「漢字仮名交じり文」:「漢字仮名混じり文」
著者名(日) 天沼 寧
雑誌名 大妻国文
巻 21
ページ 17‑31
発行年 1990‑03
URL http://id.nii.ac.jp/1114/00001522/
Creative Commons : 表示 ‑ 非営利 ‑ 改変禁止
http://creativecommons.org/licenses/by‑nc‑nd/3.0/deed.ja
「漢字仮名交 じり文」 :「 漢字仮 名混 じり文」
「漢字仮 名ま じり文」 とい う語の「 ま じり」 の部分 を漢字 (と 仮名 )で 書 く とき ,「 交 じり」 としたほ うが よいか ,「 混 じり」 と したほ うが よいか ,そ れ
とも , これ以外の他 の漢字で書いたは うが よいか とい う問題であ る。
まず ,「 ま じる」 。「 まぜ る (ま ず )」 の漢字表記 について ,明 治以降 ,国 語 施 策の実施以前 までに発 行 された国語辞典 H種 に当た ってみた結果は ,次 の第 1表 の と お りである。 (11種 の辞典 のなか に ,参 考 までにヘ ボ ンの『 和英語林 集成 (第 二版)』 を加えた。 ) .
J・ l査 の対象 とした語は ,「 ま じり」 。「 ま じる」・ 「 まず」 。「 まぜ る」 の 4語 ,及 び ,複 合語 の「 仮名 ま じり」 〔又は ,「 仮 名 ま じり文」・ 「 漢字 仮 名 ま じり(文
)」〕,「 まぜ書 き」 の 6語 であ る。複合語については ,「 ま じ る 。ま ぜ る」 の部分に当ててあ る漢字についてみた ものである。 なお ,送 り仮 名 も原 文 のとお り ]局 げてある。
なお ,二 ,三 の気付 いた ことを述べれ ば ,
「ま じりJは ,ど の辞典で も名詞 として立項 してあ るものであ るが ,『 日本大
辞書』 だけ には ,別 項 として ,接 尾語 としての「 ま じり」 を立項 し ,「 名 詞 ニ 接 シ ,共 物事 ガ雑 ル義 ヲ示 ス語 。 Jと し ,用 例 として ,<博 多小女郎,「仕 方 ま じリノ高話 シ」。 >を 掲 げてい る。た だ し ,見 出 し語 の下 に ,漢 字 は掲 げてい な い。
辞典 に よっては ,「 ま じり」が上接 す る複合語 を ,別 項 ,又 は ,子 項 目と し て採録 しているものがある。それは ,19ペ ージに掲 げた表 の とお りであ る。
「 ま じる」 に当ててい る漢字は ,「 交・ 雑・ 錯 。混」 の 4種 が あ り ,な か で
も 「交」と 「雑」とが多 く ,掲 げ る順位 の点か らみ て も同 じであ る。 また , 2種 以
﹁漢 字 仮 名 交 じ り 文 ﹂ ¨
﹁漠 名 り 字 仮 混 じ 文 ﹂ 寧 沼
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17
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・ 侶
・ 黒
枢 ・ 黒
黙 ・ 黒
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・ 還
・ 枢
︶ 意
・ 黒
・ 黙 黒
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暉 ・ 最
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黒 ・ 侶
濠
暉 ・ 黒
暉 ・ 黒
\ ︵枢 ⁝ ︶黒
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黒
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∞ . S ︒ 墾 罫 塁 性 朧 ぐ R 8 . 潟 . 墾 罫
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゛ . ミ . 墾 窓
︵ 摩 回 線
︶ 錠 胆 1 6 ︻ 含 . 騨 罫 慶 ︵ 馴 襴 鵬 専 漱 晨
l18
辞
日本大辞書 ことばの泉
俗語辞海 辞林 (増 補再版
)炸大 日本国語辞典
ま じりだね ま じりげ ま じりだね
ま じりもの
ま じりもの ま じりけ ま じりだね
ま じりもの ま じりけ ま じりだね
ま じりもの ま じりけ ま じりげ ま じりだね ま じりもの ま じりけ ま じりげ ま じりだね
ま じりもの
ま じりけ
目 を 漢 字
雑 物
雑物 雑毛 雑種
雑物 雑気 雑毛 雑種 雑物 雑気 雑毛 雑種
雑物
明解国語辞典 雑気
以上の ように ,「 ま じり…」 とい う場合の ,
り」の場合は ,「 交・雑」の順で併記 している
語釈 ・用例 (階 」 縫ヒ引 唇 票ゲ r)
種 ガ雑 ツテアルコ ト ー「 ま じりだね ノ大 J 獣の、種種の さしげあるもの。
純粋の種にあ らぬ もの。種 のま じりて あ る こと。
雑物。 ま じりたるもの。 純粋な らぬ もの。渕 :
「 ま じりものな く、 きらきらしかめる中に」
ま じり入 った他のもの。
ま じりある他の毛。
異なる種の相雑 りてあること。
「―一 の大」。
ま じり入 りたる他のもの。
ま じりたる種種の毛。
①異なる種の雑 りてあるもの。
。あひの子。
のこ。「一―の大」。
ま じりて入 りたるもの。
ま じった気味。 ま じったや うす。
種種の毛 のま じること。…。
類の異 った種 の雑 ってゐること。…。
二種以上のものの交 ってゐる物。
雑 りたる気味。
さまざまの毛のま じること。…。
類の異なる種のま じりてあること。
のこ。ざっしゅ。
あ ひ
ま じりた るもの。…。源常夏「 ま じりものな く、 きらきらしかめる中に」
ま じってゐる 。こと (も の )。
「 ま じり」の部分には , 単独の「 ま じ
『 辞苑』を含 めて ,い ずれ も「 雑」をあ
﹁ 漢 字 仮 名 交 じ り 文 ﹂ ¨ ﹁漢 字 仮 名 混 じ り 文 ﹂
/ 侮 極
物 毛 種 雑 雑 雑
19
てている。語釈では「 まじる Jと い う語を ,仮 名書きにするか , 漢字で書 く場合は . やは り「雑 Jを 用いているのが大部分であるが ,『 辞苑』では ,「 まじりけ」 ,「 ま
じりげ Jの 語釈では仮名書きとし ,「 まじりだね」の場合は「雑」 を用い ,「 まじり もの」の場合は「交 Jを 用 いている。
上 を掲 げ てい るものが多 い。「混」 を掲 げている辞典は 2種 しか ない。
「 まぜ る」 は , これを参照項 目 (空 見出 し )と し ,文 語形 の「 まず」を本項 目としてい るものが大部分であ る。『 和英語林集成』 ,『 俗語辞海』 ,『 日用 語大辞典』は ,そ の性格か らして ,文 語形を掲 げず , 口語形「 まぜ る」だけで あ る。そ こで , この 3種 の辞典 では ,「 まぜ る」 の項 に よることとし ,他 は ,
「 まず」 の項 につ いてみ る こととした。
掲 げ てあ る漢 字 には ,や は り「 交 。雑・錯 。混」 の 4種 が あるが ,「 交」 と
「 雑 Jと を掲 げてい るものが多い。
「 ま じる 。まず」 の項 に「 錯 」 を併せ掲げてい る辞典 は 4種 あ るけれ ども ,
「 まぜ る」 の項 に掲 げ てい る ものは 1種 もない。 また ,掲 げ る順位 は ,い ずれ の辞典 で も最下位である。 さらに ,語 釈 には 「 錯」は用 い られ ていない。
この よ うな ところか ら想像す る と,「 錯」を「 ま じる 。まぜ る (ま ず )」 として 用 い る ことは ,辞 典 ではなお存 していたけれ ども ,実 際 に用 い られ ることは ,
日常一般 にはほ とん どなか った のではないか と思われ る。
「 まぜ 書 き」 は ,11種 とも見出 し語 として採録 されていないけれ ども ,「 仮 名 ま じり (文 )」 は , 9種 の辞典に採録 されている。そ うして , 9種 ともそろっ て ,「 ま じり」 には 「 交」を用 いてい る。 なお ,こ の項 の語釈 では ,ほ とん どの
辞典 で ,「 漢字 と仮名 とを まぜ て 。・・ 」 とい うよ うな言い回 しを用いて記述 してい るが , この部分 の用語 。用字は ,次 の とお りである。
交 へ て 。た …… 4 混 じて…… 2 交ぜ て・………… 2 混 ぜ て…… 1
「 混」 を用 いてい るのは ,『 日本大辞書』であ り ,「 仮名交 り」 の語釈 とし て「 仮名 卜漢字 卜混 ゼテ記 シタ文章。」 としてあ る。
戦 後 ,昭 和21年 に「 当用漢字表」 が内閣告示を もって制定 された。 この表 に
は ,「 交・ 混・ 雑 。錯」 (戦前 の辞典 で ,「 ま じる 。まぜ る (ま ず )」 の漢字表
記 に用 い られ ていた四つ の漢字。 )と も掲 げ られ ていた。
'当用漢字表は , 日常一般 に使用す る漢字 の範 囲を示 した もので ,単 に1850字
の漢字を部首順に並べた表 である。各漢字 の使 い方 (音訓)に ついては何 も触れ てお らず ,「 使用上 の注意事項」に おいて ,代 名詞・ 副 詞・ 接続詞・ 感動詞・
助動詞・ 助詞 ,外 国 の地名 。人名 ,外 来語 ,1動 植 物 の名称 , あて字 を「 (な る べ く)か な書 きにす る。」 としているものであ る。
やがて ,昭 和23年 に ,内 閣告示「 当用漢字音訓表」が制定 された。
(注 )こ の当用漢字音訓表は ,後 に昭和 48年 ,新 たに同名の「当用漢字音訓表」
の制定と同時に廃止された。なお ,昭 和 48年 の音訓表も ,昭 和 56年 ,常 用漢 字表 (内 閣告示 )に 吸収され ,廃 止された。
昭和23年 の「 当用漢字音訓表」では,「交」に対 して「 ま じる」 を訓を,「 混」
に対 して 「 まぜ る」の訓 を掲 げてあ ったが ,そ の「 〔使用上 の注意事項〕」 に ,
「 自動詞に も他動 詞 に も使 われ るものにつ いては、 おおむね そ の一方 の形 のみ を掲げてあるが、両様 に使 って さしつか えない。」とあ る ことに よって,「 交」 ・
「混」ともに「 ま じる」 とも「 まぜ る」 とも使 え るわ けであ る。
しか し ,「 雑 」には ,「 ザ ツ・ ゾウ」 の音 だけ ,「 錯」 には「 サ ク」 の音 だ けが掲げてあ り ,共 に「 ま じる」,「 まぜ る」 の訓は掲 げてなか った。
したが って ,昭 和23年 の音訓表に従 うか ぎ り ,「 ま じる 。まぜ る」 の漢字書 きでは ,「 雑」 。「錯」は使 えな くな ったわ けであ る。
「 当用漢字表」 。「 当用漢字音フ I表 」 のほか ,「 当用漢字字体妻」 (昭 不Π24 年 ,内 閣告示 ),及 び ,「 現代か なづか い」 を含 む国語 の書 き表 し方 の諸基準 は ,昭 和27年 ごろ以降発行の国語辞典 に影響 を及ぼ し ,多 くの辞典 では , これ らの情報 を示す よ うにな っていった。
キ 1:「 当用漢字字体表」は ,常 用漢字表に吸収 され ,昭 和 56年 に廃止。
■ 2:「 現代かなづかい」は ,昭 和 61年 ,内 閣告示「現代仮名遣い」の制定 と同 時に廃止。
この よ うな事情が ,国 語辞典 の「 ま じる 。まぜ る」 の漢字表記 に どの よ うな 変 化を もた らしたか をみ るために ,昭 和27年 か ら ,昭 和47年 の前半 までに ,新
たに発行 ,又 は ,改 版 された 国語辞典 13種 について ,第 1表 と同 じ語 の表記 に
﹁ 漢 字 仮 名 交 じ り 文 ︲ ﹁ 漢 字 仮 名 混 じ り 文 ﹂
﹃ ≪ 継 鵬 皿 階 案
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\ \ \ \ \ \ \ \ \ 洵 伽
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悠 ・ 暉
悠 ・ 暉
暉 ・ 悠
暉 ・ 黒
暉 ・ 悠
黙 ・ 颯
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・ 黙
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・ 暉
︵ 最 Y 暉
・ 燎
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・ 暉
翠 ︵
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侶
当ててある漢字が どの よ うになってい るか を ,ま とめた ものを第 2表 と して前 ペ ージに掲げ る。ただ し ,戦 後 の辞典 では ,大 筋 と しては ,文 語形 を参照項 目 (空 見 出 し )と し , 日語形を本項 目としてお り , また , 可ヽ 型辞典では , 文 語 形を立項 していない辞典 もあるので ,「 まぜ る」の文語形「 まず」は省略 した。
第 2表 において , 一― ―― (点 線 )よ り上 の 8種 の辞典 には ,当 用漢字表外 の漢 字 ,及 び ,当 用漢字音訓表外の音訓である ことを ,何 らか の印を付けて示 して あ り ,点 線 よ り下 の 5種 の辞典では , これ らの ことを示 していない。表 の まと め方は ,第 1表 と同 じである。
この期 の辞典 では ,表 外音訓の印を付 けてあ る辞典 ,付 けてない辞典を通 じ て ,「 ま じり 。ま じる 。まぜ る Jと もに ,表 外訓 の 「 雑 」を第 1順 位 とす る もの は 1種 も見当た らな くなる。 また表外訓 の 「 錯」を揚 げ る辞典 は 2種 にな り ,そ
オ tも ,「 ま じる」 の項 だけに とどまってい る。
以上 の ことは , この期 に発行 されたすべ ての国語辞典 に当た ってみた結果 で はないが ,傾 向 と しては ,戦 前 と異 な ってい る とみ て も誤 りはないであろ う。
次に ,『 新選 国語辞典』において ,「 か なま じり」 に対 して,【 か な交(混 )じ り】[仮 名(字 )交 (混 )り 】 としてい る。「 ( )」 印は ,同 辞典 の「 記号一覧表」
に よれ ば ,「 同 じ意 味の別字 (書 きか え )」 とい うことであ る。なお ,「 ▲ 」 印 は ,「 当用漢 字にあるが音訓表にない よみかた」 とい うことであ り ,本 稿 でい う表外訓 であることを示す ものであ る。「 か な ま じり」 の場合 に ,「 混」 を 当 てることは ,戦 前の辞典にもな く , この期 の辞典で も ,併 記の形で この辞典だ けである。なお ,こ の辞典でも ,次 の 改 版で あ る「新版」 (昭 和 57.1.20)で は ,【 かな (仮 名 )交 (じ )り 】 とし ,さ ら に ,そ の「 第六版」昭和 62.3.20)で は ,【 仮名交 (じ )り 】としてある。
この期でも ,「 漢字仮名まじり文」を立項 している辞典は見当た らない。 ま た ,「 まぜ書 き」は戦前の辞典では 1種 もなか ったが ,こ の期には , 1種 だけ であるが立項 してお り ,「 交ぜ書 き」 としているのは注 目すべ きことである。
昭和 47年 6月 28日 に開かれた第 80回 国語審議会総会で ,「 当用漢字改定音訓 表 Jを 審議 した際 ,参 考資料 として配布 された <「 異字同訓」の漢字の用法 >と いうものがある。 これは ,「 同音で意味の近い語が ,漢 字で書かれる場合 ,そ
﹁ 漢 字 仮 名 交 じ り 文
﹂
﹁ ¨ 漢 字 仮 名 混 じ り 文
﹂
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\
\ 枷 捌
﹁ 黙
\ れ 榊 印 暉
・ れ 榊
﹁ 黙
\
\ 莉 榊 御 黙 枷 鰤 御 暉
︵メ ︶ い つ 悩 ヾ 事 ︵= 部 ︶ \
■ 部
> メ
︵ つ 黙 N 墨 メ ー 絲 郷
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絲郷 > いつ 黙螺 駅
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︶弼 響 邸
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\
︵ s X
︶ つ 黙 響 騒
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︵ ︒ ﹀ 榊 ´ N 難 ・ 唱 ︶弼
︵ 最 Y 暉
・ 侶 姜
§ 夢 騰 中
︵ 濠 Y 侶
・ 暉 最 ︵ Y 暉 黒 ・ 黙
⑤ 暉 ぃ O 黙
・ 暉 黒 ︵ Y 寧 侶 ・
︵ 黒 Y 暉
● 黙 ^
● 暉
・ 黙 濠 ︵ Y 暉
・ 黙
︵ 黒 Y 尽 暉 ・
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> 黙
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︵ 黒 Y 弼
・ 暉 濠 ︵ Y 暉
・ 黙 2
■ 姜 く せ 絲 部
> 黙 ⑤ ヽ暉 O 暉
・ 黙
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・ 黙
︵ 域 Y 暉
● 黙 ^
● 暉
・ 燎
︵ 濠 Y 暉
・ 黙
︵無 ︶ ・ ︵濠 ︶ ・ 燎 ・ 暉
︵ 智 卸
゛ N 邸 困 s
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黙
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︵ 域 Y 軍
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︵熱 Y 駆
・ 黙
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︵ 翠 Y 侶
・ 暉 回 駅 せ に ポ N ≪ 織
8 . H ︻ . H 漱 経 胞 酬 ン
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∞ . めΦ . 薫 織 K H . 0 さ .
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︶髯 織 薬
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゛ . Φ
≪ 性 寵 回 薬 駐 尽
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∞.〇 ︻.︻Φ ︵ 縦 網揚 瑯 階 燕
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Ю ︒ 埒 ︶ つ E N 猟 憫 線
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≡ 颯 ミ 薫 ヽ ●
¨ H
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24
の慣用上 の使い分けの大体 を ,用 例 で示 した もので あ」 って ,そ のなか の「 ま ざる 。ま じる 。まぜ る」 の項 に ,
交 ざる・ 交 じる 。交ぜ る一―麻 が交 ざってい る。漢字仮名交 じり文。
混 ざる 。混 じる 。混ぜ る一一 酒 に水が混 ざる。西洋 人 の血 が混 じる。異物 が混 じる。雑音が混 じる。セ メン トに砂 を混ぜ る。絵 の具 を混ぜ る。
とある。
この資料は ,当 日の国語審議会総会の審議・議決を経た ものではないが ,公
表 され ,以 来社会の各方面で利用されている。
この資料が発表 されてか らあとの ,各 種国語辞典で , どのようになっている かをみた ものが第 3表 (前 ページ )で ある。第 3表 は ,前 記の資料が公表 された あとの発行にかか る辞典 ,す なわち ,昭 和 47年 後半以降 ,今 日に至 るまでの辞 典が対象 となるわけであるが ,そ の数が多数にのぼるので ,昭 和 60年 代以降に 発行された ものの中か ら 12種 を選んだ。表 のまとめ方は ,第 1表 。第 2表 と基 本的には同 じである。
第 3表 を見て気付 くことは ,「 まじり」を立項 している辞典が比較的少ない ことである。 しか し , これは ,こ こで採 り上げた辞典には小型辞典が比較的多 い ことに よるのか もしれない。
この期以前の辞典では ,第 1表 。第 2表 によっても明らかな ように ,「 ま じ る」 。「 まぜ る」のそれぞれの項について ,用 いるべ き漢字を複数併記 してあ るものがほとんどであ り ,掲 げた用例中の該当部分は「一―」な どで示 してあ るために ,実 際に書 くときに , どれを書けば よいのか , どれで もよいのかが分 か らなか った。 ところで ,こ の期になると ,12種 中 3種 の辞典が ,「 交 じる」・
「混 じる」 ,「 交ぜ る」。 「混ぜる」 とを ,そ れぞれ別項 目として立項 し ,別 の 1
種は ,同 一見出 しのもとに ,「 交」 と「混」によって 2義 に分け ,ま じり方の違 いについて ,精 粗はさまざまであるが説明を し ,用 例を掲げている。また ,別
項 目としていない辞典においても ,ま じり方の違いについて触れていることは 注 目すべ きことである。
ことに ,『 旺文社国語辞典』では ,別 項 目とし ,そ れぞれについて ,ま じり
﹁ 漢 字 仮 名 交 じ り 文 ﹂ ¨
﹁漢
字 仮 名 混 じ り 文 ﹂
方を説明 し ,用 例を掲げた うえ ,い わゆる囲み記事を設けて ,両 者の使い分け について ,用 例を添えて詳 しく解説 している。
このほか ,「 交 じる」 。「交ぜ る」の項における用例に「漢字にかなが〜。」
「漢字にかなを〜。」を掲げているものが少なか らずあることも注 目すべ きこと であろ う。
次に ,「 (漢 字 )仮 名ま じり (文 )」 の項においても , これ までには見当た らな か った「かん じかなまじりぶん」を見出し語 として立項 している辞典が 2種 あ るほか ,「 仮名 ま じり」 。「 仮名 まじり文」の用例 として「漢字〜 (文 )」 を掲 げているものが 3種 ある。
「 まぜ書 き」は ,対 象 とした辞典の半数が立項 している。 うち , 1種 は「混 ぜ書 き」 とし ,他 の 1種 は「交ぜ書き 。混ぜ書き」を併記 している。
ここでい う「交ぜ書き」は ,国 語施策の実施以後は ,漢 字 2字 以上で書き表 す熟語に使 う漢字の うちに ,当 用漢字表 (現 在は ,常 用漢字表 )に 掲げてない 漢字・音訓を含んでいる場合に ,そ の漢字にあたる部分を仮名で書 く書き表 し 方を指す。た とえば ,「 円すい (円 錐 )・ 覚せい剤 (覚 醒剤 )。 か く乱 (攪 乱 )。 し 烈 (熾 烈 )。 はえ縄 (延 縄 )」 などのような書き表 し方をい う。このような交ぜ書
:きは , 日常 しば しば新聞紙上などで 目にする。
「 まぜ書 き」には ,他 に「 1枚 の紙に ,い ろいろな書体や色で文字を書 くこ と。」 (『 三省堂現代国語辞典』による。 )と い う意味があるが ,こ の場合 も「交 ぜ書 き」で よいのではなかろ うか。 「 まぜ書き」を採録 している 6種 の辞典のう ち , 2種 が 2義 を揚げ , 4種 は 1義 である。
このように して ,次 第に「 交 じる 。交ぜる」と ,「 混 じる 。混ぜ る」は,そ の 意味に よって使い分け られ るようになってきたが ,や は り ,常 に的確に使い分
けることは必ず しも容易ではない ようである。
例えば ,第 3表 で対象 とした辞典の うちのある辞典では ,用 例の一つに「 米 に麦を交ぜ る。」とあ り ,別 の辞典では同じく ,用 例の一つに「米のなかに麦が 混 じっている。」と掲げてある。
以上 ,第 1表 か ら第 3表 までを概観 して言えるとことは ,次 の 3点 である。
(1)く 「 異字同訓」の漢字の用法 >が 公表 されたあと ,国 語辞典でも「交」
と「混」 とのま じり方 の違いを語釈・ 用例 に採 り入れ るよ うにな った。
なお ,関 連 して言 えば ,『 新 聞用語集』 (日 本新 聞協会 )で も ,そ の昭 和35年版 では ,
まじる (雑 る )→ □ 交 じる ,混 じる
とだけ掲げてあったものが『新聞用語集別冊 送 りがなのつけ方 /異 字
同訂 1の 使 い分け 〔 用例集〕』 (昭 和 48.6.10)の 「 異字 同訓用例」 では
,まざる 。ま じる 。まぜ る
=交 〔とけ合わ ない ま じり方〕漢 字仮名交 じり文、古豪 に若手 が交 じって、 冗談 を交 えて、 自髪交 じり、 ひ ざを交 えて語 る、人交ぜせずに、交ぜ織 り、綿 に麻 が交 ざる
=混 〔とけ合 うまざ り方〕絵 の具 を混ぜ る、酒 に水が混 ざる、
雑音が混 ざる、セ メン トを砂 に混ぜ る、煮物 をか き混ぜ る、自 人 の血 が混 じる、混 ざ り物、見分けがつかぬほ ど混 ざ り合 う とい うよ うに ,多 くの具体例を挙げて説 明 してある。 なお ,
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56.9.25発 行 の『新聞用語集』 で も , これ とほぼ 同 じ内容であ る。
『 言葉 のハ ン ドブ ック』 (共 同通信社 ,平 成 1.3.23発 行 )で は ,意 味 を も う少 し詳 しく述べ ,い くつか の例を掲 げてあ る。
報道関係 の用字用語集の類で ,最 も多 くの例を挙げてあるものは ,『 記 事 スタイル ブ ック』 (全 面改訂版 ,平 成 1.9.15,時 事通信社発 行 )で , こ の本では ,「 まざる 。ま じえる 。ま じわ る 。ま じる 。まぜ る」 の見出 しの もとに ,
=(雑 )→ 交 <ま ざった個 々の ものが判 別で きる場合、 とけ合わ ない ま じり方、入 り組む、つ き合 う >
とし ,25の 例を掲 げ ,
=(雑 )→ 混 <ま ざった 個 々の ものが 判 別で きない場合、 とけ合 うま じり方、それぞれ別 の ものが まざって一つにな る >
とし ,18の 例 を掲げてあ る。
(2)「 仮名 ま じり」 とい う語は ,明 治時代か ら辞典 に見出 し語 として採録 さ れ てお り ,わ ずか の例外を除いて ,す べ て「交 (じ )(り )」 である。す なわ
﹁ 漢 字 仮 名 交 じ り 文 ﹂ ¨ ﹁漢 字 仮 名 混 じ り 文 ﹂
ち ,第 1表 か ら第 3表 までに対象 として採 り上げた 36種 の辞典のうち , 1 種だけが併記の形で「混」を掲げているだけである。
(3)「 まぜ書 き」 とい う語は ,戦 前か ら一般に使われていたか どうか分か ら ないが ,当 用漢字表の実施後 ,間 もな く ,主 として報道関係者の間で盛ん に使われるようにな り ,一 般に及んだようである。 しか し ,辞 典に採録 さ れ るようになるまでにはある程度の年月を要 した ようである。
◎ 「 (漢 字 )仮 名 ま じり (文 )」 とい う語の書き表 し方
ここで <「 (漢 字 )仮 名 ま じり (文 )」 とい う語の書 き表 し方 >と い うのは , こ の語の「 まじり」の部分を漢字で書 く場合 ,「 交」を用いるか 「 混」を用いるか と い うことである。 このほかに ,「 仮名」を「 かな」 と仮名書 きにすることも , 一般にはかな り行われているが , このことは問題 としない。
これ までの考察に よって ,「 仮名まじり」 とい う語が ,既 に明治 24年 発行の
『言海 (第 四冊 )』 にも採録 してあ り ,そ の漢字表記は ,「 仮名交」 としてある こと ,そ れ以降の各種国語辞典でも ,ほ とんどのものが , この語を採録 してお り ,そ の漢字による表記を「仮名交 (じ )(り )」 としているとい う事実から言え 々 ゴ ,「 (漢 字 )仮 名 ま じり (文 )Jは ,「 (漢 字 )仮 名混 じり (文 )」 ではな く ,「 (漢 字 )仮 名交 じり (文 )」 (た だ し ,送 り仮名は ,現 行の内閣告示「送 り仮名の付け 方」の通則 6の 本則を適用 した書 き表 し方 )が ,伝 統にかなっている適切な書 き表 し方であると言 って差 し支えない と思われる。 しか しなが ら ,今 日でも ,
まだ ,か な り「 (漢 字 )仮 名混 (じ )り (文 )」 とい う書 き表 し方が 目につ く。
そ こで , このことに関 して ,な お種々の実例を探 してみることに した。以下 に引用す る実例は ,「 (漢 字 )仮 名 ま じり (文 )」 とい う語に限るわけではな く ,
これに関連す る言い回しを含めるものとする。引用に際してはいずれも漢字・
仮名の字体は現行通用のものを用いた。⑪ までの原文はすべて縦組みである。
なお ,下 線は引用者が施 した ものである。
① 楷書 卜片仮名ノ交 りⅢ タル文 フ習ハシム・・ o(下 等小学 第四級 ,「 小学教 則」 明治5年 9月 )
② 行草平仮名交 リノ文 ヲ習ハシム (下 等小学 第三級,「 小学教則」 明治 5年 9
月 )
③ 字形 フ小 ニシテ行草平仮名交 リノ文・・・ (上 等小学 第八級 ,「 小学教則」
明治5年 9月 )
④ 楷書片仮名交 リノ文又ハ行草仮名ノ文 (上 等小学 第六級 ,「 小学教則」 明
治 5年 9月 )
⑤ 尋常小学科二於テハ仮名ノ単語短句簡易ナル漢字交 リノ短句・・・
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