘衰メ蟹で・ソ 、

 ∫  / ≠へ、

メ !      、

910111213141516171819202122 時間

表一3

ETMF 900(這リ秒)レスポンス

ターンアラウンド

^イム  (秒)

A 1.6 41.3 0.3

B 4.3 12L8 ◎.9

C 1L4 542 2.2

バッチ(ワード) TSS(ワード)

平均値最小値最大値 平均値 最小値 最大値

A 0 9.3 7.◎ 16.0 B 27.8 5.0 93.0 8.9 6.◎ 14.◎

C 23.7 6.0 59.0 9.2 6.0 17.0

      3.4. CPU利用率

3.2. メモリー利用状況      表一4にCPUの利用率を示す。いずれの場合もTSS 表一2に1ジョブ当りの実メモリ占有サイズを示す。   の利用が%近くなり,バッチジョブの利用率は,前回の        70%に減少している。Cの場合アイドルは殆んどなく,

表一2       またモニターのオーバヘッドは全体の%にも達してい        る。

表一4

バツチ TSS モニターIーバヘツド アイドル その他

A 0 44.3 10.1 22.2 23.4 B 17.5 44.5 26.2 3.8 8.0 C 16.◎ 45.1 32.7 ◎.1 6.1

TSSでの値は前回と殆んど差が無いが,バッチジョブの

平均値は,B, Cとも50%の増加を示している。システ    3.5. TSS端末の利用状況

ム全体との実メモリサイズとの関連を調べてみると,前    端末のログオン状況は,グラフとして図一1に示した。

回はメモリに充分な余裕があったが,利用度の高いCの   キーボードからの入力台数は平均3台前後であり,また 場合では,バッチジョブ全体が占有するメモリ,サイズ   端末への出力中の台数も3台前後である。したがって大

は       半の端末利用者は,ジョブの実行中だとみて良い。これ     23.7K×40=92 Kワード       が前項のETMFの増加の原因となる。利用に習熟した  TSSジョブ全体が占有するメモリ・サイズは,      ことも原因の一つでもあるが, CPUネックをもたらすこ     9.2K×37=34◎Kワード       とになる。表一5}こその状況を示す。

(3)

149

 表一5      これらの原因を考えると,先ずバッチジョブのうち,

      CPUタイムの大きいものが増加してくる。ジョブ件数も       順次増加しているため,ジョブの待行列が大きくなり,入       力後かなりの待ち時間が生じてくる。待ち時間の大きい       場合,途中結果が順次出力されるジョブはTSS端末か       ら実行する利用者が増し,長時間に渡り端末装置を占有       する。TSS占有者が多くなり,かついずれも実行ルーチ  3.5.TSS端末の入出力文字数      ンに入っている場合は,同一ジョブであっても,第1報  CRTディスプレイ端末からの入出力の文字数は,前   の図一3に示す如く})TSSでの実行時間は,台数に比例し

回と殆んど変りなく,入力は15文字前後,出力は40字前   て大きくなる。このため当然,バッチジョブの実行時間 後であり,利用度とは余り関係ないと云える。       が大きくなる。CPUタイムは同一であるが,デュァレー       ションタイムが大きくなる事を意味している。この現象  4。ピーク時

      が悪循環を生じ,益々ジョブの処理,TSSのレスポンス  大学における計算機利用は,卒業研究の締切が近い   が悪くなる。これでは十分な計算機の性能は発揮出来な

1月にピーク状態となる。この時期ではSTAT Sによるシ   い。今後の対策としては,この悪循環をさけるため,ピー ステム負荷を避け,コンソールまたは特定端末からサ   ク時にはTSS端末の利用方式に制限を加える事が必要 ンプリングして,いくつかの測定を測った。この時期   となる。

では,各端末とも常時ログオン状態であり,かっバッ    それには先ず,

チジョブも待行列が大きくなり,待時間は最大数時間以  ①TSS端末からの実行時間(CPU打切り時間)を 上に達した場合もある。ETMFは平均25,最大30にも達   短かくする

している。図一2に1月27日の10時〜16時のETMFの変  ②端末装置を入力装置としてのみの利用を計る。出 動状況を1例として示す。コンソール上で調べると,ロ   カはすべてバッチ投入とする

グオン台数中,ジョブの実行中及び出力中の台数の和は,  ③CPU時間の大きいジョブは・出来るだけ大型計算 25台から30台であった。      機を利用する

       等が考えられる。

      現在は学生ジョブの打切り時間は10秒に制限,研究 図一2       ジョブはCPUタイムは30秒に変更を行っている。③は        ユーザへの理解を計っている。

闘蘇苔姦 重蒜』姦 齢台数 タ行中の台数ジョブを

A 25.◎ 2.6 2.6 2.9

B 32.0 3.0 3.0 6.2

C 37.8 2.6 2.6 13.8

  30

ETMF

20

10

       5.むすび

       当初十分に余裕のあると考えられたMECCOM,

      COSMO 70001であったが,卒業研究のピーク時には,十       分な応答が得られない事が分った。しかしながら,ピー       ク時に合わせてシステムデザインをする事は無駄も多       く,出来るだけジョブの平均化を考えねばならない。教       育用計算機の有効な使い方は,プログラミングの十分な       教育と共に,利用法の適切な指導が,運営上必要である       と云える。

         参考文献

1)教育用TSSシステムの性能評価について(1)九州工業大学研 10・001LOO 12.00ユ3.0014.0015.0016.00 時間      究報告 41号.

      2)教育用TSSシステムの性能評価について(ID九州ヱ業大学研        究報告42号.

参照

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